JPH0112536Y2 - - Google Patents

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JPH0112536Y2
JPH0112536Y2 JP15071487U JP15071487U JPH0112536Y2 JP H0112536 Y2 JPH0112536 Y2 JP H0112536Y2 JP 15071487 U JP15071487 U JP 15071487U JP 15071487 U JP15071487 U JP 15071487U JP H0112536 Y2 JPH0112536 Y2 JP H0112536Y2
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JP
Japan
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boss
tip
field coil
free end
slip ring
Prior art date
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JP15071487U
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JPS6370271U (ja
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  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、交流発電機における界磁コイルの接
続装置に関し、より詳細には車輌等の交流発電機
における回転子と界磁コイルとスリツプリングと
を電気的に接続するための装置に関する。
従来、車輌等の交流発電機における回転子にあ
つては、第1図に示すごとく、回転子軸1上にて
互いに組合わせた左右一対の界磁鉄心2,3間に
コイルボビン4上に巻装した界磁コイル5を保持
させており該界磁コイル5の各引出端5′と各ス
リツプリング6の接続ターミナル7自由端部との
間に絶縁チユーブを被せた口出線8を半田付等に
より固着することにより界磁コイル5とスリツプ
リング6間の接続を行つており、また車輌振動等
による口出線8の振動を防止すべく該口出線まわ
りのチユーブを絶縁処理用のワニスにて界磁鉄心
3側面に固定させている。
しかしながら、上記従来の構造では、界磁コイ
ル5の引出端5′とスリツプリング6の接続ター
ミナル7間を比較的長さが長くしかも絶縁チユー
ブ内にて移動自由な口出線8にて接続を行つてい
るために口出線自体の振動を防止できないこと、
口出線8は界磁コイル5および接続ターミナル7
と別体よりなるために固有振動の相違により接続
部に破断力を受け易いこと、および接続個所が口
出線8の両端部に含まれることから断線の危険個
所が多いなどの理由により界磁コイル5および接
続ターミナル7間にてしばしば断線することがあ
つた。これを防止すべく、追加作業において接着
剤を用いて口出線8そのものを固定することも提
案されているが、かゝる追加作業は製造コストの
面で不利であり、また口出線を完全に固定するこ
とができない。
本考案は上記従来の欠点を除去すべくなされた
ものであつて、このため本考案は交流発電機の回
転子の界磁コイルとスリツプリングとを電気的に
接続するものにおいて、界磁コイルを巻装せるコ
イルボビンのスリツプリング側側面より先端部が
界磁鉄心側部に迄伸びるとともに内部通路を有
し、先端部を小径部とした円筒状のボスを軸方向
に突出形成し、前記ボスの先端部を半径溝により
分割して直径を収縮可能となし、前記界磁コイル
の引出端を該ボスの内部通路を通すとともに前記
半径溝間を通してボス先端部に導き、各スリツプ
リングの接続ターミナルの自由端部を半径方向外
側に屈曲して前記ボスの先端部に臨ませるととも
に該接続ターミナルの自由端部には開口を設け、
前記ボス先端部の小径部を押入れて、接続ターミ
ナルの自由端部をボス先端部に保持固定させると
ともに界磁コイルの引出端をボス先端部にて挟圧
保持し、該ボス先端部にて挟圧保持された界磁コ
イルの引出端と接続ターミナルの自由端部とを接
続したことを特徴とする。
以下、添附図に沿つて本考案の好適な実施例に
つき説明するに、本考案による接続装置は、第2
図および第3図に示すように、界磁コイル5を巻
装せるコイルボビン4のスリツプリング6側側面
より先端部が界磁鉄心3の溝部3′を通して該界
磁鉄心3の側部に迄伸びるとともに内部通路を有
する円筒状のボス4aを軸方向に突出形成させ、
該ボス4aの内部通路4bを介して界磁コイル5
の引出端5aを該ボス4aの先端部に導き、一
方、各スリツプリング6の接続ターミナル7の自
由端部7aを延長してこれを上記ボス4aの先端
位置に臨むごとく半径外方に屈曲させ、上記ボス
先端部に導かれた界磁コイル5の引出端5aと接
続ターミナル7の自由端部7aとを界磁鉄心3の
側部付近にて接続せしめるようにしたものであ
る。
上記コイルボビン4はボス4aと共に軟質可撓
性のプラスチツクから一体に形成されている。
また、ボス4aの内部通路4bは界磁コイル5
の引出端5aを実質的に隙間なく収容するように
寸法づけられており、また該ボス4aの先端部
は、第6図および第7図に示すように、小径部4
cとされ、該小径部4cは半径溝4dにより分割
されていてその直径D1を半径溝4dと直交する
方向に収縮可能とされている。上記のようにボス
4aの先端部を小径部4cとすることにより該先
端部に段部を形成し、ボス4aと接続ターミナル
7とを接続する際に、第3図に示すように、該段
部にて接続ターミナル7を位置固定することがで
きる。該半径溝4dの幅はほゞ界磁コイル5の線
径と等しい寸法を有し、界磁コイルの引出端5a
は内部通路4bより半径溝4dの間を通つてボス
4a先端部に導かれている。
一方、上記接続ターミナル7の自由端部7aに
は上記ボス4aの半径部4cを収容するための開
口7bが設けられており、該開口7bの直径D2
