JPH01132274A - 像域分離装置 - Google Patents

像域分離装置

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JPH01132274A
JPH01132274A JP62291229A JP29122987A JPH01132274A JP H01132274 A JPH01132274 A JP H01132274A JP 62291229 A JP62291229 A JP 62291229A JP 29122987 A JP29122987 A JP 29122987A JP H01132274 A JPH01132274 A JP H01132274A
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浩之 松下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、網点写真と文字などの線画の混在する画像を
網点写真領域と線画領域とに分離する装置に関する。
〔概要〕
本発明は網点写真と文字などの線画の混在する画像を網
点写真領域と線画領域とに分離する装置において、 網点写真領域を線画領域から分離するにあたって、二通
りの閾値を適用する方法と網点の周期性を利用する方法
とを並列に用い、文字領域部でのエラーを補正する手段
を付加することにより、線画領域において網点領域であ
ると誤って判定することを防ぎ、分離精度を向上させる
ようにしたものである。
〔従来の技術〕
近年のファクシミリの普及により、文字などの線画だけ
でなく印刷された写真などから作られた画像を伝送する
機会が増えてきている。写真を印刷する場合には、一般
に網点写真が用いられることが多い。この網点写真をフ
ァクシミリから入力すると、モワレの発生することがあ
る。このモワレの発生を抑えるために特殊な2値化刃式
を採用すると、線画部分に細い線の切れや線の周辺に不
要なノツチが現れることがある。そのため、両者を分離
し各々に応じた2値化刃式を適用するために、網点写真
領域と線画領域の分離装置がいくつか提唱されている。
これらの方式の中には、種々の網点にも対応できる方式
として、網点写真に特有の閉領域の存在により、網点写
真領域を線画領域から分離する方法(特願昭6l−07
0148)を、二通りの閾値を用いて適用する方法(特
願昭61−174014.6l−228609)や網点
の周期性を利用して網点写真領域を線画領域から分離す
る方法(特願昭61−289506〜8)、およびこの
二通りの方法を兼ね備えた方法により種々の線数、角度
の網点写真領域であってもある程度精度の良い分離が行
える装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
網点写真に特有の閉領域の存在により、網点写真領域を
線画領域から分離する方法を、二通りの閾値を用いて適
用する方法や網点の周期性を利用して網点写真領域を線
画領域から分離する方法、およびこの二通りの方法を兼
ね備えた方法は、線画領域よりも網点領域のほうを優先
させて格納している。このため、線画領域において網点
領域であると誤って判定する場合がある。
本発明はこのような問題を解決して、線画領域において
網点領域であると誤って判定することを防ぎ、分離精度
を向上させることのできる装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、網点写真の画素の周期性の有無を検出して網
点写真領域と線画領域とを分離する第一手段を備え、網
点写真の画素に閉領域の有無を検出して網点写真領域と
線画領域とを分離する手段を第二手段および第三手段と
して2系統備え、この第二手段および第三手段は、それ
ぞれ判定閾値として異なる値が与えられた像域分離装置
において、上記第一ないし第三手段には、それぞれ判定
された像域を一時記憶す邊記憶手段を備え、この記憶手
段に記憶された像域に相違があるときに補正する補正手
段を備えたことを特徴とする。
補正手段には、像域に相違があるときにその相違のパタ
ーンにしたがいあらかじめ補正の法則にしたがって補正
値が格納されたROMを含むことが好ましい。
〔作用〕
第一の2値化手段が入力画像信号を第一の閾値と比較し
2値画像信号に変換し、第一の細線線画確保手段が2値
画像信号のうち、文字線画の切れのない細線線画を確保
し、第一の間引き手段が細線線画確保処理の後の画像信
