JPH01111699A - ガス含有液体充填方法 - Google Patents

ガス含有液体充填方法

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JPH01111699A
JPH01111699A JP26392387A JP26392387A JPH01111699A JP H01111699 A JPH01111699 A JP H01111699A JP 26392387 A JP26392387 A JP 26392387A JP 26392387 A JP26392387 A JP 26392387A JP H01111699 A JPH01111699 A JP H01111699A
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JP
Japan
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container
gas
air
bottle
carbon dioxide
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JP26392387A
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Inventor
Hironobu Maeda
前田 博伸
Kenji Fujitani
藤谷 賢司
Kazuo Ueno
和夫 上野
Hiroshi Ito
伊藤 広志
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Sapporo Breweries Ltd
Original Assignee
Sapporo Breweries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガス含有液体をびん等に充填するガス含有液体
充填方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、ガス含有液体をびん等に充填するには、ガス含有
液体貯留用タンクに開閉弁によって開閉せしめられるよ
うに装備した充填管の下端部を容器の底部近傍に挿入せ
しめた状態で容器口遮断部材にて容器口を外気と遮断す
る第1工程と、前記第1工程により外気と遮断された容
器内に背圧用圧力気体を導入し、容器内の圧力をガス含
有液体貯留用タンク内の圧力と同圧にならしめる第2工
程と、前記第2工程の終了後に容器内の空気を排気せし
めながら、ガス含有貯留用タンク内のガス含有液体を充
填管にて容器内に充填する第3工程と、前記第3工程の
終了後に容器内の圧力を容器外に開放する第4工程と、
前記第4工程の終了後に充填管の上部に外気を導入して
充填管内の残留液体を容器内に送込む第5工程と、前記
第5工程の終了後に容器口と容器遮断部材とを離して容
器口を外気に開放する第6エ程と、前記第6エ程により
開放せしめられた容器口を蓋にて密封する第7エ程とか
らなる方法によって行われている。
ところで、従来のこの種のガス含有液体充填方法による
ときは、充填中にガス含有液体が容器内の空気と接触し
、充填後に容器の空寸部に空気が残留することによって
、ガス含有液体が酸化され、その品質が劣化することが
あるという欠点があった。
上記のように充填中にガス含有液体が容器内の空気に接
触するのを阻止する一つの方策としては、前述の第1工
程と第2工程との間において、特開昭61−11588
0号公報に記載されたように、容器口遮断部材にて容器
口を外気より遮断したのちに、容器内の空気を炭酸ガス
にて置換せしめる第1の方法と、特開昭61−1158
79号公報に記載されたように、容器口遮断部材にて容
器口を外気より遮断し、次いで容器内の空気の大部分を
吸引排除したのちに、容器内の残存空気を炭酸ガスにて
置換せしめる第2の方法がある。
また、上記のように充填後にガス含有液体が空寸部内の
残存空気に接触するのを阻止する一つの方策としては、
前述の第6エ程と第7エ程との間に胎いて、容器に振動
を与え、ガス含有液体から炭酸ガスを発泡せしめ空寸部
内の空気を発泡せしめられた炭酸ガスにて置換せしめる
第3の方法がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記の第1の方法にあっては、容器口が外気
より遮断されて加圧状態となっている容器内の空気を炭
酸ガスにて置換せしめるために、高圧の炭酸ガスを長時
間にわたって多量に吹込まなければならないという欠点
があり、また上記の第2の方法にあっては、空気を吸引
排除する工程が多くなるとともに、炭酸ガスの消費量が
