JPH01131188A - 新規β−ラクタム化合物 - Google Patents

新規β−ラクタム化合物

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JPH01131188A
JPH01131188A JP63258197A JP25819788A JPH01131188A JP H01131188 A JPH01131188 A JP H01131188A JP 63258197 A JP63258197 A JP 63258197A JP 25819788 A JP25819788 A JP 25819788A JP H01131188 A JPH01131188 A JP H01131188A
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JP
Japan
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tert
ether
group
lactam
compound
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Pending
Application number
JP63258197A
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English (en)
Inventor
Takehisa Ohashi
武久 大橋
Kazunori Suga
和憲 菅
Isao Sada
佐田 功
Akimasa Miyama
晃正 三山
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP63258197A priority Critical patent/JPH01131188A/ja
Publication of JPH01131188A publication Critical patent/JPH01131188A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は3−位に水酸基が保護されたヒドロキシエチル
基を有し、4−位にシリルエーテル基を有する新規なβ
−ラクタム化合物に関する。
本発明による新規なβ−ラクタム化合物は、4−位に反
応性に富むシリルエーテル基を有し、種々の誘導体に変
換できる有用な中間体である。たとえば、本発明化合物
の4−位のシリルエーテル基に、置換反応をおこなうこ
とによって、第4世代のβ−ラクタム抗生物質として知
られているチェナマイシン製造に有用な3−(1−ヒド
ロキシエチル)−4−アセトキシアゼチジン−2−オン
や、!−(1−ヒドロキシエチル)−4−ハロアゼチジ
ン−2−オンが取得できる。
(発明が解決しようとする課題) 従来、4−位にシリルエーテル基を有するβ−ラクタム
化合物は知られていない。本発明者らは、検討を重ねた
結果、これらのβ−ラクタム化合物がカルバペネム系β
−ラクタム化合物合成の有用な中間体になりうろことを
見出して本発明に至った。また、これらの4−位にシリ
ルエーテル基を有するβ−ラクタム化合物の簡便な合成
法を見出し、本発明を完成した。以下に詳細説明する。
(課題を解決するための手段及び作用効果)本発明は一
般式(1) 〜C4の低級アルキル基)で表わされる水酸基の保護基
、Rt 、Rs e R4はC1〜C4の低級アルキル
基、フェニル基またはアラルキル基を示す〕で表わされ
るβ−ラクタム化合物に関する。前記−般式(1)中、
R1のトリアルキルシリル基の例としては、tert−
ブチルジメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、
イソプロピルジメチルシリル基、アセチル基、ベンジル
オキシカルボニル基、O−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基、t−
ブチル基等があげられる。これらの中で、好適なのはt
ert−ブチルジメチルシリル基やトリイソプロピルシ
リル基である。これらのトリアルキルシリル基は、一般
