JP2000341549A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP2000341549A
JP2000341549A JP11153086A JP15308699A JP2000341549A JP 2000341549 A JP2000341549 A JP 2000341549A JP 11153086 A JP11153086 A JP 11153086A JP 15308699 A JP15308699 A JP 15308699A JP 2000341549 A JP2000341549 A JP 2000341549A
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JP
Japan
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color
edge
signal
processing unit
image
Prior art date
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JP11153086A
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English (en)
Inventor
Koji Kobayashi
幸二 小林
Satoshi Ouchi
敏 大内
Noriko Miyagi
徳子 宮城
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色ズレやグレーバランスの崩れを含んで入力
するカラー画像信号から無彩色領域におけるエッジの有
無を判定できるカラー画像処理装置を提供する。 【解決手段】 複数色に色分解された画像信号の処理を
行うカラー画像処理装置10であって、複数色の各々の
画像信号について所定領域内におけるエッジの有無を検
出するエッジ検出処理部12〜14と、複数色毎の全て
のエッジ検出処理部がエッジの有ることを検出した場合
に所定領域内は無彩色領域であると判定する無彩色判定
処理部15と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデジタ
ルカラー画像信号に対してエッジ強調等の画像処理を行
うカラー複写機またはカラープリンタ等のカラー画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なカラー複写機においては、スキ
ャナから入力されたデジタル画像のR(ed)、G(r
een)、B(lue)形式の画像信号(RGB信号)
に対して、像域分離、エッジ強調、色補正等の種々の処
理が行われるため、誤分離により生じたRGB信号の色
ズレが強調されてしまったり、その色ズレによりグレー
バランスを崩していた。このようなRGB信号の色ズレ
は、黒文字や線画等の再現性を低下させて画質を低下さ
せるため問題となっていた。そこで、上記色ズレの問題
を解決するために、特開平7−170420号公報に開
示されたように、輝度/色差信号等を用いるとともに、
黒/色エッジ度に応じて色差信号を変換することによ
り、MTF劣化のない画素ズレ補正を高精度に実現し、
高品位な黒文字/ライン再現を実現するカラー画像処理
装置が提案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−170420号公報に記載された方法では、スキャ
ナから入力したRGB信号を輝度/色差系の信号に変換
する第1の色変換手段と、輝度/色差系の信号からプリ
ンタ部のC(yan)、M(agenta)、Y(el
low)、(blac)Kの4信号からなるCMYK形
式の画像信号(CMYK信号)に変換する第2の色変換
手段と、の2種類の変換手段を有することが必須となる
ことから、コストの増加を招き、変換処理を複雑にする
という問題があった。また、特開平7−170420号
公報に記載されたような輝度/色差系信号に変換するカ
ラー画像処理装置においても、スキャナから入力するR
GB画像信号中には、原稿画像を読み取ってRGB信号
を生成する際に生じた色ズレやグレーバランスの崩れを
含んでおり、色ズレやグレーバランスの崩れを含んだR
GB信号が輝度/色差系信号に変換されることになる。
その結果、原稿画像と比較した出力画像には、局所的に
大きな色味の違いが生じることになる。この局所的な色
味の違いの補正は、他の部位の色味との関係を調整しな
がら補正しなければならないため難易度が高く高精度な
作業となる。その結果、特開平7−170420公報に
記載されたようなカラー画像処理装置では、高精度な補
正系が必要となり、カラー画像処理装置を製作するため
のコストを増加させるという問題があった。本発明は、
上述した如き従来の問題を解決するためになされたもの
であって、請求項1に記載した本発明は、色ズレやグレ
ーバランスの崩れを含んで入力するカラー画像信号につ
いて無彩色領域におけるエッジの有無を判定できるよう
にすることにより、スキャナ等のカラー画像入力装置か
らの入力信号を輝度/色差または均等知覚空間に変換す
ることを必要とせず、高精度な色ズレ補正処理装置が不
要なカラー画像処理装置を提供することを目的とする。
【0004】請求項2に記載した本発明は、色ズレやグ
