JPH01122840A - シートフイルム送り出し装置 - Google Patents

シートフイルム送り出し装置

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JPH01122840A
JPH01122840A JP28177987A JP28177987A JPH01122840A JP H01122840 A JPH01122840 A JP H01122840A JP 28177987 A JP28177987 A JP 28177987A JP 28177987 A JP28177987 A JP 28177987A JP H01122840 A JPH01122840 A JP H01122840A
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film
suction means
suction
pin
adsorbing
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Atsumi Kashiwagi
柏木 厚美
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Fujimoto Shashin Kogyo Kk
Fujimoto Photo Industrial Co Ltd
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Fujimoto Shashin Kogyo Kk
Fujimoto Photo Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医療用X線写真、断層写真等の矩形状シート
フィルムを収納容器から1枚づつ取り出して盪影機や現
像機等に供給するためのシートフィルム送り出し装置に
関する。
(従来の技術) この種シートフィルム送り出し装置は、密閉されたボッ
クス内に収納され、遮光状態で作動するため、ダブルフ
ィードが生じても外部にフィルムを取出すことができな
い構造であった。
従って、この種シートフィルム送り出し装置には、必ず
1枚ずつ送り出さねばならないと云う課題が課せられて
いる。
しかし、シートフィルムは静電気を帯びやすく、ダブル
フィードを防止することは極めて解決困難な問題であっ
た。
そこで、本願出願人は、この問題を解決すべく、既に、
特開昭62−51526号公報に示すシートフィルム送
り出し装置を提案した。
この従来のものは、矩形状のシートフィルムを積層状に
収納する上方開口のマガジンと、該マガジン内のフィル
ムの前部上面を吸着する吸着手段と、該吸着手段を上下
動かつ前後動させる揺動手段と、前記吸着手段により吸
着されて持ち上げられたフィルムの前端縁を喰え込んで
前方へ送り出すフィードローラとを備え、フィードロー
ラに喰え込まれたフィルムが2枚以上のときは、フィー
ドローラを逆回転させ、フィルムを元のマガジンに戻し
、再度吸着手段によってフィルムをフィードローラに送
るものであり、ダブルフィードが解消されるまで、前記
取出し戻しの動作を繰返すものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来のシートフィルム送り出し装置は、ダブルフィ
ードが生じた場合、フィルムをマガジンに戻し、再度取
り出すと云う動作を繰返すものであったから、ダブルフ
ィードが解消するまでに時間を要すると云う問題があっ
た。
また繰返し回数が多くなれば、フィルムに傷がつき易い
と云う問題があった。
更に、従来のものは、単に取出動作を繰返すのみである
から、必ずダブルフィードが解消されると云う保障はな
く、静電気が強く、強力に密着している場合は、多数回
取出動作を繰返してもダブルフィードを解消し得ないと
云う問題があった。
そこで、本発明は、フィードローラに喰え込まれる前に
、強制的に2枚取出しを防止して、1回の取出動作で確
実にダブルフィードを防止するようにしたシートフィル
