JPH01123090A - 耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板およびその製造方法 - Google Patents
耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は自動車々体、外面材等に用いられるZn系合金
めっき鋼板に関し、特に耐チッピング性に優れたZn系
合金めっき鋼板およびその製造方法に関する。
めっき鋼板に関し、特に耐チッピング性に優れたZn系
合金めっき鋼板およびその製造方法に関する。
〈従来技術とその問題点〉
近年自動車4体の腐食を防止するため、自動車用鋼板の
高耐食性が求められるようになり、開発が進められてい
る。 耐食性が悪化する原因にはZn系合金めっきの化
成処理性不良のため、3コート後の耐水2次密着性が不
良となるものや道路上の小石がはね自動車々体外面に衝
突する、いわゆるチッピングによるめっき被膜の剥1!
I(チッピング性)がある。 。
高耐食性が求められるようになり、開発が進められてい
る。 耐食性が悪化する原因にはZn系合金めっきの化
成処理性不良のため、3コート後の耐水2次密着性が不
良となるものや道路上の小石がはね自動車々体外面に衝
突する、いわゆるチッピングによるめっき被膜の剥1!
I(チッピング性)がある。 。
耐水2次接着性が不良となる問題では化成処理液の改良
がなされ現状ではほぼ問題のないレベルになっている。
がなされ現状ではほぼ問題のないレベルになっている。
耐チッピング性については、Cr、Mn。
Fe%Ni%Znなどの1種または2種以上からなる1
〜1000mg/rn’のめっき(以下素地調整めっき
という)と、その後、Zn系合金めっきまたは複合電気
めっき(以下主めっき層という)を形成する方法(特開
昭59−200789号)や、Ni含有率が主めっき層
よりも多いZn−Ni合金を0.05〜0.apの厚さ
に電気めっき(以下プレめっきという)した後にZn−
Niめっきをするもの(特公昭61−439号)などが
考えられている。
〜1000mg/rn’のめっき(以下素地調整めっき
という)と、その後、Zn系合金めっきまたは複合電気
めっき(以下主めっき層という)を形成する方法(特開
昭59−200789号)や、Ni含有率が主めっき層
よりも多いZn−Ni合金を0.05〜0.apの厚さ
に電気めっき(以下プレめっきという)した後にZn−
Niめっきをするもの(特公昭61−439号)などが
考えられている。
しかし、上記の方法では素地調整めっきまたはプレめっ
き用の設備を別途設ける必要があり、多頭の設備費用が
必要である。 ま た主めっき液とは異なる電解液を必
要とするため、めっき液の管理が複雑となり、経済的に
も不利である。
き用の設備を別途設ける必要があり、多頭の設備費用が
必要である。 ま た主めっき液とは異なる電解液を必
要とするため、めっき液の管理が複雑となり、経済的に
も不利である。
〈発明の目的〉
本発明は上述した従来技術の欠点を解決しようとするも
ので、耐食性、特に耐チッピング性に優れたZn系合金
めっき鋼板およびその製造方法を提供しようとするもの
である。
ので、耐食性、特に耐チッピング性に優れたZn系合金
めっき鋼板およびその製造方法を提供しようとするもの
である。
〈発明の構成〉
耐チッピング性とは飛石などが鋼板に当ることにより受
ける応力に対する鋼板とめっき層の密着性のことである
。 Zn系合金めっき鋼板は硬く延性に欠けるため、受
けた応力をめっきの伸びなどで吸収することは少なく、
めっき−冷延鋼板界面へ直接伝わっていく。
ける応力に対する鋼板とめっき層の密着性のことである
。 Zn系合金めっき鋼板は硬く延性に欠けるため、受
けた応力をめっきの伸びなどで吸収することは少なく、
めっき−冷延鋼板界面へ直接伝わっていく。
一方Zn系合金めっきは合金化による結晶の歪などによ
るめっき層自体に内在する応力が大きくなりめフき一冷
延鋼板間の結合力が小さい。
るめっき層自体に内在する応力が大きくなりめフき一冷
