JPH01110817A - 多気筒エンジンのバルブ制御装置 - Google Patents

多気筒エンジンのバルブ制御装置

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JPH01110817A
JPH01110817A JP26590687A JP26590687A JPH01110817A JP H01110817 A JPH01110817 A JP H01110817A JP 26590687 A JP26590687 A JP 26590687A JP 26590687 A JP26590687 A JP 26590687A JP H01110817 A JPH01110817 A JP H01110817A
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Kenji Kashiyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明はエンジンの吸気弁を駆動制御するためのバルブ
制御装置に関する。更に詳しくは、本発明は、可変バル
ブタイミング機構を備えたバルブ制御装置に関するもの
である。
(従来の技術) 自動車等のエンジンにおいては、各気筒の吸気弁の開閉
制御をエンジン回転数に応じて高速用カムと低速用カム
とを切り替え制御する可変バルブタイミング機構を備え
た動弁機構が知られている。
例えば、実開昭61−58605号公報には、この動弁
機構を備えたバルブ制御装置が開示されている。この公
報に開示の装置においては、各気筒の吸気弁の上方に架
は渡したカムシャフトに、各気筒毎に低速用のカムプロ
フィールを有する低速用カムと、高速用のカムプロフィ
ールを有する高速用カムとが形成されている。これら双
方のカムのそれぞれに第1および第2のロッカアームが
配置されている。これらのうち第1のロッカアームのみ
が吸気弁のステム上端に連結している。低速運転時には
、低速用カムによって揺動する第1のロッカーアームの
みが吸気弁に当接しているので、吸気弁は低速用カムに
よって開閉制御される。−方、高速運転時には、油圧が
作用してカム切り替え手段としての連結ピンが移動して
第2のロッカーアームを第10ロツカアームに連結する
ので、大型の高速用カムによって一体となったロッカー
アームが揺動される。従って、高速用カムによって生ず
る第2のロッカーアームの揺動が第1のロッカーアーム
を介して吸気弁に伝達される。従って、吸気弁は高速用
カムによって開閉制御される。
このように、低速運転領域と高速運転領域とで、使用す
るカムを替え、これによって、各運転領域での必要なト
ルクを得るようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) したしながら、以上のように、各気筒の吸気弁の開閉制
御をエンジン回転数に応じて高速用カムと低速用カムと
を切り替え制御するようにした場合、上記低速用カムと
高速用カムとの切り替え手段が故障して、例えば、連結
ピンの作動不良により、思うように上記切り替えができ
なくなるおそれがある。
そこで、本発明は、多数気筒のうちのある気筒において
、上記の低速用カムと高速用カムの切り替えが正常に行
われなかったとしても、車両の通常の走行運転を可能に
することのできるエンジンのバルブ制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は、多気筒エンジ
ンのバルブ制御装置において、各気筒に設けられた、低
回転領域ので吸気弁の開閉動作を制御するための低速用
カム、高回転領域での前記吸気弁の開閉動作を制御する
ための高速用カム、前記高速用および低速用カムのいず
れを用いて前記吸気弁を制御するのかを切り替えるカム
切り替え手段、スロトル開度を検出するスロットル開度
センサ、および吸入空気量を検出する吸入空気量センサ
と、エンジン回転数に応じて、各気筒におけるカムを選
択し、選択したカムに切り替わるように前記カム切り替
え手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