号を間引き、網点中心検出手段が間引き処理後の画像信
号から、主走査線上における一連の黒画素および白画素
のいずれかの列の中心を検出し、第一の記憶手段が検出
結果をこの一連の黒画素または白画素の列の中心に一連
の黒画素または白画素の区別なく同一の周期情報で格納
し、判断手段が記憶手段に格納された検出結果から、主
走査線上の所定の領域に一定の周期が存在するか否かに
応じてこの所定領域が網点写真領域であるかまたは線画
領域であるかの判定をし、第二の記憶手段が判定結果か
ら網点写真領域であるという結果を線画領域であるとい
う結果に優先させて格納する。
また、第二の2値化手段が人力画像信号を第二の閾値と
比較し2値画像信号に変換し、第二の細線線画確保手段
が2値画像信号のうち文字線画の切れのない細線線画を
確保し、第二の間引き手段が細線線画確保処理後の画像
信号を間引き、第一の閉領域判定手段が間引き画像信号
の所定の領域内における白または黒の閉領域の有無に応
じてこの所定領域が網点写真領域であるか、または線画
領域であるかの判断をし、第三の記憶手段が判定結果か
ら網点写真領域であるという結果を線画領域であるとい
う結果に優先させて格納する。
さらに、第三の2値化手段が入力画像信号を第三の閾値
と比較し2値画像信号に変換し、第三の細線線画確保手
段が2値画像信号のうち、文字線画の切れのない細線線
画を確保し、第三の間引き手段が細線線画確保処理後の
画像信号を間引き、第二の閉領域判定手段が間引き画像
信号の所定の領域内における白または黒の閉領域の有無
に応じてこの所定領域が網点写真領域であるか、線画領
域であるかの判断をし、第四の記憶手段が判定結果から
網点写真領域であるという結果を線画領域であるという
結果に優先させて格納する。
このようにして第二の記憶手段、第三の記憶手段、およ
び第四の記憶手段に格納された判断結果から所定領域が
網点写真領域であるという結果を線画領域であるという
結果に優先させてORゲートから出力し、線画領域補正
手段が出力結果のうち線画領域中でありながら網点領域
であると誤って判定した部分を補正し、画像の分離精度
を高める。
〔実施例〕
次に本発明実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図は本発明実施例の構成を示すブロック図、第2図
(A)は本発明実施例の有効な文字細線線画と人力1画
素分との位置関係を示す図、第2図(B)は第2図(A
)の位置関係の画像を固定閾値2値化処理した例を示す
図、第2図(C)は第2図(B)の結果に細線線画確保
を行った結果を示す図、第2図(D)は第2図(C)の
結果をもとにス間引きした例を示す図、第3図は本発明
実施例の細線線画確保処理で使用する参照窓および処理
過程を示す図、第4図は本発明実施例の細線線画確保回
路の構成を示すブロック図、第5図は本発明実施例網点
中心検出で使用する参照パターンの例を示す図、第6図
は本発明実施例の周期検出で使用する参照パターンの例
を示す図、第7図は本発明実施例の網点中心検出回路の
構成を示すブロック図、第8図は本発明実施例の周期情
報記憶回路の構成を示すブロック図、第9図は本発明実
施例の周期検出回路の構成を示すブロック図、第10図
は本発明実施例の分離情報記憶回路の構成を示すブロッ
ク図、第11図(A)は本発明実施例の注目領域が5X
5画素の場合の周辺画素とその内部の画素の位置関係を
示す図、第11図(B)は本発明実施例の3×3画素の
場合の周辺画素とその内部の画素の位置関係を示す図、
第12図は本発明実施例の閉領域検出回路の構成を示す
ブロック図、第13図は本発明実施例の記憶回路の構成
を示すブロック図、第14図は本発明実施例の線画領域
補正回路を説明するための例を示す図、第15図は本発
明実施例の線画領域補正回路の構成を示すブロック図、
第16図、第17図は線画領域補正回路の説明図である
本発明実施例像域分離装置は、第1図に示すように、網
点写真の画素の周期性の有無を検出して網点写真領域と
線画領域とを分離する第一の手段として、端子101に
接続され、入力画像信号を第一の閾値と比較し2値画像
信号に変換する第一の2値化回路11Aと、この第一の
2値化回路llAに接続され、2値画像信号のうち文字
線画の切れのない細線線画を確保する第一の細線線画確
保回路12Aと、この第一の細線線画確保回路12Aに
接続され、細線線画確保処理後の画像信号を間引く第一
の間引き回路13Aと、この第一の間引き回路13Aに
接続され、この間引き処理後の画像信号から主走査線上
