JPH01129700A - スピーカ組立接着方法 - Google Patents

スピーカ組立接着方法

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JPH01129700A
JPH01129700A JP28741787A JP28741787A JPH01129700A JP H01129700 A JPH01129700 A JP H01129700A JP 28741787 A JP28741787 A JP 28741787A JP 28741787 A JP28741787 A JP 28741787A JP H01129700 A JPH01129700 A JP H01129700A
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adhesive
group
adhesives
carbon atoms
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JP28741787A
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Kei Naoki
直木 圭
Naomi Okamura
直実 岡村
Hiroshi Aoki
博 青木
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Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は加熱、加圧、紫外線照射などの特殊な処理等を
施さなくとも短時間にスピーカ組立部品を固定(セット
)することができ、しかも一定時間経過後には充分な接
着強度が得られるスピーカの組立接着方法に関する。
(従来の技術) 音響機器に用いられるスピーカは、添付の第1図に示し
たまうに、フレーム1、コーン紙2、コーンエツジ3、
ガスケット4、ボイスコイル5、ダン/#  5 、ダ
ストキャッグ7、トップグレート8、フェライトマグネ
ット9、ボトムプレート10の各部材等から構成され、
これらの各部材は接合部as bz eXdz ez 
fsおよびgにおいて適宜に接着剤で接合されてスピー
カに組立られている。
前記の接合部a−eの接合に使用される接着剤としては
、従来、クロロプレンゴム系接着剤が広く使用されてい
たが、このクロロプレンゴム系接着剤は、固形分が30
〜35重量%の溶液型接着剤であるために、溶剤が揮散
して充分な接着力を発揮するまでに長時間を要する(セ
ット時間が長い)ばかりでなく、多量の溶剤が揮散する
ので作業環境上の問題があった。
また、前記の接合部f1gの接合に使用される接着剤と
しては、エポキシ系接着剤、マイクロカプセル型アクリ
ル系接着剤、および2原型アクリル系接着剤が使用され
ていたが、通常用いられる常温硬化型エポキシ系接着剤
は、2液を計量混合しなければならず、また常温での硬
化時間が非常に長い。マイクロカプセル型接着剤ldl
液で常温での硬化時間は5分程度で作業性に優れている
が、マイクロカプセルを破壊しなければ硬化しないため
接着剤のはみ出し部分が未硬化になる問題がめった。2
原型アクリル系接着剤は常温での硬化時間は5分程度で
あるが、2液温合操作を必要とする欠点があった。
さらにα−シアノアクリレート系接着剤は、加熱、混合
などの必要がなく室温で短時間に硬化させることができ
作業性に侵れているが、衝撃接着力、耐湿接着力、耐熱
老化接着力が低く接着性能の信頼性に乏しいため前記用
途に使用することができなかった。
このように、従来のスピーカ組立用の接着方法にはそれ
ぞれ問題があり、いずれも充分に満足できるものではな
かった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、特別な装置や操作を必要とせずに、組立接着
をすべきスピーカの部品を室温で秒単位で接着、仮止め
をすることができ、かつその貼合わせ後に一定時間経過
すれば充分な接着強度を発揮することのできるスピーカ
の組立接着方法を提供しようとするものである。
(b)発明の構成 (問題を解決するための手段) 本発明者等は、前記の問題点を解決するために種々研究
を重ねた結果、特定の常温アニオン重合硬化型接着剤と
アニオン重合促進剤を添加した特定の常温湿気硬化型接
着剤との2種類の接着剤を組み合わせて使用し、しかも
