JPH0110994Y2 - - Google Patents

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JPH0110994Y2
JPH0110994Y2 JP14351480U JP14351480U JPH0110994Y2 JP H0110994 Y2 JPH0110994 Y2 JP H0110994Y2 JP 14351480 U JP14351480 U JP 14351480U JP 14351480 U JP14351480 U JP 14351480U JP H0110994 Y2 JPH0110994 Y2 JP H0110994Y2
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JP
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hydraulic motor
threshing
hydraulic
traveling
drive
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JP14351480U
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JPS5765041U (ja
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば走行クローラ及び扱胴などのコ
ンバインの各部を油圧駆動し、連続的に収穫作業
を行う収穫機の油圧駆動装置に関する。従来、実
開昭50−149528号公報に示す如く、単一の油圧ポ
ンプにより複数の油圧モータを駆動して収穫作業
を行うと共に、単一の油圧ポンプにフローデバイ
ダを介して複数の油圧モータを並列に接続させる
従来技術があつた。
しかし乍ら、前記従来技術は、脱穀油圧モータ
の駆動負荷変化により走行油圧モータに対する油
圧供給を自動制御するものではないから、脱穀負
荷が増大しても走行油圧モータの駆動油圧を減少
させて脱穀油圧モータの回転を略一定に保つ制御
が行われず、またそれと連動して走行及び刈取り
速度が減速されることもなく、脱穀作業性並びに
安全性の向上などを容易に図り得ない等の問題が
あつた。
また実公昭53−16767号公報に示す如く、油圧
駆動負荷を検出して油圧ポンプを駆動するエンジ
ンを自動的に調速する技術もあつたが、駆動負荷
が過大となつたときにエンジンが極めて高速回転
となり、オーバーヒートなどによりエンジンが損
傷する不具合があると共に、脱穀負荷が過大とな
つたときに走行及び刈取り速度を減速させて脱穀
負荷の減少を図り得ない等の機能上の問題があつ
た。
然るに、本考案は、走行及び刈取り駆動用の走
行油圧モータと、扱胴などを駆動する脱穀油圧モ
ータとを設けると共に、前記脱穀油圧モータと油
圧ポンプの接続途中にフローデバイダを設けて走
行油圧モータを分岐接続させる収穫機の油圧駆動
装置において、脱穀油圧モータの駆動負荷変化に
より走行油圧モータに対する油圧供給を自動制御
して脱穀油圧モータを優先駆動する減圧弁をフロ
ーデバイダに設けると共に、前記脱穀油圧モータ
による脱穀駆動負荷を検出するセンサを走行油圧
モータの変速操作部材に連結させ、前記センサの
検出結果に基づき、脱穀駆動負荷が増大又は減少
したときに走行油圧モータ出力を自動的に減速又
は増速させるように構成したことを特徴とするも
のである。
従つて、前記減圧弁で走行油圧モータへの油圧
供給制御を行うから、脱穀負荷が増大しても走行
油圧モータの駆動油圧を減少させて脱穀油圧モー
タの回転を略一定に保持し得、走行及び刈取り速
度を減速して脱穀負荷の増加を抑制し得、従来に
比べて脱穀作業性並びに安全性の向上などを容易
に図り得ると共に、脱穀駆動負荷の増大又は減少
により前記センサを介して走行油圧モータ出力を
減速又は増速させるから、油圧ポンプ及びエンジ
ンなど駆動源が損傷するのを防止し得、また脱穀
負荷を最適状態に保つように収穫作業速度を自動