増加するという難点があり、さらに上記の第3の方法に
あっては、振動発生のためにエネルギーが必要であるば
かりでなく、ガス含有液体の品質管理上、困難であると
いう難点がある。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであって、炭
酸ガスの消費量が少なく、省エネルギーが可能で、充填
中と充填後においてガス含有液体が空気に接触して酸化
されるということがないガス含有液体充填方法の提供を
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記の目的を達成するために、ガス含有液体
貯留用密閉タンクに、開閉弁によって開閉せしめられる
ように装備した充填管の下端部を容器口□が外気に開放
された容器内に挿入し、炭酸ガスを充填管の下端から容
器の底部に吹込ましめ、容器内の底部における空気を炭
酸ガスにて置換せしめた状態で充填管を挿通せしめた容
器口遮断部材にて容器口を外気より遮断する第1工程と
、前記第1工程により外気と遮断された容器内に背圧用
圧力気体を容器口遮断部材に形成した圧力気体供給用通
路を経て容器内に導入し、容器内の圧力をガス含有液体
貯留タンク内の圧力と同圧にならしめる第2工程と、前
記第2工程の終了後に容器内の空気を容器口遮断部材に
形成した排気通路を経て容器外に排出せしめながらガス
含有液体貯留用タンク内のガス含有液体を充填管にて容
器内に充填する第3工程と、前記第3工程の終了後に容
器内の圧力を容器口遮断部材に形成した圧力気体放出用
通路を経て容器外に徐々に開放すると同時に、充填管を
引上げながら炭酸ガスを充填管の下端から容器内の充填
されたガス含有液体中に吹込まじめ、充填管内の残留液
体を容器内に送込むとともに、容器の空寸部における空
気と炭酸ガスとの混合気体を吹込んだ炭酸ガスと充填さ
れたガス含有液体から発泡せしめられた炭酸ガスにて置
換せしめる第4工程と、前記第4工程の終了後に容器口
と容器口遮断部材とを離し、容器口を蓋にて密閉する第
5工程とからなることを特徴とするガス含有液体充填方
法である。
(作用) 本発明は上述のように、第1工程ないし第5工程にて構
成されていて、特に第1工程および第4工程における炭
酸ガスの容器内への吹込みは、それぞれ容器口を外気に
開放した状態と充填後の容器内の圧力を容器外に徐々に
開放した状態で行われるので、炭酸ガスの吹込み圧力は
容器口を外気より遮断した容器内へ炭酸ガスを吹込む場
合に比較して低い圧力で足りるのである。
また、第1工程と第4工程において炭酸ガスにて置換さ
れる空気は、それぞれ容器の底部内の空気と容器の空寸
部内の空気とであるので、炭酸ガスの消費量は容器内の
空気の全量を炭酸ガスにて置換せしめる場合に比較して
少量で足りるのである。
さらに、第1工程によって容器の底部内の空気、すなわ
ち容器の底部において充填されるガス含有液体と接触す
る部分の空気が炭酸ガスにて置換せしめられ、第4工程
によって容器の空寸部内の空気と炭酸ガスとの混合気体
が炭酸ガスにて置換せしめられるので、充填中および充
填後においてガス含有液体が空気に接触して酸化される
ということはない。
(実施例) 以下、本発明に係るガス含有液体充填方法を実施したビ
ール充填機の各充填工程を主として図示した図面によっ
て、本発明の詳細な説明することとする。
図において、10は図外の動力にて回転せしめられる環
状のビール貯留用密閉タンク(以下ビールタンクという
)にして、20はビールタンク10の底壁部11に所定
の間隔をおいて環状に配設せしめられた各弁座材き充填
口12を各別の開閉レバー21にて各別に開閉せしめら
れる各別の開閉弁であり、前記各別の各弁座材き充填口
12にはそれぞれ各充填管13の上端部を挿着し、この
挿着されたそれぞれの充填管13は、その管壁の上下に
開口せしめられた排気管14を内蔵し、その外側に嵌装
固定したびん口遮断部材としての充填管装着用部材15
をユニオンナット16にてビールタンク10の底壁部1
1に螺着することによって、それぞれ固定されており、
かつびん口誘導兼気密保持用部材17を摺動可能で、脱
落不能にそれぞれ装備している。
また、各弁座材き充填口12より内側となるビールタン
ク19の底壁部11には、環状のビールタンク10に沿
ってそれぞれ環状をなす圧力気体供給用室30と、外気
への開放口部を備えた排気兼圧力気体放出用室40等や
、各弁座材き充填口12ごとに前記排気兼圧力気体放出
用室40に排気兼圧力気体放出用通路43にて連通せし
められたスロットル弁62とこのスロットル弁62に連
通せしめられた浮子弁室61とが設けてあり、各弁座材
き充填口12より外側となるビールタンク10の底壁部
11には、各弁座材き充填口12ごとの給気用弁31と
、圧力気体放出用弁41と、炭酸ガス供給用弁51等が