接着すべきスピーカ部品の接着界面に前記の2種類の接
着剤を、相互になるべく混合しないようにかつ重ならな
いように別々に施用して接着を行なわせることにより、
その目的を容易に達成することができたものである。
すなわち、本発明のスピーカ組立接着方法は、(A) 
 一般式 (式中、Rは炭素数が1〜16のアルキル基、全炭素数
が2〜16のアルコキシアルキル基、炭素数が1〜16
のハロアルキル基、全炭素数が2〜16のシアノアルキ
ル基、全炭素数が6〜12のアラルキル基、全炭素数が
2〜16のアシルオ’i−/7/Iル基、炭素数が3〜
16のシクロアルキル基、全炭素数が2〜16のアルケ
ニル基、又は全炭素数が6〜12のアリール基である。
)で表されるα−シアノアクリレート系化合物を主成分
とする水分による常温アニオン重合硬化型接着剤と、(
B)加水分解可能な基が結合したケイ素原子を分子中に
少なくとも2個有する有機シリコン化合物の湿気硬化性
化合物を主成分とし、これにさらにアニオン集合促進剤
を添加した常温湿気硬化型接着剤との2種類の接着剤を
使用し、接着をすべきスピーカ部品の接着界面に前記2
種類の接着剤をなるべく互いに混合しないようにかつ互
いに重ならないように(ただし一部で混合しまたは重な
るのを妨けない)、別々に施用して接着を行なわせるこ
とを特徴とする方法である。
本発明の組立接着方法において用いる接着剤(B)は、
加水分解可能な基が結合したケイ素原子を分子中に少な
くとも2個有する有機シリコン化合物の湿気硬化性化合
物を主成分とし、これにさらにアニオン集合促進剤が添
加されている点において新規であジ、かつこの接着剤を
本発明の接着方法において使用すれば優れた効果を発揮
するものである。
このように、本発明の組立接着方法で用いる接着剤にお
いては、アニオン重合促進剤を常温アニオン重合硬化型
接着剤(A)に添加せずに、常温湿気硬化型接着剤(B
)の方に添加するのは、アニオン重合促進剤を常温アニ
オン重合硬化型接着剤(A)に添加するとその貯蔵安定
性ないしは可使用時間が短かくなるので、これを接着剤
(B)の方に添加しておくことにより、両接着剤を施用
して貼合わせ後に常温湿気硬化型接着剤(B)に添加し
ておいたアニオン重合促進剤をして、滲透、拡散等によ
り常温アニオン重合硬化型接着剤(A)に作用させて、
同接着剤(A)の重合硬化を促進させ、速やかに仮止め
効果を発揮せしめるためである。
本発明の組立接着方法における接着剤(A)で用いられ
る前記一般式(I)で表わされるα−シアノアクリレー
ト系化合物の具体例としては、たとえばメチル−α−シ
アノアクリレート、エチル−α−シアノアクリレート、
プロピル−α−シアノアクリレート、ブチル−α−シア
ノアクリレート、2−メトキシメチル−α−シアノアク
リレート、2−メトキシエチル−α−シアノアクリレー
ト、2−エトキシメチル−α−シアノアクリレート、2
−エトキシエチル−α−シアノアクリレート、2−プロ
ポキシエチル−α−シアノアクリレート、2−ブトキシ
エチル−α−シアノアクリレート、テトラヒドロフルフ
リル−α−シアノアクリレート、アリル−α−シアノア
クリレート、プロパルギル−α−シアノアクリレート、
2−クロルエチル−α−シアノアクリレート、2− (
2,2,2−)リフルオロエトキシ)エチル−α−シア
ノアクリレートなどがあけられる。
本発明の組立接着方法における接着剤(A)には、必要
に応じてS02、カルボン酸類、リン酸類、スルホン酸
類;ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル等の貯蔵安定剤;アクリルゴム、アクリル醒エステル
C#:)重合体類、ポリエステル類、ポリウレタン類等
の増粘剤;グル化剤(たとえば特開昭54−10799
3号公報に記載されているよりなグル化剤);フタル酸
エステル類、リン酸エステル類等の可塑剤;さらには着
色剤、硬化促進剤、有機溶媒等を配合することができる
本発明の組立接着方法における接着剤(B)で用いられ
る加水分解可能な基が結合したケイ素原子を分子中に少
なくとも2個有する有機シリコン化金物としては、一般
式 (式中、2は加水分解可能な基であり、Rは加水分解可
能な基以外の基であり、nはO〜2の整数である。) で表わされる基(以下、これを「反応性シリコン官能基
」ということがある。)を分子中に少なくとも2個有す
る化合物があげられる。
前記一般式(II)における加水分解可能な基2の具体
