JPH01116093A - 複層導電ドラム - Google Patents

複層導電ドラム

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JPH01116093A
JPH01116093A JP27387987A JP27387987A JPH01116093A JP H01116093 A JPH01116093 A JP H01116093A JP 27387987 A JP27387987 A JP 27387987A JP 27387987 A JP27387987 A JP 27387987A JP H01116093 A JPH01116093 A JP H01116093A
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JP
Japan
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drum
metal
outer drum
multilayer conductive
low
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Noboru Maehara
前原 登
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NAIKAI KOGYO KK
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NAIKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電着(1?!解)を利用して銅等の金属箔を得
たり、液中の溶解金属を回収するのに使用するインナー
ドラムとその外側のアウタードラムとからなる複層導電
ドラムに関するものである。
〈従来の技術〉 電解液中にドラムを一部浸漬し、このドラム側を陰極と
して回転させそれより少し離れた位置に陽極を設け、そ
れらの両極間に高電流の直流を流して電解し、ドラムに
形成された金属箔を剥離しながら巻取ドラムに巻取って
製品の金属箔を得る、いわゆる電解方式においては、強
度と導電性を考慮して鋼、銅あるいは銅合金、ステンレ
ス、あるいはアルミニウム材等からなるインナードラム
と。
その外側に高導電性、剥離性、耐蝕性等の要求される性
質を満足させるためにチタンあるいはステンレスからな
るアウタードラムが外挿されている。
陰陽両極間に高密度電流が給電されるため、インナード
ラムに対してアウタードラムは密着性を高めて導電性を
良くすることが必要である。そこで、従来は焼ばめによ
り密着性を高めると共に、インナードラムとアウタード
ラムとをメツキ層を介して一体化していた(例えば特開
昭55−18574号)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、アウタードラムのチタン板等が通常の板金製
缶加工のみの仕上り精度であり、インナードラt1(l
!Iは機械加工精度で仕上り、インナードラムとアウタ
ードラムとは機械加工精度に差がある等の理由により、
双方の寸法精度にギャップがあって、たとえメツキが施
されていても、必ずしも焼ばめのみでは完全に密着して
いない場合が見受けられる。このような接触不良のある
場合、インナードラ11とアウタードラムの間の隙間で
放電現象が起き、熱点(部分的に非常に高い温度となる
点)が生じる場合もある。この熱点が生じると、チタン
素材が酸化され、強固な酸化皮膜が生成され、導電性も
低下する。
そこで、焼ばめ代を大きくするためにスパイラル状の角
型の溝をインナードラムとアウタードラム間に設けたり
(特開昭56−112492号)、アウタードラムの内
面に金、銀、白金等のメツキを施す(特開昭55−18
574号)などにより、放電によるチタンの酸化を防ぐ
処理がなされているが、インナードラムとアウタードラ
ム間の接触圧接通電方式に変わりないため、ドラムの導
電性に重点がなお存在していることは前述の通りで、解
決すべき問題点となっていたのである。
く問題点を解決するための手段〉 本発明はこのような従来の薙点を、インナードラム(1
)とそれに外挿されたアウタードラム(2)を低融点金
属(3)を介して接着一体化した構造として解決したの
である。その場合、主としてチタン材が用いられている
アウタードラム(2)はその内面にメツキ層を有した構
造がより一層の導電性付与に寄与する。
なお、本発明でいう低融点金属は鋼やチタンなどより相
当低融点である金属をいい、融点が1000℃以下、好
ましくは600℃以下のもので、例えば、金属アルミニ
ウム、アルミニウム合金、銅及び鋼合金、鉛や錫あるい
はこれらの合金である。なかでも、ハンダのように一般
に金属接合に用いられる錫と鉛等の合金のような任意な
組成の金属を接合対象の金属によって適当に選択して使
用することができる。
く作用〉 このような構造は、製造の際には加熱温度が低融点金属
の溶am度(MAX約250℃)程度と低いので、アウ
タードラム(2)の内面が酸化されず、アウタードラム
(2)とインナードラム(1)間が流動充填可能な低融
点金属によりボイドを生じない状態で接着され、そこで
通電抵抗の大幅な減少となる。
また、アウタードラム(2)とインナードラム(1)間
