JPH01114353A - 内転型無刷子電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、回転子にセグメント磁石を用いた内転型無刷
子電動機に関する。

［背景技術］ この種の内転型無刷子電動機の回転子は、第５図の如く
、スリーブＡにセグメント磁石Ｂ１乃至Ｂ４を接着し、
これを回転子軸Ｃに圧入するものが一般的である。また
回転子の回転数は、おおよそ８０ＧＯｒｐｍ以下のもの
が大半である。

ところで電動工具等の高速機器の原動機とする場合、さ
らに高速回転を要求されることがある。

そのような場合、セグメント磁石の接着保持が不可能と
なる０本願出願人が確認したところでは、回転子直径が
２４ｍｍのものを１２００Ｏｒｐｍにすると、セグメン
ト磁石は遠心力により剥離して飛び散った。

［発明の目的］ 本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的と
するところは、セグメント磁石の確実な保持を可能にし
て高速回転に対応できる内転型無刷子電動機の提供にあ
る。

［発明の開示］ 本発明の内転型無刷子電動機は、Ｎ極又はＳ極を着磁し
た複数のセグメント磁石が周方向に異極が交互にかつ等
間隔に配置されてなる回転子と、該回転子に径方向に対
面した磁極子を有して該回転子を外囲する固定子と、該
磁極子に巻装される巻線と、回転子の位置を検出する磁
気感応素子と、該磁気感応素子の検出信号により巻線の
電流方向を制御する駆動回路よりなる内転型無刷子電動
機において、セグメント磁石の周方向両端に段部を形成
し、隣合うセグメント磁石を分離しかつ両段部を押さえ
る非磁性材料製のスペーサを設け、しかも該スペーサの
一部は軸方向においてセグメント磁石の両端から突出す
る突出部が形成されてなり、該突出部を嵌合させてセグ
メント磁石の両端に接合される磁性円板を設けたことを
特徴とする。

本発明によれば、セグメント磁石は磁性円板に嵌合支持
されたスペーサにより外囲されるので確実な保持が可能
となり、また磁性円板がセグメント磁石の両端に接合さ
れることによりその磁束の漏洩が抑制できて磁束の有効
利用が図れる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図乃至第４図に基づいて説
明する。

１は回転子で、Ｎ極又はＳ極を着磁した複数（実施例で
は４個）のセグメント磁石２ａ乃至２ｄと回転子軸３と
よりなる。セグメント磁石２ａ乃至２ｄは、ｌ／４弱円
周の湾曲板状をなし、周方向に異極（Ｎ極、Ｓ極）が交
互にかつ等間隔に配置されるよう軸方向長さが路間等の
スリーブ４に接着され、これが回転子軸３に固着される
。

さらにこのセグメント磁石２ａ乃至２ｄは、周方向両端
に外方を切除して形成される段部２Ｓ。

２Ｓを有している。５ａ乃至５ｄは非磁性材料製のスペ
ーサで、隣合うセグメント磁石を分離しかつ両段部２Ｓ
、２Ｓを押さえる機能を有するものである。スペーサ５
ａ乃至５ｄは、平面視はりベットの側面視に似た形状を
なしており、中央で突出する分離部５Ｄと押さえ部５Ｐ
からなる０分離部５Ｄは、隣合うセグメント磁石間に介
在してこれらを内方にて分離する。押さえ部５Ｐは、隣
合うセグメント磁石間の外方に介在して両段部２Ｓ、２
Ｓを押さえ、その外周面はセグメント磁石の外周を連ね
る円の内方におさめる。またスペーサ５ａ乃至５ｄの一
部である分離部５Ｄの軸方向両端には、軸方向において
セグメント磁石の両端から突出する突出部５Ｑが形成さ
れる。

６．６は磁性円板で、セグメント磁石の外周を連ねる円
に略等しい直径を有し、スペーサの各突出部５Ｑに対応
した嵌合孔６ａ、６ａ、・−と回転子軸３の挿通孔６ｂ
、６ｂが設けである。すなわちこの磁性円板６．６は、
その嵌合孔６ａに各突出部５Ｑを嵌合せしめた後、セグ
メント磁石の両端に接着等により接合される。

７は固定子で、回転子ｌを外囲するように固定子鉄心８
とヨーク９により構成される。固定子鉄心８は、珪素鋼
板を打ち抜き積層してなるもので、全体的には回転子１
より十分大きい内径の円筒状をなし、セグメント磁石２
ａ乃至２ｄの各種に対応するよう回転子ｌに径方向に対
面した磁極子ＩＯを存する。磁極子１０の軸方向長さは
、セグメント磁石２ａ乃至２ｄ（スリーブ４も含む）の
それより短い。

ヨーク９は、磁性材料よりなり、固定子鉄心８の外径に
略等しい内径の有底円筒状に形成され、底部９ａ中夫に
軸受１１が取着される。前述の固定子鉄心８は、このヨ
ーク９の内周壁に圧入又は接着等により固定される。ま
たヨーク９の開放端には、軸受１１を取着した軸受台１
２がそれを閉塞するように固定される。２ｆｌＮの軸受
１１，１１には回転子軸３が回動可能に支持される。

１３は巻線で、巻線枠１４を介して磁極子９に巻装され
る。

１５は回転子１の位置を検出するホール素子のような磁
気感応素子で、検出部がセグメント磁石２ａ乃至２ｄの
端面に対面するよう軸受台１２に固定される。

［発明の効果］ 本発明の内転型無刷子電動機は、上記した如く、セグメ
ント磁石の周方向両端に段部を形成し、隣合うセグメン
ト磁石を分離しかつ両段部を押さえる非磁性材料製のス
ペーサを設け、しかも該スペーサの一部は軸方向におい
てセグメント磁石の両端から突出する突出部が形成され
てなり、該突出部を嵌合させてセグメント磁石の両端に
接合される磁性円板を設けたものであるから、セグメン
ト磁石は磁性円板に嵌合支持されたスペーサにより外囲
されるので確実な保持が可能となり、また磁性円板がセ
グメント磁石の両端に接合されることによりその磁束の
漏洩が抑制できて磁束の有効利用が図れる効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す要部分解斜視図、 第２図は、その要部斜視図、 第３図は、そのスペーサの斜視図、 第４図は、その全体断面図、 第５図は、従来例の要部斜視図である。 １−回転子、２ａ乃至２ｄ−・セグメント磁石、５ａ乃
至５ｄ−・スペーサ、５Ｄ−スペーサの段部、５Ｐ−ス
ペーサの押さえ部、５Ｑ・−スペーサの突出部、６−磁
性円板、７−・固定子（８−固定子鉄心、９−・−ヨー
ク）、１０−磁極子、１３−巻線、１５−磁気感応素子
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｎ極又はＳ極を着磁した複数のセグメント磁石が
   周方向に異極が交互にかつ等間隔に配置されてなる回転
   子と、全体的には円筒状をなし該回転子に径方向に対面
   した磁極子を有して該回転子を外囲する固定子と、該磁
   極子に巻装される巻線と、前記回転子の位置を検出する
   磁気感応素子と、該磁気感応素子の検出信号により前記
   巻線の電流方向を制御する駆動回路よりなる内転型無刷
   子電動機において、前記セグメント磁石の周方向両端に
   段部を形成し、隣合うセグメント磁石を分離しかつ両段
   部を押さえる非磁性材料製のスペーサを設け、しかも該
   スペーサの一部は軸方向においてセグメント磁石の両端
   から突出する突出部が形成されてなり、該突出部を嵌合
   させてセグメント磁石の両端に接合される磁性円板を設
   けたことを特徴とする内転型無刷子電動機。