レーバランスの崩れを含んで入力するカラー画像信号に
ついて無彩色領域におけるエッジの方向を判定できるよ
うにすることにより、スキャナ等のカラー画像入力装置
からの入力信号を輝度/色差または均等知覚空間に変換
することを必要とせず、高精度な色ズレ補正処理装置が
不要なカラー画像処理装置を提供することを目的とす
る。請求項3に記載した本発明は、入力するカラー画像
信号に含まれる色ズレやグレーバランスの崩れの程度が
請求項1および2のカラー画像処理装置にて処理可能な
カラー画像信号よりも大きい場合であっても、入力する
カラー画像信号から無彩色領域におけるエッジの有無お
よび方向を判定できるようにして、高精度な色ズレ補正
処理装置が不要なカラー画像処理装置を提供することを
目的とする。請求項4に記載した本発明は、前記無彩色
領域におけるエッジの有無および方向を判定した結果を
用いて、色ズレ補正処理装置によって前記色ズレやグレ
ーバランスの崩れを補正することにより、色ズレ補正処
理装置の後段に設けられている像域分離、エッジ強調、
色補正等の種々の処理中に画質劣化を招かない画像処理
装置を提供することを目的とする。請求項5および6に
記載した本発明は、前記色ズレやグレーバランスの崩れ
を簡単な方法により補正する色ズレ補正処理装置を備え
た画像処理装置を提供することを目的とする。請求項7
に記載した本発明は、本発明による画像処理装置の構成
を比較的単純な構成にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1の本発明のカラー画像処理装置装置は、複
数色に色分解された画像信号の処理を行うカラー画像処
理装置であって、前記複数色の各色毎の画像信号につい
て所定領域内におけるエッジの有無を検出するために各
色毎に設けられたエッジ検出処理部と、前記全ての色に
ついてエッジ検出処理部がエッジが有ることを検出した
場合に前記所定領域内が無彩色領域であると判定する無
彩色判定処理部と、を備えたことを特徴とする。請求項
2の本発明のカラー画像処理装置は、複数色に色分解さ
れた画像信号の処理を行うカラー画像処理装置であっ
て、前記複数色の各色毎の画像信号について所定領域内
におけるエッジの方向を検出するために各色毎に設けら
れたエッジ方向検出処理部と、前記全ての色についてエ
ッジ方向検出処理部が検出したエッジの方向が略同一方
向である場合に前記所定領域内は無彩色領域であると判
定する無彩色判定処理部と、を備えたことを特徴とす
る。請求項3の本発明のカラー画像処理装置は、複数色
に色分解された画像信号の処理を行うカラー画像処理装
置であって、前記複数色の各々の画像信号について所定
領域内におけるエッジの有無を検出するために各色毎に
設けられたエッジ検出処理部と、前記複数色の各々の画
像信号について所定領域内におけるエッジの方向を検出
するために各色毎に設けられたエッジ方向検出処理部
と、前記全ての色についてエッジ検出処理部がエッジが
有ることを検出し、且つ、前記全ての色についてエッジ
方向検出処理部が検出したエッジの方向が略同一方向で
ある場合に前記所定領域内が無彩色領域であると判定す
る無彩色判定処理部と、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項4の本発明は、請求項1〜3の何れ
か1項に記載のカラー画像処理装置において、前記無彩
色判定処理部が前記所定領域内が無彩色領域であると判
定した場合に、入力される画像信号のグレーバランスを
補正するグレーバランス補正処理部を備えたことを特徴
とする。請求項5の本発明は、請求項4に記載のカラー
画像処理装置において、前記グレーバランス補正処理部
は、前記色分解された複数色の画像信号中から1つの色
の画像信号値を基準値とし、その他の色の画像信号値が
前記基準値と同一または略同一値となるように補正する
ことを特徴とする。請求項6の本発明は、請求項4また
は5に記載のカラー画像処理装置において、前記色分解
された各色の画像信号を、輝度/色差系画像信号または
均等知覚色空間の画像信号に変換する色変換手段を備え
るカラー画像処理装置であって、前記グレーバランス補
正処理部は、色差信号または彩度信号の値をグレー軸を
表す点の値またはその近傍の点の値に補正することを特
徴とする。請求項7の本発明は、請求項1または請求項
3〜6の何れか1項に記載のカラー画像処理装置におい
て、前記エッジ検出処理部は、前記各色毎の画像信号に
ついて所定領域内におけるエッジのエッジ量を算出し、
該エッジ量が予め定められた値以上である場合にエッジ
として検出することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態のカ
ラー画像処理装置の概略の全体構成を示すブロック図で
ある。図1に示す様に、本実施形態のカラー画像処理装
置10は、原稿上に表された画像を読み取りRGB信号
を出力するスキャナ部1、および、CMYK信号を受信
して印刷用紙上にカラー画像を再現するプリンタ部7と
接続されている。カラー画像処理装置10は、スキャナ
部1から入力されたRGB信号にγ補正を行うγ補正処
理部2と、RGB信号に後述する本発明の特徴である色
ズレ補正処理を行う色ズレ補正処理部3と、RGB信号
に平滑化処理あるいはエッジ強調処理等のフィルター処
理を施すフィルター処理部4と、RGB信号をスキャナ
の色空間であるRGB画像空間からプリンタの色空間で
