JPH10229734A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH10229734A
JPH10229734A JP9054189A JP5418997A JPH10229734A JP H10229734 A JPH10229734 A JP H10229734A JP 9054189 A JP9054189 A JP 9054189A JP 5418997 A JP5418997 A JP 5418997A JP H10229734 A JPH10229734 A JP H10229734A
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Akihiko Nakaya
矢 昭 彦 中
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注油時など低回転で行える作業時、無
駄な燃料消費を防ぎ、脱穀クラッチ(33)入によって
脱穀部(4)を作動させているとき、エンジン(21)
が定格回転で運転される。 【解決手段】 エンジン(21)の出力制御を自動的
に行うコンバインにおいて、エンジン(21)を定格回
転で動作させる自動出力スイッチ(65)を設け、自動
出力スイッチ(65)がオンで脱穀クラッチ(33)が
入のときにエンジン(21)を自動的に定格回転に保つ
と共に、自動出力スイッチ(65)がオンで脱穀クラッ
チ(33)が切のとき本機の走行停止を検出してエンジ
ン(21)を自動的にアイドリング回転で作動させるよ
うに構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に穀稈を刈取
って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、エンジンの負荷
変化に対して燃料供給量制御を行い、エンジンの回転数
を略一定に保つ出力制御を自動的に行うことにより、負
荷の増減によって脱穀部の回転が変化する不具合などを
なくすことができるが、注油時など低回転で行える作業
時にもエンジンが高回転(定格回転)になり、エンジン
出力が必要以上に大きくなり、無駄に燃料が消費され易
く、また振動及び騒音を低減し得ない不具合がある。さ
らに、収穫作業を行ったとき、脱穀クラッチを切にして
脱穀部を停止させ、本機を走行停止させてもエンジンが
高回転(定格回転)を維持し、無駄な燃料消費や、振動
及び騒音を低減し得ない不具合がある。また、脱穀タン
クに留った穀粒を、カントリーエレベータなどに運ぶト
ラックに取出すとき、エンジンが高回転(定格回転)を
維持すると、穀粒排出コンベアのクラッチを入にするこ
とにより、起動負荷の急増によって前記コンベアに動力
を伝える伝動ベルトがスリップしたり、クラッチが損傷
し易く、前記コンベア始動時に回転が異常に低下して穀
粒がコンベア送り始端部などで詰る不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジンの出力制御を自動的に行うコンバインにおいて、エ
ンジンを定格回転で動作させる自動出力スイッチを設
け、自動出力スイッチがオンで脱穀クラッチが入のとき
にエンジンを自動的に定格回転に保つと共に、自動出力
スイッチがオンで脱穀クラッチが切のとき本機の走行停
止を検出してエンジンを自動的にアイドリング回転で作
動させるように構成したもので、自動出力スイッチのオ
フ操作によってエンジンの定格回転運転が中止されるか
ら、注油時など低回転で行える作業時、無駄な燃料消費
を防止し得、また振動及び騒音を容易に低減し得ると共
に、脱穀クラッチ入によって脱穀部を作動させていると
き、エンジンが定格回転で運転され、脱穀作業性能を向
上し得る一方、脱穀部を停止させ、本機を走行停止させ
ることにより、アクセル操作を行うことなく、エンジン
をアイドリング回転で運転し得、燃料の節約並びに振動
及び騒音の低減による作業者の居住性向上などを容易に
図り得るものである。
【0004】また、走行変速操作を検出してエンジンを
アイドリング回転から定格回転に自動的に戻すように構
成したもので、走行変速操作によってエンジンが定格回
