JPH01114099A - 電波無響室 - Google Patents

電波無響室

Info

Publication number
JPH01114099A
JPH01114099A JP27025787A JP27025787A JPH01114099A JP H01114099 A JPH01114099 A JP H01114099A JP 27025787 A JP27025787 A JP 27025787A JP 27025787 A JP27025787 A JP 27025787A JP H01114099 A JPH01114099 A JP H01114099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
walls
wall
radio
horizontal line
anechoic chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27025787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0241197B2 (ja
Inventor
Sumio Kaibuchi
海淵 住男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKZO KASHIMA KK
Original Assignee
AKZO KASHIMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AKZO KASHIMA KK filed Critical AKZO KASHIMA KK
Priority to JP27025787A priority Critical patent/JPH0241197B2/ja
Publication of JPH01114099A publication Critical patent/JPH01114099A/ja
Publication of JPH0241197B2 publication Critical patent/JPH0241197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R29/00Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
    • G01R29/08Measuring electromagnetic field characteristics
    • G01R29/10Radiation diagrams of antennas
    • G01R29/105Radiation diagrams of antennas using anechoic chambers; Chambers or open field sites used therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電波暗室、電波半無響室、或いは電波無反射装
置とも言われる電波無響室に関し、特に、小型で既存の
建屋内にも設置し得るようにしたものである。
(従来の技術) コンピュータを始めとする種々の電子機器からは電磁波
ノイズが発生することから、これらの機器からの発生電
波を測定する必要がある。この測定は基本的には屋外で
行なうことが、発生電波の伝わり状態を最も良く検出し
得ることとなるが、そのような測定を行なうと、外来電
波の影響を受けることになり、正確な測定を行なうこと
ができないのみならず、測定作業が天候に作用されるこ
とになり、測定の再現性を期待することができない。ま
た、新たに開発されたアンテナの特性を調べる際にも、
外来電波の影響を受けないようにして受信状態を測定す
る必要がある。
そこで、外来電波の影響を排除しつつ上述した測定を行
ない得るようにすべく、電波無響室が開発されている。
電波発生源から受信アンテナに入射する電波に地上から
の反射波が含むことを前提とした場合を半無響室と言い
、宇宙空間を想定して地上からの反射波をも受信アンテ
ナに入射させないようにした場合のみを電波無響室と言
う狭義の意味でこれを使用する場合があり、更に、地上
からの反射波が入射される場合を含めて広義の意味で電
波無響室と言うことがある。
従来の電波無響室は外来電波を遮蔽するために金属材料
からなる壁材を用いて内部に収容空間を有する電波無響
室を形成し、この収容空間内に設けられた発生電波が反
射するのを防止するために壁材の内面に電波吸収体を貼
り付けている。電波レタンにカーボン扮末を含浸させて
図示する形状に成形されており、低抗体型電波吸収体と
も言われている。このタイプの吸収体は、電波の電気エ
ネルギーを低抗体の発熱作用により熱エネルギーに変換
して、吸収体表面からの反射を避けながら、電波の吸収
を行なうようにしたものである。このタイプの吸収体の