の接着強度を高める。更に、アウタードラム(2)とイ
ンナードラム′(1)間の電流分布が均一になり、アウ
タードラムに熱点が無くなって、部分的な酸化を避ける
ことができ、耐久性やこれを用いて得られる金属箔の品
質を向上させる。
〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の複層導電ドラムを用いた金属ff1l
造装置の要部断面図であり、第2図は第1図中P部の拡
大図である。
第1図にみられるように、電着による金属箔製造や電解
を利用した金属の回収、更に物品の表面処理(メツキ)
においては、電解槽(4)の電解液中に陽極(5)とそ
れに少し間隔をはいて陰極の導電ドラム(6)が液中に
一部浸漬されるように、設けられる。この導電ドラl、
(6)はその回転軸(7)にコンタクトリング(−給電
端子)(8)が接触した状態゛で回転可能に設けられ、
更に図示しない回転駆動源へ連結されている。ゆっくり
回転する導電ドラム(6)へ電着により形成された銅箔
等の金属箔は剥離されて巻取ドラムへ連続的に巻取られ
て製品となる。
このような目的に使用される本発明の複層導電ドラムは
、 インナードラム(1)とそれに外挿されたアウター
ドラム(2)が低融点金属(ハンダ層)(3)を介して
接着一体化されている。その構造を製造過程に従って説
明すると次のようである。
外側のアウタードラム(2)はN1−Cry、チタン、
ニオブ、ジルコニウム、あるいはタンタル製であり、 
その材質によりNi、Cu、Agメツキを内面に施す、
 この例ではアウタードラ!、(2)がチタン製であり
、 その内面にAgメツキ! (9)が形成されている
。更にこの内面に本発明の特徴である低融点金a(3)
であるハンダ層のコーティング処理を行った。その厚み
は10〜300μである。
内側のインナードラム(1)は、軟鋼(本実施例)又は
高強度で高導電性の銅又は銅合金を用い、その材質によ
りNi(本実施例)、 Cu、Agメツキを外面に施す
。更に、この内面に本発明の特徴である低融点金属(3
)のハンダ層のコーティング処理を行った。その厚みは
20〜500μである。
このようなインナードラム(1)とアウタードラム(2
)は、冷間にてインナードラム(1)を加熱炉中に入っ
たアウタードラム(2)の中に入れ、 そのままの状態
でハンダ溶融温度の200℃(約180〜250℃)に
加熱し、不足のハンダを上からつぎ足し、炉中にて自然
冷却させ、アウタードラムとインナードラムをハンダに
より完全に密着させ一体にしている。
〈発明の効果〉 従来のインナードラムとアウタードラムとが焼ばめ等に
よる接触構造であるのに耐して、本発明の複層導電ドラ
ムは以上のようにハンダによる接着構造であるから1通
電抵抗を大幅に減少出来ると共に、大電流が通電可能と
なり生産効率が向上する。
インナードラムとアウタードラムとが焼ばめ等による接
触構造の場合、取去ることのできなかった不均一な隙間
を本発明ではハンダが埋めてしまうので、電流分布が非
常に均一になり、そのことにより、アウタードラムに熱
点が出来ず1部分的な酸化による劣化が無くなり、ドラ
ムが寿命いっばい使用できて、高価なアウタードラムの
巻き替えも少なくなる。更に、熱点が無いことがら、製
造される金属箔の部分的な欠陥が無くなる効果も得られ
た。
これらのことから、本発明品を用いた装置も、また、そ
れから得られた製品のいずれも低コス1〜化が可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複層導電ドラムを用いた金属箔製造装
置の要部断面図であり、第2図は第1図中P部の拡大図
である。 (1)インナードラム  (2)アウタードラム(3)
低融点金属層   (4) fl!解槽(5)陽極′(
6)導電ドラム (7)回転軸      (8)コンタクトリング(9
)メツキ層 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インナードラム(1)とそれに外挿されたアウター
    ドラム(2)を低融点金属(3)を介して接着一体化し
    てなる複層導電ドラム。 2 低融点金属層(3)はハンダ層である特許請求の範
    囲第1項記載の複層導電ドラム。
JP27387987A 1987-10-28 1987-10-28 複層導電ドラム Granted JPH01116093A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27387987A JPH01116093A (ja) 1987-10-28 1987-10-28 複層導電ドラム

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JP27387987A JPH01116093A (ja) 1987-10-28 1987-10-28 複層導電ドラム

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JPH01116093A true JPH01116093A (ja) 1989-05-09
JPH0255510B2 JPH0255510B2 (ja) 1990-11-27

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