JP2001358492A - 電波吸収体、およびそれを用いた電波吸収構造物、ならびに電波吸収体の吸収周波数制御方法 - Google Patents
電波吸収体、およびそれを用いた電波吸収構造物、ならびに電波吸収体の吸収周波数制御方法Info
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Abstract
更できるようにする。 【解決手段】 水案内部材13を内部に埋設させた電波
吸収層11の外表面を非透水性の被膜12で被覆して、
電波吸収体10を形成する。電波吸収体10にはキャッ
プ16を着脱自在に取り付けられる通水孔15を設け、
通水孔15を通して電波吸収層11内への注水、あるい
は電波吸収層11内からの除水を行えるようにする。注
水量、あるいは除水量の制御を行うことにより、電波吸
収体10の吸収周波数の変更を自在に行えるようにす
る。
Description
環境を良好にするための電波吸収体の技術に関し、特に
室内で使用する無線LANの有効利用、携帯電話の有効
利用などが行えるように、電波吸収体の吸収可能な周波
数を必要に応じて変更することができる技術に関する。
失を利用したものに始まり、電流の抵抗損失や、位相合
成、抵抗膜を利用したものなど、各種方式のものがあ
る。これらの電波吸収体は、できるだけ広帯域(広範
囲)の周波数の電波を吸収することを目的として、もし
くは周波数を限定してできるだけ高いレベルでの電波を
吸収することを目的として開発されてきた。
体や、電子機器部品に使用されるEMC対策用の電波吸
収体、あるいは建物の外壁に使用されるテレビ電波用の
電波吸収体などは高性能なものが開発され、既に広く実
用化されている。
つ磁性体や誘電体を電波吸収層として使用しているが、
一般的に各種の制約から、それらを単独で使用すること
は困難であり、粉末あるいはプラスチックやコンクリー
トなどの基材に混入させて成型し、電波吸収体としてい
ることが多い。
能に安定性を持たせるために、吸収対象とする電波の周
波数を固定化する努力がなされてきた。例えば、電波吸
収性能に影響を与える含水率を一定にする吸湿管理や、
湿度特性に対応させた温度を管理する温度管理がよく知
られている。
部品などに使用する電波吸収体には、基材にプラスチッ
クや樹脂性のものなど吸水しない素材の選択が可能であ
るが、建物外壁や室内に使用する電波吸収体では、使用
する箇所で、不燃、準不燃、難燃という内装施工上の素
材選択の制限を受ける場合が多いため、上記素材の使用
が難しく、どうしても吸水性が高い素材を使用せざるを
得ない。その分安定した吸収周波数を有する電波吸収体
を作ることが難しいという問題点が指摘されていた。そ
のため、電波吸収体を構成する電波吸収層の外側をシー
リングやパッケージングなどで処理して、外部との水の
出入りを遮断して含水率を安定化させる技術が開発され
てきた。
一般的に、図4(A)、(B)に示すように、吸収ピー
クが高い反面吸収周波数の範囲が狭い狭帯域型吸収体
と、狭帯域型吸収体に比べて吸収ピークは低いが、比較
的広い範囲の吸収周波数を示す広帯域型吸収体とに分け
られる。すなわち、一般的には、広帯域の電波吸収体は
吸収ピークが低く、吸収ピークの高いものは狭帯域の傾
向を示している。実用上好ましいのは、広い周波数域
で、十分に高い吸収ピークを示す電波吸収特性を有する
ことである。
収体(電波暗室用の電波吸収体)も勿論開発されてはい
るが、かかる場合には電波吸収体が複合化されたり、あ
るいは電波吸収体の施工厚さが1m近くになるなどし
て、一般の建物に使用するのは難しいという問題点があ
る。
電波吸収体は、狭帯域で高ピークまたは広帯域で低ピー
クのものが一般的に使用されている。
する電波吸収体では、当初設定した周波数と異なる周波
数の電波が到来し場合には、最早吸収することはでき
ず、逆に、反射材として機能して到来電波を反射させる
虞も十分にあった。
に吸収効果を合わせるために、吸収体の素材や成分を変
えたり、あるいは吸収体の厚さを変えたり、あるいは吸
収体の形状を変えたり、あいは抵抗膜のインピーダンス
を変えたりなど種々の対策が考えられていた。
であっても、その吸収可能な周波数特性は固定されてい
るため、初期の吸収周波数の設定範囲を外れた周波数の
到来電波に対しては、電波吸収機能を発揮することはで
きない。例えば、建物内部に比較的広帯域の吸収周波数
特性を示す電波吸収体を施工しても、その後に無線LA
Nの変更などで対象周波数が変わり、施工した電波吸収
体の初期の設定吸収周波数から外れる場合も十分に想定
