JPH01110131A - 繊維強化樹脂製品における穴部の加工方法 - Google Patents
繊維強化樹脂製品における穴部の加工方法Info
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- JPH01110131A JPH01110131A JP62266316A JP26631687A JPH01110131A JP H01110131 A JPH01110131 A JP H01110131A JP 62266316 A JP62266316 A JP 62266316A JP 26631687 A JP26631687 A JP 26631687A JP H01110131 A JPH01110131 A JP H01110131A
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Links
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、繊維強化された樹脂製品のうち穴部を有する
成形品の穴部の加工方法に関する。
成形品の穴部の加工方法に関する。
[従来の技術]
従来の繊維強化された樹脂製品の穴部を加工する方法と
しては次の様な方法があった。
しては次の様な方法があった。
(1)第5図のように本体3を成形後、ドリルやポンチ
12によって穴部8を加工する。
12によって穴部8を加工する。
(2)第6図(イ)1.Iのように穴部成形用の上型、
下型とも凸型とし、上下型間に隙間を設けたことによっ
て薄肉部13を残し成形加工を行い、その後にこの薄肉
部13をドリル12等にて研削して穴部8を加工形成す
る。
下型とも凸型とし、上下型間に隙間を設けたことによっ
て薄肉部13を残し成形加工を行い、その後にこの薄肉
部13をドリル12等にて研削して穴部8を加工形成す
る。
(3)第7図の様に穴部の上型14と下型15に摺動部
16を設けて嵌合させ本体3成形時に一緒に穴部8も成
形加工する。
16を設けて嵌合させ本体3成形時に一緒に穴部8も成
形加工する。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来のこれらの加工方法にはそれぞれ次
の様な問題点があった。
の様な問題点があった。
(1) 、(2)の方法ではいずれも機械加工、研削加
工によって繊維部分5を途中で切断してしまうので樹脂
を重ねた素材間の層間強度が低下し、切断露出した部分
7に応力が集中したりすれば亀裂が入り強度を著しく低
下させてしまうため、例えば自動車用ホイールの様な負
荷の大きな製品に適用するには不安があった。
工によって繊維部分5を途中で切断してしまうので樹脂
を重ねた素材間の層間強度が低下し、切断露出した部分
7に応力が集中したりすれば亀裂が入り強度を著しく低
下させてしまうため、例えば自動車用ホイールの様な負
荷の大きな製品に適用するには不安があった。
又、(3)の方法は、成形する時に上型12の穴部8へ
の材料の流入を防ぐため、製品の穴部の位置にあらかじ
め穴を明けてチャージする必要があること、又、上型1
4、下型15同志に摺動部16が必要であるが、この摺
動部16に材料を巻き込んで金型の摩耗を早め金型の寿
命を著しく低下させてしまうという問題点があった。
の材料の流入を防ぐため、製品の穴部の位置にあらかじ
め穴を明けてチャージする必要があること、又、上型1
4、下型15同志に摺動部16が必要であるが、この摺
動部16に材料を巻き込んで金型の摩耗を早め金型の寿
命を著しく低下させてしまうという問題点があった。
[問題点を解決するための手段]
上記のような従来技術における問題点は、次の本発明に
係る方法によって解決される。
係る方法によって解決される。
繊維強化された樹脂製品で穴部を有する一品の穴加工を
するに際し、必要穴径と同一径のポンチとポンチより若
干大径の凹状部を有する型とで穴部となる凸状部を押し
出し成形加工し、その後に押し出された凸状部の壁を製
品の穴の軸方向端部位にて切り落して穴部を加工するこ
とを特徴とする繊維強化樹脂製品における穴部の加工方
法。
するに際し、必要穴径と同一径のポンチとポンチより若
干大径の凹状部を有する型とで穴部となる凸状部を押し
出し成形加工し、その後に押し出された凸状部の壁を製
品の穴の軸方向端部位にて切り落して穴部を加工するこ
とを特徴とする繊維強化樹脂製品における穴部の加工方
法。
[作 用]
上記本発明の方法において穴加工するときは、繊維強化
された樹脂の積層体を金型に装込し、上下型によって加
圧成形されるが、その際穴部も同時に押し出し加工され
る。
された樹脂の積層体を金型に装込し、上下型によって加
圧成形されるが、その際穴部も同時に押し出し加工され
る。
埋し出し加工された凸状部の壁は研削加工によって切り
落とされるが、繊維の切断部は穴の軸方向端部の力をか
けない部位に意識的に寄せているため、製品本来の樹脂
層間の離反ぽ生しにくく、力が加わっても大表面に亀裂
が生じることはないので製品の耐久性を増すことができ
る。
