JPH01131245A - ポリエーテルイミド及びその前駆物質 - Google Patents

ポリエーテルイミド及びその前駆物質

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JPH01131245A
JPH01131245A JP63223677A JP22367788A JPH01131245A JP H01131245 A JPH01131245 A JP H01131245A JP 63223677 A JP63223677 A JP 63223677A JP 22367788 A JP22367788 A JP 22367788A JP H01131245 A JPH01131245 A JP H01131245A
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Donald R Berdahl
ドナルド・リチャード・バーダハル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリイミド、その製造法及び製造のための中間
体、そして更に詳しくは新規なポリエーテルイミド群に
関する。
ポリイミドは、それらの高い熱及び酸化安定性並びに耐
溶剤性で知られている合成樹脂である。
これらの特性を理由として、ポリイミドは高温で使用さ
れるエンジン部品等の物品の作製に使用される充填され
た調合体形成用にとりわけ釘型である。
最も普通のポリイミド製造法は、テトラカルボン酸二無
水物とジアミンの反応による。この目的で最も有望であ
ると考えられる二無水物には、ジカルボキシフェニルエ
ーテルとしても知られているオキシシフタル酸の二無水
物がある。そのほかに1fiiなのは、テトラカルボキ
シベンゾフェノン二無水物とピロメリト酸二無水物であ
る。
これらのポリイミド群の例が、米国特許第3゜745.
149号明細書に記載されている。この明細書は、その
ほかに1種又はそれ以上のジアミン及び末端キャップ及
び橋かけ剤としての不飽和ジカルボン酸エステルと組合
せられたテトラカルボン酸のエステルの使用を含む、ポ
リイミドのとりわけ有用な代りの製造法を開示している
。生成物ポリイミドがriJ溶である溶媒を欠くため、
その製造の必須の第1工程は例えばジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド又は
N−メチルピロリドン等の極性非プロトン性溶媒中での
溶液状態での前記エステルと1種又はそれ以上のジアミ
ンの反応によるポリイミド前駆物質溶液の製造である。
その後非プロトン性溶媒が蒸発により取除かれ、そして
ポリイミド前駆物質が典型的には300℃以上の温度で
ベーキングされ、その結果ポリイミド前駆物質が所望さ
れるポリイミドに転化される。同時に、オレフィン末端
基がポリイミドを橋かけさせる反応を行なう。
前記特許明細書に記載された方法は、数多くの不利益を
被る。第一に、橋かけの部位を与えるために例えば5−
ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸エステル等の比較
的高価な末端キャップ剤を使用する必要がある。上記末
端キャップ及び矯かけ剤が不在であると、形成されるポ
リイミドがしばしば脆くなり、そして複合体形成用に不
適切となる。第二に、必要とされる極性非プロトン性溶
媒が高い沸点を有し、蒸発により取除くことが困難であ
り、そしてその残留する痕跡がベーキング後の複合体中
での空げき形成及び複合体物品全体の強度低下の原因と
なり得る。そのほか、前記非プロトン性溶媒が時として
ポリイミド又はその前駆物質との望ましくない副反応を
行なうことは間違いない。
本発明は、容易に製造され、そして蒸発により容易に取
除かれ、有用なプレポリマーを形成する物質を溶媒とし
て使用する均一なポリイミド前駆物質組成物を提供する
。本発明は、そのほかに強靭で可撓性に富み、従って複
合体形成について高い潜在能力を有する新規なポリエー
テルイミド群を提供する。
その観点の1つにおいて、本発明は約50℃までの温度
で (A)夫々が混合物の約25乃至75モルパーセントの
量で存在する、m−フェニレンジアミン、p−フェニレ
ンジアミン及び4−アミノフェニルエーテルから成る群
