JPH01111670A - 熱封緘蓋材 - Google Patents

熱封緘蓋材

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Publication number
JPH01111670A
JPH01111670A JP62262180A JP26218087A JPH01111670A JP H01111670 A JPH01111670 A JP H01111670A JP 62262180 A JP62262180 A JP 62262180A JP 26218087 A JP26218087 A JP 26218087A JP H01111670 A JPH01111670 A JP H01111670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sealing material
material layer
aluminum foil
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP62262180A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Takenaka
博一 竹中
Tomoaki Yamanoi
智明 山ノ井
Masashi Sakaguchi
雅司 坂口
Eiji Tamura
英治 田村
Giichi Nagata
永田 義一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP62262180A priority Critical patent/JPH01111670A/ja
Publication of JPH01111670A publication Critical patent/JPH01111670A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として合成樹脂製のびん等の容器の開口
部に波せられ、加熱により開口部に・密閉状態に接着さ
れる熱封緘蓋材に関する。
なおこの明細書において、アルミニウムの語はその合金
を含む意味で用いる。
従来の技術 例えば粉体、流体、流動体の食品、あるいは薬品等を充
填した合成樹脂製のびん等の容器に蓋材を取付けてこれ
を密閉包装する場合、熱封緘材層を有する蓋材を容器開
口部に高周波誘導加熱方式等によるヒートシールで接着
する方法が従来より行われている。そして、このような
熱封緘蓋材として、従来、厚さ35〜40μm程度のア
ルミニウム箔の片面に、例えばポリエチレン等のポリオ
レフィン系樹脂フィルム層を介して、融着用の熱封緘材
層が設けられてなるものが一般に使用され、また熱封緘
材層としてはビカー(Vicat)軟化点が100℃未
満のものが用いられていた。
ところで、昨今コストダウンの要求が高まりつつある中
で、上記の熱封緘蓋材においてコストダウンを実現する
ためには前記アルミニウム箔の薄肉化が不可欠である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来構成の熱封緘蓋材において、ア
ルミニウム箔を薄肉化すると、次のような欠点があるこ
とが判明した。即ち、第3図に示すように、蓋材(11
)を加熱すると、容器(20)の内容物(22)と蓋材
(11)との間に存在する空隙部(21)の空気も温度
上昇するが、蓋材の接着後自然冷却段階で空隙部(21
)はその温度が下降して一時的に減圧され、このため熱
封緘蓋材(11)の被覆面(lla )は空隙部側へ吸
引され凹みを生じる。而して、アルミニウム箔の厚さが
薄くなると、熱封緘蓋材(10)の強度、剛性が弱化す
るため、接着後の自然冷却の際に、蓋材(11)の凹み
が大きくなり、ついにはその被覆面(11a)にしわ(
12)が入り、製品の品質不良を来たすという問題があ
ることが判明した。
この発明はかかる問題を解消し、薄肉のアルミニウム箔
を用いた場合にも、冷却時のしわの発生を抑制しうる熱
封緘蓋材の提供を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、発明者は種々実験と研究を
重ねた結果、熱封緘材層として高軟化点を有するものを
採用することで、極めて良好な結果が得られることを知
見し、この発明を完成しえたものである。
即ちこの発明は、第1図及び第2図に示すように、アル