低速用カムの選択時のスロットル開度と吸入空気量との
関係を示す低速時スロットル開度−吸入空気量特性およ
び高速用カムの選択時のスロットル開度と吸入空気量と
の関係を示す高速時スロットル開度−吸入空気量特性を
予め記憶しており、各回転領域運転時において検出した
スロットル開度と吸入空気量との関係を対応するスロッ
トル開度−吸入空気量特性保持手段に照らし、検出した
スロットル開度と吸入空気量との関係が正常状態にある
かを判定して、その回転領域における所定のカムを用い
ているかを判定し、所定のカムを用いていないとき、不
良気筒があることを判定し、この不良気筒があることを
判定したとき、他の気筒の使用カムを、不良気筒の使用
カムに揃えるよう、前記性の気筒のカム切り替え手段を
作動制御するようになっていることを特徴とするもので
ある。
(発明の作用、効果) 本発明のバルブ制御装置においては、正常運転状態にお
ける低速運転類と高速運転領域における2つのスロット
ル開度−吸入空気量特性を予め記憶しておき、このスロ
ットル開度−吸入空気量特性に検出したスロットル開度
と吸入空気量を照らすことにより、カムの切り替え不良
の気筒を検出し、カムを切り替え不良の気筒に揃えるよ
うにしたので、複数気筒における使用カムの不揃いに基
づくエンジンの運転性の悪化を防止できる。
(実施例) 以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本実施例は、3バルブ方式のエンジンの吸気弁に本発明
を適用したものである。第1図には、本例のエンジンの
動弁機構部分の断面を示してあり、第2図にはその吸気
弁側の動弁機構部分を拡大して示してあり、また第3図
には動弁機構を上方向から見た図を示しである。
図において、符号1は吸気弁であり、この弁1は1気筒
につき2個づつ配置されている。符号2は排気弁であり
、この排気弁2は1気筒当たり1個配置されている。符
号3はカム軸であり、この軸には1気筒当たり3個の吸
気弁駆動用のカム4a、4b、5と1個の排気弁駆動用
のカム6とが配置されている。3個の吸気弁駆動用のカ
ム4a、4b、5のうち、2個のカム4a、4bは低速
用のカムプロフィールを有する低速用カムであり、残り
の1個のカム5は高速用のカムプロフィールを有する高
速用のカムである。第3図から分かるように、これらの
カムは、各気筒毎に、低速用カム4a、4bの間に、高
速用カム5と排気弁駆動用のカム6を配置した配列とな
っている。
カム軸3の上方には、これと平行に、ロッカーシャフト
7.8が両側に配置されている。排気弁側のロッカーシ
ャフト7によって、排気弁駆動用カム6と排気弁2との
間に架は渡した排気弁駆動用のロッカーアーム31が揺
動自在に支持されている。また、吸気弁1側のロッカシ
ャフト8によって、揺動自在に3本の吸気弁駆動用のロ
ッカーアーム9、l0111が支持されている。低速用
カム4a、4bの上方に位置している2本のロッカーア
ーム9.10は、低速用のロッカーアームである。第2
図に示すように、これらの一方の側の揺動アーム端9a
、10aは、ローラ12を介してカム軸3の低速用カム
4a、4bに転がり接触されていると共に、他方の揺動
アーム端9b、10bは油圧式ラッシュアジャスタ13
を介して吸気弁1.1のバルブステムla、laに当接
されている。
一方、ロッカーアーム11は高速用カムの上方に位置し
た高速用ロッカーアームであり、2本の低速用ロッカー
アーム9.10の対向側面にそれぞれ接した状態に配置
されている。この高速用のロッカーアーム11は、カム
軸3の側の揺動アーム端11aがスリッパ−14により
カム軸3の高速用カム5に滑り接触されている。また、
この高速用ロッカーアーム11のバルブ側の揺動アーム
端11bは吸気弁とは連絡されておらず、その変わりに
、油圧式の切り替え機構15が組みこまれている。この
切り替え機構15は、エンジン回転数に応じて制御され
て、高速用のロッカーアーム11を低速用のロッカーア
ーム9.10に係脱させる。この切り替え機構によって
、高速用のロッカーアーム11が低速用のロッカーアー
ムに連結されると、高速用のロッカーアームは低速用の
ロッカーアーム9.10と連動状態になる。すなわち、