それぞれ設けてあり、さらに前記ビールタンク10の内
側には環状をなす炭酸ガス供給用室50が設けである。
そして、第1図およびその他の図面にも示したように、
各充填管13に内蔵せしめられた排気管14は、その上
部の開口部を介し、底壁部11に固定せられた前記充填
管装着用部材15から底壁部11を通して穿設せしめら
れた排気通路18によって、それぞれの各充填管13ご
との浮子弁室61に連通せしめられ、さらにスロットル
弁62を経て排気兼圧力気体放出用通路43にて排気兼
圧力気体放出用室40に連通せしめられ、また第2図と
第3図に示したよ管装着用部材15に開口せしめられた
参か内への圧力気体供給用に供する圧力気体供給用通路
32の他端は、前記給気用弁3工を経て前記圧力気体供
給用室30に連通せしめられており、さらに第4図に示
したように、前記圧力気体供給用通路32と同様に、一
端が底壁部11に固定せられた前記充填管装着用部材1
5に開口せしめられたびん内の圧力気体放出用に供する
圧力気体放出用通路42の他端は、前記圧力気体放出用
弁41を経て前記スロットル弁62に連通せしめられて
いる。したがって、びん内の圧力気体は、前記圧力気体
放出用弁41の開放時に、圧力気体放出用通路42を通
り、スロットル弁62を経て前記排気兼圧力気体放出用
通路43により前記排気兼圧力気体放出用室40内に送
られ、外気中に放出されるようになっている。
さらに、また特に第1図と第5図ないし第8図に示した
ように、一端が底壁部11より直接充填管13の上方部
に開口せしめられた炭酸ガス供給用通路53の他端は、
前記炭酸ガス供給用弁51を経て炭酸ガス導管52に連
結され、該導管52によって前記炭酸ガス供給用室50
に連通せしめられている。
一方、70はびんであり、このびん70は第9図に示し
たように、搬入コンベヤ72と送入側スターホイール7
3とによって、前記ビールタンクIOを載置した回転テ
ーブル74に昇降可能に装着せられたびん支持台75上
に給送され、送出側スターホイール76と搬出コンベヤ
77とによって図外の密封装置へ送込まれるようになし
てあり、さらに前記炭酸ガス供給用弁51と給気用弁3
1と開閉弁20の開閉レバー21と圧力気体放出用弁4
1のそれぞれの回動軌跡内には、びん70の搬送経路に
沿って順番に、炭酸ガス供給用弁開弁用カム55.およ
び炭酸ガス供給用弁閉弁用カム561 と給気用弁開弁
用カム35および給気用弁閉弁用カム36と、開閉弁開
弁用カム25と、炭酸ガス供給用弁開弁用カム55□お
よび炭酸ガス供給用弁閉弁用カム56□が配置しである
以上のように構成された充填機にてビールをびん70に
充填する方法は、次のようにして行われる。
すなわち、充填開始前においては、開閉弁20と給気用
弁31と圧力気体放出用弁41と炭酸ガス供給用弁51
は閉じられ、浮子弁室61は開けられ、びん口誘導兼気
密保持用部材17は充填管13の下端部に上昇可能に保
持されている。
そこで、第9図の平面図に示すように、びん70を搬入
コンベヤ72の送入側スターホイール73とによって回
転テーブル74のびん支持台75上に給送し、回転テー
ブル74の回転によってびん70がA点に達すると、び
ん支持台75は図外のカムによって上昇せしめられ、こ
れによってびん70はびん口誘導兼気密保持用部材17
を伴って上昇せしめられる過程において、充填管13の
下端部は外気に開放されたびん口を通してびん70内の
底部近傍に挿入せしめられるとともに、炭酸ガス供給用
弁51を炭酸ガス供給用弁開弁用カム55.にて、第1
図に示すように、開弁せしめ、炭酸ガス供給用室50か
ら炭酸ガスを炭酸ガス導管52と炭酸ガス供給用弁51
と炭酸ガス供給用通路53と充填管13の上部を経てそ
の下端からびん70の底部に吹込ましめ、びん70内の
空気をびん口およびびん口誘導兼気密保持用部材17と
充填管13との間隙を経て外気中に追出しながら(第1
図点線矢印参照)、びん70の底部内の空気、すなわち
びん70の底部において充填されるビールと接触する部
分の空気を炭酸ガスにて置換せしめたのちに、びん70
の上昇に伴ってびん口誘導兼気密保持用部材17が充填
管装着用部材15の下面に圧接せしめられた状態(第2
図参照)でびん70の上昇は停止せしめられ、びん口が
びん口誘導兼気密保持用部材17と充填管装着用部材1
5とにて外気より遮断せしめられることによって第1工
程が終了する。
第1工程の終了後、回転テーブル74の回転によって給
気用弁31を給気用弁開弁用カム35にて、第2図に示
すように、開弁せしめ、圧力気体供給室30から背圧用
圧力気体としての圧力空気を圧力気体供給用通路32と
びん口誘導兼気密保持用部材17とを経て第1工程によ
り外気と遮断されたびん70内にびん口よりびんの上部