は上記小径部4cの直径D1よりやゝ小さ目に選
ばれている。ボス4aは軟性のプラスチツク等よ
りなり、また小径部4cには直径収縮用の半径溝
4dが設けられているため、小径部4cは開口7
bより直径が大きいに拘らず該開口7b内に押入
れることができる。小径部4cを開口7b内に押
入れると、該小径部4cの直径D1は開口7bの
直径D2より大きいので、接続ターミナルの開口
7bと小径部4cとの間にはP1の荷重(第4図
参照)が生じ、この荷重P1により接続ターミナ
ル7がボス4aに完全に保持固定される。また、
上記荷重P1により小径部4cの半径溝4dが狭
められるので、該半径溝4dと界磁コイル5の引
出端5aとの間にはP2の荷重が生じ、この荷重
P2により引出端5aが半径溝4d内に挟圧保持
される。このようにしてボス先端部にて保持され
た引出端5aは、第3図および第4図に示すごと
く、該ボス先端部の小径部4cに保持固定された
接続ターミナルの自由端部7a上に巻付けること
により(或は半田付を行うことにより)該ターミ
ナルに接続される。
本願考案においては、上述したように、従来の
口出線を用いず、直接界磁コイル5の引出端5a
を接続ターミナル7に接続させるようにしたか
ら、口出線と接続ターミナル7又は界磁コイル5
との固有振動の相違に基く断線のおそれがなくな
り、また引出端5aは比較的短い上にボス4aに
よつて完全に固定されているので該引出線の振動
に基く断線のおそれもなく、さらに、界磁コイル
5の引出端5aを直接接続ターミナル7に接続さ
せるようにしたことにより、接続個所が一個所と
なり断線発生の危険はさらに低減されることゝな
る。
とくに本考案においては、界磁コイル5を巻装
せるコイルボビン4とスリツプリング6の接続タ
ーミナル7とが、ボス4aの小径部4cを開口7
b内に嵌合させることにより、機械的に一体化さ
れているので、コイルボビン4とコイル引出端5
aと、接続ターミナル7の固有振動数の相違に基
く断線のおそれが全く無い。
このように界磁コイル引出線とスリツプリング
の接続ターミナルの接続構造を改良することによ
り、本考案による接続装置はいかなる大きな発電
機に対しても使用可能となり、特に大型車、すな
わちデイゼルエンジンを搭載した大型トラツク、
ダンプカー或は建設機械用車輌等に使用される交
流発電機においてはエンジンの振動および苛酷な
使用条件下における界磁コイルの断線が大きな問
題となつていたが、本考案によりかゝる振動によ
るトラブルを有効に解決することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の交流発電機の回転子の中央断
面図、第2図は本考案による交流発電機の回転子
の一実施例を示す中央断面図、第3図は同実施例
の要部拡大断面図、第4図は同実施例における界
磁コイル引出線と接続ターミナルの接続要領を示
す拡大正面図、第5図は同実施例の接続ターミナ
ルの要部拡大正面図、第6図は同実施例のコイル
ボビンのボス部を示す拡大正面図、第7図は同第
6図の−線に沿う断面図である。 2,3……界磁鉄心、4……コイルボビン、4
a……ボス、4b……内部通路、4c……小径
部、4d……小径溝、5……界磁コイル、5a…
…引出端、6……スリツプリング、7……接続タ
ーミナル、7a……接続ターミナル自由端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流発電機の回転子の界磁コイルとスリツプリ
    ングとを電気的に接続するものにおいて、界磁コ
    イルを巻装せるコイルボビンのスリツプリング側
    側面より先端部が界磁鉄心側部に迄伸びるととも
    に内部通路を有し、先端部を小径部とした円筒状
    ボスを軸方向に突出形成し、前記ボスの先端部を
    半径溝により分割して直径を収縮可能となし、前
    記界磁コイルの引出端を該ボスの内部通路を通す
    とともに前記半径溝間を通してボス先端部に導
    き、各スリツプリングの接続ターミナルの自由端
    部を半径方向外側に屈曲して前記ボスの先端部に
    臨ませるとともに該接続ターミナルの自由端部に
    は開口を設け、前記ボス先端部の小径部を押入
    れ、接続ターミナルの自由端部をボス先端部に保
    持固定させるとともに界磁コイルの引出端をボス
    先端部にて挟圧保持し、該ボス先端部にて挟圧保
    持された界磁コイルの引出端と接続ターミナルの
    自由端部とを接続してなる交流発電機用界磁コイ
    ルとスリツプリングの接続装置。
JP15071487U 1987-10-01 1987-10-01 Expired JPH0112536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15071487U JPH0112536Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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JP15071487U JPH0112536Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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Publication Number Publication Date
JPS6370271U JPS6370271U (ja) 1988-05-11
JPH0112536Y2 true JPH0112536Y2 (ja) 1989-04-12

Family

ID=31067106

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JP15071487U Expired JPH0112536Y2 (ja) 1987-10-01 1987-10-01

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