JP4169848B2 - 電解電極及び電解電極の製造方法 - Google Patents

電解電極及び電解電極の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解電極の長寿命化によるコスト低減、電流分布の均一化を特徴とする電解電極及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、めっきの一種としてのクロムめっき陽極の材質には、鉛と錫の合金等が用いられている。また、クロムめっきは、図10(a)、図11(a),(b)に示す通り、めっき浴槽80に陽極50と、被クロムめっき物及び陰極100とがめっき液70に浸漬され、陽極50と、被クロムめっき物及び陰極100とが電源90を介して接続され、被めっき物の表面がめっきされるようになっている。めっき浴の陽極として、Fe,Pb,Tiの外周にPtを被覆したもの(クラッドと呼ばれる)、カーボンが一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術では、電流が流れやすいところから流れて行くので、電流分布が不均一化し、また、陽極電流の抵抗損失が大きいため電力を消費する。電流分布が不均一であるため製品の不良品率が減らない。電極の消耗が不均一であるため電極の寿命が短いといった欠点がある。さらにスラッジが発生し、廃棄物処理費用が高くなるおそれがある。
【0004】
したがって、本発明は、電解電極の電流分布を均一化させて、不良品率を低減させ、電極の長寿命化によるコスト低減を実現することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1記載の発明は、良導電性の長尺状の金属芯である銅、アルミニウム又はそれらの合金の外面に前記金属芯よりも導電性が低く、かつ、電解液に不溶性の被覆金属であるチタン、ニッケル、タンタル又はそれらの合金を圧着、又は圧延してなり、前記被覆金属の外表面に前記金属芯よりも導電性が低く、かつ、前記電解液に不溶性の金属酸化物を被覆してなり、さらに、前記金属芯と前記被覆金属とを合金化させ金属的に接合し一体化した断面円形の長尺形状であることを特徴とする電解電極であるから、電解質浴、例えば、脱脂浴、めっき浴等に適用される。前記金属芯の材質は、Cul又はそれらの合金(例えば、Cuの場合、リン青銅等の銅合金など)から選択されるものが挙げられる。また、被覆金属は、NTi,Tはそれらの合金から選択されるものが挙げられる。前記金属芯と、前記被覆金属との材質の組み合わせは、電解の種類によって前記各群からそれぞれ選択するものである。また、Tiについては、その外表面に金属を被覆したもの、例えば、クラッド又はめっき物でもよく、これについては、例えば、Ti−Pt,Ti−Pd,Ti−Rhの組み合わせが挙げられる。なお、圧延の例として鍛伸が挙げられる。
【0006】
こうして、電解電極を、金属芯の周囲に被覆金属層を被覆した二重構造とすることにより、電解電極に均一な電流を流すことができ、長寿命の電極となり、電極全体の抵抗を顕著に低下させることができるのである。
【0007】
記金属酸化物としては、PbO,IrO,Ta,PbO,IrO/Ta(複合膜)等が挙げられる。
【0009】
請求項記載の発明は、良導電性の長尺状の金属芯である銅、アルミニウム又はそれらの合金の表面積を増大させる機械加工工程と、前記金属芯の表面に接合度を高めるための金属であるチタン、ニッケル、タンタル又はそれらの合金を被覆する被覆工程と、前記金属芯の表面にフラックスを施すフラックス付着工程と、前記金属芯の表面に、該金属芯よりも導電性が低く、かつ、電解液に不溶性の被覆金属を被覆する被覆工程と、前記金属芯及び被覆金属を低周波加熱加工する低周波加熱工程と、前記被覆金属の表面にスエージング加工を行うスエージング加工工程と、からなり、前記低周波加熱工程により前記金属芯と被覆金属とを合金化させ金属的に接合した上で、スエージング工程を行い、前記金属芯と被覆金属とを一体化した断面円形の長尺形状とすることを特徴とする電解電極の製造方法である。ここでいう機械加工工程は、ローレット加工、転造加工、ねじ切り加工等が好適である。前記金属芯及び被覆金属の断面が円形であることが好適である低周波加熱工程とスエージング加工工程により、前記被覆工程の金属と被覆金属とが一体化、例えば合金化することで接合強度が高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照して、本発明の実施形態のめっき電極及びその製造方法について説明する。
