JPH01132003A - 透明導電基板およびその製造方法 - Google Patents

透明導電基板およびその製造方法

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JPH01132003A
JPH01132003A JP62288558A JP28855887A JPH01132003A JP H01132003 A JPH01132003 A JP H01132003A JP 62288558 A JP62288558 A JP 62288558A JP 28855887 A JP28855887 A JP 28855887A JP H01132003 A JPH01132003 A JP H01132003A
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JP
Japan
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transparent conductive
substrate
conductive film
transparent
film
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JP62288558A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ozawa
小沢 和夫
Hiroyuki Kanda
広行 神田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明導電基板に係り、さらに詳しくは耐熱性
基板の両面および端面に密着した透明導電膜を有する透
明導電基板およびその製造方法に関する。
本発明の透明導電基板は、液晶、エレクトロルミネッセ
ンス等を利用した表示デバイスの透明電極および各種光
学センサー類の帯電防止用窓:S極の導電性基板として
好適に使用される。
〔従来の技術〕
表示デバイスの透明電極の製造に使用される透明導電基
板の製造方法として、従来から真空蒸着法、スパンタリ
ング法等が広く保用されている。
これらの方法で製造された従来の透明導電基板は、ガラ
ス等の透明基板の片面にのみ透明導電膜が8INされた
基板であり、透明基板の両面および端面に透明導電膜を
有する透明導電基板は知られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の透明導電基板の製造方法では、透明導電膜の形成
に方向性を存するため、通常の方法では透明基板の片面
にのみ透明導電膜が形成される。
透明基板の両面および端面に透明導電膜を形成するため
には、透明基板の透明導電膜形成面を指定して成膜操作
を複数回繰り返して行う必要があり、この方法は工業的
な透明導電基板の製造方法としては採用し難い。また、
これらを採用しても、透明基板の両面に形成した導電膜
を端面に形成した導電膜で安定に接続するのは極めて困
難であり、実用的ではない。
透明基板の表裏両面に連続した透明導電膜を形成する方
法として、ディッピング法があるが、この方法で得られ
る透明導電膜は、膜質が悪く、電気特性も極めて低いた
め、各種のデバイスの組み立て用としては、はとんど使
用できない。
一方、透明導電基板を加工して表示デバイス゛または光
学センサーを組み立てる場合、透明導電膜をエツチング
して電極パターンまたは帯電防止膜を形成するが、透明
導電膜が基板の片面にのみ存在する場合、表示デバイス
または光学センサーの制御系を別の基板上に組み立て、
透明電極と接続する必要があり、小型化に制限がある。
これに対し、基板の透明電極を形成した面の裏面にも導
電膜が形成されており、かつ、その導電膜が透明電極と
安定に接続されていれば、透明電極面の裏面に制御系を
組み立てることが可能であり、これらのデバイスの小型
化を達成することが可能である。
本発明は、透明基板の両面および端面に透明導電膜を有
する透明導電基板およびその製造方法を提供することを
、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記目的を達成すべく鋭意研究した結果
、予め透明導電膜の形成温度以上に加熱した耐熱性透明
基板に、耐熱性透明基板の支持方法を選択して透明導電
膜形成前駆体の微粒子および/または蒸気を拡散接触さ
せることにより、耐熱性透明基板の両面および端面に均
一な透明導電膜が形成されることを見出し、本発明を完
成した。
本発明は、耐熱性透明基板の表裏両面が電気的に接続し
た透明導電膜を有することを特徴とする透明導電基板で
ある。
本発明を、本発明の一実施態様を示す添付第1図の基づ
いて詳細に説明する。
第1図に示したように、本発明の透明導電基板は、耐熱
性透明基板(1)の表裏両面および端面に均一な厚さで
密着した連続膜からなる透明導電膜(2)を有する基板
である。
耐熱性透明基板(1)は、光の透過性が大きく、かつ、
