JPH01112589A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH01112589A
JPH01112589A JP62268155A JP26815587A JPH01112589A JP H01112589 A JPH01112589 A JP H01112589A JP 62268155 A JP62268155 A JP 62268155A JP 26815587 A JP26815587 A JP 26815587A JP H01112589 A JPH01112589 A JP H01112589A
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修一 宮岡
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和久 宮本
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Masanori Odaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体記憶装置に関するものであり、例え
ば、高速型のスタティック型R,AM(ランダム・アク
セス・メモリ)に利用して有効な技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
スタティック型RAMでは、ワード線の切り換えのとき
に二重選択状態が生じると、保持すべき記憶情報の破壊
や誤書き込みが行われてしまう。
そのため、上記のような二重選択マージンを採るために
、ワード線の選択信号を形成する駆動回路等において、
非選択レベルを形成するNチャンネルMO3FETのコ
ンダクタンスを大きくし、選択レベルを形成するPチャ
ンネルMOS F ETのコンダクタンスを小さく形成
して、第3図に点線で示すように非選択にされるべきワ
ード線(例えばWO)の立ち下がりを速くし、選択され
るべきワード線(例えばWl)の立ち上がりを遅くして
二重選択マージンを確保することが考えられる。
また、アドレス信号の遷移状態を検出して、この検出パ
ルスに応じてワード線の非活性(非選択状B)化、デー
タ線やセンスアンプのイコライズ等を行うATD (ア
ドレス信号変化検出)方式がある。このようなATD方
式に関しては、例えば、日経マグロウヒル社1987年
8月発行「日経マイクロデバイス(製品レベルで25n
aを保証する256K  CMO3RAM技術)」があ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記駆動回路によってワード線の二重選択マージンを確
保する方法では、ワード線の立ち上がりをわざわざ遅く
する必要があるため、動作速度が遅くなってしまう、ま
た、上記アドレス信号の遷移状態を検出するATD方式
では、アドレス信号が変化して、その検出パルスが形成
されるまでの間に遅延時間が生じる。そして、一定期間
ワード線を非選択状態に維持させる時間を設定する必要
がある。それ故、RAMの高速化を考えると、その間選
択状態にされるべきワード線の立ち上がりが遅くなるた
め、高速化を却って妨げるものになってしまう。
この発明の目的は、ワード線の二重選択マージンを確保
するとともに高速化を図った半導体記憶装置を提供する
ことにある。
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
この明細書の記述および添付図面から明らかになるであ
ろう。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、アドレス信号の入力に同期して外部から供給
されるタイミングパルスに対応してワード線を非選択状
態にさせる。
〔作 用〕
上記した手段によれば、アドレスの入力と同期してワー
ド線を強制的に非選択状態にするものであるため、ワー
ド線の二重選択マージンの確保と選択されるべきワード
線の立ち上がりを早くすることができる。
〔実施例〕
第1図には、この発明をバイポーラ型トランジスタと0
M03回路の組み合わせからなるスタティック型RAM
に適用した場合の要部一実施例の回路図が示されている
。特に制限されないが、同図のRAMは、公知のBi−
CMO3!J積回路の製造技術によって1個の単結晶シ
リコンのような半導体基板上に形成される。なお、同図
において、Pチャンネル部分 S F ETは、チャン
ネル部分(バックゲート)部に矢印を付加することによ
ってNチャンネルMO3FETと区別している。