ム送り出し装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、次の手段を講
じた。即ち、本発明の特徴とする処は、矩形状のシート
フィルムを積層状に収納する上方開口の収納容器と、該
収納容器内のフィルムの前部上面を着脱自在に吸着する
吸着手段と、該吸着手段を上下動かつ前後動させる揺動
手段と、前記吸着手段により吸着されて持ち上げられた
フィルムの前端縁を喰え込んで前方へ送り出す上下−対
のフィードローラとを備えたシートフィルムの送り出し
装置において、 前記マガジンの上方でかつ吸着手段の後方に、吸着手段
に吸着されて持ち上げられるフィルムの前後方向中途部
上面に当接して上方移動を規制する拘束手段が設けられ
、 前記揺動手段には、持ち上げられたフィルムが前記拘束
手段に当接した後、該拘束手段と吸着手段間のフィルム
がその下方に曲率中心を有して弯曲するよう、前記吸着
手段を一担後方へ移動させる揺動機構と、前記フィルム
の最大弯曲のとき、吸着手段の移動を一時停止させる一
時停止手段とを有することを特徴とする点にある。
(作 用) 本発明によれば、シートフィルムがマガジン内に積層状
に収納される。吸着手段が揺動手段によって下降し、吸
着手段は、マガジン内のフィルムの前部上面に当接して
、該フィルムを吸着する。
次に、揺動手段によって吸着手段が上昇し、それにより
最上部のフィルムの前部が持ち上げられる。
更に吸着手段が上昇するにつれ、フィルムの中途部およ
び後部も上昇しようとするが、フィルムの中途部上面は
拘束手段に当接し、その上方移動が規制される。その後
、吸着手段は揺動機構により後方へ移動する。この吸着
手段の後方移動により、拘束手段と吸着手段間のフィル
ムは、その下方に曲率中心を有するように強制的に弯曲
させられる。
そして、この弯曲が最大になった時、吸着手段の移動は
停止され、該弯曲状態が所定時間維持される。この時、
もし、吸着手段に吸着されたフィルムの下面に他のフィ
ルムが密着して2枚以上のフィルムが持ち上げられてい
ると、この強制弯曲により、下面のフィルムははじき出
され、下方のマガジン内に落下し、確実に1枚だけが取
出されることになる。その後、揺動手段により吸着手段
が前方に移動し、吸着手段に吸着された1枚のみのシー
トフィルムの前端縁がフィードローラに喰え込まれる。
それと同時に吸着手段の吸着が解除され、フィルムはフ
ィードローラによって前方に送り出される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、シートフィルム送り出し装置1は、外
部の光を完全に遮断する密閉されたボックス2を有する
。このボックス2の上面に開口部3が設けられ、該開口
部3はヒンジ4で結合された蓋体5で開閉自在に閉じら
れる。ボックス2の内部には、第2図に示すように左右
一対のフレーム6が設けられ、このフレーム6間に収納
容器7が前下がり傾斜状に収納されている。
前記収納容器7は、上方に開口した矩形箱型に形成され
、その内部に矩形状のシートフィルム8が積層状に収納
されている。収納されるシートフィルム8の大きさは統
一されている必要はなく、そのサイズは色々であっても
よい。この場合、各フィルム8の前端縁と一側縁とを揃
えて収納する(第3図参照)。前記収納容器7が前下が
り傾斜状に配置されるのは、各フィルム8の前端縁が一
定位置に揃いやすくするためである。
前記左右一対のフレーム6 (第2図参照)には、左右
一対の揺動アーム9が支軸10を介して回動自在に枢支
されている。この支軸10は前記収納容器7の前後方向
中途部の側方に位置するようフレーム6に取付けられて
いる。
前記揺動アーム9の下部にピン11を介してコネクチン
グロッド12が前方延出状に取付けられ、該コネクチン
グロッド12の前端はクランクピン13を介してクラン
ク14に枢支されている。このクランク14は左右一対
のフレーム6に挿通されたクランク軸15に取付けられ
ており、該クランク軸15は駆動モータ16によって一
方向に回転される。前記クランク14には位置検出用突
起17が設けられている。
