JPH01110718A - 電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサの駆動用電解液Info
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- JPH01110718A JPH01110718A JP62268822A JP26882287A JPH01110718A JP H01110718 A JPH01110718 A JP H01110718A JP 62268822 A JP62268822 A JP 62268822A JP 26882287 A JP26882287 A JP 26882287A JP H01110718 A JPH01110718 A JP H01110718A
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- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 title abstract description 9
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［発明の目的］
（産業上の利用分野）
この発明は、電解コンデンサの駆動用電解液に関する。
（従来の技術）
従来、電解コンデンサの駆動用電解液とじて使用されて
いるものに、エチレングリコール（以下ＥＧ）を主溶媒
とし、コハク酸、アジピン酸などの心機酸やその塩類、
あるいは燐酸。
いるものに、エチレングリコール（以下ＥＧ）を主溶媒
とし、コハク酸、アジピン酸などの心機酸やその塩類、
あるいは燐酸。
硼酸などの無機酸やその塩などを溶質とするものがある
。しかし、ＥＧは低温での粘度上昇が著しいので、この
改善のためにモノメチルホルムアミド（以下ＮＭＦ）や
ジメチルホルムアミド（以下ＤＭＦ＞を主溶媒とし、マ
レイン酸やシトラコン酸の塩を溶質として用いた電解液
が知られている。しかしながら、溶質として用いたマレ
イン酸やシトラコン酸は、化学的に不安定で異性化しや
すく、特に例えば１０５℃などの高温中で使用すると電
解液の比抵抗が増大するために、電解コンデンサの損失
が大きくなる欠点を有していた。
。しかし、ＥＧは低温での粘度上昇が著しいので、この
改善のためにモノメチルホルムアミド（以下ＮＭＦ）や
ジメチルホルムアミド（以下ＤＭＦ＞を主溶媒とし、マ
レイン酸やシトラコン酸の塩を溶質として用いた電解液
が知られている。しかしながら、溶質として用いたマレ
イン酸やシトラコン酸は、化学的に不安定で異性化しや
すく、特に例えば１０５℃などの高温中で使用すると電
解液の比抵抗が増大するために、電解コンデンサの損失
が大きくなる欠点を有していた。
（発明が解決しようとする問題点）
上記したように、従来の電解コンデンサの駆動用電解液
は、低温域での粘度上界や高温使用中における比抵抗の
増大による損失大などの問題点があった。
は、低温域での粘度上界や高温使用中における比抵抗の
増大による損失大などの問題点があった。
そこで本発明は、以上の欠点を除去するもので、静電容
量や損失の変化が少ない電解液を提供することを目的と
したものである。
量や損失の変化が少ない電解液を提供することを目的と
したものである。
［発明の構成］
（問題点を解決するための手段）
本発明になる電解コンデンサの駆動用用゛解液は、溶媒
としてＮＭＦおよび／またはＤＭＦを用い、溶質として
ボロジサリチル酸アンモニウムを用いたもので、高温域
における漏れ電流の増加、低温域における静電容量の減
少、損失の増大などの欠点を解決しようとするものであ
る。
としてＮＭＦおよび／またはＤＭＦを用い、溶質として
ボロジサリチル酸アンモニウムを用いたもので、高温域
における漏れ電流の増加、低温域における静電容量の減
少、損失の増大などの欠点を解決しようとするものであ
る。
（作用）
本発明になる電解コンデンサの駆動用電解液では、比抵
抗の温度変化が小さく、広い温度範囲にわたって優れた
特性を有する電解コンデンサを提供することができる。
抗の温度変化が小さく、広い温度範囲にわたって優れた
特性を有する電解コンデンサを提供することができる。
（実施例）
第１図にＮＭＦおよびＤＭＦにボロジサリチル酸を添加
した場合の比抵抗の変化を示す。
した場合の比抵抗の変化を示す。
なお、比抵抗は２５℃における値であり、従来例１とし
てＮＭＦ ９０ｗｔ％＋マレイン酸アンモニウム １