性能は、ピラミッドの長さに最も依存しており、この長
さを吸収すべき電波の波長の約3分の1以上に設定しな
ければならなかった。したがって、測定する電波の周波
数によっては吸収体の長さをかなり長くしなけれはなら
ず、また、減衰した一次反射波が受信アンテナに戻るた
めに、収容空間を広くしなければならず、実用化が困難
な場合があった。
また、他のタイプの電波吸収体としては、フェライトを
用いたものがある。このタイプの吸収体はフェライトを
タイル状に形成し、これを金属板の表面に貼り付けるこ
とにより形成されている。
この電波吸収体は自由空間と臨界結合している広帯域共
振器と考えられている。したがって、このタイプの吸収
体はこれを薄くすることができる反面、電波吸収量の大
きな周波数範囲に上限下限があった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、収容空間の容積を小さくしても受信アンテナに一
次反射波が戻らずに、広い範囲の周波数の電波を、小型
で高精度に試験し得る電波無響室を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、床壁と、前後壁と
、左右壁と、天井壁とにより内部に収容空間を形成し、
当該収容空間内に電波を発信する送信源と、この送信源
からの電波のうち直線偏波成分を受信する受信アンテナ
とを設けるようにしてなる電波無響室において、前記床
壁と前記4つの前後左右壁と天井壁とをそれぞれ金属材
料により形成し、前記床壁と前記4つの側壁と前記天井
壁とのうち少なくとも1つの壁を、前記受信アンテナの
受信偏波基準線に対して所定の角度で傾斜して形成して
なる電波無響室である。
(作用〉 電波無響室を形成する底壁、天井壁、前後左右の6つの
壁のうちの少なくとも1つを、これらの壁により形成さ
れる収容空間内の受信アンテナの受信偏波基準線に対し
て傾斜させたことがら、送信源から受信アンテナに至る
平面波のうち、傾斜した壁からの反射波は受信アンテナ
に戻らなくなる。これにより、収容空間の容積を小さく
してもコンピュータ等の電子機器のような送信源からの
′電波の発信状態を外部からの侵入電波の影響を防止し
つつ測定することが可能となる。
(実施例) 第6図(A)は送信用と受信用の直線偏波アンテナ1.
2とを相互に平行に床壁3に対して垂直に設置し、送信
用アンテナ1がら電波を発信させて受信アンテナ2で受
信している状態を示している。この場合には金属製の側
壁4がそれぞれのアンテナ1.2と平行となっており、
受信用アンテナ2には送信用アンテナlからの直接の垂
直偏波と、側壁3で反射して減衰した一次反射の垂直偏
波とが入射することになる。電波無響室にあっては、金
属製の側壁等によって内部の空間内には外部から電波が
遮蔽されることになるので、前述した反射波が受信用ア
ンテナ2に入射しないようにすることが望ましい。前記
反射波の量は、電波の周波数や両アンテナ1.2の相互
間の距離、更には、側壁3までの距離等の要素によって
変化することが考えられる。
そこで、第6図(A>に仮想線で示すように、両アンテ
ナ1.2に対して側壁を傾斜させて実験を行なったとこ
ろ、受信用アンテナ2により受信された電波の量が変化
することが認められ、これにより、側壁4に角度を持た
せることによって、−次反射波が受信アンテナ2に戻ら
なくなるようにすることが可能であることが判明した。
このことは、第6図(B)に示すように、底壁3の上方
に設けられた天井壁5との間に、水平状態となった底壁
3に対して平行状態に送信用アンテナ1と受信用アンテ
ナ2とを相互に平行に設置し、送信アンテナ1からの発
信電波を受信アンテナ2で受信するようにした場合でも
、天井壁5に傾斜角度を持たせることによって反射波が
受信アンテナ2に戻らなくするようにすることが可能で
あった。
第1.2図は、このような反射波の性質を利用すること
によりなされた本発明の一実施例を示す図であり、第1
.2図には本発明に係る電波無響室の基本構造が示され
ている。
図示するように、本発明の電波無響室10は、床壁11
と、前壁12と、後壁13と、左側側壁14と、右側側
壁15と、天井壁16とを有しており、内部には収容空
間17が形成されている。
尚、第1図においては、天井壁16は図示省略されてい
る。前述したそれぞれの壁11〜16は全て鋼板等の金
属製の反射板で形成されている。これにより、外部から
前記収容空間17内への電波の侵入は遮蔽されることに
なる。
前記床壁11の上には、収容空間17内に電波を発信す
る送信源21と、この送信源21からの電波のうち直線
偏波成分を受信する直線偏波アンテナ22が設けられて
いる。その直線偏波アンテナ22としては、棒状のもの
が用いられ、これの長手方向を通る受信偏波基準線Oを
有しており、この基準線0が垂直つまり鉛直となるよう
に受信アンテナ21が設置されている。このアンテナ2
1が送信源21からの垂直偏波を受信するようになって
