JPH01133993A - 単結晶作製用容器 - Google Patents

単結晶作製用容器

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JPH01133993A
JPH01133993A JP28957887A JP28957887A JPH01133993A JP H01133993 A JPH01133993 A JP H01133993A JP 28957887 A JP28957887 A JP 28957887A JP 28957887 A JP28957887 A JP 28957887A JP H01133993 A JPH01133993 A JP H01133993A
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JP
Japan
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single crystal
container
crystal
vessel
producing
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JP28957887A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Kinoshita
恭一 木下
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は単結晶作製用容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ブリッジマン法等の単結晶作製法において使用さ
れるこの種の単結晶作製用容器としては第8図(a) 
、 (b)に示す如き形状のものが知られている。すな
わち、同図(a)の容器1は円筒状に形成され内底面を
円錐状凹部2としたもの、同図(b)の容器1は円筒状
に形成され内底面近傍部の内周面にくびれ部3を設けた
もので、このような形状とすることによシ内底部で1つ
の結晶核のみが生成されるようKしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の単結晶作製用容器1で
は、いずれも内底部で単結晶が形成されても、結晶成長
が進むKつれて多結晶化するという欠点があった。すな
わち、第8図(a)の形状からなる容器1においては第
9図(a)に示すように結晶4の円錐部4aから円柱部
4bに移る部分、すなわち拡が9規制部5で、また第8
図(b)の形状属よる容器1では結晶4の拡がシ規制部
5a、5bやくびれ部6で結晶は容器壁からの機械的応
力や熱流の変化に伴う熱応力のため多結晶化してしまう
ものであシ、そのため単結晶を高い再現性をもって製作
することができなかった。
したがって、本発明では上述したような問題点を解決し
、簡単な構造にも拘わらず結晶が成長途中で機械的応力
や熱応力を受けず多結晶化を防止し、再現性の良いしか
覗良質の単結晶を作製することができる単結晶作製用容
器を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は上記目的を達成するために、単結晶作製用容器
を円筒形状に形成してその内底面中央部に微小な単結晶
核形成部を凹設したものである0〔作用〕 本発明において結晶は単結晶核形成部で形成された後は
一定の外径で成長し続けるため、単結晶化の原因となる
機械的応力や熱応力を受けることが少ない。
〔実施例〕 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る単結晶作製用容器の第1実施例を
示す断面図である。同図において単結晶作製用容器(以
下単に容器と称す)10は石英製で有底円筒状に形成さ
れることによシその内、外径がそれぞれ全長に亘って一
定で、内底面11の中央には微小な円筒状凹部からなる
単結晶核形成部12が凹設されている。
したがって、本発明の容器10は第8図に示した従来の
容器1と異なシ、成長結晶の外形波がり規制部やくびれ
部を有していない。容器1aの上端は開放しており、結
晶原料融液13が収容されると、容器10内を真空排気
し、しかる後溶着密閉される。
第2図は前記容器1を用いての単結晶作製例を示すもの
で、(a)は縦型ブリッジマン炉内の温度分布を示す図
、(b)は電気炉の断面図で、結晶成長の途中を示した
ものである。
15は単結品積、16は成長結晶、17は真空封入端子
、18は7ツク、19はワイヤ、20は炉心管、21お
よび22はヒータセグメント、23は容器10の移動方
向を示す矢印、  Tsは結晶原料融液13の凝固温度
である。第2図をもとに、Pbo、5sylo、2 T
o単結晶作製を例にとって単結晶作製手順を説明すると
以下の通シである。
予め合成した多結晶原料Pbo、s SHo、2 To
 13を容器10内に挿入し、開放端から真空引きしな
がらフック18の付いた真空封入端子11を溶着し、5
 X 10  Torrの真空度で真空封止する。次に
、この容器10をワイヤ19を用いて炉心管20内に吊
り下げ、電気炉14全体をヒータセグメント21.22
によシ加熱し、第2図(a)のような温度分布となるよ
うヒータセグメント21.22の通電量を調節する。
