JP2003099788A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003099788A
JP2003099788A JP2001288830A JP2001288830A JP2003099788A JP 2003099788 A JP2003099788 A JP 2003099788A JP 2001288830 A JP2001288830 A JP 2001288830A JP 2001288830 A JP2001288830 A JP 2001288830A JP 2003099788 A JP2003099788 A JP 2003099788A
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Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
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Sharp Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V20/95Pattern authentication; Markers therefor; Forgery detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標画像部を抽出するための情報量を少なく
して、処理対象画像中に含まれる目標画像部を高精度に
抽出することができる画像処理装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 画像形成装置20に搭載される画像処理
装置10は、画像形成するために用いる情報を、画像抽
出するために用いる情報量の少ない情報に変換する前処
理手段11と、目標画像部が有する一部の特定画像部分
が処理対象画像中に含まれるか否かを判定する画像判定
部12と、処理対象画像中に特定画像部分が含まれると
判定されたとき、その特定画像部分を含む目標画像部候
補が目標画像部であるか否かを確認する画像確認部13
とを含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば紙幣、有
価証券および機密書類などを複写することを防止するた
めに、処理対象画像中含まれる抽出すべき目標画像部を
抽出する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写装置の性能が向上し、
これに伴う、たとえば紙幣および有価証券などの複写し
て偽造することを防止する複写装置の必要が高くなって
いる。
【0003】従来の複写装置における複写防止に関する
技術として、原稿などの記録紙に記録される画像を画像
読取装置によって読取って得られた画像データと、予め
複写装置に記憶される複写防止の対象となる特定画像の
画像データとを比較して、読取られた画像の画像形成を
行うか否かを判断し、画像形成を行わない場合には、画
像形成を中止する、または読取られた画像とは異なる画
像を形成する技術がある。
【0004】このような従来の技術として、実開平5−
85158号公報には、紙幣朱印などの円形画像を検出
する画像処理装置が開示されている。この画像処理装置
は、まず読取った画像中の主走査方向における赤色の画
素を検出すると、赤色の複数の画素からなる画像の細線
化を行う。その後画像処理装置は、前記赤色の画素の位
置から主走査方向に所定の間隔空けた位置に別の赤色の
画素を検出すると、先に検出した赤色の画素と次に検出
した赤色の画素とが、円の直径となる線分の両端位置に
相当すると仮定した場合の円の中心位置を中心にして、
前記線分を主走査方向に対して所定角度回転し、その線
分の両側位置の2つの画素の位置が、メモリに記憶され
ている画素の位置の所定の範囲内にある場合には、赤色
の画素は円形の外郭を有する画像である、すなわち紙幣
朱印であると判定する。
【0005】また同様の従来の技術として、特開平6−
178098号公報に開示される画像処理装置がある。
この画像処理装置は、主走査方向の円の直径となる線分
の両端に相当する画素を検出して、副走査方向の所定の
間隔だけ前記円の中心から離れた円の交点に画像がある
ことを検出すると、検出赤色の画像は円形とした仮定が
正しいと判断する。また画像処理装置は、前記円内の所
定の間隔内の画素がオンとなる回数、すなわち赤色の画
素の数をカウントし、予めメモリ内に記憶されている特
定の画像データに対応する数値と前記カウントされた数
とが一致するか否かを判断し、一致する場合には、検出
された画素によって形成される画像は、特定の円形画
像、すなわち紙幣朱印であると判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の実開平5−85
158号公報に開示される画像処理装置は、赤色の円形
画像を検出することによって紙幣朱印であることを判断
するので、簡便ではあるが、紙幣朱印の赤色の円と類似
の画像をも紙幣朱印であると判定してしまい、判定精度
が非常に悪い。
【0007】また上述の特開平6−178098号公報
に開示される画像処理装置は、読取った状態の赤色の円