０ｗｔ％からなるものは比抵抗１３０Ωα、 従来例２
としてＮＭＦ ９０ｗｔ％＋シトラコン酸アンモニウ
ム １０ｗｔ％からなるものは比抵抗１５０Ωαであっ
た。
てＮＭＦ ９０ｗｔ％＋マレイン酸アンモニウム １
０ｗｔ％からなるものは比抵抗１３０Ωα、 従来例２
としてＮＭＦ ９０ｗｔ％＋シトラコン酸アンモニウ
ム １０ｗｔ％からなるものは比抵抗１５０Ωαであっ
た。
したがって、ＮＭＦまたはＤＭＦ８５〜６５ｗｔ％にボ
ロジサリチル酸を１５〜３５ｗｔ％添加した組成の場合
、従来例より低い比抵抗を示す。
ロジサリチル酸を１５〜３５ｗｔ％添加した組成の場合
、従来例より低い比抵抗を示す。
次に、前記従来例１および２と第１図に示した実施例１
．３．５ （溶媒はいずれもＮＭＦを用いたもの）につ
いて温度と比抵抗との関係を第２図に、１０５℃中にお
ける比抵抗の経時変化を第３図に示す。この結果から明
らかなように、実施例はいずれも従来例より変化も小さ
く、良好な結果を示す。
．３．５ （溶媒はいずれもＮＭＦを用いたもの）につ
いて温度と比抵抗との関係を第２図に、１０５℃中にお
ける比抵抗の経時変化を第３図に示す。この結果から明
らかなように、実施例はいずれも従来例より変化も小さ
く、良好な結果を示す。
さらに、実施例６，７．８ （溶媒はいずれもＤＭＦを
用い、ボロジサリチル酸ｍは実施例１゜３．５に対応す
るもの）を加えた８種についてリード線端子向一方向形
電解コンデンサ 定格６．３ＷＶ−４７００μＦを作製
し、１０５℃負荷試験による損失特性を測定した結果を
第４図に示す。
用い、ボロジサリチル酸ｍは実施例１゜３．５に対応す
るもの）を加えた８種についてリード線端子向一方向形
電解コンデンサ 定格６．３ＷＶ−４７００μＦを作製
し、１０５℃負荷試験による損失特性を測定した結果を
第４図に示す。
この結果から明らかなように、高温での損失が従来例に
比し優れた特性を示している。
比し優れた特性を示している。
また、前記従来例１．２と実施例１，３．５゜６．７．
８について腐蝕発生率を調査した結果を下表に示す。こ
の調査はコンデンサ８１００個を基板にはんだ付けし、
１．１．１−１−リクロロエタンおよびトリクロロトリ
フ０ロエタンの然気浴５分後１０５℃中定格電圧印加し
たときの５００時間後および１０００時間後における腐
蝕発生率をみたものである。
８について腐蝕発生率を調査した結果を下表に示す。こ
の調査はコンデンサ８１００個を基板にはんだ付けし、
１．１．１−１−リクロロエタンおよびトリクロロトリ
フ０ロエタンの然気浴５分後１０５℃中定格電圧印加し
たときの５００時間後および１０００時間後における腐
蝕発生率をみたものである。
（以下余白）
この結果から明らかなように、コンデンサを基板にはん
だ付けした侵の７ラツクス除去のだめに用いられるハロ
ゲン系有機溶剤による腐蝕発生を確実に防止することが
できる。
だ付けした侵の７ラツクス除去のだめに用いられるハロ
ゲン系有機溶剤による腐蝕発生を確実に防止することが
できる。
これは電解液中に配したボロジサリチル酸アンモニウム
が、電解コンデンサの腐蝕原因である塩化物イオンと錯
化合物を形成して塩化物イオンを腐蝕の反応系外に取出
す作用があるので、腐蝕防止に寄与するものと考えられ
る。
が、電解コンデンサの腐蝕原因である塩化物イオンと錯
化合物を形成して塩化物イオンを腐蝕の反応系外に取出
す作用があるので、腐蝕防止に寄与するものと考えられ
る。
なお、上記実施例では溶媒としてＮＭＦまたはＤＭＦを
単独で使用した場合について述べたが、混合してもよく
、また溶質としてボロジサリチル酸アンモニウムを用い
た場合について述べたが、例えばポロジザリチル酸トリ
メチルアミンなどの伯の塩類を用いてもよい。また、腐
蝕などにより発生するガスを防止するものとして知られ
ているパラニトロフェノールを併用すれば、腐蝕に至る
前のガス発生を抑制し、かつ外観上若干見られる弁ふく
れなどを抑える効果を得ることができる。
単独で使用した場合について述べたが、混合してもよく
、また溶質としてボロジサリチル酸アンモニウムを用い
た場合について述べたが、例えばポロジザリチル酸トリ
メチルアミンなどの伯の塩類を用いてもよい。また、腐
蝕などにより発生するガスを防止するものとして知られ
ているパラニトロフェノールを併用すれば、腐蝕に至る
前のガス発生を抑制し、かつ外観上若干見られる弁ふく
れなどを抑える効果を得ることができる。
［発明の効果］
この発明によれば、−５５〜１０５℃の温度範囲にわた