あるCMYK画像空間へ色補正処理(変換処理)を行い
CMYK信号を出力する色補正処理部5と、CMYK信
号に対してプリンタ部7用のγ補正を行うγ補正処理部
6と、色ズレ補正処理されたRGB信号を文字部と絵柄
部とに分離する像域分離処理部8とから構成される。本
実施形態の動作は次のとおりである。
【0008】スキャナ部1からカラー画像処理装置10
に入力したRGB信号は、γ補正処理部2によりγ補正
される。γ補正後のRGB信号は、色ズレ補正処理部3
へ入力されてRGBそれぞれの色について色ズレが補正
される。色ズレが補正された後のRGB信号は、フィル
ター処理部4に入力されると同時に像域分離処理部8に
も入力される。フィルター処理部4では、平滑化、エッ
ジ強調処理等のフィルター処理が行われる。フィルター
処理されたRGB信号は、色補正処理部5に入力され
る。色補正処理部5では、スキャナの色空間にて生成さ
れたRGB信号に対してプリンタの色空間にて使用され
るCMYK信号に変換する色補正処理(変換処理)を施
す。色補正処理されたCMYK信号は、γ補正処理部6
に入力されてプリンタ部7用のγ補正が行われプリンタ
部7へ出力される。像域分離処理部8は、色ズレ補正処
理部3から入力したRGB信号を文字部と絵柄部とに分
離し、その分離結果を後段のフィルター処理部4、色補
正処理部5およびγ補正処理部6に送出する。像域分離
処理部8の分離結果を受信したフィルター処理部4、色
補正処理部5およびγ補正処理部6では、受信した分離
結果に基づいて、各々の処理部において文字用の処理を
実施するか絵柄用の処理を実施するかが選択される。プ
リンタ部7は、γ補正処理部6から入力したCMYK信
号に基づいて画像を記録紙上に印刷する。なお、本発明
に用いることができるカラー画像処理装置は、図1の実
施形態に示した構成以外にもさまざま形態があり、図1
に示した構成に限定されるものではない。例えば、本実
施形態ではスキャナ部1から入力するRGB信号用のγ
補正処理部2を色補正処理部3の前段に配しているが、
γ補正処理部2を色補正処理部3の後段としてもよい。
従って、γ補正処理部2が色補正処理部3の後段になる
ようにカラー画像処理装置を構成してもよい。
【0009】以下に、色ズレ補正処理部3について詳細
に説明する。図2は、本発明のカラー画像処理装置にお
ける第1の実施形態の色ズレ補正処理部の構成を示すブ
ロック図である。γ補正処理部2から入力したRGB信
号は、各々の色に対応するエッジ検出処理部12〜14
に入力される。エッジ検出処理部12〜14では、RG
B信号の各々の色の信号毎にエッジの有無が検出され
る。エッジ検出処理部12〜14の各々からは、1bi
tのEdgeR信号、EdgeG信号、EdgeB信号
(図2には図示無し)が出力される。エッジ検出処理部
12〜14の内部構成等については、詳細に後述する。
無彩色判定部15には、EdgeR信号、EdgeG信
号、EdgeB信号が入力される。無彩色判定部15
は、入力される全ての前記信号がオン(エッジが検出さ
れたことを示す)である場合に無彩色領域であると判定
し、セレクタ16に1bitのオン信号をGlay信号
として出力する。以上を式で表すと次の式(1)のよう
になる。 Glay信号=EdgeR信号 ∩ EdgeG信号 ∩ EdgeB信号 ・・・(1) 一方、色ズレ補正処理部3に入力されたRGB信号は、
グレーバランス補正処理部11にも入力され、グレーバ
ランス補正処理部11にてグレーバランスが補正されて
セレクタ16へ出力される。また、グレーバランス補正
処理部11にて補正されない無補正のRGB信号もセレ
クタ16へ入力される。なお、本実施形態においてグレ
ーバランスを補正する方式は、G信号値を基準として、
R信号値およびB信号値をG信号値と同一の値になるよ
うにしてRGB信号のグレーバランスを補正する方式で
ある。以上を式で表すと次の式(2)のようになる。 R=B=G ・・・(2)
【0010】グレーバランスが補正されたRGB信号、
補正されないRGB信号およびGlay信号が入力され
たセレクタ16は、入力したGlay信号の状態(オン
/オフ)により、補正されたRGB信号と、無補正のR
GB信号とから一方を選択してフィルター処理部4およ
び贈位記分離処理部8に出力する。すなわち、Glay
信号の状態がオンであれば、グレーバランスが補正され
たRGB信号を出力し、Glay信号の状態がオフであ
れば、無補正のRGB信号を出力する。なお、後述する
エッジ検出処理部12〜14内においてライン遅延を行
っている為、セレクタ16に入力するRGB信号には、
注目画素位置を整合させるために相当分のラインメモリ
が必要となるが、図2中では省略して記載している。図
3は、本実施形態におけるエッジ検出処理部12の構成
を示すブロック図である。なお、エッジ検出処理部12
〜14は、全て同一の構成を有してR信号用、G信号
用、B信号用として個別に供されるものであり、ここで
は、エッジ検出処理部12〜14の代表として、R信号
用のエッジ検出処理部12について説明する。エッジ検
出処理部12に入力されたR信号は、ラインメモリ21
〜24によって順次ライン遅延され、元のR信号に加え
て順次遅延された5ライン分のR信号がフィルター処理
部25に入力される。このフィルター処理部25では、
所定行および所定列の一次微分フィルターが用いられ
