JPH01129736A - 電動機用鉄心の製造方法 - Google Patents
電動機用鉄心の製造方法Info
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- JPH01129736A JPH01129736A JP62285542A JP28554287A JPH01129736A JP H01129736 A JPH01129736 A JP H01129736A JP 62285542 A JP62285542 A JP 62285542A JP 28554287 A JP28554287 A JP 28554287A JP H01129736 A JPH01129736 A JP H01129736A
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Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、高真空容器内で使用する電動機用鉄心の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
（従来の技術）
近年、半導体微細加工技術に代表されるように。
高真空環境下で使用されるＸＹステージ等は、高精度の
位置決め制御が要求されている。従来、ＸＹステージ等
を駆動する電動機は１回転導入機等を用いて大気中より
間接的に高真空容器内の可動部を駆動する方式が一般的
である。しかしながら、高精度位置決め制御を行い、且
つ真空容器内の簡素化を図るために、真空容器内で使え
る電動機の開発が強く望まれる。
位置決め制御が要求されている。従来、ＸＹステージ等
を駆動する電動機は１回転導入機等を用いて大気中より
間接的に高真空容器内の可動部を駆動する方式が一般的
である。しかしながら、高精度位置決め制御を行い、且
つ真空容器内の簡素化を図るために、真空容器内で使え
る電動機の開発が強く望まれる。
電動機用の電磁鋼板は、鉄損を低減するため、有機絶縁
被膜が形成されているのが一般的である。
被膜が形成されているのが一般的である。
しかし、真空中で上記の有機絶縁被膜からガスが発生す
るため、所定の真空度が達成されないので。
るため、所定の真空度が達成されないので。
その対策として、サンドペーパー等で機械的に有機絶縁
被膜を除去しているが、このような方法では完全に有機
物を除去することは難しい。このような従来の電動機用
鉄心の製造方法について、固定子鉄心を例として、第２
図（、）ないしく８）により説明する。
被膜を除去しているが、このような方法では完全に有機
物を除去することは難しい。このような従来の電動機用
鉄心の製造方法について、固定子鉄心を例として、第２
図（、）ないしく８）により説明する。
第２図（ａ）は電動機用電磁鋼板の断面図で、°電磁鋼
板は、けい素鋼板１の表面に防錆と鉄損低減を目的とし
て、有機物を含む絶縁被膜２がコーティングされている
。第２図（ｂ）は上記の電磁鋼板の表面をサンドペーパ
ー等でこすり、上記有機絶縁被膜２を除去した状態を示
すが１機械的な方法で除去するため、けい素鋼板１の表
面に有機物３が一部に残存する。第２図（ｃ）に示すよ
うに、アセトン等の溶剤４に上記のけい素鋼板１を浸漬
し。
板は、けい素鋼板１の表面に防錆と鉄損低減を目的とし
て、有機物を含む絶縁被膜２がコーティングされている
。第２図（ｂ）は上記の電磁鋼板の表面をサンドペーパ
ー等でこすり、上記有機絶縁被膜２を除去した状態を示
すが１機械的な方法で除去するため、けい素鋼板１の表
面に有機物３が一部に残存する。第２図（ｃ）に示すよ
うに、アセトン等の溶剤４に上記のけい素鋼板１を浸漬
し。
脱脂する。第２図（ｄ）に示すように、脱脂後自燃乾燥
するが、けい素鋼板１の表面の有機物３はそのまま残存
する。第２図（ｅ）に示すように、脱脂。
するが、けい素鋼板１の表面の有機物３はそのまま残存
する。第２図（ｅ）に示すように、脱脂。
乾燥を終わったけい素鋼板１を積層した後、溶接溝５を
積層方向に溶接し、固定子鉄心６とする。
積層方向に溶接し、固定子鉄心６とする。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしながら、上記のような製造方法では、完成した固
定子鉄心６は、けい素鋼板１の表面に有機物３が残存し
ているため、高真空容器内で使う電動機に適用すると、
有機物３からガスが多量に放出され、所定の真空度に到
達しにくいという問題があった。
定子鉄心６は、けい素鋼板１の表面に有機物３が残存し
ているため、高真空容器内で使う電動機に適用すると、
有機物３からガスが多量に放出され、所定の真空度に到
達しにくいという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するもので、高真空容器
内でのガス放出の極めて少ない電動機用鉄心を提供する
ものである。
内でのガス放出の極めて少ない電動機用鉄心を提供する
ものである。
（問題点を解決するための手段）
上記問題点を解決するため、本発明は、有機絶縁被膜が
形成された電磁鋼板を苛性ソーダ液で処理し上記絶縁被
膜を除去する工程と、被膜除去後水洗いし塩酸で中和す
る工程と、中和工程後水洗いしアルコール液およびアセ
トン液中で洗浄する工程と、洗浄工程複電磁鋼板表面に
セラミックをコーティングする工程と、前記コーテイン
グ後複数枚の電磁鋼板を積層し、積層方向にクランプま
たは溶接して一体化する工程によって製造するものであ
る。
形成された電磁鋼板を苛性ソーダ液で処理し上記絶縁被
