JPH01108898A - 信号受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は信号受信装置に関する。

［従来の技術］ 昨今、オーディオ機器及びビデオ機器（以下、ＡＶ機器
という。）の動作を遠隔より制御するために、赤外線信
号を用いたリモートコントロール装置が上記各機器に備
えられている。第４図はこのリモートコントロール装置
の受信回路のブロック図である。このリモートコントロ
ール装置の送信部から出力される赤外線信号は、第２図
に示すように、所定の周波数ｆ。で振幅変調された赤外
線領域の搬送波信号を２値信号に応じて出力するか否か
を択一的に切り換えて出力し、上記２値信号の情報を伝
送するための信号である。第４図において、該赤外線信
号はフォトダイオードｌに入射し電気信号に変換された
後、該電気信号が前置増幅器２、振幅制限機能を有する
リミッタ増幅器３、及び赤外線信号のみを通過させる狭
帯域の帯域通過フィルタ（以下、ＢＰＦという。）４を
介して検波器５に出力される。検波器５は入力された電
気信号を包絡線検波した後、検波された信号を比較器６
に出力する。これに応答して比較器６は所定のしきい値
レベルと比較し、しきい値レベル以上の信号を選択して
出力する。比較器６によって選択された信号は、積分器
７及び信号を波形整形するためのヒステリシス比較器８
を介して信号検出′及び処理回路９に出力される。信号
検出及び処理回路９は入力された信号から所定の同期信
号を抽出して該信号の符号検出を行い、検出結果に応じ
て被制御機器（図示せず。）の遠隔制御を行う。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の従来例の受信回路では、例えば大
きなエネルギーを有する太陽光や蛍光灯の電源のオン・
オフにより発生する光等の雑音光がフォトダイオードｌ
に入射した場合、上記雑音光のレベルが大きく、また該
雑音光が比較的広い帯域とランダムな位相を有するため
、上記ＢＰＦ４、比較器６及び積分器７により上記雑音
光を除去できない。従って、信号検出及び処理回路９は
受信されるべき信号と雑音光を区別することができず、
これによってしばしば受信回路が誤動作し誤った信号を
出力するという問題点があった。

本発明の目的は以上の問題点を解決し、所定の周波数で
振幅変調された搬送波信号を２値信号に応じて出力する
か否かを択一的に切り換えて出力される信号を受信し上
記２値信号を検出するための信号受信装置において、比
較的広い帯域とランダムな位相を有する雑音が人力して
乙、誤動作することかない信号受信装置を、提供するこ
とにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、所定の周波数で振幅変調された搬送波信号を
２値信号に応じて出力するか否かにより択一的に切り換
えて出力される信号を検出する検出手段と、上記周波数
を含む所定の周波数範囲で上記検出手段の出力に対して
位相同期したか否かを示しかつ上記２値信号に対応する
信号を発生する位相同期手段を備えたことを特徴とする
。

［作用］ 以上のように構成することにより、上記検出手段が、所
定の周波数で振幅変調された搬送波信号を２値信号に応
じて出力するか否かにより択一的に切り換えて出力され
る信号を検出した後、上記位相同期手段が、上記周波数
を含む所定の周波数範囲で上記検出手段の出力に対して
位相同期したか否かを示しかつ上記２値信号に対応する
信号を発生する。従って、上記位相同期手段によって、
所定の周波数で振幅変調された搬送波信号を２値信号に
応じて出力するか否かにより択一的に切り換えて出力さ
れる信号を復調し上記２値信号を再生することができる
。また、上記位相同期手段は、上記周波数を含む所定の
周波数範囲のみで上記検出手段の出力信号に対して位相
同期したか否かを判断するので、例えば比較的広い帯域
とランダムな位相を宵する雑音が人力しても、上記位相
同期手段は位相同期することができず、上記雑音によっ
て誤動作することがない。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例であるＡＶ機器用リモート
コントロール装置の赤外線信号受信回路のブロック図で
あり、第１図において、上述の図面と同一のものについ
ては同一の符号を付している。

この赤外線信号受信回路が第４図の従来例の回路と異な
るのは、上記雑音光を除去するための位相同期回路（以
下、ＰＬＬ回路という。）２０を備えたことである。こ
の位相同期回路２０は位相比較器２１．低域通過フィル
タ（以下、ＬＰＦという。）２２及び電圧制御発振器（
以下、■ＣＯという。）２３により構成される。

第１図において、リモートコントロール装置の送信部か
ら出力された赤外線信号は、フォトダイオード１に入射
し電気信号に変換された後、該電気信号が、前置増幅器
２、受信される赤外線信号の周波数と同一の中心周波数
を有する狭帯域のＢＰＩ’；’１０、及び増幅器１１を
介して、ＰＬＬ回路２０の位相比較器２１の入力端子ｐ
ｔに出力される。