落とされるが、繊維の切断部は穴の軸方向端部の力をか
けない部位に意識的に寄せているため、製品本来の樹脂
層間の離反ぽ生しにくく、力が加わっても大表面に亀裂
が生じることはないので製品の耐久性を増すことができ
る。
[実施例]
以下に、本発明の望ましい実施例を、第1図、第2図、
第3図、第4図、を参照して説明する。
第3図、第4図、を参照して説明する。
第4図は本発明の加工方法の対象となる成形素材を示す
。この成形素材3は、たとえば強化繊維5を含んだシー
トを何枚か重ねて構成された、繊維強化樹脂材から成っ
ている。
。この成形素材3は、たとえば強化繊維5を含んだシー
トを何枚か重ねて構成された、繊維強化樹脂材から成っ
ている。
この成形素材3には、本体成形時に第1図に示すように
、まずポンチ1を有する下型とポンチ外径より若干大き
な凹状部2aを有する上型2によって穴部が押し出し成
形加工される。ただしポンチ1を上型に凹状部を下型に
形成してもよい。
、まずポンチ1を有する下型とポンチ外径より若干大き
な凹状部2aを有する上型2によって穴部が押し出し成
形加工される。ただしポンチ1を上型に凹状部を下型に
形成してもよい。
穴部の押し出し成形加工に使用される上型2とポンチ1
とのクリアランス4は少くとも0.5s以上あることが
望ましく、又穴部の上型2とポンチ1とは押し出す方向
に向って縮径どなるようテーパ状になっていることが望
ましい。これは成形加工をスムーズに行うためである。
とのクリアランス4は少くとも0.5s以上あることが
望ましく、又穴部の上型2とポンチ1とは押し出す方向
に向って縮径どなるようテーパ状になっていることが望
ましい。これは成形加工をスムーズに行うためである。
゛第2図は上記成形工程によって成形された穴部の
断面図を示している。図中6は追い出された凸状部であ
り、この凸状部6は上型2、ポンチ1のクリアランス4
と同一寸法の薄肉の壁7を含み、この壁7によって□穴
周辺部に接続されている。
断面図を示している。図中6は追い出された凸状部であ
り、この凸状部6は上型2、ポンチ1のクリアランス4
と同一寸法の薄肉の壁7を含み、この壁7によって□穴
周辺部に接続されている。
次に、この押し出された凸状部6は、次工程において、
付は根部9(壁7の穴周辺部へのつけ根部)のところか
テ、たとえば砥石等によって研削するなどして、切り落
される。 □第3図は研削加工によって
凸状部6を切り取られた穴部8近傍の断面図を示し、こ
れによって穴部8の加工は完了する。
付は根部9(壁7の穴周辺部へのつけ根部)のところか
テ、たとえば砥石等によって研削するなどして、切り落
される。 □第3図は研削加工によって
凸状部6を切り取られた穴部8近傍の断面図を示し、こ
れによって穴部8の加工は完了する。
この場合、強化繊維5は穴部8の軸方向端の一部11に
おいてわずかに切断されるが、穴部8の内周面10の部
分では切断されないためにそこから亀裂が生じることは
無い。
おいてわずかに切断されるが、穴部8の内周面10の部
分では切断されないためにそこから亀裂が生じることは
無い。
以上の方法を自動車用ホイールの飾り穴に適用した場合
の実施例によると、材料として1インチのガラス繊維を
50 Cut%を含むSMCを使用し、板厚1’0#、
穴径40mの飾り穴を加工した。
の実施例によると、材料として1インチのガラス繊維を
50 Cut%を含むSMCを使用し、板厚1’0#、
穴径40mの飾り穴を加工した。
穴部から試験片を切断し、JI36911に準じた方法
でへき開強度を測定した結果、従来の様に穴部の強化繊
維を切断して加工した場合は750Kgでおるのに対し
て本発明方法を適用した場合は1450Kgと倍近いべ
き開強度を得ることができた。
でへき開強度を測定した結果、従来の様に穴部の強化繊
維を切断して加工した場合は750Kgでおるのに対し
て本発明方法を適用した場合は1450Kgと倍近いべ
き開強度を得ることができた。
[発明の効果]
本発明によるときは、次の効果を得る。
(イ)成形後に穴明けを行なうときのような強化繊維を
穴部で切断することが無いので、穴部の内周面から亀裂
を生じることは無い。
穴部で切断することが無いので、穴部の内周面から亀裂
を生じることは無い。
■成形用の上下型に摺動部を持つ必要が無いため、金型
の摩耗を防止でき、金型の寿命を著しく向上させること
ができる。
の摩耗を防止でき、金型の寿命を著しく向上させること
ができる。
Q9かくして繊維強化樹脂製品の耐久性を向上させ、製
品コストを大幅゛に低下させることができる。
品コストを大幅゛に低下させることができる。
第1図は本発明に係る穴部の押し出し成形時の成形金型
の部分断面図、 第2図は本発明に係る押し出し成形された穴部の断面図
、 第3図は本発明に係る穴部の加工完了後の断面図、 第4図は成形素材の断面図、 第5図は従来法の成形体に直接機械加工を施する場合の
状態断面図、 第6図(イ)、Iは従来法の上下型によって穴の中間部
に薄肉部を残した後薄肉部を研削して穴加工を行う状態
図、 第7図は従来法の成形金型の穴部に摺動部を設けた場合
