JP3182618B2 - 薬液用プラスチック容器の栓体 - Google Patents

薬液用プラスチック容器の栓体

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JP3182618B2 JP21034291A JP21034291A JP3182618B2 JP 3182618 B2 JP3182618 B2 JP 3182618B2 JP 21034291 A JP21034291 A JP 21034291A JP 21034291 A JP21034291 A JP 21034291A JP 3182618 B2 JP3182618 B2 JP 3182618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸輸液剤、脂肪
乳剤、高カロリー輸液剤などの静脈注射用輸液や経腸栄
養剤、高蛋白栄養剤、成分栄養剤、流動食などの経腸的
高カロリー栄養剤の薬液を充填する可撓性の薬液用プラ
スチック容器の栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の薬液用プラスチック容器
として、容器の口部にゴム栓を内包した密封用口栓を嵌
合し、さらにこの密封用口栓を容器の口部の上端縁を内
側に溶融変形させて溶着する構成のものは、特開昭63
252152号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載されて
いる従来の栓構造にあっては、ゴム栓を内包した密封用
口栓を容器の口部に固着するのに、容器の口部の上端縁
を加熱して内側に溶融変形させる手段によっているが、
このように樹脂を加熱すると、溶着樹脂がゴム栓の上に
かかり、しかも、樹脂の溶融屑がゴム栓上に落ちること
もあって、衛生上問題である。また、容器の口部とそれ
に嵌合した密封用口栓は、単に容器の口部と密封用口栓
の上端縁が溶着されるだけであって、その間の接触界面
が溶着されないので、容器の口部と密封用口栓との接触
界面から内部の薬液が漏れる虞もある。
【0004】本発明は、従来のこの種の薬液用プラスチ
ック容器における栓構造の欠点を解消しようとするもの
であって、容器の口部とゴム栓を内包した封止部材と
間に、封止部材のフランジと容器の口部のフランジとを
一旦間隔をあけた状態に封止部材を容器の口部に嵌合保
持する係止手段を構成し、かつ間隔をあけた両フランジ
の対向面を加熱装置によって加熱溶融後容器の口部に封
止部材のゴム栓内包部を完全に嵌合して両フランジを容
器の中心軸方向に圧着して密封することにより、容器の
口部のフランジと封止部材のフランジの加熱溶融状態と
なっている互いの対向面が面状に溶着されて容器の口部
と封止部材の封止状態を完全にするとともに、さらに、
容器の口部と封止部の加熱溶着位置をゴム栓の外方とし
て、溶融樹脂がゴム栓にかかったり、溶融樹脂屑がゴム
栓上に落ちて衛生を害する虞の全くない薬液用プラスチ
ック容器の栓体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための技術的手段として次のように構成した。す
なわち、本発明に係る薬液用プラスチック容器の栓体
は、薬液用プラスチック容器の口部をゴム栓で封止する
栓体において、熱可塑性樹脂のブロー成形により成形さ
れた口部にフランジを有する容器と、上記容器の口部に
密に嵌合するゴム栓内包部とその上部側周縁にフランジ
を形成した封止部材からなり、上記容器の口部と封止部
材との間に、封止部材のフランジと容器の口部のフラン
ジとを一旦間隔をあけた状態に封止部材を容器の口部に
嵌合保持する係止手段を構成し、かつ間隔をあけた両フ
ランジの対向面加熱装置によって加熱溶融後容器の口
部に封止部材のゴム栓内包部を完全に嵌合して両フラン
ジを容器の中心軸方向に圧着して密封してなるものであ
る。
【0006】
【作用】本発明に係るプラスチック容器の栓体によれ
ば、容器の口部を密封する封止部材を容器の口部に嵌合
していくと、容器の口部と封止部材との間に構成されて
いる係止手段により、封止部材は一旦口部のフランジと
封止部材のフランジが間隔をあくように嵌合保持される
ので、その状態で両フランジの対向面が加熱溶融され
る。このため、封止部材を容器の口部に完全に嵌合し
て、両フランジを容器の中心軸方向に圧着すれば、それ
らが面状に溶着され、封止部材による容器の口部の封止
状態が確実になされる。また、上記両フランジの加熱溶
着は、ゴム栓の外方の位置でなされるので、溶融樹脂が
ゴム栓にかかることがなく、また、溶融樹脂屑がゴム栓
上に落ちることもない。
【0007】
【実施例】図面を参照して本発明の好適な一実施例を説
明する。1はプラスチック容器であって、このプラスチ
ック容器1は、ブロー成形により構成されたものであ
り、胴部2の上端に容器の口部3が形成されている。
【0008】上記容器の口部3は、胴部2に接続する筒
状部4の上端側に拡径部5が一体に形成されており、拡
径部5の上端縁にはフランジ6が一体に形成されてい
る。7は封止部材であって、この封止部材7は、上記
器の口部3の拡径部5に密に嵌合するゴム栓内包部8と