まず、図1(a),(b)に示す通り、断面円形で線状電極1は、補助電極の場合は、その径は、1〜30mmの範囲(例えば2mm)、通常電極の場合は、一般的には、補助電極よりも太くする。線状電極1は、表面積を増大させる機械加工処理をした円柱形状の銅芯2(場合により銀芯でも良い)を、チタン層3で均一厚みで被覆し、チタン層3の外周を酸、アルカリにも溶けない不溶解金属層4で2〜5μmの均一厚みでめっき又は溶射等により被覆したものである。不溶解金属層4は、クラッドが例示され、また、材質については、Ti−Pt,Ti−Pd,Ti−Rh等の組み合わせが挙げられる。これに代えて又は加えて、PbO,IrO,Ta,PbO,IrO/Ta(/は複合膜を意味する。)等でも良い。銅芯2は、後述の通り、ローレット加工又は転造等、表面積を増大させつつ、表面を苛めて硬化させ、金属めっき処理、フラックス処理を施してから、チタン層3を被覆し、低周波誘導加熱処理、スエージング加工を施したものである。製造工程の例は後述する。
【0012】
実施形態では、銅芯2が60%程度、チタン層3が40%程度、不溶解金属層4は、残り0.1%程度の厚みに設定されている。不溶解金属層4は、本来、厚くするのが好適であるが、白金等、高価であるから薄くしてコストを削減している。銅芯2の下端は、チタン層3で閉端されたもの、開端のもの双方が含まれる。予め加工しておいても良いし、任意寸法で切って使用しても良い。特注で製作することもある。チタン層3は、100%純粋なものでも良いし、チタンに他の成分が補助的に入ったものでも良いし、さらには、チタン合金でも可能である。例えば、前述の白金等を混ぜたチタン層3でも良い。
【0013】
<線状電極1の製造方法>
線状電極1の製造方法は、まず、円柱形状の銅芯2を用意し、その表面積を増大させる機械加工処理をする(図2(a)参照)。すなわち銅芯2に表面積増大処理と表面硬化処理(表面に傷をつける)を施す。表面を苛めて硬くし電流の流れをより一層良くするためである。ロ−レット加工又は転造等を施せば、1個の処理で、表面硬化と、表面積増加処理をおこなうことができ、銅芯2の表面に凹凸を形成し、ファスナー効果で接着力を増大させる。銅芯2のメッシュの程度は様々に設定できる(図2(b)参照)。
【0014】
銅芯2に表面処理を施す(図2(c)参照)。例えば、チタン層3との接合強度を上げたり接合を容易にすることができるような金属をめっきし、後述の工程において、チタン層3と合金化させ金属的に接合させる。図示の通り、めっき液が含浸された含浸スポンジを使う。ハンダコートでも良い。
【0015】
銅芯2の表面にフラックス(flux)付着処理を施す(図2(d)参照)。フラックス付着処理により表面酸化物を除去し、濡れ性を向上させる。
【0016】
銅芯2の形状に適合した形状に成形した中空円筒形状のチタン層3を用意し、銅芯2をチタン層3の中空部に挿入し線状電極1とする。チタン層3の厚みは均等とする。なお、銅芯2の形状に適合した形状に成形した板状のチタン層3を用意し、銅芯2に巻きつけても良く、被覆方法は様々な技術が採用できる。なお、ここで、必要により、適宜、圧着しても良い。
【0017】
線状電極1の低周波誘導加熱処理をおこなう(図2(e)参照)。目的は銅芯2の接合強度を上げるためである。
【0018】
線状電極1のスエージング加工を行う(図2(f)参照)。即ち、周囲から力を加え、界面の接合を良くし、チタン層3中の欠陥を取り除く。スエージング加工とは、鍛伸(swaging)とも呼ばれ、材料(棒材)の一部を軸方向に直角方向から順次圧縮し長さを増加させる自由鍛造をいう。
【0019】
