JPH01126373A - 光ファイバ浸水検知センサ用吸水膨張性樹脂組成物 - Google Patents

光ファイバ浸水検知センサ用吸水膨張性樹脂組成物

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JPH01126373A
JPH01126373A JP28362687A JP28362687A JPH01126373A JP H01126373 A JPH01126373 A JP H01126373A JP 28362687 A JP28362687 A JP 28362687A JP 28362687 A JP28362687 A JP 28362687A JP H01126373 A JPH01126373 A JP H01126373A
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water
absorbing
resin composition
weight
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JP28362687A
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Teruyuki Tsujita
照之 辻田
Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
Hiroyuki Sawano
沢野 弘幸
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、例えば電気通信ケーブル内に配置され、こ
の種のケーブルの浸水事故を検知する光フアイバ浸水検
知センサ等に使用される吸水膨張性樹脂組成物に関する
ものである。
「従来の技術」 近時、電気通信ケーブル内の浸水事故を検知す浸水検知
センサの1つとして、吸水時に体積膨張を起こす吸水膨
張性樹脂組成物と光ファイバとを組み合わせ、ケーブル
内に浸水事故が発生した際にこの吸水膨張性樹脂組成物
が浸水を吸収して体積膨張を起こし、この吸水膨張性樹
脂組成物の体積膨張によって光ファイバにマイクロベン
ディング等の曲げを生じさせ、この光ファイバの曲がり
を後方散乱法などの方法で測定することにより、ケーブ
ル内の浸水事故を検知する光フアイバセンサが種々研究
されている。
そして、このような目的で使用される吸水膨張性樹脂組
成物としては、熱可塑性エラストマーに吸水時に体積膨
張を示す吸水性樹脂を混合したものが用いられている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、従来の吸水膨張性樹脂組成物は、メルト
フローレート(MPR)が小さく、溶融流動性が悪い。
このため、ケーブルの全線に亙って光フアイバ浸水セン
サを設置する場合に必要となろ長尺の樹脂組成物を安定
して製造することが困難な問題があった。
この発明は上記問題に鑑みてなされたもので、メルトフ
ローレートを大きくして溶融流動性を向上させ、長尺の
紐状成形体であっても容易に作成することのできる吸水
膨張性樹脂組成物の提供を目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、熱可塑性エラストマー95〜40重量部と
ポリオレフィン5〜60重量部からなる樹脂100重量
部に対して吸水性樹脂50〜200重量部を混合して吸
水膨張性樹脂組成物とし、問題解決の手段とした。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明による吸水膨張性樹脂組成物(以下、樹脂組成物
と言う。)に使用される熱可塑性エラストマー(以下、
TPEと言う。)としては、スチレン−ブチレン−スチ
レン(S B S )、スチレン−イソプレン−スチレ
ン(srs)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ン(SEBS)等のスチレン系エラストマーおよびブタ
ジェン系エラストマーなどが好適に使用される。
また、本発明による樹脂組成物に使用されるポリオレフ
ィンとしては、メルトフローレートが3以上のものが好
適に使用され、メルトフローレートが3以上のポリオレ
フィンのうち、特に好適に使用される材料を例示すると
、ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体等で
ある。
また、本発明による樹脂組成物に使用される吸水性樹脂
としては、ポリアクリル酸塩−ポリアクリル酸共重合体
、ポリビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
チレンオキサイド、澱粉グラフト重合体、カルボキシメ
チルセルロース等が好適に使用される。
そして、これらの材料を用いて樹脂組成物を製造するに
は、TPEを95〜40重量部とポリオレフィンを5〜
60重飛部を混合してベースポリマーとし、このベース
ポリマー100重量部に対して吸水性樹脂を50〜20
0重量部混合し置部にこの樹脂組成物中に、必要に応じ
て酸化防止剤を0.05〜1.0重量部混合して製造さ
れる。
これらの各材料樹脂は溶融混合することにより、均一に
混合することができる。なお、この酸化防止剤は、樹脂
組成物の酸化による性能低下を防止するためのものであ
って、フェノール系酸化防止剤などが使用される。
上記ベースポリマーにおけるポリオレフィンの比率が6
0重量部を超えると、樹脂組成物の吸水倍率が低下し、