て、入力する各R信号のフィルター処理が行われる。こ
の所定行および所定列の範囲がエッジ検出を行う所定領
域となる。
【0011】図4は、本実施形態のフィルター処理部2
5において使用されるフィルターの例を示す図である。
本実施形態では、図4(a)〜(d)に示したように5
行×5列の一次微分フィルターを使用している。例え
ば、図4(a)は、縦方向のエッジを検出するためのフ
ィルターであり、図4(b)は、横方向のエッジを検出
するためのフィルターであり、図4(c)、(d)は、
斜め方向のエッジを検出するためのフィルターである。
フィルター処理部25では、これら図4(a)〜(d)
の4種類のフィルターを使用して5ライン分のR信号を
各々処理する。フィルター処理部25におけるR信号の
処理結果は、エッジ量であるFa信号、Fb信号、Fc
信号、Fd信号となって図3のエッジ判定処理部26に
出力される。エッジ判定処理部26では、Fa信号、F
b信号、Fc信号、Fd信号をそれぞれ絶対値化した
後、予め定められたしきい値によって2値化し、2値化
後の信号の少なくとも何れか1つがオンしていれば、E
dgeR信号をオンとして図2の無彩色判定処理部15
に出力する。以上を式で表すと次の式(3)のようにな
る。 FA=|Fa|、FB=|Fb|、FC=|Fc|、FD=|Fd| IF FA>th r THEN BA=1 ELSE BA=0 IF FB>th r THEN BB=1 ELSE BB=0 IF FC>th r THEN BC=1 ELSE BC=0 IF FD>th r THEN BD=1 ELSE BD=0 EdgeR=BA ∪ BB ∪ BC ∪ BD 但し、th r: 2値下しきい値 ・・・(3)
【0012】次に、本実施形態の効果を図5を用いて説
明する。図5(a)は、図1のスキャナ部1により黒文
字部を入力した際に、RGB各信号出力間の入力データ
値が変化する画素(ドット)にズレが生じる様子を表し
ている。なお、ここでは、RGB信号を8bitとし、
また、演算等を簡単にするために、白を0とするととも
に黒を255とし、一次元で表現することとする。図5
(a)に示されたRGB各信号が図1の色ズレ補正処理
部3に入力されると、図2のエッジ検出処理部12〜1
4の各々は、エッジを検出するためEdgeR信号、E
dgeG信号、EdgeB信号をそれぞれオンとして無
彩色判定処理部15に出力する。無彩色判定処理部15
では、EdgeR信号、EdgeG信号、EdgeB信
号を受けて、Glay信号をオンとしてセレクタ16に
出力する。すると、R信号およびB信号がG入力信号と
同一の値となるようにしてグレーバランスを補正された
RGB信号がセレクタ16から出力される。この際セレ
クタ16から出力される出力信号は、図5(b)で表さ
れるように補正されている。同図においては、R、G、
Bの各信号中の出力中のエッジ部間のズレが解消され
て、RGB出力が無彩色になるように補正されているこ
とが分かる。なお、本実施形態では、5×5の一次微分
フィルターを使用してエッジを判定する例を示した。こ
の方法によれば、スキャナ部1のRGB信号のズレ量
は、フィルターの“1”および“−1”の列が図4
(a)〜(d)に示したように2列以上になっているこ
とから1ドット分のズレ量まで補正可能となる。ここ
で、さらに大きなRGB信号のズレ量に対しても補正で
きるような効果を望む場合には、図4(a)〜(d)に
示したフィルターサイズを大きくすれば良いことにな
る。
【0013】また、本実施形態では、一次微分フィルタ
ーを使用する例を示したが、パターンマッチング等の技
術を使用してエッジを算出しても良い。但し、パターン
マッチング等を使用する際には、色ズレを検知するため
に多くのパターンが必要となる為、エッジ検出処理部1
2〜14の構成が複雑化する懸念がある。また、絶対値
化後のフィルター信号を2値化するしきい値について
は、設定値により検出の能力が変化したり、誤判定の要
因ともなるため、RGBそれぞれの系において実験にて
最適な値を設定することが望ましい。また、本実施形態
においては、黒文字を含む画像のRGB信号が入力され
る際に、黒色のエッジ部を検出する手段(エッジ検出処
理部12〜14)により、RGB信号のグレーバランス
を補正する例を示しているが、例えば、本実施形態の図
2に示した無彩色判定処理部15により、像域分離処理
部8、フィルター処理部4、色補正処理部5等の処理に
等価的な効果を発生させるような処理を行うことも可能
である。以上説明したように本実施形態においては、
R、G、Bの各々の信号中からエッジを検出し、全ての
信号においてエッジが検出された場合に入力したRGB
信号は無彩色であると判定し、画像データのグレーバラ
ンスを補正するようにしたため、スキャナによって黒デ
ータのエッジ部にズレが生じている場合であっても、そ
のズレを補正することが可能となり、補正処理部よりも
後段の処理等においてグレーバランスの崩れや色ズレを
強調したり、誤分離による画質の低下等を招くことがな
くなるので、プリンタ部による高画質な画像再生が可能
となる。
【0014】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態においては、エッジ検出のみで
はなく、エッジとエッジの方向を検出して高精度に無彩
色領域を検出する例を示す。本発明の第2の実施形態の