に導入せしめ、導入された圧力空気が排気管14と排気
兼圧力気体放出用通路43を経て排気兼圧力気体放出用
室40に流出するのをスロットル弁62にて絞ることに
よって、びん70内の圧力がビールタンク10内の圧力
と同圧になるのを待って、給気用弁31を給気用弁閉弁
用方間 ム36にて、第3図に示すように、腓弁せしめることに
よって第2工程が終了する。
第2工程の終了後、回転テーブル74の回転によって開
閉弁20を開閉弁開弁用カム25にて、第3図に示すよ
うに、開弁せしめ、ビールタンク10からビールを弁座
付き充填口部12と充填管13とを経て、第1工程にて
びん70の底部に吹込まれてびんの底部における空気と
置換せしめられた炭酸ガスの層の下部に充填せしめ、充
填せしめられたビールにてびん70内の空気を排気管1
4と排気通路18−と浮子弁室61とスロットル弁62
と排気兼圧力気体放出用通路43とを経て排気兼圧力気
体放出室40に排出せしめ、ビールが所定の液位まで充
填されるのを待って開閉弁20を開閉弁閉弁用カム26
にて、第4図に示すように、閉弁せしめ、排気管14と
排気通路18とを経て浮子弁室61内に入込むビールに
て浮子弁室61を閉じる(第4図参照)ことによって第
3工程が終了する。
第3工程の終了後、回転テーブル74の回転によって圧
力気体放出用弁41を圧力気体放出用弁開弁用カム45
にて第4図に示すように、開弁せしめ、びん70の空寸
部71をびん口誘導兼気密保持用部材17と圧力気体放
出用通路42とスロットル弁62と排気兼圧力気体放出
用通路43とを経て排気兼圧力気体放出用室40に連通
せしめ、空寸部71内の圧力が開放される過程において
、スロットル弁62にて絞ぼられる空気によって浮子弁
室61を再開せしめて、浮子弁室61と排気通路18と
排気管14内に入込んだビールをびん70内に戻すとと
もに、空寸部71内の圧力が開放されて大気圧になるの
を待って、圧力気体放出用弁41を圧力気体放出用弁閉
弁用カム46にて閉弁せしめる。一方、前記の圧力気体
放出用しめられ、これによってびん口誘導兼気密保持用
部材17は充填管装着用部材15から離れるとともにび
ん70が下降する過程において、炭酸ガス供給用弁51
を炭酸ガス供給用弁開弁用カム55□にて、第5図に示
すように、開弁せしめ、炭酸ガス供給用室50から炭酸
ガスを炭酸ガス導管52と炭酸ガス供給用弁51と炭酸
ガス供給用通路53と充填管13の上部を経て、その下
端からびん70内に充填されたビール中に吹込ましめ、
充填管13内の残留ビールをびん70内に送込む(第5
図参照)とともに、びん70の空寸部71内の空気と炭
酸ガスと混合気体をびん口およびびん口誘導兼気密保持
用部材17と充填管13との間隙を経て外気中に追出し
く第6図参照)、さらに充填管13が充填されたビール
の液面を離れた状態で空寸部71内の混合気体を炭酸ガ
スにて置換せしめた(第7図参照)のちに、炭酸ガス供
給用弁51を炭酸ガス供給用弁閉弁用カム56□にて、
第8図に示すように、閉弁して炭酸ガスの供給を停止せ
しめることによって第4工程が終了する。
第4工程の終了後、回転テーブル74の回転によってび
ん70が第9図において0点に達すると、びん70の下
降が停止するとともに、第8図に示すように、びん口誘
導兼気密保持用部材17はびん口から離れ、びん70は
送出側スターホイール76と搬出コンベヤ77とによっ
て図外の密封装置へ送込まれ、びん口を蓋にて密封する
ことによって第5工程が終了し、全工程が完了するので
ある。
本発明の充填方法は、上述のように、第1工程ないし第
5工程とからなるものであり、特に第1工程および第4
工程における炭酸ガスのびん70内への吹込みは、それ
ぞれびん口を外気に開放した状態と充填後のびん内の圧
力をびん外に徐々に開放した状態で行われるので、炭酸
ガスの吹込み圧力はびん口を外気より遮断したびん内へ
守炭酸ガスを吹込む場合に比較して低い圧力で足りるの
である。
また、第1工程と第4工程において炭酸ガスにて置換さ
れる空気は、それぞれびん70の底部において充填され
るビールと接触する部分の空気とびん70の空寸部71
内の空気とであるので、炭酸ガスの消費量はびん70の
空気の全量を炭酸ガスにて置換せしめる場合に比較して
少量で足りるのである。
さらに、第1工程によってびん70の底部において充填
されるビールに接触する部分の空気が充填前に炭酸ガス
にて置換せしめられ、第4工程によってびん70の空寸
部内の空気と炭酸ガスとの混合気体が炭酸ガスにて置換
せしめられるので、充填中および充填後においてビール
が空気に接触して酸化されるということはない。
さらにまた、第4工程における発泡はびん内に充填され
たビール中に吹込んだ炭酸ガスの刺激によって行われる
ので、従来発泡に必要不可欠であった振動発生のための