こうして成形した線状電極1から様々に加工して多様な形態の電極を製造するのである。本実施形態の線状電極1は、亜鉛めっき、クロムめっき、電解めっき等、ほとんどすべてのめっき陽極又は陰極として適用できる。陰極酸洗浄の陽極としても使用できる。また、被めっき物や用途によって陽極、陰極にも適用できる。用途によって、コイル、直線状いろいろな形態を取り得る。基本的には陽極に適用されるが、錆取り等のための陰極電解洗浄の場合、陰極での適用が可能である。陰極電解洗浄とは、製品を陰極にして、製品の表面から水素を発生させ、その水素とともに油、酸化物などの汚れを表面から離脱させるものである。湿式の表面洗浄では、最も高い洗浄度の表面が得られる。
【0020】
<電極の具体的適用例1>
通常電極5としては、線状電極1の銅芯2に電流の供給口となる取付部6をろうづけ又は溶接等で接合するものが挙げられる(図3(a),(b)参照)。その形態としては、様々な形態の電極51,52,53が例示できる(図4参照)。なお、銅芯2の下端部は、上記圧接でチタン層3により被覆しても良いし、又は、酸素溶接、プラズマ溶接、イナート溶接等の溶接加工により、チタン層3を接合させても良い。通常電極5は、陽極として、めっき液7の満たされためっき槽8に浸漬され、電源9を介してめっき液7中の被めっき製品10(陰極)と接続される(図5参照)。
【0021】
<電極の具体的適用例2>
次に補助電極11としては、線状電極1をコイル電極12とする(図6(a)参照)。表面積を大きくするため、コイルにしたものである。そして、コイル電極12を多数の孔13が開けられたプラスチック、例えば透明塩化ビニール樹脂製の接触防止筒14(場合により、接触防止リング等の他の構造でも良い。)に挿入し、コイル電極12の先端に電流の供給口となる取付部15が装着されているものである(図6(b)参照)。ショート防止のためである。なお、銅芯2の下端部は、上記圧接でチタン層3により被覆しても良いし、又は、酸素溶接、プラズマ溶接、イナート溶接等の溶接加工により、チタン層3を接合させても良い。細い線状としたのは、狭い場所や、小さなもの等、通常電極5では、めっきが不充分となるような箇所に補助的に用いるためである。例えば、自動車部品であるシュートホブ16の一部をカバー(マスキング)して、一部にクロムめっきを行うのである(図7(a),(b),(c)参照)。シュートホブ16の根元にめっきが付かないことがあるため、開閉可能な陰極17に、陽極として補助電極11を装着するのである(図8参照)。シュートホブ16は、ピン18(図7(a)参照)に挿脱可能である。
この補助電極11を適用した例を図9に示す。通常電極5は、陽極として、めっき液7の満たされためっき槽8に浸漬され、電源9を介してめっき液7中の陰極17に接続され、陰極17に保持されたシュートホブ16がめっきされる。
さらに、ガソリンを給油するアダプタの内面を亜鉛めっき等する場合にも使うことができる。
なお、めっきに使用する電圧は低ければ低いほど良好である。陰極の電流密度は、めっき面積、電極の大きさ、めっき液等の条件によりいろいろ設定可能である。
【0022】
(実施形態の効果)
図11(a),(b)は従来のものの電流分布を示すものであるが、本実施形態では、図11(c),(d)に示す通り、電流分布が均一となる。なお、図11(b),(d)のものは、パイプ形状の陰極100’,10’の中心に陽極50’,5’が配置されたものである。
従来の電極では、2週間しか使えないが、本実施形態では、線状電極1から製造される各種電極を1年以上継続使用することができる。つまり寿命は、100倍位となる。また、従来のように、チタンと白金だけでは、チタンに電流が流れないので、電極が発熱し、白金がはがれてしまうが、銅芯2の働きで、そのようなことが防止できる。
大幅なコスト削減、省電力を図ることができる。
さらに、線状電極1の生産アップにより、標準仕様にでき、標準品として市場に供給することができ、費用対効果の面で有利である。
補助電極11により、通常電極5では、被めっき製品のめっきの難しい箇所(形状の複雑な箇所等)にも、めっきができるようになり、めっき範囲が拡大する。また、クロムめっき、電解めっき、亜鉛めっき等、様々なめっきにも適用できる。
【0023】
以下、図12〜図16を参照して、本発明の実施形態のニッケルめっき電極及びその製造方法について説明する。