5重量部以下であると樹脂組成物のメルトフローレート
が大きくならず、溶融流動性を向上させる目的を達し得
ない。また、吸水性樹脂の爪がベースポリマー100重
量部に対して50重量部以下であると吸水倍率が小さく
、吸水時の体積膨張が不満足なものとなり、200重量
部を超えると各材料樹脂のコンパウンド化が困難となる
。また、酸化防止剤は0.05重量部以下だと酸化防止
効果が不満足なものとなり、1.0重量部以上加えても
酸化防止効果が頭打ちとなる。
上述の各材料を均一に溶融混合することにより、目的と
する樹脂組成物が得られる。
次に、上述の樹脂組成物を用いた光フアイバ浸水検知セ
ンサの例を説明する。
第1図は光フアイバ浸水検知センサの一例を示す図であ
って、符号lは浸水検知センサ、2は吸水膨張体、3は
光ファイバである。この浸水検知センサIは紐状の吸水
膨張体2の外面に光ファイバ3をスパイラル状に巻回し
て構成されている。
この吸水膨張体2は上述の樹脂組成物を長尺の紐状に成
形したものである。この樹脂組成物はメルトフローレー
トが大きく溶融流動性が良好なので、吸水膨張体2が長
尺であっても容易に製造することができる。また、光フ
ァイバ3としては、一般′の光通信用として使用されて
いるもの、例えば石英系や多成分系などの材料からなる
シングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバな
どが使用される。
この浸水検知センサ!は、電気通信ケーブル内の全線に
亙って配置され、ケーブル内に万一浸水事故が発生した
場合には、浸水箇所近傍の吸水膨張体2が吸水して体積
膨張を起こし、この膨張部分の外側に巻回された光ファ
イバ3にマイクロベンディング等の曲がりを生じさせる
。そして、この光ファイバ3に生じた曲がりを後方散乱
法などの方法で測定することにより、ケーブル内の浸水
事故発生の有無および発生位置を正確に検知することが
できる。
この樹脂組成物は、熱可塑性エラストマー95〜40重
量部にメルトフローレートの大きなポリオレフィン5〜
60重量部を混合してベースポリマーとし、このベース
ポリマー100重塁部に対して吸水性樹脂50〜200
重量部を混合したものなので、吸水倍率や吸水時のゲル
強度を損なうことなく、樹脂組成物のメルトフローレー
トを大きくして溶融流動性を向上させることができる。
したがって、この樹脂組成物を用いれば長尺な光フアイ
バ浸水検知センサに適用が可能な長尺な吸水膨張体を容
易に製造することができる。
なお、この樹脂組成物の使用目的は上述の光フアイバ浸
水検知センサに限定されることなく、種々の用途の吸水
剤や保水剤として使用することができる。
「実施例」 TPEとしてスチレン−ブチレン−スチレンエラストマ
ーを用い、ポリオレフィンとしてポリエチレンを用い、
吸水性樹脂としてポリアクリル酸塩−ポリアクリル酸共
重合体を用い、酸化防止剤としてフェノール系酸化防止
剤を用い、これらの各材料を表1に示すように混合し、
本発明による実施例(4例)を作成した。
またポリオレフィンを用いず、TPEのみをベースポリ
マーとして作成したものを比較例とした。
これら4種類の実施例および比較例について、メルトフ
ローレート、吸水倍率、吸水後の引張強度、吸水後の伸
びを測定し、それらの物性を比較した。結果を表1に示
す。
(以下余白) 表1 1)ASTM  D1238による 2)コンパウンド1gに対する吸水した水の量(9)3
)吸水後の引張特性 ASTM  D638による表1
に示すように、この発明による樹脂組成物は、吸水倍率
やゲル強度を低下させ−ることなく、メルトフローレー
トを大きくすることができた。
また、各実施例の樹脂組成物に溶融押出加工を施して直
径1fflI+1の線状に加工した結果、各実施例の樹
脂組成物は良好な加工性を余し、容易に長尺の線材とす
ることかできた。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による樹脂組成物は、熱
可塑性エラストマー95〜40重量部にメルトフローレ
ートの大きなポリオレフィン5〜60重量部を混合して
ベースポリマーとし、このベースポリマー100重量部
に対して吸水性樹脂50〜200重量部を混合したらの
なので、吸水倍率や吸水時のゲル強度を損なうことなく
、樹脂組成物のメルトフローレートを大きくして溶融流
動性を向上させることができる。したがって、この樹脂
組成物を用いれば長尺な光フアイバ浸水検知センサに適
用が可能な長尺な吸水膨張体を容易に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による吸水膨張性樹脂組成物を光フア
イバ浸水検知センサに適用した例を示す図であって、浸
水検知センサの斜視図である。 ■・・・浸水検知センサ、2・・・吸水膨張体、3・・
・光ファイバ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性エラストマー95〜40重量部とポリオレフィ
    ン5〜60重量部からなる樹脂100重量部に対して吸
    水性樹脂50〜200重量部を混合してなる吸水膨張性
    樹脂組成物。
JP62283626A 1987-11-10 1987-11-10 光ファイバ浸水検知センサ用吸水膨張性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0832834B2 (ja)

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