JPH01125919A - 半導体化炭素薄膜の製造方法 - Google Patents
半導体化炭素薄膜の製造方法Info
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- JPH01125919A JPH01125919A JP28311087A JP28311087A JPH01125919A JP H01125919 A JPH01125919 A JP H01125919A JP 28311087 A JP28311087 A JP 28311087A JP 28311087 A JP28311087 A JP 28311087A JP H01125919 A JPH01125919 A JP H01125919A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A産業上の利用分野
本発明は、ワイドギャップの半導体化アモルファス炭素
薄膜の製造方法に関するものである。
薄膜の製造方法に関するものである。
B発明の概要
本発明は、真空室内に対向するターゲット電極と対向電
極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電極をグラフ
ァイト・ターゲット電極とし、他方のターゲット電極を
インジウム・ターゲット電極として、前記真空室内を真
空にした後、水素ガスを導入して圧力一定とするととも
に、前記グラファイト・ターゲット電極及びインジウム
・ターゲット電極に各々電力を供給して、反応性スパッ
タ法により、不純物としてインジウムを含む半導体化炭
素薄膜を基板上に形成することにより、インジウムをド
ーパントとする光学ギャップの大きいP型の半導体化炭
素薄膜を得ることができる。
極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電極をグラフ
ァイト・ターゲット電極とし、他方のターゲット電極を
インジウム・ターゲット電極として、前記真空室内を真
空にした後、水素ガスを導入して圧力一定とするととも
に、前記グラファイト・ターゲット電極及びインジウム
・ターゲット電極に各々電力を供給して、反応性スパッ
タ法により、不純物としてインジウムを含む半導体化炭
素薄膜を基板上に形成することにより、インジウムをド
ーパントとする光学ギャップの大きいP型の半導体化炭
素薄膜を得ることができる。
C従来の技術
近年、プラグv CV D (Chelcal Vap
our Depo−sitjon)法や反応性スパッタ
法等により、ダングリングボンド数が少なく且つ電気抵
抗の高い炭素薄膜が製造できるようになった。そこで、
一般の半導体と同様に、これを真性(1ntrinsi
c )半導体膜として、適当な不純物をドーピングして
、エネルギーギャップの大きい(Elf。xi、5eV
以上)半導体として用いることが検討されている。
our Depo−sitjon)法や反応性スパッタ
法等により、ダングリングボンド数が少なく且つ電気抵
抗の高い炭素薄膜が製造できるようになった。そこで、
一般の半導体と同様に、これを真性(1ntrinsi
c )半導体膜として、適当な不純物をドーピングして
、エネルギーギャップの大きい(Elf。xi、5eV
以上)半導体として用いることが検討されている。
例えば、プラズマCVD法によりアモルファスシリコン
を製造する場合には、主原料としてシラン(S i H
4)が使用されるが、同様の方法により炭素薄膜を製造
する場合においては、水素ガスやメタンガス、エタンガ
ス等の引火性ガスが用いられる。また、ドーパント原料
としては、ジボラン(Bz Ha )やホスフィン(P
H3)等のガスが用いられる。
を製造する場合には、主原料としてシラン(S i H
4)が使用されるが、同様の方法により炭素薄膜を製造
する場合においては、水素ガスやメタンガス、エタンガ
ス等の引火性ガスが用いられる。また、ドーパント原料
としては、ジボラン(Bz Ha )やホスフィン(P
H3)等のガスが用いられる。
D発明が解決しようとする問題点
上記のような従来の方法に使用するジボランやホスフィ
ン等のガスは毒性が高く、人体に有害である。また、ド
ーパントとしてガスを用いる場合、雰囲気ガス中のドー
パントガスの割合と製造された薄膜中のドーパントの量
は同じとならないので、製造された薄膜中のドーパント
の制御が困難であるという問題点があった。
ン等のガスは毒性が高く、人体に有害である。また、ド
ーパントとしてガスを用いる場合、雰囲気ガス中のドー
パントガスの割合と製造された薄膜中のドーパントの量
は同じとならないので、製造された薄膜中のドーパント
の制御が困難であるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ドー
パント原料として上記のような人体に有害なガスを使用
せずにスパッタ法による半導体化炭素薄膜の製造方法を
