JPH039010A - 内燃エンジンのバルブタイミング切換制御装置の故障検知方法 - Google Patents

内燃エンジンのバルブタイミング切換制御装置の故障検知方法

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JPH039010A
JPH039010A JP13969689A JP13969689A JPH039010A JP H039010 A JPH039010 A JP H039010A JP 13969689 A JP13969689 A JP 13969689A JP 13969689 A JP13969689 A JP 13969689A JP H039010 A JPH039010 A JP H039010A
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valve
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JP13969689A
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Yasunari Seki
関 康成
Isao Yahata
矢幡 勲
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸気弁及び/又は排気弁のバルブタイミング
が切換可能な内燃エンジンのバルブタイミング切換制御
装置におけるバルブタイミングの切換機構の故障検知方
法に関する。
(従来の技術) 内燃エンジンの吸気弁及び排気弁のバルブタイミングを
切換可能とするための切換機構を設け、制御ユニットか
らの指令信号によって、エンジン運転状態に応じてバル
ブタイミングを切換えることは従来より知られている(
例えば特公昭4933289号公報)。
このようなバルブタイミングが切換可能なエンジンにお
いては、バルブタイミング切換機構に不具合が発生した
場合、制御ユニットから切換指令信号を出力しているに
もかかわらず、実際のバルブタイミングは指令信号どお
りに切換わらない可能性があり、バルブタイミング切換
と関連して行われるエンジンの他の制御(燃料制御、点
火時期制御等)と実際のバルブタイミングとが一致せず
、エンジン運転+1の低下等を引起こすこととなる。
この問題を解決するため、切換機構の不具合を検知する
故障検知装置が本願出願人により既に提案されている(
特願昭63−255:294号公報)。
上記提案に係る切換機構は、互いにプロフィールの異な
る第1及び第2のカムと、それらに摺接する第1及び第
2のロッカアームとを含み、ブrを駆動するカムを第1
のカムと第2のカムとに切換えることにより、バルブタ
イミングをエンジンの低回転領域に適した低速バルブタ
イミングと高回転領域に適した高速バルブタイミングと
に切換えるものである。上記故障検知装置は、バルブタ
イミングが制御ユニットからの指令信号に依って実際に
切換わると前記第1及び第2のカムと、第1及び第2の
ロッカアームとの接触状態が変化することに着目して、
ロッカアームとカムシャフトとンの吸気弁とυ1気弁の
少なくとも一方のバルブタイミングを切換える切換機構
と、エンジンの運転状態に応じて0;1記切換機構へ切
換信号を出力する制御手段と、吸気管内に設けられ吸入
空気量を検出する吸入空気量検出手段とを備えた内燃エ
ンジンのバルブタイミング切換制御装置の故障検知方法
において、前記切換信号と前記吸入空気爪検出手段から
の検出吸入空気量信号とを比較することにより前記切換
機構の故障を検知するようにしたものである。
また好ましくは、前記検出吸入空気量信号が前記切換信
号に応じて設定される所定範囲外の状態を所定時間以上
継続したとき、前記切換機構に故障が発生していると判
定する。
尚、本明細書でいうバルブタイミングの切換とは、弁リ
フト量、開ブr期間及び開閉角のうち、弁リフト量のみ
の切換又は弁リフト量と開弁期間及び開閉角の一つまた
は二つ以上の組合せの切換を意味し、また吸気弁又は排
気弁が1気筒当り複数個有る場合には、その複数個の弁
の1つを所定運の間の電気抵抗に応じた値を検出し、該
検出値と指令信号とに基づいて故障を検知するようにし
たものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記故障検知装置によれば、電気抵抗に応じた値を検出
するためにカムシャフトとロッカアームとの間に電圧を
印加する必要があり、カムシャフト及びロッカアームを
エンジン本体と絶縁しなければならないので、エンジン
の構造が複神化するという問題があった。また、カム又
はロッカアームの利質として電気抵抗の高いものを使用
する必要があり、耐久性や製造コストの面でも課題が残
されていた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、バルブ
タイミング切換機構の故障を比較的簡単な構成で従って
低コストで且つ確実に検知しうる内燃エンジンのバルブ
タイミング切換制御装置の故障検知方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するため、内燃エンジ転領域で