転に戻るから、アクセル操作を忘れても、発進するとき
に必要なエンジン出力の確保を容易に行い得、例えばア
イドリング回転で発進してエンジンが出力不足によって
停止する等の不具合を容易になくし得るものである。
【0005】また、穀稈排出コンベアを作動させて穀物
タンクの穀粒を取出す操作を検出し、エンジンを定格回
転で作動させる動作を自動的に行うように構成したもの
で、穀物タンクの穀粒排出時にエンジンの出力不足を防
止し得、穀粒排出途中でエンジンが過負荷により停止す
る不具合をなくし得るものである。
【0006】また、穀稈排出コンベアを作動させて穀物
タンクの穀粒を取出す操作を検出し、エンジンを定格回
転から一時的に下げた後、自動的に定格回転に戻すよう
に構成したもので、穀粒排出コンベアのクラッチ入操作
によってエンジン回転が低下するから、コンベア起動負
荷の急激な増加を防止し得、前記コンベアに動力を伝え
る伝動ベルトのスリップ並びにクラッチの損傷などを防
止し得、前記コンベア始動時にコンベアの回転が異常低
下して穀粒が詰る不具合などを容易になくし得るもので
ある。
【0007】また、穀物タンク内部の穀粒量を検出する
穀粒排出センサを設け、穀物タンクの穀粒を取出す作業
が終了したときにエンジンをアイドリング回転で作動さ
せる動作を自動的に行うように構成したもので、穀物タ
ンクの穀粒排出終了をアイドリング回転動作で作業者が
確認し得ると共に、作業者によるアイドリング回転操作
を省けるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はエンジンの出力制御回路図、図
2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、
図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフ
レーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設す
る機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し
扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機であ
る脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(1
0)などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(1
2)を介して刈取部(8)を昇降させる油圧昇降シリン
ダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁
処理部、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒
(16)を介して搬入する穀物タンク、(17)は前記
タンク(15)の穀粒を機外に搬出する穀粒排出オー
ガ、(18)は運転操作部(19)及び運転席(20)
を備える運転キャビン、(21)は運転キャビン(1
8)下方に設ける水冷ディーゼルエンジンであり、連続
的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0009】さらに、図4に示す如く、前記エンジン
(21)の動力をカウンタケース(22)に自在継手付
ドライブシャフト(23)を介して伝えると共に、脱穀
出力軸(24)、選別出力軸(25)、刈取出力軸(2
6)、走行出力軸(27)をカウンタケース(22)に
設ける。前記脱穀出力軸(24)に設ける脱穀プーリ
(28)を介して扱胴(6)及び処理胴(7)を駆動す
ると共に、前記扱胴(6)下方に配設させる送塵ファ
ン、唐箕、1番コンベア、二番コンベア、揺動駆動軸、
吸排塵ファン、排藁カッタなどを、選別出力軸(25)
の選別プーリ(29)を介して駆動するように構成して
いる。
【0010】また、前記ドライブシャフト(23)を連
結させるカウンタケース(22)の入力軸(30)上に
作業油圧ポンプ(31)を設け、入力軸(30)を介し
てポンプ(31)を駆動し、油タンクを兼用するカウン
