JPH01133686A - 潜弧溶接におけるフラックス粒度安定方法 - Google Patents

潜弧溶接におけるフラックス粒度安定方法

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JPH01133686A
JPH01133686A JP29363487A JP29363487A JPH01133686A JP H01133686 A JPH01133686 A JP H01133686A JP 29363487 A JP29363487 A JP 29363487A JP 29363487 A JP29363487 A JP 29363487A JP H01133686 A JPH01133686 A JP H01133686A
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JP
Japan
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flux
particle size
welding
size distribution
sifter
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JP29363487A
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Yoshio Kato
善雄 加藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、溶接フラックスを繰り返し使用しなから潜
弧溶接(サブマージアーク溶接)を行う際に、フラック
スの粒度分布を一定に保ち、常時良好な溶接作業性及び
溶接部品質を維持し得るようにしたフラックス循環使用
システムに関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 一般に、比較的規模の大きいサブマージアーク溶接作業
を行う現場では、溶接部に供給した溶接フラックスの中
からスラグ化しなかった分を回収し再使用する“フラッ
クス循環使用システム”が採用されている。
この“フラックス循環使用システム”の概要は第7図に
示される通りである。
即ち、フラックス供給口11から溶接部に散布されたフ
ラックス■2は溶接完了後に一部スラグ13となるが、
スラグ化しなかった分は溶接完了後にフラックス回収機
の回収口14より回収され、輸送機によって貯蔵・供給
ホッパー(加温タンク)15に送られる。同時に新フラ
ンクスタンク16からスラグ化その他で消耗した分に見
合う新フラックスが供給され、循環再使用される。そし
て、この場合、溶接品質の問題を少なくするため、ふる
い器17により粗粒分(20メソシュ以上のスパッタや
スラグ等)を除くと共に選磁器18によりFe0分を除
去する管理がなされるのが普通であった。なお、第7図
において、符号19は溶接部電極を、20は溶接金属を
、そして21は回収ポンプを示している。
しかしながら、上述のような“フラックス循環使用シス
テム”においては、フラックスが繰り返し使用されるう
ちに溶接時の極めて高い熱により焼結される傾向を示し
、200〜20メツシユの通常の粒度管理範囲内であっ
ても、粒度分布が第8図のように初期の状態から大幅に
変化して粗粒分の多い偏った構成になると言う問題があ
った。
なお、このような粒度分布のフラックスを用いる溶接は
、アーク部のガス圧やアーク上のフラックス流動が不適
切な状態となってビード外観の悪化を招いたり、アンダ
ーカットやポックマーク等の表面欠陥を生じることにつ
ながったのである。
このようなことから、ダストとして飛散する微粒フラッ
クス(200メツシユアンダ一程度)を集塵機で回収し
、これを適宜フラックス循環系内へ戻すことで供給フラ
ックスの粒度管理を行おうとの提案もなされた(特開昭
60−54277号)。
ところが、この方法では、フラックス粒度の分布が第9
図(a)のような初期状態(適正状態)から第9図(b
lで示される如き“細粒域と粗粒域に2極化された分布
状態″へと変化し、安定したビード外観を得るための中
粒域が減少してしまうことから、やはり満足できるもの
ではなかった。
、〈問題点を解決するための手段〉 この発明は、“フラックス循環使用システム”を適用し
たサブマージアーク溶接に見られる前述の問題点を解消
し、繰返し使用するフラックスの粒度分布を常に好適状
態に保って満足できる溶接作業を維持し得る手段を見出
すべ(なされた本発明者の研究により完成されたもので
あり、「サブマージアーク溶接での溶接フラックスの繰
り返し使用循環系において、第1図に示すように、咳系
内にふるい器1..複数区分の粒度別貯蔵ホッパー2及
びクラッシャー3を設置し、ふるい器1で選別した粒度
別にフラックスを貯蔵すると共に、貯蔵量が過量となっ
た粗粒側のフラックス及びふるい器1で発生した粒度管
理範囲外の粗粒フラックスを前記クラッシャー3にて粉
砕し、再度ふるい器1にかけることで粒度別貯蔵ホッパ
ー2の各貯蔵量を管理しながら、該ホッパーから溶接に
適した一定粒度分布のフラックスを供給することにより
、溶接作業性や製品品質を常時好適に維持し得るように
した点」 に特徴を有するものである。
ここで、上記溶接フラックスの繰り返し使用循環系内に