三本のロッカーアームは一体となって揺動する。ここに
、第4図に示すように、高速用カムのリフト曲線のほう
が低速用カムのそれよりも大きい。従って、高速用のロ
ッカーアーム11が低速用のロッカーアームと連動状態
となると、これらの三本のロッカーアームは高速用カム
によっテ揺動する。これに対して、高速用のロッカーア
ーム11が低速用のロッカーアームと切り離されている
場合には、低速用カムによって揺動される低速用のロッ
カーアーム9.10によって吸気弁1の開閉制御が行わ
れる。
次に上記の油圧式の切り替え機構15の構成を説明する
。この機構15は、高速用ロッカーアーム11のバルブ
側のアーム内に形成された油圧室16を備えている。こ
の油圧室は低速用ロッカーアームの側面側に開口してお
り、この開口から摺動自在にセレクトビン17が挿入さ
れている。−方、低速用ロッカーアームの側面には、油
圧室の開口に一致する位置に、セレクトビン挿入用の挿
入孔18が形成されている。この孔内には、リターンス
プリング19によって付勢されるレシーバ−19が摺動
自在に挿入されており、このレシーバ−19の表面とセ
レクトビン17の先端17aとが当接状態とされている
。上記の油圧室16内には通常時には、低油圧が作用し
ており、この油圧とリターンスプリングのばね力との平
衡状態においては、セレクトビン17の先端が、丁度高
速用ロッカーアームの側面と一致した位置となっている
(第6図参照)。これに対して、油圧室に高油圧が作用
すると、両者の平衡が崩れてセレクトビン17はばね力
に抗して低速用ロッカーアーム側の挿入孔18内に挿入
する(第3図参照)。この結果、高速用ロッカーアーム
と低速用ロッカーアームとがこのセレクトビンによって
連結状態になる。
次に、第5図は切り替え機構15を制御する制御回路の
ブロック図である。図に示すように、切り替え機構15
の油圧室16には、オイルパン21に溜まっている油が
、オイルポンプ22およびソレノイドバルブ23を順次
に介して供給される。ソレノイドバルブ23は、コント
ロールユニット24によってオン、オフ制御される。こ
のバルブがオン状態になると、高油圧Phが切り替え機
構の油圧室16に供給される。一方、このバルブがオフ
状態のときには、低油圧PIが油圧室に供給される。コ
ントロールユニット24は、例えば1チツプのマイクロ
コンビ二一夕から構成することができ、CPU、ROM
SRAMを基本構成要素としている。ROM内には、第
7図および第8図に示すような切り替え機構15の制御
用のプログラムが格納されており、このプログラムが実
行されて、後述するようにエンジン回転数センサー25
によって検出されたエンジン回転数Neおよびスロット
ル開度センサ26によって検出されたスロットル開度e
に基づいて切り替え機構15が制御される。
上記コントロールユニット24には、また吸入空気量セ
ンサ27が接続されており、この吸入空気量センサ27
は、エンジンへの吸、大空気量を検出して、その吸入空
気量を示す吸入空気量信号を上記コントロールユニット
24に出力するようになっている。一方、このコントロ
ールユニット24は、そのROM内に、低速用カムの選
択時のスロットル開度と吸入空気量との関係を示す低速
時スロットル開度−吸入空気量特性および高速用カムの
選択時のスロットル開度と吸入空気量との関係を示す高
速時スロットル開度−吸入空気量特性を予め記憶してお
り、吸入空気量センサ27の検出信号とスロットル開度
センサ26の検出信号および上記スロットル開度−吸入
空気量特性に基づき、カムの切り替え作動不良の気筒の
有無を検出するようになっている。コントロールユニッ
ト24は、この不良気筒の検出を行った後、その他の気
筒即ち正常にカムが切り替わっている気筒の使用カムを
上記不良気筒のカムの揃えるように、上記切り替え機構
15を作動制御するようになっている。このように、全
ての気筒の使用カムを不良気筒の使用カムに揃えた場合
は、本来は高速用カムで運転する領域を低速用カムで、
あるいはその逆で運転することとなるので、吸気弁の全
開付近では空燃比が大きくなり、例えば高速用カムで運
転すべき領域で、低速用カムで運転したときは、通常全