この実施例のRAMは、特に制限されないが、ECL−
CMOSコンパチブルにされたRAMに向けられている
。それ故、電源電圧は、−Veeのような負電圧が用い
られる。
メモリセルMCは、その1つの具体的回路が代表として
示されており、Nチャンネル型の記憶用MO3FETQ
I、Q2(7)ゲートとトレインハ、互いに交差結線さ
れる。特に制限されないが、上記MOSFETQI、Q
2のドレインと回路の接地電位点の間には、情報保持用
のポリ(多結晶)シリコン層で形成された高抵抗R1,
R2が設けられる。上記MO3FETQ1.Q2の共通
接続点と相補データ&51DO,DOとの間にNチャン
ネル型伝送ゲートMO3FETQ3.Q4が設けられる
。他のメモリセルMCも相互において同様な回路構成に
されている。これらのメモリセルは、マトリックス状に
配置されている。同じ行に配置されたメモリセルの伝送
ゲートMO5FETQ3゜Q4等のゲートは、それぞれ
例示的に示された対応するワード線WO,Wn等に共通
に接続され、同じ列に配置されたメモリセルの入出力端
子は、それぞれ例示的に示された対応する一対の相補デ
等に接続される。
上記メモリセルMCにおいて、それを低消費電力にさせ
るため、その抵抗R1は、MOS F ETQlがオフ
状態にされているときのMO3FETQ2のゲート電圧
をしきい値電圧以上に維持させることができる程度の高
抵抗値にされる。同様に抵抗R2も高抵抗値にされる。
言い換えると、上記抵抗R1は、MO3FETQIのド
レインリーク電流によってMO3FETQ2のゲート容
量(図示しない)に蓄積されている情報電荷が放電させ
られてしまうのを防ぐ程度の電流供給能力を持つように
される。なお、上記抵抗R1,R2に代え、Pチャンネ
ルMOS F ETを用いるものであってもよい。
上記メモリアレイM−ARYにおける代表として示され
た一対の相補データ線DO,DOと電源電圧Vccとの
間には、特に制限されないが、Nチャンネル負荷MO5
FETQ5.Q6が設けられる。他の代表として示され
た相補データ線DI。
Dlにも同様なMO3FETQ7.Q8が設けられる。
同図において、ワード線WOは、XアドレスデコーダX
DCRを構成するノア(NOR)ゲート回路G1で形成
された出力信号によって選択される。このことは、他の
ワード線Wnについても同様である。上記Xアドレスデ
コーダXDCRは、相互において類似のノアゲート回路
G1.02等により構成される。これらのノアゲート回
路Gl。
02等の入力端子には、後述するように複数ビットから
なる外部アドレス信号AO〜At(図示しない適当な回
路装置から出力されたアドレス信号)を受けるXアドレ
スバッファXADHで形成された内部相補アドレス信号
が所定の組合せにより印加される。また、後述するよう
にワード線の二重選択マージンを確保するために、全ワ
ード線を強制的に非選択状態にさせるタイミングパルス
wcが共通に入力される。
なお、同図においては、図面が複雑になってしまうのを
防ぐために、上記XアドレスデコーダXDCHの単位回
路は、それぞれ1つのノアゲート回路Gl、G2等によ
って示しているが、デコード部全体のゲート数を減少さ
せたり、裔密度に配置されるワード線のピッチ(間隔)
とその選択出力信号を形成する単位ゲート回路とのピン
チを合わせたり、寄生入力容量を減らすこと等のため、
プレデコーダを配置する等のように複数段に分割して構
成される。また、出力部には、駆動回路を設けて選択さ
れるべきワード線の立ち上がりを高速にするものであっ
てもよい。この場合、その駆動回路にゲート機能を設け
て、上記タイミングパルスwcを供給するものとしても
よい。
上記メモリアレイにおける一対の相補データ線Do、D
o及びDl、DIは、それぞれデータ線選択のための伝
送ゲートMO3FETQ9.QlO及びQll、Q12
から構成されたカラムス・fフチ回路を介してコモン相
補データ線CD、CDに接続される。
上記カラムスイッチ回路を構成するM OS F ET
Q9.QIO及びQll、Q12のゲートには、それぞ
れYアドレスデコーダYDCHによって形成さた選択信
号が供給される。このYアドレスデコーダYDCRは、
上記同様な相互において類似のノアゲート回路G3,0
4等により構成される。
これらのノアゲート回路G3.04等には、複数ビット
からなる外部アドレス信号AO−Aj(図示しない適当
な回路袋rから出力されたアトし・大信号)を受けるY
アドレスバッファY−ADBで形成された内部相補アド
レス信号が所定の組合せにより印加される。上記Yアド
レスデコーダYDCRを構成するノアゲート回路G3.