される。
替えを行えばよい訳であるが、しかし、複数枚貼り詰め
た電波吸収体を個々に剥がして、剥がした後の取付面を
きれいに養生して、その後所望の吸収周波数特性を有す
る電波吸収体を貼り付けるなどの工事は、施工費用の面
でも、新規に電波吸収体を取り付ける以上のものとな
り、現実的な対策として採用することは難しい。
で、従来は固定化されていた電波吸収体の周波数特性を
所望により変更できるようにすることにある。
造物において、到来電波の種々の周波数に対応できるよ
うにすることにある。
の水分の影響について長年研究を重ねてきたが、従来
は、含水率を一定に維持することにより、電波吸収体の
電波吸収特性の変化を極力抑え、安定した電波吸収特性
を確保しようとする努力が払われてきた。
収体の吸収周波数と、電波吸収体の含水率との間には、
図5に示すように、含水率を増加させると吸収する周波
数特性が高周波側に移動するというある種の相関関係を
示すことに着目した。それまで含水率を維持しようとし
てきた発想を180度変えて、含水率を積極的に変化さ
せることにより、従来技術には全く見られなかった電波
吸収体の吸収周波数の変更制御が行えるのではないかと
の発想に至り、本発明を成したものである。
波を吸収する電波吸収層と、前記電波吸収層における含
水率を変更する含水率制御手段を有することを特徴とす
る。前記電波吸収体には、前記電波吸収層における前記
含水率を維持する含水率維持手段が設けられていること
を特徴とする。前記含水率維持手段は、前記電波吸収層
の表面を、水を透さない非透水性部材で覆う手段である
ことを特徴とする。
内部に設けられ、水を案内して電波吸収層内に前記水を
広げる水案内部材と、前記電波吸収層の表面側から前記
水案内部材に向けて設けた通水孔と、前記通水孔の前記
表面側の開口部を開閉する開閉部材とを有することを特
徴とする。
吸収面に合わせた範囲に設けられていることを特徴とす
る。前記水案内部材は、前記水により湿潤する繊維で形
成されたメッシュであることを特徴とする。前記電波吸
収体は、その強度が前記メッシュにより補強されている
ことを特徴とする。
を建物などの構造物に設けた電波吸収構造物であって、
前記電波吸収体は、前記到来電波に対する吸収周波数の
可変手段が設けられていることを特徴とする。前記電波
吸収体には、上記いずれかに記載の電波吸収体が使用さ
れていることを特徴とする。
は、到来電波を吸収する電波吸収体の含水率を制御し
て、前記電波吸収体の吸収周波数を所望周波数に変更す
ることを特徴とする。前記電波吸収層の表面を水を透さ
ない非透水性部材で覆って、前記表面からの前記水の出
入りを阻止することを特徴とする。前記含水率の制御
は、前記電波吸収体を構成する電波吸収層の内部に設け
られ、水を案内して前記電波吸収層内に前記水を広げる
水案内部材に案内させる水の増減を、前記電波吸収体の
外表面ら前記水案内部材に向けて設けた通水孔を通して
行うことを特徴とする。
吸収面に合わせた範囲に設けられていることを特徴とす
る。前記水案内部材は、前記水により湿潤する繊維で形
成されたメッシュであることを特徴とする。前記電波吸
収体は、その強度が前記メッシュにより補強されている
ことを特徴とする。
吸収体の基準重量に対する水の含有重量比率を意味す
る。すなわち、電波吸収体の基準重量に対する、水の含
有重量比率として示せばよい。
あるいはオートクレーブに、所定温度、所定湿度で、所
定時間放置したのち、計量した重量を絶乾時の重量と定
義し、この絶乾時の重量を基準重量として、この絶乾状
態の含水率を0%と便宜的に決めておけばよい。絶乾状
態での電波吸収体の導電率を測定し、含水率0の状態の
ときの導電率とする。従って、本明細書で、含水率とい
う場合は、上記絶乾状態(含水率0と見なした状態)に
対して、どの程度水が含有されているかを示す値とな
る。
導電性を測定することで求めることができる。すなわ
ち、予め、含水率0%(上記絶乾状態)の電波吸収体
に、水案内部材を介して漸次所定重量の水を含有させ、
その都度導電性を測定する。このようにして、電波吸収
体に対する含水率と導電性との一対一の対応関係を求め
ておく。
に、各含水率における電波吸収体の吸収周波数の特性を
測定して、含水率、導電性、吸収周波数とを互いに一対
一に対応させておく。電波吸収体の所望周波数への変更
を行うには、所望の吸収周波数に対応する含水率を上記
対応関係から求め、この含水率になるように導電性を測
定により監視しながら、通水孔から水を注入したり、あ
るいは通水孔から水を除けばよい。