延鋼板間の結合力が小さい。
このことより、耐チッピング性を向上させるには、点で
受けた応力を分散させる、あるいはめっき−冷延鋼板間
の結合力を上げる事により達成されると思われる。
受けた応力を分散させる、あるいはめっき−冷延鋼板間
の結合力を上げる事により達成されると思われる。
本発明者らは点で受けた応力を分散させる方法について
鋭意研究した結果、冷延鋼板の表面に一定のパターンの
窪みをつけ、めっきを施すと、そのZn系合金めっき鋼
板は点で受けた応力を効率的に分散させ、耐チッピング
性が向上することを発見した。
鋭意研究した結果、冷延鋼板の表面に一定のパターンの
窪みをつけ、めっきを施すと、そのZn系合金めっき鋼
板は点で受けた応力を効率的に分散させ、耐チッピング
性が向上することを発見した。
すなわち本発明の第1の態様は、表面の中心線平均粗さ
Raが0.3〜2.Opl、Rmaxが6〜25μmの
範囲にあり、任意の一辺が800声の正方形で囲まれる
中に深さが6−以上の凹部が少なくとも1ケ所存在する
冷延鋼板上にZn系合金めっき被膜を有することを特徴
とするZn系合金めフぎ鋼板である。
Raが0.3〜2.Opl、Rmaxが6〜25μmの
範囲にあり、任意の一辺が800声の正方形で囲まれる
中に深さが6−以上の凹部が少なくとも1ケ所存在する
冷延鋼板上にZn系合金めっき被膜を有することを特徴
とするZn系合金めフぎ鋼板である。
本発明の第2の態様は、調質圧延用ワークロールの表面
に凸部と凹部の表面模様を形成する模様付は加工を高密
度エネルギー源を用いて施しておき、その表面模様付け
されたワークロールを調質圧延すべき鋼板の片面もしく
は両面に調質圧延伸び率λを0.3%以上として調質圧
延することにより、表面の中心線平均粗さRaが0.3
〜2.oμm、Rmaxが6〜25声の範囲にあり、任
意の一辺が800−の正方形で囲まれる中に深さが6−
以上の凹部が少なくとも1ケ所以上存在するようにワー
クロール表面の模様を鋼板表面に転写した後、Zn系合
金めっきを施すことを特徴とする耐チッピング性に優れ
たZn系合金めっき鋼板の製造方法である。
に凸部と凹部の表面模様を形成する模様付は加工を高密
度エネルギー源を用いて施しておき、その表面模様付け
されたワークロールを調質圧延すべき鋼板の片面もしく
は両面に調質圧延伸び率λを0.3%以上として調質圧
延することにより、表面の中心線平均粗さRaが0.3
〜2.oμm、Rmaxが6〜25声の範囲にあり、任
意の一辺が800−の正方形で囲まれる中に深さが6−
以上の凹部が少なくとも1ケ所以上存在するようにワー
クロール表面の模様を鋼板表面に転写した後、Zn系合
金めっきを施すことを特徴とする耐チッピング性に優れ
たZn系合金めっき鋼板の製造方法である。
第2の態様において
好ましくは前記高密度エネルギー源がレーザーであれば
良い。
良い。
また、好ましくは前記Zn系合金めっきが電気めっきで
あり、その電気めっきがあらかじめ微量めっきを行い、
続いて、めっき浴中に40秒以内浸漬した後に、電気め
っきを行なう方法であれば良い。
あり、その電気めっきがあらかじめ微量めっきを行い、
続いて、めっき浴中に40秒以内浸漬した後に、電気め
っきを行なう方法であれば良い。
次に本発明のZn系合金めっき、鋼板について、詳しく
説明する。
説明する。
本発明はチッピングには衝撃を分散させるようなもので
あるため、用いる鋼板の表面粗さは以下に述べるような
範囲にあるのが好ましい。
あるため、用いる鋼板の表面粗さは以下に述べるような
範囲にあるのが好ましい。
表面の中心線平均粗さRaは0.3〜2.0μsの範囲
が好ましい。 その理由として0.3p未満の場合は油
の保持力が低下してプレス加工時に割れが発生するから
であり、2.07jJ11を越える場合は塗装後の鮮映
性が低下するからである。
が好ましい。 その理由として0.3p未満の場合は油
の保持力が低下してプレス加工時に割れが発生するから
であり、2.07jJ11を越える場合は塗装後の鮮映
性が低下するからである。
Rlaxは6〜25μsの範囲がよい。 6μs未満