内の画像の赤色の画素をカウントし、予めメモリ内に記
憶されている特定の画像データに対応する数値と前記カ
ウントされた数とを比較するので、判定制度は高いが、
特定の画像データを記憶するメモリの記憶容量が非常に
大きくなるとともに、このような容量の大きいデータに
対して高速に比較処理を行う比較手段を必要とするの
で、画像処理装置の回路構成が非常に複雑になり、画像
処理装置の製造コストが高くなる欠点がある。
【0008】したがって本発明の目的は、目標画像部を
抽出するための情報量を少なくして、処理対象画像中に
含まれる目標画像部を高精度に抽出することができる画
像処理装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象画像
中に含まれる抽出すべき目標画像部を抽出するための画
像処理装置であって、目標画像部が有する一部の特定画
像部分が処理対象画像中に含まれるか否かを判定する判
定手段と、処理対象画像中に特定画像部分が含まれると
判定されたとき、その特定画像部分を含む目標画像部候
補が目標画像部であるか否かを確認する確認手段とを含
むことを特徴とする画像処理装置である。
【0010】本発明に従えば、判定手段は、処理対象画
像中に含まれる抽出すべき目標画像部が有する一部の特
定画像部分が、処理対象画像中に含まれるか否かを判定
する。判定手段は、処理対象画像に目標画像部が含まれ
る可能性があるか否かの判定を、処理対象画像中に特定
画像部分が含まれるか否かを判定することによって行う
ので、目標画像部全体に基いて処理対象画像中に目標画
像部が含まれるか否かを判断する場合に比べて、扱う情
報が少なく、処理対象画像に目標画像部が含まれる可能
性があるか否かの判定を迅速に行うことができる。また
扱う情報が少ないので、このような判定処理を行うため
の回路構成を簡略化できるとともに、情報を記憶させる
ための記憶手段の容量を小さくすることができる。
【0011】また確認手段は、判定手段によって処理対
象画像中に特定画像部分が含まれると判定されたとき、
その特定画像部分を含む目標画像部候補が目標画像部で
あるか否かを確認するので、画像処理装置は、目標画像
部を高精度に抽出することができる。
【0012】また本発明は、判定手段は、処理対象画像
中の一部分における特定色の画素数と、特定画像部分に
おける特定色の画素数とを比較して、特定画像部分が処
理対象画像中に含まれるか否かを判定することを特徴と
する。
【0013】本発明に従えば、判定手段は、処理対象画
像中の一部分における特定色の画素数と、特定画像部分
における特定色の画素数とを比較して、特定画像部分が
処理対象画像中に含まれるか否かを判定するので、たと
えば処理対象画像中の一部分における特定色の画素の配
列状態と、特定画像部分における特定色の画素の配列状
態とを比較して判定する場合に比べて判定処理が簡素と
なり、判定処理を行うための回路構成を簡略化できると
ともに、判定処理をより迅速に行うことができる。
【0014】また本発明は、確認手段は、処理対象画像
中の目標画像部候補を複数に分割した各分割部分毎に、
それら分割部分における特定色の画素数と、目標画像部
を分割した各分割部分おける特定色の画素数とを比較し
て、目標画像部候補が目標画像部であるか否かを確認す
ることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、確認手段は、処理対象画
像中の目標画像部候補を複数に分割した各分割部分毎
に、それら分割部分における特定色の画素数と、目標画
像部を分割した各分割部分おける特定色の画素数とを比
較して、目標画像部候補が目標画像部であるか否かを確
認する。これによってたとえば目標画像部全体の特定色
の画素数と目標画像部候補全体の特定色の画素数とを比
較して、目標画像部候補の画素数と目標画像部の画像数
とがほぼ一致すると目標画像部であると確認する場合に
比べて、目標画像部候補と目標画像部とが異なる画像で
あるにもかかわらず、それぞれの特定色の画素数がほぼ
一致することで目標画像部候補が目標画像部であると誤
って確認してしまうことを可及的に防止し、高い精度で
確認処理を行うことができる。
【0016】また本発明は、各分割部分における特定色
の画素数が平均的になるように、目標画像部を分割する
ことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、各分割部分における特定
色の画素数が平均的になるように、目標画像部を分割す
るので、各分割部分毎に特定色の画素数を記憶しておく
必要がなく、各分割部分毎に画素数を記憶する場合に比
べて、各分割部分の画素数を記憶させるための記憶容量
を少なくすることができる。
【0018】また本発明は、判定手段は、予め定める第
1方向に複数の画素が並ぶ画素ラインを第1方向に交差
する第2方向に2つ以上隣接して並べた画素群の各画素
毎の情報によって特定画像部分を表すテンプレートを用
い、このテンプレートと同様に並ぶ画素群を有する判定
ウインドウで処理対象画像を走査し、各画素ラインを複
数の領域に分割して、判定ウインドウの各領域における
特定色の画素数と、テンプレートの各領域の画素数とを
比較して、特定画像部分が処理対象画像中に含まれるか