いる。
前記前壁12は第1図及び第2図(A>に示すように、
前記アンテナ22の前記基準線Oに対して所定の角度a
Vで傾斜しており、同様に後壁13は基準線0に対して
所定の角度byで傾斜している。また、左側の側壁14
は第2図(B)に示すように、前記アンテナ22の前記
基準線Oに対して所定の角度cVで傾斜しており、右側
の側壁15は同様に角度dVで傾斜している。また、前
記それぞれの壁12〜15の傾斜は図示するように上向
きとなっている。
したがって、上述のように、4つの壁12〜15が前記
基準線0に対して所定の角度でそれぞれ上向きに傾斜し
ていることがら、送信源21がらの垂直偏波のうち、左
右の側壁14.15で反射した一次反射電波はそのまま
では受信アンテナ22に戻らなくなる。
更に第1.2図に示すように、前記直線偏波アンテナ2
2を収容空間17内で水平状態に設置し、発振源21か
らの水平偏波を測定する場合を考慮して、天井壁16は
、水平状態となった場合の基準線0に対して、所定の角
度eH2で傾斜している。
このように、天井壁16を傾斜させることによって、受
信偏波基準線0が水平状態となった受信アンテナ22を
用いて水平偏波を測定する場合にも、上述した場合と同
様に、天井壁16がらの一次反射波が受信アンテナ22
に戻らなくなる。ただし、このようにして水平偏波を測
定するには、前後壁12.13の間の距離が左右壁14
.15の間の距離よりも長いので、送信源21を前壁1
2に寄せ、受信アンテナ22を後壁13に寄せて測定を
行なうことから、受信アンテナ22の受信偏波基準線0
が左右の壁14.15を貫通する水平線の方向を向くよ
うにして受信アンテナ22を収容空間17内に設置する
ようにする。
水平線は鉛直方向に対して直角方向を向いており、相互
に対向し合う前後壁12.13を貫通する方向の第1水
平線(X軸方向)と、相互に対向し合う左右の側壁14
.15を貫通する第2水平線(Y軸方向)とに分けるこ
とが可能であり、第1.2図においては、第1水平線を
符号01で示し、第2水平線を符号02で示している。
このように示すと、左壁14と右壁15はそれぞれ第1
水平線01に対しても所定の角度cH、dHで傾斜して
おり、前壁12と後壁13は、第2水平線02に対して
も所定の角度aH、bHで傾斜している。同様に、天井
壁16は第1水平線01に対して第2図(A>示すよう
に、所定の角度e旧で傾斜すると共に、第2水平線02
に対しても所定の角度eH2で傾斜していることになる
送信源21からの電波のうち水平偏波成分のみを測定す
るならば、天井壁16を第2水平線02に対して角度e
H2で傾斜させることのみにより、つまり他の壁11〜
15を傾斜させることなく、受信アンテナ22に天井壁
16からの一次反射波が戻らなくなるようにすることが
できる。ただし、この場合には受信アンテナ22はその
受信偏波基準線が○第2水平線02と平行となるように
設定しておくことになる。そして、この場合には底壁1
1からの一次反射波が受信アンテナ22に戻ることにな
るので、上述した電波半無響室となり、狭義の電波無響
室とするには、底壁11をも第2図(B)おいて仮想線
で示すように角度fH2で傾斜させることになる。
同様に、垂直偏波成分のみを測定するながらば、左右の
側壁14.15のみを上記所定の角度で傾斜させること
で、−次反射波を戻らなくさせることが可能であるが、
1つの電波無響室10で垂直偏波成分と水平偏波成分と
の測定を行なうのが通常であることから、受信アンテナ
22に反射が戻らないようにするには、前後左右の4つ
の壁を上述したように2方向に傾斜させると共に、天井
壁16を第2水平線02に対して傾斜させるようにし、
望ましくは天井壁16を第1と第2水平線O1.02と
の両方の方向に傾斜させるようにすることが良い。更に
望ましくは、前述した狭義の電波無響室とするには、底
壁11をも第1と第2の水平線01.02の何れか一方
ないし両方向に傾斜させるものとする。
第1.2図においては、それぞれの壁11〜16の基本
構造のみを示しているが、第8図に示すような低抗体型
電波吸収体を底壁11を除く他の壁12〜16に貼り付
けるようにすると、反射波の減衰を促進することが可能
となる。同様に、上述したようにタイル状のフェライト
からなるタイプの電波吸収体を壁12〜16と低抗体型
電波吸収体との間にも貼り付けるようにしても良く、こ
れら両方のタイプの電波吸収体を底壁11の内面に張付
けるようにしても良い。また、前壁12には、収容空間
17内への作業者の出入を行なうべく、ドアを取付ける
ようにしたり、図示する電波無響室10に隣接して、機
械室や測定室が設置されることになる。
更に、上述のように、それぞれの壁11〜16は金属製
の板を用いて形成しても良いが、送信源21の発信電波
の波長によっては、板を用いることなく金属製の網状の
部材を用いても良い。その場合には外部から収容空間1
7内に電波が侵入しないように、それぞれの壁12〜1