休止させることも含む。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添(;J図面に基づいてilY
述する。
第1図は本発明の制御方法が適用される制御装置の全体
の構成図であり、同図中1は各シリンダに吸気弁と排気
弁とを各1対に股、けたD OHG直列4気筒エンジン
である。
エンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が
設けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。スロットル弁r3′にはスロットル弁開度(Or+
+)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下rEcU」という)5に供給する。
燃料噴射弁6はエンジンlとスロットル弁3′との間且
つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し士流側に各気筒毎
に設けられており、各噴射ブ「は図示しない燃料ポンプ
に接続されていると共に130U5に電気的に接続され
て当該F、 CU 5からの信吟により燃料噴射の開ブ
r時間か制御される。
エンジンlの各気筒毎に設けられた点火プラグ21は駆
動回路20を介してECU3に接続されており、ECU
3により点火プラグ21の点火時期Oigが制御される
また、IE CU 5の出力側には、後述するバルブタ
イミング切換制御を行なうための電磁弁22が接続され
ており、該電磁弁22の開閉作動がECU3により制御
される。
一方、スロットル弁3′の直ぐ下流には管7を介して吸
気管内絶対圧(1)B^)センサ8が設けられており、
この絶対圧センサ8により電気信号に変換された絶対圧
信号は前記ECU3に供給される。
また、吸気管2内の絶対圧センサ8の下流には吸入空気
−ffl(G^)センサ9が設けられており、吸入空気
量G^を検出して対応する電気信号を出力しECU3に
供給する。吸入空気量センサ9は例えば公知の熱線式セ
ンサであり、電流により熱せられた金属熱線を一定温度
に保持するように電されており、υ1気ガス中のI■C
、G O、N Ox等の成分の浄化を行う。υ1気ガス
濃度検出器としての02センサ16は電気W14の三元
触媒15の上流側に装着されており、排気ガス中の酸素
濃度を検出してその検出値に応じた信号を出力しlΣC
U5に供給する。
E CU 5には更に車速センサ17、変速機のシフト
位置を検出するギヤ位置センサ18、後述するエンジン
1の給油路(第2図の43)内の油圧を検出する油圧セ
ンサ19が接続されており、これらのセンサの検出信号
がECU3に供給される。
ECU3は各種センサからの入力信号波形を整形し、電
圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジ
タル信号値に変換する等の機能を有する入ツノ回路5a
、中央演算処理回路(以下rcPUJという)5b、C
PU5bで実行される各種演算プログラム及び演算結果
等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射弁6、駆動回
路20及び電磁弁22に駆動信号を供給する出力回路5
d等から構成される。
流制御することにより吸入空気量を検出するものである
吸気管2内の吸入空気量センサ9の下流には吸気温(′
I゛^)センサ10が設けられており、吸気温′r^を
検出して対応する電気信号を出力しECU3に供給する
エンジン1の本体に装着されたエンジン水温(1’ w
 )センサ11はサーミスタ等から成り、エンジン水温
(冷却水温)l”wを検出して対応する温度信号を出力
してECU3に供給する。エンジン回転数(Ne)セン
サ12及び気筒判別(CYL)センサ13はエンジン1
のカム軸周囲又はクランク軸周囲に取イ1けられている
。エンジン回転数センサ12はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置でパルス(
以FrTDC信号パルス」という)を出力し、気筒判別
センサ13は特定の気筒の所定のクランク角度位置で信
号パルスを出力するものであり、これらの各信号パルス
はECU3に供給される。
三元触媒15はエンジン1のυ1気管14に配置σCP
U5bは上述の各種エンジンパラメータ信号に基づいて
、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィードバック制御運
転領域やオープンループ制御運転領域等の種々のエンジ
ン運転状態を判別するとともに、エンジン運転状態に応
じ、次式(1)に基づき、前記T D C信号パルスに
同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間’I’ou1を演
算する。
Toor=1’iXK++に2 ・ (1)ここに、ゴ
゛jは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数Neと吸
気管内絶対圧PB^とに応じて決定される基本燃料噴射
時間であり、この1゛i値を決定するための′1゛iマ
ツプとして、低速バルブタイミング用(”I” i t
、マツプ)と高速バルブタイミング用(i’inマツプ