提供することを目的とするものである。
パント原料として上記のような人体に有害なガスを使用
せずにスパッタ法による半導体化炭素薄膜の製造方法を
提供することを目的とするものである。
E問題点を解決するための手段
本発明に係る方法は、真空室内に対向するターゲット電
極と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電
極をグラファイト・ターゲット電極とし、他方のターゲ
ット電極をインジウム・ターゲット電極として、前記真
空室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力一定と
するとともに、前記グラファイト・ターゲット電極及び
インジウム・ターゲット電極に各々電力を供給して、反
応性スパッタ法により、不純物としてインジウムを含む
半導体化炭素薄膜を基板上に形成するととにより上記問
題点を解決したものである。
極と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電
極をグラファイト・ターゲット電極とし、他方のターゲ
ット電極をインジウム・ターゲット電極として、前記真
空室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力一定と
するとともに、前記グラファイト・ターゲット電極及び
インジウム・ターゲット電極に各々電力を供給して、反
応性スパッタ法により、不純物としてインジウムを含む
半導体化炭素薄膜を基板上に形成するととにより上記問
題点を解決したものである。
F作用
本発明においては、真空室内に対向するターゲット電極
と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電極
をグラファイト・ターゲット電極とし、他方のターゲッ
ト電極をインジウム・ターゲット電極として、前記真空
室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力一定とす
るとともに、前記グラファイト・ターゲット電極及びイ
ンジウム・ターゲット電極に各々電力を供給して、反応
性スパッタ法により、不純物としてインジウムを含む半
導体化炭素薄膜を基板上に形成する。
と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲット電極
をグラファイト・ターゲット電極とし、他方のターゲッ
ト電極をインジウム・ターゲット電極として、前記真空
室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力一定とす
るとともに、前記グラファイト・ターゲット電極及びイ
ンジウム・ターゲット電極に各々電力を供給して、反応
性スパッタ法により、不純物としてインジウムを含む半
導体化炭素薄膜を基板上に形成する。
従って、ドーパント原料は固体として投入するので、従
来のガスを原料としてドーパントを導入する方法では製
造できなかったインジウムをドーパントとして含む半導
体化炭素薄膜を製造することが可能となった。
来のガスを原料としてドーパントを導入する方法では製
造できなかったインジウムをドーパントとして含む半導
体化炭素薄膜を製造することが可能となった。
また、各ターゲット電極に投入する電極の割合を変化さ
せることにより、形成される炭素薄膜中のドーパント濃
度を制御することができる。
せることにより、形成される炭素薄膜中のドーパント濃
度を制御することができる。
G実施例
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
(実施例1)
第1図は本発明の方法に使用するスパッタ装置を示す構
成図である0図において、1は真空室、2は第1ターゲ
ツト電極、3は第2ターゲツト電極、4は第1対向電極
、5は第2対向電極、6は基板ホルダ、7は基板、8は
プラズマ整流板、9はスパッタガス導入部、10は排気
部である。
成図である0図において、1は真空室、2は第1ターゲ
ツト電極、3は第2ターゲツト電極、4は第1対向電極
、5は第2対向電極、6は基板ホルダ、7は基板、8は
プラズマ整流板、9はスパッタガス導入部、10は排気
部である。
(実施例2)
第1図に示すスパッタ装置を用いて、Si基板上に炭素
薄膜を形成した。この場合、第1ターゲツト電極2をグ
ラファイト・ターゲット電極2aとし、第2ターゲツト
電極3をインジウム・ターゲット電極3aとし、基板ホ
ルダ6上にSt基板7をセットした後、排気部lOから
排気を行って真空室1を1.33xlO−’Pa (1
0−’Torr)まで減圧した後、スパッタガス導入部
9から、スパッタガスとして水素ガスを67Pa(0,
5Torr)まで導入する。
薄膜を形成した。この場合、第1ターゲツト電極2をグ
ラファイト・ターゲット電極2aとし、第2ターゲツト
電極3をインジウム・ターゲット電極3aとし、基板ホ
