JPH01125220A - アーク溶接性の良好な樹脂複合型制振鋼板 - Google Patents

アーク溶接性の良好な樹脂複合型制振鋼板

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JPH01125220A
JPH01125220A JP28466887A JP28466887A JPH01125220A JP H01125220 A JPH01125220 A JP H01125220A JP 28466887 A JP28466887 A JP 28466887A JP 28466887 A JP28466887 A JP 28466887A JP H01125220 A JPH01125220 A JP H01125220A
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resin
zinc
steel plate
compound
weldability
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JP28466887A
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Masatoshi Shinozaki
正利 篠崎
Yoshihiro Matsumoto
松本 義裕
Koichi Yasuda
功一 安田
Shozaburo Nakano
中野 昭三郎
Kozo Sumiyama
角山 浩三
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車等に用いられる樹脂複合型制振鋼板に係
り、特にアーク溶接性に優れた亜鉛系スキン鋼板の樹脂
複合型制振鋼板に関する。
〈従来の技術およびその問題点〉 樹脂複合型制振鋼板のスキン鋼板には、従来、冷延鋼板
や熱延鋼板が用いられていたが、近年耐食性の点から亜
鉛めっき鋼板に代表される亜鉛含有処理鋼板が使われ始
めている。
樹脂複合型制振鋼板は絶縁体である樹脂層を有している
ため鋼板や熱延鋼板に比べて溶接は難しい。
スポット溶接に関しては樹脂の中に導電性粒子を配合す
ることにより、板厚方向に導電性を持たせたものが開発
され(特開昭50−79920号)、一応の解決策が提
案されている。
しかし、アーク溶接については材料側からの解決策は未
だ提案されておらず、アーク溶接の施行方法によって何
とか実用に耐えうる品質を得ているのが現状である(特
開昭60−87980号)。
スキン鋼板に亜鉛を含有する表面処理鋼板を使用すると
アーク溶接性はさらに劣化する。
それはアーク時の熱により亜鉛が気化し、溶接ビード内
に亜鉛の高い蒸気圧によりブローホールやビットが多発
するためである。
したがって、亜鉛含有表面処理鋼板をスキン鋼板とする
樹脂複合型制振鋼板をアーク溶接しようとすれば、樹脂
の分解気化と亜鉛蒸発という2重の原因によりアーク溶
接は非常に困難である。
〈発明の目的〉 本発明は上述した従来の技術の問題点を解決しようとす
るもので、アーク溶接性の優れた樹脂複合型制振鋼板を
提供しようとするものである。
〈発明の構成〉 本発明は少なくとも一方の面に亜鉛含有被覆を有する表
面処理鋼板により樹脂層を挟持したアーク溶接性の良好
な樹脂複合型制振鋼板であって、前記亜鉛含有被覆鋼板
と樹脂層との界面および/または樹脂中にフェロホスホ
ル系化合物を樹脂に対して0.5〜50重量%含有する
ことを特徴とするアーク溶接性の良好な樹脂複合型制振
鋼板を提供するものである。
前記フェロホスホル化合物がリン含有量15〜55重量
%であるのが好ましい。
以下に本発明の樹脂複合型制振鋼板を更に詳細に説明す
る。
本発明で用いる表面処理鋼板は亜鉛含有被覆を有する。
 亜鉛含有被覆鋼板とは鋼板の少なくとも一方の面に亜
鉛を含有する被覆を有するも・のであれば良く、その代
表例として電気亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、
亜鉛系合金めっき鋼板、Znを含む多層めっき鋼板、シ
ンクロメタルなどを例示することができる。
亜鉛含有被覆はスキン鋼板の両面にあっても片面にあフ
ても良い。
樹脂は制振性を有し、スキン鋼板と樹脂層の接着力が強
いものであればいかなるものでも良いが、代表例として
ポリエステル系、ブチラール系、ポリオレフィン系樹脂
等を挙げることができる。
本発明の樹脂複合型制振鋼板は2枚の上記亜鉛含有被覆
を少なくとも一方の面に有する鋼板により上記樹脂層を
挟持してなるものである。
亜鉛含有被覆面は樹脂層に接する面にあっても良いし、
外表面としても良いし、その両方にあっても良い。
本発明においてはフェロホスホル系化合物なスキン鋼板
との界面および/または樹脂中に、樹脂層に対して0.
5〜50重量%含ましめる。
フェロホスホル系化合物とはフェロホスホルおよびその
類似物を広く含む。
フェロホスホル系化合物は粉末状で樹脂中に混和して用
いてもよいし、溶剤に混入してスキン鋼板や樹脂の界面
に塗布して用いてもよい。
該フェロホスホル系化合物はアーク溶接熱の下に亜鉛お
よび溶融鉄と反応してリン−亜鉛−鉄の化合物を形成し
