JPH01128209A - 磁気記録再生用ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録装置における磁気記録再生用ヘッド
に関するものである。

従来の技術 近年、磁気記録装置は、音響分野や情報分野において、
幅広く利用されている。特に磁気記録装置の磁気記録再
生用ヘッドの開発が盛んに行われている。

以下図面を参照しながら、従来の磁気記録再生用ヘッド
の一例について説明する。

第３図は従来例の磁気記録再生用ヘッドの断面図である
。磁気記録再生ヘッド１】と、前記リング型磁気記録再
生ヘッド１１の密着する磁気テープ１２及び超電導材料
で構成された磁気遮へい部１３からなる。１４は記録再
生の磁束である。

以上のように構成された磁気記録再生用ヘッドについて
、以下その動作について説明する。

超電導材料の持つ完全反磁性という性質により、磁気遮
へい部１３は磁気記録再生ヘッド１１の内部を記録再生
の磁束１４が通らないように磁路を変更して、記録再生
の磁束１４を減少させることなく記録再生を行う。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、磁気記録再生ヘ
ッド１１と磁気テープ１２が完全に密着しているので、
ヘッド１１とテープ１２とが摩擦し、汚れやずく、ヘッ
ド１１とテープ１２共に耐久性に欠けるという問題点を
有していた。また、ヘッド１１上面全体にわたり、磁束
が通りやすいために、外部雑音をヘッド１１が拾いやす
いという問題点も有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、磁気テープをヘッドに完全
密着しないようにして、ヘッド自身と磁気テープの耐久
性を向上させることと、へ・７ドの上面で磁束の通る磁
路を制限することにより、外部雑音を低減する磁気記録
再生用ヘッドを提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生用ヘ
ッドは、ヘッドの上面に磁気テープを支持するテープ支
持部を備え、前記ヘッドの上面の一部が超電導材料で覆
われた構造とした。

作用 本発明は上記した構成によって、超電導材料の持つマイ
スナー効果を利用して、問題点を解決する。マイスナー
効果とは、超電導状態にある超電導材料のごく表面層に
ループ電流が生じ、このループ電流が外部磁界を打ち消
すような磁界を生じさせ、超電導材料内部に磁束が入り
込まないという効果である。このマイスナー効果によっ
て、磁化されている磁気テープの磁束が、ヘッドの上面
の超電導材料に入り込ませないために生じる反発力を利
用し、ヘッド面から磁気テープをわずかに浮かせてヘッ
ドと磁気テープを非接触にすることにより、ヘッドと磁
気テープの耐久性を向上することを可能とする。さらに
、ヘッド上面において磁束の通る磁路を制限し、余計な
磁束を遮断することで、外部雑音を大幅に低減すること
ができる。

逆に記録再生のための磁束は、前記磁気遮へいにより磁
気テープを通る磁路を集中することで、記録再生の効率
を高くすることができる。

また、磁気テープからの磁束が弱まった場合には、磁気
記録再生ヘッドに備わったごく僅かに磁気記録再生ヘッ
ドの上面に突出したテープ支持部により、磁気テープと
磁気記録再生ヘッドとが密着することを避けることがで
きる。

実施例 以下本発明の一実施例の磁気記録再生ヘッドについて、
図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例における磁気記録再生ヘッドの
断面図を示す。第１図において、１は磁気記録再生ヘッ
ド、２はヘッドｌ上面で中央部以外を覆う超電導材料で
、３はテープ支持部、４は磁気遮へい部、５は磁化され
た磁気テープ、６は磁気テープ５の磁束、７は記録再生
のための磁束である。

以上のように構成された磁気記録再生ヘッドについて、
以下第１図及び第２図を用いてその動作を説明する。

磁化されている磁気テープ５の磁束６が、ヘッド１の上
面の超電導材料２に入り込まないために生じる反発力を
利用し、ヘッド面及びテープ支持部３からチー１３を僅
かに浮かせ、ヘッド１とテープ５を非接触状態にするこ
とにより、ヘッドとテープの耐久性を向上する。さらに
ヘッド１上面の超電導材料２のマイスナー効果の磁気遮
へいにより、ヘッドの上面において磁束の通る磁路を制
限し、余計な磁束を遮断することで、外部雑音を大幅に
低減することができる。逆に記録再生のための磁束７は
、前記磁気遮へいにより磁気チー１５を通る磁路を集中
することで記録再生の効率が大変高くなる。

第２図は磁気テープ５が磁化されていないもしくは磁化
されているが磁束６がきわめて微小である場合の磁気記
録再生ヘッドの断面図を示す。このとき、ヘッド１の上
面の超電導材料２による反発力がないか、もしくはきわ
めて微小であるが、磁気テープ５はテープ支持部３によ
り磁気記録再生ヘッド面に密着することはない。従って
ヘッドとテープの耐久性を向上することができる。

発明の効果 以上のように本発明は、ヘッドの上面に磁気テープを支
持する磁気テープ支持部を備え、ヘッドの上面の一部が
超電導材料で覆われていることにより、超電導物質のマ
イスナー効果を利用し、磁化された磁気テープの磁束が
、ヘッドの超電導材料に入り込まないために生じる反発
力を利用し、ヘッド面から磁気テープを非接触の状態に
することにより、ヘッドと磁気テープの耐久性を向上す
る。また、ヘッドの上面の超電導材料のマイスナー効果
の磁気遮へいにより、ヘッドの上面において磁束の通る
磁路を制限し、余計な磁束を遮断することで、外部雑音
を大幅に低減することができる。逆に記録再生のための
磁束は、前記磁気記録遮へいにより磁気テープを通る磁
路を集中することで、記録再生の効率をはかることがで
きる。さらに磁気テープの磁束がないもしくはきわめて
微小である時、テープ支持部により、磁気テープとヘッ
ド面との密着状態を避けることができるので、磁気テー
プとヘッドの耐久性が増すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の磁気記録再生ヘットの断面図
、第２図は磁気テープが磁化されていないもしくは磁化
されているが磁束がきわめて微少である場合の磁気記録
再生ヘッドの断面図、第３図は従来の磁気記録再生ヘッ
ドの断面図である。 １・・・・・・磁気記録再生ヘッド、２・・・・・・超
電導材料、３・・・・・・テープ支持部、４・・・・・
・磁気遮へい部、５・・・・・・磁気テープ、６・・・
・・・テープ自身の磁束、７・・・・・・記録再生の磁
束。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘッドの上面に磁気テープを支持するテープ支持部を備
   え、前記ヘッドの上面の一部が超電導材料で覆われてい
   ることを特徴とする磁気記録再生用ヘッド。