の場合はチッピング性の向上が十分に得られないからで
あり、25μを越える場合は塗装後の鮮映性が低下する
からである。
の場合はチッピング性の向上が十分に得られないからで
あり、25μを越える場合は塗装後の鮮映性が低下する
からである。
なお、鋼板表面の中心線平均粗さとは、中心線をX軸、
縦方向をY軸として以下の式で定義される。
縦方向をY軸として以下の式で定義される。
λ=2.5mm
Rmaxは測定長さ2.5mmての中心線からの最大高
さをいう。
さをいう。
第1図は後に示す実施例および比較例ならびにこれらと
同様にして行った耐チッピング性に及ぼす窪み深さと窪
み間の距離の影響を表わす実験結果である。 耐チツピ
ング試験としてはグラベロ試験で行った。 グラベロ試
験とはIg/個の御影石20個を50mmφの円筒中に
落し、筒内に導いた空気圧4 Kg/crfにて一1
5℃に冷却したZn系合金めっき鋼板に打ちつける。
評価は剥離径の大きいもの5点を実測して、以下の規準
で判断する。
同様にして行った耐チッピング性に及ぼす窪み深さと窪
み間の距離の影響を表わす実験結果である。 耐チツピ
ング試験としてはグラベロ試験で行った。 グラベロ試
験とはIg/個の御影石20個を50mmφの円筒中に
落し、筒内に導いた空気圧4 Kg/crfにて一1
5℃に冷却したZn系合金めっき鋼板に打ちつける。
評価は剥離径の大きいもの5点を実測して、以下の規準
で判断する。
○ 平均値 4mm以下 Max5mm以下△ 平
均値 4mm以下 Max5mm以上× 平均値
4mm以上 第1図から窪み深さが6p以上で、かつ、窪み間の距離
が800p以下である時耐チッピング性は良好である。
均値 4mm以下 Max5mm以上× 平均値
4mm以上 第1図から窪み深さが6p以上で、かつ、窪み間の距離
が800p以下である時耐チッピング性は良好である。
窪み深さが6μ未満であると窪み間の距離に無関係に
耐チッピング性は不良である。 窪み間の距離が800
膵より遠くなると、窪み深″さが6μs以上でも耐チッ
ピング性が除々に悪くなり、その特性は低下する。
耐チッピング性は不良である。 窪み間の距離が800
膵より遠くなると、窪み深″さが6μs以上でも耐チッ
ピング性が除々に悪くなり、その特性は低下する。
これらの現象が起る理由は、冷延鋼板表面の窪みが飛石
より点で受けた応力を分散させる効果があることによる
。 応力を分散させるためには、飛石の大きさ、応力の
大きさに依存する一定以上の窪み深さおよび一定以上の
窪み密度が存在する必要があると考えられる。
より点で受けた応力を分散させる効果があることによる
。 応力を分散させるためには、飛石の大きさ、応力の
大きさに依存する一定以上の窪み深さおよび一定以上の
窪み密度が存在する必要があると考えられる。
本発明において述べているZn系合金めっきとはZn−
N t、Zn−Fe、Zn−Mn。
N t、Zn−Fe、Zn−Mn。
Zn−Al1などの2元系合金めフき、および、Zn−
N1−Go、Zn−Fe−Goなどの3元系合金めっき
などを示しているが、特にこれらのZn系電気めっきだ
けには限定されない。
N1−Go、Zn−Fe−Goなどの3元系合金めっき
などを示しているが、特にこれらのZn系電気めっきだ
けには限定されない。
次に本発明のZn系合金めっき鋼板の製造方法について
詳しく説明する。
詳しく説明する。
本発明で用いるワークロールはその表面にレーザーのよ
うな高密度エネルギー源により形成された凸部と凹部を
有する。 そのパターンは上記のような表面形状を鋼板
表面に付与できるものであればいかなるものでもよい。
うな高密度エネルギー源により形成された凸部と凹部を
有する。 そのパターンは上記のような表面形状を鋼板
表面に付与できるものであればいかなるものでもよい。
鋼板の片面(もしくは両面)に調質圧延伸び率λを0
.3%以上として、調質圧延を行なう。 λが0.3%
未満の場合は降伏点伸びが消えず、プレス加工時にスト
レッチャーストレインが発生するためである。
.3%以上として、調質圧延を行なう。 λが0.3%