結晶成長の開始時においては結晶原料13全体が融液と
なるよう容器10の位置を調節しておく。
すなわち、単結晶核形成部12の温度が結晶原料融液1
3の凝固温度Tsよシ高温となるよう容器10を電気炉
14の上方に位置させる。この状態では、単結晶核形成
部12も結晶原料融液13で満たされることになる。次
に1容器10を矢印14で示すように徐々に降下させて
いくと、容器下端から徐冷され、単結晶核形成部12内
の原料融液が凝固温度以下に冷やされて単結品積15を
生成する。さらに1容器10を降下させていくと、本発
明の容器10では結晶の拡がシ規制部やくびれ部が存在
せず、したがってこれらによシ熱流の不均一性が避けら
れ、容器底面は径方向に−様な温度分布をもってその先
端の単結晶核形成部12から冷やされることとなる。そ
のため、容器壁からの機械的応力や熱流の変化に伴う熱
応力の発生が少なくなり、単結品積15を種子として単
結晶が容゛器底面11上に同心円状に拡がって成長し、
ついには容器壁−杯に詰った大きな単結晶16となる0
さらに容器10を降下させていくと、単結晶16は長手
軸方向に成長していく。このようにして結晶原料融液1
3全部が下部から順に一方向凝固されて単結晶化される
ことによって結晶成長が完了する。
本発明の容器10を用いてPbo、8 SHo、2Te
単結晶を作製した場合、はぼ100チの確率で単結晶が
作製でき、従来容器での作製の場合の単結晶化率約20
%に比べ、格段に再現性良く単結晶の作製が行えること
が判明した。
なお、単結晶核形成部12の形状は結晶原料融液13が
流れ込む大きさで、かつ上述したように円筒形の容器1
0の内底面隅角部に別な方位の単結品積が形成されたと
しても、その単結品積の成長に打ち勝って優先的に成長
し続ける単結品積15を生成するに足る大きさを有して
いることが要求される。一方、単結晶核形成部12の形
状が大きすぎる場合は単結品積15とならずに多結晶化
してしまうので、多結晶化を防止するに足る微小さを有
していることが要求される5 pbo、s SnO,2
Te 単結晶作製の場合には、その大きさは直径0゜5
mm〜2mmが適切であることが実験的に確かめられた
。また、その長さは0.5 rrxn以上あれば十分で
、10mm以上あっても融液13が流れ込み難く、0゜
5m〜10mmが適切であると判明した0本実施例では
、結晶原料を容器10内に真空封入するために該容器1
の材質として石英を用いたが、TeO2のような酸化物
の結晶を空気中で育成するような場合や、Cuのような
金属を不活性ガス中で育成するような場合においては容
器10の材質として白金やアルミナ、窒化ホウ素、窒化
アルミニウム、グラファイト(カーボン)等が適用でき
、単結晶原料と反応しない材質であれば何でも用いるこ
とができるのは言うまでもない。
第3図は本発明の第2実施例を示す容器の断面図である
。この実施例は単結晶核形成部12の形状を円錐形の凹
部としたものである。この場合、単結晶核形成部12の
底面の直径が0.5mm〜3匝。
頂角150 以下の時に単結品積が再現性良く生成でき
ることが実験的に確かめられた。
第4図は本発明の第3実施例を示す容器の断面図である
。本実施例において容器10は良熱伝導体の内容器30
と、この内容器30を真空封入するための石英製の外容
器31とによって2重管構造とされている。
また、内容器30の円筒状単結晶核形成部12が形成さ
れている底面部は厚肉形成されることによシヒートシン
ク32を構成している。
このような二重管構造からなる容器10においては結晶
は良熱伝導性の内容器30に囲まれて成長するので、結
晶内の温度分布の均一性が一層向上し、直径を一定に制
御したことによる容器壁からの機械的応力の減少ととも
に、温度分布の不均一性に伴なう熱応力の発生がさらに
小さく抑えられる効果がある。
第5図は本発明の第4実施例を示す容器の断面図である
。この実施例は単結晶核形成部12を円錐形の凹部とし
た点で第4図に示した第3実施例と異なっている。
第6図は本発明の第5実施例を示すもので、内容器30
の底面中央に微小な丸穴からなる単結晶核形成部35を
貫通形成したものである0また内容器30の底36は上
底形成されることによシ該底36の下に下部空胴37が
設けられ、との空胴3Tには前記単結晶核形成部35よ
シ結晶原料融液が流入し、この流入した結晶原料融液が
実効上のヒートシンクとなるように工夫されている。ま
たこの場合、下部空胴3Tに種子結晶を挿入することに
より、予め決められた方位の単結晶を作製することも可
能である。
内容器30の材質として、pbo、s 5fi0,2 
Te結晶原料に対しては窒化ホウ素、グラファイト、ア
ルミナが適していることが実験的に確かめられたが内容
器30の材質としては上記3種に限定されるものではな
く、結晶原料の種類によっては白金やイリジウムのよう
な金属、さらに炭化ケイ素、窒化アルミニウム、炭化ケ
イ素、ホウ化ジルコニウムのような材質も適用できるこ
とは言うまでもない0 第7図(a) 、 (b)はPb0,11810.2T
o単結晶作製を例にとって従来の容器を用いた場合(、
)と、本発明の容器を用いた場合(b)の転位分布の比
較を示す模式図である。どちらの結晶も凝固点近傍での
成長軸方向温度勾配40℃/信、容器の降下速度を0.