開時の吸入空気量より少ない吸入空気量で全開となるの
で、空燃比が大となり、ノッキングが発生する。そこで
、本実施例においては、コントロールユニット24は、
全ての気筒の使用カムを不良気筒の使用カムに揃える信
号を出力したときには、これと同時に、上記ノッキング
の発生防止のため、燃料増量(この燃料増量制御につい
ては、第9図のフローチャートを用いて後述する)、点
火時期の遅延などの処理を行う。また、故障の警報を発
するようにしてもよい。
第6図は、本発明によるカム切り替え動作を示す図であ
り、第7図はカム切り替え制御動作を示すフローチャー
トである。第7図に従って説明すると、ステップSTI
において、スロットル開度eが設定スロットル開度00
以上か否かによってエンジン負荷が設定負荷以上か否か
を判別する。
スロットル開度がeO未渦の場合には低負荷と判断され
て次のようにカムが切り替え制御される。
エンジン回転数Neが零から上昇して、第2の設定回転
数Naよりも低い低回転領域L1にある場合(第6図の
点a)、あるいはそれよりも上昇して第1の設定回転数
Nbよりも低い回転領域LHにある場合(第6図の点a
’)には、ステップST2からステップST6までのル
ーチンを実行する。すなわち、この場合には、ソレノイ
ドバルブ23をオンにする場合に「1」、オフとする場
合に「0」とされるフラグF1は「0」のままとされる
。よって、切り替え機構15には低油圧P1が作用する
のみなので、高速用ロッカーアーム11は、低速用ロッ
カーアーム9.10とは切り離された状態にあり、従っ
て、低速用カム4as4bによって吸気弁1が開閉制御
される。次に、エンジン回転数Neが上記の値Nb以上
となって高回転領域F1内に移行した場合には(第6図
の点b)、ステップST3で肯定判定されるので、ステ
ップS・T1、Sr1、Sr1、Sr1、Sr1、Sr
1を通るルーチンが実行される。この結果、Sr1でフ
ラグF1が「1」にセットされて、ソレノイドバルブ2
3がオンし、切り替え機構15には高油圧phが作用す
る。このため、第3図に示すように切り替え機構のセレ
クトビン17が低速用ロッカーアーム9.10内に挿入
されて、高速用および低速用のロッカーアームが相互に
連結される。この結果、吸気弁1は高速用カム5によっ
て開閉制御される。
この後に、エンジン回転数Neが再び低下して、値Nb
とこの値よりも低い第2の設定回転数Naとの間の領域
LH内に停まる場合には(第6図の点C)、ステップS
TI、Sr1、Sr8.5TIO1ST13.5T14
〜16のルーチンを実行する。
すなわち、フラグF1は「1」のままとされ(ステップ
5T16)、タイマが作動中である旨を示すフラグF2
が「1」にセットされた後(ステップ5T15)、タイ
マにより一定時間Tkのカウントが開始される。このよ
うに、高回転領域からこの領域に隣接する低回転領域L
Hに移行した場合には、切り替え機構15は作動されず
、そのまま高速用および低速用ロッカーアームとの結合
状態が保持される。かかる領域LH内にエンジン回転数
が停まっている場合には、以後はステップ5T13で肯
定判定されるので、ステップ5T17.5T18.5T
16を実行することになる。しかるに、この領域LH内
に一定時間Tk以上停まっている場合には、ステップ5
T18で肯定判定されて、ステップ5T19.5T20
を実行して、フラグFl、F2がともに「0」にリセッ
トされる。この結果、ソレノイドバルブ23がオフされ
て、切り替え機構15には低油圧が供給される。
これにより、セレクトビン17が高速用ロッカーアーム
10.11側に復帰し、低速用および′高速用のロッカ
ーアームの連結が解除される。これ以後は、低速用カム
4a、4bによって吸気弁1.1の開閉制御が行われる
また、エンジン回転数が、値Naよりも低い低回転領域
L1に移行した場合には(第6図の点d)、ステップS
T8で肯定判定されて、ステップ≦T9、Sr1、Sr
1が実行される。従って、直ちにソレノイドバルブ23
がオフにされる。すなわち、高速用および低速用のロッ
カーアームの連結が解除され、使用カムは高速用カム5
から低速用カム4a、4bに切り替わる。
一方、ステップSTIにおいて否定判定されて、エンジ