04等も実際には、上記XアドレスデコーダXDCRと
類似のプリデコーダ等を含む複数段の論理ゲート回路か
ら構成される。
上記コモン相補データ線CD、CDは、読み出し回路R
Aの入力端子と、書込み回路WAの出力端子に接続され
る。上記読み出し回路RAは、共通相補データ線CD、
CDの読み出し信号を増幅するセンスアンプと、ECL
出力回路とを含みECLレベルの読み出し信号を出力端
子Doutへ送出する。書込み回路WAは、入力端子D
inから入力されるECLレベルの書込みデータ信号を
増幅して、CMOSレベルの書き込み信号を形成して上
記共通相補データ線CD、CDに送出する。
タイミング制御回路TCは、外部端子WE、C8から供
給されるの制御信号と、外部端子CKから供給されるク
ロックパルスとを受けて、上記読み出し回路RA、書込
み回路WAの動作制WJ信号R,W及びアドレスバッフ
ァの動作タイミングパルスck及びこのタイミングパル
スに対応した上記タイミングパルスwc等を形成する。
XアドレスバンファXADBは、その1つの回路(単位
回路)が代表として例示的に示されている。すなわち、
外部端子AOから供給されるアドレス信号は、バイポー
ラ型トランジスタT1、レベルシフトダイオードDと、
その動作電流を形成する電流源としてのM OS F 
E T Q 13からなるエミッタフォロワ回路を介し
て、次のECL回路に供給される。ECL回路は、差動
トランジスタT2.T3と、その共通エミッタに設けら
れ、その動作電流を形成する電流源としてのMO3FE
TQI々と、上記差動トランジスタT2.T3のコレク
タに設けられた負荷抵抗R3,R4とにより構成される
。上記電流源としてのλ10sFETQ13.Q14の
ゲートには、上記タイミングパルスckが供給されるこ
とによって、上記定電流動作のスイッチ制御がなされる
。上記一方の差動トランジスタT2のベースには、上記
エミッタフォロワ回路の出力信号が供給され、他方の差
動トランジスタT3のベースには、ECLOロジンクス
レフショルド電圧としての基準電圧vbbが供給される
。以上の各回路素子により、入力回路IBが構成される
上記入力回路IBO差動増幅トランジスタT2゜T3の
コレクタから送出され、外部端子AOから供給されたア
ドレス信号と同相のアドレス信号と逆相のアドレス信号
とからなるE CLレベルの相補信号は、次のレベル変
換回路LVCによってCMOSレベルに変換されろ。す
なわち、上記相補信号は、PチャンネルMO3FETQ
15.Ql6のゲートに供給される。これらのMOS 
F ETQ15.Ql6のドレインには、電流ミラー形
態にされたNチャンネルMO3FETQ17.Ql8が
設けられる。このようなMO3増幅回路は、上記Pチャ
ンネルMO3FETQI 5とQl6のゲートに互いに
逆相の相補信号が供給されるので、MO3FETQ15
.Ql6のドレイン電流が差動的に流れる。例えば、M
O3FETQ15の電流が相対的大きくされると、MO
3FETQI 6の電流は相対的に小さくされる。この
場合には上記MO3FETQ 15を通し、て大きな電
流が電流ミラー形態のMO3FETQ17に供給される
ので、これに応じてMO3FETQI Bの電流も大き
くされる。したがって、PチャンネルMO3FETQ1
6とNチャ二/ネJしMO3FETQI 8が相補的に
動作させられるので、その出力ノードN1からははソ゛
負の電源電圧−veeのようなロウレベルの出力信号が
得られる。また、逆の入力信号によってMO3FETQ
16のMmが相対的に大きくされると、MO3FETQ
I 5の電流が相対的に小さくされろ結男、上記電流ミ
ラー形態のMO3FP、TQl 7.Ql 8の動作電
流が小さくなり、出力ノードN1からははV′開回路接
地電位のようなハイレベルの出力信号が得られろ。
以上のレベル変換回路によって形成された内部アドレス
信号と逆相のアドレス信号(N2)を形成するため、上
記声似のMO3FRTQ19〜Q22により構成された
レベル変換回路が設けられる。このレベル変換回路の入
力であるMO3FETQ19.Q20のゲートには、上
記の場合と逆相のECLレベルの相補信号が供給される
この実施例では、上記アドレスデコーダを構成する多数
のゲート回路の入力容量からなる比較的大きな容量値の
負荷容量を高速で駆動するため、次の出力回路OBが設
けられる。すなわち、上記レベル変換回路LVCによっ
て形成された相補信号のうちの一方の出力ノードN1の
信号は、バイポーラ型NPN出力トランジスタ1゛4の
ベースに供給される。この出力トランジスタT4は、容
