JPH01118656A - 植物栽培用繊維構造体およびその製造方法 - Google Patents

植物栽培用繊維構造体およびその製造方法

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JPH01118656A
JPH01118656A JP62270541A JP27054187A JPH01118656A JP H01118656 A JPH01118656 A JP H01118656A JP 62270541 A JP62270541 A JP 62270541A JP 27054187 A JP27054187 A JP 27054187A JP H01118656 A JPH01118656 A JP H01118656A
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JP
Japan
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melting point
fibers
web
fiber structure
constituent fibers
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JP62270541A
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English (en)
Inventor
Jutaro Aida
会田 重太郎
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、植物の発芽、育苗、栽培に適した植物栽培
用繊維構造体およびその製造方法に関する。
[従来の技術とその問題点コ 近年、人工培地として、ロックウールが多方面で使用さ
れているが、培地として使用される構造物は、水分を適
度に保持し、植物の吸水作用を妨げず、適度な通気性を
有することが必要である。
この面から、ロックウールをみてみろと、保水性が良す
ぎ、このため条虫の水を含んだとき通気性を阻害し、根
腐れの原因になる欠点を有している。
また、室内で植物を栽培して楽しむグリーンインテリア
のニーズがあるが、この用途に対して、ロックウールは
、切損した微粉末が室内に浮遊する等の欠点を有する。
また、いわゆる硬綿敷布団の詰め物材料として、合成繊
維を主体とする非バインダー繊維と、バインダー繊維と
が配合されたカード紡出ウェブを、クロスレイヤーで折
り畳みながらほぼ水平に積層し、この積層体をウェブの
積層方向に圧縮しつつ、バインダー繊維低融点成分の融
点以上、高融点成分の融点ならびに非バインダー繊維の
融点以下の温度で熱処理し、低融点成分を溶融し構成繊
維同士を接着させてウェブを成形固着した繊維構造体が
あるが、この構造体は、構成繊維が構造体表面に対して
ほぼ垂直に配列され、植物栽培用繊維構造体として使用
する場合、植物によっては根の育成、伸長に悪影響を及
ぼす。
この欠点を解決するために、カード紡出ウェブを空気流
で飛ばし、構成繊維の配列をランダムに積層することが
必要である。しかしながら、この方法らまた、密度を均
一にしに(い欠点がある。
この発明は、このような背・景の下になされたらので、
上述した欠点を解決した植物栽培用繊維構造体およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの発明は、厚さがloz
!1以上の繊維構造体であって、その構成繊維の配列方
向が、厚み方向と45度以内の角度で、かつ小さな間隔
にて交互に交替するように配列され、前記各構成繊維同
士が接着されるとともに、これらの構成繊維間に前記厚
み方向に間隙が形成されていることを特徴とする。
また、高融点成分および低融点成分の二種の成分によっ
て構成され、かつ各成分の融点の差が20℃以上である
バインダー繊維を、20重量%以上配合したカード紡出
ウェブであって、ウェブ構成繊維の平均繊度が1〜50
デニールであるウェブを、折り畳み角度が45度以下に
なるように、クロスレイヤーで折り畳みながらほぼ水平
に積層し、この積層体をウェブ積層方向に圧縮しつつ、
前記バインダー繊維低融点成分の融点以上、かつ高融点
成分の融点ならびに非バインダー繊維の融点以下の温度
で熱処理し、低融点成分を溶融し構成繊維同士を接着さ
せてウェブを成形固着した、密度がlO〜70に9/y
n3である成形ウェブを、ウェブ積層面におおむね垂直
に、かつウェブ折り畳み而におおむね平行に、得られる
繊維構造体の厚さが1ozx以上になるようにスリット
することを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、構成繊維と繊維構造体の厚さ方向との