位相比較器２１は入力端子ＰＩに入力される信号と、Ｖ
ＣＯ２３から入力端子Ｐ２に入力される信号とを位相比
較し、該両信号の位相差を比例する電圧信号をＬＰＦ２
２を介してＶＣＯ２３に出力するとともに、入力端子ｐ
ｔとＰ２に入力される両信号が同期しているとき（以下
、同期状態という。）　Ｉ−ルベルとなり、かつ、上記
両信号が同期していないとき（以下、非同期状態という
。）Ｌレベルとなる位相エラー信号を端子ＥＯから出力
する。従って、この位相エラー信号は上記両信号が同期
状態であるか否かを示す信号である。ＶＣ０２３の自走
発振の中心周波数ｆ。はＶＣＯ２３に外付けの半固定コ
ンデンサＣｖの静電容量を変化することによって変化さ
れ、上記受信される赤外線信号の周波数に設定される。

このＶＣＯ２３は公知の通り、入力された電圧信号に基
づいて、上記中心周波数ｆ０を中心としたキャプチャー
レンジ内の周波数を有し、かつ、位相比較器２１の入力
端子Ｐ１に入力された信号に位相同期した信号を発生し
、位相比較器２１の入力端子Ｐ２に出力する。なお、Ｌ
ＰＦ２２のカットオフ周波数を変化することによって、
公知の通り位相同期の過渡応答特性を変化させることが
できる。

位相比較器２１の端子ＥＯから出力される位相エラー信
号は、所定のカットオフ周波数を有するＬＰＦ　＋　２
及び信号を波形整形するためのヒステリシス比較器１３
を介して信号検出及び処理回路９に出力される。

以上のように構成された受信回路の動作につぃて、第２
図のタイミングヂャートを参照して説明する。このリモ
ートコントロール装置の送信部（図示せず）は、第２図
に示すように、２値の送信符号がＨレベルとなるときの
み赤外線信号を所定の周波数「。の信号で振幅変調して
出力する。ここで、この変調された赤外線信号を第１図
の受信回路のフォトダイオードｌで受信する際、太陽光
や蛍光灯光等による比較的広い帯域とランダムな位相を
有する雑音光がフォトダイオードｌに照射されていると
する。このとき、フォトダイオードｌて受信される受信
信号は、上記赤外線信号と上記雑音光が重畳された信号
となり、この受信信号がフォトダイオードｌにおいて電
気信号に変換された後、ＢＰＦＩＯ及び増幅器１１を介
してＰＬＬ回路２０の位相比較器２１に出力される。

位相比較器２，１は、入力端子Ｐ１に入力された信号と
、入力端子Ｐ２に入力された信号の位相比較を行い、両
信号の位相差に比例する電圧信号をＬ　Ｐ　Ｆ　２２．
を介してＶＣＯ２３に出力するとともに、上記位相エラ
ー信号を端子ＥＯからＬＰＦＩ２及びヒステリシス比較
器１３を介して信号検出及び処理回路９に出力する。こ
こで、位相比較器２１は、所定の周波数ｆ。で振幅変調
された上記赤外線信号の受信時には、上記位相同期状態
にあるので、Ｈレベルの位相エラー信号を出力し、一方
、上記赤外線信号を受信できず雑音光が受信されている
時には上記非同期状態であってランダムな位相を有する
雑音光が入力されているので、上記位相比較器２１は■
４レベルとＬレベル間をランダムに変化する位相エラー
信号を出力する。ＨレベルとＬレベル間をランダムに変
化しＬＰＦ１２のカットオフ周波数よりも高い周波数を
有する上記信号はＬＰＦ　ｌ　２によって除去され、Ｌ
ＰＦ　１２の出力端にはＨレベルの位相エラー信号のみ
が出力され、該信号がヒステリシス比較器１３において
波形整形された後、信号検出及び処理回路９に出力され
る。この波形整形された位相エラー信号は、従来例のヒ
ステリシス比較器１３から出力される信号に対応し、信
号検出及び処理回路９は入力された信号から所定の同期
信号を抽出して該信号の符号検出を行い、検出結果に応
じて被制御機器の遠隔制御を行う。

以上説明したように、ＰＬＬ回路２０を備えたので、比
較的広い帯域とランダムな位相を有する雑音光が入射し
ても該雑音光の信号がＰＩ、Ｌ回路２０及びＬ［’Ｆ　
１２によって抑圧され、上記雑音光が除去された赤外線
信号の２値信号を再生することができる。また、ＰＬＬ
回路２０のキャプチャーレンジは比較的広く、送信部の
変調周波数の偏差が比較的大きく許容されるので、送信
部の変調周波数の発振器をＬＣ発振器等の比較的安価で
あって簡単な回路で構成することができるという利点が
ある。