に基づいて詳細に説明する。図1(A)は、本発明の電
波吸収体の平面図を示し、(B)は(A)のA−A線で
切断した様子を示す断面図であり、(C)は(B)の丸
で囲んだ部分を拡大した様子を示す部分断面図である。
に、略矩形板状に形成された電波吸収層11の外表面
を、非透水性にして構成されている。電波吸収層11
は、例えば、珪酸カルシウム板、あるいは石膏ボード、
あるいはセメント板などで形成しておけばよく、板面裏
面側には、金属箔などの電波反射材11aが貼り付けら
れて構成されている。
ード、あるいはセメント板などは、珪酸カルシウム、石
膏、セメントをバインダーとして、フェライト粉、金属
粉、カーボン粉、カーボン繊維などから選ばれたいずれ
か1種、あるいは複数種を、板状の成形体として形成す
ればよい。
水性は、例えば、電波吸収層11の外表面上を非透水性
素材の被膜12で覆うようにすればよい。かかる被覆1
2としては、例えば、フッ素樹脂塗料、アクリルシリコ
ン樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料
などの塗料を、電波吸収層11の外表面に薄く塗布する
ことにより形成することができる。あるいは、ビニール
壁紙などを貼り付けることにより被覆12を形成しても
よい。このようにして、電波吸収層11の外表面を非透
水性部材である被覆12で覆うことにより、電波吸収層
11内の含水率維持手段が構成されている。
3が埋設されている。かかる水案内部材13は、図1
(B)に示すように、電波吸収層11の電波吸収面の範
囲に合わせて、板面方向に沿って平面状に設けられてい
る。例えば、中空糸、あるいは浸透性の高い高浸透性繊
維などの素材で形成されたメッシュを、水案内部材13
として使用することができる。水案内部材13は、例え
ば、電波吸収層11を珪酸カルシウム板、石膏ボード、
コンクリート板などの成型時に内部に埋設するようにし
ておけばよい。
けた非透水性の被覆12の上には、仕上材14を設け
て、電波吸収体10の化粧面が形成されている。電波吸
収体10を取り付けるに際しては、かかる化粧面が、吸
収電波の到来方向に向くように設ければよい。電波吸収
体10の取付面は裏面側となるが、電波吸収層11を覆
う非透水性の被膜13に損傷を与えることなく取り付け
ることが必要である。かかる取付方法としては、例え
ば、クリップ状の金具を用いて、ボードの端部を下地に
固定するのが望ましい。
15が電波吸収層11の内部に設けた水案内部材13ま
で届くように設けられている。図1(A)に示す場合に
は、例えば、900mm×1800mmの大きさの板面
を、450mm角(図中、破線表示)の8区画に均等に
分け、その各区画の中心位置に通水孔15が設けられる
ように構成されている。
形の開口部15aで、電波吸収体10の水案内部材13
と外部との連通が図られている。さらに、図1(A)に
示す場合には、一枚の電波吸収体10の表面に開口部1
5aを有する複数の通水孔15は、電波吸収層11内に
設けられた水案内部材13を介して互いに連絡されてい
る。
かの通水孔15から電波吸収層11内に注水した水は、
他の通水孔15側にも水案内部材13に沿って案内され
て広がることができる。水案内部材13を設けない場合
には、一つの通水孔15から注水した水は、電波吸収層
11内に広がる速度は遅く、注入した通水孔15の近辺
で浸透してしまい、電波吸収体10における含水率の平
均化が行われにくい。その結果、電波吸収体10の吸収
周波数の特性が、電波吸収体10の部分毎に大きく異な
り、平均した電波吸収が行われず、正確な電波吸収状況
の測定が行えない。
開口部15aは、電波吸収体10とは別体に構成された
キャップ16を、着脱自在に取り付けることにより、所
望により自在に開閉が行えるようになっている。
例えば、次のようにして行えばよい。図2(A)に示す
場合には、キャップ16は略ボルト状に形成され、ねじ
込み部16aの外周には雄ねじが切られている。一方、
電波吸収層11に設けた通水孔15の開口部15aの周
囲には、内側に雌ねじを切ったリング状のナット部材1
7が設けられている。キャップ16の螺合部16aを、
ナット部材17に、着脱自在にねじ込むことにより、開
口部15aの開閉を自在に行うことができる。
をねじ込みできる構成とすることにより、キャップ16
で開口部15a側を閉じた場合には、通水孔15を通し
て電波吸収層11内の水分の外部への蒸発を確実に防止
することができる。そのため、電波吸収層11内の含水
率を一定に維持することができ、電波吸収特性を安定さ