タケース(22)内の作動油を前記昇降シリンダ(1
1)などに送給して作動させると共に、前記走行出力軸
(27)及び作業軸(32)に入力軸(30)を常時連
結させ、油圧脱穀クラッチ(33)を介して作業軸(3
2)を選別出力軸(25)に連結させ、選別出力軸(2
5)に脱穀出力軸(24)を連結させ、脱穀クラッチ
(33)を介して各プーリ(28)(29)を駆動し、
脱穀部(4)各部に動力を伝えるように構成している。
【0011】また、前記作業軸(32)を刈取出力軸
(26)に油圧刈取クラッチ(34)を介して連結さ
せ、刈取出力軸(26)に刈取プーリ(35)を軸支さ
せ、また刈取部(8)の各部を駆動する刈取入力1軸
(36)に入力プーリ(37)を設け、前記1軸(3
6)を介してフィードチェン(5)を駆動すると共に、
前記1軸(36)に手扱ぎ用クラッチ(38)を介して
刈取2軸(39)を連結させ、刈取部(8)各部に動力
を伝えるように構成している。
【0012】さらに、前記走行出力軸(27)に走行プ
ーリ(40)を軸支させると共に、左右一対の走行クロ
ーラ(2)(2)を駆動する走行変速ケース(41)を
設け、油圧ポンプ及び油圧モータを内蔵する油圧無段変
速機(42)を走行変速ケース(41)に取付け、走行
出力軸(27)の走行プーリ(40)に変速機(42)
の変速入力軸(43)をベルト連結させ、エンジン(2
1)動力によって変速入力軸(43)を常時回転させる
もので、変速機(42)の変速出力により変速ケース
(41)内の変速ギヤを介して左右の走行クローラ
(2)(2)を駆動するように構成している。
【0013】また、前記走行変速ケース(41)に車速
同調出力軸(44)を設け、走行クローラ(2)の前進
走行速度に比例させて出力軸(44)を増減速回転させ
ると共に、出力軸(44)に一方向クラッチ(45)を
介して軸支させる車速同調プーリ(46)と、前記刈取
入力1軸(36)の入力プーリ(37)を、テンション
ローラ形刈取クラッチ(47)を介してベルト連結させ
る。また、前記刈取プーリ(35)に車速同調プーリ
(46)をベルト連結させ、刈取クラッチ(47)入の
とき、低速走行状態で車速同調出力軸(44)回転数が
刈取出力軸(26)回転数よりも低いと、刈取出力軸
(26)によって1軸(36)が駆動される一方、高速
走行状態で車速同調出力軸(44)回転数が刈取出力軸
(26)回転数よりも高いと、車速同調出力軸(44)
によって1軸(36)が駆動され、走行速度に比例した
速度で刈取部(8)及びフィードチェン(5)が駆動さ
れるように構成している。
【0014】また、テンションローラ形オーガクラッチ
(48)及びVベルト(49)を介してエンジン(2
1)の出力軸(50)にオーガ入力軸(51)を連結さ
せるプーリ(52)(53)と、オーガ入力軸(51)
に横送オーガ(54)を連結させるベベルギヤ(55)
を設け、エンジン(21)出力を取出すと共に、穀粒排
出オーガ(17)を横送オーガ(54)に接続させる縦
送オーガ(56)を設け、縦送オーガ(56)軸芯回り
に穀物タンク(15)を水平回転させるときに係脱する
クラッチ(57)を設け、エンジン(21)出力を各オ
ーガ(54)(56)(17)に伝え、穀物タンク(1
5)の穀粒を各オーガ(54)(56)(17)によっ
てトラック荷台などに搬出させるように構成している。
【0015】さらに、図1に示す如く、エンジン(2
1)の回転数を略一定に保つ出力制御を自動的に行う電
子ガバナ(58)を備えるもので、エンジン(21)の
燃料噴射ポンプ(59)の燃料噴射量を調節するラック
ソレノイドである燃料噴射ソレノイド(60)と、前記
ソレノイド(60)の燃料噴射量を検出するラック位置
センサ(61)と、エンジン(21)の回転数を検出す
るピックアップ型回転センサ(62)と、作業者が操作
するアクセルレバーまたはペダルの操作量を検出するポ
テンショメータ型アクセルセンサ(63)を、電子ガバ
ナコントローラ(64)に接続させ、前記電子ガバナ
(58)を構成すると共に、前記各センサ(61)(6
2)の検出結果に基づき前記ソレノイド(60)制御に
よってエンジン(21)の燃料供給量を自動的に調節
