JPH0113017Y2 - - Google Patents

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JPH0113017Y2
JPH0113017Y2 JP1984047707U JP4770784U JPH0113017Y2 JP H0113017 Y2 JPH0113017 Y2 JP H0113017Y2 JP 1984047707 U JP1984047707 U JP 1984047707U JP 4770784 U JP4770784 U JP 4770784U JP H0113017 Y2 JPH0113017 Y2 JP H0113017Y2
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JP
Japan
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spoiler
rear spoiler
recess
angle
angle adjustment
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JP1984047707U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、乗用自動車に装着されるリヤスポイ
ラ装置に関する。
(従来技術) 近年、FF車及びパワー車が流行するにつれて、
自動車後部の揚力を減少すべく、リヤスポイラを
標準装備する傾向にある。従来のリヤスポイラ
は、普通乗用車用として、金属又はプラスチツク
製の断面略三角形状のスポイラを、ウレタン接着
剤等のプラスチツク接着剤を用いてトランクリツ
ドに接着している。
(考案が解決しようとする問題点) この従来装置では、スポイラの上面の傾斜角度
は固定であり、トランクリツドに水、ゴミ等が溜
り、塗料、接着剤の剥離を生じるばかりか、洗車
が困難であり、また、車速に対応した傾斜角度に
できないため、最良の機能を発揮することが困難
であり、燃費の損失を生じることもある。
これに対して、レーシングカーでは車の極限性
能を発揮することが要求される故に、車体後部に
翼状のスポイラを角度調整自在に設けたものがあ
る。しかし、これはあくまでレース用自動車であ
つて、普通自動車に適用すると、後方視界を悪く
したり、洗車を困難にしたりすることがあり、実
用性に乏しい車となる。
(問題を解決するための手段) 本考案は、このような従来装置の問題点に鑑
み、自動車ボデイに凹部を形成して、角度調整自
在に構成されたリヤスポイラを、この凹部内に略
完全に収納できるように構成することにより、自
動車を角度調整自在なスポイラを有する車として
及びスポイラの全くない車として利用できるよう
にしたリヤスポイラ装置を提供することを目的と
する。
この目的を達成するための本考案の特徴とする
ところは、自動車ボデイ1の後上部に上面6a及
び背面6bを備えたリヤスポイラ6を配置すると
共に、ボデイ1にリヤスポイラ6を収納可能な凹
部7を形成し、且つリヤスポイラ6をその上面6
aがボデイ1表面と略面一になる収納姿勢と、上
面6aが後上方傾斜状になるスポイラ作用姿勢と
に角度調整機構12で角度調整自在にしたリヤス
ポイラ装置において、 前記リヤスポイラ6の前部を角度調整のために
ボデイ1に横軸8廻り回動自在に支持し、リヤス
ポイラ6の背面6bを前記横軸8中心に円弧状に
すると共に、凹部7の後上縁を構成するボデイ1
に摺接するようにさせ、角度調整機構12はスポ
イラ作用姿勢でのリヤスポイラ6上面6aの傾斜
角度を無段階に角度調整可能である点にある。
(作用) リヤスポイラ装置4はリヤスポイラ6を凹部7
内に収納している時は、上面6aがボデイ表面1
aと略面一となつて不存在状態となり、自動車を
リヤスポイラの無い車とし、一方、リヤスポイラ
6を角度調整機構12でその前部の横軸8廻りに
上方に回動させると、凹部7から突出して、自動
車をリヤスポイラ6の有る車とし、且つリヤスポ
イラ6の上面傾斜角度を無段階に変更して車速に
対応して後部揚力の押さえ効果を増減する。ま
た、リヤスポイラ6の上面傾斜角度の調整の際リ
ヤスポイラ6の円弧状背面6bが凹部7の後上縁
を構成するボデイ1に摺接して、リヤスポイラ6
がバツクアツプされると共に、凹部7が後端にお
いて閉塞され、後方からの外観も良好である。さ
らに、リヤスポイラ6は前部が横軸8に支持され
ていて、横軸8に空気抵抗があまり作用しない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜3図に示す第1実施例において、1は普