例としては、たとえばアセトキシ基、オクタノイルオキ
シ基、ベンゾイルオキシ基等のアシロキシ基;ジメチル
ケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチ
ルケトオキシム基等のケトオキシム基;メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキン基等のアルコキシ基;イソグロペ
ニルオキシ基、1−エチ/l/−2−メチルビニルオキ
シ基等のアルケニルオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ
基等のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミ
ノキシ基等のアミノキシ基;N−メチルアセトアミド基
、N−エチルアセトアミド基、N−メチルベンズアミド
基等のアミド基などがあげられる。
また、前記一般式(n)における加水分解可能な基以外
の基R4としては、たとえばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、
シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、ア
リル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、ナフ
チル基等のアリール基;2−フェニルエチル基等のアラ
ルキル基:等のイミノアルキル基、及びこれらの6基の
水素原子の一部著しくは全部が塩素原子等のノ・ロダン
原子で置換された基があげられる。
その加水分解可能な基が結合したケイ素原子を分子中に
少なくとも2個有する有機シリコン化合物の具体例とし
ては下記の化合物があげられる。
(イ) シラノールで末端停止したポリジオルガノシロ
キサンに、分子中に前記一般式(It)で表わされる反
応性シリコン官能基を有するシラン化合物を反応させて
得られる室温硬化性シリコン化合物: (ロ)分子中にイソシアネート基と反応可能な基と前記
一般式(II)で表わされる反応性シリコン泊能基とを
有する化合物と、ポリイソシアネート化合物とを反応さ
せて得られる室温硬化性ケイ素末端化合物(特公昭46
−30711号公報等参照): (ハ)分子中にインシアネート基と前記一般式(n)で
表わされる反応性シリコン官能基を有する化合物と、有
機ポリヒドロキシ化合物又は有機ポリチオール化合物と
を反応させて得られる室温硬化性ケイ素末端化合物: に)分子末端にアリル基を有する化合物に、前記一般式
(II)で表わされる反応性シリコン官能基を有し、か
つ−8H基又はケイ素に直接結合した水素を有する化合
物を付加反応させて得られるシリコン変性ポリオキシア
ルキレンポリエーテル化合物: (ホ)その他、たとえば特公昭49−32678号公報
等に記載されたような末端反応性シリコン官能基含有化
合物: 本発明の方法における接着剤(B)には、さらにアニオ
ン重合促進剤が添加される。
そのアニオン重合促進剤としては、三級アミン化合物類
、ラクトン化合物類、サイラフラウン化合物類、クラウ
ン化合物類、N、N−ジシクロへキシルカルデジイミド
、コハク酸アミド、エチレンチオ尿素などがあげられる
その三級アミン化合物類としては、脂肪族・脂環式、芳
香族置換脂肪族又は芳香族の任意の三級アミン化合物が
使用できる。その具体例としては、N、N−ジメチルア
ニリン、N、N−ジエチルアニリン、N、N−ジメチル
−p−)ルイジン、N、N−ジエチル−p−)ルイジン
、N、N−ジメチル−m−トルイジン、N、N−ジエチ
ル−m−)ルイソン、N、N−ビス(2−ヒドロキシプ
ロピル)−p−トルイジン、トリフェニルアミン、N、
N−ジメチルエタノールアミン、N、N−ジエチルエタ
ノールアミン、N−ブチルジェタノールアミン、フェニ
ルエチルエタノールアミン、β−ジメチルアミノエチル
アセテート、β−ジメチルアミノエチルベンゼン等があ
げられる。
また、その三級アミン化合物類としては、前記の三級ア
ミン化合物に、前記した一般式(II)で表わされる反
応性シリコン官能基を含有せしめた化合物も用いられる
。たとえば、(N、N−ジメチル−3−アミノプロピル
)トリメトキシシラン、(N、N−ジエチル−3−アミ
ノプロピ/I/)トリメトキシシラン、(N、N−・ゾ
プロビルー3−アミノゾロビル)トリエトキシシラン、
(N、N−シブチル−3−アミノプロピル)トリエトキ