前記フレーム6には前記突起17の通過を検出して駆動
モータ16を制御するためのホトセンサ18.19が2
個取付けられている。一方のホトセンサ18は駆動モー
タ16を一時停止させるもので、他のホトセンサ19は
駆動モータ16を完全に停止させるものである。しかし
て、この突起17と一時停止用ホトセンサ18により一
時停止手段が構成されている。
前記左右一対の揺動アーム9の上部は横杆20で連結さ
れ、該横杆20は揺動アーム9に回動自在に枢支されて
いる。前記フレーム6には前記横杆20を挿通自在とす
る開口21が設けられており(第2図参照)、この開口
21は、横杆20が揺動アーム9の揺動と共に移動でき
る範囲にわたって設けられている。
しかして、前記駆動モータ16、クランク14、コネク
チングロッド12、揺動アーム9、横杆20等の構成部
材によって、本発明の揺動手段が構成されている。
前記横杆20に吸着手段22が設けられている。この吸
着手段22は、第2図に示すように横杆20の長手方向
に沿って所定間隔をおいて複数個配置されており、この
実施例では4個設けられている。この吸着手段22は、
第3図に示すように、収納容器7に収納されたシートフ
ィルム8の内、1番手さなフィルム8の幅方向の範囲内
に入るよう、−側方に偏って配置されている。
第4図に前記吸着手段22の詳細が示されている。
前記横杆20にサクションカップ軸挿通孔23が4個開
設され、各孔23に筒状のサクションカップ軸24が軸
方向摺動自在に挿通されている。このサクションカップ
軸24の上端は挿通孔23より上方に突出し、この突出
部に軸取付板25が挿通され、かつナツト26が螺合さ
れ、サクションカップ軸24の下方落下を防止している
。サクションカップ軸24の下部には止め輪27が固定
され、この止め輪27と横杆20の下面との間に圧縮コ
イルスプリング28が介在されている。このスプリング
28によりサクションカップ軸24は下方に付勢されて
いる。このスプリング28に抗してサクションカップ軸
24を上方へ押動すれば、スプリング28が縮み、サク
ションカップ軸24は挿通孔23に対して相対移動する
前記サクションカップ軸24の下端にサクションカップ
29が固定されている。このサクションカップ29は、
パラボラ状の凹部30を有し、サクションカップ29の
背面とサクションカップ軸24の下端面間に弁室31が
形成されている。この弁室31と前記凹部30とを連通
ずる通孔32がサクションカップ29の背部に設けられ
ている。サクシジンカップ29はゴムまたは軟質の合成
樹脂から形成されている。
このサクションカップ軸24の軸心部には前記弁室31
に連通ずる内孔33が設けられ、この内孔33に弁軸3
4が摺動自在に挿通されている。この弁軸34の下端に
弁部材35が固定され、弁部材35がサクションカップ
軸24の下端面に密着接当することにより、弁室31と
内孔33との連通が閉じられる。
前記内孔33には圧縮スプリング36が介在され、弁軸
34を上方に付勢して弁部材35とサクションカップ軸
24の下端面とを常時接当させている。前記サクション
カップ軸24の側面に、前記内孔33に連通ずる吸気孔
37が開設されている。
前記弁軸34の上端はサクションカップ軸24の上端面
より上方に突出し、該弁軸34の上端面は弁レバー38
によって下方に押動される。
前記弁レバー38は、横杆20の一端部に固定された回
動規制板39と横杆20の他端に固定されたブラケッ)
40(第12図参照)間に回動自在に横設された軸41
に取付けられている。
前記弁レバー38の端部は、フレーム6に固定されたス
トッパー42に係脱自在に接当し、弁レバー38がスト
ッパー42に押されることにより弁レバー38は軸41
回りに回動し、弁軸34を押動する。この弁軸34の押
動により、弁部材35とサクシジンカップ軸24下端面
の接当が解除され弁室31と内孔33が連通する。この
弁レバー38には、4個の弁軸34が均一に弁レバー3
8に当接するよう調整ねじ43が螺合されている。
前記横杆20の一端部に固定された前記回動規制板39
