JPH02303095A - 電波無響室 - Google Patents

電波無響室

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JPH02303095A
JPH02303095A JP12284089A JP12284089A JPH02303095A JP H02303095 A JPH02303095 A JP H02303095A JP 12284089 A JP12284089 A JP 12284089A JP 12284089 A JP12284089 A JP 12284089A JP H02303095 A JPH02303095 A JP H02303095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
radio
wall
absorbers
dielectric constant
Prior art date
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Pending
Application number
JP12284089A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okawa
博 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKZO KASHIMA Ltd
Kashima Industries Co
Original Assignee
AKZO KASHIMA Ltd
Kashima Industries Co
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Publication date
Application filed by AKZO KASHIMA Ltd, Kashima Industries Co filed Critical AKZO KASHIMA Ltd
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電波暗室、電波半無響室、或いは電波無反射室
とも言われる電波無響室に関し、特に、小型化しても波
長の長い電波に対する測定をも行ない得るようにした電
波無響室に関する。
−(従来の技術) コンピュータを初めとする種々の電子機器からは電磁波
ノイズが発生することから、これらの機器からの発生電
波を測定する場合がある。この測定は基本的には屋外で
行なうことが、発生電波の伝わり状態を最も良く検出し
得ることとなるが、そのような測定を屋外で行なうと、
外来電波の影響を受けることになり、正確な測定を行な
うことができな・いのみならず、測定作業が天候に左右
されることにになり、測定の再現性を期待することがで
きない。また、新たに開発されたアンテナの特性を調べ
る際にも、外来電波の影響を受けないようにして受信状
態を測定する必要がある。
そこで、外来電波の影響を排除しつつ」−述した測定を
行ない得るようにすべく、電波無響室が開発されている
。電波発生源から受信アンテナに入射する電波に地上か
らの反射波が含むことを前提とした場合を半無響室と言
い、宇宙空間を想定して地上からの反射波をも受信アン
テナに入射させないようしにした場合のみを電波無響室
という狭義の意味でこれを使用する場合があり、更に地
上からの反射波が入射させる場合をも含めて広義の意味
で電波無響室と言うことがある。
従来の電波無響室にあっては、外来電波を遮蔽するため
に金属材料からなる壁材を用いて内部に収容空間を有す
る電波無響室を形成し、この収容空間内に設けられた発
生電波が反射するのを防止するために壁Hの内面に電波
吸収体を貼り付けている。従来用いられている電波吸収
体としては、ピラミッド型と言われる四角錐形状の電波
吸収体が、通常用いられている。このタイプの電波吸収
体は発泡ウレタンにカーボン粉末を含浸させており、抵
抗体型電波吸収体とも言われている。
(発明が解決しようとする課題) このタイプの電波吸収体は電波の電気エネルギーを抵抗
体の発熱作用により熱エネルギーに変換して、吸収体か
ら受信部に直接向かう反射を避けながら、電波の吸収を
行なうようにしたものである。この電波吸収体の性能は
、ピラミッドの長さに最も依存しており、その長さを吸
収すべき電波の波長の3分の1以上に設定しなければな
らなかった。したがって、測定する電波の周波数によっ
ては吸収体の長さをかなり長くしなければならない。ま
た、減衰した一次反射波が受信アンテナに戻るために、
収容空間を広くしなければならなかった。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、収容空間の容積を小さくしても受信アンテナに一
次反射波及び二次以上の反射波が到達せずに、主として
低い周波数の電波を、小型で高精度に試験し得る電波無
響室を提供することでをU的とする。
(課題を解決するための手段) 1−2目的を達成するための本発明は、床壁と、前後左
右壁の側壁と、天井壁とにより内部に収容空間を形成し
、当該収容空間内に電波を発信する送信源と、この送信