せることができる。
プ16の頭部側が、電波吸収体10の仕上げ面より突出
する構成となっているが、図2(B)に示すように、電
波吸収体10の仕上げ面に面一となる構成としてもよ
い。
の周囲には、リング状のナット部材17が設けられてい
る。この場合には、ナット部材17は、内側に雌ねじが
切られたナット部の上に仕上材14が設けられており、
ナット部材17を電波吸収層10内に設けた状態で、電
波吸収体10の板面の仕上材14と、ナット部材17の
仕上部材14面とが面一になるようになっている。
は、外周に雄ねじが切られた螺合部16bの上に仕上材
14が設けられている。螺合部16bを電波吸収層11
の開口部15aの周縁に設けたナット部材17のナット
部に、着脱自在にねじ込み取り付けすることにより、開
口部15aの開閉を自在に行うことができる。また、図
2(B)に示すように、キャップ16をナット部材17
にねじ込み取付した状態では、キャップ16の仕上部材
14は、電波吸収体10の仕上部材14、ナット部材1
6の仕上部材14とそれぞれ面一になり、電波吸収体1
0の板面にはキャップ16の突出が見られない。
それぞれ電波吸収体10の電波吸収を阻害しない素材で
形成しておけばよい。また、キャップ16の開口部15
aを開閉自在に取り付ける構成は、上記の如く着脱自在
にねじ込み取り付ける構成以外の構成でも、電波吸収層
11内の含水率の変化を生じないように確実に通水孔1
5を塞ぐことができる構成であればよい。
示す形状以外のものでもよく、要は、水案内部材13と
電波吸収体10の外部とを連絡する連絡路に形成され、
その連絡路を塞いだり、開けたりすることができる形状
であればどのようなものでも構わない。
吸収面側から通水路15を形成する構成を示したが、電
波吸収体10の裏面側から通水孔15を形成する構成を
とっても構わない。かかる構成を採用すれば、電波吸収
面に不要な凹凸、切り込みなどを発生させることがな
く、電波吸収効率を妨げる虞がない。さらには、側面側
から通水孔15を設ける構成としてもよい。
て、どのようにして含水率を調節して、電波吸収体10
の吸収周波数を変更するかについて説明する。
「含水率」は、電波吸収体10の絶乾状態における重
量、すなわち基準重量Aに対する水の含有重量の比率を
意味するものとして定義する。例えば、製造された電波
吸収体を恒温室、あるいはオートクレーブに、所定温
度、所定湿度で、所定時間放置したのち、計量した重量
を絶乾時の重量と定義し、この絶乾時の重量を基準重量
Aとすればよい。
重量がWであれば、この電波吸収体10の含水率は、以
下の式で求めることができる。
含水率を制御することにより吸収周波数の変更を行う方
法について説明する。
に変更するためには、電波吸収体10のキャップ16を
外して、開口部15aをあけ、通水孔15を通して水を
注入し、電波吸収体10の含水率を増加させればよい。
注水量は、予め求めておいた含水率と吸収周波数との関
係から所望の吸収周波数に対応する含水率を求め、この
含水率から算出することにより決定することができる。
は、キャップ16を通水孔15の開口部15aに確実に
取り付けて塞ぐ。上記要領で注水された水は、通水孔1
5を通って水案内部材13に達し、水案内部材13の敷
設方向に沿って水が広がりながら、併せて電波吸収層1
1内に染みてゆく。
収層11内の各方向に速やかに導く水の通り道の役目を
果たしている。かかる水の通り道の役目をする水案内部
材13がない場合には、前述の如く、水は、注水した箇
所のみの周囲に染み出すこととなり、電波吸収体10に
おける含水率が平均化されないこととなる。かかる水案
内部材13を用いることにより、注水した水による含水
率の変化が電波吸収層11内で平均化されることとな
る。
がりは、例えば、電波吸収体10を加温することによ
り、その広がりをより早く行えるように促進することが
できる。
量は、開口部15aではキャップ16により、その他の
部位では非透水性の被覆12で電波吸収層11の外面が
覆われているため、電波吸収層11内の水分の電波吸収
体10の外部との出入りは遮断された状態となり、電波
吸収体10の含水率は一定である。
波数側に変更するには、電波吸収体10の含水率を減少
させればよい。含水率を減少させるに際しては、電波吸
収体の含水率に対応した導電率と吸収周波数との予め求
めておいた関係から所望の吸収周波数に対応する導電率
を求め、電波吸収体10の導電率を測定しながら、電波
吸収体10から水を蒸発させればよい。
し、開口部15aを開口状態にする。開口状態のまま