シシラン、(N、N−ジメチル−3−アミノプロピル)
トリメチルシラン、(N、N−ジエチル−3−アミノブ
チル)トリエチルシラン、N、N−ジメチルアミノフェ
ニルトリメトキシシラン、N、N−ジメチルアミノフェ
ニルエトキシシラン、N、N−ジエチルアミノフェニル
トリメトキシシラン、N、N−ジエチルアミノフェニル
トリエトキシシラン、N、N−ジメチルアミノフェニル
トリメチルシランなども、アニオン重合促進剤用の三級
アミン化合物として使用することができる。
さらに、その三級アミン化合物としては、TheChe
mical Rubber Co、発行の[Handb
ook ofTables for Organic 
Compound Identification J
第3巻(1967年)の三級アミン類の項(319〜3
25頁)に記載されている種々の三級アミンも使用する
ことができる。
そのラクトン化合物類としては、たとえばγ−ブチロラ
クトン、β−プロピオラクトン、5−エチル−γ−ブチ
ロラクトン、ε−カプロラクトン及びクマリン等があげ
られる。
そのサイラフラウン化合物としては、たとえば1−(3
−アミノプロピル)−1−メチルサイシー11−クラウ
ン−4,1−ビニル−1−メチルサイラフラウン−5,
1−ビニル−1−メチルサイラフラウン−6,1,1−
ノメチルサイラー11−クラウン−4,1,1−ジメチ
ルティラー14−クラウン−5,1,1−ジメチルサイ
シー1フークラウン−6,1,1−ジメチルサイシー2
0−クラウンーフ等があげられる。
そのクラウン化合物としては、たとえば15−クラウン
−5,18−クラウン−6、ジペンゾ−18−クラウン
−6、ジペンゾ−24−クラウン−8、ジシクロへキシ
ル−18−クラウン−6、ジシクロへキシル−24−ク
ラウン−8、ジチア−15−クラウン等があげられる。
上記したアニオン重合促進剤として用いる化合物は1種
類を単独使用してもよいし、2種以上を適宜に併用する
ことができる。その添加量は、接着剤(B)に対して0
.05〜50重量係、好ましくは0.5〜40重量係で
ある。その添加量が少なすぎると、接着時に接着剤(A
)を充分に速やかに重合硬化させることができなくなり
、仮止めに要する時間を有効に短縮できないし、多くな
りすぎると接着強度を低下させる。
本発明の方法における接着剤(B)を調製するには、前
述の有機シリコン化合物にアニオン重合促進剤を添加し
て接着剤(B)とする。また、この接着剤には、必要に
応じてフタル酸エステル等の可塑剤;炭酸カルシウムや
カーデンブラック等の充填剤;有機スズ化合物等の硬化
促進剤;シラン化合物等の接着性付与剤;煙霧質シリカ
等のタレ防止剤;モレキュラーシーブ等の脱水剤;その
他酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤等を配合すること
ができる。
シリコン官能基を有するシラン化合物を予め反応させて
有機シリコン化合物にして配合する代りに、その原料の
オルガノシロキサンと反応性シリコン官能基を有するシ
ラン化合物をそのまま配合して接着剤(B)を調製する
ことができる。
本発明のスピーカ組立接着方法においては、前記のよう
にして調製された接着剤(A)と接着剤(B)の2種類
の接着剤を使用し、スピーカの接着をすべき部品の接着
界面に、その2種類の接着剤を、該2種類の接着剤がな
るべく互いに混合しないように、かつ互いに重ならない
ように(ただし一部で混合し又は重なるのを妨げない)
、別々に施用して接着を行なわせる。
添付図面にもとづいて本発明の組立接着方法の実施態様
例について説明をする。第1図は、本発明の方法にした
がって組立接着をしたスピーカを含む代表的なスピーカ
を縦断面図で示したものである。かかるスピーカは、フ
レーム1とコーンエツジ3間の接合部a1コーン紙2と
ダストキャップ7間の接合部C1ボイスコイル5とダン
パー6間の接合部e1フレーム1とダンノや一6間の接
合部d、)ツブグレート8とフェライトマグネット9間
の接合部f1フェライトマグネット9とボトムプレート
10間の接合部g等が、いずれも接着剤で接着接合され
て組立てられているが、本発明の組立接着方法は、かか
る接合部&−,es l 6Nf及びgを接着接合して
スピーカを組立てるのに適用することができる。
添付の第2図〜第6図は、本発明の組立接着刃法を適用
する実施態様例を例示したものである。