り、比抵抗変化の少ない電解液が得られ、電解コンデン
サの高温における損失の改善およびハロゲン系有機溶剤
による腐蝕防止にも有効である。
り、比抵抗変化の少ない電解液が得られ、電解コンデン
サの高温における損失の改善およびハロゲン系有機溶剤
による腐蝕防止にも有効である。
図面はいずれも本発明の実施例による特性図を示し、第
１図は電解液組成と比抵抗との関係を示す曲線図、第２
図は電解液の温度と比抵抗の関係を示１曲線図、第３図
は１０５℃中における比抵抗の経時変化を示す曲線図、
第４図は電解コンデンリの１０５℃中における損失の経
時変化を示す曲線図である。 特 許 出 願 人 マルコン電子株式会社 １００ ９０ ８０ ７０ ６０（ＮＭＩ４たｕ
ＤＭＦ １１％）従従実実実実実 未来ＴＭＰＮ施施施 例例例例例例例 第 １ 図 第２図 時 間 （ｉｌ） 第３図 時 間 （ｈ） 第 ４ 図
１図は電解液組成と比抵抗との関係を示す曲線図、第２
図は電解液の温度と比抵抗の関係を示１曲線図、第３図
は１０５℃中における比抵抗の経時変化を示す曲線図、
第４図は電解コンデンリの１０５℃中における損失の経
時変化を示す曲線図である。 特 許 出 願 人 マルコン電子株式会社 １００ ９０ ８０ ７０ ６０（ＮＭＩ４たｕ
ＤＭＦ １１％）従従実実実実実 未来ＴＭＰＮ施施施 例例例例例例例 第 １ 図 第２図 時 間 （ｉｌ） 第３図 時 間 （ｈ） 第 ４ 図
Claims (2)
- （１） 溶媒としてモノメチルホルムアミドおよび／ま
たはジメチルホルムアミド６５〜８５重量％に、溶質と
してボロジサリチル酸の塩を１５〜３５重量％添加した
ものからなる電解コンデンサの駆動用電解液。 - （２） ボロジサリチル酸の塩がボロジサリチル酸アン
モニニウム，ボロジサリチル酸トリメチルアミンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の電解
コンデンサの駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62268822A JPH01110718A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62268822A JPH01110718A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01110718A true JPH01110718A (ja) | 1989-04-27 |
Family
ID=17463734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62268822A Pending JPH01110718A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01110718A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006245041A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Rubycon Corp | 電解コンデンサ駆動用電解液及び電解コンデンサ |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP62268822A patent/JPH01110718A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006245041A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Rubycon Corp | 電解コンデンサ駆動用電解液及び電解コンデンサ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
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| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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| A02 | Decision of refusal |
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