JPH01126970A - 輸液用合成樹脂製容器の口部閉塞部材およびその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は点滴に用いる輸液用の合成樹脂製容器の口部の
点滴用針を挿入し易く、且つ漏液のおそれのない簡便な
閉塞装置およびその閉塞方法に関するものである。

「従来の技術」 従来、輸液用合成樹脂製容器の口部閉塞手段としては、
合成樹脂製容器の口部に密封用口栓を溶着した後に漏液
防止用ゴム栓を被せたもの、該容器の口部に予め合成樹
脂製口栓と漏液防止用ゴム栓とを嵌合または一体成型し
たものを溶着したもの、該容器の口部に密封用合成樹脂
製口栓、漏液防止用ゴム栓、ゴム栓固定用合成樹脂製栓
を一体化したもの等があり、いずれも構成および作業工
程が複雑であった。更に先に本件発明者は特願昭６２−
８５３３２号を発明し、出願中であるが、構成複雑で高
コストにつく傾向があると共に針挿入に当たっても抵抗
が多少あり、実施上不便を感じた次第である。

「発明が解決しようとする問題点」 従来の輸液用合成樹脂製容器口部の閉塞手段は構成およ
び作業工程が複雑であるため、作業に手数がかかり、面
倒であったり、使用する部品数が多くなり、口栓構成お
よび口栓密封に当たりコスト高に付く等の欠点があった
。この欠点を除去し簡素化すると共に、針挿入の抵抗を
軽滅するのが本発明の目的である。

「問題点を解決するための手段」 前記目的を達成するために、輸液用合成樹脂製容器の口
部にゴム栓を嵌入し、上方より加熱押圧し、内向に口部
を弯曲し口部にゴム栓を一体状に固定してゴム栓の上面
外周部に弯曲圧着支持させ閉塞するものである。

「実施例並びに作用」 今、ここに本発明実施の一例を示した添付図面に就いて
詳説する。

ｌは熱可塑性を有する輸液用合成樹脂性容器で、２は該
容器の頂部（輸液投与時は底部）を僅かに拡大長形とし
た口部である。５は容器１の口部２の密封用ゴム栓で、
口部２に落ち込み状に嵌入可能で円盤状に成形したもの
である。６は口部成形用金属製キャップで、内面にテフ
ロンコーティング８を施し、熔融した合成樹脂の付着を
防止するようにしである。

斯（して第２図に示すようにゴム栓５を口部２より挿入
し、容器１の口部２上方より前記口部成形用金属キャン
プ６を被せ、溶着用ヒータ７を該金属製キャップ６上面
に圧着し、第２図に示すように口部２を内向に弯曲する
よう加熱押圧し、ゴム栓５を口部２内に一体状に固定す
るものである。尚、該ゴム栓を容器と同一の材料にてコ
ーティングして使用する場合は密着度を大とし有効であ
るので、実施に当たり任意使用すべきである。

本発明は以上のような構成で、頗る簡易な手段によりゴ
ム栓５を口部に一体状に固定するから、高能率低コスト
であり、しかも閉塞部は緊密で漏洩のおそれがないもの
である。

「発明の効果」 本発明は前記のような構成並びに作用を有するから、輸
液用合成樹脂容器１の口部２にゴム栓５を嵌入し、容器
１の口部２を上方より口部に成形用金属製キャップ６を
被せ、溶着用ヒータ７を該金属製キャップ６上に圧着す
るのみでゴム栓５は口部に一体状に固定し、部品数が少
なく作業工程が筒素化され、口部の密封がコスト安に出
来、又使用時針を挿入するに当たっては、単にゴム栓層
を貫通するのみで他の合成樹脂層等を貫通する必要がな
いから針挿入に関する抵抗を軽減することが出来る等効
果顕著である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明実施の一例を示すもので、第１図は溶
着部の要部中央縦断面図、第２図は溶着工程中の要部中
央縦断面図である。 １−・・輸液用合成樹脂容器、２−・口部、４−上面開
放部、５−ゴム栓、６一ロ部成形用金属製キャップ、７
−・溶着用ヒータ、８−テフロンコーティング層。 出願人　　扶桑薬品工業株式会社 （ばか２名） 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、輸液用合成樹脂製容器の口部に該容器密封用ゴム栓
   を嵌入し、口部とゴム栓とを一体状に固定したことを特
   徴とする輸液用合成樹脂製容器の口部閉塞装置。 ２、輸液用合成樹脂製容器の口部の上面開放部よりゴム
   栓を落ち込み状に嵌入し、該容器の口部を加熱して内向
   きに弯曲して容器の口部にゴム栓を一体状に固定するこ
   とを特徴とする輸液用合成樹脂製容器の口部閉塞方法。