JPH0112789Y2 - - Google Patents
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- JPH0112789Y2 JPH0112789Y2 JP1982116387U JP11638782U JPH0112789Y2 JP H0112789 Y2 JPH0112789 Y2 JP H0112789Y2 JP 1982116387 U JP1982116387 U JP 1982116387U JP 11638782 U JP11638782 U JP 11638782U JP H0112789 Y2 JPH0112789 Y2 JP H0112789Y2
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- JP
- Japan
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- plate
- lithium
- negative electrode
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- punched metal
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Description
本考案はリチウム板と集電体とを圧着し渦巻状
に巻いて電池に組み込む渦巻形リチウム電池の改
良に係り、リチウム板と集電体との剥れを防止す
ることを目的とする。 渦巻形リチウム電池では、リチウム板の補強を
兼ねて金網や、エキスパンデツドメタル、パンチ
ングメタルなどの多孔性金属板を集電体として用
い、それら集電体とリチウム板とを圧着して形成
した負極板を渦巻状に巻回して電池に組み込んで
いるが、金網やエキスパンデツドメタルはリチウ
ム板との結着力が良好で巻回時にリチウム板と集
電体とが剥離することが少ないが、端部の金属の
突出部が圧着不良などにより電極表面に出て、セ
パレータを突き破つて短絡を生じるおそれがあ
る。これに対しパンチングメタルは端部に鋭利な
突出部分がないので短絡を生じるおそれがない
が、リチウム板との結着力が弱く、渦巻状に巻回
したときに、リチウム板と集電体とが剥がれて接
触不良を引き起こすという欠点がある。 本考案はそのような事情に鑑みてなされたもの
であり、集電体として一方の面の孔の周囲に突起
を形成させたパンチングメタルを用い、負極板を
上記パンチングメタルと、該パンチングメタルに
突起が形成されていない面側から圧着し、その一
部がパンチングメタルの孔からはみだして突起を
おおうリチウム板とで構成することにより、負極
板を渦巻状に巻回するときのリチウム板とパンチ
ングメタルとの剥れを防止したのである。 つぎに本考案の実施例を図面とともに説明す
る。 第1図は本考案において負極側の集電体として
用いるパンチングメタルの一例を示す部分拡大断
面図であり、第2図は第1図に示すパンチングメ
タルとリチウム板とを圧着して形成した負極板の
部分拡大断面図である。 本考案において負極側の集電体として用いるパ
ンチングメタル3は、第1図に示すように、一方
の面の孔3aの周囲に突起3bが形成されてい
る。そして、負極板1は、第2図に示すように、
このパンチングメタル3にリチウム板2を突起3
bが形成されていない面側から圧着して形成され
ており、該リチウム板2のリチウムの一部がパン
チングメタル3の孔3aからはみだして突起3b
をおおつている。 このような負極板1は渦巻状に巻回したとき
に、パンチングメタル3の突起3bをおおうリチ
ウムが該突起3bに引つかかつて、パンチングメ
タル3とリチウム板2との剥離が少なくなり、パ
ンチングメタル3による集電作用の低下が少な
い。 パンチングメタルは、材質的にはステンレス鋼
製またはニツケル製のものが好ましく、開口率は
50〜90面積%程度のものが好ましい。そして孔3
aの周囲に形成する突起3bは、高いほどリチウ
ム板の剥離防止効果が大さいが高すぎるとセパレ
ータを突き破つて内部短絡を引きおこすおそれが
あるので、セパレータの厚さ(電池によつても異
なるが通常は0.15mm程度)より低くすることが必
要で、通常0.04〜0.10mm程度が好ましい。また突
起3bは孔3aの周囲に連続的に形成されている
ものはもとより、断続的に形成されているもので
もよい。また高さが均一でないものであつてもよ
い。 つぎの第1表は本考案の電池に使用する負極板
を渦巻状に巻回したときのリチウム板とパンチン
グメタルとの剥れと、従来電池に使用する負極板
を渦巻状に巻回したときのリチウム板とパンチン
グメタルとの剥れを調べた結果を示すものであ
る。 パンチングメタルは両者ともステンレス鋼製で
厚さ(ただし、非突起部分における厚さ)0.05
mm、開口率58面積%で、本考案の電池に使用する
パンチングメタルは一方の面の孔の周囲に最大
0.05mmの突起が形成され、従来電池に使用するパ
ンチングメタルはそのような突起が形成されてい
ない。リチウム板は厚さ0.20mmであり、本考案の
電池に使用する負極板は、第2図に示すように、
上記のパンチングメタル3にリチウム板2を突起
3bが形成されていない面側から圧着して形成し
