JPH01123881A - 防振ゴム用接着剤 - Google Patents

防振ゴム用接着剤

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JPH01123881A
JPH01123881A JP28174087A JP28174087A JPH01123881A JP H01123881 A JPH01123881 A JP H01123881A JP 28174087 A JP28174087 A JP 28174087A JP 28174087 A JP28174087 A JP 28174087A JP H01123881 A JPH01123881 A JP H01123881A
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JP
Japan
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adhesive
rubber
tackiness
vibration
good
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JP28174087A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yasuda
安田 哲夫
Hideki Tamura
田村 秀起
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National House Industrial Co Ltd
Asia Industry Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Asia Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、木質床等の裏側に貼られた防振ゴム用の接
着剤に関する。
〔背景技術〕
床衝撃音は、人間の歩行、椅子の移動、器物の落下等の
衝撃が床に加わり、その衝撃が床の振動を通して直下階
などへ放射されることにより発生するものであるが、今
日の集合住宅等においては、この床衝撃音の防止が大き
な課題となっている。その解決を図るため、これまでに
様々な技術と材料が開発されてきたが、最近では、木質
床衝撃音の改善対策として、裏側に防振用の天然発泡ゴ
ムを貼った木質床が商品化されている。
この裏面ゴム貼り木質床は、割振材としての優れた効果
を発揮するものとして需要が高まっているが、その裏面
の天然ゴムが接着しに(い物質である、という問題点が
残っている。
従来は、上記裏面天然ゴム貼り木質床を床パネルへ接着
する接着剤として、エポキシ系、ポリウレタン系、ゴム
系、酢酸ビニル系の接着剤等が使用されていた。
しかし、これらの接着剤は溶剤型であるため、硬化時の
溶剤揮発に伴うシンナー臭気により、作業環境が甚だし
く悪化する。施工性に関しては、エポキシ系、ウレタン
系接着剤は、硬化時間が約1時間と短いため、可使時間
が限定されて作業に支障をきたすという問題を有してい
る。また、ゴム系接着剤においては、被塗物の両面に接
着剤を塗布し、接着剤が乾燥した後に被塗物同士を貼り
合わせるため、−度貼り合わせると左右の微調整ができ
ないという欠点があるし、酢酸ビニル系では硬化体が硬
くなるため、発泡品で柔らかい防振ゴムとはなじみにく
く、充分な接着力が得られないという問題がある。
また、−船釣に、スチレン−ブタジェンゴム。
ブチルゴム、天然ゴム等の非極性ゴムを、分子間力のよ
うな弱い二次結合力のみで非極性あるいは極性の接着剤
により接着することは、極めて困難である。したがって
、強固な接着を得るためには、二次結合力よりずっと強
い力、すなわち、化学結合により得られる一次結合力が
加わることが必要で、ゴム−接着剤の界面において、両
者間に化学的な橋かけを形成させることが望ましいので
あるが、以上のような種々の要求を満たした防振ゴム用
接着剤は、これまで提供されていないのが現状である。
〔発明の目的〕 上記事情に鑑み、この発明は、良好な接着性および粘着
性を有し、施工性8作業性等に優れた防振ゴム用接着剤
を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
上記目的を達成するため、この発明は、一液型アクリル
樹脂系エマルジョンを主成分とし、粘着性調整剤が添加
されていることを特徴とする防振ゴム用接着剤を要旨と
する。
以下に、この発明を、その一実施例を表す図面を参照し
つつ詳しく説明する。
第1図は、この発明にかかる防振ゴム用接着剤を使用す
る床材および床パネルの一実施例を表している。床材1
は、表面木質材11および裏面天然発泡ゴム材12の2
層からなり、このゴム材12は発泡性であって、拡大視
的には卵ケース状あるいはスポンジたわし状を呈してい
る。すなわち、表裏面ともに陥没状の凹部を多数有して
いる。
床材1の床パネル2への固定は、以下のごとく行われる
。まず、床材1の裏面天然発泡ゴム材12表面全体に、
接着剤を塗布して接着剤塗布層3を形成した後、床材1
を床パネル2上に設置する。接着剤塗布層3を介して貼
り合わせ固定された床材1の実部の釘打部ヘビース材4
を設置し、そこへフロア−釘5を斜め打ちして、最終的