の上端に引張りスプリング44が係止され、該スプリン
グ44の後端はフレーム6に係止されている。前記回動
規制板39の上部の後端面は、揺動アーム9に突設され
たストッパーピン45に当接し、  −前記引張りスプ
リング44による後方回動が規制されている。
前記回動規制板39の下部の側面にピン46が突設され
ている。このピン46は前記揺動アーム9の揺動により
前記支軸10を中心として揺動するが、このピン46の
揺動軌跡上に案内板47が設けられている。この案内板
47は、その一端がフレーム6に突設された支軸48に
回動自在に枢支され、スプリング等により上方へ付勢さ
れており、フレーム6に設けられたストッパーピン49
に当接してその上方回動が防止されている。
従って、回動規制板39のピン46が上方から下方に移
動するとき、案内板47はピン46に押動されて下方に
回動し、更にピン46が下方に移動することにより案内
板47とピン46の係合が解除されると、案内板47は
スプリング力により上方へ回動してストッパーピン49
に当接する。そして、前記ピン46が下方から上方へ移
動するとき、ピン46は案内板47に当接するが、この
とき、案内板47はストッパーピン49により上方へ回
動することはできないので、ピン46はスプリング44
に抗して案内板47の下面に沿って後方へ移動する。こ
のピン46の後方移動により、揺動アーム9と横杆20
とは相対回動して吸着手段22が後方移動する。更にピ
ン46が上方移動すると、ピン46と案内板47との係
合が解除され、回動規制板39は引張りスプリング44
により引張られて元の位置に戻る。
しかして、前記回動規制板39、ピン46、案内板47
、引張りスプリング44等により、本発明の揺動機構が
構成されている。
前記サクションカップ29の後方で、かつ収納容器7の
上方に拘束手段50が設けられている。この拘束手段5
0はローラから成り、該拘束手段50の両端はフレーム
6に支持されている。この拘束手段50はサクションカ
ップ29で吸着されて持ち上げられるフィルム8の前後
方向中途部の上面に当接して、フィルム8の上方移動を
規制する。
前記揺動アーム9が上死点少し手前の時にサクションカ
ップ29が位置するその前方に、上下一対のフィードロ
ーラ51.52が配置されている。このフィードローラ
51.52は収納容器7内のフィルム8の前端縁を通る
垂直線よりも後方に位置している。正確には、フィルム
8の前端縁がフイードロ−ラ51,52に当接し、フィ
ルム8の後部が収納容器7内の他のフィルム上面に当接
した状態において、フィルム8の前部が自然落下した時
、該フィルム8が収納容器7内の元の位置に正しく落下
する位置にフィードローラ51.52が配置されている
前記下部のフィードローラ52はフレーム6に対して固
定的に設けられているが、上部のフィードローラ51は
、フレーム6に支軸53を介して回動自在に支持された
ブラケット54に支持されている。
このブラケット54には、フレーム6に取付けられたタ
イミング検出用リミットスイッチ55と、ダブルフィー
ド検出用リミットスイッチ56とが係合する。前記ブラ
ケット54は左右一対設けられており、各リミットスイ
ッチ55.56も左右一対設けられている。
即ち、前記一対のフィードローラ51.52間にフィル
ム8を喰え込むと、ブラケット54はフィルム8の厚み
分だけ支軸53回りに回動する。このブラケット54の
移動をタイミング検出用リミットスイッチ55が検出し
て、各機器のタイミングを制御する。また、フィードロ
ーラ51.52に2枚以上のフィルム8が喰え込まれる
とダブルフィード検出用リミットスイッチ56が作動す
る。
前記下部のフィードローラ52は駆動ローラであり、正
転ギヤ57を介してモータ58に連動されている。この
モータ58の駆動軸59はフレーム6に回動自在に支持
されており、この駆動軸59にブラケット60が回動自
在に支持され、このブラケット60に・前記正転ギヤ5
7が支持されている。またこのブラケット60に一対の
逆転用ギヤ61.62が支持されており、このブラケッ
ト60を駆動軸59回りに回動させることにより、正転