ン負荷が設定負荷よりも高いと判断された場合にはステ
ップST3に進む。従って、この場合には、エンジン回
転数がNbよりも低い領域L2からそれ以上の領域H2
に上昇した場合(第6図の点eから点fの方向)でも、
この逆の場合(第6図の点fから点eの方向)でも、N
bの点でカムの切り替えが行われる。
以上説明したように、本例のバルブ制御装置においては
、エンジン負荷が所定の値以下の状態では、エンジン回
転下降時に、エンジン回転数が値Nb未満となっても直
ちに低速用カムには切り替えず、エンジン回転数がより
低い値Na未満となった場合に、切り替え動作を行うよ
うにしている。
従って、高速用および低速用カムの間の切り替え動作が
頻繁に行われる弊害を回避できる。また、エンジン回転
数が値Na未満とならない場合でも、一定時間経過後に
は、カムを低速側に切り替えるようにしている。従って
、運転状態に不適当なカムの使用状態が継続することを
回避でき、効率のよい運転状態も確保できる。さらに、
エンジン負荷が所定の値以上の場合には、エンジン上昇
時および下降時ともに値Nbでカムの切り替えを行って
いる。従って、高負荷運転時には双方のカムのトルク特
性がかなり異なる回転数Naでのカムの切り替えが行わ
れない。よって、カム切り替え時のトルクショックが発
生することを回避できる。
次に、第8図を参照して、本発明の主要部であるカムの
切り替えの不良気筒の検出、およびそれ以降の制御につ
いて説明する。
まず、第8図に示したように、ステップS1において、
吸入空気量とエンジン回転数との2次元マツプにより、
適性スロットル開度Tvkを演算する。この後、ステッ
プS2において、時間Tが零かを判定し、この判定がY
ESのときには、ステップS3において、スロットル開
度センサ26により検出したスロットル開度すなわち実
際スロットル開度Tvが、上で演算した適性スロットル
開度Tvkx (1−不感帯KCV)より大きくて、適
性スロットル開度TvkX (1+不感帯KCV)より
小さいかを判定する。
この判定がYESにときには、ステップS4で、後に第
9図を参照して説明する燃料噴射パルス補正を行うか否
かを示すフラグF3を、該補正を行わないことを示す0
とする。ついで、ステップS5で、エンジン回転数Ne
が値Naと等しいかあるいはそれより大きいかを判定し
、この判定がYESのときには、ステップS6で、ソレ
ノイドバルブ23をオン、オフするためのフラグF1を
、ソレノイドバルブ23をオン状態として、高速用カム
を使用するようにすることを示す1であるかを判定し、
この判定がYESのときには、ステップS7で、フラグ
F1を1とし、最初に戻る。−方、上記ステップS5に
おける判定がNoのときには、ステップS8で、上記フ
ラグF1が0か否かの判定を行い、この判定がYESの
ときには、ステップS9で、フラグF1を0として、最
初に戻る。一方、ステップS8の判定がNoのときのは
、ステップS9で、タイマーの時間を所定時間Tkにセ
ットしてからステップS9に進み、その処理を行う。
上記ステップS3の判定がNOのときには、カムの切り
替えが不良であるので、ステップ512で、上記フラグ
F3を1として、燃料噴射パルス補正を行うようにする
。この後、ステップ813で、エンジン回転数Neが値
Naより大きいかを判定し、この判定がYESのときに
は、ステップS14でフラグF1を0とし、NOのとき
には、ステップ315でフラグF1を1として、最初に
戻る。
なお、上記ステップ310およびステップSllで、タ
イマーの時間を所定時間Tkにセットすると、ステップ
S2の判定がNOとなり、この所定時間Tkが経過する
まで(ステップS16で各ルーチンごとに1を減算して
い<)、ステップS3の判定をパスして制御を行う。即
ち、切り替えの作動が不良かの判定は行わない。
次いで、第9図を参照して、燃料噴射パルスの制御につ
いて説明する。
先ず、基本噴射量T B A S H%水温補正値C1
、吸気温補正値CA %大気圧補正値Cp Sフィード
バック補正値CFIを演算する。この後、フラグF3が
1であるかを判定し、この判定がYESのときには、第
8図を参照して説明したカムを揃える制御に伴う燃料噴