で、電波吸収層11内の水を蒸発させる。蒸発に際して
は、乾燥雰囲気で、かつ十分に蒸発が促進される環境で
あればよいが、かかる環境にない場合には、適度に温風
を通水孔15内に送ることにより、蒸発を促すようにす
れば効率的である。
発量は把握しにくいため、本実施の形態では、蒸発用に
開口した開口部15aとは異なり箇所の他の開口部15
aを利用して、図3に示すように、導電性を測定し、蒸
発量に見合った導電性の変化を確認することにより蒸発
量の管理を行えばよい。
口部15a開口しておき、所定の導電性を示した状態
で、蒸発用に開口した開口部15aにキャップ16を取
り付けて閉じる。
除水などで制御することにより、電波吸収体の吸収周波
数を所望の吸収周波数に変更することができるが、変更
作業が終了した時点では、電波発生源から電波を電波吸
収体の受信表面に向けて発振し、電波吸収体を介して電
波発生源とは反対側に置いた電波測定機で、吸収周波数
が所望周波数に変更されているか確認すればよい。
率を所望量変化させることにより、電波吸収体10の吸
収周波数特性を所望の吸収周波数特性に変更することが
できる。すなわち、本発明により、初めて、電波吸収層
11内の含水率の変化を制御する構成が具体的に提示さ
れ、それに基づき電波吸収体10の吸収周波数特性の変
更を所望により行うことができるようになった。
量の変化が電波吸収特性に影響を与えることは知られて
いたが、かかる事実を利用して電波吸収体10の吸収周
波数の変更が行えるように具体的な提案を行ったのは、
本発明が初めてである。従来は、前述の如く、含水率に
よる電波吸収特性の変化が発生しないような努力がなさ
れるのみで、逆に含水量を積極的に変化させて、電波吸
収体10の吸収周波数の変更を行う試みは、本発明者に
より初めてなされた試みである。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて
変更してもよい。
(W−A)×100/Aと定義したが、かかる定義に限
定する必要はない。含水率は、あくまで電波吸収体10
内の水分量を知る一つの目安として、すなわち指標とし
て設定するものであり、かかる指標として使用目的に適
う定義であれば、上記定義に限定しなくてもよい。
必要な部材として水案内部材、通水孔を設け、含水率を
維持させるために必要な部材として被膜12で例示され
る非透水性部材を設け、含水率を変化させたり、あるい
は維持させるために必要な部材としてキャップ16で例
示される開閉部材を設けて、含水率制御手段を構成する
場合について説明したが、かかる構成以外の含水率制御
手段を使用してもよい。
せた含水率を維持する手段とから含水率制御手段を構成
しておけばよい。あるいは、例えば、電波吸収層そのも
のが内部の水分を外部に透さないものであれば、含水率
制御手段に含水率維持手段を含めない構成も考えられ
る。
を制御しながら変化させることにより、電波吸収体の吸
収周波数特性の変更ができるように構成したが、水以外
の液体を使用してもよい。電波吸収層内における存在率
で吸収周波数の特性に変化が発生するものであれば使用
できる。
合でも、以下のように構成しておけばよい。
電波吸収層と、前記電波吸収層の吸収対象とする電波に
対する吸収周波数を、前記電波吸収層における含有率に
対応して変える導電性液体の前記電波吸収層における含
有率制御手段とを有することを特徴とする電波吸収体に
しておけばよい。
収体において、前記含有率制御手段は、前記電波吸収層
の内部に設けられ、導電性液体を保持する導電性液体保
持部材と、前記導電性液体保持部材に連絡され、前記電
波吸収体の外面に開口部を設けた前記導電性液体を通す
通液孔と、前記開口部を開閉する開閉部材とを有するこ
とを特徴とする電波吸収体にしてもよい。
成の電波吸収体において、前記電波吸収層の表面は、前
記導電性液体を透さない非透液性部材で覆う電波吸収体
に構成してもよい。
成のいずれか一つの構成の電波吸収体において、前記導
電性液体保持部材を、前記電波吸収体の電波吸収面に合
わせた範囲に設けられていることを特徴とする電波吸収
体に構成してもよい。
ずれか一つの構成の電波吸収体において、前記導電性液
体保持部材は、前記導電性液体により湿潤する繊維をメ
ッシュに形成したことを特徴とする電波吸収体に構成し
てもよい。
収体において、前記電波吸収体は、その強度が前記メッ
シュにより補強されていることを特徴とする電波吸収体
に構成してもよい。
電波吸収体を建物などの構造物に設けた電波吸収構造物