ギヤ57または逆転ギヤ62のいずれかが下部フィード
ローラ52に噛合するよう構成されている。
前記ブラケット60の下部にハート形の溝63が形成さ
れ、この溝63にピン64が挿通され、該ピン64はロ
ータリソレノイド65の回動アーム66に取付けられて
いる。このロータリソレノイド65のアーム66を揺動
させることにより、前記ブラケット60が揺動し、フィ
ードローラ52が正・逆転に切換えられる。
前記溝63をハート形に形成することにより、正転位置
、逆転位置いずれにおいても、ブラケット60の揺動を
ロックする必要はなく、セルフロック効果を発揮する。
前記フィードローラ51.52の前方にガイド板67が
配置され、その前方に上下一対の送り出しローラ68,
68が配置されている。この送り出しローラ68はチェ
ノ69を介して前記モータ58に連動されている。この
送り出しローラ68の前方のボックス2壁面に出ロア0
が設けられ、この出ロア0は現像機または撮影機71に
連通している。この出ロア0にフィルム通過検出用セン
サ72が設けられている。
前記収納容器7の前端とフィードローラ52間にのこ歯
状のかき落し部材73が配置され、該かき落し部材73
に、吸着手段22で持ち上げられるフィルム8の前端縁
が摺接するように構成されている。
前記ボックス2の開口部3を施蓋する蓋体5の後部にロ
ック装置74が設けられている。このロック装置74は
、蓋体5の後部内側に設けられた係止舌片75と、該係
止舌片75に係脱自在に係合すべくボックス2側に設け
られた係止部76と、前記係止舌片75を押動すべくボ
ックス2側に設けられた係合解除片77と、この係合解
除片77をボックス2の外部から押動させる押ボタン7
8と、該押ボタン78の移動を拘束するロック片79と
、該ロック片79を回動させるロータリソレノイド80
とから構成されている。
前記ロータリソレノイド80でロック片79を回動し、
ロック片79と押ボタン78を係合させることで押ボタ
ン78の操作が不能となり、外部から蓋体5を開くこと
ができない。
ロータリソレノイド80を回動させて、ロック片79と
押ボタン78の係合を解除し、押ボクン78を押し込む
と、係合解除片77が押動されて係止舌片75を押し、
係止舌片75と係止部76との係合が解除されて蓋体5
を開くことができる。
尚、第1図において符号81で示すものは、フィルムサ
イズ検出装置であって、小さなフィルムの場合に作動す
る。即ち、吸着手段22でフィルム8を持ち上げたとき
、拘束手段50に当接しない様な小さなフィルムを処理
する場合に作動する。この検出装置81が作動している
場合にダブルフィードを検出すると、ブザーで警報する
よう構成されている。
また、同図の符号82は、制御装置を示している。
更に、同図の符号83は、ロールフィルム処理装置であ
り、ロール状に巻かれたフィルムを送り出すものであり
、84は、ロールフィルム検出用マイクロスイッチ、8
5は、ロールフィルム案内板であり、ロールフィルムは
前記送り出しローラ68によって現像機71等に送り出
される。
また、第2図において、符号86で示すものは、エンプ
ティスイッチであり、赤外線センサーから構成され、前
記横杆20に固定されている。このエンプティスイッチ
86は、揺動アーム9の揺動によってマガジン7に接近
し、マガジン7内にフィルム8が収納されているか又は
空になっているかを検出するものである。この様にエン
プティスイッチ86を横杆20に設けることにより、該
スイッチ86とフィルム8との接近時間が短かくなり、
赤外線によるフィルム8の感光を防止している。
次に、前記本発明の実施例の作用について説明する。
まず蓋体5を開き、開口部3からシートフィルム8を収
納容器7に収納する。フィルム8のサイズは統一されて
いる必要はなく色々なサイズのフィルム8を同時に収納
することができる。この場合、第3図に示す様に、各フ
ィルム8の前端縁と一側縁とは揃えて収納する。
次に、蓋体5を閉じる。蓋体5が閉じられるとロック装
置74のロータリソレノイド80が作動し、ロック片7
9と押ボタン78が係合し、押ボタン78は外部から操
