JPH01124355A - 食用油の劣化防止方法およびその装置 - Google Patents

食用油の劣化防止方法およびその装置

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JPH01124355A
JPH01124355A JP62281364A JP28136487A JPH01124355A JP H01124355 A JPH01124355 A JP H01124355A JP 62281364 A JP62281364 A JP 62281364A JP 28136487 A JP28136487 A JP 28136487A JP H01124355 A JPH01124355 A JP H01124355A
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edible oil
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deterioration
oil
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JP62281364A
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Tamehiko Ikeda
池田 爲彦
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HASU KK
Tateho Chemical Industries Co Ltd
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Tateho Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食用油の劣化防止方法およびその装置、具体的
には、食用油を加熱使用する際に簡単な構成で食用油が
劣化するのを防止する方法およびその装置に関する。
(従来の技術) 一般に、動物油、植物油および魚油などの食用油を使用
した食品は、食生活にとって欠くことができない重要な
位置を占め、また、外食産業等におけるフライ用食用油
の需要も増加の一途をたどっている。しかし、一般家庭
のみならず食品業界においても、食用油を使用するうえ
で問題となるのが食用油の来光熱による劣化である。こ
の食用油の劣化の度合いは、揚げる食材により違いがあ
るが、加熱により重合や酸化が進み、食用油が劣化する
ことは避けられないという問題がある。
このため、古くなった食用油を処理する手段として、廃
油を洗剤として再生利用にすることが提案され、一部実
用に供されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記食用油を再生利用する方法は、資源
の有効利用という観点から非常に有効ではあるが、コス
トが高くつくという問題がある他、劣化した食用油の多
量の発生を防止できないという問題がある。
従って、本発明は、加熱使用による食用油の劣化を抑制
し、食用油の長期使用を可能にすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記目的達成の手段として、少なくとも一種
のアルカリ土金属の酸化物を主成分とする食用油劣化防
止剤を食用油中に存在させて加熱使用するようにしI;
ものである。
前記食用油劣化防止剤は、少なくとも一種のアルカリ土
金属の酸化物を主成分とするが、アルカリ土金属酸化物
としては、酸化マグネシウム、酸化カルシウムなどが代
表的なものとして挙げられるが、これらは単独であるい
は混合して使用するようにしても良い。また、食用油劣
化防止剤は粉末状、粒状、円板状、角板状、円柱状など
任意の形態を取り得るが、有形の固形物である方が好適
である。
また、本発明は、前記方法を実施する手段として、第1
図に示すように、食用油を収容する加熱容器1の内壁底
部2にアルカリ土金属の酸化物を主成分とする食用油劣
化防止剤3を担持させてなることを特徴とする揚げ鍋を
提供するものである。図示の例では、食用油劣化防止剤
3として粒状の酸化マグネシウム単結晶を用い、これを
金網4で保持させるようにし、また、揚げ鍋の加熱手段
として電気ヒータ5を採用している。しかし、加熱手段
はこれに限られるものではなく、ガスレンジその他の任
意のものを使用できる。
(作用) 少なくとも一種のアルカリ土金属の酸化物を主成分とす
る食用油劣化防止剤を存在下で、食用油を加熱して揚げ
物をすると、アルカリ土金属酸化物の作用により食用油
の酸化が防止され、その使用可能期間を延長させる。ま
た、比較的低い温度でも揚げ物を揚げることができるよ
うになり、これによって−段と使用可能期間を延長させ
ることができる。
(実施例) 市販の電気7ライヤー(ホシタカ電気(株)製、EF−
104型)の油槽の内壁に、市販の100gの酸化マグ
ネシウム単結晶(タテホ化学工業(株)製)の小塊を金
網で固定し、市販のサラダ油(味の素(株)製オレンジ
サラダ)14リツトルを入れ、温度を180°Cに設定
して1日に豚肉2000 g1鶏肉1000 g、ナス
2000 g、ジャガイモ3000gを揚げ、翌日未使
用サラダ油1リツトルを補給してから再加熱して同量の
食品を揚げる操作を6日続けて繰り返し、6日後にその
油を採取して酸価(AV)、ケン値化、ヨウ素化(IV
)、過酸化物価(POV)を測定した。
その結果を比較例についての結果と共に第1表に示す。
 なお、比較例1は未使用サラダ油自体の特性を示し、
比較例2は油槽内に食用油劣化防止剤が装着されていな
い前記電気フライヤーを使用した以外は、総て同条件下
で行って採取した油の特性である。
第1表 実施例 0.5 207.5 128.1  7.7比
較例1O11・ 223.2 127.9  0.1比
較例20.8 195゜6 120.6 14.3また
、前記試験を同条件下で7日以後も続けたところ、食用
油劣化防止剤を使用していない比較例のものでは、7日
日にアワが立ち始めて紫煙を発生し、食品を揚げるのに
は不適当となったが、本発明による方法では18日連続
して揚げても同等支障がなかった。18日後に採取した
油の特性を第2表に示す。
第1表及び第2表に示す結果から明らかなように、本発
明方法によれば、食用油の酸価、ケン値化、ヨウ素化お
よび過酸化物価を十分に抑制でき(効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡単
な構成で加熱による食用油の劣化を防止でき、しかも長
期にわたって使用できるので、外食産業においては揚げ
物のコストダウンを図ることができ、また、公害の発生
源となる廃油を減少させることができるなど、優れた効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の実施に使用する揚げ鍋の断面図
である。 1:加熱容器、2:底部、3:食用油劣化防止剤。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一種のアルカリ土金属の酸化物を主成
    分とする食用油劣化防止剤の存在下で、食用油を加熱使
    用することを特徴とする食用油の劣化防止方法。
  2. (2)前記アルカリ土金属が酸化マグネシウムである特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)前記アルカリ土金属が有形固形物である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. (4)食用油を収容する加熱容器の内壁にアルカリ土金
    属の酸化物を主成分とする食用油劣化防止剤を担持させ
    てなることを特徴とする揚げ鍋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012118116A1 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 株式会社山順 食用油清浄剤と容器の組合せ体およびそれを用いた食用油の浄化方法
JP2012180500A (ja) * 2011-10-19 2012-09-20 Yamajun:Kk 食用油を高温度範囲において浄化する方法

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