JPH01133219A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH01133219A
JPH01133219A JP29093987A JP29093987A JPH01133219A JP H01133219 A JPH01133219 A JP H01133219A JP 29093987 A JP29093987 A JP 29093987A JP 29093987 A JP29093987 A JP 29093987A JP H01133219 A JPH01133219 A JP H01133219A
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JP
Japan
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substrate
electrons
nitrogen ions
magnetic
iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP29093987A
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English (en)
Inventor
Masaaki Taira
正明 平
Takahiro Kyoizumi
京泉 孝浩
Seiichiro Takahashi
誠一郎 高橋
Tsuyoshi Tsujioka
強 辻岡
Minoru Kume
久米 実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は磁気テープ等の磁気記録媒体の製造方法に関す
る。
(ロ)従来の技術 一般に、強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録
媒体は、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着法等
によってポリエステルフィルム等の基板上に被着してつ
くられ、高密度記録に適した特性を有するが、反面空気
中で除々に酸化を受は易く、最大磁束密度などの磁気特
性が劣化するなどの難点がある。
上述の欠点を解消したものとして、例えば特開昭60−
87437号公報(G11B5/85)に開示されてい
るものがある。これは真空槽内に円筒状キャンの周面に
沿って移動する基板と、この基板の移動方向に沿って順
次にこの基板と対向する強磁性材蒸発源とイオン源とを
配設し、真空算囲気下で強磁性材蒸発源から強磁性材の
蒸気流を基板に差し向けて、該基板上に強磁性金属薄膜
層を形成した後、引き続いてイオン源からイオン化した
酸素ガスまたは窒素ガスを差し向けることによって、速
い速度で効率よく強磁性金属薄膜の表面の酸化または窒
化を行い保護層を形成し、強磁性金属薄膜層の耐蝕性を
向上させたものである。
第4図は従来の窒化鉄系磁気記録媒体の製造に用いられ
る真空蒸着装置の概略断面図である。
図中、(1)は排気系αυにより内部が、I X 10
−’Torr以下の高真空に保たれた真空槽で、該真空
槽(1)の内部にはるつぼ(2)、矢印方向に回転する
冷却ローラ(3)、送出しローラ(5)、巻取リローラ
(4)、カウフマン型のイオン銃(6)が配設されてい
る。前記るつぼ(2)内には蒸発源である鉄(7)が収
納されている。前記冷却ローラ(3)には送出しローラ
(4)から送出され巻取りローラ(5)に巻取られるフ
ィルム基板(8)が巻付けられている。前記イオン銃(
6)はガス導入管側からの窒素ガスをイオン化して、窒
素イオンを前記フィルム基板(8)に向けて照射する。
(9)は遮へい板である。
前記るつぼ(2)より蒸発した鉄の蒸気ααは前記冷却
ローラ(3)上のフィルム基板(8)上に斜め蒸着する
と同時に、前記イオン銃(6)から窒素イオンビーム■
を前記フィルム基板(8)に照射して該フィルム基板(
8)上に窒化鉄の薄膜を形成する。
上述のような方法で窒化鉄の薄膜を形成する場合、10
06V程度の低エネルギーの窒素イオンをフィルム基板
(8)に大量に照射する必要がある。
また、上記カウフマン型のイオン銃(6)では、引き出
されるイオン電流をJion、グリッドに印加する引き
出し電圧をVとすると、 Jion  α y 3/2 の開係式が成り立つ。このため、窒素イオンのイオン電
流Jionを増大させるためには引き出し電圧V(イオ
ンエネルギー)を大きくする必要があり、低エネルギー
の窒素イオンを大量に得ることは困難である。
また、低エネルギーの窒素イオンを比較的大量に得るこ
とが出来るイオン源としては、例えば特願昭62−18
0512号に示されているようなプラズマ生成室がある
。しかし乍ら、このプラズマ生成室では電子もフィルム
基板に到達するため基板温度が上昇し、窒化鉄の薄膜の
磁気特性が劣化したり、前記フィルム基板が熱損傷を受
けたりする。
(/今発明が解決しようとする問題点 本発明は上記従来例の欠点に鑑みなされたものであり、
基板に熱損傷を与えることなしに磁気特性及び耐蝕性に
優れた窒化鉄の薄膜を基板上に被着することが出来ろ磁
気記録媒体の製造方法を提供することを目的とするもの
であン。
に)問題点を解決するための手段 本発明はプラズマ生成室により生成された窒素イオン及
び電子を鉄の蒸気と同時に基板に向けて照射して該基板
上に窒化鉄の薄膜を形成する磁気記録媒体の製造方法に
おいて、前記プラズマ生成室と前記基板との間に前記プ
ラズマ生成室と前記基板とを結ぶ直線と直交する方向に
磁界を印加したことを特徴とする。
(ホ)作 用 上記方法に依れば、プラズマ生成室より出た窒素イオン
及び電子は、プラズマ生成室と基板とを結ぶ直線と直交
する方向の磁界により半径rの円の軌跡に沿って移動す
る。この半径rはm:窒素イオン若しくは電子の質量 V:窒素イオン若しくは電子の速度 e:窒素イオン若しくは電子の電荷 B:磁界の強さ で決まり、質量の大きい窒素イオンは半径rが大きいた
め、略直進して基板に到達し、質量の小さい電子は半径
rが小さいため大きく曲がり基板に到達しない。
(へ)実施例 以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を詳細に説明
