JPH01109124A - トルクスプリット型4輪駆動車 - Google Patents

トルクスプリット型4輪駆動車

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JPH01109124A
JPH01109124A JP26888087A JP26888087A JPH01109124A JP H01109124 A JPH01109124 A JP H01109124A JP 26888087 A JP26888087 A JP 26888087A JP 26888087 A JP26888087 A JP 26888087A JP H01109124 A JPH01109124 A JP H01109124A
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JP
Japan
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map
torque
vehicle
low
rear wheels
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JP26888087A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nagai
正明 長井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はトルクスプリット型4輪駆動車に間し、さら
に詳しくは、前後輪のトルク分配比が前輪トルクが大な
るトルクスプリット型4輪駆動車に関する。
【従来の技術】
車両、さらに詳しくは、自動車には車輪の駆動形式だけ
でも前輪駆動形式−後輪駆動形式、さらには全輪駆動形
式などがあり、加えて、エンジンの搭載形式を合せると
、前部にエンジンを搭載して前輪を駆動する。いわゆる
FF車、前部にエンジンを搭載して後輪を駆動する。い
わゆるFR車、後部にエンジンを搭載して後輪を駆動す
る。いわゆるPR車、後部にエンジンを搭載して後輪を
駆動する。いわゆるRR車、数は少ないが、ホイールベ
ース間にエンジンを′!M載して後輪を駆動するミツド
シップ形式の自動車が知られている。 とくに、車両数としては前記FF車、PR車などが圧倒
的に多く、はとんどの自動車がこの何れかに含まれてい
る。FF車は車両の走行安定性に優れスピンなどを起し
難いのであるが、コーナリング走行においてはアンダー
ステア特性を示し、一般のドライバにとっては操縦性、
いわゆる回頭性に難点がある。また、後者は直線走行の
安定性に少々難点があるものの、コーナリング走行にお
いてはオーバーステア特性であり、操縦しにくいもので
ある。 したがって、FF車、PR車の両者にそれぞれ長所と短
所とがあって、車両用途や走行環境によっては両者とも
捨て難い特徴を発揮するもので、さらに、両者の特徴を
活かしたものに全輪駆動車が知られている。 この全輪駆動車は難路走行や、低摩擦路走行において威
力を発揮するのであるが、タウン走行ではタイトコーナ
ブレーキング現象などの可能性があって、小回りの効か
ない車両である。 そこで、センターデフを介してエンジン出力を前後輪に
トルクを伝達すると共に、センターデフを経由しないト
ルク伝達系を他に設け、このトルクバイパス伝達系にト
ルク分配機構を設けて、前後輪の何れかのトルク分配量
を多くすることで全輪駆動車をFF車、あるいはPR車
に似た走行特性をもつ車両に変更するような対策を施し
たらのが提案されている。具体的には特開昭62−20
3826号公報を挙げることができる。
【発明が解決しようとする問題点】
上述のようなトルク分配装置を備える車両では、車速、
言換えると、トランスミッションの選択ギヤによりトル
ク分配が定められているために、走行環境や、走行状態
に応じてFF車、あるいはFR車感覚で操縦することは
できない。 そこで、この発明は、走行環境や、走行状態によりFF
車、あるいはPR車感覚の特性をもつ車両になるように
トルクの分配を行い、コーナリングにおける回頭性、直
線走行時の操縦安定性を向上させることを目的とするも
のである。
【問題点を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、この発明は、車速
と舵角との関係で定められるトルク分配比を高摩擦路面
と低摩擦路面とのマツプの切換えで決定する手段を備え
、高摩擦路面用マツプから低摩擦路面用マツプへの切換
えと、その逆の切換えにヒステリシスをもなせ、前者の
切換え時間は早く、後者の切換えは時間に比例して行わ
れるようにしたことを特徴とするものである。
【作  用】
したがって、コーナリング走行状態では4輪駆動車にお
