JPH01109122A - トルクスプリット型4輪駆動車 - Google Patents

トルクスプリット型4輪駆動車

Info

Publication number
JPH01109122A
JPH01109122A JP26887787A JP26887787A JPH01109122A JP H01109122 A JPH01109122 A JP H01109122A JP 26887787 A JP26887787 A JP 26887787A JP 26887787 A JP26887787 A JP 26887787A JP H01109122 A JPH01109122 A JP H01109122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
wheel
rear wheels
steering angle
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26887787A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsuno
浩二 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP26887787A priority Critical patent/JPH01109122A/ja
Publication of JPH01109122A publication Critical patent/JPH01109122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はトルクスプリット型4輪駆動車に関し、さら
に詳しくは、アクティブサスペンションを装備したトル
クスプリット型4輪駆動車に関する。
【従来の技術】
車両、さらに詳しくは、自動車には車輪の駆動形式だけ
でも前輪駆動形式−後輪駆動形式、さらには全輪駆動形
式などがあり、加えて、エンジンの搭載形式を合せると
、前部にエンジンを搭載して前輪を駆動する。いわゆる
FP車、前部にエンジンを搭載して後輪を駆動する。い
わゆるPR車、後部にエンジンを搭載して後輪を駆動す
る。いわゆるPR車、後部にエンジンを搭載して後輪を
駆動する。いわゆるRR車、数は少ないが、ホイールベ
ース間にエンジンを搭載して後輪を駆動するミツドシッ
プ形式の自動車が知られている。 とくに、車両数としては前記FF車、FR車などが圧倒
的に多く、はとんどの自動車がこの何れかに含まれてい
る。FF車は車両の走行安定性に優れスピンなどを起し
難いのであるが、コーナリング走行においてはアンダー
ステア特性を示し、一般のドライバにとっては操縦性、
いわゆる回頭性に難点がある。また、後者は直線走行の
安定性に少々難点があるものの、コーナリング走行にお
いてはオーバーステア特性であり、操縦しにくいもので
ある。 したがって、FF車、FR車の両者にそれぞれ長所と短
所とがあって、車両用途や走行環境によっては両者とも
捨て難い特徴貴発揮するもので、さらに、両者の特徴を
活かしたものに全輪駆動車が知られている。 この全輪駆動車は難路走行や、低摩擦路走行において威
力を発揮するのであるが、タウン走行ではタイトコーナ
ブレーキング現象などの可能性があって、小回りの効か
ない車両である。 そこで、センターデフを介してエンジン出力を前後輪に
トルクを伝達すると共に、センターデフを経由しないト
ルク伝達系を他に設け、このトルクバイパス伝達系にト
ルク分配機構を設けて、前後輪の何れかのトルク分配量
を多くすることで全輪駆動車をFF車、あるいはPR車
に似た走行特性をもつ車両に変更するような対策を施し
たものや、とくに、登板、降板時に有効にトルクを前後
輪に分配して登板、降板時の安定性を図ったものも提案
されている。具体的には特開昭62−203826号公