全体構成は、図1に示したカラー画像処理装置1のブロ
ック図と同様であり、第2の実施形態の色ズレ補正処理
部は、図2に示した色ズレ補正処理部3のブロック図と
同様であるが、エッジ検出処理部12〜14の構成は第
1の実施形態と異なる。図6は、第2の実施形態におけ
るエッジ検出処理部12のブロック図である。なお、本
実施形態においてもエッジ検出処理部12〜14の構成
は同一であるので、エッジ検出処理部12〜14の代表
としてエッジ検出処理部12について説明する。エッジ
検出処理部12に入力されたR信号は、ラインメモリ3
1〜33により順次ライン遅延されて4ライン分の信号
が使用される。入力されたR信号から順次遅延された4
ライン分の信号のうち、前から3ライン分のR信号デー
タがフィルター処理部34に入力され、後から3ライン
分のR信号データがフィルター処理部35に入力され
る。なお、フィルター処理部34、35の構成は同一の
ものである。
【0015】図7(a)〜(d)に本実施形態のフィル
ター処理部34、35において使用するフィルターの例
を示す。図7に示したように本実施形態では、3×3の
一次微分フィルターを使用する。例えば、図7(a)
は、縦方向のエッジを検出するためのフィルターであ
り、図7(b)は、横方向のエッジを検出するためのフ
ィルターであり、図7(c)、(d)は、斜め方向のエ
ッジを検出するためのフィルターである。フィルター処
理部34、35では、これら図7(a)〜(d)の4種
類のフィルターを使用して3ライン分のR信号を各々処
理する。フィルター処理部34におけるR信号の処理結
果は、エッジ量であるF2a信号、F2b信号、F2c
信号、F2d信号となって図6のエッジ判定処理部36
に出力される。また、フィルター処理部35におけるR
信号の処理結果は、エッジ量であるF1a信号、F1b
信号、F1c信号、F1d信号となって図6のエッジ判
定処理部36に出力される。エッジ判定処理部36で
は、上記の信号群が入力され、R信号によるエッジの有
無をEdgeR、エッジの方向をDirRとして無彩色
判定処理部15へ出力する。
【0016】図8は、図6のエッジ判定処理部36の構
成を示すブロック図である。フィルタ処理部34、35
より入力されたF1a〜F1dおよびF2a〜F2dの
信号は、1画素毎にラッチ41〜48にてラッチされ
る。これらのフィルター処理部34、35信号は、図7
(a)、(b)、(c)、(d)に示した各フィルター
にて処理された信号毎にまとめられて最大値判定処理部
49〜52へそれぞれ入力される。なお、最大値判定処
理部49〜52は同一の構成を有している。図9は、図
8の最大値判定処理部49〜52の動作を説明するため
の模式図である。本実施形態では、図7に示した3×3
サイズのフィルターを使用した例を示しているが、フィ
ルター処理部を2つのフィルター処理部34、35とし
ていることと、エッジ判定処理部36内のラッチ41〜
48により信号を遅延させることから、4×4の領域内
において3×3サイズのフィルターを図9中の(1)〜
(4)のように移動させて、図9中の(1)〜(4)の
各々の位置で同時にフィルター処理を行っていることと
等価の判定結果を得ることができる。これにより本実施
形態では、3×3サイズのフィルターを用いても1画素
分の位置ズレを検出可能としている。つまり、最大値判
定処理部49〜52は、同一フィルター(図7中(a)
〜(d)のいずれか)を用いて4つの位置(図9(1)
〜(4))において演算された各々のエッジ量から、そ
の絶対値にて最大値を判定し、入力信号中から最大値と
判定された信号を出力している。ここで、同一構成を有
する最大値判定処理部49〜52を代表して、最大値判
定部49について、以上の動作を式で表すと次の式
(4)のようになる。 Fa=0 IF |Fa|<|F1a1| THEN Fa=F1a1 IF |Fa|<|F1a2| THEN Fa=F1a2 IF |Fa|<|F1a1| THEN Fa=F2a3 IF |Fa|<|F1a1| THEN Fa=F2a4 ・・・(4)
【0017】最大値判定部49〜52から出力された信
号Fa、Fb、Fc、Fdは、最大値/エッジ方向判定
処理部53(以下、判定処理部53と記載する)に入力
される。判定処理部53は、入力する各信号の絶対値に
より、各信号中の最大値を検出すると共に、その最大値
を出力したフィルターの種類(図7(a)〜(d))、
および、最大値に選択された信号の符号(+/−)によ
って、エッジの方向を判定する。エッジの方向は、8方
向の内の何れかの方向により表されるので、判定処理部
53から出力される方向を示す信号DirRは、0〜7
の値を有する。以上の動作をC言語を用いて表すと次の
式(5)のようになる。 但し、abs(x)はxの絶対値を表す(C言語の標準
関数) ・・・(5)判定処理部53は、上記DirR
信号とともに最大値をmax信号として出力する。出力
されたmax信号は、2値化処理部54に入力する。2
値化処理部54は、max信号の値が予め定められたし
きい値より上の値であるか下の値であるかにより2値化
してEdgeR信号を出力する。以上の動作を式により
表すと次の式(6)のようになる。 IF max > th r THEN EdgeR = 1 ELSE Ed geR = 0 但し、th r: 2値下しきい値 ・・・(6) 上記のようにして、本実施形態のエッジ検出処理部12