)の2つのマツプが記憶手段5cに記憶されている。
K1及びに2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じ
て演算される補正係数及び補正変数ηあり、エンジン運
転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の緒特性
の最適化が図られるような所定値に決定される。
C)) U 5 bは、更にエンジン回転数Neと吸気
管内絶対圧I’B^とに応じて点火時期Oigを決定す
る。この点火時期決定用のOigマツプとして、前記T
 iマツプと同様に、低速バルブタイミング用(O1g
Lマツプ)と高速バルブタイミング用(Oignマツプ
)の2つのマツプが記憶手段5cに同様に記憶されてい
る。
CPU5bは更に後述する第3図に示す手法により、バ
ルブタイミングの切換指示信号を出力して電磁弁22の
開閉制御を行なう。
CPU5bは上述のようにして算出、決定した結果に基
づいて、燃料噴射Jr6、駆動回路20、および電磁弁
22を駆動する信号を、出力回路5dを介して出力する
第2図は、エンジン1の各気筒の吸気弁35を駆動する
吸気弁側動弁装置25を示し、υ1気弁側にも基本的に
これと同じ構成の動ブF装置が設けられている。この動
弁装置25は、エンジン1のクランク軸(図示せず)か
ら1/2の速度比で回転駆動されるカムシャフト26と
、各気筒にそれぞ1− ロッカシャフト30と平行に穿設されており、この第1
ガイド穴40に第1切換ビン36が摺動可能に嵌合され
、第1切換ビン36の一端と第1ガイド穴40の閉塞端
との間に油圧室41が画成される。しかも第1駆動ロツ
カアーム31には油11ミ室41に連通する通路42が
穿設され、ロッカシャフト30には給油路43が設けら
れ、給油路43は第1駆動ロツカアーム31の揺動状態
に拘らず通路42を介して油圧室41に常時連通する。
自由ロッカアーム33には、第1ガイド穴40に対応す
るガイド孔44がロッカシャフト30と平行にして両側
面間にわたって穿設されており、第1切換ビン36の他
端に一端が当接される第2切換ビン37がガイド孔44
に摺動可能に嵌合される。
第2駆動ロツカアーム32には、前記ガイド孔44に対
応する第2ガイド穴45が自由ロッカアーム33側に開
放してロッカシャフト30と平行に穿設されており、第
2切換ピン40の他端に当接する円盤状の規制ビン38
が第2ガイド穴45れ対応してカムシャツI・26に設
けられる高速用カム29及び低速用カム27.28と、
カムシャフト26と平行にして固定配置されるロッカシ
ャフト30と、各気筒にそれぞれ対応してロッカシャフ
ト30に枢支される第1ffi動ロツカアーム31、第
2駆動ロツカアーム32及び自由ロッカアーム33と、
各気筒に対応した各ロッカアーム31.32.33間に
それぞれ設けられる連結切換機構34(バルブタイミン
グ切換機構)とを備える。
第2図(b)において、連結切換機構34は、第1駆動
ロツカアーム31及び自由ロッカアーム33間を連結可
能な第1切換ビン36と、ISI IIIロッカアーム
33及び第2駆動ロツカアーム321111を連結可能
な第2切換ビン37と、第1及び第2切換ビン36.3
7の移動を規制する規制ビン38と、各ビン36〜38
を連結解除側に(す勢する戻しばね39とを備える。
第1駆動ロツカアーム31には、自由ロッカアーム33
側に開放した有底の第1ガイド穴40が2 に摺動可能に嵌合される。しかも第2ガイド穴45の他
端には案内筒46が嵌合されており、この案内筒46内
に摺動可能に嵌合する軸部47が規制ビン37に同軸に
かつ一体に突設される。また戻しばね39は案内筒46
及び規制ビン381i11に嵌挿されており、この戻し
ばね39により各ビン36,37.38が油圧室41側
にイ1勢される。
かかる連結切換機構32では、油圧室41の油圧が高く
なることにより、第1切換ビン36がガイド孔44に嵌
合するとともに第2切換ビン37が第2ガイド穴45に
嵌合して、各ロッカアーム31’、33.32が連結さ
れる。また油圧室41の油圧が低くなると戻しばね39
のばね力により第1切換ビン36が第2切換ビン37と
の当接面を第1駆動ロツカアーム31及び自由ロッカア
ーム33間に対応させる位置まで戻り、第2切換ビン3
7が規制ビン38との当接面を自由ロッカアーム33及
び第2駆動ロッカアーム32間に対応させる位置まで戻
るので各ロッカアーム31.33゜32の連結状態が解
除される。
前記ロッカシャフト30内の給油路43は、切換弁23
を介してオイルポンプ24に接続されており、該切換弁
23の切換作動により給油路43内の油圧、従って前記
連結切換機構34の油圧室41内の油圧が高低に切換え
られる。この切換弁23はn;j記電磁弁22に接続さ
れており、該切換弁23切換作動は、ECU3により電
磁弁22を介して制御される。
上述のように構成されたエンジン1の吸気側動弁装置2
5は以下のように作動する。尚、排気側動弁装置も同様
に作動する。
ECU3から電磁弁22に対して開弁指令信号が出力さ
れると、該電磁弁22が開弁作動し、切換弁23が開弁
作動して給油路33の油圧が」−4する。その結果、連
結切換機構34が作動して各ロッカアーム31,33.
