JPH082166B2 - 着磁装置 - Google Patents
着磁装置Info
- Publication number
- JPH082166B2 JPH082166B2 JP60129595A JP12959585A JPH082166B2 JP H082166 B2 JPH082166 B2 JP H082166B2 JP 60129595 A JP60129595 A JP 60129595A JP 12959585 A JP12959585 A JP 12959585A JP H082166 B2 JPH082166 B2 JP H082166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- core
- magnetizing
- exciting coil
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイレクトドライブ型ブラシレスモータ等
のロータに組込まれる円板状磁石に着磁する装置に関す
る。
のロータに組込まれる円板状磁石に着磁する装置に関す
る。
[従来の技術] ダイレクトドライブ型偏平モータは、電機子に鉄心が
ないブラシレス型のコアレスモータで、薄い、軽い及び
コギングトルクが少ないという利点があるため、最近の
軽薄短小化の要求に一致し、OA機器のスピドルモータ、
ならびに音響機器の駆動モータとして広く使用されてい
る。
ないブラシレス型のコアレスモータで、薄い、軽い及び
コギングトルクが少ないという利点があるため、最近の
軽薄短小化の要求に一致し、OA機器のスピドルモータ、
ならびに音響機器の駆動モータとして広く使用されてい
る。
この種の偏平モータに使用されるロータとしては、第
3図に示すように、中心に駆動軸13を固定したカップ状
のバックヨーク12の底面に円板状磁石14を固着した構造
のものが知られている。円板状磁石は、通常軸方向に異
方性を有するフェライト磁石であり、ステータヨークに
固定された電機子コイル(図示せず)と対向する側の面
14aに駆動用磁極を着磁したものである。このローラを
組込んだモータにおいては、駆動用磁極を利用して回転
数の制御を行なうため、回転数の検出精度が低いという
欠点がある。
3図に示すように、中心に駆動軸13を固定したカップ状
のバックヨーク12の底面に円板状磁石14を固着した構造
のものが知られている。円板状磁石は、通常軸方向に異
方性を有するフェライト磁石であり、ステータヨークに
固定された電機子コイル(図示せず)と対向する側の面
14aに駆動用磁極を着磁したものである。このローラを
組込んだモータにおいては、駆動用磁極を利用して回転
数の制御を行なうため、回転数の検出精度が低いという
欠点がある。
そこで第4図に示すように、カップ状のバックヨーク
12′の外周縁に、円板状磁石14′とは別に、上記駆動用
磁極より多極の回転数検出用磁極を着磁した円板状磁石
15を固定したロータが提案され、実用化されている。
12′の外周縁に、円板状磁石14′とは別に、上記駆動用
磁極より多極の回転数検出用磁極を着磁した円板状磁石
15を固定したロータが提案され、実用化されている。
更に最近では部品点数低減のため、第5図に示すよう
に、カップ状のバックヨーク12″の底面に、駆動用磁極
と回転数検出用磁極とを同一面に着磁した円板状磁石1
4″を設けたロータが提案され、実用化されている。こ
のロータによれば、部品点数の増加を伴わずに回転数の
検出精度を高めることができ(特開昭54−45712号)、
フロッピーディスク装置のスピンドルモータのロータに
多く使用されている。
に、カップ状のバックヨーク12″の底面に、駆動用磁極
と回転数検出用磁極とを同一面に着磁した円板状磁石1
4″を設けたロータが提案され、実用化されている。こ
のロータによれば、部品点数の増加を伴わずに回転数の
検出精度を高めることができ(特開昭54−45712号)、
フロッピーディスク装置のスピンドルモータのロータに
多く使用されている。
この駆動用磁極と回転数検出用磁極を円板状磁石の同
一端面に着磁する方法として、従来は、2種類の着磁装
置を準備して、2回に分けて着磁することが行なわれ
た。しかしこの方法は非能率でしかも着磁装置を2つ必
要とするという不具合がある。
一端面に着磁する方法として、従来は、2種類の着磁装
置を準備して、2回に分けて着磁することが行なわれ
た。しかしこの方法は非能率でしかも着磁装置を2つ必
要とするという不具合がある。
そこで最近は、第6図に示すような着磁装置により、
駆動用磁極と回転数検出用磁極とを同時に着磁すること
が行なわれている。
駆動用磁極と回転数検出用磁極とを同時に着磁すること
が行なわれている。
この着磁装置は、純鉄等の軟磁性体からなる円筒状の
コア1と、励磁コイル10と、励磁コイル11とを有してい
る。コア6は、中心孔5から放射状に形成された溝6に
より扇形に区画された端面4を有する内周コア2と、コ
ア2と同心の放射状の溝9により区画された端面7を有
する外周コア3とからなり、コア2と3間に円周溝8が
形成されている。励磁コイル10は、溝6の各々に巻回さ
れ、励磁コイル11は溝9に巻回されている。また励磁コ
イル10及び11は、それぞれ2種類の公知のパルス磁界発
生方式のコンデンサー型着磁電源(図示せず)に接続さ
れる。
コア1と、励磁コイル10と、励磁コイル11とを有してい
る。コア6は、中心孔5から放射状に形成された溝6に
より扇形に区画された端面4を有する内周コア2と、コ
ア2と同心の放射状の溝9により区画された端面7を有
する外周コア3とからなり、コア2と3間に円周溝8が
形成されている。励磁コイル10は、溝6の各々に巻回さ
れ、励磁コイル11は溝9に巻回されている。また励磁コ
イル10及び11は、それぞれ2種類の公知のパルス磁界発