〜14によって出力されたEdgeR、EdgeG、E
dgeB、DirR、DirG、DirB信号は、図2
の無彩色判定処理部15に入力され、EdgeR、Ed
geG、EdgeB信号が全てオンであり、DirR、
DirG、DirB信号が全て同一値である場合、出力
信号であるGlay信号をオンとする。
【0018】また、本実施形態においても、黒文字を含
む画像のRGB信号が入力される際に、黒色のエッジ部
を検出する手段(エッジ検出処理部12〜14)によ
り、そのRGB信号のグレーバランスを補正する例を示
しているが、第1の実施形態と同様に、例えば、本実施
形態の図2に示した無彩色判定処理部15により、像域
分離処理部8、フィルター処理部4、色補正処理部5等
の処理に等価的な効果を発生させるような処理を行うこ
とも可能である。以上説明したように本実施形態におい
ては、R、G、Bの各々の信号中からエッジおよびその
エッジの方向を検出し、全ての信号におけるエッジの方
向が同一であることが検出された場合に入力したRGB
信号は無彩色であると判定し、画像データのグレーバラ
ンスを補正するようにしたため、スキャナによって黒デ
ータのエッジ部にズレが生じている場合であっても、そ
のズレを補正することが可能になるとともに、本実施形
態では、さらに、スキャナ部1から出力される第1の実
施形態の場合よりも高精度なRGB信号の黒データ中の
エッジ部にズレが生じた場合においても、そのズレを補
正することが可能となる。これにより、補正処理部より
も後段の処理等においてグレーバランスの崩れや色ズレ
を強調したり、誤分離による画質の低下等を招くことな
くなるので、プリンタ部による高画質な画像再生が可能
となる。
【0019】なお、本実施形態では、4×4の無彩色検
出領域内において、4つの位置で3×3サイズの一次微
分フィルター処理を行っているので、エッジのズレによ
るエッジ量の違いを低く抑えることが可能となる。従っ
て、エッジ検出部12〜14の検出精度を向上させる効
果を併せ持つ。なお、本実施形態の場合には、図7
(a)〜(d)に示したように一次微分フィルターのサ
イズを3×3とし、図9(a)〜(d)に示したように
無彩色検出領域のサイズを4×4としたので、1ドット
分のズレ量まで補正可能となる。ここで、さらに大きな
RGB信号のズレ量に対しても補正できるような効果を
望む場合には、図7(a)〜(d)に示したフィルター
サイズおよび図9(a)〜(d)に示した無彩色検出領
域のサイズを大きくすれば良いことになる。なお、本発
明はこれらのサイズに限定されるものではない。
【0020】次に本発明の第3の実施形態について説明
する。本発明の第3の実施形態においては、輝度/色差
系信号であるYIQ信号を使用して処理を行う画像処理
装置10の例を示す。本発明の第3の実施形態の全体構
成は、図1に示したカラー画像処理装置1のブロック図
と同様である。但し、本実施形態における色ズレ処理部
3の出力は、RGB信号ではなくYIQ信号となり、像
域分離処理部8、フィルター処理部4における処理はY
IQ信号にて行われる。また、色補正処理部5では、Y
IQ信号からCMYK信号への信号の変換が行われる。
図10は、第3の実施形態における色ズレ補正処理部3
の構成を示すブロック図である。エッジ検出処理部12
〜14および無彩色判定部15は、上記第1の実施形態
に記載した構成と、第2の実施形態に記載した構成のう
ちから、いずれかの構成を用いこととする。従って、エ
ッジ検出処理部12〜14および無彩色判定部15につ
いては、重複する説明を省略する。本実施形態では、入
力されたRGB信号は、色変換処理部61によりRGB
信号が輝度/色差系信号であるYIQ信号に変換され
る。このYIQ信号は、グレーバランス補正処理部62
において、グレーバランスが補正されてセレクタ16に
入力される。また、無補正のYIQ信号もセレクタ16
へ入力される。
【0021】本実施形態におけるグレーバランス補正方
式は、I信号、および、Q信号をそれぞれ無彩色軸を表
す“0”とすることにより補正が行われる。以上の動作
を式により表すと次の式(7)のようになる。 I=Q=0 ・・・(7) グレーバランスが補正されたYIQ信号、補正されない
YIQ信号およびGlay信号が入力されたセレクタ1
6は、入力したGlay信号の状態(オン/オフ)によ
り、補正されたYIQ信号と、無補正のYIQ信号とか
ら一方を選択してフィルター処理部4および贈位記分離
処理部8に出力する。すなわち、Glay信号の状態が
オンであれば、グレーバランスが補正されたYIQ信号
を出力し、Glay信号の状態がオフであれば、無補正
のYIQ信号を出力する。なお、第1の実施形態中に説
明したようにエッジ検出処理部12〜14内においてラ
イン遅延を行う為、注目画素位置を整合させるためにセ
レクタ16に入力する信号には相当分のラインメモリが
必要となるが、図10では図示を省略してある。以上説
明したように、本実施形態によればカラー画像処理層値
10中に輝度/色差系信号を用いている場合であっても
容易に本発明を適用することができる。なお、本実施形
態においてはカラー画像処理層値10中にYIQ信号を
用いているが、本発明はこれに限られるものではなく、
例えば、カラー画像処理層値10中にYCrCb等の信
号、あるいは、L*、a*、b*等の均等知覚色空間信