に床材1を固定する。このとき、たとえばピース材4の
大きさは縦横20mm、フロア−釘5の長さは38龍、
釘打ちピッチは200關程度が選ばれる。
このような床材固定に使用される防振ゴム用接着剤は、
床用接着剤として、接着強度とともに適度な柔軟性や粘
弾性を有していることが要求される。したがって、この
発明にかかる防振ゴム用接着剤は、一液型アクリル樹脂
系エマルジョンを主成分とするものであり、これは、柔
軟性に優れているために、ゴム等の撓み性材料を木材等
の硬い材料に接着するなどの、異種材料の接着に適して
いるのである。
主成分となるアクリル樹脂を構成する単量体成分として
は、特に限定はされず、たとえば、アクリル酸、メタク
リル酸および両者のエステル、あるいは、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等が挙げられる。上記アクリル酸またはメタク
リル酸のエステルとしては、メチル、エチル、n−プロ
ピル。
1so−プロピル、n−ブチル、 1so−ブチル、 
5ec−ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル。
2−エチルヘキシル、ノニル、オキソノニル、デシル、
オキソデシル等の各エステルが例示できる。これらば単
独で、あるいは、複数種を併せて使用される。
上記単量体はさらに、それらと共重合可能なビニル系単
量体と共重合体を形成するようであってもよく、そのよ
うなビニル系単量体としては、エチレン、 酢j%!ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、スチレン、ブタジェン、クロトン酸、イタコン酸お
よびそれらのエステル等が例示できる。
以上のような単量体は、3種以上が多元的に共重合して
多元共重合体を形成していてもよく、また、その重合様
式は、交互共重合であっても、ランダム共重合であって
もよい。いずれにせよ、これらの単量体は、公知の方法
でエマルジョン(乳化)重合/共重合させられ、エマル
ジョン状態のアクリル樹脂が形成される。得られた樹脂
は、単独で、あるいは、複数種を併せて使用できる。
上記アクリル樹脂は、粘着性調整剤により、その粘着性
(タンク性)が調整されていることが必要である。その
理由は、防振ゴムの床パネル面への接着状態に起因して
いる。すなわち、防振ゴムは、前記のように天然発泡ゴ
ム等からなり、その形状はスポンジたわし状の凹凸を有
するものであるが、その床パネル面に対して凸状になっ
ている部分のみが床に接着されているようでなくてはな
らない。言い換えれば、この発明にかがる接着剤は、防
振ゴム用接着剤として防振ゴムとの接着性が良好でなく
てはならないことは言うまでもないが、同時に、防振ゴ
ムの床パネル面に対して凹状となった部分は、床パネル
面に向かって上部から衝撃が加えられても、床パネル面
に粘着せずに元の状態に戻る程度に粘着性が抑えられた
接着性を有することが必要である。
上記の理由から添加され、粘着性を減少させる働きを有
する粘着性調整剤としては、特に限定はされず、バライ
タ、カーボンブラック、ホワイトカーボン、シリカ、タ
ルク、マイカ、ケイ藻土。
石英、珪砂、酸化チタン、パーライト、フェライト、各
種ポルトランドセメント等の充填材や無機繊維、天然繊
維9合成繊維等の繊維質強化材料等を、その特性に応じ
て添加することができる。なかでも、コスト面からいっ
て、クレー(カオリン)、炭酸カルシウム、パライト粉
等の体質顔料を使用することが好ましく、とりわけ炭酸
カルシウムが安価である。
被着体との接着強度を高めるために、この発明にかかる
接着剤は、架橋剤を含んでいてもよい。
架橋剤により、接着剤と被着体との間に強固な一次結合
が形成されるのである。そのような架橋剤としては、特
に限定はされず、−船釣な各種シランカップリング剤等
も使用できるが、価格の面からみて、コストダウンのは
かれる亜鉛華(酸化亜鉛)を使用することが好ましい。
この架橋剤の配合量は、適宜設定されうるちのであって
、特に限定はされない。
さらにこの発明の防振ゴム用接着剤は、その他の成分と
して、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、各種水
溶性高分子等からなる分散剤、カゼイン、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ポリビニルアルコール等の増粘剤、ベンズ
イソチアゾリン、ホルマリン、ホウ酸、安息香酸エステ
ル等の防腐剤や防カビ剤、フェニル−β−ナフチルアミ
ン等の安定剤、シリコーンオイル等の消泡剤などの各種
添加剤を、必要に応じて含んでいてもよい。それらは、
この発明における効果を妨げない量の範囲内で使用され
る。
以上のようなこの発明の防振ゴム用接着剤は、従来使用
されていたゴム系、ウレタン系、エポキシ系等の接着剤
に比べ、以下のような長所を備えている。すなわち、 ■ 一液型であるため作業性に優れている。
■ 従来品に比べ、可使時間が18時間以上と長いため
、施工性が良好である。
■ 従来品が全て溶剤系であったことに対し、この発明
の接着剤はエマルジョン系であるため、溶剤臭気の発生
がなく、作業環境を良好に保つことができる。
■ 硬化後の柔軟性があるため、天然発泡ゴムとのなじ
みがよく、接着性が良好である。