であって、前記電波吸収体は、前記到来電波に対する吸
収周波数の可変手段が設けられていることを特徴とする
電波吸収構造物の構成が考えられる。
収体において、第1ないし第7のいずれか一つの構成の
電波吸収体が使用されていることを特徴とする電波吸収
構造物の構成としてもよい。
電波吸収体の前記到来電波に対する吸収周波数を制御す
る吸収周波数制御方法であって、前記電波吸収体を構成
する電波吸収層の吸収対象とする電波に対する吸収周波
数を、前記電波吸収層における含有率に対応して変える
導電性液体の前記電波吸収層における含有率制御手段と
を有することを特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御
方法に構成してもよい。
吸収体の吸収周波数制御方法において、前記含有率制御
手段は、前記電波吸収層の内部に設けられ導電性液体保
持部材に保持させる導電性液体を、前記導電性液体保持
部材に連絡され、前記電波吸収体の外面に開口部を設け
た通液孔を通して、注入あるいは吸入することにより、
前記導電性液体の前記電波吸収層における含有率を制御
することを特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御方法
の構成としてもよい。
の構成の電波吸収体の吸収周波数制御方法において、前
記電波吸収層の表面を前記導電性液体を透さない非透液
性部材で覆って、前記表面からの前記導電性液体の出入
りを阻止することを特徴とする電波吸収体の吸収周波数
制御方法の構成としてもよい。
のいずれか一つの構成の電波吸収体の吸収周波数制御方
法において、前記導電性液体保持部材は、前記電波吸収
体の電波吸収面に合わせた範囲に設けられていることを
特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御方法の構成とし
てもよい。
のいずれか一つの構成の電波吸収体の吸収周波数性制御
方法において、前記導電性液体保持部材は、前記導電性
液体により湿潤する繊維をメッシュに形成されているこ
とを特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御方法の構成
としてもよい。
波吸収体の吸収周波数制御方法において、前記電波吸収
体は、その強度が前記メッシュにより補強されているこ
とを特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御方法の構成
としてもよい。
かった電波吸収体の吸収周波数の特性変化を、制御した
状態で人為的に行うことができる。所望の吸収周波数特
性に、電波吸収体の含水率を制御することにより、容易
に行うことができる。水を使用することにより、他の液
体を使用する場合に比べて、簡単に、安全に行うことが
できる。
造物では、到来電波の周波数が変化しても、それに合わ
せて吸収周波数を変更することができる。そのため、従
来は、初期の吸収周波数とは異なる吸収周波数に対応さ
せるため、電波吸収構造物の改修が必要となった場合で
も、本発明の構造物では、かかる改修は必要ない。
数の電波吸収体のうち一部の電波吸収体のみ吸収周波数
特性を変更することにより、電波吸収構造物の使い勝手
をよくすることができる。
を使用することにより、従来は行えなかった電波吸収体
の吸収周波数の変更が容易に行える。
し、(B)は(A)のA−A線で切断した様子を示す断
面図であり、(C)は(B)の丸で囲んだ部分を拡大し
た様子を示す部分断面図である。
部分断面図である。
性で測定する様子を示す説明図である。
型の電波吸収体の吸収パターンを示すグラフ図である。
波吸収体の吸収周波数の特性が変更される様子を示すグ
ラフ図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 到来電波を吸収する電波吸収層と、 前記電波吸収層における含水率を変更する含水率制御手
段を有することを特徴とする電波吸収体。 - 【請求項2】 請求項1記載の電波吸収体において、 前記電波吸収体には、前記電波吸収層における前記含水
率を維持する含水率維持手段が設けられていることを特
徴とする電波吸収体。 - 【請求項3】 請求項2記載の電波吸収体において、 前記含水率維持手段は、前記電波吸収層の表面を、水を
透さない非透水性部材で覆う手段であることを特徴とす
る電波吸収体。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の電波吸収体において、 前記含水率制御手段は、前記電波吸収層の内部に設けら