量性負荷の充電動作、言い換えるならば、ハイレベルの
出力動作を行う。上記出力トランジスタT4とカスケー
ド接続(準コンプリメンタリプッシュプル形態)にされ
た上記同様な出力トランジスタT5は、上記容量性負荷
の放電動作、言い換えるならば、ロウレベルの出力動作
を行う。この出力トランジスタT5を上記出力トランジ
スタT4に対して相補的に動作させるため、トランジス
タT5のベースとコレクタとの間にMOS F ETQ
 23が設けられる。このMO3FETQ23のゲート
には、上記レベル変換回路LVCによって形成された相
補信号のうちの他方の出力ノードN2の信号が供給され
ろ。上記出力トランジスタT5のベースと負のt源電圧
−Veeとの間には、その出力信号aOを受けろMO3
FETQ24が設けられる。
上記出力信号aOと逆相の出力信号TOを形成する出力
回路も上記類似のトランジスタT6.T7及びMOSF
F、TQ25.Q26から構成される。ただし、容量性
負荷の充電動作を行う出力トランジスタT6のベースに
は、上記他方の出力ノードN2におろけ出力信号が供給
され、容量性負荷の放電動作を行う出力トランジスタT
7のベースとコレクタの間に設けられたMO3FETQ
25のゲートには、上記一方の出力ノードN1におけろ
出力信号が供給される。
この出力回路QBの動作は、次の通りである。
、ヒ記しベル変換回VJILVcにおけろ一方の出力ノ
ードN1の出力信号がハイレベル(回路の接地電位)な
ら、出力トランジスタT4はオン状態にされて、出力信
号aQをハイレベルにする。この時、上記レベル変換回
路LVCにおける他方の出力ノードN2の出力信号はロ
ウレベル(負の電源電圧−Vea)であるため、MO3
FETQ23がオフ状態にされ、上記出力信号aOのハ
イレベルによってMO3FETQ24はオン状態にされ
る。上記MO3FETQ24のオン状態によって出力ト
ランジスタT5のベースには、はりロウレベルが供給さ
れる。これにより、出力トランジスタT5はオフ状態に
される。したがって、容量性負荷が高速に充電され、出
力信号aOは高速にハイレベルに充電される。
上記状態から、上記一方の出力ノードN1の信号がロウ
レベルに、他方の出力ノードN2の信号がハイレベルに
変化すると、上記一方の出力ノードN1のロウレベルに
よって出力トランジスタT4はオフ状態にされる。上記
他方の出力ノードN2のハイレベルによって、MO3F
ETQ23はオン状態にされる。このMO3FETQ2
3のオン状態によって、出力信号aOのハイレベルは、
出力トランジスタT5のベースに供給されることによっ
て、この出力トランジスタT5をオン状態にさせる。言
い換えれば、MO3FETQ23のオン状態によって出
力トランジスタT5は、そのベースとコレクタが接続さ
れることによって、ダイオード形態にされ、ハイレベル
の出力信号aOを高速に放電させる。この時、出力信号
aOのハイレベルによってMO3FETQ24は、オン
状態にされているものであるが、MO3FETQ23に
比べてそのコンダクタンスが小さく設定されていること
によって、上記出力トランジスタT5のオン動作を阻害
しないようにされる。
上記出力信号aOと逆相の出力信号aOを形成する出力
回路の動作は、上記レベル変換回路LVCからの出力信
号(N1.N2)が逆相で供給されることによって、上
記の場合とは出力トランジスタT6.T7が逆にオン/
オフ制御される。なお、出力トランジスタT5が飽和領
域で駆動されることを防止するため、MO3FETQ2
3のドレインが回路の接地電位ではなくトランジスタT
5のコレクタに接続され、同様にトランジスタT7が飽
和領域で駆動されることを防止するため、MO3FET
Q25のドレインが回路の接地電位ではなく、トランジ
スタT7のコレクタに接続されている。これによって、
スイッチング動作の高速化を図っている。
この実施例では、アドレスバッファの出力部に電流駆動
能力の大きなバイポーラ型トランジスタを用いることに
よって、その負荷としてのアドレスデコーダを構成する
多数のMOS F ETのゲートに付加されるゲート容
量等の比較的大きな容量値にされた寄生容量の充電/放
電動作を高速に行うことができる。このような出力回路
OBは、図示しないが上記第1図におけるアドレスデコ
ーダXDCR,YDCRの出力部、あるいはプレデコー
ダの出力部にも設けることによって、メモリアレイの選
択動作の高速化を図ることができる。
上記出力回路OBの相補出力信号aO,aOを送出させ
る出力端子には、ランチ形態にされたCMOSインバー
タ回路IVIとIV2が設けられる。これらのCMOS