32が連結状態となり、高速用カム29によって、各ロ
ッカアーム31゜33.32が一体に作動し、一対の吸
気弁35が、開弁期間とリフト量を比較的大きくした高
速バルブタイミングで開閉作動する。
5 (”]”DC)センサ12、エンジン水温センサ11、
車速センサ17からの出力の異常、点火時期制御信号出
力及び燃料噴射制御出力の異常、バルブタイミング制御
用電磁弁22へ通電される電流量の異常、バルブタイミ
ング制御用電磁弁22の開閉に応じた切換弁23での正
常な油圧変化が油圧センサ19内の油圧スイッチで所定
時間経過後も確認できないという異常等を検出してフェ
ールセーフすべきエンジンの運転状態であると判別する
なお、気筒判別(cyr、)センサ及びT I) Cセ
ンサのうちの一方に異常があるときには他方の出力で該
一方の出力の代用をはかる。
ステップSlの答が肯定(Yes)、即ちフェールセー
フすべきときには後述のステップS32に進み、否定(
No)のときにはステップS2へ進む。
S2は始動中か否かをNe等により判別するステップ、
S3はデイレ−タイマの残り時間Lsrが0になったか
否かを判別するステップであり、t、srを始動中に所
定時間(例えば5秒)にセラ1−L一方、E CU 5
から電磁弁22に対して閉ブr指令信号が出力されると
、電磁弁22、切換ブr23が閉弁作動し、給油路43
の油圧が低下する。その結果、連結切換機構34が上記
と逆に作動して、各ロッカアーム31,33.32の連
結状態が解除され、低速用カム27.28によって夫々
対応するロッカアーム31.32が作動し、一対の吸気
弁35が、開弁期間とリフト量を比較的小さくした低速
バルブタイミングで作動する。
次に、第3図を参照してECU3によるバルブタイミン
グの切換制御、即ち電磁弁22に対して出力する信号の
出力制御プログラムについて説明する。本プログラムは
’l’ D C信号パルス発生毎にこれと同期して実行
される。
ステップSlでは、E CU 5に各種センサがら正常
に信号が入力されているか否か、又は池の制御系で異常
が既に発生しているか否か、即ちフェールセーフすべき
か否かを判別する。
具体的には吸気管内絶対圧(1)n^)センサ8、気筒
判別(CYL)センサ13、エンジン回転数(ステップ
S4)、始動後目1時動作を開始するようにした。S5
はエンジン水温1’ wが設定温度1’uu(例えば6
0℃)より低いか否か、即ち暖機が完了したか否かを判
別するステップ、S6は車速Vが極低速の設定車速V1
(ヒステリシスイ」きて例えば81an/ 5 km)
より低いか否かを判別するステップ、S7は当該エンジ
ン搭載車がマニアル車(MT)か否かを判別するステッ
プ、S8はオートマチック車(AT)の場合にシフトレ
バーがパーキング(P)レンジやニュートラル(N )
レンジになっているか否かを判別するステップ、S9は
Neが所定下限値Ne+ (例えば480Orpm/4
600rpm )以」二か否かを判別するステップであ
り、フェールセーフ中(ステップS1の答が肯定(Ye
s))、始動中(ステップS2の答が1臀定(Yes)
)及び始動後デイレータイマの設定時間1.3丁経過0
11(ステップS3の答が否定(No))、暖機中(ス
テップS5の答が肯定(Yes))、停車中や徐行中(
ステップS6の答が肯定(Y e s)) 1. P、
Nレンジであるとき(ステップS8の答が1f定(Ye
s))、及びNe(Ne+のときは(ステップS9の答
が否定(No))、後述するように電磁弁22を閉弁し
てバルブタイミングを低速バルブタイミングに保持する
前記ステップS9でNe≧Ne+が成立すると判別され
たときは、ステップSIOで’「itマツプとTjuマ
ツプとを検索し、現時点でのNe、PnAに応じたT 
i Lマツプの′r″i値(以下’l’ i Lと記す
)と′■゛月IマツプのTi値(以下T i nと記す
)とを求め、次にステップSllでAT車及びMT車に
応じて設定したi’vrテーブルからNeに応じたi’
VTを読み出し、ステップS12でこのI”vrと前回
ループのTOUTとを比較して、i”OUT≧1−VT
が成立するか否か、即ち混合気をリッチ化する高負荷状
態か否かを判別する。ここでi’vrは燃料噴射量に基
づく高負荷判定値であり、l’vTテーブルはエンジン
回転数Neに応じて設定されている。ステップSI2の
答が否定(No)、即ちI’OUT< ’I’VTが成
立するときには、ステップS13に進んでNeが所定−