から選ばれる少なくとも2種のジアミンの混合物及び (B)(B−1)少なくとも1種の式(1):のエーテ
ルテトラカルボン酸二無水物と(B−2)試薬(B−1
)1モルあたり約10乃至20モルの量で使用される少
なくとも1種の式: RI OH(式中R1は炭素数1乃至4の第−級又は第
二級アルキル基である)のアルカノールとの反応のエス
テル化生成物 から本質的に成る試薬をブレンドすることを含むポリエ
ーテルイミド前駆物質組成物の製造法である。本発明の
そのほかの観点は、前記方法で製造されるポリイミド前
駆物質組成物である。
本発明で使用される試薬(A)は、少なくとも2種のジ
アミンの混合物である。それは、単一のジアミンの使用
が脆いポリエーテルイミドを生成させる結果となるため
、混合物である必要がある。
最も頻繁には、試薬(A)はm−フェニレンジアミンと
p−フェニレンジアミンの混合物又はそれらと組合せて
そのほかに4−アミノフェニルエーテル(4,4’ −
オキシジアニリンとしても知られている)を含む混合物
である。混合物中での各ジアミンの割合は約25乃至7
5モルパーセントであり、そして前記ジアミンを等モル
割合で使用することがしばしば好適である。
試薬(B)は、少なくとも1種のジカルボキシフェニル
エーテル二無水物[試薬(B−1)]のエステル化生成
物である。従って、適切な化合物は3,4−ジカルボキ
シフェニルエーテル及び2゜3−ジカルボキシフェニル
エーテルの二無水物を包含し、上記3,4−ジカルボキ
シ化合物の二無水物が通常は好ましい。それは4.4′
 −オキシシフタル酸無水物としても知られ、そして以
下にしばしば0DANとして言及される。
試薬(B−1)のエステル化生成物は、試薬(B−1)
と少なくとも1種の炭素数1乃至4の第−級又は第二級
アルカノール[試薬(B−2)]との反応によって調製
される。従って、適切なアルカノールはメタノール、エ
タノール、1−プロパツール、2−プロパツール、1−
ブタノール、2−ブタノール及び2−メチル−1−プロ
パツールである。人手容易性及び格別な適合性から、メ
タノールが通常は好ましい。
エステル化生成物を生成させるため、試薬(B−1)1
モルあたり約10乃至20モルの試薬(B−2)が存在
する試薬(B−1)の試薬(B−2)中での溶液が調製
される。その後、この溶液が典型的には還流下での加熱
を含む従来からのエステル化条件に付され、それにより
エステル化が起る。
エステル化により生成せしめられる主な生成物は、テト
ラカルボン酸のジエステルであり、各ベンゼン環上の1
つのカルボキシ基がエステル化される。少ない割合のモ
ノエステル、トリエステル又はテトラエステルが存在し
得るが、しかしそれらが本発明にとって大いに貢献する
とは考えられない。所望されるジエステルが容易に生成
することが、テトラカルボン酸と対立するものとして二
無水物を使用することが必要な1つの理由である。
本発明に係わるポリエーテルイミド前駆物質組成物を調
製するため、ポリエーテルイミド生成割合で、典型的に
は高分子量のポリエーテルイミド用に試薬(A)と試薬
(B−1)の実質的に等モル量で試薬(A)と試薬CB
)がブレンドされる。
前記割合を生成物の分子量調節のために変更し得ること
が、当該技術分野において良く知られている。適切な量
での分子量調節用の例えば無水フタル酸又はアニリン等
の従来からの末端キャップ剤を混合することが、本発明
の範囲内に包含される。
本発明の重要な特徴は、反応混合物が前記試薬(A)と
試薬(B)とから本質的に成ること、即ち前記試薬が本
発明の新規で特許されるべき特徴に著しく貢献するもの
のみであるということである。従って、末端キャップ剤
を包含するオレフィン試薬の使用は必要ではなく、そし
て意図されていない。
約50°Cまで、好ましくは約20乃至35℃の温度が
、ポリエーテルイミド前駆物質組成物を生成せしめるた
めに使用される。これらの温度で、主な生成物がテトラ
カルボン酸のポリマー性アミン塩であると考えられる。
その生成は、通常反応混合物の可成りの濃厚化によって
明示される。かくして調製される生成物は、例えばガラ
ス繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、セル
ロース製品、ナイロン又はアクリル等の典型的な充填材
又は補強媒体の含浸により複合体の形成に特に適用され
る。