作不能となり、不慮に蓋体5を開くことが防止される。
次にスタートボタン(図示省略)を押すことによりクラ
ンク駆動モータ16及びフィードロール駆動モータ58
が第1図に示す矢印方向に回転を開始する。このとき、
フィードローラ52は正転ギヤ57と噛合して正回転を
しており、揺動アーム9は最上昇位置にある。
前記クランク駆動モータ16の回転により、クランク1
4、コネクチングロッド12を介して揺動アーム9が支
軸10回りに下方へ回動を開始する。この揺動アーム9
の下方回動により、該揺動アーム9に取付けられた吸着
手段22及び回動規制板39も下方へ移動する。このと
き、回動規制板39はスプリング44により後方へ引張
られ、かつ、回動規制板39とストッパーピン45は当
接しているので、回動規制板39と揺動アーム9のなす
角は変化することなく一定角度を保っている。従って、
回動規制板39に設けられたピン46は揺動アーム9の
支軸10を中心とした円弧軌跡を描いて下方へ移動する
第5図に示す様に、前記ピン46が下方へ移動すると案
内板47に当接する。この案内板47は下方回動は自由
であるから、ピン46が下降するにつれて案内板47も
下方へ回動し、次には第6図に示す様にピン46と案内
板47の係合が解除され、案内板47は元の位置に復帰
してストッパーピン49に当接する。
なおも揺動アーム9が下方へ回動することにより、第7
図に示す様に、吸着手段22のサクションカップ29が
マガジン7内のフィルム8の前部上面に当接する。この
とき、第4図に示す如く、サクションカップ軸24のス
プリング28が圧縮されてサクションカップ29とフィ
ルム8の衝突をやわらげ、かつ、サクションカップ29
の凹部30の空気が排除されて負圧が生じ、フィルム8
はサクションカップ29に吸着される。前記スプリング
28の圧縮によりサクションカップ軸24及び弁軸34
は横杆20に対して上方に移動するが、この移動では弁
軸34頂部と調整ねじ43とは接当しない。従って、弁
部材35とサクションカップ軸24下端面とは密着接当
しており、弁室31は外部に連通しないので、サクシカ
ンカップ29の凹部30の負圧は維持される。
このとき、4個のサクションカップ29は第3図に示す
様に一側方に偏位して設けられているため、小さなフィ
ルム8の場合でも、そのフィルム8のみを吸着し、下方
の大きなフィルム8を同時に吸着することがない。従っ
てダブルフィードが防止される。
しかして、揺動アーム9が下死点を通過して、揺動アー
ム9は第8図に示すように上方回動を開始し、サクショ
ンカップ29に吸着されたフィルム8の前部が持ち上げ
られる。このフィルム8の前端縁はかき落し部材73に
摺接しながら上方へ移動し、もし2枚以上のフィルム8
が同時に持ち上げられると、このかき落し部材73によ
って下方のフィルム8は落下させられる。
更に揺動アーム9が上方回動することにより、フィルム
8の中途部上面が拘束手段50に当接する。
また、回動規制板39のピン46が案内板47の下面に
当接する。案内板47はストッパーピン45により上方
回動が防止されているので、ピン46は支軸10を中心
とした円弧軌跡を描いて上方へ移動することができなく
なる。そこでピン46は、第9図に示すように案内板4
7の下面に沿って移動する。このピン46の移動により
回動規制板39は横杆20の中心軸回りに回動する。こ
のときスプリング44が伸ばされる。
しかして、回動規制板39の後方回動により該回動規制
板39に固定された横杆20が回動し、吸着手段22は
後方に移動する。この吸着手段22の後方移動により、
拘束手段50とサクションカップ29間のフィルム8が
、その下方に曲率中心を有するように強制弯曲させられ
る。
この様にフィルム8が強制弯曲させられることにより、
サクションカップ29に吸着されたフィルム8の下面に
他のフィルム8が密着して持ち上げられていた場合、そ
の下面のフィルム8は強制弯曲によりはじき出され下方
に落下して収納容器7内に収納され、ダブルフィードが
防止される。
前記第9図の状態のとき、前記クランク14の位置検出