けるトルク分配を後輪側を大きく、直線走行においては
前輪側を大きくし、さらに高摩擦路と、低摩擦路とでも
トルク分配が変更され、とくに、高摩擦路走行から低摩
擦路走行に適したトルク分配マツプへの切換えは、その
逆の切換えに比較して切換え時間が短かくなっている。
【実 施 例】
以下、この発明の実施例を添付した図面に沿って説明す
る。先ず、第1図はこの発明が施される全輪駆動車のト
ルク伝達系の説明図であり、エンジン1の出力はトラン
スミッション2を介して遊星歯車機構によるセンターデ
フ3に入力され、センターデフ3のサンギヤ32から後
輪へのプロペラシャフト4が、大リングギヤ32と同軸
の大ギヤ33が設けられ、前輪へのプロペラシャフト5
の入力ギヤ51(ギヤ比1:1)に噛合っている。セン
ターデフ3での出力比は、フロントへのプロペラシャフ
ト5に60%、リヤへのプロペラシャフト4に40%と
なっている。 前記プロペラシャフト4には入力ギヤ41が設けられ、
この入力ギヤ41は前記プロペラシャフト5の入力ギヤ
51より後方に延びる部分に備えである油圧多板クラッ
チ6の出力軸61に設けた出力ギヤ62と噛合っている
(ギヤ比=入力ギャ51〉出力ギヤ61)。 そして、プロペラシャフト4はリヤデフ7を介して後輪
71に、プロペラシャフト5はフロントデフ8を介して
前輪81にそれぞれトルクを伝達しており、前輪81は
操舵ハンドル9により適当に転舵され、その角度は舵角
センサ91で検出されている。 そして、前記エンジン1にはスロットル11があって、
スロットル11の開度は開度センサ11S、エンジン1
の回転数は回転数センサ1s、アクセル12の開度はア
クセル開度センサ12S、ブレーキ13の操忰はブレー
キセンサ133 、 トランスミッション2の選択ギヤ
はギヤポジションセンサ21によりそれぞれ検出され、
さらに、前後輪71.81の左右はそれぞれの車輪71
L、 71R,81L、81Rに設けた輪速センサ71
s、81sにより検出され、路面の状態はμセンサμS
、加速状態はGセンサGsによりそれぞれ検出される。 各センサからの信号は後述する2つのマツプをもつコン
トロールユニット100に入力され、油圧多板クラッチ
6の制御信号として取出され、さらにはスロットル開度
の制御信号も取出されている。 そして、コントロールユニット100は、舵角と、車速
との関係で定められ、高摩擦路面(高μ)と、低摩擦路
面(低μ)とにおけるトルク分配マツプをもち、μ演算
器μSからの信号で高μマツプ、あるいは、低μマツプ
をマツプ切換スイッチMswの切換えで選択できるよう
になっている。 そして、高μ、低μの境界部分での走行においては、定
常のトルク分配で前輪60%、後輪40%の状態で、言
換えると、油圧多板クラッチ6の係合−11,′。 率の状態で、4輪駆動より若干FF感覚で運転される。 また、高摩擦路面では高μマツプが選択され、低摩擦路
面では低μマツプが選択されて、これらのマツプにより
後輪へのトルク分配か決定される。 前記高μマツプと、低μマツプとは第2図に示されてい
るように、高μ路面では高μマツプが選ばれ、この高μ
マツプでは「車速大、舵角小」の領域では後輪71への
スプリットトルクを大きくして車両の駆動方式としては
直線走行性のよいPR感覚とし、r車速率、舵角率」の
領域では後輪71へのスプリットトルクを小さくして口
頭性に優れたFF感覚の車両にする。 また、「車速大、舵角大」の領域は危険走行状態で起り
得ないとし、「車速大、舵角小Jの領域も回頭性に優れ
たPR感覚の車両にする。 また、低μ路面においては、車両のスピンを防止する関
係から、旋回を起し難いFF感覚の車両になるようにト
ルクスプリットが行われ、このトルクスプリットは油圧
多板クラッチに入力される制御信号で決まる係合率で決
定される。 この低、高μマツプの切換えはマツプ切換スイッチMs
wで行われるのであって、このマツプ切換スイッチMs
wのスイッチングタイムにはヒステリシスが与えられて
おり、高μマツプから低μマツプの選択スイッチングタ
イムt1は短かく、低μマツプから高μマツプの選択は
時間t2 (tl<t2)の経過と共に切換えられ、口
頭性に優れたFR感覚の車両に切換えられる。 ru明の効果】 以上の説明から明らかなように、この発明のトルクスプ
リット型4輪駆動車は、予め定められた前後輪のトルク
分配と共に、前輪のスプリットトルクの一部をI:l擦
係数により車速と舵角との関係で定めて後輪へ分配する
と共に、高μマツプと低μマツプとを搭載し、この両マ
ツプを路面の摩擦係数によって切換え、高μマツプから
低μマツプへは短時間で、その逆はヒステリシスを与え
て構成したから、低摩擦路面では直進操縦安定性に優れ
たFF車各課に、高摩擦路面では口頭性に優れたPR車
