JPH01121349A - 軟質樹脂組成物 - Google Patents

軟質樹脂組成物

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JPH01121349A
JPH01121349A JP28043587A JP28043587A JPH01121349A JP H01121349 A JPH01121349 A JP H01121349A JP 28043587 A JP28043587 A JP 28043587A JP 28043587 A JP28043587 A JP 28043587A JP H01121349 A JPH01121349 A JP H01121349A
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JP
Japan
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styrene
resin
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vinyl cyanide
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JP28043587A
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English (en)
Inventor
Seiichi Nochimori
後守 誠一
Kenju Furuyama
古山 建樹
Takeshi Nakayama
猛 中山
Shingo Iiizumi
信吾 飯泉
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Bridgestone Corp
JSR Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は屈曲性および剛性の優れた軟質樹脂組成物に関
する。
b、従来の技術 熱可塑性ポリウレタンエラストマーは耐摩耗性、屈曲性
および耐油性に優れており、スポーツシューズなどの履
物、ホースや各種チューブ、電子・電気部品、クツショ
ン材やタイヤの滑り止具などの自動車の内外装部品、そ
の他の各種工業部品など、種々の用途に広く使用されて
いる。
近年これらの分野において、熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマー等の軟質材料の性能に対する要求はますます高
まっている。
C1発明が解決しようとする問題点 熱可塑性ポリウレタンエラストマーは射出成形、押出成
形などの可能な軟質材料であるが、一般に剛性が不足し
ているため、各種成形品の型保持性が悪いという問題が
ある。その剛性を向上させることは可能であるが、屈曲
性がおのずと低下してしまうため、屈曲性と剛性の物性
バランスの良い熱可塑性ポリウレタンエラストマーを提
供できないのが現状である。
そこで本発明は、屈曲性と剛性がともに優れている、物
性バランスのよい軟質樹脂組成物を提供しようとするも
のである。
d1問題を解決するための手段 本発明者らは、上記の物性バランスの優れた軟質樹脂組
成物について鋭意検討した結果、熱可塑性ポリウレタン
エラストマーに、高分子量でかつシアン化ビニル含有量
の高いスチレン系樹脂を特定量配合すると、屈曲性およ
び剛性がともに優れ、物性バランスの良い軟質樹脂組成
物が得られることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
すなわち本発明の軟質樹脂組成物は、(A) (a)ゴ
ムの存在下で、芳香族ビニルとシアン化ビニルとを重合
して得られる共重合体、および/または(bl芳香族ビ
ニルとシアン化ビニルとの共重合体であって、メチルエ
チルケトン可溶分のシアン化ビニルの結合含有量が27
〜40重量%で、かつ固有粘度〔η〕 (メチルエチル
ケトン溶液中30℃で測定)が0.5〜1.5d17g
であるスチレン系樹脂5〜80重量部と、(B)熱可塑
性ポリウレタンエラストマー95〜20重量部とからな
る組成物である。
本発明において、スチレン系樹脂(A)に用いられるゴ
ムとしては、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(