報、特開昭62−59126号公報を挙げることができ
る。
【発明が解決しようとする問題点】
上述のようなトルク分配装置を備える車両では、車速、
言換えると、トランスミッションの選択ギヤによりトル
ク分配が定められているために、走行環境や、走行状態
に応じてFF車、あるいはFatS覚で操縦することは
できず、また、旋回時にローリングを少なくすることや
、ピッチングを少なくする配慮は施されておらず、走行
時の安定性にやや欠ける問題があった。 そこで、この発明は、走行環境や、走行状態によりFF
車、あるいはPR車感覚の特性をもつ車両になるように
トルクの分配を行い、コーナリングにおける口頭性、直
線走行時の操縦安定性を向上させることを目的とするも
のである。
【問題点を解決するための手段】
上述のような目的を達成するなめに、この発明は、車速
と舵角との関係で定められるトルク分配比でトルク分配
するトルクスプリット用コントロールユニットと、車速
と舵角との関係で各車輪のサスペンション反力を高める
アクティブサスペンション用コントロールユニットとを
備え、前記アクティブサスペンション用コントロールユ
ニットは、車速、舵角、アクセル開度、各車輪のアクテ
ィブサスペンションの変位ならびに圧力センサからの信
号が入力され、その出力で各アクティブサスペンション
の流体圧をコントロールするように1なっていて、コー
ナリング入口ではステアリング特性をニュートラル化し
、出口ではアンダーステア化して操縦安定性を向上する
ように構成したことを特徴とするものである。
【作  用】
したがうて、コーナリング走行状態では4輪駆動車にお
けるトルク分配を後輪側を大きくすると共に、外側のサ
スペンション反力を大きくし、直線走行においては前輪
側を大きくし、各サスペンション反力を等しくしている
【実 施 例】
以下、この発明の実施例を添付した図面に沿って説明す
る。先ず、第1図はこの発明が施される全輪駆動車のト
ルク伝達系の説明図であり、エンジン1の出力はトラン
スミッション2を介して遊星歯車機構によるセンターデ
フ3に入力され、センターデフ3のサンギヤ31から後
輪へのプロペラシャフト4が、大リングギヤ32と同軸
の大ギヤ33が設けられ、前輪へのプロペラシャフト5
の入力ギヤ51(ギヤ比1:1)に噛合っている。セン
ターデフ3での出力比は、フロントへのプロペラシャフ
ト5に60%、リヤへのプロペラシャフト4に40%と
なっている。 前記プロペラシャフト4には入力ギヤ41が設けられ、
この入力ギヤ41は前記プロペラシャフト5の入力ギヤ
51より後方に延びる部分に備えである油圧多板クラッ
チ6の出力軸61に設けた出力ギヤ62と噛合っている
(ギヤ比=入力ギャ41.出力ギャ62)。 そして、プロペラシャフト4はリヤデフ7を介して後輪
71に、プロペラシャフト5はフロントデフ8を介して
前輪81にそれぞれトルクを伝達しており、前輪81は
操舵ハンドル9により適当に転舵され、その角度は舵角
センサ91で検出されている。 そして、前記エンジン1にはスロットル11があって、
スロットル11の開度は開度センサ11S、エンジン1
の回転数は回転数センサ1s、アクセル12の開度はア
クセル開度センサ12s、ブレーキ13の操作はブレー
キセンサ133 、 トランスミッション2の選択ギヤ
はギヤポジションセンサ21によりそれぞれ検出され、
さらに、前後輪71.81の左右はそれぞれの車輪71
L、71R,81L、81Rに設けたアクティブサスペ
ンション72L、 72R,821,82Rに対して、
アクティブサスペンション用コントロールユニット20
Gから制御信号が与えられる。 各センサからの信号はコントロールユニット10Gに入
力され、油圧多板クラッチ6の制御信号として取出され
、さらにはスロットル開度の制御信号も取出されている
。 とくに、アクティブサスペンション用コントロールユニ
ット20Gには、車速センサ14s、舵角センサ91.