否かを判定することを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、判定手段は、予め定める
第1方向に複数の画素が並ぶ画素ラインを第1方向に交
差する第2方向に2つ以上隣接して並べた画素群の各画
素毎の情報によって特定画像部分を表すテンプレートを
用い、このテンプレートと同様に並ぶ画素群を有する判
定ウインドウで処理対象画像を走査する。これによって
個々の画素に対して、処理対象画像を走査して判定する
場合に比べて、隣接する画素同士の関連性をも考慮して
判定するので、判定精度を向上することができる。
【0020】また各画素ラインを複数の領域に分割し
て、判定ウインドウの各領域における特定色の画素数
と、テンプレートの各領域の画素数とを比較して、特定
画像部分が処理対象画像中に含まれるか否かを判定す
る。これによって判定ウインドウの各領域とテンプレー
トの各領域との各画素ラインにおける全ての画素につい
て比較して判定する場合に比べて、判定に用いる情報の
量が少なく、判定手段は判定処理を迅速に行うことがで
きる。
【0021】また本発明は、判定手段は、各画素ライン
を分割した各領域における特定色の画素数が予め定める
範囲内にあるとき、特定画像部分が処理対象画像中に含
まれると判定することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、判定手段は、各画素ライ
ンを分割した各領域における特定色の画素数が予め定め
る範囲内にあるとき、特定画像部分が処理対象画像中に
含まれると判定するので、たとえば目標画像部ににじみ
およびかすれが生じて、特定画像部分の特定色の画素数
が、にじみおよびかすれのない目標画像部における特定
画像部分の画素数と多少異なっていても、特定画像部分
が処理対象画像中に含まれるという判定を、高精度に行
うことができる。また各画素ラインを分割した各領域に
おける特定色の画素数に範囲を設けることによって、判
定手段は判定処理を迅速に行うことができる。
【0023】また本発明は、画像形成装置に搭載される
画像処理装置であって、画像形成するために用いる情報
を、画像抽出するために用いる情報量の少ない情報に変
換する前処理手段を含むことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、前処理手段は、画像形成
するために用いる情報を、画像抽出するために用いる情
報量の少ない情報に変換するので、判定手段および確認
手段は、判定処理および確認処理を迅速に行うことがで
きるとともに、画像処理装置は、目標画像部を迅速に抽
出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
画像処理装置10を含む画像形成装置20の構成を示す
ブロック図である。図2は、画像形成装置20を含むネ
ットワーク30の構成を示す模式図である。図3は、目
標画像部50が含まれる処理対象画像51が記録されて
いる原稿52を示す平面図である。
【0026】画像形成装置20は、カラースキャナ21
で読取った画像、デジタルカメラ31で撮影した画像、
ならびにインターネットなどのコンピュータネットワー
クを介して入手してパーソナルコンピュータ(以後「P
C」と略して表記する)32およびノート形パーソナル
コンピュータ(以後「ノートPC」と略して表記する)
33に記憶される画像である処理対象画像51の中に、
目標画像部50があると画像処理装置10によって確認
された場合には、当該処理対象画像51の画像形成を行
わない。これによってたとえば紙幣および有価証券を偽
造したり、機密書類を複写したりすることを防止でき
る。
【0027】画像形成装置20は、画像処理装置10、
カラースキャナ装置21、形成画像処理部(以後「IC
U」と略して表記する)22、プリンタ制御部(以後
「PCU」と略して表記する)23およびカラープリン
タ装置24を含んで構成される。
【0028】カラースキャナ装置21は、処理対象画像
51などの画像が記録されている原稿52を読取る読取
手段である。カラースキャナ装置21は、原稿52に光
を照射して、第1方向である主走査方向Aに複数個並ぶ
光電変換素子(略称:CCD)を有するスキャナヘッド
(図示せず)を、前記主走査方向Aに対して垂直に交差
する第2方向である副走査方向Bに変位させながら、原
稿52からの反射光を電気信号に変換することで、処理
対象画像51を読取ってデジタル化する。読取られた処
理対象画像51は、画像処理装置10およびICU2
2、ならびにネットワーク30を介して画像形成装置2
0に接続されるPC32およびノートPC33に与えら
れる。カラースキャナ装置21の主走査方向Aおよび副
走査方向Bの光学解像度は600dpiであり、出力階
調はRGB各色256階調の16777216階調(色
数)である。
【0029】ICU22は、カラースキャナ装置21、
ならびにネットワーク30を介して画像形成装置20に
接続されるデジタルカメラ31、PC32およびノート
PC33からの処理対象画像51を含む画像に、カラー
プリンタ装置24によって記録紙に画像形成されるのに
適するように、色補正などの所定の処理を施す。このよ
うな処理が施された画像は、カラープリンタ部24に与
えられる。