すなわち、第2図は、第1図に示したようなボトムプレ
ート10とフェライトマグネ、ト9間の接合部g1及び
フェライトマグネット9とトッププレート8間の接合部
fの接着接合を行なわせるために、ボトムプレート10
の接着を行なうべき面g′の面上と、フェライトマグネ
ット9の接着を行なうべき面f′の面上に接着剤(八)
と接着剤(B)とをそれぞれ施用した状態を図示してい
る。この場合に、接着剤(A)は比較的少量を数個所(
4個所)に施用しており、接着剤(B)は比較的多量を
リング状に施用している。このように2種類の接着剤を
互いに混合しないように、かつ互いに重ならないように
別々に施用したのち・ボトムプレート10の上にフェラ
イトマグネット9を重ね、さらにその上にト、ググレー
トを重ねてから、軽く押圧すると、接着剤(A)は面g
′及び面f′の面上に部分的に、また接着剤(B)は面
g′及び面f′の面上に殆んど全面に展延される。そし
て、その部分的に展延された接着剤(A)には為接着剤
(B)に添加されているアニオン重合促進剤が滲透・拡
散等によって作用して同接着剤(A)の重合硬化を促進
させることになるから、極めて短時間内に同接着剤(A
)が硬化して仮止め(セット)させることになる。しか
も、その仮止め後に接着剤(B)が充分な時間をかけて
硬化することになるから、その硬化後は充分な接着強度
が得られる。
第3図〜第5図は、第2図におけると同様の接合部g及
び接合部fの接着接合を行なわせるために、接着剤(A
)及び接着剤(B)を別の施用態様例で施用した状態を
図示したものである。すなわち、第3図に示す態様例は
、リング状に施用した接着剤(B)の外側に接着剤(A
)を施用している点において、第2図に示したものと異
なる。また、第4図に示す態様例は、接着剤(A)をリ
ング状に施用している点において、第2図又は第3図に
示す態様と異なる。さらに、第5図に示す態様例は、接
着剤(B)を2重のリング状に施用している点において
、第2図〜第4図に示す態様と異なる。
次に、第6図は、第1図に示した接合部a及び接合部d
の接着接合を行なわせる態様例を示したものである。す
なわち、まずフレーム1とダンパー6間の接合部dの接
着接合を形成せしめるために、フレーム1の接着を行な
うべき面d′の面上に、比較的少量の接着剤(A)を数
個所(8個所)に施用するとともに、同じ面d′上に比
較的多量の接着剤(B)をリング状に施用してから、ダ
ンパー6を重ねて軽く押圧すると、その施用した接着剤
(A)及び接着剤(B)が展延され、同時に接着剤(B
)に添加されているアニオン重合促進剤が滲透・拡散等
によって接着剤(A)に作用して、同接着剤(A)の重
合硬化を促゛進させるから、極めて短時間内に仮止めを
することができる。しかも、その仮止め後に接着剤(B
)が充分な時間をかけて硬化するから、その硬化完了後
には充分な接着強度を有する接着接合が得られる。
また、フレーム1とコーンエア23間の接合部aを形成
せしめるために、フレーム1の接着を行なうべき面a′
の面上に、比較的少量の接着剤(A)を数個所(8個所
)に施用するとともに、同じ面a′上に比較的多量の接
着剤(B)をリング状に施用してから、同面上にコーン
紙2のコーンエツジ3を重ねて軽く押圧すると、その施
用された接着剤(A)及び接着剤(B)が展延され、同
時に接着剤(B)に添加されているアニオン重合促進剤
が滲透・拡散等によって接着剤(A)に作用して、同接
着剤(A)の重合硬化を促進させるから、極めて短時間
内に仮止めをすることができる。しかも、その仮止め後
に接着剤(B)が充分な時間をかけて硬化するから、そ
の硬化完了後には充分な接着強度を有する接着接合が得
られる。
以上の添付図面に示した実施態様例は、第1図に示した
スピーカの接合部a1dt f及びgの接着接合を行な
う例であるが、他の接合部、たとえば接合部C及びe等
の接着接合も、上記の態様例に準じて実施することがで
きる。
なお、本発明の組立接着方法を実施するための接着剤(
A)と接着剤(B)の施用態様としては、特願昭61−
154154号に詳しく開示されているから、そのよう
な種々の施用態様を本発明の方法に適宜に転用すること
ができる。
(実施例等) 以下に、接着剤例、実験例、実施例及び比較例をあげて
さらに詳述する。これらの例において記載した「部」は
「重量部」を意味する。
接着剤例 本発明における接着剤(A)として、市販のセメダイン
3000ゴールド(セメダイン株式会社商品名、エチル