未満の場合は降伏点伸びが消えず、プレス加工時にスト
レッチャーストレインが発生するためである。
上記の調質圧延を行なった冷延鋼板に、上述したZn系
合金めっき、例えば電気めっきを行なう。
合金めっき、例えば電気めっきを行なう。
調質圧延用ワークロールの表面に凸部と凹部の表面模様
を形成する高密度エネルギー源には、ショツトブラスト
、放電加工などがあるが好ましくはレーザーを用いると
良い。 これは表面パターンを容易にコントロールでき
るからである。
を形成する高密度エネルギー源には、ショツトブラスト
、放電加工などがあるが好ましくはレーザーを用いると
良い。 これは表面パターンを容易にコントロールでき
るからである。
Zn系合金電気めっきには微量めっき一浸漬めっき法(
特公昭61−148888号)と呼ばれるものが好まし
い。
特公昭61−148888号)と呼ばれるものが好まし
い。
微量めつき一浸漬めっき法とは、まず100〜3000
mg/rn’の微量めっきを行ない、続いてめっき浴中
に40秒以内、浸漬した後に、通常の電気めっきを行な
う方法である。 浸漬時間を40秒より長くすると生産
性が低下し、非経済的である。 この方法により得られ
たZn系合金めっき鋼板は著しく低温部における耐チッ
ピング性を向上させることができる。
mg/rn’の微量めっきを行ない、続いてめっき浴中
に40秒以内、浸漬した後に、通常の電気めっきを行な
う方法である。 浸漬時間を40秒より長くすると生産
性が低下し、非経済的である。 この方法により得られ
たZn系合金めっき鋼板は著しく低温部における耐チッ
ピング性を向上させることができる。
この理由は明確ではないが、浸漬めっき時に、微量めっ
き層に微細なりラックが生じ、めっき層−素材界面の応
力が解放されることにより、めフき層−素材界面の密着
性が向上するためである。
き層に微細なりラックが生じ、めっき層−素材界面の応
力が解放されることにより、めフき層−素材界面の密着
性が向上するためである。
〈実施例〉
以下に本発明を実施例および比較例で具体的に説明する
。
。
(実施例−1)
レーザーを用いて表面に凹凸の形状模様を付けた調質圧
延用ワークロールを使用し、0.7■厚5PCE相当冷
延鋼板の片面に調質圧延伸び率0.5%で調質圧延する
ことにより、Ra、Rmax、窪み深さ、窪み間の距離
が表1に示される窪み付き冷延鋼板を得た。
延用ワークロールを使用し、0.7■厚5PCE相当冷
延鋼板の片面に調質圧延伸び率0.5%で調質圧延する
ことにより、Ra、Rmax、窪み深さ、窪み間の距離
が表1に示される窪み付き冷延鋼板を得た。
該冷延鋼板の断面パターンの例を第2a図、第2b図ま
たは第2C図に示す。
たは第2C図に示す。
第2図は、触針式粗度計(東京精密製)により、測定し
た。
た。
上記冷延鋼板にZn−NiめっきまたはZn−Feめっ
きを施こした。 Z n−N iめっき条件は ZnSO47H20120g/j2 NiSQ46H2025G gill Na2 S04 50 g/11の組成で
pH2、液温50℃の浴で、電流密度は100 A/
dd、30 girdめっきした。
きを施こした。 Z n−N iめっき条件は ZnSO47H20120g/j2 NiSQ46H2025G gill Na2 S04 50 g/11の組成で
pH2、液温50℃の浴で、電流密度は100 A/
dd、30 girdめっきした。
Zn−Feめっき条件は
ZnSG471(20200g/I。
FeSO47H20250g/It
Na2504 50 g/11の組成でp
H1,5、温液50℃の浴で、電流密度は100A/d
rn’、30 girdめツキした。
H1,5、温液50℃の浴で、電流密度は100A/d
rn’、30 girdめツキした。
Zn−NiめっきまたはZn−Feめっき後、通常市販
されている浸漬方式リン酸塩化成処理、カチオン型電着
塗料、中塗り、上塗りの3コートを各贋金わせて90−
の厚さに施こした。 耐チッピング性の評価は前述のグ
ラベロ試験で行ない、第1図および表1の結果を得た。