IR)、スチレン−ブタジェンゴム(SBR) 、ポリ
ブタジェンゴム(BR)、アクリロニトリル−ブタジェ
ンゴム(NBR) 、クロロプレンゴム(CR)などの
ジエン系合成ゴムおよびエチレン−プロピレンゴム(E
PR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエンゴム([
PDM)、アクリル系ゴム(ACM、ANM)、フッ素
ゴムなどの非ジ、エン系合成ゴムが挙げられる。これら
のうち好ましいものはBR,SBR、EPRおよびEP
DMである。
本発明で、グラフト重合に使用される芳香族ビニル系単
量体としては、スチレン、核アルキル置換スチレン、核
ハロゲン置換スチレン、アルファメチルスチレンなどの
スチレン誘導体を用いることができる。
また、シアン化ビニル系単量体としては、アクリロニト
リル、メタクリレートリルなどのアクリロニトリル誘導
体を用いることができる。
さらに必要に応じてメチルアクリレート、エチルアクリ
レートなどのアクリル酸アルキルエステル誘導体、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレートなどのメタク
リル酸アルキルエステル誘導体を併用することも可能で
ある。
上記の単量体の組合わせとしては、スチレンとアクリロ
ニトリルの組合わせが好ましい。
スチレン系樹脂(八)におけるゴムと単量体混合物の重
量比はo:too〜80 : 20が適当であり、好ま
しくは0:100〜60 : 40である。
スチレン系樹脂(A)の製造法としては、乳化重合法、
溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、″塊状−懸濁重
合法によるラジカル重合法を必要に応じて任意に採用す
ることができる。
スチレン系樹脂(A)はメチルエチルケトン可溶分のシ
アン化ビニル結合金有量が27〜40重量%、好ましく
は27〜35重量%、さらに好ましくは30〜35重量
%であり、かつ固有粘度〔η〕 (メチルエチルケトン
溶液中30℃で測定)が0.5〜1.5d17g、好ま
しくは0.6〜1d!/gである。
シアン化ビニル結合金有量が27重量%未満の場合は屈
曲性が低下し、また40重量%を超えた場合は共重合体
の熱安定性が低下するので好ましくない。
一方、固有粘度07)が0.5d17g未満の場合は屈
曲性が低下し、また1、5 a/gを超えた場合は共重
合体の流動性が低下し、本発明組成物の成形性が悪くな
るので好ましくない。
本発明組成物の一成分である熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマー(B)は、分子量500〜2000の2個以上
のヒドロキシル基を有する高分子化合物(C1と、イソ
シアネート基と反応し得るような基を2個以上有する分
子1500以下の化合物(d)と、有機ジイソシアネー
ト(81とを、(C) : (d)= 1 : 0.2
〜4、(C) + (dl : (1111=1:0.
75〜1.3の当量比で均一に混合加熱しつつ反応させ
ることによって得られる。
必要に応じて(C)と(e)との2成分からなる熱可塑
性ポリウレタンエラストマーを用いることもできる。
前記の2個以上のヒドロキシル基を有する高分子化合物
(C)としては、炭素原子数2〜8の飽和脂肪族グリコ
ールと、炭素原子数4〜10の飽和脂肪族ジカルボン酸
もしくは芳香族ジカルボン酸との縮合、またはアルキレ
ングリコールとラクトン基との共重合などによって得ら
れるポリエステルグリコール類を用いることができる。
また炭素原子数2〜4のアルキレンオキシドの縮合、ア
ルキレンオキシドとアルキレングリコールとの縮合、テ
トラヒドロフランの開環重合などによって得られるポリ
アルキレンエーテルグリコール類のほか、ジヒドロキシ
ポリエステルアミド類、ジヒドロキシポリアセタール類
またはジヒドロキシポリアルキレンも同様に用いること
ができる。これらのうち特にジヒドロキシポリエチレン
アジペート、ジヒドロキシポリブチレンアジペート、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコールなどが好ましい。
またイソシアネート基と反応し得る、分子量500以下
の活性水素基を少くとも2個含有する化合物(d)とし
ては、炭素原子数2〜6の飽和脂肪族グリコール、1.