ミニウム箔(2)の片面に、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム層(3)を介して熱封緘材層(4)が形成された熱
封緘蓋材において、前記アルミニウム箔(1)はその厚
さが15〜30μmに規定されたものを対象とし、かか
る薄肉のアルミニウム箔(1)に対して、前記熱封緘材
層(4)の軟化点が100〜130℃に規定されてなる
熱封緘蓋材(1)を要旨とするものである。
この発明に係る熱封緘蓋材(1)において、使用される
アルミニウム箔(2)の厚さが15〜30μmに規定さ
れるのは、15μm未満ではアルミニウム箔の剛性、座
屈強度が小さ過ぎるものとなり、開封時に蓋材を引張る
とアルミニウム箔が破れるからであり、逆に30μmを
超える厚さでは、アルミニウム箔の薄肉化によるコスト
低減効果を享受できないからである。
アルミニウム箔の他の特性、例えば組成や機械的性質等
はこの発明では何ら限定されない。しかし0.2%耐力
は3.5〜9Ky/−の範囲に設定するのが望ましい。
3.5Ny/−未満では熱封緘後自然冷却時の空隙部(
21)の減圧による蓋材被覆面(1a)の凹み量が多く
なり、しわが発生し易くなるからであり、逆に9Ky/
−を超えるとシール不良が発生し易くなるからである。
特に好ましい0. 2%耐力の範囲は5〜7h/−であ
る。
ポリオレフィン系樹脂フィルム層(3)を構成するポリ
オレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレンやポリ
プロピレン等を挙げうる。
かかるポリオレフィン系樹脂フィルム層(3)はその厚
さが一般的には20〜40μmのものを用いるのが良く
、好ましくは30〜35μmのものを用いるのが良い。
またポリオレフィン系樹脂フィルム層はそのビカー軟化
点が100〜130℃に設定されたものであるのが、し
わの発生を一層抑制しうる点で好ましい。勿論これに限
定されるものではない。なおこのポリオレフィン系樹脂
フィルム層(3)は、アンカーコート層を介してアルミ
ニウム箔(2)に積層一体化しても良い。
熱封緘材層(4)は熱接着剤として作用するものであり
、ポリオレフィン系樹脂フィルム層(3)の片面に熱封
緘材を塗布することにより形成されたものである。この
熱封緘材層(4)はそのビカー軟化点が100〜130
℃に規定される。このように従来に較べて熱封緘材層(
4)を高軟化点のものとすることにより、熱封緘後の自
然冷却の際における蓋材のしわの発生を抑制できる。こ
の理由は次のとおりである。
即ち、高融点であることにより、溶融接着後熱封緘材層
(4)の硬化が早まり、自然冷却時にはすでに硬化する
ものとなるから、この硬化接着した熱封緘材層(4)に
よって、自然冷却時の減圧吸引力による空隙部(21)
方向への蓋材被覆面(1a)の引込みが阻止され、被覆
面(la)に生じる凹みは小さいものとなり、従ってし
わの発生が抑制されるものとなる。換言すれば、アルミ
ニウム箔(2)の薄肉化による蓋材の強度低下を、早期
に硬化した熱封緘材層(4)が補う結果、自然冷却時に
蓋材被覆面(1a)が空隙部(21)側へ引込まれる量
が抑制されるから。
である。従って、熱封緘材層(4)の軟化点が100℃
未満では、熱封緘材層の硬化速度が遅くなるために、熱
封緘後の自然冷却の際に該熱封緘材層(4)が硬化する
前に凹みが大きくなり、しわが発生し易いものとなる。
一方、軟化点が130℃を超えるとシール温度が高くな
り、ポリオレフィン系樹脂フィルム層(3)が溶けて薄
くなりすぎるとか、密封される容器(20)の開口部(
20a )が変形するとかの問題を生じる。このような
範囲の軟化点を肴する熱封緘材層(4)は、例えばエチ
レン共重合物とワックスを主成分とするホットメルト型
熱封緘材等により構成しうる。そしてこの場合ワックス
の種類、あるいはさらにその配合割合等を変えることに
より、熱封緘材の軟化点を変えることができるから、熱
封緘材層(4)の軟化点を本発明の範囲に容易に設定す
ることができる。なお熱封緘材の塗布量は、熱接着作用
を必要かつ充分に発揮せしめうるためには10〜30 
SF/mとするのが良い。
なお第1図及び第2図に示す(5)はアルミニウム箔の
表面に施された印刷層であり、(6)は印刷層の表面を
被覆する防食コート層である。
これら印刷層(5)及び防食コート層(6)は、設けら
れない場合もある。
上記構成の熱封緘蓋材(1)はこれを所定形状に成形し
たのち、第2図に示すように、熱封緘材層(4)を内側
にして容器(20)の開口部(20a )に被せ、加熱
