JPH0111454Y2 - - Google Patents

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JPH0111454Y2
JPH0111454Y2 JP6051285U JP6051285U JPH0111454Y2 JP H0111454 Y2 JPH0111454 Y2 JP H0111454Y2 JP 6051285 U JP6051285 U JP 6051285U JP 6051285 U JP6051285 U JP 6051285U JP H0111454 Y2 JPH0111454 Y2 JP H0111454Y2
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mold
boss
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cylinder
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は射出成形機において金型の開閉とその
型締めとを別個のシリンダを用いて、それぞれ別
個に行うことができる型締め装置に関するもので
ある。
「従来の技術」 従来、通常使用されている射出成形機の型締め
装置として、いわゆる、直圧式のものがある。こ
れは、大口径の型締めシリンダで、雌雄の各型を
有する固定盤と可動盤との型締めをするものであ
るが、これには、 (1) 固定盤、可動盤と型締めシリンダという大物
の鋳物製品を必要とし機械重量がそれだけ増
す、 (2) 油圧は高圧が必要なため故障が発生しやす
い、 (3) 金型を閉じてから型締めシリンダ内の圧力を
高めるのに時間がかかる、 (4) 多量の高圧油が必要である、 (5) 油圧回路、制御回路が複雑となる、 などという種々の欠点がある。
しかし、これを改良するものとして、いわゆる
キイロツクタイプのものがある。すなわち直圧式
では、上述したように、通常大容量の型締めシリ
ンダを使用するが、その型締めラムの大きさは、
型締め力を発生するためのものであつて、金型の
開閉運動に必要なものではない。
キイロツクタイプはこの考えを基にしてなされ
たものであつて、金型の開閉は、型締めラムと型
締めシリンダを内蔵する移動ダイプレートを補助
シリンダで移動させてこれを行い、型締めは補助
シリンダで、金型を閉じてキイによつて型締めラ
ムを固定した上で、型締めシリンダの油圧で、こ
れを行うものである。
このキイロツクタイプでは、成形品を取り出す
ための、型はく離工程、すなわち型開き工程の初
めに、強力なはく離が必要であるにかかわらず、
このはく離は、一般的に、小容量の補助シリンダ
で行つているので、はく離力が不足する。
また、キイロツクタイプは、その機構が複雑で
ある上、作動も複雑であつて、そのサイクルが長
くなるという欠点がある。したがつて、とくに、
小型機では、ほとんど採用されていないことをみ
ても分かるように、その実用化が難しいものであ
つた。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、従来のキイロツクタイプでは、その
機構並びに作動が複雑であつて作動のサイクルが
長くなり、また型のはく離力が不足していること
にかんがみて、これを改良せんとするものであつ
て、この機構を簡略化してかつこれを合理化し、
その実用化を図つたものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案を図面を参照しながら説明する。
固定盤1に雌型18を取り付ける。
この固定盤1には複数本の型締めシリンダ2を
設ける。
型締めシリンダ2のピストン10のピストンロ
ツド9の先端にボス8を設け、他側のピストンロ
ツド11には、検出器12を設け、この検出器1
2はパルス発生スケール13と対応させておく。
一方可動盤3に雄型19を取り付ける。
この可動盤3にピストンロツド9の先端のボス
8を挿通することができる挿通孔3′を設け、ま
たその背面には、ボス8を挿通することができる
大径孔6′とピストンロツド9のみを挿通するこ
とができる小径孔6″とを連設したロツキングプ
レート6を、上下摺動することができるように、
添設する。
さらに、この可動盤3には、ロツキングプレー
ト6のさらに背面において、ボス8を挿入するこ
とができる空間部5′を形成した型はく離枠5を
これと一体に形成するとともに、可動盤3には、
さらに、型開閉方向に同可動盤3を移行させるこ
とができる型開閉シリンダ16を設け、かつ可動
盤3に検出器14を設けてこれとパルス発生スケ
ール15と対応させたものである。