式(1)で示されるβ−ラクタム化合物を合成する際、
安定であり、目的のβ−ラクタム化合物を取得後、比較
的容易に脱保護できるためである。
前記一般式(I)中、R4t R3m R4は具体的に
は、メチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基な
どのC1〜C4の低級アルキル基や、フェニル基やベン
ジル基であり、R1、R1+ R4は各々同一または、
異なっていてもよい。これらの中で、好ましいのはR1
とR,とR4が同一であってメチル基、R1とR,が各
々メチル基でR4がt−ブチル基、R1とR,が各々フ
ェニル基でR4がt−ブチル基で表わされる基である。
これらの置換基を使用する際、目的とするβ−ラクタム
化合物の3−位と4−位の立体配置が望ましいトランス
体になること、およびβ−ラクタム環の3−位における
立体配置が望ましい(8)体になりやすいためである。
本発明化合物の一般式(I)で表わされるβ−ラクタム
の立体構造については、5種の不斉炭素が存在し、8種
の立体異性体の生成が可能であるが、好適には!−(R
)、4−@の立体配置と、〇−保護ヒドロキシエチル基
における不斉炭素の配置が(ト)の化合物が望ましい。
本発明化合物の新規な4−位にシリルエーテル基を有す
るβ−ラクタム化合物の有用性は、参考例1に示すよう
に、既に有用中間体として知られている3(ト)−(1
−ヒドロキシエチル)−4(R3−アセトキシアゼチジ
ン−2−オン化合物に変換できることから明らかである
次に本発明化合物の製造法を説明する。
従来迄、3−位に〇−保護ヒドロキシエチル基ヲ有し、
4−位にシリルエーテル基を有するβ−ラクタム化合物
の合成については知られていなかったが、本発明者らは
、エノールシリルエーテルとクロロスルホニルイソシア
ネートとの反応で、−挙に目的とするβ−ラクタム環が
形成できることを見出した。即ち、一般式 (式中、R1+ R1+ Ri + R4は前記に同じ
)で表わされる二ノールシリルエーテル類をクロロスル
ホニルイソシアネートと反応させ、ついで還元すること
により、一般式(1) (式中、R1+ R2* Ra + R4は前記に同じ
)で表わされるβ−ラクタム化合物を得ることができる
。この方法を反応式で示すと以下の通りである。
反応式1 本反応における原料のエノールシリルエーテル類として
は、例示すると3− tert−プチルジメチルシリロ
キシブテ−1−ニルトリメチルシリルエーテル、 5−
 tert−プチルジメチルシリロキジブテ−1−ニル
ジメチルイソブチルシリルエーテル+3−tert−プ
チルジメチルシリロキシブテ−1−二ルーtert−ブ
チルジメチルシリルエーテル、 3−tert−プチル
ジメチルシリロキシブテ−1−ニルーtert−ブチル
メチルフェニルシリルエーテル、 3−tert−ブチ
ルジメチルシリロキシ−ブチ−1−二ルーtert−ブ
チルジフェニルシリルエーテル、3−トリイソプロビル
シリロキシブチ−1−ニルトリメチルシリルエーテル、
3−トリイソプロビルシリロキシブチ−1−二ルーte
rt−ブチルジメチルシリルエーテル、3−イソプロビ
ルジメチルシリロキシブチ−1−ニルトリメチルシリル
エーテル、3−アセトキシブチ−1−ニルトリメチルシ
リルエーテル、3−アセトキシブチ−1−ニルーter
t−ブチルジメチルシリルエーテル、3−アセトキシブ
チ−1−二ルーtert−ブチルジフェニルシリルエー
テル、 3−tert−ブトキシ−ブチ−1−ニルトリ
メチルシリルエーテル。
5−tert−ブトキシブチ−1−二ルーtert−ブ
チルジメチルシリルエーテル、 3− tert−ブト
キシブチ−1−二ルーtert−ブチルジフェニルシリ
ルエーテル、3−ペンジルオキシカルボニルオキシブチ
−1−ニルトリメチルシリルエーテル、3−ペンジルオ
キシカルボニルオキシブチ−1−二ルーtert−ブチ
ルジメチルシリルエーテル、3−ペンジルオキシカルボ
ニルオキシブチ−1−二ルーtert−ブチルジフェニ
ルエーテル、3−p−ニトロペンジルオキシカルボニル
オキシブチ−1−ニルトリメチルシリルエーテル、3−
p−ニトロペンジルオキシカルボニルオキシブチ−1−