図12ないし図14に示す通り、ニッケルめっき陽極101は、銅芯電極要素102がチタンケース105に溶接で接続されたものである。即ち、ニッケルめっき陽極101は、表面積を増大させる機械加工処理をした銅芯103を、被覆材としてのチタン層104で外面から圧着して一体に結合して銅芯電極要素102と、該銅芯電極要素102が溶接されたチタンケース105とからなることを特徴とする。そして、チタンケース105に銅芯電極要素102を接合(スポット溶接等の溶接が好ましい)するものである。
【0024】
銅芯電極要素102は、その製造工程は、前述した図2に示す工程と同様である。まず、表面積を増大させる機械加工処理をした円柱形状の銅芯103を、チタン層104で均一厚みで被覆したものである。銅芯103は、前述の通り、ローレット加工又は転造等、表面積を増大させつつ、表面を苛めて硬化させ、金属めっき処理、フラックス処理を施してから、チタン層104を被覆し、低周波誘導加熱処理、スエージング加工を施したものである(図2参照)。銅芯103の働きにより、下まで電気が均一に流れる。
【0025】
図14に示すチタンケース105は、チタン製エキスパンドメタルから金網ケースに角型ボックスに曲げて成形したものが好適である。チタンケース105に投入されるニッケルチップ106がチタン層104に接触してイオン化する。チタン層104の電気抵抗は高いが、銅芯電極要素102により、電圧降下が著しく緩和され、末端での電気供給が十分となるので、銅芯電極要素102が均一な電流密度となり、めっき厚の均一化につながる。従来、流入電流が100%とすると、上側の方が70%を消費、下側の方が30%を消費する分布となっているが、これを改善できる。
【0026】
実施形態では、銅芯103が60%程度、チタン層104が40%程度に設定されている。銅芯103の下端は、チタン層104で閉端されたもの、開端のもの双方が含まれる。予め加工しておいても良いし、任意寸法で切って使用しても良い。特注で製作することもある。チタン層104は、100%純粋なものでも良いし、チタン層104に他の成分が補助的に入ったものでも良いし、さらには、チタン合金でも可能である。例えば、白金等を混ぜたチタン層104でも良いこともある。
【0027】
<ニッケルめっき陽極101の適用例>
図14に示す通り、ニッケルめっき陽極101は、1つのチタンケース105に銅芯電極要素102が縦方向に溶接されたものである。図15、図16に示す通り、ニッケルめっき陽極101がめっき槽108の両側に吊下用線状導電部材111(プラス電気)に吊り下げて配置され、被めっき製品及び陰極110が真中の吊下用線状導電部材112(マイナス電気)に吊り下げて配置されている。必要によってはチタンケース105を50ないし100個等、多数、配置したものもある。めっき液槽は、10mないし20m程度のものもある。理論的には銅芯電極要素102に33倍の電気が流れ、めっき厚の均一性を確保する。ニッケルチップ106を目視し、これが溶けるとニッケルチップ106を適宜追加する。ニッケルチップ106でなく、その他、ニッケルの塊でも良い。
なお、めっきに使用する電圧は低ければ低いほど良好である。陰極の電流密度は、めっき面積、電極の大きさ、めっき液等の条件によりいろいろ設定可能である。
【0028】
(実施形態の効果)
本実施形態では、電極を従前と比較して長期間継続使用することができ、大幅なコスト削減、省エネルギーに資する。また30μのめっき厚でめっきする場合、厚みの誤差は、±1μ以下になる等、めっき厚が均等になる。
【0029】
なお、本発明は、上述の実施の形態又は実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲に於て、改変、追加等を加えることが出来るものであり、それらの変更等も本発明の技術的範囲に含まれることとなる。
例えば、図17(a),(b)に示す通り、本発明の電解電極には、2つのタイプがあり、電解の種類、性質、製品の種類等によって、使い分けることができる。即ち、図17(a)は、タイプ1のものであり、不溶解金属層4が形成されていないもの、図17(b)はタイプ2のものであり、不溶解金属層4が設けられたものである。被覆金属がTiの場合については、その外表面に金属を被覆したもの、例えば、クラッド又はめっき物でもよく、これについては、例えば、Ti−Pt,Ti−Pd,Ti−Rhの組み合わせが挙げられる。