第３図は、第１図の受信回路の具体例の回路図であり、
第３図において、上述の図面と同一の機能を有するもの
については同一の符号を付している。

第３図において、重置増幅器２としてリコー（昧）製ｆ
ｌＦ３Ｌ１１型オートフォーカス用集債回路が用いられ
、この回路２に、２個のフォトダイオードｌａ、１ｂが
接続されるとともに、出力電圧をオフセット調整するた
めのオフセット調整回路３０が接続される。回路２の出
力端子である２個のバアファｌ出力端子及びバアファ２
出力端子は、上記フォトダイオードＩａ、ｌｂで検出さ
れ電気信号に変換され増幅された信号の出力端子であっ
て、各出力端子はそれぞれ接続端子Ｔ１．Ｉ２に接続さ
れる。ここで、接続端子ＴＩ、Ｔ２に近接して接続可能
に接続端子Ｔ３が設けられる。例えば、フォトダイオー
ドＩａを使用する場合は、第３図に示すように、接続端
子Ｔ１とＩ３をリード線で接続し、一方、フォトダイオ
ード１ｂを使用する場合は、接続端子Ｔ２とＩ３をリー
ド線で接続する。接続端子Ｔ３は、インバータＩＮＶＩ
を含むＢＰＦ　Ｉ　Ｏ１結合用コンデンサ０１２、及び
２個のインバータｔＮＶ２．ＩＮＶ３を含む増幅器１１
を介して、ＰＬＬ回路２０内のモトローラ製ＭＣＩ４０
４６８型ＰＬＬ集積回路３１の端子ＰＣＡに接続される
。このＰＬＬ集積回路３！は、位相比較器と■ＣＯを備
え、ＬＰＦ２２は２個の抵抗Ｒ１，、Ｒ，、とコンデン
サＣ＋ｓの外付は部品で構成される。この回路３１の位
相エラー信号の出力端子ＰＣＰは、ＬＰＦ　１２と積分
器１４の並列回路、及び２個のインバータＩＮＶ５及び
Ｉ　Ｎ　Ｖ　６て構成されるヒステリシス比較器１３を
介して、信号検出及び処理回路９に接続される。積分器
１４はインバータＩＮＶ４と１個の電解コンデンサＣＩ
８を含み、ＬＰＦ１２のカットオフ周波数よりも高い周
波数帯域の信号成分に対して積分動作を行い、より良好
な信号波形を得るために設けられる。以上のように構成
された第３図の受信回路は、概ね第１図の回路に対応し
、第１図の回路と同様に動作する。

以上の実施例においては、搬送波信号が赤外線の波長を
有する赤外線信号について述べたが、これに限らず、他
の波長を有する搬送波信号に広（適用することがてきる
。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、所定の周°波数で
振幅変調された搬送波信号を２値信号に応じて出力する
か否かにより択一的に切り換えて出力される信号を検出
する検出手段と、上記周波数を含む所定の周波数範囲で
上記検出手段の出力に対して位相同期したか否かを示し
かつ上記２値信号に対応する信号を発生する位相同期手
段を備えたので、所定の周波数で振幅変調された搬送波
信号を２値信号に応じて出力するか否かにより択一的に
切り換えて出力される信号を復調し上記２値信号を再生
することができる。また、上記位相同期手段は、上記周
波数を含む所定の周波数範囲のみで上記検出手段の出力
信号に対して位相同期したか否かを判断するので、例え
ば比較的広い帯域とランダムな位相を有する雑音が入力
しても、上記位相同期手段は位相同期することができず
、上記雑音によって誤動作することがないという利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるＡＶ機器用リモートコ
ントロール装置の赤外線信号受信回路のブロック図、 第２図は第１図の回路の各部波形を示すタイミングチャ
ート、 第３図は第１図の受信回路の具体例の回路図、第４図は
従来例の赤外線信号受信回路のブロック図である。 ！・・・フォトダイオード、 ２・・前置増幅器、 ９・・・信号検出及び処理回路、 １０・・・帯域通過フィルタ（ＢＰＦ）、１１・増幅器
、 １２．２２・・低域通過フィルタ（ＬＰＦ）、１３・・
・ヒステリシス比較器、 ２０・・・位相同期回路、 ２１・・・位相比較器、 ２３　・電圧制御発振器。　。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定の周波数で振幅変調された搬送波信号を２値
   信号に応じて出力するか否かにより択一的に切り換えて
   出力される信号を検出する検出手段と、 上記周波数を含む所定の周波数範囲で上記検出手段の出
   力に対して位相同期したか否かを示しかつ上記２値信号
   に対応する信号を発生する位相同期手段を備えたことを
   特徴とする信号受信装置。