ルダ6上にSt基板7をセットした後、排気部lOから
排気を行って真空室1を1.33xlO−’Pa (1
0−’Torr)まで減圧した後、スパッタガス導入部
9から、スパッタガスとして水素ガスを67Pa(0,
5Torr)まで導入する。
次に、真空室1内の圧力(Put)が安定した後、グラ
ファイト・ターゲット電極2aに高周波電力(13,5
6M)Iz)を6.8W/cm”、インジウム・ターゲ
ット電極3aに高周波電力を0.68W/cm”で投入
して、5時間スパッタを行い炭素薄膜を形成した。
ファイト・ターゲット電極2aに高周波電力(13,5
6M)Iz)を6.8W/cm”、インジウム・ターゲ
ット電極3aに高周波電力を0.68W/cm”で投入
して、5時間スパッタを行い炭素薄膜を形成した。
第2図は、S I M S (Secondary I
on MassSpectroscopy ;二次イオ
ン質量分析法)により、上記の方法によってSt基板上
に形成された炭素薄膜の深さ方向の組成分布を分析した
結果を示す図である0図においそ、横軸は、SIMSに
よって炭素薄膜をスパッタする際のスパッタ時間を示し
、従って炭素薄膜の表面からの深さに対応するものであ
る0図に示すように、炭素薄膜の一定深さまでインジウ
ムが取り込まれていることが分かる。
on MassSpectroscopy ;二次イオ
ン質量分析法)により、上記の方法によってSt基板上
に形成された炭素薄膜の深さ方向の組成分布を分析した
結果を示す図である0図においそ、横軸は、SIMSに
よって炭素薄膜をスパッタする際のスパッタ時間を示し
、従って炭素薄膜の表面からの深さに対応するものであ
る0図に示すように、炭素薄膜の一定深さまでインジウ
ムが取り込まれていることが分かる。
(実施例3)
グラファイト・ターゲット電極2aに投入する電力に対
するインジウム・ターゲット電極3aに投入する電力の
比(以下「電力比」という、)を0〜3の範囲で変化さ
せた他は、実施例2と同様の条件により、゛炭素薄膜を
形成した。この炭素薄膜の抵抗率ρ及び光学バンドギャ
ップE、。の変化を第3図に示す。
するインジウム・ターゲット電極3aに投入する電力の
比(以下「電力比」という、)を0〜3の範囲で変化さ
せた他は、実施例2と同様の条件により、゛炭素薄膜を
形成した。この炭素薄膜の抵抗率ρ及び光学バンドギャ
ップE、。の変化を第3図に示す。
図から、電力比が1以下においては、電力比の増加とと
もに抵抗率ρは低下するがバンドギャップEヨ。はほと
んど変化しないことが分かる。この結果から、インクら
ムはアクセプターとして炭素薄膜中に取り込まtたと考
えられる。従って、この薄膜はP型の半導体としての特
性を備え得る膜として形成されたものといえる。
もに抵抗率ρは低下するがバンドギャップEヨ。はほと
んど変化しないことが分かる。この結果から、インクら
ムはアクセプターとして炭素薄膜中に取り込まtたと考
えられる。従って、この薄膜はP型の半導体としての特
性を備え得る膜として形成されたものといえる。
また、上記の結果から、電力比は0.01〜2が望まし
い、電力比が0.O1以下ではドーピングの効果はほと
んどなく、一方、2以上ではEzOが1.+3eV以下
となり、ワイドギャップ半導体とはなり得ない。
い、電力比が0.O1以下ではドーピングの効果はほと
んどなく、一方、2以上ではEzOが1.+3eV以下
となり、ワイドギャップ半導体とはなり得ない。
次に第4図は、上記の場合における蛍光X線分析によっ
て検出した強度すなわちW!膜中に含まれるインジウム
量と電力比との相関を示す図である0図から分かるよう
に、電力比と炭素薄膜中のインジウム量とはよい相関関
係を示している。この結果は、各ターゲット電極に投入
する電力を制御することにより、炭素薄膜中のインジウ
ム量が制御され、さらに、該インジウム量の変化により
て第3図に示したような抵抗率ρの変化を生じさせたこ
とを示している。従りて、各ターゲット電極へ投入する
電力量を制御することにより、形成される炭素薄膜の抵
抗率ρを容易に制御することができることが確認された
。
て検出した強度すなわちW!膜中に含まれるインジウム
量と電力比との相関を示す図である0図から分かるよう
に、電力比と炭素薄膜中のインジウム量とはよい相関関
係を示している。この結果は、各ターゲット電極に投入
する電力を制御することにより、炭素薄膜中のインジウ
ム量が制御され、さらに、該インジウム量の変化により
て第3図に示したような抵抗率ρの変化を生じさせたこ
とを示している。従りて、各ターゲット電極へ投入する
電力量を制御することにより、形成される炭素薄膜の抵
抗率ρを容易に制御することができることが確認された
。
(実施例4)
電力比を0.1とし、真空室1内の圧力PH2を1.3
Paから267Paまで変化させた他は、実施例2と同
様の条件により、炭素薄膜を形成した。この炭素薄膜の
抵抗率ρ及び光学バンドギャップE、oを第5図に示す
