JPH01110589A - 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子 - Google Patents

高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子

Info

Publication number
JPH01110589A
JPH01110589A JP62268199A JP26819987A JPH01110589A JP H01110589 A JPH01110589 A JP H01110589A JP 62268199 A JP62268199 A JP 62268199A JP 26819987 A JP26819987 A JP 26819987A JP H01110589 A JPH01110589 A JP H01110589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mol
resin
dielectric constant
trifluoroethylene
hexafluoroacetone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62268199A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Maeda
一彦 前田
Hiroshi Yamauchi
拓 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP62268199A priority Critical patent/JPH01110589A/ja
Publication of JPH01110589A publication Critical patent/JPH01110589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高い誘電性を有するフッ素系共重合体およびこ
れを発光層のマトリック材、つまりり分散結合材として
用いる分散型EL (エレクトロルミネッセンス)発光
素子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より7フ化ビニリデン系のフッ素樹脂は分子内に双
極子を有し、高い誘電性を示すことが知られている。特
にフッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン共重合体は
、強誘電体として知られ高い誘電率を示すとともに圧焦
電材料としても多くの研究がなされている。また、A誘
電体樹脂は全固体型表示素子、中でもEL素子の発光層
の結合材に用いることも数多(検討されている。
このような分散型KL素子は、液晶素子のバックライト
用として実用化されつつある。高い誘電性を有するバイ
ンダーを用いると、ケイ光体粒子に印加電圧が有効に加
わるため低電圧で発光を駆動させることが可能となる。
このため、特開昭57−128486 、特開昭59−
151799にみられるような、フッ素樹脂をバインダ
ーして用いる例や、シアノエチル化セルロースやシアノ
エチル化ポリビニルアルコールを用いた素子、又はサク
シノニトリルよりなる発明(特開昭57−80695 
)などが知られている。しかしながら、これらのEL発
光体の大きな問題点は、どのタイプの分散結合剤も透湿
性を有しており、外部から湿気が進入するため発光母体
である硫化亜鉛(ZnS )の発光効率、輝度等が低下
することである。このため技術的な解決手段として透湿
性の小さなポリクロロトリフルオロエチレン系樹脂で素
子を封止する方法が検討されている(特開昭58−11
7676、特開昭61−269807 )。しかしポリ
クロロトリフルオロエチレン系樹脂は水に対するバリヤ
ー性および透明性にはすぐれているものの加工性、接着
性に問題がある。すなわち密着性改良のため接着表面を
コロナ処理、スパッタリング処理、複合シート化などの
方法を施さなければならず、生産面での障害となってい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるフッ素樹脂は、フッ化ビニリデン糸のため
1111誘電体であるばかりでなく、ヘキサフルオロア
セトンを分子中に有するフルオロエーテル糸共出合体で
あり、従来のフルオロすレフイン系共出合体と区別され
る。このため分子内に回転自由度の大きな部位を有し、
高透明性、低)A湿性を実現していることか大きな特徴
となっている。以上の理由により本発明物らは、フッ化
学ビニリデン−ヘキサフルオロγセトンートリフルオロ
エナレンの共重合組成比を種々検討した結果、全固体!
J、4j子の分散結合剤とし°Cもすぐれ”ζいるフッ
素樹脂を見い出し本発明を完成するにいたった。
本発明にお(lるフッ素樹脂はツソ化ビニリデンとへキ
サフルオロアセトンおよびトリフルオロエチレンのラジ
カル共重合により合成される。
共IR合組成はへキサフルオロアセトン含シが2〜13
モル%、トリフルオロエチレン含量が10〜50モル%
の範囲で用いられる。ヘキサフルオロアセトンが2モル
%以下では樹脂の透明性が十分でなく、13モル%以上
では重合収率が大きくIJ少するとともにゴム的になっ
てしまう。トリツルオロエチレン含量は樹脂の透明性に
大きく関与しており10モル%以下では誘電率が上がら
ず50モル%以上では結晶成長が生じてしまう。
また、透湿性を低下させるためにヘキサフルオロアセト
ン組成が重要であり2モル%以上好まましは4モル%以
上が必要である。これらの共重合体の誘電率は50)1
z、室温で8.0〜20.0であるが特にi誘電率を持
たせるためにはトリフルオロエチレン含量が15〜40
