JPH01125424A - サンプ槽の据付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、廃水処理用として設置されるサンプタンクを
保護するサンプ槽の据付方法に関する。

（従来の技術） 従来のサンプ槽基礎構造と据付方法に付いて、第４図及
び第５図を参照して説明する。サンプ槽１の構造は、ｔ
ｌＩ製で立方体形状をしており、側板２及び底板３の外
側部には、強度を得る為に格子状に補強張り４が配設さ
れている。このサンプ槽１の上部には、上蓋５が載置し
である。側板２及び底板３及び上蓋５には、コンクリー
トとの接合及び強度を得る為に一定間隔でスタッド６が
複数個配設されている。又、底板３には、グラウト注入
孔７が一定間隔で複数個穿設されている。

以上のサンプ槽の構造において、その据付方法は、地面
を掘削後、捨コンクリート８が埋込金物９が設置しであ
る状態で打設する。養生後、捨コンクリート８の強度が
得られたならば、表面にサンプ槽１の据付用架台１０の
位置を墨だしした後、据付用架台１０を埋込金物９に合
せて溶接し固定する。次にサンプ槽底鉄筋１１を格子状
に配筋後、すンプ槽下端補強鉄筋１２及び立上げ鉄筋１
３を各々格子状に配筋する。配筋作業が完了したならば
、型枠を行いクレーンでサンプ槽１を吊上げて据付用架
台１０上に仮設置する。仮設置されたサンプ槽１は、上
蓋５を取外しレベル調整をボルト１４で行い、調整後ナ
ツト（図示せず）にてサンプ槽１とポルＩ〜１４の締付
けを行い、マットコンクリート１５を打設する。養生後
、グラウト注入孔７よりマットコンクリート１５と底面
３の接合状態を確認し、接合状態が芳しくない所にグラ
ウト注入穴７からグラウトを注入する。その後サンプ槽
１内を清掃しグラウト注入穴７に閉止板１６を全数溶接
後、真空引き試験装置を用いて溶接部の真空引き試験を
実施し、サンプ槽１の健全性を確認してサンプ槽１の据
付は完了する。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のサンプ槽基礎構造と据付方法は、上述の様であっ
たが次のような欠点があった。すなわちこの様な据付方
法では、マットコンクリートの打設時サンプ槽底面の補
強張りが干渉してコンクリートが十分にサンプ槽底面に
回りこまず、この為にサンプ槽底面にグラウト注入孔を
定間隔で複数個必要としていた。そして、グラウト注入
孔よりマットコンクリートと底面の接合状態を確認し、
接合状態が芳しくない所にグラウト注入作業を必要とし
ていた。更に、グラウト注入孔を閉止板で全数溶接後、
真空引き試験装置を用いて溶接部の真空引き試験を実施
し、健全性を確認しなければならず復旧作業に手間と工
数が非常に要しており、よって、サンプタンクの据付に
多くの工程が必要となり工期の短縮が望まれていた。

本発明の目的は、上述した事情に考慮してなされたもの
で、マットコンクリートとサンプ槽底面の接合状態の向
上、グラウト注入穴及び復旧作業の解消等を図る事ので
きるサンプ槽の据付方法を得ることにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明においては、廃水処
理用として設置されるサンプタンクを保護するサンプ槽
の据付方法において、このサンプ槽の周囲外面にスタッ
ドを配設させた後、サンプ槽の底部外側部に据付架台を
配設して複数段の鉄筋を配筋し、この配筋部にコンクリ
ートを打設してコンクリート基礎部を形成させ、サンプ
槽据付場所に埋込金物を設置した捨コンクリートを打設
し、養生後前記コンクリート基礎部を形成させたサンプ
槽を所定位置に据付け、前記据込金物とコンクリート基
礎部に配設された据付架台を接続し、サンプ槽の周囲に
鉄筋を配設した後にマットコンクリートを打設して成る
ことを特徴とするサンプ槽の据付方法を提供する。

（作　　用） このように構成されたサンプ槽の据付方法においては、
サンプ槽を据付以前に上下逆転させて円錐状のコンクリ
ート基礎と一体型とすることにより、コンクリートとサ
ンプ槽底面の接合状態が格段に良好となり、構造的にグ
ラウト注入孔が不要となり閉止板の溶接、真空引き試験
装置を用いての溶接部真空引き試験を実施する必要がな
くなるので工期の大幅な短縮を計ることができる。