における一連の黒画素および白画素のいずれかの列の中
心を検出する網点中心検出回路14と、この網点中心検
出回路14に接続され、この検出結果を一連の黒画素お
よび白画素のいずれかの列の中心にこの一連の黒画素ま
たは白画素の区別なく同一の周期情報で格納する周期情
報記憶回路15と、この周期情報記憶回路15に接続さ
れ、格納された検出結果から主走査線上の所定の領域に
一定の周期が存在するか否かに応じてこの所定領域が網
点写真領域であるかまたは線画領域であるかの判定をす
る周期検出回路16と、この周期検出回路16に接続さ
れ、この判定結果から網点写真領域であるという結果を
線画領域であるという結果に優先させて格納する分離情
報記憶回路17とを備える。
また、第二の手段として、端子102に接続され、入力
画像信号を第二の閾値と比較し2値画像信号に変換する
第二の2値化回路11Bと、この第二の2値化回路11
Bに接続され、2値化画像信号のうち文字線画の切れの
ない細線線画を確保する第二の細線線画確保回路12B
と、この第二の細線線画確保回路12Bに接続され、細
線線画確保処理後の画像信号を間引く第二の間引き回路
13Bと、この第二の間引き回路13Bに接続され、間
引き画像信号の所定の領域内における白および黒のいず
れかの閉領域の有無に応じてこの所定領域が網点写真領
域であるか、線画領域であるかの判断をする第一の閉領
域検出回路18Bと、この第一の閉領域検出回路18B
に接続され、判定結果から網点写真領域であるという結
果を線画領域であるという結果に優先させて格納する記
憶回路19Bとを備える。
さらに第三の手段として、端子103に接続され、入力
画像信号を第三の閾値と比較し2値画像信号に変換する
第三の2値化回路11シと、この第三の2値化回路lI
Cに接続され、2値画像信号のうち文字線画の切れのな
い細線線画を確保する第三の細線線画確保回路12Cと
、この第三の細線線画確保回路12Cに接続され、細線
線画確保処理後の画像信号を間引く第三の間引き回路1
3Cと、この第三の間引き回路13Cに接続され、間引
き画像信号の所定の領域内における白および黒のいずれ
かの閉領域の有無に応じてこの所定領域が網点写真領域
であるか、線画領域であるかの判断をする第二の閉領域
検出回路18Cと、この第二の閉領域検出回路18Cに
接続され、判定結果から網点写真領域であるという結果
を線画領域であるという結果に優先させて格納する記憶
回路19Cとを備える。
上記分離情報記憶回路17、記憶回路19Bおよび19
Cは、それぞれに記憶された各々の判定結果から所定領
域が網点写真領域であるという結果を線画領域であると
いう結果に優先させて出力する論理ORゲート20に接
続され、この論理ORゲート20は出力結果のうち線画
領域中でありながら網点領域であると誤って判定した部
分を補正する線画領域補正回路lOに接続され、この線
画領域補正回路10は端子104に接続される。
上記線画領域補正回路lOには、像域に相違があるとき
にその相違のパターンにしたがいあらかじめ補正の法則
にしたがって補正値が格納されたROMを含む。
細線線画確保回路12A、12B、12Cは第4図に示
すように端子401および402と、1走査線遅延素子
41Aおよび41Bと、画素列判定回路42と、選択回
路43とを備える。
網点中心検出回路14は第7図に示すように、端子70
1および702と、1画素遅延素子71A、71817
1C,71D、71E、71F、71G、71Hおよび
711と、端子IA、2A、3A、4A、5Aを有する
ROM (読み出し専用メモリ)72とを備える。
周期情報記憶回路15は第8図に示すように、−方の入
力端に端子IA、2A、3A、4A、5Aを有t6m理
OR’r’−)82A、82B、82C,82D。
82Eと、1画素遅延素子81A、81B、81C18
1D181E、81F、81G、81H,811,81
J、81に、81L、81M、81N、810と、論理
ORゲート82 A 。
82D、82Eの出力側に接続される端子IB、2B。
3Bと、1画素遅延素子81E、81F、81H,81
1,81J、81L、810の出力側に接続される端子
4B、5B、6B、7B、8B、9B、IOBをそれぞ
れ備え、論理ORゲー)82Aの他方の入力側には端子
801を備える。
周期検出回路16は第9図に示すように、端子IB、2
’B、3B、’4B、5B、6B、7B、8B。
9B、IOBを有するROM (読み出し専用メモリ)
91と、この出力側に接続される端子903.904.