通自動車2のボデイで、その後上部を形成してい
るトランクリツド3にリヤスポイラ装置4が装備
されている。
トランクリツド3には横長の開口を形成すると
共に上部開口のボツクス5を設けて、リヤスポイ
ラ6の収納用の凹部7が形成されており、この凹
部7の前上部にリヤスポイラ6の前部が横軸8を
介して横軸廻り回動自在に支持されており、リヤ
スポイラ6はこの凹部7から上方へ出退自在で、
突出することによりスポイラとして、収納される
ことにより凹部閉鎖部材として夫々機能する。
リヤスポイラ6は収納時にボデイ1の表面1a
と略面一になる上面6aと、背面6b及び左右側
面6cとを有し、板金又はプラスチツク等で形成
され、側面視扇形状となつている。
前記背面6bは、第2図に示すように横軸8中
心に円弧面状に形成されていると共に、凹部7の
後上縁を構成するボデイ1に摺接するようにし
て、回動しても凹部7の後上縁と気密性が保たれ
ている。このことは左右側面6cでも同様であ
り、凹部7の上部全周囲にゴムシール部材を施し
て、リヤスポイラ6との間から雨水が浸入しない
ように構成することが好ましい。尚、ボツクス5
の底部には水排出用ホース9が設けられている。
12はトランクリツド3、ボツクス5の外面又
は他の自動車構成部材に設けられた角度調整機構
である。
第1実施例の角度調整機構12Aは略水平に配
置されたガイドレール13にスライダ14が前後
方向に揺動自在に取付けられ、リンク15の上端
がリヤスポイラ6に連結され、その下端がスライ
ダ14にピン連結されており、そのスライダ14
に外周螺旋状歯を有するワイヤ16が連結されて
いる。
前記ガイドレール13、スライダ14、リンク
15及びワイヤ16は、リヤスポイラ6の左右に
夫々1、組ずつあつて、左右のワイヤ16は駆動
装置17によつて押引される。駆動装置17はケ
ーシング18内にモータ19で駆動されるギヤ2
0とガイド体21とを有し、ワイヤ16はギヤ2
0と噛合している。
このギヤ20の回動によつて押引されて、スラ
イダ14をガイドレール13に沿つて前後方向に
摺動し、リンク15を介してリヤスポイラ6を収
納姿勢(第2図実線で示す)からスポイラ作用姿
勢(第2図仮想線で示す)まで回動し、且つその
範囲内の所望角度に止めておくことができる。
リヤスポイラ6はスポイラ作用姿勢のとき、そ
の上面6aは後上方傾斜姿勢となり、後部揚力を
押さえるための空気抵抗力を発生する。
第4図に示す第2実施例の角度調整機構12B
は第1実施例と駆動装置17のみが駆なり、モー
タの代わりに油圧又は空圧シリンダ23が使用さ
れ、そのシリンダロツド24はスライダ14に直
接に連結されている。この場合、シリンダ23は
1本又は2本使用され、また、シリンダで第1実
施例のワイヤ16を押引するように構成すること
もできる。
第5図に示す第3実施例は第1実施例と角度調
整機構12cが異なり、リンク及びガイドレール
を使用していなく、左右各1本の油圧又は空圧シ
リンダ23を、その基部をボデイ1側に、シリン
ダロツド24をリヤスポイラ6側に夫々枢支連結
し、シリンダ24の伸縮によつてリヤスポイラを
直接的に角度調整するように構成されている。
第6図に示す第4実施例の角度調整機構12D
は、横軸8に扇形ギヤ25を固定し、モータ(図
示せず)で駆動されるピニオン26を噛合させて
おり、モータの正逆転により、リヤスポイラ6を
収納姿勢から作用姿勢へ変更し且つ作用姿勢にお
ける角度変更をできるようになつている。
第7図に示す第5実施例の角度調整機構12E
は、第1実施例と同様なリンク15、スライダ1
4及びガイドレール13を有するが、スライダ1
4は引張スプリング27によつて後方向に弾引さ
れており、ボーデンワイヤ28のインナワイヤ2
9が連結されている。
この角度調整機構12Eは手動式であり、ボー
デンワイヤ28の先端が自動車2の運転席近傍ま
で延設されていて、図外のレバーを回動してイン
ナワイヤ29を引くことにより、リンク15を介
してリヤスポイラ6を凹部7から上方へ所望量だ
け突出させることができる。
前記リヤスポイラ装置4は自動車2の屋根後部
に配置しても良く、角度調整機構12は上記以外
の種々の構造にすることができ、スポイラ6の背
面6bには車種等の各種表示ができる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、リヤスポイラ6
は角度調整機構12を介して凹部7内に入るよう
にして、その上面6aの後上方傾斜角度を無段階
に変更することができ、車速に対応した最良の傾
斜角を得ることができ、効果的且つ車速に適合し
た後部揚力の減少を図ると共に燃費の損失を防
ぐ。また、リヤスポイラ6の上面傾斜角度の調整
の際、リヤスポイラ6の円弧状背面6bが凹部7