し、エンジン(21)の負荷が変化してもエンジン(2
1)の回転数を定格回転(略一定)に保つ出力制御を行
うように構成している。
【0016】また、前記燃料噴射ソレノイド(60)を
自動制御してエンジン(21)を定格回転(最大出力の
約90パーセントの出力、例えば2400回転)で動作
させる自動出力スイッチ(65)と、前記運転操作部
(19)の脱穀クラッチレバー(66)の脱穀クラッチ
(33)入切操作を検出する脱穀スイッチ(67)と、
運転操作部(19)の変速レバー(68)の操作(前進
―中立―後進)位置を検出するポテンショメータ型変速
センサ(69)と、運転操作部(19)または穀粒排出
コンベア(17)先端部に設ける穀粒排出クラッチレバ
ー(70)のオーガクラッチ(48)入切操作を検出す
る穀粒排出スイッチ(71)と、前記走行クローラ
(2)の回転によって車速を検出するピックアップ型車
速センサ(72)を、前記電子ガバナコントローラ(6
4)に接続させるもので、前記自動出力スイッチ(6
5)のオフ操作によって電子ガバナ(58)自動制御を
解除し、また前記自動出力スイッチ(65)のオン操作
によって電子ガバナ(58)自動制御を行い、脱穀クラ
ッチ(33)入状態下で図5のようにエンジン(21)
を定格回転させると共に、脱穀クラッチ(33)切及び
変速センサ(69)中立検出状態下で図6のようにエン
ジン(21)をアイドリング回転させ、変速操作によっ
て徐々に(約2〜3秒間で)定格回転に戻し、さらに前
記オーガクラッチ(48)入操作によって穀粒排出オー
ガ(17)起動回転数にエンジン(21)回転を一時的
に変更した後にエンジン(21)を定格回転させて穀物
タンク(15)の穀粒を排出させるように構成してい
る。
【0017】上記から明らかなように、エンジン(2
1)の出力制御を自動的に行うコンバインにおいて、エ
ンジン(21)を定格回転で動作させる自動出力スイッ
チ(65)を設け、自動出力スイッチ(65)がオンで
脱穀クラッチ(33)が入のときにエンジン(21)を
自動的に定格回転に保つと共に、自動出力スイッチ(6
5)がオンで脱穀クラッチ(33)が切のとき本機の走
行停止を検出してエンジン(21)を自動的にアイドリ
ング回転で作動させるもので、自動出力スイッチ(6
5)のオフ操作によってエンジン(21)の定格回転運
転が中止され、注油時など低回転で行える作業時、無駄
な燃料消費を防止でき、また振動及び騒音を低減させる
と共に、脱穀クラッチ(33)入によって脱穀部(4)
を作動させているとき、エンジン(21)が定格回転で
運転され、脱穀作業性能を向上させる一方、脱穀部
(4)を停止させ、本機を走行停止させることにより、
アクセル操作を行うことなく、エンジン(21)をアイ
ドリング回転で運転でき、燃料の節約並びに振動及び騒
音の低減による作業者の居住性向上などを図れるように
構成している。
【0018】また、走行変速操作を検出してエンジン
(21)をアイドリング回転から定格回転に自動的に戻
すもので、走行変速操作によってエンジン(21)が定
格回転に戻り、アクセル操作を忘れても、発進するとき
に必要なエンジン出力の確保を行え、例えばアイドリン
グ回転で発進してエンジン(21)が出力不足によって
停止する等の不具合をなくすように構成している。
【0019】また、穀稈排出コンベア(17)を作動さ
せて穀物タンク(15)の穀粒を取出す操作を検出し、
エンジン(21)を定格回転で作動させる動作を自動的
に行うもので、穀物タンク(15)の穀粒排出時にエン
ジン(21)の出力不足を防止し、穀粒排出途中でエン
ジン(21)が過負荷により停止する不具合をなくせる
ように構成している。
【0020】また、穀稈排出コンベア(17)を作動さ
せて穀物タンク(15)の穀粒を取出す操作を検出し、
エンジン(21)を定格回転から一時的に下げた後、自
動的に定格回転に戻すもので、穀粒排出コンベア(1
7)のクラッチ(48)入操作によってエンジン(2
1)回転が低下し、コンベア(17)起動負荷の急激な
増加を防止し、前記コンベア(17)に動力を伝える伝
動ベルト(49)のスリップ並びにクラッチ(48)の
損傷などを防止し、前記コンベア(17)始動時にコン