5mm/hで成長させたものである。なお、黒い斑点が
転位である。
同図から明らかなように従来の容器を用いて成長させた
場合は転位が列状に連なった結晶亜粒界と高密度であっ
た。また、第7図には図示していないが、第9図に示し
たように多結晶化していた。
一方、本発明の容器を用いて成長させた場合は転位が列
状に連なった結晶亜粒界は全く存在せず転位密度も10
〜1ots  と低く、高品質な単結晶が得られていた
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る単結晶作製用容器によ
れば、成長結晶の外形波がシ規制部やくびれ部を有さす
、内底面中央部に設けた小さな単結菌核形成部以外は等
径の単結晶が成長してくるので、結晶は容器径の変化に
伴う容器壁からの機械的応力を受けることなく、また容
器径の変化に伴う熱流の変化も生じず熱応力も小さく抑
えられるので、結晶亜粒界を含まない低転位密度の単結
晶を再現性良く作製することができる。
したがって本発明の単結晶作製用容器は、軟かく機械的
、熱的応力の影響を受は易いGaAs 、 Pb1−x
5nxT*、 Cu In Se2などのような二元以
上の元素から成る化合物半導体結晶の作製に応用すれば
、きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る単結晶作製用容器の第1実施例を
示す断面図、第2図は本発明に係る単結晶作製用容器を
用いての単結晶作製例を示したもので、(a)は縦型ブ
リッジマン炉内の温度分布図、(b)は電気炉の断面図
、第3図は本発明の第2実施例を示す断面図、第4図は
本発明の第3実施例を示す断面図、第5図は本発明の第
4芙施例を示す断面図、第6図は本発明の第5笑施例を
示す断面図、第7図はPbo、5sHo、z’l’・単
結晶の転位分布の比較を示す模式図で、(幻は従来の単
結晶作製用容器を用いた場合、’ (b)は本発明の単
結晶作製用容器を用いた場合、第8図(a) t (b
)はそれぞれ従来の単結晶作製用容器の断面図、第9図
(a) l (b)はそれぞれ従来の単結晶作製用容器
を用いて作製した結晶における多結晶化の例を示す結晶
断面図である。 1.10・・・・単結晶作製用容器、11@・。 ・−内底面、12・・・・単結晶核形成部、13・・・
−結晶原料融液、14・・・・電気炉、15・+1φ・
単結結核、20・・Φ・炉心管、30・・・◆内容器、
31・・−Φ外容器、32・・・−ヒートシンク、3T
11e・・下部空胴。 特許出願人  日本電信電話株式会社 代理人 山川数便(tυ為1名) 第1図  第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒形状に形成されて内底面中央部に微小な単結
    晶核形成部が凹設されていることを特徴とする単結晶作
    製用容器。
  2. (2)単結晶核形成部が直径0.5mm〜2mm、深さ
    0.5mm〜10mmの円筒形状であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の単結晶作製用容器。
  3. (3)単結晶核形成部が底面の径0.5〜3mmで、頂
    角150゜以下の円錐形凹部であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の単結晶作製用容器。
  4. (4)容器自体が内容器と外容器からなる2重管構造で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の単結
    晶作製用容器。
JP28957887A 1987-11-18 1987-11-18 単結晶作製用容器 Pending JPH01133993A (ja)

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