に限値Ne2(例えば5900rpm15700rpm
)以」二か否9 (Yes)、即ち、油圧スイッチがオンしたときには、
ステップS21で低速バルブタイミング切換デイレ−タ
イマの残り時間tLvrがOになったか否かを判別する
。ステップS21の答が肯定(Yes)即ち、tLvr
= Oになったときには、ステップS23で高速バルブ
タイミング切換デイレ−タイマの残り時間1;IIVT
を設定時間(例えば0.1秒)にセットし、次にステッ
プS25で燃料の噴射制御ルーチンで使用するU’ i
マツプと点火時期マツプとしてそれぞ’ritマツプと
低速バルブタイミング用点火時期マツプ(O4gtマツ
プ)とを選択する処理を行ない、続くステップS27で
レブリミツタ値NIIFCを低速バルブタイミング用の
値Nopci(例えば7500rpm)とする処理を行
なう。このリブレミッタ値Nopcはエンジンの過回転
を防止するために設定されるものであり、エンジン回転
数Neがリブレミッタ値Nopc以上となると燃料がカ
ットされる。
一方、前記ステップS18で開弁指令を出したときには
、ステップS20で油圧センサ19内のかの判別を行な
う。ステップS13の答が否定(No)、即ちNe<N
e2が成立するときには、ステップS14に進み、前記
ステップSIOで求めたI’iLとl” i nとを比
較する。その結果、Tiし:>′■”1■が成立すると
きには、後述のステップSI5でセットされたデイレ−
タイマのタイマ値1.vrorpが零か否かを判別しく
ステップ816)、この答が肯定(Yes)ならばステ
ップS17で電磁弁22の閉弁指令、即ち低速バルブタ
イミングへの切換指令を出す。又、’I”OUT≧i”
VT、 Ne上Ne2、TiL≦i’ i nのいずれ
かが成立するときには、前記電磁弁開弁デイレ−タイマ
のタイマ値を1.VTOFF(例えば3秒)にセラl−
してスタートシて(ステップ515)、ステップS18
で電磁弁22の開弁指令、即ち高速バルブタイミングへ
の切換指令を出す。
前記ステップSI7で閉弁指令を出したときには、ステ
ップSI9て油圧センサ19内の油圧スイッチがオンし
たか否か、即ち給油路43の油j]:が低圧になったか
否かを判別する。この答が1′r定0 油圧スイッチがオフしたか否か、即ち給油路43の油圧
が高圧になったか否かを判別する。その答が肯定(Ye
s)、即ち、油圧スイッチがオフしたときは、ステップ
S22で高速バルブタイミング切換デイレ−タイマの残
り時間]、聞TがOになったか否かを判別する。ステッ
プS22の答が肯定(Yes)、即ち1.nvr= O
になったときには、ステップS24で低速バルブタイミ
ング切換デイレ−タイマの残り時間tLVTを設定時間
(例えば0.2秒)にセットシ、次にステップS26で
燃料の噴射制御ルーチンで使用するTiマツプと点火時
期マツプとして夫々i’inマツプと高速バルブタイミ
ング用点火時期マツプ(Oiguマツプ)とを選択する
処理を行ない、続くステップ328でNoFeを高速バ
ルブタイミング用の値NIIFC2(例えば8100r
pm)とする処理を行なう。
ところで、上記した両切膜デイレータイマ1.IIVT
+t LVTの設定時間は、電磁弁22が開閉されてか
ら切換弁23が切換わり、給油路43の油圧が変化して
全シリンダの連結切換機構34の切換動作が完了するま
での応答遅れ時間に合わせて設定されており、電磁弁2
2の開から閉への切換時、油圧センサ19内の油圧スイ
ッチがオンするまでは、プログラムはS19→S22→
S24→S26→S28の順に進み、オン後も全シリン
ダの連1i’!切換機構34が低速バルブタイミング側
に切換わるまでは、S19→S21→S26→S28の
順に進み、又電磁弁22や切換ブp23の故障等で閉弁
指令が出されても切換弁23が閉じ側に切換わらず、い
つまでたっても油圧センサ19内の油圧スイッチがオン
しないときも、−1−記と同様にS19→S22→S2
4→S26→S28の順に進み、結局全シリンダの連結
切換機構34が低速バルブタイミング側に切換わらない
限り、燃オニ1の噴射制御は高速バルブタイミングに適
合したものにMl、持される。電磁弁22の閉から開へ
の切換時も、−I−記と同様にして、全シリンダの連結
切換機構34が高速バルブタイミング側に切換わらない
限り、燃料の噴射制御は低速バルブタイミングに適合し
たものにMli持される。
一方、前記ステップS2の答が肯定(Yes)、又は前
記ステップS3の答が否定(No)、又は前記ステップ