−α−シアノアクリレート系接着剤)をそのまま使用す
る。
また、本発明における接着剤(B)として、下記の表1
に示すように、種々のペース組成物に種々のアニオン重
合促進剤を組合わせた接着剤(B1)、(B2)及び(
B3)を用意した。
また、表1に示すペース組成物のみからなp1アニオン
重合促進剤を添加しない接着剤(B′)を別に用意した
表  1 表1の注: *1・・・鐘淵化学工業株式会社商品名、CH3 (CH30)2SiCH2CH2CH2〇−末端基を有
すカ *3・・・ジオクチルフタレートの等モルに溶解した溶
液 実験例 上記の接着剤(A)としてのセメダイン3000ゴール
ドと、接着剤(B1)、(B2)、(B3)、及び接着
剤(B′)とを、表2に示すように組合わせて使用して
、内接着剤が互いに混合しないように、かつ重ならない
ように施用して接着を行なわせ、その際のセットタイム
(仮り止め時間)を測定した。
すなわち、2枚の軟鋼板(いずれも100maX25 
m X 1.6■)を使用し、20℃、65チRHの室
内において、一方の軟鋼板の接着貼合わせるべき個所の
中央部にセメダイン3000ゴールド0.02.9を施
用し、その施用個所の外側を囲むようにほぼ円形状に接
着剤(B1)〜(B3)又は接着剤(B′)を0.2g
施用して直ちに他方の軟鋼板を貼合わせた(ラップ面積
12.5 X 25 mm )。次いで、その貼合わせ
後の各接合物について、1ゆの静荷重に耐えるまでの時
間を測定して、セットタイム(仮止め時間)とした。そ
の結果は表2に示すとおりであった。
表  2 表2の結果から明らかなように、接着剤(A)と接着剤
(B)とを、両者接着剤を互いに混合しないように、か
つ重ならないように施用して接着を行なわせると、著し
い短時間にセットさせることができる。
実施例1 接着剤(A)としてセメダイン3000ゴールドを用い
、接着剤(B)として表1に示す接着剤(B1)〜(B
3)をそれぞれ使用し、これら両接着剤の各組合わせで
スピーカのマグネット系の組立接着を行なった。
すなわち、第2図に示す態様にしたがって、直径120
篇のフェライトマグネットの両面に、トッププレートと
がトムプレートとを接着させたところ、いずれも10秒
以内にセットできた。
なお、この接着における各接着剤の施用量は表3に示す
とおりであった。
表  3 得られた各接合物を20℃で7日間放置したのち、−5
0℃で2時間、次いで90℃で2時間の冷熱繰返し試験
を5サイクル施して、フェライトの割れの発生の有無を
観察した。その結果はいずれの組合わせによる接合物も
クラックの発生が全く認められなかった。
また、20℃で7日間放置養生したのちの同様の各接合
物を、1mの高さからコンクリート面上に落下させる試
験を20回繰返したところ、いずれの接合物も全くはが
れなかった。
比較例1 市販の二液型アクリル系接着剤(セメダイン株式会社商
品名、セメダインY400)を用い、実施例1における
と同様のスピーカ用の直径120園のフェライトマグネ
ットとトッププレート及びボトムプレートとの接着接合
を行なわせたのち、20℃で7日間放置・養生させた接
合物を、実施例1と同一の冷熱繰返し試験を行なったと
ころ、フェライトに割れが発生した。
実施例2 接着剤(A)としてセメダイノコ9−ルド3000を使
用し、接着剤(B)として表1に示した接着剤(B1)
〜(B3)をそれぞれ使用し、第6図に示す態様例にし
たがってフレーム1とコーンエツジ3間の接合部aの接
着接合を行なわせたところ、いずれも10秒以内にセッ
トできた。また、得られた各接合物を1日放置後に、コ
ーン紙を引張ったところ、コーン紙が材破し、スピーカ
として充分な接着強度を有していた。
実施例3 接着剤(A)としてセメダインゴールド3000を使用
し、接着剤(B)として表1に示した各接着剤(B1)
〜(B3)をそれぞれ使用し、第6図に示す態様例にし
たがってフレーム1とダンパー6間の接合部dの接着接
合を行なわせたところ、いずれも10秒以内にセットで
きた。また、その接合物を1日放置後にダンパーを引張
ったところ、ダンパーが材破した。
実施例4 接着剤(A)としてセメダインゴールド3000を用い
、接着剤(B)として表1に示した接着剤(B1)〜(
B3)をそれぞれ用い、上記の各実施例に準じて両接着
剤が混合しないように、かつ重ならないように施用して
接合部Cの接着接合を行なわせたところ、いずれも10