することにより開口部に取着される。
発明の効果 この発明に係る熱封緘蓋材は、上述の次第で、アルミニ
ウム箔の厚さが15〜30μmに規定されるとともに、
熱封緘材層の軟化点が100〜130℃に規定されてな
ることを特徴とするものであるから、開封時に破れを生
じない範囲で薄肉化したアルミニウム箔を使用でき、か
つ接着性その地熱封緘蓋材の特性を損うことなく熱封緘
後の蓋材のしわの発生のみを抑制することができる。そ
の結果アルミニウム箔の薄肉効果により、材料コストを
安価となしえ、ひいては熱封緘蓋材のコストダウンを図
りうる。
実施例 次にこの発明の実施例を比較例との対比において示す。
(実施例) 厚さ25μmのアルミニウム箔の片面に、ビカー軟化点
93℃、厚さ25μmのポリエチレンフィルム層を積層
一体化したのち、該ポリエチレンフィルム層の表面に熱
封緘材を塗布して熱封緘材層を被覆形成した。熱封緘材
は、エチレンと酢酸ビニルとの共重合物31%、軟化温
度2200Fのワックス19%及び同じく軟化温度18
0’Fのワックス9%、その他ロジン、オレフィン等4
1%の配合割合からなる軟化点115℃のもの、及びワ
ックスの種類を変えて軟化点の温度を103℃、126
℃に設定したものの3種類を用いた。なお、熱封緘材の
塗布量はいずれも15g/TItとした。
次いで各アルミニウム箔の表面に、印刷層、防食コート
層を順次的に形成して本発明に係る3種類の熱封緘蓋材
を得た。
そして上記熱封緘蓋材をキャップ形状に打抜き成形後、
合成樹脂製のびんの開口部に被せて熱封緘したところ、
いずれも容器空隙部の減圧による蓋材の凹みは少なく、
またしわの発生は全く認められなかった。
(比較例) エチレンと酢酸ビニルとの共重合物40%、軟化温度1
450Fのワックス32%、その他ロジン、オレフィン
等41%からなる軟化点95℃の熱封緘材を用いて熱封
緘材層を形成した以外は、上記実施例と同一構成の熱封
緘蓋材を製作した。
そしてこの比較蓋材を打抜き成形後、上記実施例と同一
条件で容器開口部に熱封緘したところ、蓋材の凹みが大
きく、また多数のしわが認められるものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る熱封緘蓋材の一構成例を示す部
分拡大断面図、第2図は該蓋材の容器の取着状態を、蓋
材の各層を一部破断して示す斜視図、第3図は従来の熱
封緘蓋材を容器に取着した状態の斜視図である。 (1)・・・熱封緘蓋材、(2)・・・アルミニウム箔
、(3)・・・ポリオレフィン系樹脂フィルム層、(4
)・・・熱封緘材層。 以上 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  アルミニウム箔の片面に、ポリオレフィン系樹脂フィ
    ルム層を介して熱封緘材層が形成された熱封緘蓋材にお
    いて、前記アルミニウム箔はその厚さが15〜30μm
    に規定されるとともに、前記熱封緘材層はその軟化点が
    100〜130℃に規定されてなることを特徴とする熱
    封緘蓋材。
JP62262180A 1987-10-16 1987-10-16 熱封緘蓋材 Pending JPH01111670A (ja)

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JP62262180A JPH01111670A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 熱封緘蓋材

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JP62262180A JPH01111670A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 熱封緘蓋材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104669714A (zh) * 2015-03-30 2015-06-03 盐城工学院 一种防火且抗热辐射的遮阳膜

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568253A (en) * 1979-06-30 1981-01-28 Toyo Seikan Kaisha Ltd Sealing cover

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