1図から分かるように、抵抗率ρ及び光学バンドギャッ
プE1゜の両値とも真空室1内の圧力PH2と明確な相
関関係が見られ、PH2の増加とともに抵抗率ρ、光学
バンドギャップE1゜は増加する傾向を示した。従って
、真空室1内の圧力PH2を制御することが極めて重要
であることが分かる。
Paから267Paまで変化させた他は、実施例2と同
様の条件により、炭素薄膜を形成した。この炭素薄膜の
抵抗率ρ及び光学バンドギャップE、oを第5図に示す
1図から分かるように、抵抗率ρ及び光学バンドギャッ
プE1゜の両値とも真空室1内の圧力PH2と明確な相
関関係が見られ、PH2の増加とともに抵抗率ρ、光学
バンドギャップE1゜は増加する傾向を示した。従って
、真空室1内の圧力PH2を制御することが極めて重要
であることが分かる。
また、上記の結果から、真空室1内の圧力PH2は、1
.3〜665Paが望ましい*PH2が1.3Pa以下
ではEgoが1.8eV以下となり、665Pa以上で
はドーピングの効果がほとんど見られない。
.3〜665Paが望ましい*PH2が1.3Pa以下
ではEgoが1.8eV以下となり、665Pa以上で
はドーピングの効果がほとんど見られない。
なお、本実施例では、第1図に示すような真空室を持つ
スパッタ装置を用いたが、何等これに限定されることは
ない。すなわち、炭素源としてのグラファイト・ターゲ
ット電極及びドーパント用ターゲット電極のダブルター
ゲット電極構造を有し、それぞれのターゲット電極に投
−人する電力を独立に制御できるような装置であればよ
い。また、投入する電力の周波数についても、13.5
6MHzに限定されるものではない。
スパッタ装置を用いたが、何等これに限定されることは
ない。すなわち、炭素源としてのグラファイト・ターゲ
ット電極及びドーパント用ターゲット電極のダブルター
ゲット電極構造を有し、それぞれのターゲット電極に投
−人する電力を独立に制御できるような装置であればよ
い。また、投入する電力の周波数についても、13.5
6MHzに限定されるものではない。
H発明の効果
本発明は以上説明した通り、真空室内に対向するターゲ
ット電極と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲ
ット電極をグラファイト・ターゲット電極とし、他方の
ターゲット電極をインジウム・ターゲット電極として、
前記真空室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力
一定とするとともに、前記グラファイト・ターゲット電
極及びインジウム・ターゲット電極に各々電力を供給し
て、反応性スパッタ法により、不純物としてインジウム
を含む半導体化炭素薄膜を基板上に形成するようにした
ことにより、ドーパント原料は固体として投入すること
になるので、従来の方法では製造できなかったインジウ
ムをドーパントとして含む半導体化炭素薄膜を製造する
ことができるという効果がある。
ット電極と対向電極をそれぞれ2組設け、一方のターゲ
ット電極をグラファイト・ターゲット電極とし、他方の
ターゲット電極をインジウム・ターゲット電極として、
前記真空室内を真空にした後、水素ガスを導入して圧力
一定とするとともに、前記グラファイト・ターゲット電
極及びインジウム・ターゲット電極に各々電力を供給し
て、反応性スパッタ法により、不純物としてインジウム
を含む半導体化炭素薄膜を基板上に形成するようにした
ことにより、ドーパント原料は固体として投入すること
になるので、従来の方法では製造できなかったインジウ
ムをドーパントとして含む半導体化炭素薄膜を製造する
ことができるという効果がある。
また、2個のターゲット電極に投入する電力の割合を制
御することにより薄膜中のドーパントであるインジウム
の濃度を精度よくコントロールすることができるので、
炭素薄膜の抵抗率の制御が容易であるという効果がある
。
御することにより薄膜中のドーパントであるインジウム
の濃度を精度よくコントロールすることができるので、
炭素薄膜の抵抗率の制御が容易であるという効果がある
。
さらに、ガス混合法よる場合と比較してドーパント量が
極少量でドーピング効果を得られるという効果がある。
極少量でドーピング効果を得られるという効果がある。
第1図は本発明の方法に使用するスパッタ装置の一例を
示す構成図、第2図はSIMSによりSt基板上に形成
された炭素薄膜の深さ方向の組成分布を示す図、第3図
は電力比をO〜3の範囲で変化させた場合の抵抗率ρ及
び光学パン゛ドギャップEgoの変化を示す図、第4図
は第3図の場合において電力比に対する炭素薄膜中に含
まれるインジウム量を蛍光X線分析により検出した強度
として示した図、第5図は電力比を0.1とした場合の
真空室1内の圧力PH2を1.3Paから267Paま
で変化させたときの炭素薄膜の抵抗率ρ及び光学バンド