する。
第1図は本実施例の真空蒸着装置の概略断面図であり、
第4図と同一部分には同一符号を付し、その説明は第4
図の説明を採用する。
図中、日はガス導入管Q4)より窒素ガス及び亜酸化窒
素ガスが導入され、内部のガス圧が5×10Torr程
度であるエンドホール型のプラズマ生成室で、該プラズ
マ生成室αJの周面にはソレノイドコイル巴が巻回され
ている。前記プラズマ生成室0Jは真空槽(1)の底面
に平行に配されている。
前記プラズマ生成室−には、第2図に示すように交流電
源αηに接続されたフィラメント(161と、直流電源
(181により正に印加されたアノード電極09)α9
とが配設されている。■は遮へい板である。
また、前記プラズマ生成室αJを上方(矢印イ方向)か
ら観た第3図に示すように前記プラズマ生成室■の前方
側側番こはソレノイドコイル(21a)(21b)が配
されており、該ソレノイドコイル(21a)(21b)
により前記プラズマ生成室(13)前方には磁界Bが形
成されている。
上述のようなプラズマ生成室03)では、ガス導入管0
41より導入された中性窒素分子■は、フィラメントα
eから放出されアノード電極0!l!によって加速され
る熱電子の)と衝突することによりイオン化されろ。こ
れにより発生した低エネルギーの窒素イオン(至)と電
子■はソレノイドコイル囮により形成された磁力線によ
る磁場勾配によってプラズマ生成室αJから外部に放射
状に引き出される。そして、外部に放出された電子■は
ソレノイドコイル(21a)(21b)による磁界Bに
よって第2図に示すように上方に向って移動し、フィル
ム基板(8)に到達しない。一方、外部に放出された窒
素イオン(至)も同様に磁界Bによって下方に向って移
動しようとするが、窒素イオン(財)は電子■に比べて
質量が大きいため前述の(1)式で示す半径rも大きく
、窒素イオン勿は第2図に示すようにほとんど曲がらず
鉄(7)の蒸気α0)と共をこフィルム基板(8)に到
達する。
以上のように、本実施例の製造方法では、プラズマ生成
室α3)より引き出された窒素イオン(至)及び電子■
のうち電子−の一部は磁界Bによって上方に向って移動
するため、フィルム基板(8)に到達する電子の数は少
なくなりフィルム基板(8)の基板温度は上昇しない。
このため、窒化鉄の薄膜の磁気特性が劣化したり、前記
フィルム基板(8)が熱損傷を受けることは防止される
次に、上述の本実施例の真空蒸着装置においてソレノイ
ドコイル(21a)(21b)に流す電流を0.0.5
.1.0.2.0(A)と変化させて、200OA程度
の窒化鉄の薄膜を形成し、その各々において前記薄膜の
保磁力Hcが最大となるように蒸着速度を調整し、その
時の蒸着速度と前記薄膜の保磁力Hcと角形比Sを下記
の第1表に示す。尚、この時の窒素イオンのイオン電流
密度は2;O(mA/d)と一定である。また、ソレノ
イドコイル(21a)(21b)に0.5.1.0.2
゜0(A)の電流を流した時の前記コイル(21a)(
2i)の中心位置の磁界の強さは夫々、約4.8.15
(ガラス)である。最小入射角θは70°である。
第1表 上述の第1表から判るように、磁界Bを印加しない場合
に比べて、ソレノイドコイル(21a)(21b)に0
.5(A)の電流を流して約4ガラスの磁界Bを発生さ
せた場合は、窒化鉄の薄膜の保磁力Hc及び角形比Sは
共に大きくなり、その時の蒸着速度も速くなる。しかし
乍ら0..5 (A )よりもソレノイドコイル(21
a)(21b)の電流量を多くしても保磁力Hc及び角
形比Sは向上しない。これは磁界Bの強さが大き過ぎる
と電子内の運動半径rが小さくなり過ぎて前記電子(5
)が小さな円運動(サイクロトロン運動)をしながらフ
ィルム基板(8)に到達するためと考えられる。
次に、上述の本実施例の真空蒸着装置において窒素イオ
ンのイオン電流密度を2.4.6.8(mA/d)と変
化させて窒化鉄の薄膜を形成し、その各々において前記
薄膜の保磁力Heが最大となるように蒸着速度を調整し
、その時の蒸゛着速度と前記薄膜0保磁力Heと角形比
5とを下記P2表に示す。尚、ソレノイドコイル(21
a)(21b)に流す電流は0.5(A)と一定である
第2表 上述の第2表から判るように窒素イオンのイオン電流密
度を3(mA/d)にすると、イオン電流密度が2 (
mA/d)の時に比べて、窒化鉄の薄膜の保磁力Hc及
び角形比Sは多少低下するが、蒸着速度を6倍程度向上
させることが出来る。尚、ソレノイドコイル(21a)
(21b)がない場合には、イオン電流密度が6(mA
/d)以上でフィルム基板(8)は熱損傷を堂けた。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、磁気特性及び耐蝕性に優れた磁気記録
媒体を効率良く製造することが出来る磁気記録媒体の製
造方法を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明に係り、第1図は真空蒸着装
置の概略断面図、第2図は上記真空蒸着装置の要部概略
断面図、第6図はプラズマ生成室を上方から観た図であ
る。第4図は従来の真空蒸着装置の概略断面図である。 (7)・・・鉄、(8)・・・フィルム基板、αα・・
・蒸気、(2)・・・プラズマ生成室、(21a)(2
1b)・・・ソレノイドコイル、(至)・・・窒素イオ
ン、の・・・電子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラズマ成生室により生成された窒素イオン及び
    電子を鉄の蒸気と同時に基板に向けて照射して該基板上
    に窒化鉄の薄膜を形成する磁気記録媒体の製造方法にお
    いて、前記プラズマ生成室と前記基板との間に前記プラ
    ズマ生成室と前記基板とを結ぶ直線と直交する方向に磁
    界を印加したことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
JP29093987A 1987-11-18 1987-11-18 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH01133219A (ja)

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