二ルーtert−ブチルジメチルシリルエーテル、3−
1)−ニトロペンジルオキシカルボニルオキシブチ−1
−二ルーtert−ブチルジフェニルシリルエーテル。
3−0−ニトロベンジルオキシカルボニルオキシブチ−
1−ニルトリメチルシリルエーテル、3−〇−ニトロペ
ンジルオキシカルボニルオキシブテー1−二ルーter
t−ブチルジメチルシリルエーテル、3−0−ニトロペ
ンジルオキシカルボニルオキシブチ−1−二ルーter
t−ブチルジフェニルシリルエーテル等が採用できるが
、好ましくはR1がtert−ブチルジメチルシリル基
である3 −tert−プチルジメチルーシリロキシブ
テ−1−ニルトリメチルシリルエーテル、 3−ter
t−プチルジメチルシリロキシブテ−1−二ルーter
t−ブチルジメチルシリルエーテル、 5−tert−
ブチルジメチルシリルエーテル、 !−tert−プチ
ルジメチルシリ口キシブテ−1−二ルーtert−ブチ
ルジフェニルシリルエーテル、 3−tert−プチル
ジメチルシリロキシブテ−1−ニルーtert−ブチル
メチルフェニルシリルエーテル、 3−tert−ブチ
ルジメチルシリロキシ−ブチ−1−ニルジメチルイソブ
チルシリルエーテルが挙げられる。これらの原料は3−
ヒドロキシ酪酸エステルから以下の反応式2に従って合
成できる。
反応式2 本発明化合物のβ−ラクタム化合物(1)において、3
−位側鎖の〇−保護ヒドロキシエチル基の立体、配置は
(B)−配置が好ましく、そのためには光学活性の3(
旬−ヒドロキシ−酪酸エステルを用いて取得すれる光学
活性のエノールシリルエーテル化合物を用い、反応式1
で示されるβ−ラクタム形成反応をおこなえばよい。
エノールシリルエーテル類とクロロスルホニルイソシア
ネートの反応によるβ−ラクタム環形成反応では、シリ
ルエーテル基の種類によって、生成するβ−ラクタムの
立体配置が異なり、チェナマイシンに代表されるカルバ
ペネム系β−ラクタム抗生物質の合成における望ましい
3(3)、4(3)配誼のβ−ラクタム化合物(1)を
得るには、シリルエーテル基がトリメチルシリル基、 
tert−ブチルジフェニルシリル基、 tert−ブ
チルジメチルシリル基、tert−ブチルメチルフェニ
ルシリル基、ジメチルイソブチルシリル基が適している
。また、エノールシリルエーテル類の水酸基の保護基で
あるR1については、上記の立体化学を考慮した点と、
クロロスルホニルイソシアネートとの反応性の良さから
tert−ブチルジメチルシリル基が好適である。エノ
ールシリルエーテルとクロロスルホニルイソシアネート
の反応は、無溶媒下または、塩化メチレン、テトラヒド
ロフラン、n−ヘキサン。
エチルエーテル等のクロロスルホニルイソシアネートお
よびエノールシリルエーテルに対して不活性である有機
溶媒を使用して実施することができる。この際の反応温
度は一70℃から室温付近の範囲で選択することができ
るが、好ましくζよ一40℃〜0℃の温度範囲で発熱を
抑制しつつ、エノールシリルエーテル液にクロロスルホ
ニルイソシアネートを滴下することにより達成できる。
二ノールシリルエーテルとクロロスルホニルイソシアネ
ートのモル比は1:1の当モル付近で行えばよい。
反応時間は通常10分〜数時間の範囲内で採用される。
本反応により生成したβ−ラクタム化合物のN−スルホ
ニルクロリド基を還元して目的のβ−ラクタム化合物に
変換できる。還元反応における還元剤としては、水素化
リチウムアルミニウム、水素化硼素ナトリウム、等の水
素化金属化合物や、ラネーニッケル等の還元剤が採用さ
れる。また、チオフェノールやアルキルメルカプタン等
のチオール化合物も還元剤として使用できる。水素化リ
チウムアルミニウムのような水素化金属化合物を使用す
る際はテトラヒドロフランやエチルエーテル等の有機溶
剤中で還元をおこない、チオール化合物で還元する際は
これらの有機溶剤にピリジン等の塩基を共存させておこ
なう。還元反応における温度は一40℃〜0℃の範囲で
おこなえばよい。
上記の還元剤の中では、水素化リチウムアルミニウムを
用いるのが好ましい。還元終了後、反応系に水を加え、
エチルエーテルや酢酸エチル等の有機溶媒で目的のβ−
ラクタム化合物を抽出し、硫酸マグネシウム等の脱水剤