、亜鉛に比べるとより高い融点、沸点を持つ3元化合物
となるため、従来アーク溶接時に生じていた亜鉛が気化
することに起因したビットやブローホールの発生が防止
できるのである。
フェロホスホル系化合物が樹脂に対して0.5重量%未
満の時は溶接性を良くするほど気化した亜鉛を3元化合
物とすることができず、50重量%を超えるときは制振
性能が劣化する。
フェロホスホル系化合物はリン含有量15〜55重量%
のリン化鉄であるのが好ましい。
15重量%未満では3元化合物の形成力が低く、ブロー
ホールやビットを防止する効果が弱く、55重量%を超
えるフェロホスホルは合成するのが困難である。
また樹脂中には金属粉、カーボンブラック等の他の導電
性フィラーを含有せしめてもよい。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に
説明する。
(実施例1) スキン鋼板として0.81の厚さの両面溶融亜鉛めっき
鋼板(亜鉛めっき量4537m2)間に、リン20〜2
8重量%残部鉄であるフェロホスホルを樹脂に対し約1
0重量%配合しである高密度変性ポリエチレンフィルム
(80μmt)を挟んでホットプレスにより積層した。
上記樹脂複合型制振鋼板を第1図に示す要領にて重ね継
手アーク溶接を実施した。 樹脂複合型制振鋼板1を加
圧盤4を通して矢印5で示す加圧力にて固定した。 ア
ーク溶接は溶接トーチ3から出ている溶接ワイヤ2と樹
脂複合型制振鋼板1との間で行なった。
アーク溶接条件は市販の1.2mm径のMAG溶接用ワ
イヤ(J I 5−YGWI 6)を用い、電流220
A、電圧23V、溶接速度120cIIl/minとし
、Ar+20%CO□のシールドガスを用いた。
溶接性の評価として、ブローホール、ビットの発生状況
を溶接部のX線透過試験により調べたところ、実施例1
ではブローホール、ピットは発見されなかった。
(実施例2) 実施例1で用いたスキン鋼板の樹脂と接する面に次に示
す組成のフェロホスホル懸濁物を80g/112塗布し
た後、2枚の上記スキン鋼板で、50μm厚の低密度変
性ポリオレフィンを挟み積層した。
フェロホスホル懸濁物の組成は フェロホスホル(P濃度28wt%)粉末42重量% イソプロピルアルコール   56重量%エチレンシリ
ケート系バインダー 2重量% であった。
上記制振鋼板同士を、実施例1と同様にアーク溶接し、
アーク溶接部のブローホール、ピットの発生状況を実施
例1と同様に観察した。
アーク溶接部にはブローホール、ビットは観察されなか
った。
(比較例1) フェロホスホルを含まない高密度変性ポリエチレンフィ
ルムを樹脂層とし、他は実施例1と同様にして樹脂複合
型制振鋼板を得た。
アーク溶接を実施例1と同様に行なったところ、比較例
1では8.1ケ/cmのブローホール、ピットが観察さ
れた。
〈発明の効果〉 本発明の鋼板はスキン鋼板と樹脂との界面および/また
は樹脂中にフェロホスホルを配合した樹脂複合型亜鉛含
有制振鋼板であるため、制振性はもちろんアーク溶接性
にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はアーク溶接の状態を示す図である。 符号の説明 1・・・樹脂複合型制振鋼板、 2・・・溶接ワイヤ、 3・・・溶接トーチ、 4・・・加圧盤、 5・・・加圧方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一方の面に亜鉛含有被覆を有する表面
    処理鋼板により樹脂層を挟持したアーク溶接性の良好な
    樹脂複合型制振鋼板であって、前記亜鉛含有被覆鋼板と
    樹脂層との界面および/または樹脂中にフェロホスホル
    系化合物を樹脂に対して0.5〜50重量%含有するこ
    とを特徴とするアーク溶接性の良好な樹脂複合型制振鋼
    板。
  2. (2)前記フェロホスホル化合物がリン含有量15〜5
    5重量%である特許請求の範囲第1項に記載のアーク溶
    接性の良好な樹脂複合型制振鋼板。
JP28466887A 1987-11-11 1987-11-11 アーク溶接性の良好な樹脂複合型制振鋼板 Expired - Lifetime JPH0675949B2 (ja)

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JPH0675949B2 JPH0675949B2 (ja) 1994-09-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671276B1 (ko) * 2006-09-29 2007-01-19 주식회사 보명 아연피막이 형성된 주철 가로등주의 분체도장 방법

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KR100671276B1 (ko) * 2006-09-29 2007-01-19 주식회사 보명 아연피막이 형성된 주철 가로등주의 분체도장 방법

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