905および論理ORゲート92と、論理ORゲート9
2の出力側に接続される端子902とを備える。
分離情報記憶回路17は第10図に示すように、端子9
03.904.905を有するROM (読み出し専用
メモリ)01と、端子902を有するダウン・カウンタ
02と、論理ORゲートo4A、 o4B404C,0
4D、04Eと、1走査線遅延素子03A、03B、0
3C103Dと、論理ORアゲ−04Aの入力端に接続
される端子001と、論理ORゲート04Eの出力側に
接続される端子002とを備える。
閉領域検出回路18B、18Cは第12図に示すように
、1ラインより4画素少ない遅延素子21A、21B、
21C,21Dと、1画素遅延素子22A、22B。
22C,22D、22E、22F、22G、22H,2
2I、22J、22に、22L、22M、 ′12N、
220.22P、22Q。
22R,22S、22Tと、ROM (読み出し専用メ
モリ)23A、23B、23C,23D、23E、24
A、24B。
25A、25Bと、論理ORゲート26と、1画素遅延
素子22Aに接続される端子201 と、論理ORゲー
ト26の出力側に接続される端子202とを備える。
記憶回路19B、19Cは第13図に示すように、1ラ
インより4画素少ない遅延素子31A、31B、31C
131Dと、1画素遅延素子32A、32B、32C1
32D、32E、32F、32G、32H,32L 3
2J、32に、32L、32M、32N、320.32
P、32Q、32R。
32S、32Tと、論理ORアゲ−33A、33B、3
3C。
33D、33E、33F、33G、33H,33I、3
3J、 33に、33L、33M、33N、330.3
3P、33Q、33R。
333.33T、33U、33V、33W、33X、3
3Yと、論理ORアゲ−33Aの一方の入力側に接続さ
れる端子301と、この論理ORゲート33A以外のす
べての論理ORゲートの他方の出力側に接続される端子
302と、論理ORゲート33Yの出力側に接続される
端子303とを備える。
線画領域補正回路IOは第15図に示すように、端子5
01 、502 と、シフトレジスタ51と、論理OR
ゲート52と、ダウン・カウンタ53と、変換範囲設定
ROMとを備える。
以下、図面を参照して本発明実施例の動作について説明
する。第1図に示すように、本発明の実施例装置は、端
子10、102.103から人力される画像信号は、2
値化回路11A、IIB、IICで2値画像信号に変換
される。2値化回路11A、11B、ILCから出力さ
れる2値画像信号が、第2図(B)に示す細線線画で区
間引きを行った場合を例にとり説明すると、1ライン分
の画素しかない部分は、間引きポイントから外れたとき
に再現ができなくなり細線の切れを生じる場合がある。
この状態で分離を行うとその部分で網点であると誤って
判断し、最終的にはその所定領域を網点領域であると誤
ってしまう場合がある。
そこで、この誤りを起こさないようにするために、副走
査方向に対して1画素の孤立画素を2画素に変換するこ
とで間引き後も必ず1画素再現できるようにする。具体
的には第3図に示す主走査1画素、副走査3画素の参照
窓を設けた細線線画確保回路12A、12B、12Cを
用いて、“白黒臼”というレベルのパターンが存在した
ときに、その最後の“白”レベルを“黒”レベルに変換
しく第2図(C))、また、その逆のパターンの場合も
同様に“黒白点′″というレベルのパターンが存在シた
ときに、その最後の“黒”レベルを“白”レベルに変換
する処理を行う。
また同様にして、主走査方向に対しても、同じ処理を行
うこともできる。このようにすることで、間引き回路1
3A、13B、13Cによって主走査方向および副走査
方向に各々1画素間引いたときでも細線の切れが生じな
くなる(第2図(D))。このような処理の後に、網点
の周期性を利用した像域分離および閉領域を使用した像
域分離を行う。
まず、網点の周期性を利用した像域分離について述べる
と、網点中心検出回路14によって、1ライン上の両端
が白画素でその間の画素すべてが黒画素である場合、も
しくはその両端が黒画素でその間の画素すべてが白画素
である場合の各々について、第5図に示すパターンのい
ずれかが存在するか否か判定され、存在した場合には、
両者の区別をせずに同じ情報(以後周期情報という)を
出力する。
周期情報記憶回路15では第5図に示す各々の網点中心
検出パターンの中心に対応する内蔵された画像メモリ上
の位置に、前記網点中心検出回路14p出力(周期情報
)を書き込む。このとき、網点の周期に誤差が生じた場
合を考えて、これらΦ周期情報は、すべてのパターンに
対して第5図に示す2カ所に出力する。ただし、(A)
のパターンについては、間の画素が1画素しかないので
lカ所のみとする。このようにすることで、周期検出の
ときに、網点周期が4.5.4.5・−−−というよう
な1画素程度の誤差があっても、網点の周期を検出する
ことができるようになる。もちろん、網点周期の誤差が