たものであつて、リチウムの一部がパンチングメ
タル3の孔3aからはみでて突起3bをおおつて
おり、従来電池に使用する負極板はリチウムの一
部がパンチングメタルの孔から反対側にはみでる
ようにリチウム板をパンチングメタルに圧着して
形成したものである。 そして、リチウム板とパンチングメタルとの剥
離は両者ともパンチングメタルの一端でリチウム
板と圧着していない部分を直径1.5mmのステンレ
ス鋼棒に溶接し、該棒を芯にして渦巻状に最大巻
数5回まで巻回して調べたもので、供試試料は両
者とも100個である。
に巻いて電池に組み込む渦巻形リチウム電池の改
良に係り、リチウム板と集電体との剥れを防止す
ることを目的とする。 渦巻形リチウム電池では、リチウム板の補強を
兼ねて金網や、エキスパンデツドメタル、パンチ
ングメタルなどの多孔性金属板を集電体として用
い、それら集電体とリチウム板とを圧着して形成
した負極板を渦巻状に巻回して電池に組み込んで
いるが、金網やエキスパンデツドメタルはリチウ
ム板との結着力が良好で巻回時にリチウム板と集
電体とが剥離することが少ないが、端部の金属の
突出部が圧着不良などにより電極表面に出て、セ
パレータを突き破つて短絡を生じるおそれがあ
る。これに対しパンチングメタルは端部に鋭利な
突出部分がないので短絡を生じるおそれがない
が、リチウム板との結着力が弱く、渦巻状に巻回
したときに、リチウム板と集電体とが剥がれて接
触不良を引き起こすという欠点がある。 本考案はそのような事情に鑑みてなされたもの
であり、集電体として一方の面の孔の周囲に突起
を形成させたパンチングメタルを用い、負極板を
上記パンチングメタルと、該パンチングメタルに
突起が形成されていない面側から圧着し、その一
部がパンチングメタルの孔からはみだして突起を
おおうリチウム板とで構成することにより、負極
板を渦巻状に巻回するときのリチウム板とパンチ
ングメタルとの剥れを防止したのである。 つぎに本考案の実施例を図面とともに説明す
る。 第1図は本考案において負極側の集電体として
用いるパンチングメタルの一例を示す部分拡大断
面図であり、第2図は第1図に示すパンチングメ
タルとリチウム板とを圧着して形成した負極板の
部分拡大断面図である。 本考案において負極側の集電体として用いるパ
ンチングメタル3は、第1図に示すように、一方
の面の孔3aの周囲に突起3bが形成されてい
る。そして、負極板1は、第2図に示すように、
このパンチングメタル3にリチウム板2を突起3
bが形成されていない面側から圧着して形成され
ており、該リチウム板2のリチウムの一部がパン
チングメタル3の孔3aからはみだして突起3b
をおおつている。 このような負極板1は渦巻状に巻回したとき
に、パンチングメタル3の突起3bをおおうリチ
ウムが該突起3bに引つかかつて、パンチングメ
タル3とリチウム板2との剥離が少なくなり、パ
ンチングメタル3による集電作用の低下が少な
い。 パンチングメタルは、材質的にはステンレス鋼
製またはニツケル製のものが好ましく、開口率は
50〜90面積%程度のものが好ましい。そして孔3
aの周囲に形成する突起3bは、高いほどリチウ
ム板の剥離防止効果が大さいが高すぎるとセパレ
ータを突き破つて内部短絡を引きおこすおそれが
あるので、セパレータの厚さ(電池によつても異
なるが通常は0.15mm程度)より低くすることが必
要で、通常0.04〜0.10mm程度が好ましい。また突
起3bは孔3aの周囲に連続的に形成されている
ものはもとより、断続的に形成されているもので
もよい。また高さが均一でないものであつてもよ
い。 つぎの第1表は本考案の電池に使用する負極板
を渦巻状に巻回したときのリチウム板とパンチン
グメタルとの剥れと、従来電池に使用する負極板
を渦巻状に巻回したときのリチウム板とパンチン
グメタルとの剥れを調べた結果を示すものであ
る。 パンチングメタルは両者ともステンレス鋼製で
厚さ(ただし、非突起部分における厚さ)0.05
mm、開口率58面積%で、本考案の電池に使用する
パンチングメタルは一方の面の孔の周囲に最大
0.05mmの突起が形成され、従来電池に使用するパ
ンチングメタルはそのような突起が形成されてい
ない。リチウム板は厚さ0.20mmであり、本考案の
電池に使用する負極板は、第2図に示すように、
上記のパンチングメタル3にリチウム板2を突起
3bが形成されていない面側から圧着して形成し
たものであつて、リチウムの一部がパンチングメ
タル3の孔3aからはみでて突起3bをおおつて
おり、従来電池に使用する負極板はリチウムの一
部がパンチングメタルの孔から反対側にはみでる
ようにリチウム板をパンチングメタルに圧着して
形成したものである。 そして、リチウム板とパンチングメタルとの剥
離は両者ともパンチングメタルの一端でリチウム
板と圧着していない部分を直径1.5mmのステンレ
ス鋼棒に溶接し、該棒を芯にして渦巻状に最大巻
数5回まで巻回して調べたもので、供試試料は両
者とも100個である。
【表】
第1表に示すように、従来例、つまり従来電池
に使用する負極板では、試験に供した100個の試
料中、33個の試料にリチウム板とパンチングメタ
ルとの剥離が生じたが、本考案の電池に使用する
負極板は、パンチングメタルとリチウム板との剥
離がまつたくなかつた。 第3図は本考案の渦巻形リチウム電池の一実施