源からの電波を受信する受信アンテナとを設けるように
してなる電波無響室において、前記それぞれの壁を金属
材料により形成し、前記床壁と、前記4つの側壁と前記
天井壁とのうち少なくとも1つの壁の内側に、錐形状の
電波吸収体を多数配列し、当該電波吸収体が配列された
壁の内方に、それぞれの前記電波吸収体を覆い、前記収
容空間内を占める空気よりも誘電率が大きい高誘電率層
を形成してなる電波無響室である。
(作用) 送信源からの電波は受信アンテナに向かうのみならず、
収容空間を囲む壁に向けて四方に発信する。この電波は
電波吸収体に至る前に高誘電率層を透過した後に、電波
吸収体に達することになるが、高誘電率層を透過する際
に、そこで電波の進行速度が遅くなり、相対的に波長が
短くなることになる。これにより、電波吸収体の高さを
短く設定しても、波長が長い電波をも減衰させることが
可能となる。
(実施例) 以下、図示する本発明の実施例に基いて本発明の詳細な
説明する。
第1図は本発明の電波無響室の全体を示す斜視図であり
、第2図は第1図の平面側の断面図である。この電波無
響室は通常の電波無響室と同様に、それぞれ金属材料か
らなる床壁11と、前後壁12.13と、左右壁14.
15と、天井壁16とにより内部に収容空間17が形成
されている。この収容空間17内には、送信源18と受
信アンナテ19とが設けられ、発信源18から発信され
た電磁波を受信アンテナ19により受信するようにして
いる。
前後左右の側壁12〜15の内面には、四角錐形状の電
波吸収体20が多数配列されている。それぞれの電波吸
収体20は発泡ウレタンに電波吸収材料としてのカーボ
ン粉末を含浸させて形成しており、図示する電波吸収体
20はそれぞれ中空の軽量構造となっている。ただし、
これらの電波吸収体20の形状は四角錐形状以外の種々
の多角形状の錐形状や円錐形状としても良い。
第3図は本発明の基本原理を示す概略図であり、空間に
設置された部材Bを電磁波が透過している状況を示して
いる。空間内を占める空気の誘電率をEOとし、この部
材Bの誘電率をεBとし、この誘電率εBが空気の誘電
率ε0よりも高いと仮定すると、ここを透過する電磁波
は、図示するように物体内ではその進行速度が遅くなる
ために、部祠B内では、相対的に波長が短くなることに
なる。よって、波束の大きさも小さくなるために、小さ
い領域で波束を捕えることが可能となり、電波吸収体の
長さを短く設定しても、比較的波長の長い、つまり周波
数の小さい電磁波の測定を行なうことができる。
第4図は係る本発明の基本原理を応用した本発明の電波
無響室の一部を示す図であり、この部分は第1図及び第
2図に示された前壁12の内側に配列された2つの電波
吸収体の部分を示す。この側壁12の内方には、高誘電
率層21が形成されている。この高誘電率層21は、7
枚の隔壁21a〜21gを相互に所定の間隔を隔てて組
付けることにより形成されており、側壁12の内方には
7つの高誘電率層22a〜22gが形成されている。7
枚の隔壁は、導電性の材料である樹脂製の板により形成
されている。これらの高誘電率層内には、前記収容空間
17内よりも誘電率が高く設定されており、しかも、内
側の高誘電率層22aから外側の高誘電率層22gに向
かうに従って、誘電率が高くなるように設定されている
空気よりも高い誘電率を有する材料としては、水を用い
ることが可能である。したがって、それぞれの高誘電率
層内には、内部に水が収納されたパイプやゴム製の袋等
が組込まれており、パイプや袋の各層の厚みを変化させ
、結果的に水の占める幅を変化させることによって、最
も内側の高誘電率層22aの誘電率εlが小さく、最も
外側の高誘電率層22gの誘電率ε7が最も高くなるよ
うに、外側に向かうに従って徐々に誘電率が高くなるよ
うに設定されている。
このように、誘電率を徐々に高くなるように変化させた
のは、外側の高誘電率層の誘電率が急に高くなっている
と、その境界面の部分で電磁波が反射することになるの
で、その部分で反射が起らないようにするためである。
」二連したように、前記前後左右の側壁12〜15の内
面に電波吸収体20を配列し、それぞれの電波吸収体2
0の外表面が傾斜していることから、この表面にまで達
した電磁波は、一部が反射し残りが透過することになる
。反射した電磁波はそれぞれの電波吸収体の表面が傾斜
面となっているので、そのまま受信アンテナ19に向け
て反射することなく、何れかの壁の面に向けて反射する
。これにより、−広反射波が受信アンテナ19に達する
ことが防止される。また、透過する電磁波は電波吸収材
料によって電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて
減衰される。
一方、電波吸収体に至るまでに、電磁波は高誘電率層を
通過することになるので、ここで進行速度が遅くなり、
結果的に波長が短くなったことになる。したがって、電
波吸収体20の長さを短く設定しても、相対的に長い波
長の電波をそれぞれの電波吸収体が減衰させることが可
能となる。
第5図は本発明の他の実施例に係る電波無響室を示す図
であり、第4図に示された部分と同様の部分を示す。
この場合には最も内側の隔壁23aは平坦となっている