【0030】画像処理装置10は、前処理部11、画像
判定部12、画像確認部13および記憶部14を含んで
構成され、処理対象画像51中に含まれる抽出すべき目
標画像部50を抽出する。
【0031】前処理手段である前処理部11は、カラー
スキャナ装置21ならびにネットワーク30を介して画
像形成装置20に接続されるデジタルカメラ31、PC
32およびノートPC33からの処理対象画像51を、
たとえば解像度を100dpi以上200dpi以下程
度にするとともに、所定のしきい値に基いて階調を2階
調、たとえば色数を白および黒の2色にするように変換
して、画像判定部12に与える。このようにカラープリ
ンタ装置24において画像形成するために用いる処理対
象画像51を、目標画像部50を抽出するために用いる
情報量の少ない画像に変換するので、画像判定部12で
の判定処理および画像確認部13での確認処理を迅速に
行うことができる。また処理対象画像51の情報量が少
なくなるので、目標画像部50を抽出するために処理対
象画像51を記憶させておく記憶部14の容量を小さく
することができる。
【0032】判定手段である画像判定部12は、目標画
像部50が有する一部の特定画像部分53が処理対象画
像51中に含まれるか否かを判定する。確認手段である
画像確認部13は、画像判定部12によって処理対象画
像51中に特定画像部分53が含まれると判定されたと
き、その特定画像部分53を含む目標画像部候補が目標
画像部50であるか否かを確認する。記憶部14は、目
標画像部50、前処理部11によって変換された処理対
象画像51、および目標画像部50の一部である特定画
像部分53などを記憶する。
【0033】PCU23は、画像処理装置10において
処理対象画像51から目標画像部50が抽出されたとき
には、ICU22によって所定の処理が施された処理対
象画像51を記録紙に画像形成しないように、カラープ
リンタ装置24を制御する。このとき、ICU22から
の処理対象画像51にノイズを付加した画像を形成する
ようにしてもよい。またPCU23は、画像処理装置1
0において処理対象画像51から目標画像部50が抽出
されなかったときには、ICU22によって所定の処理
が施された処理対象画像51を記録紙に画像形成するよ
うに、カラープリンタ装置24を制御する。
【0034】カラープリンタ装置24は、PCU23に
よって制御され、ICU22からの処理対象画像51を
記録紙に画像形成する。カラープリンタ装置24は、た
とえば複数色のインクをノズルから噴射することで、記
録紙に画像を形成するインクジェット方式のプリンタ装
置などの画像形成手段によって実現される。
【0035】図4(1)は、目標画像部50およびテン
プレート54を示す平面図であり、図4(2)は、目標
画像部候補55および判定ウィンドウ56を示す平面図
である。図5(1)は、テンプレート54ならびに主走
査方向Aおよび副走査方向Bを示す平面図であり、図5
(2)は、テンプレート54を拡大して示す平面図であ
り、図5(3)は、テンプレート54の各画素ラインに
おける領域を示す平面図である。テンプレート54は、
目標画像部50の一部の特定画像部分53に関する情報
を有し、記憶部14に記憶され、特定画像部分53が処
理対象画像51中に含まれるか否かの判定処理において
用いられる。
【0036】画像判定部12は、目標画像部50が有す
る一部の特定画像部分53が処理対象画像51中に含ま
れるか否かを判定する。目標画像部50は、たとえば処
理対象画像51が紙幣であるときは、紙幣に記録されて
いる印章である。本実施の形態において、原稿52は図
3に示すような機密書類であり、目標画像部50は円の
中に「秘」の文字が描かれる印章であるとする。
【0037】カラースキャナ装置21によって読取られ
た原稿52の処理対象画像51は、前処理部11によっ
て解像度200dpi、色数が白および黒の2色である
2階調に変換されて、画像判定部12に与えられる。
【0038】特定画像部分53は、目標画像部50の特
徴を最も示す部分であり、本実施の形態においては、た
とえば目標画像部50の円の円周の一部である円弧とす
る。目標画像部50の円の半径がn[mm]であるとす
ると、図4(2)に示すように、円弧の極率半径がn
[mm]であれば、その円弧は半径n[mm]の円の一
部であると容易に推測できるので、目標画像部50の一
部である円弧を特定画像部分53とすることによって、
このような円弧を含む目標画像部候補55は、半径n
[mm]の円であり、その目標画像部候補55は目標画
像部50である可能性があると判断することができる。
【0039】画像処理装置10の記憶部14には、予め
目標画像部50の一部である特定画像部分53を表すテ
ンプレート54が記憶されている。テンプレート54
は、前処理部11によって変換された処理対象画像51
と同じ解像度および階調であり、主走査方向Aに複数
の、本実施の形態においては42個の画素が並ぶ画素ラ
インを、副走査方向Bに2つ以上、本実施の形態におい
ては6個隣接して並べた42個の黒色および白色の画素
で構成される画素群を有し、その画素群の各画素毎の情
報によって特定画像部分53を表す。判定ウインドウ5
6は、前記テンプレート54と同様に並ぶ画素群を有す
る。
【0040】詳細に述べると、テンプレート54は、図