例を示す半截断面図で、第4図は第3図のX−X
線における切断面図である。この電池は前記のよ
うにして形成された負極板1と正極板4とをセパ
レータ7を介在させて渦巻状に巻回した渦巻電極
と電解液とを発電要素として備えた外径11mm、高
さ10mmの渦巻形リチウム電池であつて、その具体
的構成はつぎのとおりである。 まず、前記のようにして形成された負極板1
は、正極合剤5をステンレス鋼製の溶接網6に保
持せしめて形成し、ポリプロピレン不織布よりな
るセパレータ7で包被された正極板4と重ね合さ
れ、負極集電棒8を芯にしてその周囲に渦巻状に
巻回して渦巻電極にされ、該渦巻電極がステンレ
ス鋼製の内缶9に挿入されている。 負極板1の内部側の端部ではパンチングメタル
3がリチウム板2より突出していて、負極集電棒
8にスポツト溶接され、正極板4の外部側端部で
は集電体としての溶接網6が正極合剤5より突出
していて内缶9の側壁内面に接している。 内缶9は上端に内方への鍔部を有する円筒状を
しており、その外側にはステンレス鋼製の正極缶
10が配置され、正極缶10と負極板1および負
極集電棒8との間は樹脂製の絶縁板11によつて
絶縁され、また負極板1と内缶9との間は樹脂製
の絶縁リング12によつて絶縁されている。 負極集電棒8の拡大頭部は、内缶9の中央部よ
り上方へ突き出ていて、その上端突出部にはニツ
ケル−ステンレス鋼クラツド板よりなる負極端子
板13がスポツト溶接され、該負極端子板13の
周縁部は折り返されポリプロピレン製の環状ガス
ケツト14が嵌合されている。そして、この環状
ガスケツト14に正極缶4の開口先端部の内周面
が圧接して電池内部が密閉構造にされている。こ
の電池にはブロピレンカーボネートと1,2−ジ
メトキシエタンとの容量比が1:2の混合溶媒に
過塩素酸リチウムを0.5モル/の割合で溶解さ
せてなる電解液が注入され、正極合剤としては二
酸化マンガン100部(重量部、以下同様)、りん状
黒鉛10部およびポリテトラフルオルエチレン1部
よりなるものが使用されている。 なお実施例においては、正極側の集電体として
溶接金網を用いたが、これに代えて負極側に用い
たものと同様のパンチングメタルを用いてもよ
い。 以上述べたように、本考案は一方の面の孔の周
囲に突起が形成されたパンチングメタルを負極側
の集電体として用い、負極板を上記パンチングメ
タルと該パンチングメタルにその突起が形成され
ていない面側から圧着し、その一部がパンチング
メタルの孔からはみだして突起をおおつているリ
チウム板とで構成することによつて、負極板を渦
巻状に巻回するときのリチウム板とパンチングメ
タルとの剥れを防止したものである。
に使用する負極板では、試験に供した100個の試
料中、33個の試料にリチウム板とパンチングメタ
ルとの剥離が生じたが、本考案の電池に使用する
負極板は、パンチングメタルとリチウム板との剥
離がまつたくなかつた。 第3図は本考案の渦巻形リチウム電池の一実施
例を示す半截断面図で、第4図は第3図のX−X
線における切断面図である。この電池は前記のよ
うにして形成された負極板1と正極板4とをセパ
レータ7を介在させて渦巻状に巻回した渦巻電極
と電解液とを発電要素として備えた外径11mm、高
さ10mmの渦巻形リチウム電池であつて、その具体
的構成はつぎのとおりである。 まず、前記のようにして形成された負極板1
は、正極合剤5をステンレス鋼製の溶接網6に保
持せしめて形成し、ポリプロピレン不織布よりな
るセパレータ7で包被された正極板4と重ね合さ
れ、負極集電棒8を芯にしてその周囲に渦巻状に
巻回して渦巻電極にされ、該渦巻電極がステンレ
ス鋼製の内缶9に挿入されている。 負極板1の内部側の端部ではパンチングメタル
3がリチウム板2より突出していて、負極集電棒
8にスポツト溶接され、正極板4の外部側端部で
は集電体としての溶接網6が正極合剤5より突出
していて内缶9の側壁内面に接している。 内缶9は上端に内方への鍔部を有する円筒状を
しており、その外側にはステンレス鋼製の正極缶
10が配置され、正極缶10と負極板1および負
極集電棒8との間は樹脂製の絶縁板11によつて
絶縁され、また負極板1と内缶9との間は樹脂製
の絶縁リング12によつて絶縁されている。 負極集電棒8の拡大頭部は、内缶9の中央部よ
り上方へ突き出ていて、その上端突出部にはニツ
ケル−ステンレス鋼クラツド板よりなる負極端子
板13がスポツト溶接され、該負極端子板13の
周縁部は折り返されポリプロピレン製の環状ガス
ケツト14が嵌合されている。そして、この環状
ガスケツト14に正極缶4の開口先端部の内周面
が圧接して電池内部が密閉構造にされている。こ
の電池にはブロピレンカーボネートと1,2−ジ
メトキシエタンとの容量比が1:2の混合溶媒に
過塩素酸リチウムを0.5モル/の割合で溶解さ
せてなる電解液が注入され、正極合剤としては二
酸化マンガン100部(重量部、以下同様)、りん状
黒鉛10部およびポリテトラフルオルエチレン1部
よりなるものが使用されている。 なお実施例においては、正極側の集電体として
溶接金網を用いたが、これに代えて負極側に用い
たものと同様のパンチングメタルを用いてもよ
い。 以上述べたように、本考案は一方の面の孔の周
囲に突起が形成されたパンチングメタルを負極側