角度が折り畳み角度と一致し、0〜45度の間になる。
また、構成繊維の配列方向が小さな間隔で交互に変化す
る(これらの詳細は後述する)。
このため、構成繊維の配列がランダムに近い状態となり
、根の育成、伸長に悪影響を及ぼすことが少ない。また
、空気流で吹き飛ばす等の工程がないので、均一な繊維
構造体を製造することが可能である。
[実施例]′ 以下、図面を参照して、本発明の詳細な説明ケる。
第1図はこの発明の一実施例による植物栽培用構造体l
の斜視図、第2図はその拡大図である。
これらの図において、2は非バインダー繊維、3はバイ
ンダー繊維であり、これらの繊維が構成繊維となってい
る。該構成繊維は、第1図、第2図に示すように、その
配列方向が交互に変わり、植物栽培用繊維構造体1を構
成している。
ここで、非バインダー繊維2には、たとえば、レーヨン
、ポリエステル、ポリオレフィン等の通常の化学合成繊
維、あるいは木綿、羊毛等の天然繊維を用いることがで
きる。
一方、バインダー繊維3は、高融点成分および低融点成
分の二種の成分によって構成され、かつ各成分の融点の
差が20℃以上あることが、製造工程中の温度管理を容
易にする上から好ましい。
たとえば、融点260°Cの通常のポリエステル繊維を
芯部の高融点成分4とし、融点130℃の共重合ポリエ
ステルを鞘部の低融点成分5とした複合繊維をバインダ
ー繊fa3として使用する。
なお、共重合ポリエステル単体からなるバインダー繊維
は、強力が低く、植物栽培用繊維構造体の製造工程で製
造切損を生じ、ロスが多く、また、製品品位の点で好ま
しくない。
次に、この繊維構造体の製造方法を説明する。
(1)使用素材 使用素材は、上に述べた通りである。ここで、バインダ
ー1維3は、繊維構造体lの形態保持、強度ならびに培
地としての植物の支持力の面から、少なくとも20%以
上配合されることが必要である。
また、ウェブ構成繊維2,3の平均繊度が1〜50デニ
ール以下であることが必要である。なぜならば、繊維構
造体lを構成する繊維の太さが、この範囲を逸脱する場
合、細すぎると水はけが悪く、太すぎると根の伸長を妨
げる等の問題が生じろ。
(2)ウェブ作成 上述した非バインダー繊維2と、バインダー繊維3とを
用い、4台連結されたローラーカードにより、第3図に
示すようなウェブ6を作成した。
このウェブ6の目イ寸けはl 009/m″であった。
(3)ウェブ積層 このウェブ6を、第4図に示すように、折り畳み角度θ
が45度以下になるように、クロスレイヤーで折り畳み
ながら重ね部をずらして積層し、この積層ウェブを厚さ
方向に圧縮して成形体を形成した。ここで、折り畳み角
度Oは、ウェブ6を折り畳んだときに、ウェブ6の側線
がなす角度の1、/2である。
なお、第4図において、矢印Aはウェブ6の進行方向を
、矢印Bは進行ウェブ6の振り方向を、矢印Cは折り畳
みウェブの進行方向を示すものである。また、こうして
形成した積層ウェブの積層数は、85枚であった。
(4)熱処理 この積層ウェブを、バインダー繊維低融点成分5の融点
以上で、かつ高融点成分4の融点ならびに非バインダー
繊維2の融点以下の温度で熱処理し、低融点成分5を溶
融し、構成繊維同士を接着させてウェブを成形固着した
成形ウェブを得た。
なお、上記熱処理は、サクションタイプの熱処理機で1
45℃×3分間行い、その後冷却処理を行なった。こう
して、第5図に示すような、密度10〜70kg/屑2
、厚さh=170x*の成形固着体7を形成した。
(5)スライス この成形固着体7を折り畳み積層方向に平行に、すなわ
ち、積層面にほぼ垂直に(第5図中、C線)スライスし
た。スライス厚さはIOxmであった。
その結果、第2図に示すように、構成繊維2゜3が、繊
維構造体lの表面との角度が45〜90度、すなわち、
その厚さ方向との角度が0〜45度で、3次元的に配列
されるとともに、繊維間の間隙8ら厚み方向に配列、貫
通している繊維構造体lが得られた。
−h述した折り畳み角度θは、繊維構造体lの厚さ方向
と上記構成繊維2.3とのなす角度となる。
折り畳みμj度が45度以上の場合、厚さ方向に対ずろ
傾斜が45度以上となり、植物の根の育成、伸長のし易
さの点で充分とはいえない。
繊維構造体lの適当な密度は、対象となる植物の種類に
よって異なる。適度な保水性、水はけ、通気性の而で、
繊維構造体lの密度は重要であるが、これらは、構成繊
維2,3の太さによっても影響される。繊維構造体lを
構成する繊維2,3の平均繊度が1〜50デニールであ
るとき、密度はlO〜70 kg/ x3が適当である
繊維構造体lの厚さは、対象となる植物の種類によって
決めればよいが、本実施例の繊維構造体lは、構成繊維