号を用いている場合にも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】上記のように請求項1の本発明では、色
分解されたカラー画像信号の各々の信号に対して所定領
域内におけるエッジの有無を検出し、色分解された全信
号にエッジが検出された場合に無彩色領域と判定する無
彩色判定処理部を備えているので、輝度/色差または均
等知覚空間への変換無しに、色ズレやグレーバランスの
崩れを含んで入力するカラー画像信号においても無彩色
領域におけるエッジの有無を判定することができ、高精
度な色ズレ補正処理装置が不要なカラー画像処理装置を
提供することができる。請求項2の本発明では、色分解
されたカラー画像信号の各々の信号に対して所定領域内
におけるエッジの方向を検出し、色分解された全信号の
エッジの方向が同一である場合に無彩色領域と判定する
無彩色判定処理部を備えているので、輝度/色差または
均等知覚空間への変換無しに、色ズレやグレーバランス
の崩れを含んで入力するカラー画像信号においても無彩
色領域におけるエッジの方向を判定することができ、高
精度な色ズレ補正処理装置が不要なカラー画像処理装置
を提供することができる。
【0023】請求項3の本発明では、色分解されたカラ
ー画像信号中のエッジの有無に加えてエッジの方向を検
出し、色分解された全信号にエッジが検出されかつ全エ
ッジの方向が同一方向であった場合に無彩色領域と判定
する無彩色判定処理部を備えているので、入力するカラ
ー画像信号に含まれる色ズレやグレーバランスの崩れの
程度が請求項1および2のカラー画像処理装置にて処理
可能なカラー画像信号よりも大きい場合であっても、入
力するカラー画像信号から無彩色領域におけるエッジの
有無および方向を判定できるようにして、高精度な色ズ
レ補正処理装置が不要なカラー画像処理装置を提供する
ことができる。請求項4の本発明では、前記無彩色領域
と判定された場合に、画像信号中のグレーバランスを補
正する手段を備えているので、色ズレ補正処理装置の後
段に設けられている像域分離、エッジ強調、色補正等の
種々の処理中に画質劣化を招かない画像処理装置を提供
することができる。請求項5の本発明では、色分解され
た一つの色の画像信号と他の色の画像信号を同一または
略同一とすることにより画像信号中のグレーバランスを
補正するグレーバランス補正手段を備えているので、簡
単な方法で色ズレやグレーバランスの崩れを補正するこ
とができる。請求項6の本発明では、輝度/色差信号系
または均等知覚空間の画像信号に対して色差または彩度
信号をグレー軸を表す点の値またはその近傍の値へ補正
するグレーバランス補正手段を備えているので、簡単な
方法により色ズレやグレーバランスの崩れを補正するこ
とができる。請求項7の本発明では、エッジ量を算出
し、エッジ量が所定値以上である場合にエッジとして検
出するエッジ検出処理部としたので、本発明による画像
処理装置の構成を比較的単純な構成にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカラー画像処理装置の概
略の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のカラー画像処理装置における第1の実
施形態の色ズレ補正処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本実施形態におけるエッジ検出処理部12の構
成を示すブロック図である。
【図4】(a)〜(d)は本実施形態のフィルター処理
部25において使用されるフィルターの例を示す図であ
る。
【図5】(a)、(b)は本実施形態の効果を示す図で
ある。
【図6】第2の実施形態におけるエッジ検出処理部のブ
ロック図である。
【図7】(a)〜(d)は第2の本実施形態のフィルタ
ー処理部において使用するフィルターの例を示す図であ
る。
【図8】図6のエッジ判定処理部36の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】(a)〜(d)は図8の最大値判定処理部49
〜52の動作を説明のための模式図である。
【図10】第3の実施形態における色ズレ補正処理部3
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・スキャナ部、2・・・γ補正処理部、3・・・
色ズレ補正処理部、4・・・フィルター処理部、5・・
・色補正処理部、6・・・γ補正処理部、7・・・プリ
ンタ部、8・・・像域分離処理部、10・・・カラー画
像処理装置、11、62・・・グレーバランス補正処理
部、12〜14・・・エッジ検出処理部、15・・・無
彩色判定処理部、16・・・セレクタ、21〜24、3
1〜33・・・ラインメモリ、25、34、35・・・
フィルター処理部、26・・・エッジ判定処理部・・
・、41〜48・・・ラッチ、49〜52・・・最大値
判定処理部、53・・・最大値/エッジ方向判定処理