れ、水を案内して電波吸収層内に前記水を広げる水案内
部材と、 前記電波吸収層の表面側から前記水案内部材に向けて設
けた通水孔と、 前記通水孔の前記表面側の開口部を開閉する開閉部材と
を有することを特徴とする電波吸収体。 - 【請求項5】 請求項4記載の電波吸収体において、 前記水案内部材は、前記電波吸収体の電波吸収面に合わ
せた範囲に設けられていることを特徴とする電波吸収
体。 - 【請求項6】 請求項4または5記載の電波吸収体にお
いて、 前記水案内部材は、前記水により湿潤する繊維で形成さ
れたメッシュであることを特徴とする電波吸収体。 - 【請求項7】 請求項6記載の電波吸収体において、 前記電波吸収体は、その強度が前記メッシュにより補強
されていることを特徴とする電波吸収体。 - 【請求項8】 到来電波を吸収する電波吸収体を建物な
どの構造物に設けた電波吸収構造物であって、 前記電波吸収体は、前記到来電波に対する吸収周波数の
可変手段が設けられていることを特徴とする電波吸収構
造物。 - 【請求項9】 請求項8記載の電波吸収構造物におい
て、 前記電波吸収体には、請求項1ないし7のいずれか1項
に記載の電波吸収体が使用されていることを特徴とする
電波吸収構造物。 - 【請求項10】 到来電波を吸収する電波吸収体の含水
率を制御して、前記電波吸収体の吸収周波数を所望周波
数に変更することを特徴とする電波吸収体の吸収周波数
制御方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の電波吸収体の吸収周
波数制御方法において、 前記電波吸収層の表面を水を透さない非透水性部材で覆
って、前記表面からの前記水の出入りを阻止することを
特徴とする電波吸収体の吸収周波数制御方法。 - 【請求項12】 請求項10または11記載の電波吸収
体の吸収周波数制御方法において、 前記含水率の制御は、前記電波吸収体を構成する電波吸
収層の内部に設けられ、水を案内して前記電波吸収層内
に前記水を広げる水案内部材に案内させる水の増減を、
前記電波吸収体の外表面ら前記水案内部材に向けて設け
た通水孔を通して行うことを特徴とする電波吸収体の吸
収周波数制御方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の電波吸収体の吸収周
波数制御方法において、 前記水案内部材は、前記電波吸収体の電波吸収面に合わ
せた範囲に設けられていることを特徴とする電波吸収体
の吸収周波数制御方法。 - 【請求項14】 請求項12または13記載の電波吸収
体の吸収周波数性制御方法において、 前記水案内部材は、前記水により湿潤する繊維で形成さ
れたメッシュであることを特徴とする電波吸収体の吸収
周波数制御方法。 - 【請求項15】 請求項14記載の電波吸収体の吸収周
波数制御方法において、 前記電波吸収体は、その強度が前記メッシュにより補強
されていることを特徴とする電波吸収体の吸収周波数制
御方法。
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JPH02303095A (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-17 | Akzo Kashima Ltd | 電波無響室 |
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JPH08181307A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-07-12 | Nippondenso Co Ltd | 電界効果型パワ−素子集積回路 |
JPH09148783A (ja) * | 1995-11-16 | 1997-06-06 | Masahiko Shima | 電磁波の空中漏れ並びに混入防止用シール材及びそのシール方法 |
JP2000077889A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電波吸収材 |
-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000181307A patent/JP4729678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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