インバータ回路IVIとIv2は、それを構成するMO
S F F、Tのコンダクタンスが上記出力回路OBの
出力トランジスタに比べて充分小さく設定されることに
よって、上記出力回路OBの切り換え動作を阻害しない
ようにされる。
この実施例では、特に制限されないが、上記アドレスバ
ッファにおける入力回路INの動作レベルマージンの向
上と低消費電力化等を図るため、アドレス信号の入力と
同期して供給されるクロックパルスCKに対応したタイ
ミングパルスckによって一定期間のみ動作状態にされ
る。タイミング制御回路TCは、クロックパルスGKが
71イレベルにされると、それに応じて内部のタイミン
グパルスckをハイレベ°ルにする。そして、アドレス
信号の取り込みに必要な時間経過の後に上記クロックパ
ルスCKがロウレベルにされ、それに応じて内部タイミ
ングパルスckもロウレベルにされる。これにより、入
力回路IBは、アドレス信号が取り込まれた後は上記イ
ミングパルスckのロウレベルによりその動作電流が遮
断される。このようにすることによって、アドレスバッ
ファADBでの消費電流の低減が可能になる。
この実施例では、上記のように入力回路IBをアドレス
信号を取り込んだ後に非動作状態にするものとしても、
取り込んだアドレス信号はラッチ回路(IVI、IV2
)より保持されているから問題ない。すなわち、タイミ
ングパルスCKをロウレベルにして定電流源を構成する
MO3FETQ13.Ql4等をオフ状態にさせること
により、入力回路IBの動作電流が遮断されるから、そ
の出力信号は抵抗R3,R4を通して共にハイレベルの
出力信号が送出されることになる。このハイレベルの出
力信号を受けるレベル変換回路LVC(7)Pチャンネ
ルMO3FETQ15.Ql 6及びQl9.Q20等
は、共にオフ状態にされる。この結果、レベル変換回路
LVCの出力(Nl、N2)は、ハイインピーダンス状
態にされ、出力回路OBのトランジスタT4〜T7等は
全てオフ状態にされる。しかしながら、出力回路OBの
出力端子には、CMOSインバータ回路IVI、IV2
等により構成されたラッチ回路が設けられているので、
上記タイミングパルスckがハイレベルの時に取り込ま
れたアドレス信号AOに対応した内部相補アドレス信号
ao、aoを保持している。
このラッチ回路に保持されたアドレス信号によって、ア
ドレスバッファが非動作状態にされるにもかかわらず、
デコーダXDCRにより選択されるべきワード線の選択
信号が形成される。
このデコーダXDCRの解読動作において、出力回路O
Bの出力レベルは、上記CMOSインバータ回路IVI
、IV2の動作によって、上記出力トランジスタT4、
T6により形成される出力ハイレベル(−V+t)は回
路の接地電位(Ov)まで上昇し、トランジスタT5、
T7により形成される出力口ウレベル−(Vee−Vm
i)は電源電圧−Veeまで低下する。すなわち、上記
CMOSインバータ回路IVIとIV2を構成するオン
状態にされたPチャンネルMOS F ETとNチャン
ネルMOSFETとによりレベル補償動作が行われるも
のである。これによって、アドレスデコーダ回路を構成
するCMO3回路の入力レベルが、フルスイングのレベ
ルになるから、NチャンネルMOS F ETとPチャ
ンネル間O8FETとが完全に相補的に動作することに
なる。それ故、出力回路OBにより形成される出力レベ
ルがそのまま出力される場合において、上記のような絶
対値的なレベル減少によりオフ状態になるべきPチャン
ネルMOS F ET又はNチャンネルMOS F E
Tがウィークリイにオン状態にされることによる直流電
流が生じることがない。デコーダXDCR等を構成する
CMO3回路における消費電流を理論的には零にするこ
とができる。
上記アドレス信号をラッチ回路に保持させる構成におい
ては、例えば、ライトイネーブル信号WEがハイレベル
の読み出し動作なら、メモリセルの選択動作、読み出し
回路RAの増幅動作によって出力端子Doutへ選択さ
れたメモリセルの記憶情報に従ったハイレベル/ロウレ
ベルの読み出し信号が送出される。この時に、RAMの
電源電圧線−Vee又は回路の接地電位には、外部端子
に付加される比較的大きな寄生容量をチャージアップし
たり、ディスチャージさせるために流れる電流に応じて
比較的大きなノイズが発生する。しかしながら、この実
施例では、上記タイミングパルスckロウレベルによっ
てアドレスバッファXADB、YADBが非動作状態に
されており、アドレス信号はラッチ回路に保持されてい
るので、上記ノイズに対して何ら悪影響を受けること(
アドレスの切り換え誤動作)がない。