「作用」 今型開閉シリンダ16を作動させて可動盤3を
型閉じ方向に移動させると、ピストンロツド9の
ボス8は、可動盤3の挿通孔3′とロツキングプ
レート6の大径孔6′を通つて型はく離枠5の空
間部5′内の待機位置に位置する。これと同時に
雌型18と雄型19は密着する。
ボス8が型はく離枠5の内面に当たる以前に雌
型18と雄型19とが密着するように、型の厚さ
に応じて、あらかじめボス8の待機位置が、検出
器12とパルス発生スケール13で設定されてい
る。
ここで検出器14からの信号でロツキングプレ
ート6を下降させ、ロツキングプレート6の小径
孔6″にピストンロツド9が係合する。これで型
締めシリンダ2と可動盤3とはキイロツクされる
ことになる。
この後、型締めシリンダ2のピストン10を、
型締め方向に作動させると、ボス8はロツキング
プレート6を介して可動盤3を押圧して型締めが
なされる。
射出成形が終つて、型締めシリンダ2のピスト
ン10を型はく離方向に作動させると、ボス8は
型はく離枠5の内面に当たつて、これで強力な型
はく離力が発生し、型はく離がなされる。
この時ロツキングプレート6には何も負荷がか
かつていないので、これを簡単に上昇させ、アン
ロツク状態とすることができる。これが終つて、
型開閉シリンダ16を作動させて型開き工程を行
う。
「実施例」 図面に記載された本考案の1実施例について説
明する。
雌型18を取り付けた固定盤1には、型締めと
型のはく離をする型締めシリンダ2を複数本設け
る。2はシリンダの前室2″は後室を示す。
10はピストンで、そのピストンロツド9には
先端にボス8を取り付ける。ピストン10の後部
に設けたピストンロツド11は、連結部材24
で、隣のピストン10のピストンロツド11と一
体的に連結され、両者は同調して移動する。
雄型19を取り付けた可動盤3には、挿通孔
3′を設け、ピストンロツド9のボス8は、この
挿通孔3′を挿通することができる。
可動盤3の背面にはロツキングプレート6を添
設する。このロツキングプレート6は、可動盤3
に取り付けたロツキングシリンダ7で上下摺動す
ることができる。
可動盤3にはロツキングプレート6のさらに背
面において、型はく離枠5を突設する。型はく離
枠5は可動盤3と一体的に設けられる。5′は可
動盤3と型はく離枠5との間に形成された空間部
である。ピストンロツド9のボス8が、この空間
部5′の中まで入つてきて、同型はく離枠5の内
面と当たると、これで強力な型はく離力が生じ
る。
ロツキングプレート6には大径孔6′と小径孔
6″を連設し、大径孔6′はピストンロツド9のボ
ス8を通すことができるが、小径孔6″はボス8
より小径のピストンロツド9のみを通すことがで
きる。
すなわち、ロツキングプレート6が、第1図あ
るいは第3図で示すように、ロツキングシリンダ
7の作動で上昇しているときは、ボス8は可動盤
3の挿通孔3′を通り、さらにロツキングプレー
ト6の大径孔6′を通つて型はく離枠5の空間部
5′に至り待機する。
第2図あるいは第3図で示すように、ロツキン
グプレート6を下げると、ロツキングプレート6
の小径孔6″にはピストンロツド9が係合した状
態となる。
16は型開閉シリンダで、そのピストン17の
ピストンロツド18は可動盤3の下部に設けたブ
ラケツト4に連結される。
16′は型開閉シリンダ16の前室、16″は後
室である。
20は射出装置、21はベツド、22はレー
ル、23は可動盤3の下部に設けたベアリングで
ある。
12はピストン10のピストンロツド11に設
けた検出器、13はこれと対応するパルス発生ス
ケール、14は可動盤3のブラケツト4に設けた
検出器、15はパルス発生スケールである。
なお検出器12はピストンロツド9の方に設け
るようにしてもよく、また検出器12,14、パ
ルス発生スケール13,15はポテンシヨメータ
をもつてしてもよい。
さらにこの検出器12とパルス発生スケール1
3は、型を交換した場合、その型厚の変化に対処
させるものであつて、その信号にしたがつて複数
のボス8の位置を全て同調して変更させるもので
あることは自明のことである。
今、第1図の状態において、型開閉シリンダ1
6の前室16′に作動油を導入し、可動盤3をレ
ール22に沿つて固定盤1の方へ移動させる。
このとき、ピストンロツド9の先端のボス8
は、可動盤3の挿通孔3′と、ロツキングプレー
ト6の大径孔6′を通つて型はく離枠5の空間部
5′内に進入し、待機位置に位置する。
そして、ボス8が型はく離枠5の内面に当たる
以前に、雌型18と雄型19とが密着するよう
に、あらかじめ、ボス8の待機位置が、検出器1
2とパルス発生スケール13で適当に設定されて
いる。