生方式のコンデンサー型着磁電源(図示せず)に接続さ
れる。
従って、コア6の上面に円板状磁石(図示せず)をセ
ットしてから、各コイルに通電すると、励磁コイル10に
より駆動用磁極が励磁コイル11により回転数検出用磁極
が着磁される。
ットしてから、各コイルに通電すると、励磁コイル10に
より駆動用磁極が励磁コイル11により回転数検出用磁極
が着磁される。
[発明が解決しようとする問題点] 第6図の着磁装置によれば、1種類の着磁装置で、2
種類の着磁が行なえるものの、励磁コイル10と励磁コイ
ル11との間に隙間g(通常3〜6mm位)があるため、磁
石の端面に無着磁部が生じてしまうという問題があっ
た。又回転数検出用磁極には駆動用磁極が着磁されてい
ないため、磁石全体を駆動磁極として使用すると、駆動
トルクが低下してしまうという問題もあった。
種類の着磁が行なえるものの、励磁コイル10と励磁コイ
ル11との間に隙間g(通常3〜6mm位)があるため、磁
石の端面に無着磁部が生じてしまうという問題があっ
た。又回転数検出用磁極には駆動用磁極が着磁されてい
ないため、磁石全体を駆動磁極として使用すると、駆動
トルクが低下してしまうという問題もあった。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消
し、駆動磁極による駆動トルク低下を伴わずに回転数検
出用磁極による充分な回転数制御信号をとることのでき
る多極着磁が行なえる着磁装置を提供することである。
し、駆動磁極による駆動トルク低下を伴わずに回転数検
出用磁極による充分な回転数制御信号をとることのでき
る多極着磁が行なえる着磁装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の着磁装置は、軟磁性体からなる円筒状のコア
の、一方の面を円周溝により内周コアの端面と外周コア
の端面とに区画し、前記内周コアの端面に放射状に溝を
設けて複数個の第1の磁極面を形成し、前記外周コアの
端面に前記溝とは異なるピッチで放射状に溝を設けて複
数個の第2の磁極面を形成し、前記複数個の第1の磁極
面の周囲に第1の励磁コイルを巻回し、前記複数個の第
2の磁極面の周囲に第2の励磁コイルを巻回すと共に、
円筒状のコアを筒状の内周コアとカップ状の外周コアに
分割し、前記第1の磁極面の外縁部を前記第2の励磁コ
イルの巻線形状と対応する曲面形状とし、該外縁部の下
側に前記第1の励磁コイルを折り込んだことを特徴とす
るものである。
の、一方の面を円周溝により内周コアの端面と外周コア
の端面とに区画し、前記内周コアの端面に放射状に溝を
設けて複数個の第1の磁極面を形成し、前記外周コアの
端面に前記溝とは異なるピッチで放射状に溝を設けて複
数個の第2の磁極面を形成し、前記複数個の第1の磁極
面の周囲に第1の励磁コイルを巻回し、前記複数個の第
2の磁極面の周囲に第2の励磁コイルを巻回すと共に、
円筒状のコアを筒状の内周コアとカップ状の外周コアに
分割し、前記第1の磁極面の外縁部を前記第2の励磁コ
イルの巻線形状と対応する曲面形状とし、該外縁部の下
側に前記第1の励磁コイルを折り込んだことを特徴とす
るものである。
[実施例] 以下本発明の詳細を添付図面により説明する。
第1図は本発明の着磁装置の一実施例を示す平面図、
第2図は第1図のA−A断面図である。
第2図は第1図のA−A断面図である。
両図において、1は軟磁性体からなる円筒状のコア
で、筒状の内周コア2とカップ状の外周コア3から形成
されている。内周コア2の端面4には、中心孔5から放
射状に複数個の溝6(図では8個)が形成されている。
外周コア3の端面7側には円周溝8と放射状に複数個の
溝9(図では120個となる)が形成されている。上記溝
6の各々は第1の励磁コイル10が巻回されている。また
溝9の各々には第2の励磁コイル11が巻回されている。
で、筒状の内周コア2とカップ状の外周コア3から形成
されている。内周コア2の端面4には、中心孔5から放
射状に複数個の溝6(図では8個)が形成されている。
外周コア3の端面7側には円周溝8と放射状に複数個の
溝9(図では120個となる)が形成されている。上記溝
6の各々は第1の励磁コイル10が巻回されている。また
溝9の各々には第2の励磁コイル11が巻回されている。
ここで、特に注目すべきは、端面4の外縁部4aが励磁
コイル11に近接し、励磁コイル11の巻線形状と対応する
ような曲面形状に形成されていることである。そのた
め、励磁コイル10は円周溝8内では、励磁コイル11の下
にもぐり込むような状態で巻回されることになる。
コイル11に近接し、励磁コイル11の巻線形状と対応する
ような曲面形状に形成されていることである。そのた
め、励磁コイル10は円周溝8内では、励磁コイル11の下
にもぐり込むような状態で巻回されることになる。
この着磁装置によれば、励磁コイル10及び11に通電す
ると、それぞれ8極の駆動磁極と120極の回転数検出用
磁極を円板磁石の端面に着磁することができる。しかも
励磁コイル10と11との間には隙間がないので、従来のよ
うな無着磁部を無くすことができる。この時、各コイル
は第6図の場合と同様に2種類の着磁電源に接続される
が、コイル10に通電後わずかな時間をおいてコイル11に
通電することが好ましい。
ると、それぞれ8極の駆動磁極と120極の回転数検出用
磁極を円板磁石の端面に着磁することができる。しかも
励磁コイル10と11との間には隙間がないので、従来のよ
うな無着磁部を無くすことができる。この時、各コイル
は第6図の場合と同様に2種類の着磁電源に接続される
が、コイル10に通電後わずかな時間をおいてコイル11に
通電することが好ましい。
本発明は、上記の実施例に限らず種々の変形が可能で
ある。
ある。
[発明の効果] 本発明によれば、駆動用磁極と回転数検出用磁極との