アクセル開度センサ12と共に、各サスペンションに取
付けた変位センサ73L、 73R,831,83R1
ならびに、各アクティブサスペンションの圧力センサ7
4L、 74R,84L、84Rから9信号が入力され
る。 そして、コントロールユニット1(toには、車速セン
サ14S、舵角センサ91.エンジン回転数センサ13
.アクセル開度センサ12S、車速センサ14sなどか
らの信号が入力され、デユーティソレノイドバルブ10
1に制御信号が出力される。このデユーティソレノイド
バルブ101は、エンジン出力で駆動されるオイルポン
プ63から油圧多板クラッチ6への油圧をIII御して
いる。 前記アクティブサスペンション用コントロールユニット
20Gは、アクセル開度センサ12S、舵角センサ91
.車速センサ14sや、各車輪の変位センサなどからの
信号を入力して、各車輪に装備したアクティブサスペン
ション721.72R,82L、 82Rに与える反力
を制御する制御信号を出力し、この信号は油圧、あるい
は、空気圧などのポンプ201による流体圧路にアキュ
ムレータ202を介して組込まれている制御バルブ20
3FL、2G3FR,203R1,,2038Rを独立
して開閉制御できるようになっている。 したがって、車両が旋回状態での荷重移動配分。 言換えると、アクティブサスペンションの反力配分は、
コーナリング入口では後輪への荷重移動配分を増やし、
コーナリング特性をニュートラル気味として、また、コ
ーナリング出口では前輪の荷重移動配分を増やして、車
両のコーナリング特性をアンダーステア気味とすること
で、操縦安定性を高め、さらには、油圧多板クラッチ6
の油圧を上げて後輪71へのトルク配分を増やしてトラ
クションを向上させる。 さらに、アクティブサスペンション用コントロールユニ
ット20Gでは、各輪の変位センサ831,83R,7
4L、 74Rにより車輪のホイールストロークを検出
し、各輪のホイールストロークが「0」となるように、
制御バルブ203FL、203FR,203RL、20
3RRに対して制御信号を供給し、ポンプ201から流
体圧を各アクティブサスペンションのストラットに供給
する。 各輪への接地背型の配分は、車速、舵角、アクセル開度
により決定し、中速状態で舵角、アクセル開度率の場合
には、後輪への荷重移動配分を増加してコーナリング特
性をニュートラルステア化し、中速状態で舵角、アクセ
ル開度大の場合には、前輪への荷重移動配分を増大して
アンダーステア化する。 このとき、トルクスプリット用コントロールユニット1
00では、車速と舵角との関係により前後輪へのトルク
分配比を決定し、制御信号がデユーティソレノイドバル
ブ101に供給されて油圧多板クラッチ6への油圧を制
御し、例えば、中速で舵角、アクセル開度大の場合には
、後輪へのトルク分配比をさらに増やし、口頭性と、ト
ラクションを増している。 これらの状態が第2図、第3図、および、第4図におい
て図示説明されており、基本的には車重負担各輪2GG
klJfの場合、横Gにより前後輪掛せて200kl;
ifの荷重移動をしている車両のロールを制御する場合
、第2図(A)に対し、1.If、Hの荷重配分が考え
られ、■のモードのように後輪だけに荷重移動させると
、オーバーステア化され、■のモードのように荷重分配
するとアンダーステア化され、コーナリング出口におい
ては好都合となるが、この状態で前輪への駆動力を増し
すぎると、前内輪はホイールスピンを起こし、駆動力が
ロスになる。 以上の状態は第4図において、前後輪トルク分配比との
関係で図示されている。
【発明の効果】 以上の説明から明らかなように、この発明のトルクスプ
リット型4輪駆動車は、コーナリングにおいてトルク分
配を制御すると共に、各車輪のアクティブサスペンショ
ンの荷重反力を各別に制御設定するように構成したから
、コーナリング入口では後輪への荷重移動配分を増加す
ることで、ステアリング特性をニュートラル化し、コー
ナリング出口では前輪への荷重移動配分を増加して、ス
テアリング特性をオーバーステア化して操縦安定性の向
上を図り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例を示し、第1図は全輪駆動
車のトルク伝達系の説明図、第2図はコーナリングの状
態の説明図、第3図はコーナリングにおける移動荷重と