突起17は、−時停止検出用ホトセンサ18を通過し、
該ホトセンサ18の作動により、駆動モータ16が一時
停止し、第9図の状態が所定時間維持される。この様に
、揺動アーム9の揺動を一時停止して、吸着手段22の
移動を停止させることにより、フィルム8の強制弯曲状
態(最大弯曲時)を−時維持することにより、下面に密
着したフィルム8を確実に落下させることができる。
タイマーにより所定時間が経過すると駆動モータ16が
再始動を開始し、揺動アーム9が上方回動を開始し、そ
れにつれてピン46も上方移動して、ついに案内板47
との接当が外れる。これにより、回動規制板39はスプ
リング44により引張られて回動し、第10図に示す様
に吸着手段22が前方へ移動する。この吸着手段22の
前方移動によりフィルム8の前端縁が上下一対のフィー
ドローラ51.52に喰え込まれる。
更に揺動アーム9が上方回動することにより、弁レバー
38がストッパー42に当接し、弁レバー38は軸41
回りに回動し、調整ねじ43が弁軸34を押動し、弁部
材35とサクションカップ軸24下端面との接当が解除
され、弁室31と内孔33とが連通し、内孔33は吸気
孔37を介して外部に連通しているため、サクションカ
ップ29の凹部30内は大気圧になり、サクションカッ
プ29の吸着力は解除され、フィルム8はサクションカ
ップ29から離脱する。このフィードローラ51.52
のフィルム8かみ込みにより、上部のフィードローラ5
1はフィルム8の厚み分だけ上方へ移動し、ブラケット
54が回動してタイミング用リミットスイッチ55が作
動し、各機器のタイミングがとられる。
しかして、フィルム8はフィードローラ51.52によ
って前方に送られ、更に、その前方の送り出しローラ6
B、 68を介して現像機または撮影機71に送られる
そして、揺動アーム9が上死点に達すると、クランク1
4の位置検出突起17が停止用ホトセンサ19を通過し
、該ホトセンサ19の作動により駆動モータ16が停止
する。以上で、フィルム−枚取出しの動作が完了する。
もし、前記フィードローラ51.52に2枚以上のフィ
ルム8が喰み込まれると、上部フィードローラ51は規
定寸法以上に上方移動し、ブラケット54を大きく回動
じ、この回動はダブルフィード検出用リミットスイッチ
56に検出される。このリミットスイッチ56の作動に
より、第11図に示す様に、ロータリソレノイド65が
作動して回動アーム66が回動し、該回動アーム66に
取付けられたピン64がハート形溝63を移動しつつブ
ラケット60を回動させる。このブラケット60の回動
により、下部フィードローラ52に噛合していた正転ギ
ヤ57の噛合が外れ、逆転用ギヤ62が下部フィードロ
ーラ52に噛合し、上下一対のフィードローラ51.5
2は逆転を開始する。このフィードローラ51.52の
逆転により、少し喰え込まれたフィルム8は逆送りされ
、ついにはフィルム8の前端縁はフィードローラ51゜
52から離れる。
しかして、フィルム8は下方に自然落下する。
このとき、フィードローラ51.52は、収納容器7内
のフィルム8の前端を通る垂直線よりも後方に配置され
ているため、自然落下するフィルム8は完全に元の位置
に落下する。
フィルム8が収納容器7内に落下すると、フィードロー
ラ51.52は正転に切替えられ、再度、クランク駆動
モータ16が始動して、フィルム取出動作を繰返す。こ
の動作は、確実に1枚のフィルム8がフィードローラ5
1.52に喰え込まれるまで続けられる。
尚、第12図に示す如く、大きなフィルム8を持ち上げ
る場合、サクションカップ29が一側方に偏って配置さ
れているため、サクションカップ29が位置しない側の
フィルム8は第12図の仮想線で示すようにたれ下がる
ことになるが、本発明においては、フィルム8の上面が
拘束手段50で押圧され、かつ、フィルム8は強制弯曲
させられるため、−側方がたれ下がることなく、水平状
態を維持して持ち上げられる。
また、大小色々のフィルム8を処理する場合でも、収納
容器7が府下がり状に配置されているので、フィルム8
の前端縁が揃いやすい。更に、フィードローラ51.5