の後上縁を構成するボデイ1に摺接して、リヤス
ポイラ6がバツクアツプされると共に、凹部7が
後端において閉塞されて、後方からの外観も良好
である。さらに、リヤスポイラ6は前部が横軸8
に支持されているので、横軸8に空気抵抗があま
り作用しない。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第1実施例を示してお
り、第1図は全体斜視図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4〜7図は本考案の第2〜5実施例を示す夫々
断面側面図である。 1……ボデイ、1a……表面、2……自動車、
4……リヤスポイラ装置、6……リヤスポイラ、
6a……上面、7……凹部、8……横軸、12…
…角度調整機構、13……ガイドレール、14…
…スライダ、15……リンク、16……ワイヤ、
17……駆動装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車ボデイ1の後上部に上面6a及び背面6
    bを備えたリヤスポイラ6を配置すると共に、ボ
    デイ1にリヤスポイラ6を収納可能な凹部7を形
    成し、且つリヤスポイラ6をその上面6aがボデ
    イ1表面と略面一になる収納姿勢と、上面6aが
    後上方傾斜状になるスポイラ作用姿勢とに角度調
    整機構12で角度調整自在にしたリヤスポイラ装
    置において、 前記リヤスポイラ6の前部を角度調整のために
    ボデイ1に横軸8廻り回動自在に支持し、リヤス
    ポイラ6の背面6bを前記横軸8中心に円弧状に
    すると共に、凹部7の後上縁を構成するボデイ1
    に摺接するようにさせ、角度調整機構12はスポ
    イラ作用姿勢でのリヤスポイラ6上面6aの傾斜
    角度を無段階に角度調整可能であることを特徴と
    するリヤスポイラ装置。
JP4770784U 1984-03-31 1984-03-31 リヤスポイラ装置 Granted JPS60158972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4770784U JPS60158972U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 リヤスポイラ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4770784U JPS60158972U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 リヤスポイラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60158972U JPS60158972U (ja) 1985-10-22
JPH0113017Y2 true JPH0113017Y2 (ja) 1989-04-17

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ID=30563278

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JP4770784U Granted JPS60158972U (ja) 1984-03-31 1984-03-31 リヤスポイラ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0215748Y2 (ja) * 1986-05-20 1990-04-26

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823369U (ja) * 1971-07-26 1973-03-16
JPS5822767A (ja) * 1981-08-05 1983-02-10 Aisin Seiki Co Ltd 可動式エアバランスパネル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4823369U (ja) * 1971-07-26 1973-03-16
JPS5822767A (ja) * 1981-08-05 1983-02-10 Aisin Seiki Co Ltd 可動式エアバランスパネル

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JPS60158972U (ja) 1985-10-22

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