すなわちボス8の待機位置は、型厚が変わつた
場合に、これに対応して適宜設定される。
雌型18と雄型19とが密着すると、検出器1
4からの信号で、ロツキングシリンダ7が作動
し、ロツキングプレート6を降下させ、ピストン
ロツド9はロツキングプレート6の小径孔6″に
進入し(第2図あるいは第3図参照)、これでキ
イロツクがなされることになる。
この後、型締めシリンダ2の前室2′に作動油
を導入してピストン10を第1図および第2図に
おいて右行すなわち型締め方向に移動させると、
ボス8はロツキングプレート6を介して、可動盤
3を押圧して、ここで型締め力が発生し雌雄両型
18,19を締め付ける。そして射出装置20で
溶融樹脂の射出成形を行う。
次にその冷却固化が終了すると、型締めシリン
ダ2の後室2″に作動油を導入し、ピストン10
を左行させるとピストンロツド9のボス8は、型
はく離枠5の内面に当たつて、強力な型はく離力
を発生させ、雄型19を雌型18からはく離させ
る。
このとき、ロツキングプレート6には何も負荷
がかかつていないので、容易に、ロツキングシリ
ンダ7で上昇させ、アンロツク状態とすることが
できる。
すなわち型はく離工程とアンロツク工程とが同
時に可能となる。
なおこのとき同時に、型開閉シリンダ16の後
室16″に作動油を導入すれば、さらに大きい型
はく離力が得られる。
適当の距離だけ型はく離をなし、型開閉シリン
ダ16の後室16″に作動油を導入することで、
可動盤3を左行させ、いわゆる型開きを行い、図
示しない突出装置で成形品を雄型19から突き出
す。
これと同時に、ピストン10の作動で、ボス8
は、初期の待機位置まで、右方に引き戻される。
「考案の効果」 本考案においては、従来複雑であつたキイロツ
ク機構を単純化しかつ合理化したことにより、型
締めシリンダと型開閉シリンダとを各別に設けて
それぞれ独立してその作動を行うことができるの
で、型締めシリンダのストロークが短くなり使用
する圧縮油量も少なくてすむし、また型はく離工
程とアンロツク工程とを同時動作で行えるので、
その操作に当たつてサイクルタイムが長くなるよ
うなことがなく、また型はく離に当たつては、型
締めシリンダをもつてすることができるので、強
力な型はく離力が得られる。
そして本考案は射出成形機のいわゆるキイロツ
クタイプとして、充分これを実用化し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の縦断側面図、第2図はその作
動を示す縦断側面図、第3図は第2図のA矢視
図、第4図は同じくその作動を示すものである。 1……固定盤、2……型締めシリンダ、3……
可動盤、3′……挿通孔、4……ブラケツト、5
……型はく離枠、5′……空間部、6……ロツキ
ングプレート、6′……大径孔、6″……小径孔、
8……ボス、10……ピストン、9,11……ピ
ストンロツド、12……検出器、13……パルス
発生スケール、14……検出器、15……パルス
発生スケール、16……型開閉シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定盤1に、複数本の型締めシリンダ2を設
    け、そのピストン10のピストンロツド9の先端
    にボス8を設け、他側のピストンロツド11には
    検出器12を設けてこれとパルス発生スケール1
    3とを対応させ、一方可動盤3には、ボス8を挿
    通することができる挿通孔3′を設け、その背面
    には、ボス8を挿通することができる大径孔6′
    とピストンロツド9のみを挿通することができる
    小径孔6″とを連設したロツキングプレート6を、
    上下摺動可能に添設し、このロツキングプレート
    6の背面において、ボス8を挿入することができ
    る空間部5′を形成した型はく離枠5を、可動盤
    3と一体的に形成するとともに、可動盤3には、
    さらに、型開閉方向にこれを移行させることがで
    きる型開閉シリンダ16を設け、かつ可動盤3に
    検出器14を設けてこれとパルス発生スケール1
    5とを対応させた射出成形機の型締め装置。
JP6051285U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0111454Y2 (ja)

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JPS61177822U JPS61177822U (ja) 1986-11-06
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