S5.S6の答が1定(Yes)のとき、即ちζ始動中
及び始動後設定時間経過前、暖機中、停車中又は徐行中
のときには、ステップS29に進んで電磁弁22の閉弁
指令を出し、ステップS29からS23→S25→S2
7の順に進む。前記ステップS8においてN、l)レン
ジの場合は、ステップS30に進んで前回ループでi”
 i ++マツプを選択したか否かを判別し、又前記ス
テップS9においてNe(Ne+が成立するときも、前
記ステップS30に進む。ステップS30の答が肯定(
Yes)のとき、即ち1)11回ループTinマツプを
選択しいてるときは、前記電磁ブr開弁デイレ−タイマ
のタイマ値t、v’roppを零にして(ステップ53
1)、ステップS17に進み、ステップS30の答が否
定(No)のとき、即ち前回’I’ jnマツプを使用
していないとき、換言すれば全シリンダの連結切換機構
34が高速バルブタイミング側に切換えられていないと
きには、−に記と同様に3 S29→S23→S25→327の順に進み、油圧セン
サ19内の油圧スイッチとは係りなく低速バルブタイミ
ングに適合した燃料の噴射制御を行なう。これは油圧セ
ンサ19内の油圧スイッチが断線等によりオフ位置に保
持されてしまったときの対策である。
ところで、」1記したNIIFCIはNe2より高く設
定されており、通常はNeがNIIFCIに」1昇する
前にバルブタイミングが高速バルブタイミングに切換わ
って、NIIFCの値がN11FC2に切換えられるた
め、N II FCIでの燃料カットは行なわれない。
これに対し、ステップ82〜S8からステップS29に
進む運転状態では、空炊し等によりNeがNe2を−1
−回っても低速バルブタイミングに保持されるため、N
 It FCIでの燃11カットが行なわれる。又低速
バルブタイミングから高速バルブタイミングに切換わっ
ても、LIIVTがOになるまで、即ち連結機構34が
実際に高速バルブタイミング側に切換るまでは、NII
FCIでの燃料カットが行なわれる。
尚、上記ステップS I Oテ(DT iLマツブトi
’in4 マツプの検索処理のサブルーチンでは、前回ループで電
磁弁22の開弁指令が出されたか否かを判別し、開弁指
令が出されていないときは、ステップS14で用いる”
l’iLをTiLマツプから検索された値とする一方、
開弁指令が出されているときは、′J″iLを検索値か
ら所定のヒステリシス量Δ°1゛1を差引いた値とする
処理を行なう。
又、ステップSllでの1”VTの算出処理のザブルー
チンでも、前回ループで電磁弁22の開ブ「指令が出さ
れたか否かを判別し、開弁指令が出されていないときは
、ステップSI2で用いるI’VTを’rVTテーブル
から算出された値とする一方、開弁指令が出されている
ときは、l”vlを算出値から所定のヒステリシス量Δ
’T”vrを差引いた値とする処理を行なう。
前記ステップSlの答が肯定(Yes)、即ちフェール
セーフ中のときには、電磁弁22の閉弁指令を出しくス
テップ532)、後述するフェールセーフ処理を実行し
て(ステップ533)、前記ステップS27に進む。
第4図は前記ステップS33のフェールセーフ処理の一
例を示す。エンジン回転数Neがマツプ選択用所定回転
数Neps (例えば3. OQOrpm)より高いと
きには、高速バルブタイミング用のi’juマツプと低
速バルブタイミング用のOigLマツプとを選択し、エ
ンジン回転数Neが011記所定回転数NeFs以Fの
ときには、低速バルブタイミング用のTiLマツプ及び
OjgLマツプとを選択する。
基本燃料噴射時間1” iのマツプ」ユの値は、エンジ
ン回転数が高い領域では高速バルブタイミング用のi’
juマツプの方が、低速バルブタイミング用のTiLマ
ツプのTj値より大きくなるように設定されているので
、上記第4図の手法によれば、フェールセーフ中に電磁
弁22に対して閉弁指令を出力しているにもかかわらず
、切換弁23あるいは連結切換機構34等に不具合が生
じて実際のバルブタイミングは高速バルブタイミングと
なっているような場合であっても、混合気の空燃比がオ
ーバーリーン化して燃焼温度あるいは排気ガス浄化装置
内の触媒温度が過度に−IJすることを防、11・し、
プレイグニツシヨンによる点火プラグの溶損や高回転で
のノッキング、触媒の耐久性劣化等の問題が発生するこ
とを防止することができる。
第5図は吸入空気ff1G^センサ9の出力信Iを用い
てバルブタイミング切換機構の故障検知を行う手順を示