されている浸漬方式リン酸塩化成処理、カチオン型電着
塗料、中塗り、上塗りの3コートを各贋金わせて90−
の厚さに施こした。 耐チッピング性の評価は前述のグ
ラベロ試験で行ない、第1図および表1の結果を得た。
表1 窪みの深さ、分布とグラベロ試験の関係(実施例
−2) 実施例−1と同一の冷延鋼板に実施例−1と同一の条件
にて微量めっきを施した後、実施例−1と同一の浴で浸
漬めっきを行なった。
−2) 実施例−1と同一の冷延鋼板に実施例−1と同一の条件
にて微量めっきを施した後、実施例−1と同一の浴で浸
漬めっきを行なった。
微量めっき時のめっき種、めっき量および浸漬めっき時
のめっき時間を表2に示す。
のめっき時間を表2に示す。
その後、同一の浴で、電流密度100 A/drrl
で30 g/nfの電気めっきを行なった。
で30 g/nfの電気めっきを行なった。
耐チッピング性の評価を前述のグラベロ試験で行ない、
表2の結果を得た。
表2の結果を得た。
(比較例−1)
レーザーを用いて表面に凹、凸の形状模様を付けた調質
圧延用ワークロールを使用し、0.5%の調質圧延伸び
率で片面に調質圧延を行ない、Ra、RfflaX、窪
み深さ、窪み間の距離が表3の様に表わせる冷延鋼板を
得た。 実施例1と同一のめっき処理を行ないZn系合
金めっき鋼板とした。 前述したグラベロ試験により、
耐チッピング性を評価し。第1図および表3の結果を得
た。
圧延用ワークロールを使用し、0.5%の調質圧延伸び
率で片面に調質圧延を行ない、Ra、RfflaX、窪
み深さ、窪み間の距離が表3の様に表わせる冷延鋼板を
得た。 実施例1と同一のめっき処理を行ないZn系合
金めっき鋼板とした。 前述したグラベロ試験により、
耐チッピング性を評価し。第1図および表3の結果を得
た。
表3 窪みの深さ、分布とグラベロ試験の関係〈発明
の効果〉 以上述べたように本発明は、適当な表面粗さ窪み深さお
よび分布を持った冷延鋼板にZn系合金めっき、好まし
くは電気めっきを施こしたZn系合金めっき鋼板である
ため、耐チッピング性を向上させることができる。
の効果〉 以上述べたように本発明は、適当な表面粗さ窪み深さお
よび分布を持った冷延鋼板にZn系合金めっき、好まし
くは電気めっきを施こしたZn系合金めっき鋼板である
ため、耐チッピング性を向上させることができる。
本発明の製造方法においては設備のイニシャルコストを
低減し、煩雑な浴コントロールの必要がなく、作業性も
効率的である。
低減し、煩雑な浴コントロールの必要がなく、作業性も
効率的である。
高密度エネルギー源にレーザーを用いることにより、容
易にかつ迅速にワークロールの調整が可能となった。。
易にかつ迅速にワークロールの調整が可能となった。。
Zn系合金電気めっきに微量めっき一漫潰めつき法を用
いることにより、低温での耐チッピング性をさらに改善
することができる。
いることにより、低温での耐チッピング性をさらに改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷延鋼板表面パターンによる耐チッピング性の
適正域を示す図である。 第2a図、第2b図および第2c図は窪み付き冷延鋼板
の断面パターンを示す図である。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 FIG、1 湾み間のヱ巨難(3−+m)
適正域を示す図である。 第2a図、第2b図および第2c図は窪み付き冷延鋼板
の断面パターンを示す図である。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 FIG、1 湾み間のヱ巨難(3−+m)
Claims (4)
- (1)表面の中心線平均粗さRaが0.3〜2.0μm
、Rmaxが6〜25μmの範囲にあり、任意の一辺が
800μmの正方形で囲まれる中に深さが6μm以上の
凹部が少なくとも1ヶ所存在する冷延鋼板上にZn系合
金めっき被膜を有することを特徴とする耐チッピング性
に優れたZn系合金めっき鋼板。 - (2)調質圧延用ワークロールの表面に凸部と凹部の表