で乾燥後、減圧上溶媒を留去して、3−位に〇−保護ヒ
ドロキシエチル基を有し、4−位にシリルエーテル基を
有するβ−ラクタム化合物を取得することができる。こ
れらのβ−ラクタム化合物は、必要により、カラムクロ
マトグラフィーにより単離精製できる。
(実施例) 次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例のみで限定されるものではない。
実施例1 (3R,4B、SR) −5−(1−tert−ブチル
ジメチルシリロキシエチル)−4−トリメチルシリロキ
シアゼチジン−2−オンの合成。
(3B ) −3−tert−ブチルジメチルシリロキ
シ−ブチ−1−ニルトリメチルシリルエーテル1、 O
f (トランス体とシス体の比が9=1の混合物)をエ
ーテル5 mlに加え、N2気流下−5゜℃に冷却、撹
拌しながらクロロスルホニルイソシアナート0.3 m
lを20分間かけて添加する。徐々に一40℃へ昇温し
30分さらに撹拌する。次に、−60℃に再冷却し、L
iAlH40,08fを加える。徐々に昇温し一40℃
で60分撹拌する。
次に、反応混合物を氷を加えた水150m#とエーテル
1100rの混合溶液へすばやくうつし、30分撹拌す
る。撹拌後、ハイフロス−パーセルにより不溶物をとり
のぞき、エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。エーテルを減圧上留去すると(3R
,4R,5R)体と(38,48,5B)体を10=1
で含む目的β−ラクタムの液体a、eyを得る。このも
のをシリカゲルカラム(ヘキサン:塩化メチレン=50
:1)で処理し、(3R,4R,5R)体を主として含
む両分を集め、濃縮して0.39のセミソリッドの目的
物を得た。
〔α)、ニー12.4°(c=1  (:C14)’H
NMR(90MHz、0014) δ(pI)m)  0.08 (8H、s )、0.1
8(9H,S)、0.88(9H,s)、1.25(3
H,d)、2.97(IH,dd)、4.17(IH,
m)、5.37(IH,d)、6.60 (I H、b
road) 実施例2 (3R,4R,5R)−3−(1−tert−ブチルジ
メチルシリロキシエチル) −4−tert−ブチルジ
メチルシリロキシアゼチジン−2−オンの合成。
(3R) −5−tert−ブチルジメチルシリロキシ
−ブチ−1−二ルーtert−ブチルジメチルシリルエ
ーテル1. Of ()ランス体とシス体の比が3=2
の混合物)をエーテル8mlに加え、N!気流下−50
℃に冷却撹拌しながらクロロスルホニルイソシアナー)
0.25m/を10−分間かけて添加する。徐々に一2
0℃に昇温し20分撹拌する。
次に、−60℃に再冷却し、LiAlH40,066f
加える。また徐々に昇温し一40℃で60分撹拌する。
次に、反応混合物を氷を加えた水100m1とエーテル
100m1の混合溶液へすばやくそそぎ込み30分撹拌
する。撹拌後、分液したエーテル層を5%N aHOo
 s 水溶液、pH3の塩酸水溶液および飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると
(3R,SR)体と(38,SR)体を3:2で含む目
的β−ラクタム0.9fを得た。これをシリカゲルカラ
ム(ヘキサン:酢酸エチル=lO:1)で精製すると、
目的の(3R,4R,5R)β−ラクタム0.25Fと
(38,4S、SR)β−ラクタム0.13gを、固体
で得た。各々の性状は以下の通りである。
(3R,4R,SR)体 〔α)=−8,3° (0=I  CC14)’HNM
R(90MHz 、CDCl! )δ(ppm)  o
、o 8 (ORB X 2 、 S )、0.13(
OH3X2 、 S )、0.90(9H,s)、0.
93(9H,s)、1.27(OHa、d)、2.95
(IH,dd)、4.13(IH,m)、5、37 (
I H、d )、6.13(NH。
broad ) mp   131℃〜133℃ (3S、4S、SR)体 〔α)=−33,1°(C=1 0C14)’HNMR
(90MHz 、 CD01s )δ(ppm)0.I
 Q (OH,X2 、S)、0.13(cHIX2.