トルク分配との説明図、第4図は同移動荷重とトルク分
配との関係を示す線図である。 1・・・エンジン、1S・・・回転数センサ、11・・
・スロットル、11s・・・スロットル開度センサ、1
2・・・アクセル、12s・・・アクセル開度センサ、
13s・・・ブレーキセンサ、14s・・・車速センサ 2・・・トランスミッション、21・・・ギヤポジショ
ンセンサ 3・・・センターデフ、31・・・サンギヤ4・・・プ
ロペラシャフト、41・・・入力ギヤ5・・・プロペラ
シャフト、51・・・入力ギヤ6・・・油圧多板クラッ
チ、61・・・出力軸、62・・・出力ギヤ、63・・
・オイルポンプ 7・・・リヤデフ、71・・・後輪、73L、 73R
・・・変位センサ、741、74R・・・圧力センサ 8・・・フロントデフ、81・・・前輪、831,83
R・・・変位センサ、841,84R・・・圧力センサ
9・・・操舵ハンドル、91・・・舵角センサ特許出願
人    富士重工業株式会社代理人 弁理士  小 
橋 信 浮 量  弁理士  村 井   進 ppe=       22に ラ2図 X り3必 嬶(ト)        <、x) (且)                    (I
II)手続補正書(自発) 昭和62年12月 4日 1、事件の表示 昭和62年特 許 願第268877号2、発明の名称 トルクスプリット型4輪駆動車 3、補正をする者 事件との関係  特  許  出願人 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書全文 (2)図面の第1図 6、補正の内容 (1)明細書全文を別紙の通り補正する。 (2)図面の第1図を別紙の通り補正する。 (補正) 明  細  書 1、発明の名称 トルクスプリット型4輪駆動車 2、特許請求の範囲 (1)トランスミッションの出力を前輪、後輪に曳>9
ニエ1で分配すると共に、前輪のトルクの一部を油圧多
板クラッチで後輪に分配するように構成したトルクスプ
リット型4輪駆動車において、車速と舵角との関係で定
められるトルク分配比でトルク分配するトルクスプリッ
ト用コントロールユニットと、車速と舵角との関係で各
車輪のサスペンション反力を高めるアクティブサスペン
ション用コントロールユニットとを備え、前記アクティ
ブサスペンション用コントロールユニットは、車速、舵
角、アクセル開度、1監箪IJならびにストラットの圧
力センサからの信号が入力され、その出力で1iムニヱ
之ユ2の流体圧をコントロールするようになっていて、
コーナ入口ではステアリング特性をニュートラルスーア
 しi血ユし、出口ではアンダーステア化に二叉ユ1を
向上するように構成したことを特徴とするトルクスプリ
ット型4輪駆動車。 3、発明の詳細な説明
【産業上の利用分デ】
この発明はトルクスプリット型4輪駆動車に関し、さら
に詳しくは、アクティブサスペンションを装備したトル
クスプリット型4輪駆動車に関する。
【従来の技術】
車両、さらに詳しくは、自動車には車輪の駆動形式だけ
でも前輪駆動形式−後輪駆動形式、さらには全輪駆動形
式などがあり、加えて、エンジンの搭載形式を合せると
、前部にエンジンを158して前輪を駆動する。いわゆ
るFF車、前部にエンジンを搭載して後輪を駆動する。 いわゆるPR車、後部にエンジンを搭載して後輪を駆動
する。いわゆるRR車、数は少ないが、ホイールベース
間にエンジンをr6栽して後輪を駆動するミツドシップ
形式の自動車が知られている。 とくに、車両数としては前記FF車、PR車などが圧倒
的に多く、はとんどの自動車がこの何れかに含まれてい
る。FF車は車両の走行安定性に優れスピンなどを起し
難いのであるが、コーナリング走行においてはアンダー
ステア特性を示し、一般のドライバにとっては操縦性、
いわゆる回頭性に難点がある。また、後者は直線走行の
安定性に少々難点があるものの、コーナリング走行にお
いてはドライバの意志によりオーバーステア特性にする
こともでき、口頭性に潰れたものである。 したがって、FF’車、PR車の両者にそれぞれ長所と
短所とがあって、車両用途や走行環境によっては両者と
も捨て難い特徴を発揮するもので、さらに、両者の特徴
を活かしたものに全輪駆動車が知られている。 この全輪駆動車は悪路走行や、低牽擦路走行において威
力を発揮するのであるが、トルク配分が一定であるため
に、走行状態に応じて走行特性を変えることはできない