透明導電膜の形成温度までにおいて、変形、変態を生じ
ないものであればよく、通常、ソーダライムガラス基板
、ホウケイ酸ガラス基板、石英ガラス基板などの耐熱性
および透光性に優れた基板が使用される。
透明導電膜(2)は、導電性に優れた光透過性の膜であ
り、たとえば、スズ含有酸化インジウム膜(以下rlT
o膜」という)、フッ素含有酸化スズ膜(以下rFTo
膜」という)、アンチモン含有酸化スズ膜(以下rAT
o膜」という)、3価金属含有酸化亜鉛膜等およびそれ
らの2種以上を積層した複合膜などが挙げられる。
本発明の透明導電基板は、耐熱性透明基板+1)をその
片面の全面が支持体と接触しない方法で支持して透明導
電膜(2)の形成温度以上に加熱し、透明導電膜形成前
駆体の微粒子および/または蒸気を含有するキャリアー
ガスと接触させることにより製造される。
耐熱性透明基板illの支持方法は、耐熱性透明基板(
1)の片面の全面が支持体と接触していなければよ(、
たとえば、耐熱性透明基板(1)より面積の小さい支持
台の乗せて支持する方法、耐熱性透明基板+1)の上端
をチャフキングして吊り下げて支持する方法、耐熱性透
明基板(1)の下端をチャ・ノキングし立てて支持する
方法等を採用することができ、特別の場合を除いては、
支持台に水平に乗せて支持する方法を採用する。支持台
の大きさは、支持台上面の面積が、耐熱性透明基板+1
)の面積より小さければよく、通常、加熱による耐熱性
透明基板illの歪や変形を考慮して決定する。
透明導電膜(2)の形成温度は、形成する透明導電膜(
2)の種類により異なるが、前記例示した透明導電膜は
、450〜600’Cの温度で形成することができる。
透明導電膜形成前駆体は、前記透明導電膜形成温度で目
的とする金属酸化物となる液状物質または蒸気であれば
無機化合物および有機化合物の何れでもできる。また、
液状物質として、溶剤に溶解した溶液を使用することも
できる。たとえば、金属塩化物、金属水酸化物、金属硝
酸塩などの無機化合物、金属アルコキシド、金属のβ−
ジケトン諸体などの有機金属化合物が単独でもしくは溶
液として使用される。これらの化合物の溶剤として、水
または有機溶剤が使用でき、特にアセチルアセトン等の
β−ジケトン類、低級アルコール類などおよびそれらの
混合溶削が、溶液の安定性および熱分解性に優れること
から好ましく使用される。
透明導電膜形成前駆体を微粒子化する方法についても特
に制限はなく、超音波霧化法、スプレー法などが採用で
き、特に均一な粒径の微粒子が安定して得られる超音波
霧化法が採用される。また、蒸気化についても、通常の
蒸発法などが採用される。
キャリアーガスは、通常空気であり、また、必要に応じ
て空気に窒素ガスまたは酸素ガスを混合し、酸素濃度を
調整した酸化性ガスが使用される。
前記方法を採用して生成した透明導電膜形成前駆体を微
粒子および/または蒸気は、キャリアーガス中に均一に
分散され、予め加熱した耐熱性透明基板(1)と接触す
ることにより、はとんど瞬間的に熱分解し、目的とする
金属酸化物となり耐熱性透明基板+1)面に堆積し透明
導電膜(2)を形成する。
透明導電膜形成前駆体を微粒子および/または蒸気を含
有するキャリアーガスと、耐熱性透明基板(1)との接
触は、透明導電膜形成前駆体を微粒子および/または蒸
気が、キャリアーガス中の濃度拡散により耐熱性透明基
板+1)と接触することが好ましく、その条件を達成す
るためには、キャリアーガスの流線が耐熱性透明基板(
1)の表面と平行であることが好ましい。
これらの条件設定の容易な金属酸化物薄膜形成装置とし
て、パイロゾル・プロセス(以下「PP法」という)が
あり、本発明の目的達成のために好適に使用される。
〔作   用〕
本発明の透明導電基板は、前記したように、予め加熱し
た耐熱性透明基板(1)と透明導電膜形成前駆体の微粒
子および/または蒸気を含有するキャリアーガスとを接
触させることにより製造される耐熱性透明基板(1)の
両面に連続した透明導電膜(2)を有することを特徴と
する。
本発明において、均一に加熱された耐熱性透明基板+1
)と、透明導電膜形成前駆体の微粒子および/または蒸
気とが、キャリアーガスの存在により穏やかに接触する
ため、耐熱性透明基板tllの支持体で透明導電膜形成
前駆体を微粒子および/またはフ気の接触が妨げられる
部分を除いて、均質な透明導電膜(3)が形成される。
〔実 施 例〕
本発明を、実施例により、さらに詳細に説明する。ただ
し、本発明の範囲は、下記実施例により何等の制限を受
けるものではない。
実施例1 1TO膜の形成 上下にヒーターを埋め込んだ内寸が、幅150m m 
、長さ250mm、高さ40mmの加熱炉を準備した。
炉の中央部に幅f30 m m 、長さ100m m 
、厚さ20mmのセラミック板を耐熱性透明基板+1)
の支持台としてセットし、その上に、幅lQQmm、長
さ150mm、Hさ0.4 m mの石英ガラス基板を
乗せ、支持台からの左右および前後のそれぞれのはみ出