2に喰え込まれて前方へ移動するフィルム8の後部は、
拘束手段50に押圧されているため収納容器7内のフィ
ルム8上面をすって移動する。従って、その下方のフィ
ルム8は取り出し中のフィルム8につられて前方へ付勢
されるため、各フィルム8の前端は必ず所定の位置に揃
うことになる。
第13図に示すものは、本発明の他の実施例であり、マ
ガジン7を水平状に収納するよう構成されている。この
場合、マガジン7a内に収納されるフィルム8のサイズ
は統一されている。その他の構成は、前記実施例と略同
じである。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明は、収納容器上方に拘束手段を設け、拘束手段と
吸着手段間のフィルムを強制弯曲せしめ、かつ、最大弯
曲を一定時間保持するものであるから、この強制弯曲に
より2枚取り出されたフィルムの下面側のフィルムは、
はじき出され、確実にダブルフィードが防止されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面側面図、第2図は揺
動手段及び吸着手段の一部正面図、第3図はマガジンに
収納されたフィルムと吸着手段との配置関係を示す平面
図、第4図は吸着手段の断面図、第5図乃至第10図は
フィルム取出し動作の説明図、第11図はダブルフィー
ドの場合の処理を示す説明図、第12図は大きなフィル
ムを吸着する場合の説明図、第13図は本発明の他の実
施例を示す側面図である。 1・・・シートフィルム送り出し装置、7・・・収納容
器、8・・・シートフィルム、9・・・揺動アーム、1
2・・・コネクチングロッド、14・・・クランク、1
6・・・駆動モータ、17・・・突起、18・・・セン
サ、20・・・横杆、22・・・吸着手段、39・・・
回動規制板、44・・・引張りスプリング、46・・・
ピン、47・・・案内板、50・・・拘束手段。 特 許 出 願 人  藤本写真工業株式会社第3図 第4図 1177 図 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)矩形状のシートフィルムを積層状に収納する上方
    開口の収納容器と、該収納容器内のフィルムの前部上面
    を着脱自在に吸着する吸着手段と、該吸着手段を上下動
    かつ前後動させる揺動手段と、前記吸着手段により吸着
    されて持ち上げられたフィルムの前端縁を喰え込んで前
    方へ送り出す上下一対のフィードローラとを備えたシー
    トフィルムの送り出し装置において、 前記マガジンの上方でかつ吸着手段の後方に、吸着手段
    に吸着されて持ち上げられるフィルムの前後方向中途部
    上面に当接して上方移動を規制する拘束手段が設けられ
    、 前記揺動手段には、持ち上げられたフィルムが前記拘束
    手段に当接した後、該拘束手段と吸着手段間のフィルム
    がその下方に曲率中心を有して弯曲するよう、前記吸着
    手段を一担後方へ移動させる揺動機構と、前記フィルム
    の最大弯曲のとき、吸着手段の移動を一時停止させる一
    時停止手段とを有することを特徴とするシートフィルム
    送り出し装置。
JP62281779A 1987-11-07 1987-11-07 シートフイルム送り出し装置 Expired - Fee Related JPH06589B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142246U (ja) * 1984-03-02 1985-09-20 株式会社日本コンラックス カ−ド自動搬出装置におけるサポ−タ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60142246U (ja) * 1984-03-02 1985-09-20 株式会社日本コンラックス カ−ド自動搬出装置におけるサポ−タ機構

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