面模様を形成する模様付け加工を高密度エネルギー源を
用いて施しておき、その表面模様付けされたワークロー
ルを調質圧延すべき鋼板の片面もしくは両面に調質圧延
伸び率λを0.3%以上として調質圧延することにより
、表面の中心線平均粗さRaが0.3〜2.0μm、R
maxが6〜25μmの範囲にあり、任意の一辺が80
0μmの正方形で囲まれる中に深さが6μm以上の凹部
が少なくとも1ヶ所以上存在するようにワークロール表
面の模様を鋼板表面に転写した後、Zn系合金めっきを
施すことを特徴とする耐チッピング性に優れたZn系合
金めっき鋼板の製造方法。 - (3)前記高密度エネルギー源がレーザーである特許請
求の範囲第2項に記載の耐チッピング性に優れたZn系
合金めっき鋼板の製造方法。 - (4)前記Zn系合金めっきが電気めっきであり、その
電気めっきがあらかじめ微量めっきを行い、続いて、め
っき浴中に40秒以内浸漬した後に、電気めっきを行な
う方法である、特許請求の範囲第2項または第3項に記
載の耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278974A JPH0765215B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62278974A JPH0765215B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01123090A true JPH01123090A (ja) | 1989-05-16 |
JPH0765215B2 JPH0765215B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=17604662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62278974A Expired - Lifetime JPH0765215B2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | 耐チッピング性に優れたZn系合金めっき鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765215B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020130603A2 (ko) | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 주식회사 포스코 | 표면외관이 우수한 전기도금강판 및 그 제조방법 |
Citations (8)
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JPS6167794A (ja) * | 1984-09-10 | 1986-04-07 | Nippon Steel Corp | 耐食性に優れた高鮮映性を有する塗装用鋼板の製造方法 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP62278974A patent/JPH0765215B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP3901332B1 (en) * | 2018-12-19 | 2024-06-05 | POSCO Co., Ltd | Electroplated steel sheet having excellent surface appearance, and manufacturing method therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0765215B2 (ja) | 1995-07-12 |
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