モル%であることが望ましい。
以上の本発明におけるフッ素樹脂は、4跣電率で透湿性
が小さく、しかも素子作成において重要な成形、加工性
、溶剤溶解性を有している。
また、樹脂の結晶性が著しく小さくため透明度が高いな
どの特徴がある。このため、ケイ光物質を分散したBL
素子を作製した場合、低電圧駆動が可能で輝度が大きく
しかも耐久性のある素子となる。
本発明における発光母体であるケイ光体粒子は、主とし
て硫化亜鉛である。しかも、これ自体では発行を示さず
活性剤が必要である。本発明に用いられる活性剤として
は、銅を共活性剤としてアルミニウム、塩素や臭素等を
加えたものである。又、フン素樹脂の誘電体としての性
能はまだまだ不十分であるため、ケイ光体粒子とともに
チタン酸バリウム、チタン酸鉛などの誘電体微粒子をブ
レンドする方法も用いられる。
また、より低電圧駆動のためには発光層と背面電極の間
に高誘電lIJ膜があることが望ましい。
この誘電膜としては6機、無機の区別はなく、例えば、
シアノエチル化多糖類やフッ素樹脂(トリフルオロエチ
レン含有)あるいは^誘電体粉末を含有した前記有機物
、PLZT薄膜等が用いられる。
また、透明導電膜としては酸化インジウム、酸化スズな
どの金JA[化物が用いられる。1テ面電極は同様の透
明溝11膜でもよいが、アルミニウム、等の金属膜でも
よい。
本発明による発光素子の典型的な構成例は背面電極(^
l) /誘電体微粒子分散型有機誘電体IQ/ケイ光体
を分散したフッ化ビニリデン−へキサフル、toアセト
ンート替フルオロエヂレン膜/透明電極/透明電極基材
(ポリエステル等)である。
以F、本発明を実施例によって説明するが、これらによ
って限定されるものではない。
実施例】 フッ化ビニリデン、・\キサフルオUアセトンーI・リ
フルオロエチレン共lIf合により、共[1’[合組成
で61/9/30.75/ 5 / 20のフッJA樹
脂を作製した。これらをそれぞれポリマー11ポリマー
2とする。
次に、ポリマーl、ポリマー2をメチルイソブチルケト
ンに溶解し20w t%の溶液を調整した。
これらの溶液をガラス板上に展開し徐々に溶剤を蒸発さ
せることで、150μmのキャストフィルムを得た。さ
れらの室温における誘電率を第1図に示す。
また、ポリマーl−、ポリマー2を190℃でプレス成
形して1 tavs厚のシートを作製し、透明性を評価
したところ、可視域全域にわたって透明性が高く、たと
えば650+msでポリマーlの透過率は82%、ポリ
マー2が87%であった。
実施例2及び比較例 実施例1で作製したポリマー1のメチルインブチルケト
ン溶液で25wt%になるように調製した。ポリマー1
の1重?部に対してケイ光粒子ZnS : Cu、 A
Iを3.5重R部チタン酸バリウムziRR部を溶液中
に配合しケイ光体ペーストを得た。
また、ポリマー1のメチルイソブチルケトン溶液にポリ
マー1の1重量部に対してチタン酸バリウム4i!il
1部を配合し誘電体ペーストを得た。
次にポリエステルを基材とした透明導電フィルムの上に
前記ケイ光体ペーストを塗布し、約60℃で脱気乾燥し
たところ約32μ曙の発光層となった。さらに発光層上
に前記誘電体ペーストを塗布し同様に乾燥し約10μα
の高誘電率層を形成した。この上に真空蒸着法によって
^!背面電極を約800Aで形成した分散型uL素子を
作製した(#子A実施例2)。
以上の配合と全く同様にしてシアノエチル化セルロース
を結合材とする分散型HL素子を作製した。この場合結
合材は有1幾溶剤には溶かさず、加熱によるロール混合
でケイ光粒子、および高誘電体粒子を分散させた。これ
を、プレス成形して30μmおよび10μmの発光フィ
ルム、誘電フィルス・をI’Sた。次に80℃でポリエ
ステルを基材とする透明電極およびアルミニウム箔では
さみ熱融着し素子を作製したく素子B比較例)。
これらの分散9EL素子A、Hに交流電場を印加して発
光輝度を測定したところ素子Aは素子Bの2.5倍であ
った( 100V、 5011z) 、また素子Aの最
低駆動電圧は50112で55Vであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1におけるフィルムの誘電率を示したも
のである。 第1図 周 波 @  (Hz)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 分子中にフッ化ビニリデン、ヘキサフルオロア
    セトンおよびトリフルオロエチレンを有する多元共重合
    体であって、ヘキサフルオロアセトン含量が2〜13モ
    ル%、トリフルオロエチレン含量が10〜50モル%で
    あることを特徴とする高誘電率樹脂。
  2. (2) フッ素樹脂を発光層の分散結合剤に用いる構造
    において、特許請求の範囲第1項記載のフッ化ビニリデ
    ン−ヘキサフルオロアセトン−トリフルオロエチレン共
    重合体を用いることを特徴とする分散型EL素子。
JP62268199A 1987-10-26 1987-10-26 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子 Pending JPH01110589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62268199A JPH01110589A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62268199A JPH01110589A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01110589A true JPH01110589A (ja) 1989-04-27