エネルギーが軽減されるのである。
なお、本発明は上述のビールをびんに充填する方法に限
定されるものではなく、前記ビールとワイン等にガスを
含有せしめた酒類、果実飲料、炭酸飲料等のガス含有飲
料となしても、上述と同様の作用効果を奏することがで
きる。
(発明の効果) 以上の説明によって明らかなように、本発明によると、
炭酸ガスの吹込み圧力が低圧力で足り、炭酸ガスの消費
量が少なくてすみ、゛発泡のための振動発生用エネルギ
ーが不用であり、充填中および充填後においてガス含有
液体が空気に接触して酸化されることが生じないガス含
有液体充填方法の提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のガス含有液体充填方法を実施する充填機
の要部を示すものであって、第1図は第1工程における
容器の底部内の空気と炭酸ガスと・の置換操作説明用要
部の断面図、第2図は第2工程における背圧用圧力気体
導入操作説明用要部の断面図、第3図は第3工程におけ
る充填操作説明用要部の断面図、第4図は第4工程にお
ける容器内の圧力開放操作説明用要部の断面図、第5図
ないし第7図は第4工程における容器の空寸部内の空気
と炭酸ガスとの置換操作説明用要部の断面図、第8図は
第5工程におけるびん口開放操作説明用要部の断面図、
第9図はびんの搬送経路を示す要部の平面図である。 10:ビールタンク   11:底壁部12:弁座付き
充填口  13:充填管■4:排気管      15
:充填管装着用部材16:ユニオンナット 17:びんロ誘導兼気密保持用部材 18:排気通路     20:開閉弁21:開閉レバ
ー    25:開閉弁開弁用カム26:開閉弁閉弁用
カム 30:圧力気体供給用室31:給気用弁    
 32:圧力気体供給用通路35:給気用弁開弁用カム 36:給気用弁閉弁用カム 40:排気兼圧力気体放出用室 41:圧力気体放出用弁 42:圧力気体放出用通路4
3:排気兼圧力気体放出用通路 45:圧力気体放出用弁開弁用カム 46:圧力気体放出用弁閉弁用カム 50:炭酸ガス供給用室 51:炭酸ガス供給用弁61
:浮子弁室     62:スロットル弁70:び ん
      71:空寸部72:搬入コンベヤ 73:送入側スターホイール 74:回転テーブル   75:びん支持台76:送出
側スターホイール 77:搬出コンベヤ 特許出願人  サッポロビール株式会社”C’、”  
17 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図   第7図   第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ガス含有液体貯留用密閉タンクに、開閉弁によって開
    閉せしめられるように装備した充填管の下端部を容器口
    が外気に開放された容器内に挿入し、炭酸ガスを充填管
    の下端から容器の底部に吹込ましめ、容器内の底部にお
    ける空気を炭酸ガスにて置換せしめた状態で充填管を挿
    通せしめた容器口遮断部材にて容器口を外気より遮断す
    る第1工程と、前記第1工程により外気と遮断された容
    器内に背圧用圧力気体を容器口遮断部材に形成した圧力
    気体供給用通路を経て容器内に導入し、容器内の圧力を
    ガス含有液体貯留用タンク内の圧力と同圧にならしめる
    第2工程と、前記第2工程の終了後に容器内の空気を容
    器口遮断部材に形成した排気通路を経て容器外に排出せ
    しめながらガス含有液体貯留用タンク内のガス含有液体
    を充填管にて容器内に充填する第3工程と、前記第3工
    程の終了後に容器内の圧力を容器口遮断部材に形成した
    圧力気体放出用通路を経て容器外に徐々に開放すると同
    時に、充填管を引上げながら炭酸ガスを充填管の下端か
    ら容器内の充填されたガス含有液体中に吹込ましめ、充
    填管内の残留液体を容器内に送込むとともに、容器の空
    寸部における空気と炭酸ガスとの混合気体を吹込んだ炭
    酸ガスと充填されたガス含有液体から発泡せしめられた
    炭酸ガスにて置換せしめる第4工程と、前記第4工程の
    終了後に容器口と容器口遮断部材とを離し、容器口を蓋
    にて密閉する第5工程とからなることを特徴とするガス
    含有液体充填方法。
JP26392387A 1987-10-21 1987-10-21 ガス含有液体充填方法 Pending JPH01111699A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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