■ コスト面では、従来のゴム系接着剤の価格がキロ当
たり約500円、ウレタン系あるいはエポキシ系接着剤
では約600円であるのに対し、この発明品は、キロ当
たり350円から400円程変色安価である。
なお、接着剤の塗布方法は、特に限定はされず、刷毛、
ハンドローラー等を用いて手作業により塗布してもよい
し、スプレーガン、コーキングガン、フローガン、ロー
ルスプレッダ−等の機械ヲ使用してもよい。
また、この接着剤が使用される被塗材としては、これま
で述べてきたような木質床材に限定されることは−な(
、防振ゴムが使用されるその他の建材、橋梁、自動車な
どに幅広く利用されうる。すなわち、被塗材の材質は木
材に限定されず、金属、コンクリートプラスチックなど
にも適しているのである。
つぎに、この発明の実施例および比較例について説明す
る。
(実施例および比較例1.2) 実施例として、以下の各成分からなる組成物を調製した
。(数字は重量部をあられしている。)アクリル酸2−
エチルヘキシル    90アクリロニトリル    
       10ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム 2ポリオキシエチレンノニルフエノール  2過
硫酸アンモニウム         0.3水    
                  80これを70
℃で5時間乳化重合させて固形分55%のアクリル樹脂
系エマルジョンを合成し、ここにアンモニア水を加えて
pH7,0に調整した。
このエマルジョン80重量%に、高分子系分散剤として
オロタン731 (ローム・アンド・ハースジャパン■
取扱い)0.2重量%、増粘剤としてヒドロキシエチル
セルロース(HE C−ユニセル)1.5重量%、防腐
剤としてベンズイソチアゾリン(アイ・シー・アイ・ジ
ャパン■取扱いPr。
xel  CRL)0.1重量%、消泡剤として鉱物油
配合品(旭電化工業側アデカネー)B190)0.5重
量%2体質顔料として炭酸カルシウム(日東粉化工業@
Ns 100) 17.7重量%をそれぞれ添加し、固
形分66%、粘度2万5千cps(25℃)のアクリル
樹脂系エマルジョン接着剤を調製した。
上記実施例の接着剤に対応する比較例の接着剤としては
、市販の床用−液溶剤型ペースト状酢酸ビニル系接着剤
(セメダイン■A31000)および二液型エポキシ系
接着剤(大鹿振興−オーシカダインTE72)を使用し
た。
第1図に示した床材1の裏面天然発泡ゴム材12面に、
上記3種の接着剤をローラを用いてそれぞれ塗布し、床
パネル2を貼着固定して試験片とした。
作製された試験片につき、日本農林規格(普通合格)に
準拠して以下の温冷水浸漬試験を行い、接着強度を測定
した。すなわち、試験片を60±3℃の温水中に3時間
浸漬した後、室温の水中に冷めるまで浸漬し、濡れたま
まの状態の試験片について接着力試験を行った。
以上の結果を、第1表に示す。
第1表にみるように、この発明にかかる接着剤を使用し
た実施例のものでは、従来品を用いた比較例に比べ、良
好な接着力を有しており、かつ、作業性、施工性に優れ
ていることが判明した。
〔発明の効果〕
この発明にかかる防振ゴム用接着剤は、以上のようであ
り、一液型アクリル樹脂系エマルジョンを主成分とし、
粘着性凋整剤が添加されていることを特徴としているた
め、良好な接着性および粘着性を有し、施工性1作業性
に優れた接着剤の実現を可能とさせる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる防振ゴム用接着剤を使用す
る床材および床パネルの一実施例を表しており、図(a
)は斜視図、図(b)は断面図である。 1・・・床材 2・・・床パネル 3・・・接着剤塗布
層代理人 弁理士  松 本 武 彦

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一液型アクリル樹脂系エマルジョンを主成分とし
    、粘着性調整剤が添加されていることを特徴とする防振
    ゴム用接着剤。
  2. (2)粘着性調整剤が体質顔料である特許請求の範囲第
    1項記載の防振ゴム用接着剤。
  3. (3)架橋剤として亜鉛華を含む特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の防振ゴム用接着剤。
JP28174087A 1987-11-07 1987-11-07 防振ゴム用接着剤 Pending JPH01123881A (ja)

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JP28174087A JPH01123881A (ja) 1987-11-07 1987-11-07 防振ゴム用接着剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014074696A1 (en) * 2012-11-09 2014-05-15 Hercules Incorporated Ready-mix joint compounds using non-uniformly substituted carboxymethylcellulose

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