2.3が厚さ方向に対して45度以下の傾斜で縦に配列
されているため、屈曲に対して弱い。このため、厚さが
LOmm未満であると、本用途にはおいては、使用に耐
えず、少なくとし10肩屑必要である。
まノー、面記繊維間隙8の大きさは、繊維の太さおよび
断面形状、捲縮状態を変えることにより、容易かつ自由
に設定することができる。そして、この間隙8から芽が
でるように把種すればよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、構成繊維を繊維
構造体の表面に対して、45〜90度の角度で配列する
とともに、繊維間に適宜大きさの間隙を前記表面に対し
て上記角度で貫通して形成することができ、しかも前記
間隙の大きさは構成繊維の太さおよび断面形状、捲縮状
態、などを変えることにより、容易かつ自由に設定する
ことができる。そして、この間隙から芽が出るように把
種することができる。
この結果、最適な保水性を得るこ、とができ、根腐れな
どの不都合を防ぐことができる。
また、密度の均一性の高い植物栽培用繊維構造体を堤供
することができる。
さらに、構成繊維が比較的ランダムに近い状態となるの
で、根の育成、伸長に悪影響を及ぼすことが少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による繊維構造体の斜視図、
第2図はその部分拡大図、第3図ないし第5図は本発明
の一実施例を説明するためらので、第3図はウェブの斜
視図、第4図はウェブ積層方法を示す斜視図、第5図は
成形固着体の斜視図である。 l・・・・・・繊維構造体、 2・・・・・・非バインダー繊維、 3・・・・・・バインダー繊維、 4・・・・・・高融点成分、 5・・・・・低融点成分 6・・・・・・ウェブ、 7・・・・・・成形固着体、 8・・・・・・繊維間隙、 C・・・・・・スライス線。 出願人  三菱レイヨン株式会社 第1図 第2図 第3凶

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚さが10mm以上の繊維構造体であって、その
    構成繊維の配列方向が、厚み方向と45度以内の角度で
    、かつ小さな間隔にて交互に交替するように配列され、
    前記各構成繊維同士が接着されるとともに、これらの構
    成繊維間に前記厚み方向に間隙が形成されていることを
    特徴とする植物栽培用繊維構造体。
  2. (2)高融点成分および低融点成分の二種の成分によっ
    て構成され、かつ各成分の融点の差が20℃以上である
    バインダー繊維を、20重量%以上配合したカード紡出
    ウェブであって、ウェブ構成繊維の平均繊度が1〜50
    デニールであるウェブを、折り畳み角度が45度以下に
    なるように、クロスレイヤーで折り畳みながらほぼ水平
    に積層し、この積層体をウェブ積層方向に圧縮しつつ、
    前記バインダー繊維低融点成分の融点以上、かつ高融点
    成分の融点ならびに非バインダー繊維の融点以下の温度
    で熱処理し、低融点成分を溶融し構成繊維同士を接着さ
    せてウェブを成形固着した、密度が10〜70kg/m
    ^3である成形ウェブを、ウェブ積層面におおむね垂直
    に、かつウェブ折り畳み面におおむね平行に、得られる
    繊維構造体の厚さが、10mm以上になるようにスリッ
    トすることを特徴とする植物栽培用繊維構造体の製造方
    法。
JP62270541A 1987-10-27 1987-10-27 植物栽培用繊維構造体およびその製造方法 Pending JPH01118656A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05263345A (ja) * 1991-09-12 1993-10-12 Nippon Felt Kogyo Kk 繊維層材及びその製造方法
JPH06146148A (ja) * 1992-11-02 1994-05-27 Kanebo Ltd 超嵩高繊維集合体及びその製造方法
US5855091A (en) * 1993-11-03 1999-01-05 Ranpak Corp. Method of using a paper packing product to store/ship plants with exposed roots
JP2006014691A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Honey Steel Kk 植栽マット、緑化パネル、プランターおよび植栽法

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