5(2)に示すように、それぞれ主走査方向Aに並ぶ4
2個の画素を有し、副走査方向Bに隣接して並ぶ第1画
素ライン61、第2画素ライン62、第3画素ライン6
3、第4画素ライン64、第5画素ライン65および第
6画素ライン66を含んで構成される。また判定ウイン
ドウ56も、テンプレート54の第1〜第6画素ライン
61〜66にそれぞれ対応する、同様の第1画素ライ
ン、第2画素ライン、第3画素ライン、第4画素ライ
ン、第5画素ラインおよび第6画素ラインを含んで構成
される。さらに図5(3)に示すように、テンプレート
54の第1〜第6画素ライン61〜66は、各画素ライ
ン61〜66における黒色の画素数の配列状態に応じ
て、複数の画素を有する第1領域61a〜66a、第2
領域61b〜66bおよび第3領域61c〜66cの3
種類の領域に分割され、領域毎に各領域に含まれる黒色
の画素数の範囲が設定される。
【0041】各画素ライン61〜66における第1〜第
3領域の黒色の画素数の範囲は、たとえば第1画素ライ
ン61の第1領域61aのように、領域が特定画像部分
53である円弧上に存在すれば、円弧上に存在しない領
域に比べて黒色である画素の数が非常に多くなるので、
黒色の画素数を多めの範囲に設定し、第1画素ライン6
1の第3領域61cのように、領域が円弧から充分に離
れていれば、黒色の画素数を0に近い範囲に設定し、第
1画素ライン61の第2領域61bのように、領域が円
弧の近傍であれば、前記第1領域61aよりも黒色の画
素数が少なめの範囲に設定する。このようにしてテンプ
レート54の各画素ライン61〜66に対する、第1〜
第3領域の黒色の画素数の範囲は、表1に示すように設
定され、記憶部14に記憶される。
【0042】
【表1】
【0043】画像判定部12は、カラースキャナ装置2
1によって読取られ、前処理部11によって変換された
処理対象画像51を、判定ウインドウ56で主走査方向
Aに1画素単位で移動させて走査し、主走査方向Aの操
作が終わると、判定ウィンドウ56を副走査方向Bに1
画素単位で移動させて、さらに主走査方向Aに移動させ
て走査する。このような判定ウィンドウ56の移動によ
る走査を繰返して、処理対象画像51全体を走査しなが
ら、判定ウインドウ56の各領域における特定色の画素
数と、テンプレート54の各領域の画素数とを比較し
て、特定画像部分53が処理対象画像51中に含まれる
か否かを判定する。
【0044】具体的には、画像判定部12は、判定ウイ
ンドウ56の第1画素ラインを、それに対応するテンプ
レート54の第1画素ライン54aと同様にして第1領
域、第2領域および第3領域に分割し、判定ウィンドウ
56の第1画素ラインの第1〜第3領域における黒色の
画素数が、表1に示すテンプレート54の第1画素ライ
ン61の第1領域61a、第2領域61bおよび第3領
域61cにおける黒色の画素数の範囲内であるか否かを
判断する。
【0045】さらに画像判定部12は同様に、判定ウィ
ンドウ56の第2〜第6画素ラインの第1〜第3領域に
おける黒色の画素数が、表1に示すテンプレート54の
第2〜第6画素ライン62〜66の第1〜第3領域にお
ける黒色の画素数の範囲内であるか否かを判断する。こ
のようにして画像判定部12は、判定ウインドウ56の
第1〜第6画素ラインの第1〜第3領域における黒色の
画素数が、すべて表1に示す黒色の画素数の範囲内であ
れば、特定画像部分53が処理対象画像51中に含まれ
ると判定する。
【0046】このように画像判定部12は、判定ウイン
ドウ56の各画素ラインの各領域における黒色の画素数
が予め定める範囲内にあるとき、特定画像部分53が処
理対象画像51中に含まれると判定する。これによって
たとえば目標画像部50に、にじみ、かすれ、ふとりお
よびずれが生じて、処理対象画像51を判定ウインドウ
56で走査したときの特定画像部分53の黒色の画素数
が、にじみ、かすれ、ふとりおよびずれのない場合の目
標画像部50における特定画像部分53の画素数と多少
異なっていても、特定画像部分53が処理対象画像51
中に含まれるか否かの判定を、高精度に行うことができ
る。
【0047】また各画素ラインを分割した各領域におけ
る黒色の画素数に範囲を設けることによって、判定処理
を迅速に行うことができる。さらに判定ウインドウ56
を用いて処理対象画像51を走査することによって、処
理対象画像51全体を一括して走査する場合に比べて、
1回の判定処理に用いる画素数が少ないので、判定処理
を迅速に行うことができるとともに、処理対象画像51
における個々の画素に基いて処理対象画像51を走査す
る場合に比べて、隣接する画素同士の関連性をも考慮し
て走査して判定するので、判定精度を向上することがで
きる。
【0048】このようにして画像判定部12による判定
処理が行われ、特定画像部分53が処理対象画像51中
に含まれると判断されると、図4(2)に示すように、
特定画像部分53である円弧を含む目標画像部候補55
が設定される。このとき目標画像部候補55は、円であ
る。
【0049】図6は、複数の分割部分に分割された目標
画像部50を示す平面図である。画像確認部13は、処
理対象画像51中に特定画像部分53が含まれると判定
されたとき、その特定画像部分53を含む目標画像部候