この実施例では、上記のようなアドレス信号の取り込み
用クロックパルスCKを、ワード線二重選択マージン確
保のために利用する。すなわち、タイミング制御回路T
Cは、上記クロックパルスGKを受けて、上記タイミン
グパルスwcを形成する。特に制限されないが、上記ク
ロックパルスCKは、アドレス信号の取り込みに必要な
比較的短いパルス幅を持つようにされるため、タイミン
グ制御回路TCは、上記クロックパルスCKのパルス幅
伸長させる回路を持つようにされる。このパルス幅は、
例えばデコーダXDCRの出力が確定する前にタイミン
グパルスWCがハイレベルからロウレベルに変化するよ
うに設定される。
また、この実施例では、上記タイミングパルスwcを利
用して、相補データ線のイコライズを実施する。すなわ
ち、例示的に示されている相補データ線DO,Do及び
Di、DIの間には、短絡(イコライズ)用のMO3F
ETQ30とG31が設けられる。これらのMO3FE
TQ30とG31のゲートには、上記タイミングパルス
WCが供給される。このようなイコライズ用MO3FE
Tは、共通相補データ線CD、CD等にも設けるものと
してもよい。
次に、この実施例回路の動作を第2図に示したタイミン
グ図を参照して説明する。
アドレス信号ADの供給(変化)に同期して、それを取
り込むためのクロックパルスCKがハイレベルにされる
。これに応じて内部タイミングパルスckもハイレベル
になるため、上記入力回路IBが前述のように実質的に
動作状態になって、供給されたアドレス信号ADの取り
込みを行う。
−上記クロックパルスCKがハイレベルの期間に入力さ
れたアドレス信号は、前記ラッチ回路FFに保持される
この実施例では、上記クロックパルスGK (ck)の
ハイレベルに同期して、タイミングパルスWCもハイレ
ベル(論理“1”)にされる、これにより、デコーダX
DCRを構成する単位回路(ノアゲート回路)Gl、G
2等の出力信号は、それに供給される内部相補アドレス
信号に無関係にロウレベルにされる。これによって、以
前の動作サイクルにおいて取り込まれたアドレス信号に
従って選択状態にされているワード線(例えばWO)は
ハイレベルからロウレベルの非選択状態にされる。すな
わち、上記タイミングパルスwcがハイレベルの期間、
全ワード線は強制的に非選択状態にされる。また、図示
しないが、上記タイミングパルスWCのハイレベルによ
って、MO8FETQ30及びG31がオン状態になっ
て相補データ線Do、DO及びDI、DI等が短絡させ
る。
これにより、前の動作サイクルにおいてハイレベル/ロ
ウレベルにされていた相補データ線DO。
Do及びDl、DI等は相互に等しいレベルに設定され
る。
上記タイミングパルスweがハイレベルからロウレベル
に変化すると、デコーダXDCRに供給されるアドレス
信号が有効になって、点線で示すような選択されるべき
ワード線(例えばWl)がロウレベルからハイレベルの
選択レベルにされる。
この実施例では、上記のようにタイミングパルスweに
よって、ワード線の二重選択マージンが確保されるもの
であるため、選択されるべきワード線の立ち上がりを早
くすることができる。
また、上記ワード線の選択動作に応じて、読み出しモー
ドなら相補データ線DO,Do及びDI。
Dl等は、相互に等しいレベルから上記選択されたワー
ド4IW1に結合されたメモリセルの記憶情報に従って
ハイレベルとロウレベルに変化するため高速読み出しが
可能になる。
上記の実施例から得られる作用効果は、下記の通りであ
る。すなわち、 (1)アドレス信号の入力に同期して外部から供給され
るタイミングパルス(クロックパルス)に対応してワー
ド線を非選択状態にさせることにより、アドレスの入力
と同期してワード線を強制的に非選択状態にするもので
あるため、ワード線の二重選択マージンの確保と選択さ
れるべきワード線の立ち上がりを早くすることができる
という効果が得られる。
(2)上記タイミングパルスを用いて相補データ線等の
イコライズを実施することにより、上記ワード線選択動
作の高速化と相俟って高速読み出し及び書き込みを実現
できるという効果が得られる。
(3)アドレス信号の入力に同期して外部から供給さる
タイミングパルスにより、アドレス信号を取り込んでそ
れを保持するというアドレスラッチ機能を設けることに
よって、アドレス信号の取り込みの高速化と低消費電力
化を実現できるという効果が得られる。
(4)アドレスバッファの出力部にバイポーラ型トラン
ジスタを用いた出力回路と上記アドレスランチのための
CMOSインバータ回路を設けることによって、バイポ
