JPH011179A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分舒〉 本発明は、異なるサイズのカセットでも同一の装置で記
録再生できるカセットに関する。

〈従来の技術及びその問題点〉 ホームビデオ用のカセットとして用いられろＶＨＳカセ
ット・ベータカセットはサイズが大きく、保管に大きな
スペースを必要とする。しかも、カメラ一体型ビデオカ
メラに使用する場合には、その小型化に限界があった。

コノタメ、ＶＨ８−Ｃカセ−ｙト、８１１Ｉｌヒテオカ
セツトのような小型のカセットが開発された。これらの
小型のカセットはカメラ一体型ビデオカメラに使用して
好適なものであるが、欠点もないわけではない。例えば
、ＶＨ５−〇カセットの場合は、小型になったふんだけ
録画時間が短くなっており、再生するには通常、ＶＨＳ
カセットと同じ大きさのアダプターに装着しなければな
らず不便であった。

また、８謹ビデオカセツトの場合は長時間記録再生でき
るが、フォーマットが決っているため小型化には限界が
ある。

そこで、サイズの異なるカセットが記録再生装置に対し
て互換性をもって装着できれば、録画時間の長短に合せ
た記録再生が可能となり、大変好都合である。つまりカ
セットのすィズに対応させて、独立した駆動系、記録再
生系を各々設けるとすれば、装置が大型化し、°製作コ
ストも高くなるから、駆動系、記録再生系は共用できる
ことが望ましいのである。

本発明は、斯かる観点からなされたものであってサイズ
が異なっても同一の装置で記録、再生できるカセットを
提供することを目的とするものである。

く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成する本発明の構成は、磁気テープを供給
する供給リール及び磁気テープを巻き取る巻取リールを
回転自在に収納する一方、記録再生装置に設けられる２
本の駆動軸であって、その軸間が前記供給リールと前記
巻取リールの軸間よりも狭い２本の駆動軸に着脱自在に
嵌着可能なハブを配設し、更に前記各ハブから上記供給
リール及び巻取リールまで動力を伝達する機構を内蔵し
たことを特徴とする。

く作　　　用〉 記録再生装置に設けられる２本の駆動軸に各々ハブを嵌
着させて、各ハブをＦＩＸ！１１１回転させろと、供給
リールないし巻取リールへ回転が伝達されることとなる
。

〈実　施　例〉 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

第１図及び第２図に本発明の一実施例を示す。両図に示
すカセットは、第３図に示す小カセット１に対し互換性
を有し、サイズが大きいから、大カセット２と呼べるも
のである。

即ち、大カセット２は長方形状の上シェル３°　及び下
シェル４を具えると共にこの上シェル３及び下シエル４
内には供給リール５及び巻取り−ル６が収納されており
、供給リール５から供給された磁気テープ７が巻取リー
ル６へ巻き取られるようになっている。巻取り一ル６に
は歯車８が同軸一体に固着されると共に下シェル４から
軸受９を介して回転自在に支持され、更に上シェル３か
ら板ばね１０にて押え付けられている。供給リール５に
も歯車１１が同軸一体に固着され、同様の支持形態とな
っている。

更に、記録再生装置の駆動軸に着脱自在に嵌着する２個
のハブ１２．１３が配設され、その軸間は供給リール５
、巻取リール６の軸間よりも狭く、第３図に示す小カセ
ット１のリール軸間と同一となっている。／’％ブ１３
は、駆動軸から動力を伝達できるよう、内周に凹凸が形
成されると共にその外周には同軸一体に歯車１４が固着
され、更に軸受１５を介して下シェル４から支持されて
いる。歯車１４は歯車１６に噛み合うと共にこの歯車１
６は前記歯車８と噛み合っている。従って、ハブ１３を
回転させると歯車１４，１６，８からなる歯車伝達機構
を介して巻取り−ル８へ回転が伝達されることとなる。

一方、ハブ１２に同軸一体に固着される歯車１７は歯車
１８に噛み合うと共にこの歯車１８が前記歯車１１に噛
み合っており、このため、ハブ１３を回転させると、歯
車１７，１８，１１からなる歯車伝達機構を介して供給
リール５へ回転が伝達されることとなる。上記歯車伝達
機構を構成する歯車の数としては、ハブ１２，１４の回
転方向と供給リール５、巻取リール６の回転方向を一致
させろため、奇数個とするのが好ましい。本実施例は上
記歯車伝達機構を構成する歯車の数は３個としているが
３個以外としても良い。また、各歯車８，１１，１４゜
１６．１７，１８の歯数としては、小カセット１と磁気
テープ７の走行速度と一致させるためには、特定の数と
しなければならないが、カセットのサイズに応じて駆動
軸の回転速度を変更できるようにすれば、任意の数で良
い。