（実　施　例） 以下、本発明の一実施例を第１図から第３図を参照して
説明する。第１図から第３図において第４図及び第５図
と同一部材には、同一符号を付しその部分の構成の説明
は省略する。

第１図でサンプ槽１は、上蓋５を取外して現場据付以前
に工場もしくは現地加工場にて上下逆転させた状態で床
１７に仮置してあり、サンプ槽１の底面３の外側面には
グラウト注入孔７は加工しておらず基礎用スタッド１８
が一定間隔で複数本配設されている。

この状態において、据付架台２１をサンプ槽１の底板３
のボルト１４にあわせて取付けた後、図面寸法値に合わ
せてナツト（図示せず）でレベルを概略調整し仮締を行
う。次に据付架台２１を利用して、格子状に複数段円錐
の骨格をなす様に基礎部鉄筋錐状のコンクリート基礎２
２がサンプ槽１と一体となり完成する。

第２図及び第３図において、地面を掘削後、捨コンクリ
ート８は埋込金物９が設置しである状態で打設する。養
生後、捨コンクリート８の強度が得られたならば、捨コ
ンクリート８の表面に第１図に示したコンクリート基礎
一体型サンプ槽の位置を墨だしする。次に、コンクリー
ト基礎一体型サンプ槽をクレーンで上下を正常状態に戻
して据付現場まで輸送する。

その後、埋込金物９にあわせクレーンで吊上げで仮置き
し、水準器を利用してレベル微調整をナツトで行い、ク
レーンを切離して据付架台２１と埋込金物９を溶接する
。円錐状のコンクリート基礎２２より突出している基礎
部鉄筋１９とサンプ槽底鉄筋１１及びサンプ槽下端補強
鉄筋１２及び立上げ鉄筋１３を各々格子状に配筋する。

その後、マットコンクリート１５を打設し強度が得られ
たならばサンプ槽の据付は完了する。

〔発明の効果〕

上述したように本発明によれば、据付以前にサンプ槽を
上下逆転させ円錐状のコンクリ−１−基礎を設置する事
で、重力作用により十分にコンクリートが均一に回り込
み、接合度合を格段に高くなる裏向上させることができ
る。さらには、構造的にグラウト注入孔が不要となり、
これによって従来行なわれていた閉止板の溶接、真空引
き試験装置を用いての溶接部真空引き試験を必要としな
くなるため、健全性が向上し復旧作業の手間と工数が大
幅に省略及び低減でき、サンプタンクの据付工期を大幅
に短縮させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るサンプ槽の据付方法に
係るサンプ槽を示す側面図、第２図及び第３図は第１図
に示したサンプ槽の据付方法を示す平面図及び縦断面図
、第４図及び第５図は従来のサンプ槽の据付方法を示す
平面図及び縦断面図である。 １・・・サンプ槽　　　　　６・・・スタッド８・・・
捨コンクリート　　９・・・埋込金物１９・・・基礎部
鉄筋　　　　２】・・・据付架台２２・・・コンクリー
ト基礎部 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　第子丸　健 ２０／／９ ０　　　　　　　　２／ ６−−σ−１４ ｆ４−一一つ一一σ−σ−−７８ ０　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｏ　　　　
　　　　　　　　　。 ！＋＋’　　　　　　　　３ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）廃水処理用として設置されるサンプタンクを保護
   するサンプ槽の据付方法において、このサンプ槽の周囲
   外面にスタッドを配設させた後、サンプ槽の底部外側部
   に据付架台を配設して複数段の鉄筋を配筋し、この配筋
   部にコンクリートを打設してコンクリート基礎部を形成
   させ、サンプ槽据付場所に埋込金物を設置した捨コンク
   リートを打設し、養生後前記コンクリート基礎部を形成
   させたサンプ槽を所定位置に据付け、前記据込金物とコ
   ンクリート基礎部に配設された据付架台を接続し、サン
   プ槽の周囲に鉄筋を配設した後にマットコンクリートを
   打設して成ることを特徴とするサンプ槽の据付方法。