その上端縁にフランジ9を一体に形成してなるものであ
って、封止部材7のゴム栓内包部8にはゴム栓10が密
に内包されている。容器の口部3の拡径部5の内周面上
部には突条11が形成されており、この突条11には封
止部材7のゴム栓内包部8の下端が一旦係止するように
なっていて、封止部材7のフランジ9と容器の口部3の
フランジ6とを一旦間隔をあけた状態に封止部材7を容
器の口部3に嵌合保持する係止手段を構成している。ま
た、封止部材7のゴム栓内包部8の外周面には、封止部
材7を拡径部5に完全に嵌合した状態で上記拡径部5の
突条11に係合する凹条12が形成されている。
【0009】13は密着手段であり、この密着手段13
は、間隔をあけた両フランジ6,9を加熱する加熱装置
14と、加熱後に容器の口部3に封止部材7のゴム栓内
包部8を密に嵌合して両フランジ6,9を圧着する圧着
装置15とで構成されている。この圧着装置15は、
器の口部3の拡径部5を上から支える固定治具16とフ
ランジ6,9を側方から圧着する圧着治具17とで構成
されている。圧着治具17は2つ以上に分割され、圧着
時に容器の中心軸方向に移動するものである。
【0010】なお、プラスチック容器1は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチック材料をブ
ロー成形することにより製造されるものである。容器の
口部3は、胴部2と一体に成形されるが、容器の口部3
を別に成形して胴部2に溶着した構成としてもよい。
【0011】以上の構成によれば、容器1の口部3を密
封する封止部材7が一旦容器の口部3の拡径部5の突条
11に係止され、フランジ6と封止部材7のフランジ9
が間隔をあけて嵌合される。そして、この状態で両フラ
ンジ67の対向面が加熱装置14で加熱溶融され、次
いで両フランジ6,9は、容器の口部3の拡径部5を下
から支える支持治具16とフランジ6,9を上方から圧
着する圧着治具17とで圧着される。このため、両フラ
ンジ6,9は加熱溶融状態となっている互いの対向面が
面状に溶着され、封止部材7による容器の口部3の封止
状態が確実になされる。また、上記両フランジ6,9の
加熱溶着は、ゴム栓10の外方の位置でなされるので、
溶融樹脂がゴム栓10にかかることがなく、また、溶融
樹脂屑がゴム栓10上に落ちることもないので、衛生的
である。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、容器の口部とゴム栓を
内包した封止部材との間に、封止部材のフランジと容器
の口部のフランジとを一旦間隔をあけた状態に封止部材
を容器 の口部に嵌合保持する係止手段を構成し、かつ間
隔をあけた両フランジの対向面を加熱装置によって加熱
溶融後容器の口部に封止部材のゴム栓内包部を完全に嵌
合して両フランジを容器の中心軸方向に圧着して密封
ることにより、容器の口部のフランジと封止部材のフラ
ンジの加熱溶融状態となっている互いの対向面が面状に
溶着されて容器の口部と封止部材の封止状態を完全にす
るとともに、さらに、容器の口部と封止部の加熱溶着位
置をゴム栓の外方として、溶融樹脂がゴム栓にかかった
り、溶融樹脂屑がゴム栓上に落ちて衛生を害する虞の全
くない薬液用プラスチック容器の栓体を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチック容器の一部を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係るプラスチック容器の口部に封止部
材を嵌合して係止手段により嵌合保持された態様を示す
断面図である。
【図3】容器の口部に封止部材を完全に嵌合し密封する
工程の態様を示す断面図である。
【図4】容器の口部に封止部材を完全に嵌合し容器の中
心軸方向に圧着して密封した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 胴部 3 容器の口部 4 筒状部 5 拡径部 6 フランジ 7 封止部材 8 ゴム栓内包部 9 フランジ 10 ゴム栓 11 突条 12 凹条 13 密着手段 14 加熱装置 15 圧着装置 16 固定治具 17 圧着治具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液用プラスチック容器の口部をゴム栓
    で封止する栓体において、熱可塑性樹脂のブロー成形に
    より成形された口部にフランジを有する容器と、上記容
    器の口部に密に嵌合するゴム栓内包部とその上部側周縁
    にフランジを形成した封止部材からなり、上記容器の口
    部と封止部材との間に、封止部材のフランジと容器の
    部のフランジとを一旦間隔をあけた状態に封止部材を容
    器の口部に嵌合保持する係止手段を構成し、かつ間隔を
    あけた両フランジの対向面加熱装置によって加熱溶融
    後容器の口部に封止部材のゴム栓内包部を完全に嵌合し
    て両フランジを容器の中心軸方向に圧着して密封したこ
    とを特徴とする薬液用プラスチック容器の栓体。
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