ベア(17)の回転が異常低下して穀粒が詰る不具合な
どをなくすように構成している。
【0021】また、穀物タンク(15)内部の穀粒量を
検出する穀粒排出センサ(73)を設け、穀物タンク
(15)の穀粒を取出す作業が終了したときにエンジン
(21)をアイドリング回転で作動させる動作を自動的
に行うもので、穀物タンク(15)の穀粒排出終了をア
イドリング回転動作で作業者が確認できると共に、作業
者によるアイドリング回転操作を省けるように構成して
いる。
【0022】本実施例は上記の如く構成するもので、図
7のフローチャートに示す如く、前記自動出力スイッチ
(65)がオフのとき、アクセルセンサ(63)入力に
よってエンジン(21)の回転が手動調節されると共
に、前記自動出力スイッチ(65)がオンのとき、エン
ジン回転センサ(62)及びラック位置センサ(61)
の入力によってエンジン(21)負荷を演算し、穀粒排
出クラッチ(48)が切で、脱穀クラッチ(33)が入
のとき、エンジン(21)を定格回転に維持して収穫作
業を行わせる。
【0023】また、前記脱穀クラッチ(33)が切のと
き、車速センサ(72)入力により走行クローラ(2)
の停止を検出すると、エンジン(21)をアイドリング
回転で運転させると共に、変速センサ(69)入力によ
って主変速レバー(68)が中立以外に操作されると、
エンジン(21)の回転を徐々(約2〜3秒後)に定格
回転に上げ、エンジン(21)を定格回転にして前進ま
たは後進走行させる。
【0024】また、前記穀粒排出クラッチ(48)を入
にすると、穀粒排出オーガ(17)を始動させる起動回
転(定格回転よりも約500回転低い)にエンジン(2
1)回転を自動制御し、エンジン(21)を起動回転
(例えば1800回転)から徐々に定格回転(例えば2
400回転)に上げ、エンジン(21)を定格回転させ
て穀物タンク(15)の穀粒を運搬用トラック荷台など
に取出すもので、エンジン(21)を定格回転よりも低
回転にし、前記クラッチ(48)入時の衝撃を定格回転
よりも減少させ、また前記クラッチ(48)入時にエン
ジン(21)をアイドリング回転よりも高回転にし、前
記クラッチ(48)入時の衝撃によるVベルト(49)
のスリップを防ぎ、かつクラッチ(48)入時の回転不
足などを防ぎ、横送オーガ(54)と縦送オーガ(5
6)の受継部などで穀粒が詰るのを防いでいる。さら
に、前記オーガ(17)の駆動によってタンク(15)
の穀粒が排出されると、タンク(15)の穀粒排出を穀
粒排出センサ(73)が検出し、エンジン(21)をア
イドリング回転させる動作を自動的に行い、エンジン
(21)をアイドリング回転で運転するものである。
【0025】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(21)の出力制御を自動的に行うコンバ
インにおいて、エンジン(21)を定格回転で動作させ
る自動出力スイッチ(65)を設け、自動出力スイッチ
(65)がオンで脱穀クラッチ(33)が入のときにエ
ンジン(21)を自動的に定格回転に保つと共に、自動
出力スイッチ(65)がオンで脱穀クラッチ(33)が
切のとき本機の走行停止を検出してエンジン(21)を
自動的にアイドリング回転で作動させるように構成した
もので、自動出力スイッチ(65)のオフ操作によって
エンジン(21)の定格回転運転が中止されるから、注
油時など低回転で行える作業時、無駄な燃料消費を防止
でき、また振動及び騒音を容易に低減できると共に、脱
穀クラッチ(33)入によって脱穀部(4)を作動させ
ているとき、エンジン(21)が定格回転で運転され、
脱穀作業性能を向上させることができる一方、脱穀部
(4)を停止させ、本機を走行停止させることにより、
アクセル操作を行うことなく、エンジン(21)をアイ
ドリング回転で運転でき、燃料の節約並びに振動及び騒
音の低減による作業者の居住性向上などを容易に図るこ
とができるものである。
【0026】また、走行変速操作を検出してエンジン
(21)をアイドリング回転から定格回転に自動的に戻
すように構成したもので、走行変速操作によってエンジ
ン(21)が定格回転に戻るから、アクセル操作を忘れ