上記構成を有する本実施例の大カセット２は第３図に示
す小カセットｌと互換性を有している。ここで、小カセ
ット１は供給リール２０と巻取リール１９を具えており
、通常のカセットと同様釜リール１９，２０の中心部に
ハブが形成されている。このため、記録再生装置の↓動
軸に各リール１９，２０のハブを嵌着させて直接に駆動
できるものである。

これに対し、本実施例の大カセット２はハブ１２．１３
から動力伝達機構を介して供給リール５、巻取リール６
へ回転を伝達するものである。このため、小カセット１
では駆動軸の軸間に応じてリール１９．２０に巻き付け
られる磁気テープの量が制限され、録画時間に限界があ
ったが、本発明ではこのような限−界がなく、任意に録
画時間を延長することができる。例えば、小カセット１
の録画時間を標準モードで３０分とすれば、大カセット
２の場合を２時間程度とすることができる。更に、１時
間程度の録画時間が必要ならば、第３図に示すように大
カセット２より小さく、小カセット１より大きな中力セ
ット２１を用いれば良い。

一方、記録再生装置としては、小カセット１が収納でき
るだけではなく、中力セット２１、大カセット２が収納
できる程度のスペース上の余裕が必要となるが、ＶＨ３
−Ｃカセットを用いる場合に比ベアダブターが、不要と
なる利点がある。また１、カセットからテープを引き出
してシリンダヘッドに巻き付けるローディング機構を共
用するためには、小カセット１、大カセット２の開口窓
部２２，２３を同一形状とする必要がある。

次に、第４図を参照して第２の実施例を示す。同図に示
す実施例は、動力伝達機構の変形例を示すものである。

即ち、供給リール２４に対する動力伝達機構が３個の歯
車２５，２６゜２７で構成されるのに対し、巻取り−ル
２８に対する動力伝達機構が５個の歯車２９，３０゜３
１．３２，３３から構成されている。第１図及び第２図
に示す実施例では、動力伝達機構が対称となっていたが
、本実施例のように非対称としても何んら差しつかえの
ないものである。また、第１図及び第２図に示す実施例
は構長であったのに対し、本実施例では縦長としである
。

第５図に示す第３の実施例は保管、収納に便利なように
改良したものである。即ち、大カセット３４を中力セッ
ト３５の倍の大きさとし、中力セット３５を小カセット
３６の倍の大きさとするものである。例えば、大カセッ
ト３４をＡ５判の半分とし、中力セットをＡ５判の４分
の１、小カセットをＡ５判の８分の１とすれば良い。こ
のようにすると大カセット３４の１本に代えて中力セッ
ト３５を２本又は小カセットを４本収納できるから保管
や連条に便利である。同様に、８５判を標準とするよう
にしても良い。

更に、第６図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）は記録再生装置に
おけるスペースの有効利用を図れる実施例である。

即ち、小カセット３７と同一の幅Ｃを有する中力セット
３８としたり、幅Ｃの挿入部を有する大カセット３９と
するのである。このようにすると、記録再生装置として
は、小カセット３７を横にして差し込むと小カセット３
７はそのままで、駆動軸が移動してハブに嵌着でき、小
カセット３７を差し込めろスペースさえ確保できれば、
それ以上のスペースが不要となり、小型化することがで
きる。また、動力伝達機構として、歯車を用いずタイミ
ングベルト４０，４１，４２，４３を使用することも可
能なものである。

尚、上記実施例では、主にビデオカセットとしての用途
について説明したが、これに限らずオーディオカセット
の分野にも利用できるものである。

〈発明の効果〉 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
の互換型カセットは、巻取リール、供給リールからハブ
を独立させて、これらを動力伝達可能としたため、小型
のカセットに対して互換性を有しつつ、記録時間を自由
に設計でき、発展性に富む利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は第１
図中の■−■線断面図、第３図は小胞例を各々示す正面
図である。 図　面　中、 １．３６．３７は小カセット、 ２．３４．３９は大カセット、 ５．２０は供給リール、 ６．１９は巻取リール、 ８．１１，１４，１６，１７，１８は歯車、１２．１３
はハブ、 ４０〜４３はタイミングベルトである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープを供給する供給リール及び磁気テープを巻き
   取る巻取リールを回転自在に収納する一方、記録再生装
   置に設けられる２本の駆動軸であって、その軸間が前記
   供給リールと前記巻取リールの軸間よりも狭い２本の駆
   動軸に着脱自在に嵌着可能なハブを配設し、更に前記各
   ハブから上記供給リール及び巻取リールまで動力を伝達
   する機構を内蔵したことを特徴とするテープカセット。