は、ふるい器、複数区分の粒度別貯蔵ホッパー及びクラ
ッシャーの他、必要により従前の如くに新フランクス供
給タンク、溶接フラックス供給ホッパー、回収槽9選磁
器、フラックス混合用ホッパー、混合タンク、フラック
ス搬送機等が配置されることは言うまでもない。
前記第1図において、符号4はフラックスの混合タンク
を示している。
ところで、第2図は本発明に係る「フラックスの繰り返
し使用方法」の代表例を示すフローチャートであり、ま
た第3図はそれに使用するフラックス粒度安定化設備の
1例を示す概念図であるが、以下、この第2乃至3図に
基づいて本発明を説明する。
さて、サブマージアーク溶接が実施された後フラックス
回収口11より回収されたフラックスは、選磁機18を
通過することでFe0分が除去され、次いでふるい器1
に投入されて各粒度別に分けられてから、粒度別貯蔵ホ
ンパー2に収容される。
なお、前記ふるい器1によって回収されたフラックスは
8種類の粒度別(20メツシュ以上、20〜32メツシ
ュ、32〜48メツシユ、48〜70メツシユ、70〜
100メツシユ、100〜145メツシユ、145〜2
00メツシユ、200メツシユアンダーの各粒度)に加
振器でふるい分けされ、20メツシュ以上のものを除い
て粒度別貯蔵ホッパー2の別々のホッパーに落とされる
(20メツシュ以上のフラックスは直接クラッシャー3
へと送られる)。この例での粒度別貯蔵ホッパー2が7
種類のホッパー■、■、■、■、■、■及び■より構成
されていることは第3図に示す通りであり、各ホッパー
は1000kgまで貯蔵が可能である。
ところで、前述した如く、循環による繰り返し使用によ
りフラックスは焼結されて粗粒化が進み、場合によって
は溶接熱による破砕現象も加わることから、70〜20
メツシユのフラックスを貯蔵する3つのホッパー■、■
及び■、並びに200メツシユアンダーのフラックスを
貯蔵するホッパー〇の貯蔵量が他の中サイズ粒貯蔵ホッ
パー■。
■及び■のそれより増えるが、粗粒を貯蔵する3つのホ
ッパー■、■及び■については各々貯蔵量が700kg
を越えるとオーバーフローしてオンラインで輸送され、
クラッシャー3に投入されるようになっている。そして
、クラッシャーで破砕されて細かくされた後、再度ふる
い器に入れられてふるい分けされ、同様の経路に戻され
る。
一方、細粒(200メ・ノシュアンダー)のホッパー■
についてもオーバーフロー機構が設けられており、貯蔵
量が700kgを越える場合は自動的に廃棄される。
以上の操作により、各粒度のフラックスを過不足なく準
備することができる。
このようにして各ホッパーに成る程度のフラックスが溜
まると、各粒度のフラックスは所定の重量比となるよう
に混合タンク4に供給され、混合される。
実際の溶接に使用するフラックス粒度の構成比率は、 20〜32メツシユ・・・5重量%。
32〜48メツシユ・・・15重景%。
48〜70メソシユ・・・20重量%。
70〜100メツシユ・・・20重量%。
100〜145メツシユ・・・15重量%。
145〜200メツシユ・・・10重量%。
200メツシユアンダー・・・15重量%とするのが好
ましい。このため、各粒度別ホッパーからのフラックス
はその供給量が可変レベラー(混合用小ホッパー)5に
よりkg単位で検知されながら混合タンク4に供給され
て混合され、300kg単位で加温タンク(供給ホッパ
ー)15へと投入される。
なお、実際の作業では一時的な粒度のアンバランスによ
り200〜70メツシユのフラックスを貯蔵する3つの
ホッパー〇、■及び■の貯蔵量が増加する可能性もある
が、このようなことが懸念される場合には、該3つのホ
ッパーの設定配合量を若干増加させて各ホッパー内の貯
蔵量を均等化させる配慮が有効である。
そして、このようなシステムによって、循環されて繰り
返し使用されるフラックスは、常時、粒度分布が良好な
一定状態に維持されるため、溶接アークのガス圧やアー
ク上部のフラックス流動も良好な状態に保たれて、アン
ダーカットやボヮクマーク等のビード表面欠陥を発生す
ることなく好ましい溶接作業を続けることが可能となる
次いで、比較例並びに実施例を示して本発明を更に具体
的に説明する。
〈実施例〉 比較五−上 第4図に「初期分布」と指示したような粒度分布を有す
る溶接フラックスを準備し、従来通りの第7図で示され
る如きシステムでもって該フラックスを繰り返し循環使
用しながら、サブマージアーク溶接にて60本の鋼管を
製造した(なお、スラグ化等によって消耗した分は、初
期分布と同じ粒度分布のフラックスを常時補充した)。
前記第4図には「溶接60本実施後」として60本の鋼
管を製造した後のフラックス粒度分布をも示したが、こ
の第4図からも、従来法によると作業量の増加に伴って
粗粒域が増えると共に細粒域が減少し、初期の粒度分布
を維持することが困難になることが分かる。
そして、上記のように粒度分布が変化したフラックスを
用いてサブマージアーク溶接を実施すると、アンダーカ
ットやポックマーク等の欠陥が多発するようになること
が確認された。
ル較±−1 第5図に「初期分布」と指示したような粒度分布の溶接
フラックスを準備し、該フラックスの循環系内からダス
トとして逸散する微粒フラックス(200メソシユアン
ダー)を集塵機で回収すると共に、これを常時前記循環
系内へ戻すことで供給フラックスの粒度管理を行った以
外は、比較例と同様にサブマージアーク溶接を実施し、