感覚で安全な運転が可能であり、回頭性に優れ、低μ路
面でのスピン防止などに効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例を示し、第1図は全輪駆動
車のトルク伝達系の説明図、第2図はマツプの説明図、
第3図は高、低μマツプのタイムチャートである。 1・・・エンジン、1S・・・回転数センサ、11・・
・スロットル、11s・・・スロットル開度センサ、1
2・・・アクセル、12s・・・アクセル開度センサ、
13s・・・ブレーキセンサ、 2・・・トランスミッション、21・・・ギヤポジショ
ンセンサ 3・・・センターデフ、31・・・サンギヤ4・・・プ
ロペラシャフト、41・・・入力ギヤ5・・・プロペラ
シャフト、51・・・入力ギヤ6・・・油圧多板クラッ
チ、61・・・出力軸、62・・・出力ギヤ 7・・・リヤデフ、71・・・後輪、71s・・・輪速
センサ8・・・フロントデフい81・・・前輪、81s
・・・輪速センサ9・・・操舵ハンドル、9S・・・舵
角センサμS・・・μ演算器、Gs・・・Gセンサ、M
 5vt−・マツプ切換スイッチ 特許出願人    富士重工業株式会社代理人 弁理士
  小 橋 信 浮 量  弁理士  村 井   進 第2図 トノムク方=已$           hルクツ乙力
・虜≦7+          72        
    ↑1t2>42 手続補正書(自発) 昭和62年12月 3日 昭和62年特 許 願第268880号2、発明の名称 トルクスプリット型4輪駆動車 3、補正をする者 事件との関係  特  許  出順人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書全文 6、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (補正) 明  細  書 1、発明の名称 トルクスプリット型4輪駆動車 2、特許請求の範囲 (1)センターデフの出力を前輪、後輪にトルクスプリ
ッタで分配すると共に、前輪のトルクの一部を油圧多板
クラッチで後輪に分配するように構成したトルクスプリ
ット型4輪駆動車において、車速と舵角との関係で定め
られるトルク分配比を高摩擦路面と低摩擦路面とのマツ
プの切換えで決定する手段を備え、高摩擦路面用マツプ
から低摩擦路面用マツプへの切換えと、その逆の切換え
にヒステリシスをもたせ、前者の切換え時間は早く、後
者の切換えは時間に比例して行われるようにしたことを
特徴とするトルクスプリット型4輪駆動車。 3、発明の詳細な説明
【産業上の利用分野】
この発明はトルクスプリット型4輪駆動車に関し、さら
に詳しくは、前後輪のトルク分配比が前輪トルクが大な
るトルクスプリット型4輪駆動車に関する。
【従来の技術】
車両、さらに詳しくは、自動車には車輪の駆動形式だけ
でも前輪駆動形式−後輪駆動形式、さらには全輪駆動形
式などがあり、加えて、エンジンの搭載形式を合せると
、前部にエンジンを搭載して前輪を駆動する。いわゆる
FF車、前部にエンジンを搭載して後輪を駆動する。い
わゆるPR車、後部にエンジンを搭載して前輪を駆動す
る。いわゆるFF車、後部にエンジンを搭載して後輪を
駆動する。いわゆるRR車、数は少ないが、ホイールベ
ース間にエンジンを搭載して後輪を駆動するミツドシッ
プ形式の自動車が知られている。 とくに、車両数としては前記FF車、PR車などが圧倒
的に多く、はとんどの自動車がこの何れかに含まれてい
る。FF車は車両の走行安定性に優れスピンなどを起し
龍いめであるが、コーナリング走行においてはアンダー
ステア特性を示し、一般のドライバにとっては操縦性、
いわゆる回頭性に難点がある。また、後者は直線走行の
安定性に少々難点があるものの、コーナリング走行にお
いてはオーバーステア特性であり、操縦しにくいもので
ある。 したがって、FF車、PR車の両者にそれぞれ長所と短
所とがあって、車両用途や走行環境によっては両者とも
捨て難い特徴を発揮するもので、さらに、両者の特徴を
活かしたものに全輪駆動車が知られている。 この全輪駆動車は難路走行や、低摩擦路走行において威
力を発揮するのであるが、タウン走行ではタイトコーナ
ブレーキング現象などの可能性があって、小回りの効か
ない車両である。 そこで、センターデフを介してエンジン出力を前後輪に
トルクを伝達すると共に、センターデフを経由しないト
ルク伝達系を他に設け、このトルクバイパス伝達系にト
ルク分配機構を設けて、前後輪の何れかのトルク分配量
を多くすることで全輪駆動車をFF車、あるいはPR車
に似た走行特性をもつ車両に変更するような対策を總し
たちのが提案されている。具体的には特開昭62−20
3826号公報を挙げることができる。
【発明が解決しようとする問題点】