6の外側に金属製の鉄板等を用いて内部の収容空間17
をシールドすることが望ましい。
第3.4図は本発明の他の実施例に係る電波無響室10
を示す図であり、これらの図にあっては、前記第1.2
図に示す第1実施例における部材と共通する部材には同
様の参照符号を付しである。
この場合には底壁11は何れの方向にも傾斜しておらず
、水平となっている。一方、前後壁12.13と左右の
側壁14.15は上向きに傾斜している。そして、左右
の側壁14.15を第1水平線01に対して傾斜させる
なめに、これらの左右の側壁14.15の中央部14a
、15aにおける相互間の距離が最小となり、端部30
に向かうに従って相互間の距離が大きくなるようにそれ
ぞれの側壁14.15が形成されている。つまり、第1
水平線01に対しては、中央部14a、15aからそれ
ぞれの側壁14.15が逆方向に傾斜して形成されてい
る。
同様に、前後の壁12.13を第2水平線02に対して
傾斜させるために、これらの前後壁12.13の中央部
12a、13aにおける相互間の距離が最小となり、端
部30に向かうに従って相互間の距離が大きくなるよう
に、それぞれの前後壁12.13が形成されている。□
つまり、第2水平線02に対しては、中央部12a、1
3aからそれぞれの前後壁12.13が逆方向に傾斜し
て形成されている。
このように前後左右の壁12〜15をそれぞれの中央部
を中心に折り曲げてそれぞれ水平線に対して傾斜させる
ことにより、これらの傾斜角度を充分に大きく設定して
も、内部の収容空間の容積を前記実施例における電波無
響室に比して比較的大きくさせることが可能となる。第
3.4図に示す天井壁16は発信電波のうちの水平偏波
を受信する際に、受信アンテナ22の受信偏波基準線0
が第2水平線02と平行となるように設定されることを
考慮して、この第2水平線02に対してのみ傾斜させで
あるが、前記第1実施例の場合と同様に天井壁16を2
方向に傾斜させるようにして゛も良い。
第3.4図に示す実施例における前後左右の壁12〜1
5が図示するように折り曲げられて形成されていること
から、このような形状に傾斜させる場合には、前記第1
実施例における場合と相違して、それぞれの壁1−2〜
15は表面が平坦とならず、湾曲することになる。した
がって、このような湾曲面を持つ壁12〜15を製造す
るためには、上述したように、これらを金網等の素材を
用いることが望ましい。この場合には、予め枠体でそれ
ぞれの壁の概略形状を形成した後に、その内面に金網を
貼り付けることによりそれぞれの壁12〜15を形成す
ることになる。更に、この場合には、これらの壁12〜
15の外側に外部からの侵入電波を防止すべく、金属製
の板で覆うようにする。
この実施例の場合にも、前記第1実施例の場合と同様に
、それぞれの壁11〜16の内面に種々のタイプの電波
吸収体を貼り付けるようにしても良い。第5図(A>は
本発明の他の実施例に係る電波無響室の天井壁を除去し
た状態における平面側の端面図を示す図であり、この場
合にはそれぞれの壁12〜16を第3.4図に示す場合
と同様に傾斜させると共に、上述のように壁12〜15
の内面に電波吸収線(貼り付けられている。この場合に
は一次反射波が受信アンテナ22に戻らないのみならず
、反射波は電波吸収体40で減衰することになる。
第5図(B)は天井壁16をこれの中央部16aと底壁
11との間の距離が最も短くなり、四隅に向かうに従っ
て距離が大きくなるように、全体的に四角錐の形状に形
成した場合を示す。
尚、前記それぞれの実施例において、前後左右の4つの
壁のうち、何れを前後左右の壁としても良い。
第7図(A>は第6図(A>に示すように、水平状態の
床壁3の上に、それぞれ垂直に送信アンテナ1と受信ア
ンテナ2とを設置し、送信アンテナ1から発信する垂直
偏波をこれの垂直偏波面と一致させな状態の受信アンテ
ナ2で受信するようにして、300〜800MHzの周
波数の電波について実験した結果を示すグラフである。
このグラフの縦軸は反射波が受信アンテナ2に全く戻ら
ない理想状態を基準とし、側壁4を種々の角度で傾斜さ
せた場合におけるそれぞれの周波数での反射波の戻り量
を偏差としてdBで示している。傾斜角度を10度から
40度までの4種類実験したが、傾斜角度を40度とし
た場合が他の角度よりも最も反射波の戻り量が少ないこ
とが理解された。
第7図(B)は第6図(B)に示すように、天井壁5を
水平状態から種々の角度で傾斜させた場合を示す図であ
り、この場合にはそれぞれのアンテナ1.2はそれぞれ
水平状態となるように相互に平行に天井壁5の下方に設
置して、上述した場合と同様な周波数の範囲で実験を行
なった。
このような実験から前述のそれぞれの壁の傾斜角度は、
収容空間17として必要な空間容積を考慮して、この空
間容積等の条件に応じて、設定されることになる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、床壁、前後左右の壁及