大きくなった場合にも書き込む所を2力所以上にするこ
とで対応させることができる。
前記周期情報記憶回路15に書き込まれた周期情報は、
■ラインの主走査線上からみると網点領域であるならば
一定の周期性を持ち、線画領域であるならば一定の周期
性を持たないという特徴がある。この特徴を利用して、
網点写真と文字などの線画の混在する画像を網点領域と
線画領域に分離するために、第6図に示すような1ライ
ン上の周期検出参照パターンを持つ周期検出回路16に
よって、周期性が有るか無いかを検出する。
ここでは、周期情報が4周期存在したときに網点領域と
判定される場合を例にとってみる。第6図の各々のパタ
ーンのうち、◎印だけが参照する画素であって、他の無
印の部分は参照しない。また、◎印のある参照画素は、
各々の参照パターンともある一定の間隔で配置する。こ
の例では、6.8.10の3種類の網点の間隔について
行っているが、他の周期のパターンを増やすことも可能
である。これによって、そのエリアの画像中で網点が存
在しているか否かを検出することができる。実際には画
像中での網点の位置を示す周期情報が◎印のすべての位
置に存在するか否かを検出し、存在した場合には、その
検出パターン中のエリアに網点が存在しているというこ
とで1を出力する。
また、そうでない場合には0を出力する(以後ここでの
出力を分離情報と呼ぶ)分離情報記憶回路17では、前
記周期検出回路16の出力を受けて内蔵する画像メモリ
の対応する位置に、周期検出結果である分離情報を書き
込む。その際、1が優先するように書き込みを行う。
次に、閉領域を使用した像域分離について述べると、閉
領域検出回路18B、18cによって注目領域内に白で
囲まれた黒画素もしくは黒で囲まれた白画素が存在する
か否かが判定され、存在した場合には閉領域が存在した
ということで1を出力し、そうでない場合には0を出力
する。
記憶回路19B、19Cでは、前記閉領域検出回路18
B、18Cの出力を受けて内蔵する画像メモリの対応す
る位置に閉領域検出結果を書き込む。この書き込みのと
きに1が優先するように書き込みを行う。そして、前記
記憶回路19B、19Cに書き込まれた結果および分離
情報記憶回路17に書き込まれた結果は、論理ORゲー
ト20によって1が優先するように出力される。
前記論理ORアゲ−20から出力された分離情報のうち
、線画領域中でありながら網点領域であると誤って判定
された部分は線画領域補正回路10によって補正されて
端子104から出力される。
第4図に示す細線線画確保回路12A、 12B、 1
2Cについて説明する。2値画像信号は、端子401か
ら供給される。そして、l走査線遅延素子41A141
Bによって、3走査線分の信号を画素列判定回路(RO
M)42に供給する。その画素列判定回路42では、前
述した第3図に示す参照窓に“白黒内”または“黒白点
”のレベルのパターンがあるかどうかを判定し、その判
定信号を選択回路43へ送り込む。その選択回路43で
は前記判定信号によって第3図に示す参照窓の3ライン
めを“白”から“黒”あるいは“黒”から“白”へ変換
して端子402から出力する。同様にして、主走査方向
に対しても同じ処理を行うこともできる。
次に、第7図に示す網点中心検出回路14について説明
する。この例では、網点の中心位置を知るために用いる
網点中心検出パターンを、第5図に示す(A)〜(G)
までの7種類とする。もちろん、これ以上にパターンを
増やすことも可能である。2値画像信号は端子701か
ら供給される。1画素遅延素子71A、71B、71C
,71D、71E、71F、71d、718.711は
、第5図の(A)〜(G)のパターンの対応する画素値
を出力し、ROM?2(READ 0NLY MEMO
RY  読み出し専用メモリ)に供給する。ここで、1
画素遅延素子71A〜711のそれぞれの出力は、第5
図に示す各々のパターンの左端の画素から71A、71
 B−−711の順に対応している。ROM72では、
Iライン上の両端が白画素で間の画素すべてが黒画素で
ある場合、もしくはその両端が黒画素で間の画素すべて
が白画素である場合の各々について、第5図に示したパ
ターンが存在するか否かが判定され、存在した場合には
、周期情報として1を端子IA〜5A各々から出力する
第8図に示す周期情報記憶回路15の端子LA。
2A、3A、4A、5Aからは、網点中心検出回路14
の出力を供給する。このとき、網点中心検出回路14の
出力端子名と周期情報記憶回路150入力端子名は同じ
もの同士が接続されている。また、端子801からは常
に0が供給されている。1画素遅延素子81A〜810
からなる画像メモリには、論理ORアゲ−82A、82
B、82C,82D、82Eによって、周期情報が書き
込まれ名。この結果は、端子IB〜IOBから出力され
る。
第9図は周期検出回路16の構成を示したものであるが
、ここでは、網点の周期を知るために用いる周期検出参
照パターンを第6図に示す(I)〜(III)までの3