部、54・・・2値化処理部、61・・・色変換処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 BA30 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC02 CE06 CE17 CE18 CH09 CH18 DA08 DA17 DB02 DB06 DB09 DC08 DC16 DC25 5C077 LL17 LL19 MP08 PP03 PP27 PP28 PP32 PP34 PP36 PP37 PP39 PP43 PP47 PP65 PP68 PQ08 PQ20 5C079 HB04 HB08 HB11 LA03 LA06 LA23 LA24 LA31 LB01 MA11 NA01 NA27 NA29 PA02 PA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色に色分解された画像信号の処理を
    行うカラー画像処理装置であって、前記各色毎の画像信
    号について所定領域内におけるエッジの有無を検出する
    た めに各色毎に設けられたエッジ検出処理部と、前記全て
    の色についてエッジ検出処理部がエッジが有ることを検
    出した場合に前記所定領域内が無彩色領域であると判定
    する無彩色判定処理部と、を備えたことを特徴とするカ
    ラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数色に色分解された画像信号の処理を
    行うカラー画像処理装置であって、 前記各色毎の画像信号について所定領域内におけるエッ
    ジの方向を検出するために各色毎に設けられたエッジ方
    向検出処理部と、前記全ての色についてエッジ方向検出
    処理部が検出したエッジの方向が略同一方向である場合
    に前記所定領域内は無彩色領域であると判定する無彩色
    判定処理部と、を備えたことを特徴とするカラー画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 複数色に色分解された画像信号の処理を
    行うカラー画像処理装置であって、 前記各色毎の画像信号について所定領域内におけるエッ
    ジの有無を検出するために各色毎に設けられたエッジ検
    出処理部と、前記各色毎の画像信号について所定領域内
    におけるエッジの方向を検出するために各色毎に設けら
    れたエッジ方向検出処理部と、前記全ての色についてエ
    ッジ検出処理部がエッジが有ることを検出し、且つ、前
    記全ての色についてエッジ方向検出処理部が検出したエ
    ッジの方向が略同一方向である場合に前記所定領域内が
    無彩色領域であると判定する無彩色判定処理部と、を備
    えたことを特徴とするカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記無彩色判定処理部が前記所定領域内
    が無彩色領域であると判定した場合に、入力される画像
    信号のグレーバランスを補正するグレーバランス補正処
    理部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載のカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記グレーバランス補正処理部は、前記
    色分解された複数色の画像信号中から1つの色の画像信
    号値を基準値とし、その他の色の画像信号値が前記基準
    値と同一または略同一値となるように補正することを特
    徴とする請求項4に記載のカラー画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記色分解された各色の画像信号を、輝
    度/色差系画像信号または均等知覚色空間の画像信号に
    変換する色変換手段を備えるカラー画像処理装置であっ
    て、 前記グレーバランス補正処理部は、色差信号または彩度
    信号の値をグレー軸を表す点の値またはその近傍の点の
    値に補正することを特徴とする請求項4または5に記載
    のカラー画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記エッジ検出処理部は、前記各色毎の
    画像信号について所定領域内におけるエッジのエッジ量
    を算出し、該エッジ量が予め定められた値以上である場
    合にエッジとして検出することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3〜6の何れか1項に記載のカラー画像処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284550A (ja) * 2003-07-01 2009-12-03 Xerox Corp 走査されたドキュメントのためのデジタル・スクリーニング解除技術
JP2010093364A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
JP2011054110A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Mitsutoyo Corp 画像処理型測定機および画像処理測定方法
JP2017083364A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 三菱電機株式会社 変調伝達関数の計算装置及び変調伝達関数の計算プログラム

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