。 そこで、センターデフを介してエンジン出力を前後輪に
伝達すると共に、トルクバイパス伝達系を前後輪間に設
け、このトルクバイパス伝達系により、前後輪の何れか
のトルク分配量を多くすることで全輪駆動車をFF車、
あるいはPR車に似た走行特性をもつ車両に変更するよ
うな対策を施したものや、とくに、登板、降板時に有効
にトルクを前後輪に分配して登板、降板時の安定性を図
ったものも提案されている。具体的には特開昭62−2
03826号公報、特開昭62−59126号公報を挙
げることができる。
【発明が解決しようとする問題点】
上述のようなトルク分配装置を備える車両では、車速と
舵角によりトルク分配が定められているために、走行環
境や、走行状態に応じてFF車、あるいはPR車感覚で
操縦することはできず、また、旋回時にローリングを少
なくすることや、ピッチングを少なくする配慮は施され
ておらず、走行時の操縦安定性にやや欠ける問題があっ
た。 そこで、この発明は、走行環境や、走行状態によりFF
車、あるいはPR車感覚の特性をもつ車両になるように
トルクの分配を行い、コーナリングにおける口頭性、直
線走行時の操縦安定性を向上させることを目的とするも
のである。
【問題点を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために、この発明は、車速
と舵角との関係で定められるトルク分配比でトルク分配
するトルクスプリット用コントロールユニットと、車速
と舵角との関係で各車輪のサスペンション反力を高める
アクティブサスペンション用コントロールユニットとを
備え、前記アクティブサスペンション用コントロールユ
ニットは、車速、舵角、アクセル開度、各車輪の変位な
らびにストラットの圧力センサがらの信号が入力され、
その出力で各サスペンションの流体圧をコントロールす
るようになっていて、コーナ入口ではステアリング特性
をニュートラルステア化して操縦性を向上し、出口では
アンダーステア化して安定性を向上するように構成した
ことを特徴とするものである。
【作   用】
したがって、コーナ入口では4輪駆動車におけるトルク
分配を前輪側を大きくすると共に、後外輪のサスペンシ
ョン反力を大きくし、コーナ出口においては後輪側を大
きくし、前外輪のサスペンション反力を大きくしている
【実 施 例】
以下、この発明の実施例を添付した図面に沿って説明す
る。先ず、第1図はこの発明が施される全輪駆動車のト
ルク伝達系の説明図であり、エンジン1の出力はトラン
スミッション2を介して遊星歯車機構によるセンターデ
フ3に入力され、センターデフ3のサンギヤ31から後
輪へのプロペラシャフト4が、リングギヤ32と同軸の
ギヤ33が設けられ、前輪へのプロペラシャフト5の入
力ギヤ51(ギヤ比1:1)に噛合っている。センター
デフ3でのトルク分配比は、フロントへのプロペラシャ
フト5に60%、リヤへのプロペラシャフト4に40%
となっている。 前記プロペラシャフト4には入力ギヤ41が設けられ、
この入力ギヤ41は前記プロペラシャフト5の入力ギヤ
51より後方に延びる部分に備えである油圧多板クラッ
チ6の出力軸61に設けた出力ギヤ62と噛合っている
(ギヤ比=入力ギャ41<出力ギヤ62)。 そして、プロペラシャフト4はリヤデフ7を介して後輪
71に、プロペラシャフト5はフロントデフ8を介して
前輪81にそれぞれトルクを伝達しており、前輪81は
操舵ハンドル9により転舵され、その負度は舵角センサ
91で検出されている。 そして、前記エンジン1にはスロットル11があって、
スロットル11の開度は開度センサ11S、エンジン1
の回転数は回転数センサ1s、アクセル12の開度はア
クセル開度センサ12s 、 )ランスミッション2の
選択ギヤはギヤポジションセンサ21によりそれぞれ検
出され、さらに、前後輪71.81の左右はそれぞれの
車輪?11,71R,811,81Hに設けたアクティ
ブサスペンション?21.72R,821,82Rに対
して、アクティブサスペンション用コントロールユニッ
ト200から制御信号が与えられる。 各センサからの信号はコントロールユニット10Gに入
力され、油圧多板クラッチ6の制御信号として取出され
、さらにはスロットル開度の制御信号も取出されている
。 とくに、アクティブサスペンション用コントロールユニ
ット20Gには、車速センサ14S、舵角センサ91.