種類として説明する。これ以上にパターンを増やすこと
も可能である。端子IB〜10Bからは、周期情報記憶
回路15の出力を供給する。このとき、周期情報記憶回
路15の出力端子名と周期検出回路160入力端子名は
同じもの同士が接続されている。また、各々の端子と周
期検出参照パターンの画素との位置関係を第6図に示す
ROM91では第6図の周期検出参照パターンの周期情
報が4周期存在するか否かが判定され、存在した場合に
は網点領域であるとして1を出力する。
このとき、ROM91は、各々の周期検出参照パターン
での検出結果を端子903.904.905から別々に
出力する。また一方で、ROM91からの各々の出力は
、論理ORゲート92によって3種類の周期検出参照パ
ターンのうち少なくとも1種類をそのパターンが存在し
たときに1を端子902から出力する。
第10図に示す分離情報記憶回路17の端子902.9
03.904.905からは、周期検出回路16の出力
を供給する。このとき、周期検出回路16の出力端子名
と分離情報記憶回路17の入力端子名は同じもの同士が
接続されている。ここでは、簡単のため、周期検出回路
16で周期が検出された場合に、周期を検出したパター
ンの長さ×5ライン分を網点領域にすることにする。も
ちろん、他の長さや他のライン数でも同じように行える
ROM0Iの入力端子からは、第6図に示す周期検出参
照パターン(1)〜(III)のそれぞれの検出結果が
別々に入力される。そして、その周期検出参照パターン
のうち、周期を検出したパターンのエリアの長さを画素
単位でROM0Iの出力端子から出力する。このとき、
2種類あるいは3種類の周期検出参照パターンによって
同時に周期が検出された場合には、パターンエリアの長
さが大きいものを出力する。ダウン・カウンタ02では
、端子902に1が入力されるとその時点からROM0
Iによって与えられた周期検出参照パターンの長さの画
素数分だけlを出力する。端子001からは常に0が供
給され、1走査線遅延素子03A、03B、03C10
3Dからなる画像メモリには周期検出の結果すなわち分
離情報が格納されている。この画像メモリの1走査線遅
延素子03A103B、03C103Dの各々の出力と
、ダウン・カウンタ02の出力とを論理ORゲート04
A、04B、04C104D、04Eにそれぞれ接続す
ることで周期検出参照パターンの長さ×5ライン分の領
域に1が書き込まれる。
すなわち、線画領域であるという情報よりも網点領域で
あるという情報が優先されて書き込まれる。
この結果は端子002から出力される。
第12図に示す閉領域検出回路18B、18Cについて
説明する。ここでは、閉領域の検出に用いる注目領域の
大きさを5I5画素としているが、7×7.9I9画素
と大きくすることもほぼ同様の回路構成で可能である。
第11図(A)に注目領域での周辺画素とその内部の画
素の位置関係を示す。
図中A1、A2、A3、A4が周辺部に対応し、Bがそ
の内部に対応する。図中のXで示した画素の値は無視し
ている。2値画像信号は端子201から供給される。1
画素遅延素子22A、22B、22Cは、第1I図〈A
)中のA3に対応する画素値を出力し、ROM23 A
に供給する。ROM23AltA3すべての画素が白、
黒もしくは両者が混在しているかを判定する。同様にし
て1画素遅延素子22H122L、22P1の内容、す
なわち、第11図(A) A40部分はROM23 F
で、22Q、22R,223の内容、すなわち、A1の
部分はROM23 Eで判定され、1ラインより4画素
少ない遅延素子21A、21B、21Cの出力、すなわ
ち、第11図(A)のA2の部分はROM23 Hで判
定される。それぞれのROMの出力は、再びROM24
 AでA1、A2、A3、A4すべてが白、黒もしくは
両者が混在しているかが判定される。
次に、第11図(A)中のA1、A2、A3、A4で囲
まれたBの部分は、以下のようにしてすべて白、黒もし
くは両者が混在するかが判定される。
1画素遅延素子22E、22F、22Gの出力は、RO
M23 Bですべてが白、黒あるいは、両者が混在して
いるかが判定される。同様にして、ROM23 Cでは
、1画素遅延素子22I、22J、22にの内容を判定
し、ROM23 Dは1画素遅延素子22M、22N。
220の内容の判定を行う。これらの判定結果はROM
24 Bで再びすべてが白、黒または両者の混在が判定
される。ROM24 AとROM24 Bの出力はRO
M25 Aに人力されて、閉領域があったか否かが判定
され閉領域があった場合には値1が出力される。閉領域
があったと判断されるのはROM24への出力がすべて
白であり、かつROM24 Bの出力がすべて黒、また
は白と黒の混在であった場合、およびROM24 Aの
出力がすべて黒であり、かつ、ROM24 Bの出力が
すべて白、または白と黒の混在であった場合である。結
局、同一の色で囲まれた領域内に周囲とは罵なった色の
画素があれば、閉領域があったと判断される。ROM2