すプログラムのフローチャーI・である。
ステップ361ではECU3から電磁弁22の開、弁指
令が出力されているか否かを判別する。ステップS61
の答が肯定(Yes)、即ち1EcU5から電磁弁22
の開ブr指令が出力されていると判別したときは、ステ
ップS62に進み後述のステップ368或はステップS
80でセットされたデイレ−タイマのタイマ値tllV
TFsがOであるか否かを判別する。ステップS62の
答が肯定(YeS)、即ちECU3からの指令が低速バ
ルブタイミング指示から高速バルブタイミング指示へ切
換わってから所定時間が経過したと判別したときは、デ
イレ−タイマのタイマ値t LVTFSを所定値(例え
ば4秒)にセラI・シ(ステップ563)、高速バルブ
タイミングで得られるべき吸入空気量G^の理論7 値G、uguhを求める(ステップ564)。G^IR
IIMは例えば第6図に示すマツプ値によりエンジン回
転数Neと吸気管内絶対圧PIIAとに応じて高速バル
ブタイミングで得られるべき理想として求められる。
次にステップS65に進み、吸入空気1ftG^センサ
9より検出した実際の吸入空気量G^fR8を読み込み
、該値(:A+*sに対する第6図のマツプ値より求め
た値G^IRIIMの比G^IRCを算出する(ステッ
プ866)。
次にステップS72では、ステップS66で算出した比
G^IRCと理想値1との差の絶対値が、許容値の0.
1より大きいか否かを判別する。即ち、吸入空気量の実
際値G^IR8がバルブタイミング切換機構が正常に作
動しているときに吸入空気量の執り得る範囲を越えてい
るか否かを判別する。その答が否定(NO)のときは、
バルブタイミング切換機構が正常であるとみなしくステ
ップ573)、デイレ−タイマのタイマ値t、c^II
!FSを所定値にセットシ(ステップ574)、本プロ
グラムを終了舘 する。
ステップS72の答が肯定(Yes)、即ちGAIRC
値と理想値lとの差の絶対値が許容値0.1より大きい
と判別したときは、ステップS75に進み前記ステップ
S74でセラI・されたデイレ−タイマのタイマ値LG
AIRFSが0であるか否かを判別する。その答が否定
(NO)のときは、バルブタイミング異常の予備検知と
してL E D等の警報ランプを点灯させる等の処理を
行い(ステップ576)、本プログラムを終了する。
ステップS75の答が肯定(Yes)のときは、前記比
GAIRcと理想値1との差の絶対値が許容範囲を越え
たことを検知してから所定時間が経過したと判別し、ス
テップS77に進みバルブタイミングに異常が生じたも
のとみな腰例えば、警報ランプの点灯及び前述した第5
図のフェールセーフ処理を行い(ステップ878)、本
プログラムを終了する。
一方、ステップS61の答が否定(No)のとき、即ち
ECU3から電磁弁22の閉弁指令が出力されていると
判別したときは、前述したステップ863〜S66と同
様の処理が行われる。即ち、ステップS67でステップ
S63或はステップS70でセ・ソトされたデイレ−タ
イマのタイマ値tLV丁Fsが0であるか否かを判別し
、その答が肯定(Yes)、即ちECU3からの指令が
高速バルブタイミング指示から低速バルブタイミング指
示へ切換わってから所定時間が経過したと判別したとき
は、デイレ−タイマのタイマ値t、IIV丁F8を所定
値(例えば2秒)にセットシ(ステップ568)、低速
バルブタイミングで1)られるべき吸入空気1uG^の
理論値GAIRLMを求め(ステップ569)、G^I
RLMはGAII!IIMと同じく第6図のマツプ値に
より、低速バルブタイミングで得られるべき理想値とし
て求められる。次にステップS70で、吸入空気量G^
センサ9より検出した実際の吸入空気量G^IR8を読
み込み、上記理論値GAII!LHとの比G^IRcの
値を算出しくステップ371)、以後上述したステップ
872以下を実行する。
尚、前記ステップS62又は67で夫々タイマ4゜ 前記切換機構へ切換信号を出力する制御1段と、吸気管
内に設けられ吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段
とを備えた内燃エンジンのバルブタイミング切換制御装
置の故障検知方法において、前記切換信号と前記吸入空
気量検出手段からの検出吸入空気量信号とを比較するこ
とにより前記切換機構の故障を検知するようにしたので
、従前の切換機構を改変せずにバルブタイミングの異常