ーラ型出力トランジスタにより高速動作化を図りつつ、
その出力レベルの減少分を0M03回路の動作によって
補償でき、動作電圧に応じたフルスイングの出力信号を
得ることができるという効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることばいうまでもない0例えば、外部端子から
供給される入力信号は、ECLレベルの信号の他、0M
O3又はTTLレベルの信号であってもよい、この場合
には、入力回路はCMOSインバータ回路を用いること
ができる。このようなCM OS−(ンバータ回路を用
いる場合、レベル変換の必要がないから、アドレスラッ
チ回路は、その入力部に設けるものとしてもよい。アド
レス信号の入力に同期して供給されるクロックパルスは
、そのパルス幅を比較的広くして、それをそのまま上記
ワード線の二重選択マージン確保のために利用するもの
であってもよい、このようにクロックパルスは、単にワ
ード線の二重選択マージンを設定するのみに用いるもの
であってもよい。また、メモリセルは、ランチ形態の2
つの記憶用MOS F ETのみから構成して、情報保
持のために、リフレッシュ動作を行わせるようにするも
のであってもよい。この場合、リフレッシュ動作は、単
にワード線を選択状態にさせるだけでよい。この場合、
二重選択マージン確保のためにリフレッシュアドレス信
号に同期して上記クロックパルスも供給される。また、
内部でリフレッシュアドレス信号を発生させる場合、内
部で上記タイミングパルスを発生させればよい。
この発明は、上記スタティック型RAMの他、各種RO
M (リード・オンリー・メモリ)にも同様に適用でき
る。すなわち、ROMにおいてもワード線が二重選択状
態にされると、RAMのような情報の破壊はないが、2
つのメモリセルの記憶情報が同時に出力される結果、真
の読み出し信号が不所望なレベル変化を受けて読み出し
動作が遅くされる。このため、ROMにも本発明を適用
することによって高速動作化が可能になる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
。すなわち、アドレス信号の入力に同期して外部から供
給されるクロックパルスに対応してワード線を非選択状
態にさせることにより、アドレスの入力と同期してワー
ド線を強制的に非選択状態にするものであるため、ワー
ド線の二重選択マージンの確保と選択されるべきワード
線の立ち上がりを早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が適用されたスタティック型RAM
の一実施例を示す要部回路図、第2図は、その動作の一
例を説明するためのタイミング図、 第3図は、ワード線の二重選択マージンを説明するため
のタイミング図である。 M−ARY・・メモリアレイ、XADH・・Xアドレス
バッファ、YADB・・Yアドレスバッファ、XDCR
・・Xアドレスデコーダ、YDCR・・Yアドレスデコ
ーダ、MC・・メモリセル、WA・・書込み回路、RA
・・読み出し回路、TC・・タイミング制御回路、IB
・入力回路、LVC・・レベル変換回路、OB・・出力
回路、ORG・・デコード部、DRV・・駆動回路代理
人弁理士 小川 勝馬 :・′ 第 2 図 第 3 図 二重遍訳マージン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アドレス信号の入力に同期して外部から供給される
    タイミングパルスに対応して一定期間ワード線を非選択
    状態にさせるワード線選択回路を含むことを特徴とする
    半導体記憶装置。 2、上記外部から供給されるタイミングパルスは、内部
    でパルス幅伸長され、デコーダが動作を開始するまでの
    間、上記ワード線を非選択状態にするものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体記憶装置
    。 3、上記ワード線には、スタティック型メモリセルのア
    ドレス選択端子が結合され、上記スタティック型メモリ
    セルの一対の入出力ノードが結合される相補データ線に
    は、上記ワード線が非選択期間にされる間相補データ線
    を短絡するイコライズ用MOSFETが設けられるもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1又は第2項
    記載の半導体記憶装置。
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