3 GとROM25 Bは、第11図(B)に示した3
X3画素の場合の閉領域の存在の判定をする。ROM2
5 AとROM25 Bの出力は論理ORゲート26で
論理ORがとられて端子202に出力される。
第13図に示す記憶回路19B、19Cは、端子301
からは常にOが供給され、端子302からは閉領域検出
回路18Bまたは18Cの出力が供給される。1ライン
より4画素少ない遅延素子31Aから31Dと1画素遅
延素子32Aから32Tとからなる画像メモリには、像
域分離結果が格納されているが、論理ORゲートによっ
て注目領域が網点領域であるという情報が優先されて書
き込まれる。この結果は端子303から出力される。
第15図に示す線画領域補正回路10について説明する
。第1図に示すように、論理ORゲート20から出力さ
れる結果は、各々3系統の像域分離結果のうち、少なく
ともl系統でも、網点領域であると判定すれば、ある所
定の領域に網点領域であるという情報を出力する。つま
り、第16図のように、ある1画面に対して像域分離を
行う際に、初期設定として、全画面はすべて線画領域(
この場合0)と仮定しておく。そして、走査が始まって
、ある所定のエリアが網点領域であると判定された場合
には、そのエリアのみ網点領域(この場合1)に置き換
える処理を行っているのが、論理ORゲート20である
この方式は、画像データの網点領域に対して、網点と判
定されるが、線画領域においては、網点領域であると誤
って判定されてしまう場合がある。
このような線画領域における誤判定結果を補正する回路
について以下に説明する。
この補正回路は、第14図に示すように、1画素めと8
00画素が、文字領域であった場合に、その間の領域を
すべて文字領域に変換するものである。
もちろん、80画素以外の領域および主走査、副走査方
向どちらでも同様な方法が実現できる。ここでいう80
0画素は、実際の画像データが像域分離された結果(文
字領域、網点領域の判定信号)を1画素単位に格納され
たものである。つまり、第16図の右下の図の斜線の部
分が、第14図でいう補正にあてはまる領域である。こ
の場合、800画素補正エリアが、第15図の端子50
1から人力される。
そして、第16図の判定結果の一画面中に対し、第17
図に示すように補正エリアを主走査、副走査各々にドツ
ト単位に移動して、補正エリアの800画素に相当する
端子501から入力されるデータと、画素クロックにて
80画素シフトする。シフトレジスタ51から出力され
る補正エリアの1画素めに相当するデータとを論理OR
ゲート52によって、どちらの画素(像域分離判定結果
) も文字領域であるなら0を出力し、そうでないなら
ば1を出力する。
そして、ダウン・カウンタ53のロード端子にその結果
を入力し、1画素めと800画素が共に文字領域である
ならロード値80をセットし、変換範囲設定ROM54
のアドレスを指定する。この変換範囲設定ROM54内
は、アドレスが0のとき1を出力し、1〜80のとき0
を出力するようになっている。
つまり、ダウン・カウンタ53に80という値が人力さ
れると画素クロックによってカウントダウンが行われ、
補正エリア部分、論理ANDゲート55へ、0 (文字
領域の信号)が供給されることになる。
80にセットされず、カウントダウンの出力が0のとき
は、論理ANDゲート55へは、1が出力される。そし
て、論理ANDゲート55では、上述した変換範囲設定
ROM54からの出力により、補正エリアに該当する部
分がある場合には、そのエリア80画素分すべてを文字
領域(0)にし、該当しない場合には、そのまま、像域
分離結果を出力している。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、網点写真に特有の
閉領域の存在により、網点写真領域を線画領域から分離
する方法を、二通り閾値を用いて適用する方法と網点の
周期性を利用する方法とを並列に行うことで、各々の方
法における欠点を補うことができ、また、網点領域を文
字領域に対して優先させて格納するために発生する、文
字領域部でのエラーを補正する線画領域補正回路を付加
することにより分離精度を大幅に向上させる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図。 第2図(A)は本発明実施例の有効な文字細線線画と人
力1画素分との位置関係を示す図、第2図(B)は第2
図(A)の位置関係の画像を固定閾値2値化処理した例
を示す図、第2図(C)は第2図(B)の結果に細線線
画確保を行った結果を示す図、第2図(D)は第2図(
C)の結果をもとに気量引きした例を示す図。 第3図は細線線画確保処理で使用する参照窓および処理
過程を余す図。 第4図は細線線画確保回路の構成を示すブロック図。 第5図は網点中心検出で使用する参照パターンの例を示
す図。 第6図は周期検出で使用する参照パターンの例を示す図
