JPH0110902Y2 - - Google Patents

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JPH0110902Y2
JPH0110902Y2 JP4109383U JP4109383U JPH0110902Y2 JP H0110902 Y2 JPH0110902 Y2 JP H0110902Y2 JP 4109383 U JP4109383 U JP 4109383U JP 4109383 U JP4109383 U JP 4109383U JP H0110902 Y2 JPH0110902 Y2 JP H0110902Y2
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JP
Japan
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case
cap core
frequency coil
core
threaded portion
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JP4109383U
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JPS59146917U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキヤツプコアが螺合する高周波コイル
のケースに関する。
インダクタンス可変型の高周波コイルにおいて
コイルを被うキヤツプコアを金属のケースに螺合
させてインダクタンスを調節する構造は公知であ
り、第1図には従来のこの種の高周波コイルのケ
ースの側面図、第2図には高周波コイルの縦断面
図が夫々示してある。
合成樹脂のベース4に嵌合された角筒状の金属
のケース1は対向する側面2を内側へ打抜いて設
けた突起部分3を端子ピン18が植設してあるベ
ース4の上面に係止し、ラグ5をベース4の底面
に押し曲げ、突起部分3とラグ5でベース4を上
下から挾持するようにして固定されている。螺子
部6は突起部分3の設けてある側面2に形成され
ており、ベース4に載置されているドラムコア7
に巻回されているコイル8を被うキヤツプコア9
が螺合している。キヤツプコア9はケース1の上
側の面14にあるキヤツプコア調整用の孔10か
らドライバーで回動される。11はケースのアー
ス電極用ラグである。しかしながらこの種の高周
波コイルのケース1は上側の面14には孔10が
形成されただけであるが、下側が開放端15とな
つているので螺子部6の上側よりも下側の方が広
がりやすく、キヤツプコア9の上下の位置でトル
ク値が異りやすい。これは主に螺子部6を形成す
る時のケース1の変形に原因する。
第3図、第4図はその時のケース1の状態を示
す縦断面図である。ケース1の内側の金型12と
外側の金型13によりケース1の側面2をプレス
して第3図のように螺子部6が形成される。そし
て金型12,13を除いた後は第4図のように螺
子部6の下側は弾性的にやや広がるが、上側は面
14により弾性的な変形が下側より少い。従つて
対向する螺子部6の間隔は上側ほど狭く、下側ほ
ど広くなり、キヤツプコア9は上側ほど強く押圧
されることになる。
本考案はこのようなケース1の変形によつて生
ずるキヤツプコア9のトルク値の変動やそれに帰
因するキヤツプコア9の破損の防止を目的とす
る。さらにケースの許容される変形範囲が狭くな
ることによるその歩留りの低下を防ぐ目的を有す
る。
本考案はコイルを被うキヤツプコアが螺合する
高周波コイルのケースにおいて、金属のケースは
下側を開放端とし、上側にキヤツプコア調整用の
孔を設けて角筒状に形成してあり、少くともその
対向する2側面にキヤツプコアの螺合する螺子部
が下側から上側にかけて幅が狭くなるように形成
されていることを特徴とする。
第5図は本考案の高周波コイルのケースの実施
例を示す側面図である。従来のケース1と対比さ
せて同一部分には同じ符号を付与して説明する
と、本考案のケース16の螺子部17はキヤツプ
コア調整用の孔10の形成されている面14の側
の幅を狭くし、開放端15の側を広くしてある。
つまり下側から上側にゆくにつれて幅が狭くなる
ように形成されている。19は螺子部17の両側
の切溝である。
このように螺子部17を構成することにより螺
合するキヤツプコア9は同じ位置でも上側では螺
子部17との接触面積が小さくなり、下側では大
きくなる。そしてキヤツプコア9が移動する場
合、上側にあるときは螺子部17との接触面積が
全体的に小さくなるし、下側にあるときは大きく
なる。従つて押圧力が上側と下側で変化しても全
体的な接触面積が押圧力の影響を打消すように変
化してキヤツプコア9のトルク値は上下の位置に
関係なくほぼ一定にすることができ、キヤツプコ
ア9の破損事故もなくなる。又ケースの変形によ
るトルク値への影響も少くなるから、ケースの変
形の許容範囲も広くなり歩留りを向上させること
もできる。
以上のように本考案のケースの実施例を端子ピ
ン18を有する典型的な高周波コイルで説明した
が、このような実施例に限定されるものではな
い。例えば近時ドラム形コアに端子電極を形成
し、基板の回路パターンに端子電極を直接面接続
するチツプ形の高周波コイルが開発され、大きさ
も1辺が3mmから4mmの立方体に入る程度であ
る。ドラム形コアにケースを被せてインダクタン
ス可変型にする場合、ケースの大きさは前記した
高周波コイルとほぼ同じ大きさであり非常に小さ
くなるのでその変形がわずかでもキヤツプコアの
トルク値への影響が大きくケースの歩留りも低下
する。このような場合本考案のケースを用いれば
特に効果的である。又実施例では螺子部17の両
側に切溝19を設けたが、切溝19を設けること
なく単にプレスで変形してあるだけでもよい。た
だチツプ形の高周波コイルや端子ピンを有する高
周波コイルに用いられる1辺が5mm程度以下のケ
ースの場合、切溝19を説けた方が螺子部形成時
の変形が小さく望ましい。無論螺子部17の中央
に別の切溝を設けることもできる。
このように本考案の高周波コイルのケースは螺
子部の幅を変えるだけの簡単な構成であるが、大
きな効果をもたらしきわめて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高周波コイルのケースの側面
図、第2図は従来の高周波コイルの縦断面図、第
3図と第4図は螺子部形成時の状態を示すケース
の縦断面図、第5図は本考案の高周波コイルのケ
ースの側面図である。 1,16……ケース、2……側面、3……突起
部分、4……ベース、5……ラグ、6,17……
螺子部、7……ドラムコア、8……コイル、9…
…キヤツプコア、10……孔、12,13……金
型、14……面、15……開放端、19……切
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを被うキヤツプコアが螺合する高周波コ
    イルのケースにおいて、金属のケースは下側を開
    放端とし、上側にキヤツプコア調整用の孔を設け
    て角筒状に形成してあり、少くともその対向する
    2側面にキヤツプコアの螺合する螺子部が下側か
    ら上側にかけて幅が狭くなるように形成されてい
    ることを特徴とする高周波コイルのケース。
JP4109383U 1983-03-22 1983-03-22 高周波コイルのケ−ス Granted JPS59146917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109383U JPS59146917U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 高周波コイルのケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4109383U JPS59146917U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 高周波コイルのケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146917U JPS59146917U (ja) 1984-10-01
JPH0110902Y2 true JPH0110902Y2 (ja) 1989-03-29

Family

ID=30171689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109383U Granted JPS59146917U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 高周波コイルのケ−ス

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JP (1) JPS59146917U (ja)

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JPS59146917U (ja) 1984-10-01

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