の部分断面図、 である。 1・・・・・・・・・・・・ポンチ 2・・・・・・・・・・・・凹状部を有する金型6・・
・・・・・・・・・・凸状部 7・・・・・・・・・・・・壁 8・・・・・・・・・・・・穴部 9・・・・・・・・・・・・付は根部 10・・・・・・・・・・・・穴内面
の部分断面図、 第2図は本発明に係る押し出し成形された穴部の断面図
、 第3図は本発明に係る穴部の加工完了後の断面図、 第4図は成形素材の断面図、 第5図は従来法の成形体に直接機械加工を施する場合の
状態断面図、 第6図(イ)、Iは従来法の上下型によって穴の中間部
に薄肉部を残した後薄肉部を研削して穴加工を行う状態
図、 第7図は従来法の成形金型の穴部に摺動部を設けた場合
の部分断面図、 である。 1・・・・・・・・・・・・ポンチ 2・・・・・・・・・・・・凹状部を有する金型6・・
・・・・・・・・・・凸状部 7・・・・・・・・・・・・壁 8・・・・・・・・・・・・穴部 9・・・・・・・・・・・・付は根部 10・・・・・・・・・・・・穴内面
Claims (1)
- (1)繊維強化された樹脂製品で穴部を有する製品の穴
加工をするに際し、必要穴径と同一径のポンチとポンチ
より若干大径の凹状部を有する型とで穴部となる凸状部
を押し出し成形加工し、その後に押し出された凸状部の
壁を製品の穴の軸方向端部位にて切り落して穴部を加工
することを特徴とする繊維強化樹脂製品における穴部の
加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62266316A JPH01110131A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 繊維強化樹脂製品における穴部の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62266316A JPH01110131A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 繊維強化樹脂製品における穴部の加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110131A true JPH01110131A (ja) | 1989-04-26 |
Family
ID=17429233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62266316A Pending JPH01110131A (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 繊維強化樹脂製品における穴部の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01110131A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268941A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Toyota Industries Corp | 複合材成形体及びその製造方法 |
JP2010143162A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toyota Industries Corp | 樹脂成形体の製造方法及び樹脂成形体 |
JP2016028838A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | 株式会社イノアックコーポレーション | 炭素繊維複合材の孔あけ加工方法 |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP62266316A patent/JPH01110131A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007268941A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Toyota Industries Corp | 複合材成形体及びその製造方法 |
JP4736906B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-07-27 | 株式会社豊田自動織機 | 複合材成形体及びその製造方法 |
JP2010143162A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Toyota Industries Corp | 樹脂成形体の製造方法及び樹脂成形体 |
JP2016028838A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | 株式会社イノアックコーポレーション | 炭素繊維複合材の孔あけ加工方法 |
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