本発明方法によって製造されるポリエーテルイミド前駆
物質組成物は、穏やかに加熱することにより過剰のアル
カノールを蒸発させて取除き、そしてプレポリマーを生
成させ、そしてその後前記プレポリマーを約275乃至
375℃の範囲内の温度でベーキングすることによって
ポリエーテルイミドに転化され得る。この方法は、本発
明のもう1つの観点である。
蒸発によりアルカノールを取除くのに必要とされる温度
は、勿論使用されるアルカノールの沸点に応じて変動す
る。多くの状況下で、組成物の温度を単一の操作におい
てベーキング温度まで徐々に高めることが有利である。
温度が高まると共に、アルカノールが取除かれ、そして
主に(少なくとも全体的な効果として)前記ポリマー性
アミン塩を脱水してポリアミック酸を生成することによ
り、プレポリマーが生成せしめられる。引続く加熱によ
り、ポリアミック酸それ自体が脱水されて所望されるポ
リイミドが生成せしめらる。
本発明のそのほかの観点は、オレフィン基を含まず、下
記の構造単位の2種以上から本質的に成り、そして夫々
がIQで約25乃至75%の割合で存在するポリエーテ
ルイミドである。
式(II): 式(■)。
o              0 及び式(■): とりわけ好適なのは、等しい割合の式(n)及び式(I
II)の単位又は式(II)、式(m)及び式(IV)
の単位を含む様なポリエーテルイミドである。この様な
ポリエーテルイミドは、強靭であり、モして可撓性に富
み、従って反合体形成に潜在能力をaする。これとは対
照的に、式(n)又は(III)のみの単位を含む類似
のポリエーテルイミドは脆く、そして通常は複合体形成
に適さない。
本発明が、以下の実施例によって例証される。
実施例中で、複合体形成への適合性がガラス板上に形成
されたフィルムの可撓性によって評価された。全ての部
は、重量基準である。
実施例1 3,4−ジカルボキシフェニルエーテル二無水物3.3
484部(10,79ミリモル)とメタノール4.7部
(14Lミリモル)の混合物が、還流下、窒素ガス雰囲
気中、撹拌下で2172時間加熱され、それによって透
明な溶液が形成された。
混合物が室温まで冷却され、そしてそこにp−フェニレ
ンジアミン0.3891部(3,598ミリモル)、m
−フェニレンジアミン0.3891部(3,598ミリ
モル)及び4−アミノフェニルエーテル0.7205部
(3,598ミリモル)の混合物が加えられた。混合物
が室温、窒素雰囲気下で2時間撹拌され、所望されたポ
リエーテルイミド前駆物質組成物が生成せしめられた。
この組成物がアプリケーターによってガラス板上に塗ら
れ、4ミルと2ミルの厚みのフィルムが形成された。こ
の板がオーブン内に置かれ、25℃で1分間保たれ、そ
して25℃/分の速度で330℃まで加熱され、その温
度で700分間保れた。その後、これらが室温まで冷却
され、そしてフィルムを板から取除くために沸騰水中に
浸漬された。これらのフィルムは強靭で可撓性に富み、
そして′272℃のガラス転移温度を有していた。
実施例2 実施例1の方法に従って、強靭で可撓性に富み、272
℃のガラス転移温度を有するフィルムが、3.4−ジカ
ルボキシフェニルエーテル二無水物3.2263 (1
0,40ミリモル)、メタノール4.3部(134ミリ
モル)、m−フェニレンジアミン0.5623部(5,
2ミリモル)及びp−フェニレンジアミン0.5623
部(5,2ミリモル)から調製された。
同様に、等モル量の3,4−ジカルボキシフェニルエー
テル二無水物とm−フェニレンジアミン又はp−フェニ
レンジアミンの何れかである単一のアミンとから対照試
料が調製された。これらのフィルムは非常に脆く、そし
てそれらをガラス板から取除こうと試みたときに崩壊し
た。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)約50℃までの温度で (A)夫々が混合物の約25乃至75モ ルパーセントのmで存在する、m−フェニレンジアミン
    、p−フェニレンジアミン及び4−アミノフェニルエー
    テルから成る群から選ばれる少なくとも2種のジアミン
    の混合物及び (B)(B−1)少なくとも1種の式 ( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ のエーテルテトラカルボン酸二無水物と (B−2)試薬(B−1)1モルあたり 約10乃至20モルの量で使用される少なくとも1種の