4−シクロヘキシレングリコールなどの脂環族グリコー
ル、または1,4−キシリレングリコール、フェニレン
ビス−(β−ヒドロキシエチルエーテル)などの芳香族
グリコールなどを単独でまたは組み合わせて用いること
ができる。さらに水または3価のアルコール例えばトリ
メチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリン
などを、ごく少量の範囲で上記グリコール類と併用する
こともできる。
また有機ジイソシアネート(e)としては、一般にポリ
ウレタン樹脂の製造に使用される有機ジイソシアネート
のいずれでも良(、例えば2.4−)リレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート、4.4′  −ジフェニルメタン
ジイソシアネート、4.4′ −ジフェニルジイソシア
ネート、1.5−ナフチレンジイソシアネート、3,3
′ −ジメチルビフェニル−4゜4′−ジイソシアネー
ト、0−lm−またはp−キシリレンジイソシアネート
、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、4゜4′ −ジシクロヘキシルメタン
ジイソシーネート、またはこれらと類似のジイソシアネ
ート類あるいはこれらの二量体ジイソシアネートなどの
うち、1種または2種以上の混合物から選ぶことができ
る。これら有機イソシアネート類中とくに好ましい例と
しては、4,4′ −ジフェニルメタンジイソシアネー
トが挙げられる。
スチレン系樹脂(A)と熱可塑性ポリウレタン(B)と
の混合割合は、スチレン系樹脂(A)5〜80重量部に
対して熱可塑性ポリウレタンエラストマーCB) 95
〜20重量部であることが必要である。より好ましくは
(A) 10〜70重量部に対して(B) 90〜30
重量部であり、さらに好ましくは(A)10〜49重量
部に対して(B)90〜51重量部、特に好ましくは(
A) 10〜45重量部に対して(B) 90〜55重
量部である。
なおスチレン系樹脂(A)と熱可塑性ポリウレタン(B
)の合計量は100重量部である。
スチレン系樹脂(A)が5重量部未満では剛性が低下す
るため、熱可塑性ポリウレタンエラストマーの欠点であ
る成形品の型保持性が改良されず、一方スチレン系樹脂
(A)が80重量部を超えると、軟質樹脂組成物として
の軟質化度合が乏しくなり、屈曲性の良好なものが得ら
れない。
本発明の軟質樹脂組成物の製造に際し、スチレン系樹脂
(A)と熱可塑性ポリウレタンエラストマー(B)は特
殊な装置を必要とせず、通常よく用いられるヘンシェル
ミキサー、タンブラ−などにより混合され、ついで−船
釣な単軸押出機、あるいは混練性を高めるために、2軸
押出機により溶融混合される。
本発明の軟質樹脂組成物は、必要に応じて各種安定剤、
滑剤、カーボンブラック、有機系および無機系の染料、
顔料、さらにクレー、炭酸カルシウム、ガラス繊維など
の充填剤を任意に添加して使用することができる。
e、実施例 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例および比較例において、%および部はそれ
ぞれ重量%および重量部を意味する。
本実施例において用いるスチレン系樹脂(A)としての
AS樹脂、ABS樹脂およびAES樹脂は、以下の方法
で製造した。
(1)  AS樹脂の製造法 反応器にオレイン酸カリウム1.0部、水180部を仕
込み、窒素置換後60℃に昇温した。昇温後、ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート0.045部、硫
酸第1鉄0.006部およびエチレンジアミン四酢酸ナ
トリウム塩0.07部を加え、さらにジイソプ口ピルベ
ンゼンヒドロペルオキシド0.1部を加えたのち、スチ
レン65部、アクリロニトリル35部およびt−ドデシ
ルメルカプタン0.2部の混合物を連続滴下した。
滴下時間は2時間でその間65℃に保った。単量体滴下
終了後、さらに1時間攪拌した。得られたラテックスを
薄い硫酸水溶液中で凝固させ、ろ過、水洗、乾燥後、A
S樹脂(A)を得た。
AS樹脂(A)のメチルエチルケトン(以下MEKとい
う)可溶分のアクリロニトリル結合金有量は30%であ
り、またMEK溶液における30℃の固有粘度〔η〕は
0.1a/gであった。
スチレンとアクリロニトリルの割合を変え、かつt−ド
デシルメルカプタン量を変える以外はAS樹脂(A)と