60本の鋼管を製造した。
第5図に示した「60本の鋼管を製造した後のフラック
ス粒度分布」からも明らかなように、この場合には、溶
接作業の進行と共にフラックスの粒度分布は細粒域と粗
粒域とに2極化して行き、やはり初期の粒度分布を維持
することが困難であった。
そして、このように粒度分布が変化したフラックスによ
るサブマージアーク溶接でも、アンダーカットやポック
マーク等の欠陥を発生し易いことが確認された。
実施例 1 第6図に「初期分布」と指示したような粒度分布を有す
る溶接フラックスを準備し、第3図で示される如きシス
テムでもって第2図のフローシートで示す通りに該フラ
ックスを繰り返し循環使用しながら、サブマージアーク
溶接にて60本の鋼管を製造した。
上記第6図には、それぞれ鋼管を10本、20本、30
本、40本、50本並びに60本製造した後の供給フラ
ックス粒度分布をも示したが、この図からも明らかなよ
うに、フラックスの7種類の粒度域については、60本
の鋼管の溶接に繰り返し使用したとしても、常時、初期
粒度分布から±5.0%以内の変動に抑えて管理し得る
ことが確認できた。
そして、この方式により、常に良好なサブマージアーク
溶接を実施することができた。
〈効果の総括〉 以上に説明した如く、この発明によれば、フラックスの
長期繰り返し使用を行うサブマージアーク溶接において
も、使用フラックスの粒度分布を常に一定に管理するこ
とが可能となり、粒度分布変化による溶接部表面欠陥の
防止が図れる上、循環系全体のフランクス抜き替え作業
も省略できるなど、溶接部品質や作業性の面で極めて顕
著な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る「フラックスの繰り返し使用方
法」を説明した概念図である。 第2図は、本発明に係る「フラックスの繰り返し使用方
法」の代表例を示すフローチャートである。 第3図は、本発明に係る「フラックスの操り返し使用方
法」に適用されるフラックス粒度安定化設備の1例を示
す概略模式図である。 第4図は、比較例でのフラックス粒度分布変化を示した
グラフである。 第5図は、別の比較例でのフラックス粒度分布変化を示
したグラフである。 第6図は、本発明実施例でのフラックス粒度分布の推移
を示したグラフである。 第7図は、従来のフラックス循環システムを説明した概
念図である。 第8図は、第7図のような従来のフラックス循環システ
ムを適用した場合のフラックス粒度分布変化を示したグ
ラフである。 第9図は、別の従来例でのフラックス粒度分布変化を説
明したグラフであり、第9図fa)は初期粒度分布を、
そして第9図(b)は長期繰り返し使用後の粒度分布を
それぞれ示している。 図面において、 1.17・・・ふるい器、2・・・粒度別貯蔵ホッパー
、3・・・クラッシャー、  4・・・混合タンク、5
・・・可変レベラー(混合用小ホッパー)、11・・・
フラックス供給口、 12・・・フラックス、13・・
・スラグ、  14・・・フラックス回収口、15・・
・加温タンク、 16・・・新フランクスタンク、18
・・・選磁器、   19・・・溶接部電極、20・・
・溶接金属、  21・・・回収ポンプ。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  潜弧溶接での溶接フラックスの繰り返し使用循環系に
    おいて、該系内にふるい器、複数区分の粒度別貯蔵ホッ
    パー及びクラッシャーを設置し、フラックスをふるい器
    で選別して粒度別に貯蔵すると共に、貯蔵量が過量とな
    った粗粒側のフラックス及びふるい器で発生した粒度管
    理範囲外の粗粒フラックスを前記クラッシャーにて粉砕
    し、再度ふるい器にかけることで粒度別貯蔵ホッパーの
    各貯蔵量を管理しながら、該ホッパーから溶接に適した
    粒度分布のフラックスを供給することを特徴とする、潜
    弧溶接におけるフラックス粒度安定方法。
JP29363487A 1987-11-20 1987-11-20 潜弧溶接におけるフラックス粒度安定方法 Pending JPH01133686A (ja)

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JP29363487A Pending JPH01133686A (ja) 1987-11-20 1987-11-20 潜弧溶接におけるフラックス粒度安定方法

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JP (1) JPH01133686A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140027A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Steel Corp フラックス再利用装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140027A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Steel Corp フラックス再利用装置

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