び天井壁の6つの壁からなり、内部に収容空間を形成し
、この中で送信源からの発信電波を受信アンテナで検知
するようにした電波無響室において、前記6つの壁のう
ち少なくとも1つの壁を受信アンテナの受信偏波基準線
に対して所定の角度で傾斜して形成したので、送信源か
らの電波のうち壁からの一次反射波が受信アンテナに戻
らなくなり、狭い収容空間を有する小型の電波無響室で
あっても、高精度でコンピュータ等の電子機器からの発
生電波の測定等の作業を行なうことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電波無響室を示す一部
切欠き斜視図、第2図(A>は第1図におけるA−A線
に沿う断面図、第2図(B)同図(A>におけるB−B
線に沿う断面図、第2図(C)は同図(A)におけるC
−C線に沿う断面図、第3図は本発明の他の実施例に係
る電波無響室を示す一部切欠き斜視図、第4図(A>は
第3図におけるA−A線に沿う断面図、第4図(B)同
図(A>におけるB−B線に沿う断面図、第4図(C)
は同図(A>におけるC−C線に沿う断面図、第5図(
A>は本発明の他の実施例に係る電波無響室を示す平面
側端面図、第5図(B)は更に他の実施例に係る電波無
響室を構成する天井壁を示す斜視図、第6図(A>(B
)は本発明の基本構造を示す斜視図、第7図(A>(B
)は実験結果を示すグラフ、第8図は電波吸収体を示す
斜視図である。 1.21・・・送信源、2.22・・・受信アンテナ、
11・・・底壁、12・・・前壁、13・・・後壁、1
4・・・左壁、15・・・右壁、16・・・天井壁、1
7・・・収容空間、O・・・受信偏波基準線、01・・
・第1水平線、02・・・第2水平線。 特許出願人       鹿島工業株式会社代理人 弁
理士   八 1)幹 雄(番より)1名)第1図 第5図  (A) (B) ゝtea 1.11件の表示 昭和62年 特許願 第270.257号2、発明の名
称 電波無響室 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所  茨城県鹿島郡波崎町大字砂山一番地名 称 
 アクゾ・カシマ株式会社 代表者 渡辺 恒雄 4、代理人 自発補正 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書第11頁第5行目〜第6行口に記載の「ア
ンテナ21」を「アンテナ22」補正する。 (2)同第14頁第4行目に記載の「線が0等2水」え
線」を「線Oが第2水平線」と補正する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)床壁と、前後壁と、左右壁と、天井壁とにより内
    部に収容空間を形成し、当該収容空間内に電波を発信す
    る送信源と、この送信源からの電波のうち直線偏波成分
    を受信する受信アンテナとを設けるようにしてなる電波
    無響室において、前記床壁と前記4つの前後左右壁と天
    井壁とをそれぞれ金属材料により形成し、前記床壁と前
    記4つの側壁と前記天井壁とのうち少なくとも1つの壁
    を、前記受信アンテナの受信偏波基準線に対して所定の
    角度で傾斜して形成してなる電波無響室。
  2. (2)前記前後左右壁のそれぞれを鉛直線に対して所定
    の角度で上向きに傾斜させて形成すると共に、相対向し
    合う前記左右壁を、前記前後壁を貫通しかつ前記鉛直線
    に対して直角をなす第1水平線に対して所定の角度で傾
    斜して形成し、更に相対向し合う前記前後左右壁を、前
    記左右壁を貫通しかつ前記鉛直線に対して直角をなす第
    2水平線に対して所定の角度で傾斜して形成し、前記天
    井壁と前記底壁とを、前記第1水平線或いは第2水平線
    に対して所定の角度でそれぞれ傾斜して形成してなる前
    記特許請求の範囲第1項に記載の電波無響室。
  3. (3)前記前後左右壁のそれぞれを鉛直線に対して所定
    の角度で上向きに傾斜させて形成すると共に、相対向し
    合う前記左右壁を、前記前後壁を貫通しかつ前記鉛直線
    に対して直角をなす第1水平線に対して所定の角度で傾
    斜して形成し、更に相対向し合う前記前後壁を、前記左
    右壁を貫通しかつ前記鉛直線に対して直角をなす第2水
    平線に対して所定の角度で傾斜して形成し、前記天井壁
    と前記底壁とを、前記第1水平線或いは第2水平線に対
    して所定の角度でそれぞれ傾斜して形成してなる前記特
    許請求の範囲第1項に記載の電波無響室。
  4. (4)前記左右壁間の距離がこれらの中央部で最小とな
    り端部に向かうに従つて大きくなるように、前記左右壁
    の中央部から前記第1水平線に対して逆方向に傾斜させ
    て前記左右壁を形成し、かつ、前記前後壁間の距離がこ