射パルスの補正が必要であるので、補正係数KをK。と
じ、一方、上記判定がNOのときには、上記補正が必要
でないので、補正係数Kを1とする。この後、C! ”
 K X CH2O式に基づき、エンリッチ補正値を演
算する。
次いで、加減速補正値CACC5Cot。、無効噴対時
間Tvを演算し、最後に以上演算した値に基づき、最終
噴射パルスTiを式。
T I =TBASEXCA  xCp  X (1+
Cw十CACC+CDEC+CE +Cp++) + 
7 vにより、演算し、その値で燃料の噴射量を制御す
る。
以上によれば、低速用カムと高速用カムの切り替えがう
まく行かなかったときでも、ノッキング等の無い、安定
した運転状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したエンジンの動弁機構の部分を
示す部分断面図、第2図は第1図の吸気弁側の動弁機構
の部分を拡大して示す部分断面図、第3図は第1図の動
弁機構を上方側から見た上面図、第4図は第1図の高速
用および低速用カムのリフト曲線を示す特性図、第5図
は第1図の切り替え機構の制御装置の概略ブロック図、
第6図は第1図の高速用および低速用カムの切り替え制
御を説明上た図、第7図は第1図の切り替え機構の制御
動作を示すフローチャート、第8図はカムの切り替えの
不良気筒の検出、およびそれに基づいてのカムの切り替
え等を行う制御のフローチャート、第9図は燃料噴射量
の演算を行う制御のためのフローチャートである。 1・・・・・・吸気弁 3・・・・・・カム軸 4a、4b・・・・・・低速用カム 5・・・・・・高速用カム 8・・・・・・ロッカーシャフト 9.10・・・・・・低速用ロッカーアーム11・・・
・・・高速用ロッカーアーム15・・・・・・切り替え
機構 16・・・・・・油圧室 17・・・・・・セレクトビン 19・・・・・・レリーススプリング 20・・・・・・レシーバ 23・・・・・・ソレノイドバルブ 24・・・・・・コントロールユニット25・・・・・
・回転数センサー 26・・・・・・スロットル開度センサ27・・・・・
・吸入空気量センサ L1、L2、LH・・・・・・低回転領域H1、H2・
・・・・・高回転領域 工o、c、           s、o、c。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多気筒エンジンのバルブ制御装置において、各気筒に設
    けられた、低回転領域での吸気弁の開閉動作を制御する
    ための低速用カム、高回転領域での前記吸気弁の開閉動
    作を制御するための高速用カム、前記高速用および低速
    用カムのいずれを用いて前記吸気弁を制御するのかを切
    り替えるカム切り替え手段、スロットル開度を検出する
    スロットル開度センサ、および吸入空気量を検出する吸
    入空気量センサと、エンジン回転数に応じて、各気筒に
    おけるカムを選択し、選択したカムに切り替わるように
    前記カム切り替え手段を制御する制御手段とを備え、前
    記制御手段は、低速用カムの選択時のスロットル開度と
    吸入空気量との関係を示す低速時スロットル開度−吸入
    空気量特性および高速用カムの選択時のスロットル開度
    と吸入空気量との関係を示す高速時スロットル開度−吸
    入空気量特性を予め記憶しており、各回転領域運転時に
    おいて検出したスロットル開度と吸入空気量との関係を
    対応するスロットル開度−吸入空気量特性保持手段に照
    らし、検出したスロットル開度と吸入空気量との関係が
    正常状態にあるかを判定して、その回転領域における所
    定のカムを用いているかを判定し、所定のカムを用いて
    いないとき、不良気筒があることを判定し、この不良気
    筒があることを判定したとき、他の気筒の使用カムを、
    不良気筒の使用カムに揃えるよう、前記他の気筒のカム
    切り替え手段を作動制御するようになっていることを特
    徴とする多気筒エンジンのバルブ制御装置。
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