S)、0.88(9H,s)、0.90(9H,s)、
1.31(CHa、d)、3.05(IH,dd)、4
.22(IH,m)、5、27 (I H、d )、6
.57 (I H、broad)ml)   43℃〜
45℃ 実施例3 (3R、4R、S R) −3−(1−tert−ブチ
ルジメチルシリロキシエチル) −4−tert−ブチ
ルジメチルシリロキシアゼチジン−2−オンの合成。
(3R) −3−tert−プチルジメチルシリロキシ
ブテー1−二ルーtert−ブチルジメチルシリルエー
テル1. Of (トランス体とシス体の比が3:2の
混合物)をヘキサン8mlに加え、N!気流下−50℃
に冷却、撹拌しながらクロロスルホニルイソシアナート
0.25 mlを10分間かけて添加する。徐々に一2
0℃へ昇温し20分撹拌する。
次に、−60℃に再冷却し、チオフェノール0.71を
ヘキサン2mlにとかした溶液を添加し、10分撹拌後
、さらにピリジン0.4gをヘキサン2mlにとかした
溶液を添加する。撹拌しながら徐々に室温まで反応液を
昇温し、反応液にヘキサンsomzを加え、これを5%
NaHCO3水溶液、pH5の塩酸水溶液、飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。ヘキサンを減
圧上留去すると(3R,4R,SR)体(38、48、
5R)体を3;2で含む目的β−ラクタムを0.7B得
る。これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=
10 : 1 )で溶出すると、(3R、4R。
SR)体β−ラクタム0.18gと(58,4B。
SR)体β−ラクタム0.10gを得た。各々の性状は
実施例2に示した値と同一であった。
実施例4 (3R,4R,SR) −3−(1−tert−ブチル
ジメチルシリロキシ) −4−tert−ブチルメチル
フェニルシリロキシーアゼチジンー2−オンの合成。
(s n ) −5−tert−ブチJl/ジメチルシ
リロキシーブテ−1−二ルーtert−ブチルメチルフ
ェニルシリルエーテル1. Of ()ランス体とシス
体の比が7=1の混合物)をエーテル5mlに加え、N
2気流下−50℃に冷却し、撹拌しながらクロロスルホ
ニルイソシアナート0.22m#を10分間かけて添加
する。徐々に一40℃へ昇温し30分さらに撹拌する。
次に、−60℃に再冷却し、LiAlH40,06f/
を加える。徐々に昇温し一45℃で40分撹拌する。次
に、反応混合物を氷を加えた水150m1とエーテル1
00m1の混合溶液へすばやくうつし、30分撹拌する
。撹拌後、分液し、有機層を5%NaHCO3水溶液、
ついでpH3の塩酸水溶液、および飽和食塩水で洗浄し
、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると、粗生
成物0.98yを油状物として得た。
nmr (ODC1s )  δ(ppm)(3R,4
R,SR)体 0.00(6H,S)、0.43(3H
,S)、0.80(9H,s)、0.90(9H,s)
、119(3H,d)、2.99(IH,dd)、4.
10(1H,m)、5.35(IH,d)、8.1li
3(IH,d)、7、57 (5H、m ) 実施例5 (S R、4R、5R) −3−(1−tert−ブチ
ルジメチルシリロキシ)−4−ジメチルイソブチルシリ
ロキシ−アゼチジン−2−オンの合成。
(3R) −5−tert−ブチルジメチルシリロキシ
−ブチ−1−二ルジメチルイソブチルシリルエーテル1
.09 (トランス体とシス体の比が5:1の混合物)
をエーテル6.0 mA+に加え、N2 気流下−60
℃に冷却し、撹拌しながらクロロスルホニルイソシアナ
ート0.26rlllを10分間かけて添加する。徐々
に一50℃へ昇温し、30分さらζζ撹拌する。次に、
−60℃に再冷却し、L iAI H4o、−o e 
e y加える。徐々に昇温し一50℃で60分撹拌する
。反応混合物を氷を加えた水150m1とエーテル10
0mIlの混合溶液へすばやくうつし、30分撹拌する
。撹拌後、分液し、有機層を5%NaHCO3水溶液、
ついでpH3の塩酸水溶液、および飽和食塩水で洗浄し
、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると粗生成
物0.591を油状物として得た。
nmr(CDCIg)  δ(ppm)(3几、4R,
SR)体 0.03(6H,s)、0.15(6H,s
)、0.60(2H,d)、0.87(9I(、S)、
0.93(8H,d)、L 22 (3H、d )、1
.80 (I H、m )、2.85 (I H、dd
)、 4.15(IH,m)、5.26(IH,d)、
7.77 (I H。
broad s ) 参考例1 (3R,4R)−4−アセトキシ−3−C(R)−1−
tert−ブチルジメチルシリロキシエチル〕−アゼチ
ジン−2−オンの合成。
(3R、S R) −3−(1−tert−ブチルジメ
チルシリロキシエチル)−4−トリメチルシリロキシア
ゼチジン−2−オン1.OfをDMFlomlに溶解し
、これにトリエチルアミン0.891とtert−ブチ
ルジメチルシリルクロライド0.81gを加え、室温下
で9時間撹拌する。反応後、DMFを減圧留去し、ヘキ
サン30m1を加えた。この溶液を2.5%NaHCO
5水溶液、ついでpH3の塩酸水溶液、および飽和食塩
水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去す
ると、粗生成物の液体1.249を得る。この液体1.