    れらの中央部で最小となり端部に向かうに従つて大きく
    なるように、前記前後壁の中央部から前記第2水平線に
    対して逆方向に傾斜させて前記前後壁を形成してなる前
    記特許請求の範囲第3項に記載の電波無響室。
  5. (5)前記底壁と前記天井壁との間の距離がこれらの中
    央部で最小となり端部或いは側部に向かうに従つて大き
    くなるように、前記中央部から前記第1水平線ないし第
    2水平線に対して逆方向に傾斜させて前記底壁と前記天
    井壁の少なくとも何れか一方を傾斜させて形成してなる
    前記特許請求の範囲第3項に記載の電波無響室。
  6. (6)前記天井壁と前記床壁と前記4つの前後左右壁と
    の全ての壁の内面に電波吸収体を取付けてなる前記特許
    請求の範囲第1項ないし第5項の何れか1つに記載の電
    波無響室。
  7. (7)前記底壁を除いて、前記天井壁と前記4つの前後
    左右壁のそれぞれの内面に電波吸収体を取付けてなる前
    記特許請求の範囲第1項ないし第5項の何れか1つに記
    載の電波無響室。
JP27025787A 1987-10-28 1987-10-28 Denpamukyoshitsu Expired - Lifetime JPH0241197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27025787A JPH0241197B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 Denpamukyoshitsu

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27025787A JPH0241197B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 Denpamukyoshitsu

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01114099A true JPH01114099A (ja) 1989-05-02
JPH0241197B2 JPH0241197B2 (ja) 1990-09-14

Family

ID=17483728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27025787A Expired - Lifetime JPH0241197B2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 Denpamukyoshitsu

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0241197B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01300597A (ja) * 1988-05-28 1989-12-05 Tokin Corp 電波暗室
EP0353731A2 (en) * 1988-08-02 1990-02-07 Akzo Kashima Limited Anechoic chamber
JPH0453198A (ja) * 1990-06-15 1992-02-20 Ngk Insulators Ltd 電波暗室
JP2010019691A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Denso Corp 電波暗箱
CN102269783A (zh) * 2010-06-02 2011-12-07 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 全电波暗室
KR20190101282A (ko) * 2019-01-04 2019-08-30 신건일 전자파장해 시험용 전자파반무반향챔버
WO2020035193A1 (en) * 2018-08-14 2020-02-20 Bluetest Ab An improved measurement device for antenna systems
US10598711B2 (en) * 2017-02-10 2020-03-24 Electronics And Telecommunications Research Institute Electromagnetic wave reverberation chamber
US11506697B2 (en) 2018-08-14 2022-11-22 Bluetest Ab Measurement device for antenna systems

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01300597A (ja) * 1988-05-28 1989-12-05 Tokin Corp 電波暗室