Family

ID=17455298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62268199A Pending JPH01110589A (ja) 1987-10-26 1987-10-26 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01110589A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6468701A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Asahi Chemical Ind Sheath for plastic optical fiber and plastic optical fiber

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6468701A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Asahi Chemical Ind Sheath for plastic optical fiber and plastic optical fiber

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6248261B1 (en) Electroluminescent phosphor and electroluminescent element using the same
WO1988002209A1 (en) Thin-film el device
JP2758660B2 (ja) 酸化亜鉛を透明電極とした分散型エレクトロルミネッセンス素子
JPH01110589A (ja) 高誘電率樹脂およびこれを用いた分散型el素子
JPS59151799A (ja) 分散型el発光素子
JPH07122367A (ja) 分散型電場発光素子
JPH03250582A (ja) 分散型el素子およびその製造方法
JPS60225399A (ja) エレクトロルミネセンス素子
JPH03192689A (ja) 有機分散型el発光体
JPH03152898A (ja) 分散型el素子
WO1989003163A1 (en) Dispersion type electroluminescence device
JPS59228397A (ja) 薄膜発光素子
JPH046277B2 (ja)
JPH01272095A (ja) エレクトロルミネッセンス素子及びその製造法
JPH01239795A (ja) エレクトロルミネセンス素子
JPH0883687A (ja) 分散型電場発光素子
JPH03297092A (ja) 分散型el素子
JP5197653B2 (ja) 分散型無機el素子、その製造方法および無機el発光層の製造装置
JPH03258891A (ja) だいだい色発光のel発光素子
JPH0343991A (ja) 発光素子
JPS6068589A (ja) 薄膜発光素子
JPH06172665A (ja) 高誘電率結合剤樹脂およびこの高誘電率結合剤樹脂を用いた分散型el素子
JPS617593A (ja) エレクトロルミネツセンス発光素子
JPS60143594A (ja) エレクトロルミネツセンス発光素子
JP2000058268A (ja) 有機分散型el素子