補55が目標画像部50であるか否かを確認する。画像
処理装置10の記憶部14には、図6(1)に示すよう
に、目標画像部50の円の中心を共通の中心とする3つ
の円の円周によって、第1分割部分71、第2分割部分
72、第3分割部分73および第4分割部分74の4つ
に分割される目標画像部50の、それぞれの分割部分7
1〜74に含まれる黒色の画素数の範囲が、表1に示さ
れるように設定されて記憶される。
【0050】
【表2】
【0051】画像確認部13は、目標画像部候補55
を、図6(1)に示す目標画像部50同様に、目標画像
部候補55の中心を共通の中心とする3つの円の円周に
よって、第1〜第4分割部分の4つの分割部分に分割
し、目標画像部候補55の第1分割部分が表2に示す目
標画像部50の第1分割部分71における黒色の画素数
の範囲内であるか否かを判断する。さらに画像確認部1
3は、目標画像部候補55の第2〜第4分割部分におい
ても黒色の画素数が、表2に示す目標画像部50の第2
〜第4分割部分72〜74における黒色の画素数の範囲
内であるか否かを判断する。このようにして画像確認部
13は、目標画像部候補55の第1〜第4分割部分にお
ける黒色の画素数が、すべて表2に示す黒色の画素数の
範囲内であれば、前記目標画像部候補55は目標画像部
50であると確認する。このようにして画像処理装置1
0は、処理対象画像51から目標画像部50を抽出す
る。
【0052】また目標画像部50は、図6(2)に示す
ように、各分割部分における黒色の画素数が平均的、す
なわち大略的に同数になるように、目標画像部50の円
の中心を通り、互いに直交する2本の線分によって、第
1分割部分71A、第2分割部分72A、第3分割部分
73Aおよび第4分割部分74Aの4つに分割されても
よく、この場合には、目標画像部50の、それぞれの分
割部分71A〜74Aに含まれる黒色の画素数の範囲
が、表2に示されるように設定される。
【0053】
【表3】
【0054】このように目標画像部50の各分割部分7
1A〜74Aにおける黒色の画素数の範囲を平均的にす
ることによって、黒色の画素数の範囲を1つだけ記憶す
る、換言すれば、各分割部分毎に黒色の画素数の範囲を
記憶しておく必要がなく、各分割部分毎に画素数を記憶
する場合に比べて、各分割部分の画素数を記憶させるた
めの記憶容量を少なくすることができる。
【0055】本実施の形態の画像処理装置10によれ
ば、処理対象画像51に目標画像部50が含まれる可能
性があるか否かの判定を、画像判定部12は、処理対象
画像51中に特定画像部分53が含まれるか否かという
判定によって行うので、目標画像部50全体に基いて処
理対象画像中51に目標画像部50が含まれるか否かを
判断する場合に比べて、扱う情報が少なく、処理対象画
像51に目標画像部50が含まれる可能性があるか否か
の判定を迅速に行うことができる。また扱う情報が少な
いので、このような判定処理を行うための回路構成を簡
略化できるとともに、情報を記憶させるための記憶部1
4の容量を小さくすることができる。
【0056】また画像確認部13、画像判定部12によ
って処理対象画像51中に特定画像部分53が含まれる
と判定されたとき、その特定画像部分53を含む目標画
像部候補55が目標画像部50であるか否かを確認する
ので、画像処理装置10は、目標画像部50を高精度に
抽出することができる。
【0057】本実施の形態の画像処理装置10におい
て、目標画像部50は、図4(1)に示すような、円の
中に「秘」の文字が描かれる印章であるとしたが、これ
に限ることなく、たとえば以下に述べるような画像でも
よい。
【0058】図7は、正方形状の目標画像部80および
目標画像部候補85を示す平面図である。この正方形状
の目標画像部80において、特定画像部分53は、目標
画像部50の一辺と、前記一辺に連なる2つの辺の前記
一辺に連通する一部分とから構成される略コの字状の画
像である。画像判定部12は、このような特定画像部分
53を表す画素群を有するテンプレート54A(図7
(1)参照)を用い、このテンプレート54Aと同様に
並ぶ画素群を有する判定ウインドウ56A(図7(2)
参照)で処理対象画像51を走査して、特定画像部分5
3Aが処理対象画像51中に含まれるか否かを判定す
る。
【0059】画像処理装置10の記憶部14には、図7
(3)に示すように、目標画像部80を、目標画像部8
0の正方形の重心を共通の重心とする3つの正方形の4
辺によって、第1分割部分81、第2分割部分82、第
3分割部分83および第4分割部分84の4つに分割さ
れる目標画像部80の、それぞれの分割部分81〜84
に含まれる黒色の画素数の範囲が、所定の範囲に設定さ
れて記憶される。
【0060】また目標画像部80は、図7(4)に示す
ように、目標画像部80の重心を通り、前記一辺に平行
な線分と前記一辺に直交する線分とによって、第1分割
部分81A、第2分割部分82A、第3分割部分83A
および第4分割部分84Aの4つに分割されてもよい。
【0061】図8は、二等辺直角三角形状の目標画像部
90および目標画像部候補95を示す平面図である。こ
の二等辺直角三角形状の目標画像部90において、特定
画像部分53は、目標画像部50の直交する2つの辺を
含む一部分で構成される略L字状の画像である。画像判