同様にして、表−1に示すAS樹脂(B)ないしAS樹
脂(G)を製造した。
なお、AS樹脂(B)ないし^S樹脂(G)において、
アクリロニトリル結合金有量および固有粘度は^S樹脂
(A)と同様に測定した。
(2)  ABS樹脂(ポリブタジェン/スチレン/ア
クリロニトリル共重合体)の製造法 (I)ポリブタジェンラテックスA(固形分)40(部
)スチレン              13アクリロ
ニトリル           7t−ドデシルメルカ
プタン       0.010ジン酸カリウム   
       0.25水酸化カリウム       
    0.005イオン交換水          
 100上記混合物(1)をシャケ7)および攪拌機付
きの反応器に仕込み、窒素置換後ジャケットを70″C
にコントロールしなから内温を50℃に昇温して水10
部に溶解したピロリン酸ナトリウム0.3部、デキスト
ローズ0.35部、硫酸第1鉄0.01部とクメンハイ
ドロパーオキシド0.1部を添加し反応させた。
反応を開始してから1時間後に、下記(n)の混合物を
5時間にわたって連続的に添加し、さらに攪拌しながら
1時間反応を続けた。重合転化率は96%であった。
(II)スチレン              26(
部)アクリロニトリル          14t〜ド
デシルメルカプタン       0.020ジン酸カ
リウム           1.0水酸化カリウム 
           0.02クメンハイドロパーオ
キサイド    0.15イオン交換水       
     50得られたグラフト重合体ラテックスに老
化防止剤として、2.6−ジーter t−ブチルパラ
クレゾール1.0部を添加したのち、硫酸(ポリマー1
00部に対し2部)を加え、凝固した。これを分離、水
洗、脱水、乾燥してABS樹脂(A)を得た。
ABS樹脂(A)をMEKに溶解させ遠心分離機で25
00Orpm×30分処理したのちMEK可溶分を採取
し、乾燥した。
MEK可溶分のアクリロニトリル結合金有量は30%で
あり、また固有粘度〔η〕は0.65dl/gであった
ABS樹脂(A)にAS樹脂(シアン化ビニル結合金有
量30%、固有粘度〔η] =0.65Li1/g)を
ブレンドし、ゴム24部を混合してABS樹脂(B)を
作製した。
(3)  AES 樹MFa (エチレン−プロピレン
−非共役ジエン共重合体/スチレン/アクリロニトリル
共重合体)の製造法 パドル型攪拌翼を備えたステンレス製反応容器内を窒素
置換したのち、ヨウ素価15、ムーニー粘度65、プロ
ピレン含有率43重量%、ジエン成分としてエチリデン
ノルボルネンを含むEPDM (日本合成ゴム株式会社
製JSREP−24)24部、スチレン49部、アクリ
ロニトリル27部、トルエン100部を仕込み、50℃
にてゴムが完全に溶解するまで攪拌し、t−ドデシルメ
ルカプタン0.02部、ジベンゾイルパーオキサイド0
.2部、t−ブチルパーオキシ−1−プロピルカーボネ
ート0.2部、ジクミルパーオキサイド0.1部を加え
たのち昇温し、80℃で3時間、次に100℃に昇温し
て3時間、さらに125℃に昇温しで3時間、合計9時
間重合反応を行なった。
水蒸気蒸留によって未反応単量体と溶媒を留去したのち
、粉砕、乾燥してABS樹脂(^)を得た。
ABS樹脂(A)をMEKに溶解させ遠心分離機で25
000rpm X 30分処理したのちMEK可溶分を
採取し、乾燥した0MEK可溶分のアクリロニトリル結
合金有量は30%であり、また固有粘度〔η〕は0.6
5dl/gであった。
(4)  MABS樹脂の製造法 ABS樹脂の製造方法〔2〕において、(n)の混合物
のうちスチレン26部をスチレン20部とメタクリル酸
メチル6部とに代え、かつロジン酸カリウムを1.5部
にした以外はABS樹脂の製造法〔2〕と同様にしてM
BAS樹脂(A)を得た。
この樹脂のメチルエチルケトン可溶分のアクリロニトリ
ル結合金有量は30%であり、また固有粘度〔η〕は0
.65dlj/gであった。
次にMBAS樹脂(A)にAS樹脂(シアン化ビニル結
合金有量30%、固有粘度〔η) =0.65dl/g
)を混合し、ゴム含有量24%のMABS樹脂(B)を
製造した。
本実施例において用いる熱可塑性ポリウレタンエラスト
マー(B)は、武田薬品工業■製の下記のグレード名の
ものである。
タケラック T−8640(ポリエーテルタイプ)タケ
ラック T−498(ラクトンタイ゛ブ)タケラック 
T−1550(ポリエステルタイプ)実施例1〜10.