的に設定し得、従来に比べて収穫作業の自動制御
機能を容易に向上させ得、収穫作業能率の向上並
びに取扱い操作の簡略化などを容易に図り得るも
のである。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図はコンバインの側面図、第2図は同平
面図であり、図中1は左右に走行クローラ2,2
を装設するトラツクフレーム、3は前記トラツク
フレーム1に支持させる機台、4は前記機台3に
搭載していて左側にフイードチエーン5を張設し
扱胴6を内蔵する脱穀部、7は回動支点軸8及び
昇降シリンダ9を介して機台3前方に支持させ刈
刃10及び穀稈搬送機構11を備える刈取部、1
2は前記脱穀部4後側に設け排藁チエーン13終
端を臨ませる排藁カツター、14は集束台、15
はエンジン、16は揚穀筒17を介して脱穀部4
から取出す穀粒を溜める籾タンク、18は運転席
19及び運転操作部20を備える運転台であり、
連続的に穀稈を刈取つて脱穀するように構成す
る。
第3図は要部の駆動油圧回路図であり、上記走
行クローラ2及び刈刃10などを駆動する走行及
び刈取り駆動のための第1油圧モータである可変
容量形の走行油圧モータ21と、上記扱胴6及び
フイードチエーン5などを駆動するための第2油
圧モータである脱穀油圧モータ22とを備え、前
記走行油圧モータ21によつて左右の走行クロー
ラ2,2並びに刈取部7の各部を駆動し、また前
記脱穀油圧モータ22によつて脱穀部4の各部並
びに排藁カツター12などを駆動すると共に、上
記エンジン15によつて駆動する油圧ポンプ23
を備え、扱胴6を含む脱穀部4の各部を優先して
駆動するフローデバイダ24を介して各油圧モー
タ21,22を油圧ポンプ23に油圧接続させ
る。そして固定絞り弁25及び定差圧形減圧弁2
6によつて前記フローデバイダ24を構成し、固
定絞り弁25を介して脱穀油圧モータ22に油圧
ポンプ23を接続すると共に、前記絞り弁25の
一次側と二次側の差圧変化によつて作動させる前
記減圧弁26を介して前記絞り弁25の一次側に
走行油圧モータ21を接続させ、前記絞り弁25
の二次側の油圧が油圧モータ22の負荷に比例し
て増加したとき、前記減圧弁26が作動して走行
油圧モータ21の駆動油圧を減少し、脱穀油圧モ
ータ22の回転を略一定に保つように該モータ2
2の駆動油圧を増加させるように形成する。
又、前記絞り弁25の二次側にアンロード用の
リリーフ弁27を接続し、脱穀油圧モータ22の
負荷が設定以上増加したときに絞り弁25の二次
側をアンロードすると共に、前記絞り弁25の二
次側に圧力センサ28を接続し、扱胴6の負荷を
前記センサ28によつて検出し、前記センサ28
と連動させる脱穀負荷表示装置29によつて扱胴
6の負荷を表示させると同時に、前記センサ28
を走行油圧モータ21の斜板21aに運動連結さ
せ、扱胴6の負荷増減に比例して走行油圧モータ
21を増減速調節するように形成するものであ
る。
本考案は上記の如く構成しており、上記エンジ
ン15によつて油圧ポンプ23を駆動し、前記ポ
ンプ23の吐出圧油を各油圧モータ21,22に
フローデバイダ24を介して印加し、コンバイン
の各部を駆動して連続的に刈取り並びに脱穀作業
を行うもので、扱胴6などの脱穀負荷が増加する
と、絞り弁25の一次側と二次側の差圧変化によ
つて減圧弁26が作動し、走行油圧モータ21に
印加する駆動油圧を減少させて脱穀油圧モータ2
2の回転を略一定に保つと共に、走行及び刈取り
速度を減速する。また脱穀油圧モータ22の駆動
油圧が危険値(脱穀部分が破損する程度)まで上
昇すると、リリーフ弁27が作動して脱穀部4が
損傷するのを防ぐと共に、脱穀油圧モータ22の
駆動油圧の増加を圧力センサ28によつて検出す
ると、脱穀負荷表示装置29によつてその脱穀負
荷の増加を表示し、且つ前記センサ28と連動し
て走行油圧モータ21の斜板21aを変位させ、
該モータ21の回転を低下させて走行及び刈取り
速度を減速させるものである。なお、扱胴6など
の脱穀負荷が減少すると、前記減圧弁26が復動
して走行油圧モータ21の駆動油圧を増加させ、