Ofを塩化メチレンSmlに加え、さらにジメチルア主
ノビリジン0.85Fと無水酢酸1.1 mlを加え、
室温で6時間反応させる。次に、反応液を5%NaHC
O3水溶液、pH3の塩酸水および飽和食塩水で洗浄後
、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去すると、粗
生成物の液体o、gyを得る。
この液体をシリカゲルカラム(ベンゼン:ヘキサン=2
 : 1 )で精製すると(31,4R,5R)−4−
アセトキシ−1−(tert−ブチルジメチルシリル)
 −3−(1−tert−ブチルジメチルシロキシエチ
ル)−アゼチジン−2−オン0.52を液体として得た
。上記の液体0.5fをTHF2mlに加え、この溶液
にテトラブチルアンモニウムフロライド0.4gと酢酸
0.179を溶解したTI(F溶液2mlを添加し、室
温で30分撹拌する。次に、この反応液に酢酸エチル2
0m1 を加え、つづいて5%NaHOO3水溶液、お
よび飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥する
。溶媒を留去すると目的物の結晶0.30fを得た。こ
れをシリカゲルカラム(ベンゼン:酢酸エチル=6=1
)で精製すると目的のβ−ラクタムを固体として0.2
71得た。
mp  107℃〜108℃ (α〕、  =+50° (0=0.5 0HOIs)
’HNMR(90MHz、CD013)  δ(ppm
)0.08(6H,S)、0.84(9H,s)、1、
20 (3H、d )、2.01(3H,s)、3.0
4 (I H、dd)、4.12 (IH、m)、5、
76 (I H、d )、6.73(NH)参考例2 (3几) −5−tert−ブチルジメチルシリロキシ
ーブテ−1−ニルトリメチルシリルエーテルの合成。
(3R) −3−tert−ブチルジメチルシリロキシ
ブチルアルデヒド8.Ofを塩化メチレン40m1に加
える。この溶液にトリエチルアミン8.Ofとトリメチ
ルシリルクロライド12rMを添加し、13時間還流さ
せる。反応後、溶媒を留去した後、n−ヘキサンを加え
、5%NaHOOH水溶液、pH3の塩酸水、および飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去すると液体1゜fを得た。これを減圧蒸留にかけて
a、og(bp85℃/3mmHf)の目的物を得た。
この化合物はトランス体とシス体の比が15=1の混合
物であった。
〔α〕、=−3.2°(C=1 0014)IHNMR
(90MHz、CC14)  トランス体δ(ppm)
0.11(6H,s)、0.25(9H,s)、0.9
0(9H,s)、1、25 (3H、d )、4.25
 (I H、m)、4.95 (I H、dd)、6.