し幅が同一となるようにセットし、石英ガラス基板の表
面温度を480℃に加熱した。
アセチルアセトナトインジウムとジブチルスズジアセテ
ートとをSn/In原子比が0.05となるように混合
し、アセチルアセトンに溶解してIn2O2に換算した
濃度が2.78重看%のITO膜形成前駆体溶液を調製
した。この?8液を、超音波霧化装置に仕込み、0.8
 M Hzの超音波振動を発振させて微粒子化し、霧化
装置内に導入した空気中に分敗し、得られた透明導電膜
形成前駆体の微粒子を含むキャリアーガスを、前記加熱
炉の一端から炉内に導入し、他端から分解ガスを炉外に
放出した。
透明導電膜形成前駆体の微粒子を含むキャリアーガスの
導入を2分間!!続した後、キャリアーガスに代えて常
温の空気を炉内に導入して、炉内温度を徐々に低下した
以上の操作により、石英ガラス基板の支持台と接触して
いた部分を除いて、表裏両面に連続したITO膜が密着
形成された。
得られた透明導電基板のTTO膜の厚さは、表面および
裏面の一部共に200人±52人であり、4端子法で測
定した表面抵抗は、表面および裏面の一部共に200Ω
/ s qで、表裏両面が電気的に接続していた。
実施例2  FTO膜の形成 実施例1で使用した加熱炉を、立てて使用し、予めSi
O□で被覆したソーダライムガラス基板を、チャッキン
グして、炉の中央部に重力下げて、支持し、基板の表面
温度が550℃になるように加熱した。
四塩化スズとフッ化アンモニウムとをF/Sn原子比が
0.05となるようにメタノールに溶解し、SnO□に
換算した濃度が6重量%のFTO膜形成前駆体溶液を調
製した。
この溶液を、実施例1で用いた超音波霧化装置に仕込み
、以下実施例1と同一の条件で各操作を行い、5roz
′f&覆ソーダライムガラス基板の表裏両面に連続した
FTO膜が、チャッキングした部分を除いて形成された
透明導電基板を得た。
得られた透明導電基板のFTO膜の厚さは、表裏両面共
に300人±100人であり、4端子法で測定した表面
抵抗は、表裏両面共に500Ω/sqで、表裏両面が電
気的に接続していた。
〔発明の効果〕
本発明においては、前記実施例に示したように、耐熱性
透明基板の表裏両面に連続した、かつ、均一な厚さの透
明導電膜が密着形成された透明導電基板が得られる。
また、得られた透明導電基板は、表裏両面に連続した導
電膜を有するため、表示デバイスや光学センサー等の組
み立てにおいて、裏面が利用できるため、それらを小型
化できる可能性がある。
本発明は、裏面の利用が可能な、表裏両面に連続した透
明導電膜を有する透明導電基板およびその製造法を提供
するものであり、その産業的意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図 本発明の一実施態様である透明導電基板の断面
図 〔使用符号〕 (1)耐熱性透明基板 (2)  透明導電膜 特許出願人 (430)日本曹達株式会社代  理  
人   (7125)  横  山  吉  美図面の
浄書 第 1 図 手続補正書 昭和63年7り/2日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性透明基板の表裏両面が電気的に接続した透
    明導電膜を有することを特徴とする透明導電基板
  2. (2)透明導電膜がスズ含有酸化インジウム膜(ITO
    膜)、フッ素含有酸化スズ膜(FTO膜)、アンチモン
    含有酸化スズ膜(ATO膜)、3価金属含有酸化亜鉛膜
    またはそれらの2種以上を積層した複合膜である特許請
    求の範囲第(1)項記載の透明導電基板
  3. (3)耐熱性透明基板を透明導電膜の形成温度以上に加
    熱し、透明導電膜形成前駆体物質の微粒子および/また
    は蒸気を含有するキャリアーガスと接触させることを特
    徴とする耐熱性透明基板の表裏両面が電気的に接続した
    透明導電膜を有する透明導電基板の製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001335922A (ja) * 2000-05-22 2001-12-07 Sato Seigyo Kk 気相成長結晶薄膜製造装置
JP2003529785A (ja) * 1999-06-10 2003-10-07 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 液晶セルのための電極

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003529785A (ja) * 1999-06-10 2003-10-07 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 液晶セルのための電極
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