    式: R^1OH(式中R^1は炭素数1乃至4の第一級又は
    第二級アルキル基である)のアルカノールとの反応のエ
    ステル化生成物 から本質的に成る試薬をブレンドすることを含むポリエ
    ーテルイミド前駆物質組成物の製造法。
  2. (2)試薬(B−2)がメタノールである請求項1記載
    の方法。
  3. (3)試薬(B−1)が3,4−ジカルボキシフェニル
    エーテル二無水物である請求項2記載の方法。
  4. (4)試薬(A)と試薬(B−1)が等モル量で使用さ
    れる請求項3記載の方法。
  5. (5)温度が約20乃至35℃の範囲内である請求項4
    記載の方法。
  6. (6)試薬(A)がm−フェニレンジアミンとp−フェ
    ニレンジアミンの混合物である請求項5記載の方法。
  7. (7)ジアミンが等モル量で使用される請求項6記載の
    方法。
  8. (8)試薬(A)がm−フェニレンジアミン、p−フェ
    ニレンジアミン及び4−アミノフェニルエーテルの混合
    物である請求項5記載の方法。
  9. (9)ジアミンが等モル量で使用される請求項8記載の
    方法。
  10. (10)請求項1記載の方法で製造されるポリイミド前
    駆物質組成物。
  11. (11)請求項4記載の方法で製造されるポリイミド前
    駆物質組成物。
  12. (12)請求項6記載の方法で製造されるポリイミド前
    駆物質組成物。
  13. (13)請求項8記載の方法で製造されるポリイミド前
    駆物質組成物。
  14. (14)請求項10記載の組成物を穏やかに加熱して、
    蒸発により過剰のアルカノールを取除き、そしてプレポ
    リマーを生成させ、そしてその後前記プレポリマーを約
    275乃至375℃の範囲内の温度でベーキングするこ
    とを含むポリエーテルイミドの製造法。
  15. (15)組成物の温度が単一の操作においてベーキング
    温度まで徐々に高められる請求項14記載の方法。
  16. (16)請求項12記載の組成物を穏やかに加熱して、
    蒸発により過剰のアルカノールを取除き、そしてプレポ
    リマーを生成させ、そしてその後前記プレポリマーを約
    275乃至375℃の範囲内の温度でベーキングするこ
    とを含むポリエーテルイミドの製造法。
  17. (17)請求項13記載の組成物を穏やかに加熱して、
    蒸発により過剰のアルカノールを取除き、そしてプレポ
    リマーを生成させ、そしてその後前記プレポリマーを約
    275乃至375℃の範囲内の温度でベーキングするこ
    とを含むポリエーテルイミドの製造法。
  18. (18)オレフィン基を含まず、下記の構造単位の2種
    以上から本質的に成り、そして夫々が数量で約25乃至
    75%の割合で存在するポリエーテルイミド。 式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼ 式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼ のうちの少なくとも2種の構造単位から本質的に成るポ
    リエーテルイミド。
  19. (19)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の構造単位から本質的に成る請求項18記載のポリエー
    テルイミド。
  20. (20)式: ▲数式、化学式、表等があります▼、 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の構造単位から本質的に成る請求項18記載のポリエー
    テルイミド。
JP63223677A 1987-09-14 1988-09-08 ポリエーテルイミド及びその前駆物質 Pending JPH01131245A (ja)

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US095,982 1987-09-14
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