。 第7図は網点中心検出回路の構成を示すブロック図。 第8図は周期情報記憶回路の構成を示すブロック図。 第9図は周期検出回路の構成を示すブロック図。 第10図は分離情報記憶回路の構成を示すブロック図。 第11図(A)は注目領域が5×5画素の場合の周辺画
素とその内部の画素の位置関係を示す図。 第11図(B)は3X3画素の場合の周辺画素とその内
部の画素の位置関係を示す図。 第12図は閉領域検出回路の構成を示すブロック図。 第13図は記憶回路の構成を示すブロック図。 第14図は線画領域補正回路を説明するための例を示す
図。 第15図は線画領域補正回路の構成を示すブロック図。 第16図、第17図は線画領域補正回路の説明図。 10・・・線画領域補正回路、11A、IIB、IIC
・・・固定閾値による2値化回路、12A、12B、1
2C・・・細線線画確保回路、13A、13B、13C
・・・間引き回路、14・・・網点中心検出回路、15
・・・周期情報記憶回路、16・・・周期検出回路、1
7・・・分離情報記憶回路、18B、18C・・・閉領
域検出回路、19B、19C・・・記憶回路、0、23
A、23B、23C,23D、23E、23F、23G
。 23H,24A、24B、25A、25B、72.91
・・・ROM(読み出し専用メモリ)、02.53・・
・ダウン・カウンタ、03A、03B、03C,03D
、41A、41B・・・1走査線遅延素子、04A、0
4B、04C,04D、04E120.26.33A、
33B、33C,33D、33E、33F。 33G、33H,33L 33J、33に、33L、3
3M、33N、330.33P、33Q、33R,33
3,33T、33U。 33V、33W、33X、33Y、52.82A、82
B、82C。 82D、 82E、 92・・・論理ORゲート、21
A、21B。 21C,21D、31A、31B、31C,31D・・
・1ラインより4画素少ない遅延素子、22A、22B
、22C。 22D、22E、22F、22G、22H,22I、2
2J、22K、22L、22M、22N、220.22
P、22Q、22R。 223.22T、32A、32B、32C,32D、3
2E、32F、32G、32H,32I、32J、32
に、32L、32M。 32N、320.32F、32Q、32R,323,3
2T、71A、71B、71C,71D、71E、71
F、71G、71H。 71、81A、81B、81C,81D、81E、81
F、81G、81H,81L81J、81に、81L、
81M、81N。 810・・・1画素遅延素子、42・・・画素列判定回
路(ROM)、43・・・選択回路、51・・・シフト
レジスタ、54・・・変換範囲設定ROM、55・・・
論理ANDゲート。 又ν1ui              スー理喪  
  eコ:ス1埋ポイント実諸例 肩 3 口 大を例 、IIB腺腺山冴派回路の構成、¥14 図 大砲例 第 2 回 (A)36素 旺コ          匹コ(B)4
画素 匝エコ  −一−−−ゆ ぼ至コ(C)  sa
素 ロ工■ロ  □  区】医口(D)  6!棄 匠
コ■コ □ 口mコ(E)7山東 ロエロエコ □ 7
=回丁コ(F)8画素 区工]■エコ □ ロエコゴエ
ロ実側例 (I>Is点間隔6 ロ工面ロゴエ丁回(II)側力1
量隔80   0    C1。 芙厩例。 菖 6 口 夷謳例 介I!lI41IIIJL記(匙回路の礪べ吊
10 図 (A)   夷脳例 扇11  口 M  12  FA  実麺例 閉礪鵬検出回路へ構成
(補正IF]) (A)        −を■域 (a正&) CB) 元14図 夾廁側 線轟債域補王回路の構成 扇15 口 口魂忌伯域 大)gi例 ′M16図 夾謂例 扇17 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)網点写真の画素の周期性の有無を検出して網点写
    真領域と線画領域とを分離する第一手段(11A〜16
    )を備え、網点写真の画素に閉領域の有無を検出して網
    点写真領域と線画領域とを分離する手段を第二手段およ
    び第三手段として2系統備え、この第二手段および第三
    手段は、それぞれ判定閾値として異なる値が与えられた
    像域分離装置において、上記第一ないし第三手段には、
    それぞれ判定された像域を一時記憶する記憶手段(17
    、19B、19C)を備え、この記憶手段に記憶された
    像域に相違があるときに補正する補正手段(10)を備
    えたことを特徴とする像域分離装置。
  2. (2)補正手段には、像域に相違があるときにその相違
    のパターンにしたがいあらかじめ補正の法則にしたがっ
    て補正値が格納されたROMを含む特許請求の範囲第(
    1)項に記載の像域分離装置。
JP62291229A 1987-11-18 1987-11-18 像域分離装置 Expired - Lifetime JPH0681250B2 (ja)

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