間隔をせばめることができるため、駆動用磁極が磁石端
面の広い部分に形成でき、駆動トルクの向上を達成でき
る。
間隔をせばめることができるため、駆動用磁極が磁石端
面の広い部分に形成でき、駆動トルクの向上を達成でき
る。
第1図は本発明の一実施例に係る着磁装置の平面図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図(a)及び(b)
はそれぞれブラシレスモータ用ロータの一例を示す平面
図及び断面図、第4図(a)及び(b)はそれぞれブラ
シレスモータ用ロータの他の例を示す平面図及び断面
図、第5図(a)及び(b)はそれぞれブラシレスモー
タ用ロータの他の例を示す平面図及び断面図、第6図は
従来の着磁装置の平面図である。 1:コア、2:内周コア、3:外周コア、6:溝、8:円周溝、9:
溝、10、11:励磁コイル
2図は第1図のA−A断面図、第3図(a)及び(b)
はそれぞれブラシレスモータ用ロータの一例を示す平面
図及び断面図、第4図(a)及び(b)はそれぞれブラ
シレスモータ用ロータの他の例を示す平面図及び断面
図、第5図(a)及び(b)はそれぞれブラシレスモー
タ用ロータの他の例を示す平面図及び断面図、第6図は
従来の着磁装置の平面図である。 1:コア、2:内周コア、3:外周コア、6:溝、8:円周溝、9:
溝、10、11:励磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−28866(JP,A) 特開 昭59−162755(JP,A) 特開 昭59−122342(JP,A) 特開 昭59−28865(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】磁性体からなる円筒状のコアの、一方の面
を、円周溝により、内周コアの端面と外周コアの端面と
に区画し、前記内周コアの端面に放射状に溝を設けて複
数個の第1の磁極面を形成し、前記外周コアの端面に前
記溝とは異なるピッチで放射状に溝を設けて複数個の第
2の磁極面を形成し、前記複数個の第1の磁極面の周囲
に第1の励磁コイルを巻回し、前記複数個の第2の磁極
面の周囲に第2の励磁コイルを巻回すと共に、円筒状の
コアを筒状の内周コアとカップ状の外周コアに分割し、
前記第1の磁極面の外縁部を前記第2の励磁コイルの巻
線形状と対応する曲面形状とし、該外縁部の下側に前記
第1の励磁コイルを折り込んだことを特徴とする着磁装
置。 - 【請求項2】前記磁極面の一方が駆動用磁極を着磁する
ための磁極面で、他方が速度検出用磁極を着磁するため
の磁極面である特許請求の範囲第(1)項記載の着磁装
置。 - 【請求項3】前記内周コアの端面に形成された磁極面が
駆動用磁極を着磁するための磁極面である特許請求の範
囲第(2)項記載の着磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60129595A JPH082166B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 着磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60129595A JPH082166B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 着磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61288756A JPS61288756A (ja) | 1986-12-18 |
JPH082166B2 true JPH082166B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=15013331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60129595A Expired - Lifetime JPH082166B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 着磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082166B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928866A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-15 | Takahashi Yoshiteru | 着磁ヨ−ク |
JPS5928865A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-15 | Takahashi Yoshiteru | 着磁ヨ−ク |
JPS59122342A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-14 | Takahashi Yoshiteru | 着磁ヨ−ク |
JPS59162755A (ja) * | 1983-03-04 | 1984-09-13 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 着磁器 |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP60129595A patent/JPH082166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61288756A (ja) | 1986-12-18 |
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