さらに、場合により、図2(c),(d)の工程を省略することもある。図2(e),(f)の工程の順序は交換することもある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
請求項1又は2に記載の発明によれば、電解電極の電流分布を均一化し、省電力を実現し、不良品率を低減させ、電極の長寿命化によるコスト低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態を示す線状電極の正面図、(b)は同線状電極の縦断面図である。
【図2】(a)は線状電極の転造工程を示す説明図、(b)は転造のメッシュの程度を示す説明図、(c)はめっき工程の説明図、(d)はフラックス付着工程の説明図、(e)は低周波誘導加熱工程の説明図、(f)はスエージング工程の説明図である。
【図3】(a)は通常電極の斜視図、(b)は同電極の横断面図である。
【図4】(a),(b),(c)は、通常電極の種々の態様を示す斜視図である。
【図5】通常電極の使用例を示す説明図である。
【図6】(a)はコイル電極の正面図、(b)は補助電極の斜視図である。
【図7】(a)はシュートホブが取り付けられ、蓋の開いた状態の陰極を示す斜視図、(b)はシュートホブの斜視図、(c)は陰極の側面図である。
【図8】陰極に補助電極が取り付けられた状態の斜視図である。
【図9】通常電極と補助電極の使用例を示す説明図である。
【図10】(a)は従来のめっきの欠点を示す説明図、(b)は本発明の特徴を示す説明図である。
【図11】(a),(b)は従来のめっきの電流分布を示す説明図、(c),(d)は本実施形態の電流分布を示す説明図である。
【図12】(a)は銅芯電極要素の斜視図、(b)は同銅芯電極要素の横断面図である。
【図13】同銅芯電極要素の縦断面図である。
【図14】ニッケルめっき陽極の斜視図である。
【図15】ニッケルめっき陽極の使用例を示す正面説明図である。
【図16】ニッケルめっき陽極の使用例を示す平面説明図である。
【図17】(a)はタイプ1の電解電極の縦断面図、(b)はタイプ2の電解電極の縦断面図である。
【符号の説明】
1 線状電極
2 銅芯
3 チタン層
4 不溶解金属層
5 通常電極
6 取付部
51,52,53 電極
7 めっき液
8 めっき槽
9 電源
10 被めっき製品
11 補助電極
12 コイル電極
13 孔
14 接触防止筒
15 取付部
16 シュートホブ
17 陰極
18 ピン
101 ニッケルめっき陽極
102 銅芯電極要素
103 銅芯
104 チタン層
105 チタンケース
106 ニッケルチップ
107 めっき液
108 めっき槽
110 被めっき製品及び陰極
111 吊下用線状導電部材
112 吊下用線状導電部材

Claims (2)

  1. 良導電性の長尺状の金属芯である銅、アルミニウム又はそれらの合金の外面に前記金属芯よりも導電性が低く、かつ、電解液に不溶性の被覆金属であるチタン、ニッケル、タンタル又はそれらの合金を圧着、又は圧延してなり、前記被覆金属の外表面に前記金属芯よりも導電性が低く、かつ、前記電解液に不溶性の金属酸化物を被覆してなり、さらに、前記金属芯と前記被覆金属とを合金化させ金属的に接合し一体化した断面円形の長尺形状であることを特徴とする電解電極。
  2. 良導電性の長尺状の金属芯である銅、アルミニウム又はそれらの合金の表面積を増大させる機械加工工程と、
    前記金属芯の表面に接合度を高めるための金属であるチタン、ニッケル、タンタル又はそれらの合金を被覆する被覆工程と、
    前記金属芯の表面にフラックスを施すフラックス付着工程と、
    前記金属芯の表面に、該金属芯よりも導電性が低く、かつ、電解液に不溶性の被覆金属を被覆する被覆工程と、
    前記金属芯及び被覆金属を低周波加熱加工する低周波加熱工程と、
    前記被覆金属の表面にスエージング加工を行うスエージング加工工程と、
    からなり、
    前記低周波加熱工程により前記金属芯と被覆金属とを合金化させ金属的に接合した上で、スエージング工程を行い、前記金属芯と被覆金属とを一体化した断面円形の長尺形状とすることを特徴とする電解電極の製造方法。
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