28(IH,d)参考例3 (3R) −3−tert−ブチルジメチルシリロキシ
−ブチ−1−二ルーtert−ブチルジメチルシリルエ
ーテルの合成。
(3R) −3−tert−ブチルジメチルシリロキシ
ブチルアルデヒド8.OfをDMF50mlに加える。
この溶液に、tert−ブチルジメチルシリルクロライ
ド12.0g、トリエチルアミン18.Ofを添加し、
90℃で13時間撹拌する。反応後、DMFを減圧下に
留去し、次にn−ヘキサン100m1 を加え、この溶
液を5%NaHCOx水溶液、ついでpH3の塩酸水、
および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を留去すると液体8.0gを得た。これを減圧
蒸留にかけて5.0f(bp65℃/ 1111oHf
 )の目的物を得た。
この化合物はトランス体とシス体の比が3:2の混合物
であった。
〔α〕、 =−14,96° (C=2  CC14)
IHNMR(90MHz、CC14)  δ(ppm)
トランス体 0.07(6H,s)、0.17(6H。
S)、0.90 (9H,、s )、0.97(9H。
S)、1.20 (3H、d )、4.20(IH。
m)、4.95 (1)T 、dd)、6.26(II
(。
d) シス体 0.07(6H,s)、0.17(6H,s)
、0.90(9H,s)、0.97(9H,s)、1、
15 (S H、d )、4.20(IH,m)、4.
48 (I H、dd)、5.97(IH,d)参考例
4 (3R) −5−tert−ブチルジメチルシリロキシ
−ブチ−1−ニルーtert−ブチルメチルフェニルシ
リルエーテルの合成。
(3B ) −3−tert−ブチルジメチルシリロキ
シブチルアルデヒド10.OfをDMF40mA’に加
える。この溶液にジメチルアミノピリジン6.6f、 
 tert−ブチルメチルフェニルシリルクロライド1
0.4F添加し、75℃で14時間撹拌する。
反応後、DMFを減圧上留去し、次にn−ヘキサン11
00r’を加え、5%NaHCOi水溶液、pH3の塩
酸水、および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去して液体10.2gを得た。これを
シリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=20:1)
で精製して7.2fの目的物を得た。この化合物は、ト
ランス体とシス体の比が7=1の混合物であった。
〔α”II、=−6,3°(C= 1 、 Co14)
IHNCo14)IHN、CDCIg)  δ(ppm
)トランス体 0.00(8H,s)、0.40(3H
S)、0.85(9H,S)、0.93(9H。
S)、1.18(3H,d)、4.20(IH。
m)、5.o 6 (I H、dd)、6.35(IH
d)、7.40 (5H、m ) 参考例5 (3R) −3−tert−ブチルジメチルシリロキシ
−ブチ−1−二ルジメチルイソブチルシリルエーテルの
合成。
(3R) −3−tert−プチルジメチルシリロキシ
ブf JL/ 7 JL/デヒド2o、oyをDMF8
0.OrMに加える。この溶液にTMEDA 18.3
mlとイソブチルジメチルシリルクロライド14.8F
を添加し3時間80℃で撹拌する。反応後1、溶媒を留
去した後、n−ヘキサンを加え5%NaHCOH水溶液
、pH3の塩酸水、および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると16.5fの液
体を得た。これをシリカゲルカラム(n−ヘキサン;酢
酸エチル=20:1)で処理し、トランス体とシス体の
比が5:1の目的物10.6gを得た。
(d)、 =−6,0° (C=1 、0CI4)’H
NMR(90MHz、CDCIg)   δ(ppm)
トランス体 0.03(6H,s)、0.15(6H。
S)、0.60(2H,d)、0.85(9H。
S)、0.90(6H,d)、1.15(3H。
d)、1.80(IH,m)、4.20(IH。
m)、4.95 (I H、dd)、6.26(IH。
d)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1は▲数式、化学式、表等があります▼(
    R_5、R_6、R_7はC_1〜C_4の低級アルキ
    ル基)で表わされる水酸基の保護基、R_2、R_3、
    R_4はC_1〜C_4の低級アルキル基、フェニル基
    またはアラルキル基を示す。〕 で表わされるβ−ラクタム化合物。
  2. (2)R_1がt−ブチルジメチルシリル基である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。
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