ても、発進するときに必要なエンジン出力の確保を容易
に行うことができ、例えばアイドリング回転で発進して
エンジン(21)が出力不足によって停止する等の不具
合を容易になくすことができるものである。
【0027】また、穀稈排出コンベア(17)を作動さ
せて穀物タンク(15)の穀粒を取出す操作を検出し、
エンジン(21)を定格回転で作動させる動作を自動的
に行うように構成したもので、穀物タンク(15)の穀
粒排出時にエンジン(21)の出力不足を防止でき、穀
粒排出途中でエンジン(21)が過負荷により停止する
不具合をなくすことができるものである。
【0028】また、穀稈排出コンベア(17)を作動さ
せて穀物タンク(15)の穀粒を取出す操作を検出し、
エンジン(21)を定格回転から一時的に下げた後、自
動的に定格回転に戻すように構成したもので、穀粒排出
コンベア(17)のクラッチ(48)入操作によってエ
ンジン(21)回転が低下するから、コンベア(17)
起動負荷の急激な増加を防止でき、前記コンベア(1
7)に動力を伝える伝動ベルト(49)のスリップ並び
にクラッチ(48)の損傷などを防止でき、前記コンベ
ア(17)始動時にコンベア(17)の回転が異常低下
して穀粒が詰る不具合などを容易になくすことができる
ものである。
【0029】また、穀物タンク(15)内部の穀粒量を
検出する穀粒排出センサ(73)を設け、穀物タンク
(15)の穀粒を取出す作業が終了したときにエンジン
(21)をアイドリング回転で作動させる動作を自動的
に行うように構成したもので、穀物タンク(15)の穀
粒排出終了をアイドリング回転動作で作業者が確認でき
ると共に、作業者によるアイドリング回転操作を省くこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの出力制御回路図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】エンジン駆動系統図。
【図5】エンジン出力線図。
【図6】エンジン回転センサ出力線図。
【図7】エンジン回転制御フローチャート。
【符号の説明】
(15) 穀物タンク (17) 穀粒排出オーガ(穀粒排出コンベア) (21) エンジン (33) 脱穀クラッチ (65) 自動出力スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力制御を自動的に行うコン
    バインにおいて、エンジンを定格回転で動作させる自動
    出力スイッチを設け、自動出力スイッチがオンで脱穀ク
    ラッチが入のときにエンジンを自動的に定格回転に保つ
    と共に、自動出力スイッチがオンで脱穀クラッチが切の
    とき本機の走行停止を検出してエンジンを自動的にアイ
    ドリング回転で作動させるように構成したことを特徴と
    するコンバイン。
  2. 【請求項2】 走行変速操作を検出してエンジンをアイ
    ドリング回転から定格回転に自動的に戻すように構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 穀稈排出コンベアを作動させて穀物タン
    クの穀粒を取出す操作を検出し、エンジンを定格回転で
    作動させる動作を自動的に行うように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 穀稈排出コンベアを作動させて穀物タン
    クの穀粒を取出す操作を検出し、エンジンを定格回転か
    ら一時的に下げた後、自動的に定格回転に戻すように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 穀物タンク内部の穀粒量を検出する穀粒
    排出センサを設け、穀物タンクの穀粒を取出す作業が終
    了したときにエンジンをアイドリング回転で作動させる
    動作を自動的に行うように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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