定部12は、このような特定画像部分53を表す画素群
を有するテンプレート54B(図8(1)参照)を用
い、このテンプレート54Bと同様に並ぶ画素群を有す
る判定ウインドウ56B(図8(2)参照)で処理対象
画像51を走査して、特定画像部分53Bが処理対象画
像51中に含まれるか否かを判定する。
【0062】画像処理装置10の記憶部14には、図8
(3)に示すように、目標画像部80を、目標画像部9
0の二等辺直角三角形の重心を共通の重心とする3つの
二等辺直角三角形の3辺によって、第1分割部分91、
第2分割部分92、第3分割部分93および第4分割部
分94の4つに分割される目標画像部90の、それぞれ
の分割部分91〜94に含まれる黒色の画素数の範囲
が、所定の範囲に設定されて記憶される。
【0063】また目標画像部90は、図8(4)に示す
ように、目標画像部90の長辺の2分の1の寸法の長辺
を有する二等辺直角三角形となる第1分割部分91A、
第2分割部分92A、第3分割部分93Aおよび第4分
割部分94Aの4つに分割されてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、判定手段
は、処理対象画像中に含まれる抽出すべき目標画像部が
有する一部の特定画像部分が、処理対象画像中に含まれ
るか否かを判定する。判定手段は、処理対象画像に目標
画像部が含まれる可能性があるか否かの判定を、処理対
象画像中に特定画像部分が含まれるか否かを判定するこ
とによって行うので、目標画像部全体に基いて処理対象
画像中に目標画像部が含まれるか否かを判断する場合に
比べて、扱う情報が少なく、処理対象画像に目標画像部
が含まれる可能性があるか否かの判定を迅速に行うこと
ができる。また扱う情報が少ないので、このような判定
処理を行うための回路構成を簡略化できるとともに、情
報を記憶させるための記憶手段の容量を小さくすること
ができる。
【0065】また確認手段は、判定手段によって処理対
象画像中に特定画像部分が含まれると判定されたとき、
その特定画像部分を含む目標画像部候補が目標画像部で
あるか否かを確認するので、画像処理装置は、目標画像
部を高精度に抽出することができる。
【0066】また本発明によれば、判定手段は、処理対
象画像中の一部分における特定色の画素数と、特定画像
部分における特定色の画素数とを比較して、特定画像部
分が処理対象画像中に含まれるか否かを判定するので、
たとえば処理対象画像中の一部分における特定色の画素
の配列状態と、特定画像部分における特定色の画素の配
列状態とを比較して判定する場合に比べて判定処理が簡
素となり、判定処理を行うための回路構成を簡略化でき
るとともに、判定処理をより迅速に行うことができる。
【0067】また本発明によれば、確認手段は、処理対
象画像中の目標画像部候補を複数に分割した各分割部分
毎に、それら分割部分における特定色の画素数と、目標
画像部を分割した各分割部分おける特定色の画素数とを
比較して、目標画像部候補が目標画像部であるか否かを
確認する。これによってたとえば目標画像部全体の特定
色の画素数と目標画像部候補全体の特定色の画素数とを
比較して、目標画像部候補の画素数と目標画像部の画像
数とがほぼ一致すると目標画像部であると確認する場合
に比べて、目標画像部候補と目標画像部とが異なる画像
であるにもかかわらず、それぞれの特定色の画素数がほ
ぼ一致することで目標画像部候補が目標画像部であると
誤って確認してしまうことを可及的に防止し、高い精度
で確認処理を行うことができる。
【0068】また本発明によれば、各分割部分における
特定色の画素数が平均的になるように、目標画像部を分
割するので、各分割部分毎に特定色の画素数を記憶して
おく必要がなく、各分割部分毎に画素数を記憶する場合
に比べて、各分割部分の画素数を記憶させるための記憶
容量を少なくすることができる。
【0069】また本発明によれば、判定手段は、予め定
める第1方向に複数の画素が並ぶ画素ラインを第1方向
に交差する第2方向に2つ以上隣接して並べた画素群の
各画素毎の情報によって特定画像部分を表すテンプレー
トを用い、このテンプレートと同様に並ぶ画素群を有す
る判定ウインドウで処理対象画像を走査する。これによ
って個々の画素に対して、処理対象画像を走査して判定
する場合に比べて、隣接する画素同士の関連性をも考慮
して判定するので、判定精度を向上することができる。
【0070】また各画素ラインを複数の領域に分割し
て、判定ウインドウの各領域における特定色の画素数
と、テンプレートの各領域の画素数とを比較して、特定
画像部分が処理対象画像中に含まれるか否かを判定す
る。これによって判定ウインドウの各領域とテンプレー
トの各領域との各画素ラインにおける全ての画素につい
て比較して判定する場合に比べて、判定に用いる情報の
量が少なく、判定手段は判定処理を迅速に行うことがで
きる。
【0071】また本発明によれば、判定手段は、各画素
ラインを分割した各領域における特定色の画素数が予め
定める範囲内にあるとき、特定画像部分が処理対象画像
中に含まれると判定するので、たとえば目標画像部にに
じみおよびかすれが生じて、特定画像部分の特定色の画
素数が、にじみおよびかすれのない目標画像部における
特定画像部分の画素数と多少異なっていても、特定画像