膜を除去する工程と、被膜除去後水洗いし塩酸で中和す
る工程と、中和工程後水洗いしアルコール液およびアセ
トン液中で洗浄する工程と、洗浄工程複電磁鋼板表面に
セラミックをコーティングする工程と、前記コーテイン
グ後複数枚の電磁鋼板を積層し、積層方向にクランプま
たは溶接して一体化する工程によって製造するものであ
る。
（作 用）
上記の構成によって、電磁鋼板表面の有機物は完全に除
去され、かわりにガス放出の無い無機絶縁物被膜がコー
ティングされているので、積層による鉄損が低減され、
しかも真空容器内でのガス放出が著しく少ない電動機用
鉄心が得られる。
去され、かわりにガス放出の無い無機絶縁物被膜がコー
ティングされているので、積層による鉄損が低減され、
しかも真空容器内でのガス放出が著しく少ない電動機用
鉄心が得られる。
（実施例）
本発明の一実施例を、固定子鉄心を例として第１図（ａ
）ないしくｊ）により説明する。第１図（ａ）ないしく
ｊ）は、本発明による電動機用鉄心の製造工程を示した
ものである。第１図（ａ）は電動機等に使用される電磁
鋼板の断面図で、電磁鋼板は。
）ないしくｊ）により説明する。第１図（ａ）ないしく
ｊ）は、本発明による電動機用鉄心の製造工程を示した
ものである。第１図（ａ）は電動機等に使用される電磁
鋼板の断面図で、電磁鋼板は。
けい素鋼板１の表面に防錆と鉄損低減を目的とする有機
絶縁被膜２がコーティングされている。
絶縁被膜２がコーティングされている。
まず、温度が約９０℃、濃度が約１５％の苛性ソーダ液
７に、上記の電磁鋼板を３０秒程度浸漬すると、第１図
（ｂ）に示すように、有機絶縁被膜２が完全に除去され
たけい素鋼板１となる。
７に、上記の電磁鋼板を３０秒程度浸漬すると、第１図
（ｂ）に示すように、有機絶縁被膜２が完全に除去され
たけい素鋼板１となる。
次に、第１図（ｃ）に示すように、水道水で水洗いした
後、第１図（ｄ）に示すように、濃度０．０１Ｎないし
０．０５Ｎの塩酸８の中に浸漬し、表面に残存した苛性
ソーダを中和する。
後、第１図（ｄ）に示すように、濃度０．０１Ｎないし
０．０５Ｎの塩酸８の中に浸漬し、表面に残存した苛性
ソーダを中和する。
次に、第１図（ｅ）に示すように、腐食防止を目的に、
再び水道水を用い水洗いする。
再び水道水を用い水洗いする。
次に、第１図（ｆ）および（ｇ）に示すように、アルコ
ール液９中に浸漬して水分を取り去った後、続けてアセ
トン液１０中に浸漬し、アルコール分の除去および脱脂
を行なう。なお、上記のアルコール液９およびアセトン
液１０による処理は、超音波洗浄が最も効果がある。
ール液９中に浸漬して水分を取り去った後、続けてアセ
トン液１０中に浸漬し、アルコール分の除去および脱脂
を行なう。なお、上記のアルコール液９およびアセトン
液１０による処理は、超音波洗浄が最も効果がある。
次に、第１図（ｈ）に示すように、空気中に放置し、自
然乾燥する。
然乾燥する。
次に、電解析出法、溶射法等を用い、乾燥を終わったけ
い素鋼板１の表面に、膜厚５μ■ないし３０μｍ程度の
セラミック被膜１１を形成すると、セラミック被膜電磁
鋼板１２が得られる。
い素鋼板１の表面に、膜厚５μ■ないし３０μｍ程度の
セラミック被膜１１を形成すると、セラミック被膜電磁
鋼板１２が得られる。
次に、第１図（ｊ）に示すように、上記のセラミック被
膜電磁鋼板１２を積層し、溶接溝５を積層方向に溶接す
ると、固定子鉄心１３が得られる。以上のように、セラ
ミック被膜電磁鋼板１２は、有機絶縁被膜２が完全に除
去され、これに替って無機質のセラミック被膜１１が形
成されているので、防錆性に優れ、鉄損の少ない、高真
空中でガス放出の著しく低い電動機用鉄心が得られる。
膜電磁鋼板１２を積層し、溶接溝５を積層方向に溶接す
ると、固定子鉄心１３が得られる。以上のように、セラ
ミック被膜電磁鋼板１２は、有機絶縁被膜２が完全に除
去され、これに替って無機質のセラミック被膜１１が形
成されているので、防錆性に優れ、鉄損の少ない、高真
空中でガス放出の著しく低い電動機用鉄心が得られる。
（９！明の効果）
−以上説明したように、本発明によれば、電磁鋼板の表
面に形成されている有機絶縁被膜が、苛性ソーダ液によ
る処理で完全に除去され、これに替って無機質のセラミ
ック被膜が形成されるので、これを用いた電動機用鉄心
は優れた防錆性を有し、且つ鉄損が少ないばかりでなく
、高真空中でもガスの放出が極めて少ないので、高真空
容器中に使用できる電動機が得られる。
面に形成されている有機絶縁被膜が、苛性ソーダ液によ
る処理で完全に除去され、これに替って無機質のセラミ
ック被膜が形成されるので、これを用いた電動機用鉄心
は優れた防錆性を有し、且つ鉄損が少ないばかりでなく
、高真空中でもガスの放出が極めて少ないので、高真空
容器中に使用できる電動機が得られる。
第１図（ａ）ないしくｊ）は本発明による電動機用鉄心
の製造工程を示す断面図および斜視図、第２図（ａ）な
いしくｅ）は従来の電動機用鉄心の製造工程を示す断面
図および斜視図である。 １・・・けい素鋼板、 ２・・・有機絶縁被膜、３・・
・有機物、 ４・・・溶剤、 ５・・・溶接溝、６．１
３・・・固定子鉄心、 ７・・・苛性ソーダ液、８・・
・塩酸、 ９・・・アルコール液、 １０・・・アセト
ン液、１１・・・セラミック被膜、 １２・・・セラミ
ック被膜電磁鋼板。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第１図 １８−臘 第２図 ↓ （ｄ） 中＃ン１
の製造工程を示す断面図および斜視図、第２図（ａ）な