上述のようなトルク分配装置を備える車両では、車速、
言換えると、トランスミッションの選択ギヤによりトル
ク分配が定められているなめに、走行環境や、走行状態
に応じてFF車、あるいはFR車感覚で操縦することは
できない。 そこで、この発明は、走行環境や、走行状態によりFF
車、あるいはPR車感覚の特性をもつ車両になるように
トルクの分配を行い、コーナリングにおける口頭性、直
線走行時の操縦安定性を向上させることを目的とするも
のである。
【問題点を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、この発明は、車速
と舵角との関係で定められるトルク分配比を高摩擦路面
と低拳擦路面とのマツプの切換えで決定する手段を備え
、高摩擦路面用マツプから低摩擦路面用マツプへの切換
えと、その逆の切換えにヒステリシスをもたせ、前者の
切換え時間は早く、後者の切換えは時間に比例して行わ
れるようにしたことを特徴とするものである。
【作  用】
したがって、コーナリング走行状態では4輪駆動車にお
けるトルク分配を後輪側を大きく、直線走行においては
前輪側を大きくし、さらに高牽擦路と、低摩擦路とでも
トルク分配が変更され、とくに、高鷹擦路走行から低摩
擦路走行に適したトルク分配マツプへの切換えは、その
逆の切換えに比較して切換え時間が短かくなっている。
【実 施 例】
以下、この発明の実施例を添付した図面に沿って説明す
る。先ず、第1図はこの発明が施される全輪駆動車のト
ルク伝達系の説明図であり、エンジン1の出力はトラン
スミッション2を介して遊星歯車機構によるセンターデ
フ3に入力され、センターデフ3のサンギヤ32から後
輪へのプロペラシャフト4が、大リングギヤ32と同軸
の大ギヤ33が設けられ、前輪へのプロペラシャフト5
の入力ギヤ51(ギヤ比1:1)に噛合っている。セン
ターデフ3での出力比は、フロントへのプロペラシャフ
ト5に60%、リヤへのプロペラシャフト4に40%と
なっている。 前記プロペラシャフト4には入力ギヤ41が設けられ、
この入力ギヤ41は前記プロペラシャフト5の入力ギヤ
51より後方に延びる部分に備えである油圧多板クラッ
チ6の出力軸61に設けた出力ギヤ62と噛合っている
(ギヤ比二人力ギャ51〉出力ギヤ61)。 そして、プロペラシャフト4はリヤデフ7を介して後輪
71に、プロペラシャフト5はフロントデフ8を介して
前輪81にそれぞれトルクを伝達しており、前輪81は
操舵ハンドル9により適当に転舵され、その角度は舵角
センサ91で検出されている。 そして、前記エンジン1にはスロットル11があって、
スロットル11の開度は開度センサ11S、エンジン1
の回転数は回転数センサ1s、アクセル12の開度はア
クセル開度センサ12S、ブレーキ13の操作はブレー
キセンサ133 、 トランスミッション2の選択ギヤ
はギヤポジションセンサ21によりそれぞれ検出され、
さらに、前後輪71.81の左右はそれぞれの車輪71
L、71R,81L、81Rに設けな輪速センサ713
,813により検出され、路面の状態はμセンサμS、
加速状態はGセンサGSによりそれぞれ検出される。 各センサからの信号は後述する2つのマツプをもつコン
トロールユニット100に入力され、油圧多板クラッチ
6の制御信号として取出され、さらにはスロットル開度
の制御信号も取出されている。 そして、コントロールユニット100は、舵角と、車速
との関係で定められ、高T!J擦路面(高μ)と、低摩
擦路面(低μ)とにおけるトルク分配マツプをもち、μ
演算器μS又はμ切換えswからの信号で高μマツプ、
あるいは、低μマツプをマツプ切換スイッチMSWの切
換えで選択できるようになっている。 そして、高μ、低μの境界部分での走行においては、定
常のトルク分配で前輪60%、後輪40%の状態で、言
換えると、油圧多板クラッチ6の係合率の状態で、4輪
駆動より若干FF@覚で運転される。また、高唐擦路面
では高μマツプが選択され、低摩擦路面では低μマツプ
が選択されて、これらのマツプにより後輪へのトルク分
配か決定される。 前記高μマツプと、低μマツプとは第2図に示されてい
るように、高μ路面では高μマツプが選ばれ、この高μ
マツプでは「車速大、舵角小」の領域では後輪71への
スプリットトルクを小さくして車両の駆動方式としては
直線走行性のよいFF感覚とし、「車速中、舵角大」の
領域では後輪71へのスプリットトルクを小さくして口
頭性に優れたFR感覚の車両にする。 また、「車速大、舵角大」の領域は危険走行状態で起り
得ないとし、r車速中、舵角中」の領域も口頭性に優れ
たFF感覚の車両にする。 また、低μ路面においては、車両のスピンを防止する関
係から、旋回を起し難いFF感覚の車両になるようにト
ルクスゲリットが行われ、このトルクスプリットは油圧