部分が処理対象画像中に含まれるという判定を、高精度
に行うことができる。また各画素ラインを分割した各領
域における特定色の画素数に範囲を設けることによっ
て、判定手段は判定処理を迅速に行うことができる。
【0072】また本発明によれば、前処理手段は、画像
形成するために用いる情報を、画像抽出するために用い
る情報量の少ない情報に変換するので、判定手段および
確認手段は、判定処理および確認処理を迅速に行うこと
ができるとともに、画像処理装置は、目標画像部を迅速
に抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の画像処理装置10を含
む画像形成装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置20を含むネットワーク30の構
成を示す模式図である。
【図3】目標画像部50が含まれる処理対象画像51が
記録されている原稿52を示す平面図である。
【図4】図4(1)は、目標画像部50およびテンプレ
ート54を示す平面図であり、図4(2)は、目標画像
部候補55および判定ウィンドウを示す平面図である。
【図5】図5(1)は、テンプレート54ならびに主走
査方向Aおよび副走査方向Bを示す平面図であり、図5
(2)は、テンプレート54を拡大して示す平面図であ
り、図5(3)は、テンプレート54の各画素ラインに
おける領域を示す平面図である。
【図6】複数の分割部分に分割された目標画像部50を
示す平面図である。
【図7】正方形状の目標画像部80および目標画像部候
補85を示す平面図である。
【図8】二等辺直角三角形状の目標画像部90および目
標画像部候補95を示す平面図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置 11 前処理部 12 画像判定部 13 画像確認部 20 画像形成装置 50,80,90 目標画像部 51 処理対象画像 53,53A,53B 特定画像部分 54,54A,54B テンプレート 55,85,95 目標画像部候補 56,56A,56B 判定ウインドウ 61〜66 画素ライン 71〜74 分割部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象画像中に含まれる抽出すべき目
    標画像部を抽出するための画像処理装置であって、 目標画像部が有する一部の特定画像部分が処理対象画像
    中に含まれるか否かを判定する判定手段と、 処理対象画像中に特定画像部分が含まれると判定された
    とき、その特定画像部分を含む目標画像部候補が目標画
    像部であるか否かを確認する確認手段とを含むことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 判定手段は、処理対象画像中の一部分に
    おける特定色の画素数と、特定画像部分における特定色
    の画素数とを比較して、特定画像部分が処理対象画像中
    に含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 確認手段は、処理対象画像中の目標画像
    部候補を複数に分割した各分割部分毎に、それら分割部
    分における特定色の画素数と、目標画像部を分割した各
    分割部分おける特定色の画素数とを比較して、目標画像
    部候補が目標画像部であるか否かを確認することを特徴
    とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 各分割部分における特定色の画素数が平
    均的になるように、目標画像部を分割することを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 判定手段は、予め定める第1方向に複数
    の画素が並ぶ画素ラインを第1方向に交差する第2方向
    に2つ以上隣接して並べた画素群の各画素毎の情報によ
    って特定画像部分を表すテンプレートを用い、このテン
    プレートと同様に並ぶ画素群を有する判定ウインドウで
    処理対象画像を走査し、各画素ラインを複数の領域に分
    割して、判定ウインドウの各領域における特定色の画素
    数と、テンプレートの各領域の画素数とを比較して、特
    定画像部分が処理対象画像中に含まれるか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 判定手段は、各画素ラインを分割した各
    領域における特定色の画素数が予め定める範囲内にある
    とき、特定画像部分が処理対象画像中に含まれると判定
    することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像形成装置に搭載される画像処理装置
    であって、 画像形成するために用いる情報を、画像抽出するために
    用いる情報量の少ない情報に変換する前処理手段を含む
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像
    処理装置。
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