いしくｅ）は従来の電動機用鉄心の製造工程を示す断面
図および斜視図である。 １・・・けい素鋼板、 ２・・・有機絶縁被膜、３・・
・有機物、 ４・・・溶剤、 ５・・・溶接溝、６．１
３・・・固定子鉄心、 ７・・・苛性ソーダ液、８・・
・塩酸、 ９・・・アルコール液、 １０・・・アセト
ン液、１１・・・セラミック被膜、 １２・・・セラミ
ック被膜電磁鋼板。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第１図 １８−臘 第２図 ↓ （ｄ） 中＃ン１
Claims (4)
- （１）表面に有機絶縁被膜が形成されている電磁鋼板を
苛性ソーダ液に浸漬し上記の絶縁被膜を除去する工程と
、被膜除去後水洗いし塩酸で中和する工程と、中和工程
後水洗いしアルコール液およびアセトン液中で洗浄する
工程と、洗浄後電磁鋼板表面にセラミック被膜を形成す
る工程と、上記のセラミック被膜電磁鋼板を複数枚積層
し、積層方向にクランプまたは溶接して一体化し鉄心と
する工程とからなることを特徴とする電動機用鉄心の製
造方法。 - （２）有機絶縁被膜を除去する苛性ソーダ液は、１５％
前後の濃度、９０℃前後の温度とすることを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載の電動機用鉄心の製造方
法。 - （３）中和工程には、０．０１Ｎ〜０．０５Ｎの塩酸を
用いることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載
の電動機用鉄心の製造方法。 - （４）電解析出法または溶射により、膜厚５μｍないし
３０μｍのセラミック絶縁被膜を形成することを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項記載の電動機用鉄心の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62285542A JPH01129736A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 電動機用鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62285542A JPH01129736A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 電動機用鉄心の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01129736A true JPH01129736A (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=17692887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62285542A Pending JPH01129736A (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | 電動機用鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01129736A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009033874A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機のステータおよびその製造方法、回転電機 |
| WO2019230466A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板およびその製造方法、前記電磁鋼板を用いてなる変圧器の鉄心、変圧器ならびに変圧器の誘電損失の低減方法 |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP62285542A patent/JPH01129736A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009033874A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機のステータおよびその製造方法、回転電機 |
| WO2019230466A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板およびその製造方法、前記電磁鋼板を用いてなる変圧器の鉄心、変圧器ならびに変圧器の誘電損失の低減方法 |
| JP6645632B1 (ja) * | 2018-05-30 | 2020-02-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 絶縁被膜付き電磁鋼板およびその製造方法、前記電磁鋼板を用いてなる変圧器の鉄心、変圧器ならびに変圧器の誘電損失の低減方法 |
| CN112204170A (zh) * | 2018-05-30 | 2021-01-08 | 杰富意钢铁株式会社 | 带有绝缘被膜的电磁钢板及其制造方法、使用该电磁钢板而成的变压器的铁芯、变压器以及变压器的介质损耗的减少方法 |
| CN112204170B (zh) * | 2018-05-30 | 2022-04-19 | 杰富意钢铁株式会社 | 带有绝缘被膜的电磁钢板及其制造方法 |
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