を低コストでしかも簡単な手法で正確に検知できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の故障検知方法が適用される内燃エンジ
ンの制御装置の全体構成図、第2図はエンジン及びバル
ブタイミング制御系を示す図、第3図はバルブタイミン
グの切換制御ルーチンのフローチャート、第4図は第3
図のフローチャートにおけるフェールセーフ処理の一例
を示すサブルーチンのフローチャート、第5図はバルブ
タイミング切換機構の故障検知を行う手順を示すサブル
ーチンのフローチャート、第6図は吸入空気量の理論値
の検索用マツプ図である。 値t uv丁ps又はL; LV1’FSがOでないと
判別したときは夫々ステップ879.S80に進みタイ
マ値L LVTFS、 L、 IIVTFsを夫々の所
定値にセツトシ、本プログラムを終了する。 このように、吸気管2に設けた吸入空気mG^センサか
らの出ツノ信号と、ECU3からバルブタイミング切換
機構への指令信号に応じた吸入空気量の理論値とを比較
することにより、バルブタイミング切換機構の故障が正
確且つ簡単に検知できる。 尚、」二連した実施例では吸入空気量G^センサを全気
筒に共通して吸気管に1個のみ設けたが、吸気管マニホ
ルド内に各気筒毎に夫々1個宛設は気筒別に故障を検知
するようにしてもよい。又、吸入空気量センサは熱線式
に限られず、他のタイプでもよい。 (発明の効果) 以上詳述したように、内燃エンジンの吸気弁と排気弁の
少なくとも一力のバルブタイミングを切換える切換機構
と、エンジンの運転状態に応じて32− 5・・・電子コントロールユニツ1−(ECU)、9・
・吸入空気量G^センサ、36・・・吸気弁、37・・
・排気ブr、56・・・連結切換機構、GAIRIIM
・・・高速バルブタイミングでの吸入空気量の理論値、
G^IRLH・・・低速バルブタイミングでの吸入空気
量の理論値、GAIR8・・・実際の吸入空気量。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃エンジンの吸気弁と排気弁の少なくとも一方の
    バルブタイミングを切換える切換機構と、エンジンの運
    転状態に応じて前記切換機構へ切換信号を出力する制御
    手段と、吸気管内に設けられ吸入空気量を検出する吸入
    空気量検出手段とを備えた内燃エンジンのバルブタイミ
    ング切換制御装置の故障検知方法において、前記切換信
    号と前記吸入空気量検出手段からの検出吸入空気量信号
    とを比較することにより前記切換機構の故障を検知する
    ことを特徴とする内燃エンジンのバルブタイミング切換
    制御装置の故障検知方法。 2、前記検出吸入空気量信号が前記切換信号に応じて設
    定される所定範囲外の状態を所定時間以上継続したとき
    、前記切換機構に故障が発生していると判定することを
    特徴とする請求項1記載の内燃エンジンのバルブタイミ
    ング切換制御装置の故障検知方法。
JP13969689A 1989-05-25 1989-06-01 内燃エンジンのバルブタイミング切換制御装置の故障検知方法 Pending JPH039010A (ja)

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US07/529,965 US5033290A (en) 1989-05-25 1990-05-24 Method of detecting failure of a valve timing changeover control system of an internal combustion engine
DE69010991T DE69010991T2 (de) 1989-05-25 1990-05-24 Verfahren zur Fehlererkennung bei einem Ventilzeitsteuerungssystem für eine innere Verbrennungskraftmaschine.
EP90305674A EP0399829B1 (en) 1989-05-25 1990-05-24 Method of detecting failure of a valve timing changeover control system of an internal combustion engine

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