アクセル開度センサ12sと共に、各サスペンションに
取付けた変位センサ73L、 73R,83L、83R
1ならびに、各アクティブサスペンションの圧力センサ
741.74R,84L、84Rからの信号が入力され
る。 そして、コントロールユニット100には、車速センサ
14S、舵角センサ91.エンジン回転数センサ1s、
アクセル開度センサ12S、車速センサ143などから
の信号が入力され、デユーティソレノイドバルブ101
に制御信号が出力される。このデユーティソレノイドバ
ルブ101は、エンジン出力で駆動されるオイルポンプ
63から油圧多板クラッチ6への油圧を制御している。 前記アクティブサスペンション用コントロールユニット
20Gは、アクセル開度センサ12S、舵角センサ91
.車速センサ14sや、各車輪の変位センサなどからの
信号を入力して、各車輪に装備したアクティブサスペン
ション72L、72R,821,82Rに与える反力を
制御する制御信号を出力し、この信号は油圧、あるいは
、空気圧などのポンプ201による流体圧路にアキュム
レータ202を介して組込まれている制御バルブ203
FL、203FR,203RL、203RRを独立して
開閉制御できるようになっている。 したがって、車両が旋回状態での荷重移動配分。 言換えると、アクティブサスペンションの反力配分は、
コーナリング入口では後輪への荷重移動配分を増やし、
コーナリング特性をニュートラル気味として、また、コ
ーナリング出口では前輪の荷重移動配分を増やして、車
両のコーナリング特性をアンダーステア気味とすること
で、操縦安定性を高め、さらには、油圧多板クラッチ6
の油圧を上げて後輪71へのトルク配分を増やしてトラ
クションを向上させる。 さらに、アクティブサスペンション用コントロールユニ
ット200では、各輪の変位センサ831.83R,7
4L、 74Rにより車輪のストロータを検出し、各輪
のストロークが「0」となるように、制御バルブ203
FL、203FR,203RL、203RRに対して制
御信号を供給し、ポンプ201から流体圧を各アクティ
ブサスペンションのストラットに供給する。 各輪への接地荷重の配分は、車速、舵角、アクセル開度
により決定し、中速状態で舵角、アクセル開度率の場合
には、後輪への荷重移動配分を増加してコーナリング特
性をニュートラルステア化し、中速状態で舵角、アクセ
ル開度大の場合には、前輪への荷重移動配分を増大して
アンダーステア化する。 このとき、トルクスプリット用コントロールユニット1
00では、車速と舵角との関係により前後輪へのトルク
分配比を決定し、制御信号がデユーティソレノイドバル
ブ101に供給されて油圧多板クラッチ6への油圧を制
御し、例えば、中速で舵角、アクセル開度大の場合には
、後輪へのトルク分配比をさらに増やし、回頭性と、ト
ラクションを増している。 これらの状態が第2図、第3図、および、第4図におい
て図示説明されており、基本的には車重負担各輪200
kj)fの場合、横Gにより前後輪掛せて200kgf
の荷重移動をしている車両のロールを制御する場合、第
2図(A)に対し、I、 U、 II[の荷重配分が考
えられ、■のモードのように後輪だけに荷重移動させる
と、オーバーステア化され、■のモードのように荷重分
配するとアンダーステア化され、コーナリング出口にお
いては好都合となるが、この状態で前輪への駆動力を増
しすぎると、前内輪はホイールスピンを起こし、駆動力
がロスになる。 以上の状態は第4図において、前後輪トルク分配比との
関係で図示されている。 【発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明のトルクスプ
リット型4輪駆動車は、コーナリングにおいてトルク分
配を制御すると共に、各車輪のアクティブサスペンショ
ンの荷重反力を各別に制御設定するように構成した事に
より、コーナ入口では後輪への荷重移動配分を増加する
ことで、ステアリング特性をニュートラルステア化して
操縦性を向上し、コーナ出口では前輪への荷重移動配分
を増加して、ステアリング特性をアンダーステア化し七
安定性の向上を図り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の実施例を示し、第1図は全輪駆動
車のトルク伝達系の説明図、第2図はコーナリングの状
態の説明図、第3図はコーナリングにおける移動荷重と
トルク分配との説明図、第4図は同移動荷重とトルク分
配との関係を示す線図である。 1・・・エンジン、1S・・・回転数センサ、11・・
・スロットル、11s・・・スロットル開度センサ、1
2・・・アクセル、12s・・・アクセル開度センサ、
14s・・・車速センサ 2・・・トランスミッション、21・・・ギヤポジショ
ンセンサ 3・・・センターデフ、31・・・サンギヤ4・・・プ
ロペラシャフト、41・・・入力ギヤ5・・・プロペラ
シャフト、51・・・入力ギヤ6・・・油圧多板クラッ
チ、61・・・出力軸、62・・・出力ギヤ、63・・
・オイルポンプ 7・・・リヤデフ、71・・・後輪、73L、 73R
・・・変位センサ、74L、 74R・・・圧力センサ 8・・・フロントデフ、81・・・前輪、83L、 8
3R・・・変位センサ、84L、84R・・・圧力セン
サ9・・・操舵ハンドル、91・・・舵角センサ特許出
願人    富士重工業株式会社代理人 弁理士  小
 ti6  信 浮量  弁理士  村 井   進

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)センターデフの出力を前輪,後輪にトルクスプリ