比較例1〜6 上記のスチレン系樹脂(A)および熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマー(B)を、表−1に示した割合で混合し
、40m/m押出機を用い、200℃でペレット化を行
い射出成形に供した。試験片の成形は5オンス射出成形
機を用いセット温度を200℃として行なった。
実施例および比較例において、屈曲性および剛性は以下
の方法によって測定した。
(1)屈曲性 5#×〃″X%’の試験片を用い、振幅35鶴にセット
したデマソチャ屈曲試験機を使用して、キ裂が入るまで
の屈曲回数を測定した。
(2)剛性 5’ :’B4“×V4#の試験片を用い、ASTM 
0790に準じ曲げ弾性率として測定した。
スチレン系樹脂と熱可塑性ポリウレタンエラストマーと
の混合比を変え、上記物性を測定した結果を表−1に示
す。
表−1に示す結果から明らかなように、実施例1〜10
の組成物は、本発明の範囲内の軟質化樹脂組成物であり
、屈曲性と剛性のバランスに優れたものである。
これに対して、比較例1〜6の組成物は、本発明の範囲
外のものであり、屈曲性または剛性のいずれかが劣るた
め、屈曲性と剛性のバランスが悪いものである。例えば
、比較例1の組成物では剛性が劣り、比較例2.3.4
および6の組成物では屈曲性が劣る。また、比較例5の
組成物は成形することができない。
f0発明の効果 本発明の軟質樹脂組成物は、ゴムの存在下、または不存
在下で芳香族ビニルおよびシアン化ビニルをラジカル重
合して得られる共重合体であって、メチルエチルケトン
可溶分のシアン化ビニル含有量が高く、かつ固有粘度が
高いスチレン系樹脂と、熱可塑性ポリウレタンエラスト
マーとからなり、それによって屈曲性および剛性のバラ
ンスに優れた特性を示す。
したがって本発明の軟質樹脂組成物は、高品質が要求さ
れるスポーツシューズなどの履物、ホースや各種チュー
ブ、電子・電気部品、クツション材、タイヤ、タイヤの
滑り止具などの自動車の内外装部品、その他の各種工業
部品などの各種用途に通じた成形品を提供することがで
きるものであり、工業的な利用価値が極めて高い。特に
屈曲性と剛性の特性を充分発揮できる点で、タイヤの滑
り止具の用途に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)(a)ゴムの存在下で、芳香族ビニルとシアン化
    ビニルとを重合して得られる共重合体、および/または
    (b)芳香族ビニルとシアン化ビニルとの共重合体であ
    って、メチルエチルケトン可溶分のシアン化ビニルの結
    合含有量が27〜40重量%で、かつ固有粘度〔η〕(
    メチルエチルケトン溶液中30℃で測定)が0.5〜1
    .5dl/gであるスチレン系樹脂5〜80重量部と、 (B)熱可塑性ポリウレタンエラストマー95〜20重
    量部とからなることを特徴とする軟質樹脂組成物。
JP28043587A 1987-11-06 1987-11-06 軟質樹脂組成物 Pending JPH01121349A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335054A (ja) * 1989-07-01 1991-02-15 Kuraray Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン組成物
JPH0335056A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Kuraray Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン組成物
JPH03259947A (ja) * 1990-03-08 1991-11-20 Sumitomo Dow Ltd 帯電防止性に優れた樹脂組成物

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