多板クラッチに入力される制御信号で決まる係合率で決
定される。 この低、高μマツプの切換えはマツプ切換スイッチMs
wで行われるのであって、このマツプ切換スイッチMs
wのスイッチングタイムにはヒステリシスが与えられて
おり、高μマツプから低μマツプの選択スイッチングタ
イムt1は短かく、低μマツプから高μマツプの選択は
時間t2 (tlく1+)の経過と共に切換えられ、回
頭性に優れたFF感覚の車両に切換えられる。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明のトルクスプ
リット型4輪駆動車は、予め定められた前後輪のトルク
分配と共に、前輪のスプリットトルクの一部を摩擦係数
により車速と舵角との関係で定めて後輪へ分配すると共
に、高μマツプと低μマツプとを搭載し、この両マツプ
を路面のa!擦係数によって切換え、高μマツプから低
μマツプへは短時間で、その逆はヒステリシスを与えて
構成したから、低JI!擦路面では直進操縦安定性に優
れたFF車感覚に、高鷹擦路面では回頭性に潰れたFR
車感覚で安全な運転が可能であり、回頭性に優れ、低μ
路面でのスピン防止などに効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例を示し、第1図は全輪駆動
車のトルク伝達系の説明図、第2図はマツプの説明図、
第3図は高、低μマツプのタイムチャートである。 1・・・エンジン、1S・・・回転数センサ、11・・
・スロットル、11s・・・スロットル開度センサ、1
2・・・アクセル、12s・・・アクセル開度センサ、
13s・・・ブレーキセンサ、 2・・・トランスミッション、21・・・ギヤポジショ
ンセンサ 3・・・センターデフ、31・・・サンギヤ4・・・プ
ロペラシャフト、41・・・入力ギヤ5・・・プロペラ
シャフト、51・・・入力ギヤ6・・・油圧多板クラッ
チ、61・・・出力軸、62・・・出力ギヤ 7・・・リヤデフ、71・・・後輪、71s・・・輸速
センサ8・・・フロントデフ、81・・・前輪、81s
・・・輸速センサ9・・・操舵ハンドル、9s・・・舵
角センサμS・・・μ演算器、Gs・・・Gセンサ、M
SW・・・マツプ切換スイッチ 特許出願人    富士重工業株式会社代理人 弁理士
  小 橋 信 浮 量  弁理士  村 井   進

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)センターデフの出力を前輪,後輪にトルクスプリ
    ッタで分配すると共に、前輪のトルクの一部を油圧多板
    クラッチで後輪に分配するように構成したトルクスプリ
    ット型4輪駆動車において、車速と舵角との関係で定め
    られるトルク分配比を高摩擦路面と低摩擦路面とのマッ
    プの切換えで決定する手段を備え、高摩擦路面用マップ
    から低摩擦路面用マップへの切換えと、その逆の切換え
    にヒステリシスをもたせ、前者の切換え時間は早く、後
    者の切換えは時間に比例して行われるようにしたことを
    特徴とするトルクスプリット型4輪駆動車。
JP26888087A 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車 Pending JPH01109124A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26888087A JPH01109124A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

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JP26888087A JPH01109124A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

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JPH01109124A true JPH01109124A (ja) 1989-04-26

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ID=17464542

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JP26888087A Pending JPH01109124A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

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