    ッタで分配すると共に、前輪のトルクの一部を油圧多板
    クラッチで後輪に分配するように構成したトルクスプリ
    ット型4輪駆動車において、車速と舵角との関係で定め
    られるトルク分配比でトルク分配するトルクスプリット
    用コントロールユニットと、車速と舵角との関係で各車
    輪のサスペンション反力を高めるアクティブサスペンシ
    ョン用コントロールユニットとを備え、前記アクティブ
    サスペンション用コントロールユニットは、車速,舵角
    ,アクセル開度,各車輪のアクティブサスペンションの
    変位ならびに圧力センサからの信号が入力され、その出
    力で各アクティブサスペンションの流体圧をコントロー
    ルするようになっていて、コーナリング入口ではステア
    リング特性をニュートラル化し、出口ではアンダーステ
    ア化して操縦安定性を向上するように構成したことを特
    徴とするトルクスプリット型4輪駆動車。
JP26887787A 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車 Pending JPH01109122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26887787A JPH01109122A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26887787A JPH01109122A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01109122A true JPH01109122A (ja) 1989-04-26

Family

ID=17464501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26887787A Pending JPH01109122A (ja) 1987-10-23 1987-10-23 トルクスプリット型4輪駆動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01109122A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020121626A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 マツダ株式会社 車両システム
JP2020121627A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 マツダ株式会社 車両システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020121626A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 マツダ株式会社 車両システム
JP2020121627A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 マツダ株式会社 車両システム
US11458836B2 (en) * 2019-01-30 2022-10-04 Mazda Motor Corporation Vehicle system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0572290B2 (ja)
JPH0616061A (ja) 4輪駆動制御装置
US7458437B2 (en) Arrangement in a four-wheel drive motor vehicle
US8055420B2 (en) Vehicle control device
JPS62181918A (ja) 車両の後輪トルク配分制御装置
DK154998B (da) Firhjulsdrevet koeretoej
JPH01109122A (ja) トルクスプリット型4輪駆動車
JP2826580B2 (ja) 車両用左右輪間トルク移動制御装置
US20040011572A1 (en) Vehicle dynamic ride control
JPS62198522A (ja) 車両用駆動系クラツチ制御装置
JPH01109181A (ja) 4輪駆動4輪操舵車
JPH0725269B2 (ja) 車両の後輪トルク配分制御装置
JPS5945268A (ja) 4輪操舵車の操舵角制御方法
JPH01215673A (ja) トルクスプリット型4輪駆動4輪操舵車
JPH01109123A (ja) トルクスプリット型4輪駆動車
WO2002036383A1 (en) Motor vehicle and a method for propelling the same
JPH01148625A (ja) トルクスプリット型4輪駆動車
JPH0725268B2 (ja) 車両の後輪トルク配分制御装置
JPS62205824A (ja) 車両の後輪トルク配分制御装置
JPH01111530A (ja) トルクスプリツト型4輪駆動車
JPH02241838A (ja) 四輪駆動車
JPH0485137A (ja) 動力伝達装置
JPS63207727A (ja) トルク制御方式2重エンジン自動車
JPS632732A (ja) 4輪駆動車のトルク配分制御装置
JPH01109124A (ja) トルクスプリット型4輪駆動車