ギャップE5゜の変化を示す図である。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 I : 真4f 5 ;
春矛反jL・レター2:名1ター恒’、 ト@y、七
7;#半反3: ′jj2ターに2Y℃1五 8:
フ゛ろズマ暫う先才瓦1i1犬「問’C’ih
9ニス)マ・・タリ′ス秀\捗P5:し対燭f施
1oz才4隣や 第2図 幽 スパνり綺W! (min) 第3図 第4図
示す構成図、第2図はSIMSによりSt基板上に形成
された炭素薄膜の深さ方向の組成分布を示す図、第3図
は電力比をO〜3の範囲で変化させた場合の抵抗率ρ及
び光学パン゛ドギャップEgoの変化を示す図、第4図
は第3図の場合において電力比に対する炭素薄膜中に含
まれるインジウム量を蛍光X線分析により検出した強度
として示した図、第5図は電力比を0.1とした場合の
真空室1内の圧力PH2を1.3Paから267Paま
で変化させたときの炭素薄膜の抵抗率ρ及び光学バンド
ギャップE5゜の変化を示す図である。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 I : 真4f 5 ;
春矛反jL・レター2:名1ター恒’、 ト@y、七
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9ニス)マ・・タリ′ス秀\捗P5:し対燭f施
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Claims (5)
- (1)真空室内に対向するターゲット電極と対向電極を
それぞれ2組設け、一方のターゲット電極をグラファイ
ト・ターゲット電極とし、他方のターゲット電極をイン
ジウム・ターゲット電極として、前記真空室内を真空に
した後、水素ガスを導入して圧力一定とするとともに、
前記グラファイト・ターゲット電極及びインジウム・タ
ーゲット電極に各々電力を供給して、反応性スパッタ法
により、不純物としてインジウムを含む半導体化炭素薄
膜を基板上に形成することを特徴とする半導体化炭素薄
膜の製造方法。 - (2)前記グラファイト・ターゲット電極及びインジウ
ム・ターゲット電極に供給する電力量をそれぞれ独立に
制御することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
半導体化炭素薄膜の製造方法。 - (3)前記グラファイト・ターゲット電極へ投入する電
力量に対する前記インジウム・ターゲット電極へ投入す
る電力量の比を変化させることにより薄膜中の不純物量
を制御することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
の半導体化炭素薄膜の製造方法。 - (4)前記グラファイト・ターゲット電極へ投入する電
力量に対する前記インジウム・ターゲット電極へ投入す
る電力量の比が0.01〜2であることを特徴とする特
許請求の範囲第3項記載の半導体化炭素薄膜の製造方法
。 - (5)反応槽内の圧力が1.33Pa〜665Paの範
囲内であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
し第4項のいずれか記載の半導体化炭素薄膜の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28311087A JPH01125919A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 半導体化炭素薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28311087A JPH01125919A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 半導体化炭素薄膜の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01125919A true JPH01125919A (ja) | 1989-05-18 |
Family
ID=17661354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28311087A Pending JPH01125919A (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | 半導体化炭素薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01125919A (ja) |
-
1987
- 1987-11-11 JP JP28311087A patent/JPH01125919A/ja active Pending
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