EP0353731A2 (en) * 1988-08-02 1990-02-07 Akzo Kashima Limited Anechoic chamber
JPH0453198A (ja) * 1990-06-15 1992-02-20 Ngk Insulators Ltd 電波暗室
JP2010019691A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Denso Corp 電波暗箱
CN102269783A (zh) * 2010-06-02 2011-12-07 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 全电波暗室
US10598711B2 (en) * 2017-02-10 2020-03-24 Electronics And Telecommunications Research Institute Electromagnetic wave reverberation chamber
WO2020035193A1 (en) * 2018-08-14 2020-02-20 Bluetest Ab An improved measurement device for antenna systems
US11506697B2 (en) 2018-08-14 2022-11-22 Bluetest Ab Measurement device for antenna systems
KR20190101282A (ko) * 2019-01-04 2019-08-30 신건일 전자파장해 시험용 전자파반무반향챔버

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0241197B2 (ja) 1990-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4931798A (en) Electromagnetic anechoic chamber with an inner electromagnetic wave reflection surface and an electromagnetic wave absorption small ball disposed in the chamber
KR970007981B1 (ko) 무선 주파수 무반향실
US5208599A (en) Serrated electromagnetic absorber
JPH01114099A (ja) 電波無響室
US3273150A (en) Anechoic chamber
US6914571B1 (en) Device for measuring characteristics of an electromagnetic field, particularly for the radiation diagram of an antenna
KR101744131B1 (ko) 가상공간에서의 전자파 무반향실 설계 및 평가방법
EP0370421A1 (en) Electromagnetic wave absorber
US3365667A (en) Shielded chamber for measuring electromagnetic or acoustic waves
KR102576796B1 (ko) 전자파 차폐성능 측정시스템
Rodriguez Validation of the polynomial for RF absorber reflectivity for the prediction of anechoic chambers
JPH0242799A (ja) 電波無響室
WO2020262071A1 (ja) レーダ装置
EP1195848B1 (en) Microwave absorber wall
JPH01158797A (ja) 移動型電波吸収装置
JPH02303095A (ja) 電波無響室
JPH02303097A (ja) 電波無響室
Buccioli et al. Analysis of Mm-Wave Scattering from Construction Materials
RU143511U1 (ru) Малогабаритная безэховая камера
JP4420253B2 (ja) 電波吸収体及び電波暗室
JPH04140671A (ja) 放射イミュニティ評価試験場
JP2722313B2 (ja) 電波暗箱
JP3116928B2 (ja) Emi測定方法及びその装置
JP2022027059A (ja) レーダ装置
RU2103674C1 (ru) Устройство для контроля электромагнитной сплошности поверхности изделий