脱穀油圧モータ22の回転を略一定に保つと共
に、走行及び刈取り速度を増速する。また前記圧
力センサ28によつて脱穀油圧モータ22の駆動
油圧減少を検出し、前記表示装置29によつて脱
穀負荷の減少を表示すると共に、前記センサ28
を介して走行油圧モータ21の回転を低下させて
走行及び刈取り速度を増速させるものである。
又、第2油圧モータである前記脱穀油圧モータ2
2によつて脱穀部4全体或いは選別部のみを駆動
しても良く、第2油圧モータ22を用いて排藁カ
ツター12を駆動しても良い。
以上実施例から明らかなように本考案は、走行
及び刈取り駆動用の走行油圧モータ21と、扱胴
6などを駆動する脱穀油圧モータ22とを設ける
と共に、前記脱穀油圧モータ22と油圧ポンプ2
3の接続途中にフローデバイダ24を設けて走行
油圧モータ21を分岐接続させる収穫機の油圧駆
動装置において、脱穀油圧モータ22の駆動負荷
変化により走行油圧モータ21に対する油圧供給
を自動制御して脱穀油圧モータ22を優先駆動す
る減圧弁26をフローデバイダ24に設けると共
に、前記脱穀油圧モータ22による脱穀駆動負荷
を検出するセンサ28を走行油圧モータ21の変
速操作部材21aに連結させ、前記センサ28の
検出結果に基づき、脱穀駆動負荷が増大又は減少
したときに走行油圧モータ21出力を自動的に減
速又は増速させるように構成したもので、前記減
圧弁26で走行油圧モータ21への油圧供給制御
を行うから、脱穀負荷が増大しても走行油圧モー
タ21の駆動油圧を減少させて脱穀油圧モータ2
2の回転を略一定に保持でき、走行及び刈取り速
度を減速して脱穀負荷の増加を抑制でき、従来に
比べて脱穀作業性並びに安全性の向上などを容易
に図ることができると共に、脱穀駆動負荷の増大
又は減少により前記センサ28を介して走行油圧
モータ21出力を減速又は増速させるから、油圧
ポンプ23及びエンジン15など駆動源が損傷す
るのを防止でき、また脱穀負荷を最適状態に保つ
ように収穫作業速度を自動的に設定でき、従来に
比べて収穫作業の自動制御機能を容易に向上させ
ることができ、収穫作業能率の向上並びに取扱い
操作の簡略化などを容易に図ることができる等の
実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すコンバインの
側面図、第2図は同平面図、第3図は要部の油圧
回路図である。 6……扱胴、21……走行油圧モータ(第1油
圧モータ)、22……脱穀油圧モータ(第2油圧
モータ)、23……油圧ポンプ、24……フロー
デバイダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行及び刈取り駆動用の走行油圧モータ21
    と、扱胴6などを駆動する脱穀油圧モータ22と
    を設けると共に、前記脱穀油圧モータ22と油圧
    ポンプ23の接続途中にフローデバイダ24を設
    けて走行油圧モータ21を分岐接続させる収穫機
    の油圧駆動装置において、脱穀油圧モータ22の
    駆動負荷変化により走行油圧モータ21に対する
    油圧供給を自動制御して脱穀油圧モータ22を優
    先駆動する減圧弁26をフローデバイダ24に設
    けると共に、前記脱穀油圧モータ22による脱穀
    駆動負荷を検出するセンサ28を走行油圧モータ
    21の変速操作部材21aに連結させ、前記セン
    サ28の検出結果に基づき、脱穀駆動負荷が増大
    又は減少したときに走行油圧モータ21出力を自
    動的に減速又は増速させるように構成したことを
    特徴とする収穫機の油圧駆動装置。
JP14351480U 1980-10-07 1980-10-07 Expired JPH0110994Y2 (ja)

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JPS5765041U JPS5765041U (ja) 1982-04-17
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