秒以内にセットでき、その各接合物を1日放置後にダス
トキャップを引張ったところ、コーン紙が制破した。
(C)発明の効果 本発明の組立接着方法を用いると、スピーカの各接合部
の接着接合を行なわせる際のセット時間を著しく短縮す
ることができ、ひいてはスピーカの組立接着速度を短縮
でき、かつその接着接合強度も高く、さらに得られるフ
ェライトマグネット系は冷熱繰返し試駆後の割れの発生
も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組立接着方法を用いて得られるスピー
カを含む代表的なスピーカの縦断面図である。第2図〜
第5図の各図は、本発明の方法にしたがってスピーカの
フェライトマグネ、トとト、ププレート及びがトムプレ
ートとの接着接合を行なわせる態様を例示した斜視図で
ある。また、第6図は本発明の方法にしたがってスピー
カのフレームとコーンエツジ間の接着接合、及びフレー
ムとダンパー間の接着接合を行なわせる態様を例示した
平面図である。 図中の各符号はそれぞれ下記のものを示す。 1・・・フレーム、2・・・コーン紙、3・・・コーン
エツジ、4・・・ガスケット、5・・・ディスコイル、
6・・・ダンパー、7・・・ダストキャップ、8・・・
トッププレート、9・・・フェライトマグネット、10
・・・ボトムグレート、as bSCs dSeSi 
g ”’各部材間の接合部 a/、f′、g′・・・接
着をすべき面、A・・・接着剤(A)の施用物、B・・
・接着剤(B)の施用物。 党1 区 第2図 第4図 第5区

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(A)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数が1〜16のアルキル基、全炭素数
    が2〜16のアルコキシアルキル基、炭素数が1〜16
    のハロアルキル基、全炭素数が2〜16のシアノアルキ
    ル基、全炭素数が6〜12のアラルキル基、全炭素数が
    2〜16のアシルオキシアルキル基、炭素数が3〜16
    のシクロアルキル基、全炭素数が2〜16のアルケニル
    基、又は全炭素数が6〜12のアリール基である。)で
    表されるα−シアノアクリレート系化合物を主成分とす
    る水分による常温アニオン重合硬化型接着剤と、(B)
    加水分解可能な基が結合したケイ素原子を分子中に少な
    くとも2個有する有機シリコン化合物の湿気硬化性化合
    物を主成分とし、これにさらにアニオン重合促進剤を添
    加した常温湿気硬化型接着剤との2種類の接着剤を使用
    し、スピーカの接着をすべき部品の接着界面に前記2種
    類の接着剤をなるべく互いに混合しないようにかつ互い
    に重ならないように(ただし一部で混合しまたは重なる
    のを妨げない)、別々に施用して接着を行なわせること
    を特徴とするスピーカの組立接着方法。 2)アニオン重合促進剤が、三級アミン化合物類、ラク
    トン化合物類、サイラクラウン化合物類、クラウン化合
    物類、N,N−ジシクロヘキシカルボジイミド、コハク
    酸アミドおよびエチレンチオ尿素からなる群から選ばれ
    た1種又は2種以上の混合物である特許請求の範囲1項
    記載の組立接着方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03296581A (ja) * 1990-04-13 1991-12-27 Toagosei Chem Ind Co Ltd 接着剤組成物
JP2001505235A (ja) * 1996-08-16 2001-04-17 ロックタイト(アイルランド)リミテッド ガラス接着のためのシアノアクリレート接着剤組成物
JPWO2020071553A1 (ja) * 2018-10-05 2021-09-09 東亞合成株式会社 スピーカー組立用接着剤組成物、スピーカー組立方法及びスピーカー

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JPH078977A (ja) * 1993-06-23 1995-01-13 Sekisui Chem Co Ltd 合併処理浄化槽の逆洗装置

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