の集電体として用い、負極板を上記パンチングメ
タルと該パンチングメタルにその突起が形成され
ていない面側から圧着し、その一部がパンチング
メタルの孔からはみだして突起をおおつているリ
チウム板とで構成することによつて、負極板を渦
巻状に巻回するときのリチウム板とパンチングメ
タルとの剥れを防止したものである。
第1図は本考案において負極側の集電体として
用いるパンチングメタルの一例を示す部分拡大断
面図、第2図は第1図に示すパンチングメタルと
リチウム板とを圧着してなる負極板の部分拡大断
面図である。第3図は本考案の渦巻形リチウム電
池の一実施例を示す半截断面図、第4図は第3図
のX−X線における切断面図である。 1……負極板、2……リチウム板、3……パン
チングメタル、3a……孔、3b……突起、4…
…正極板、7……セパレータ。
用いるパンチングメタルの一例を示す部分拡大断
面図、第2図は第1図に示すパンチングメタルと
リチウム板とを圧着してなる負極板の部分拡大断
面図である。第3図は本考案の渦巻形リチウム電
池の一実施例を示す半截断面図、第4図は第3図
のX−X線における切断面図である。 1……負極板、2……リチウム板、3……パン
チングメタル、3a……孔、3b……突起、4…
…正極板、7……セパレータ。
Claims (1)
- 負極板1と正極板4とをセパレータ7を介在さ
せて渦巻状に巻回した渦巻電極と電解液とを発電
要素として備えた渦巻形リチウム電池において、
上記負極板1は一方の面の孔3aの周囲に突起3
bが形成されたパンチングメタル3と該パンチン
グメタル3にその突起3bが形成されていない面
側から圧着したリチウム板2とからなり、該リチ
ウム板2のリチウムの一部が上記パンチングメタ
ル3の孔3aからはみだして突起3bをおおつて
いることを特徴とする渦巻形リチウム電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982116387U JPS5920563U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 渦巻形リチウム電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982116387U JPS5920563U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 渦巻形リチウム電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5920563U JPS5920563U (ja) | 1984-02-08 |
JPH0112789Y2 true JPH0112789Y2 (ja) | 1989-04-13 |
Family
ID=30268314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982116387U Granted JPS5920563U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 渦巻形リチウム電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920563U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6118421U (ja) * | 1984-07-09 | 1986-02-03 | 株式会社 三宝商会 | 温水暖房装置 |
JPH06168034A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-14 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 室内温度制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57199176A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-07 | Yuasa Battery Co Ltd | Manufacture of negative electrode for organic electrolyte battery |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP1982116387U patent/JPS5920563U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57199176A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-07 | Yuasa Battery Co Ltd | Manufacture of negative electrode for organic electrolyte battery |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5920563U (ja) | 1984-02-08 |
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