のに対して、それよりも外側の2枚の隔壁23b、23
cは、湾曲して形成されている。
この場合にも最も内側の高誘電率層24aから外側の高
誘電率層24cに向かうに従って誘電率が高くなるよう
に設定されている。そして、この場合には、中空となっ
た電波吸収体20の内部にも、3つの高誘電率層24d
〜24fが形成されている。
前記それぞれの実施例にあっては複数の高誘電率層を設
けるようにしているが、これを1層のみにするようにし
ても良い。また、それぞれの電波吸収体20は図示実施
例では中空としであるが、中実の電波吸収体を用いても
良く、更には、各々の電波吸収体20の底部と壁12と
の間に複数枚の電波吸収性の板材を積層させるようにし
ても良い。また、図示実施例では、前後左ぢの側壁にの
み電波吸収体20を配列し、それぞれの内側に高誘電率
層を形成するようにしているが、底壁11及び天井壁1
6の内面にも電波吸収体を配列し、その内側に高誘電率
層を形成するようにしても良い。そして、高誘電率層を
形成するためにその内部に備えるべき材料としては、水
量外に種々の材料を用いることが可能である。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、電波無響室を形成する
それぞれの壁を金属材料により形成し、床壁と、4つの
側壁と、天井壁とのうち少なくとも1つの壁の内側に、
錐形状の電波吸収体を多数配列し、当該電波吸収体が配
列された壁の内方に、それぞれの前記電波吸収体を覆い
、前記収容空間内を占める空気よりも誘電率が大きい高
誘電率層を形成したので、発信源から電波吸収体に到達
する電波は、そこに到達する前に高誘電率層を透過する
ことになり、ここで電波の進行が遅くなって、相対的に
波長が短くなることになり、電波吸収体の高さを短くし
ても、長い波長の電波を吸収することができる。これに
より、電波吸収体の高さを低くすることが可能となり、
小型の電波無響室を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電波無響室の一例を示す一部切欠き斜
視図、第2図は第1図の平面側の断面図、第3図は本発
明の基本概念を示す説明図、第4図は本発明の電波無響
室の一部を示す断面図、第5図は本発明の他の実施例に
係る電波無響室の一部を示す断面図である。 11・・・底壁、12〜15・・・前後左右の側壁、1
6・・・天井壁、20・・・電波吸収体、21・・・高
誘電率層。 特許出願人     アクゾ・カンマ株式会社代理人 
弁理士   八 1)幹 雄(ほか1名)第2図 第3図 εB 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 床壁と、前後左右壁の側壁と、天井壁とにより内部に収
    容空間を形成し、当該収容空間内に電波を発信する送信
    源と、この送信源からの電波を受信する受信アンテナと
    を設けるようにしてなる電波無響室において、前記それ
    ぞれの壁を金属材料により形成し、前記床壁と、前記4
    つの側壁と前記天井壁とのうち少なくとも1つの壁の内
    側に、錐形状の電波吸収体を多数配列し、当該電波吸収
    体が配列された壁の内方に、それぞれの前記電波吸収体
    を覆い、前記収容空間内を占める空気よりも誘電率が大
    きい高誘電率層を形成してなる電波無響室。
JP12284089A 1989-05-18 1989-05-18 電波無響室 Pending JPH02303095A (ja)

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JP12284089A JPH02303095A (ja) 1989-05-18 1989-05-18 電波無響室

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JP (1) JPH02303095A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07122880A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Fuji Elelctrochem Co Ltd 電波暗箱
JP2001358492A (ja) * 2000-06-16 2001-12-26 Fujita Corp 電波吸収体、およびそれを用いた電波吸収構造物、ならびに電波吸収体の吸収周波数制御方法
WO2021131420A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 マクセルホールディングス株式会社 測定システム、および電波遮蔽部

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JP2001358492A (ja) * 2000-06-16 2001-12-26 Fujita Corp 電波吸収体、およびそれを用いた電波吸収構造物、ならびに電波吸収体の吸収周波数制御方法
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